ハルヒ「キョン。これあげる、これ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:21:24.95 ID:kruOTNJP0 キョン「なんだ?」 ハルヒ「飴よ。知らないの?」 キョン「そりゃ飴だってことぐらいわかる。そうじゃなくて」 ハルヒ「あんまり美味しくないのよ。これ」 キョン「いらんものを擦り付けるな」 キョン「…」モゴモゴ ハルヒ「ね?」 キョン「確かに。甘いうえになんか……スースーするな」 ハルヒ「美味しくないわよねぇ」ゴソゴソ キョン「ちょっ、人のカバンに流し込むな!」 ハルヒ「あげるあげる。ぜーんぶあげるわ!」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:25:42.80 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「あーん」 キョン「今度はなんだよ」 ハルヒ「こっちは美味しいわよ? ほらあーん」 キョン「何故そんなに飴ばっかり」 ハルヒ「そりゃあ……さぁ? いいから口開けなさいよ」 キョン「いらん世話すな。自分で食える」 キョン「…」モゴンモゴン ハルヒ「どう?」 キョン「……おばあちゃんの家で……盛ってそうな味」 ハルヒ「なにそれどういう意味?」 キョン「渋いというか、古いというか」 ハルヒ「なによ! バカにしてるの!?」ダーッ キョン「だからカバンに流し込むなと!」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:29:18.74 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「それよりキョン君に、素敵なプレゼントがあります」 キョン「君付けとか……はぁ」 ハルヒ「うっわ、ダサいリアクションね」 キョン「うるさい。で、なんだよハルヒさん」 ハルヒ「ちょっ、きゅ、急にさん付けとか辞めなさいよ! 変!」 キョン「意味がわからん」 ハルヒ「あんたのことだから、アレでしょ。シャーペンの芯、買ってないでしょ」 キョン「……あっ! 忘れてた」 ハルヒ「もう今日はあげないわよ」 キョン「そう言うなよ。俺が勉強できないと、俺が困るだろ」 ハルヒ「え? え? えっと……って、それじゃ当たり前じゃない!」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:38:16.46 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「昨日の帰りにね、文房具屋さん寄ったの。ついでに買ってあげたわよ」 キョン「なん……だと?」 ハルヒ「はい。もちろんタダじゃないからね! キッチリ色付けて返しなさい!」 キョン「それじゃキッチリとは言わんだろ。まあ、ナイスハルヒ」 ハルヒ「ありがとうって言いなさいよ」 キョン「ありがとうハルヒ」 ハルヒ「べっ、別にあんたの為じゃ……」テレテレ キョン「…」(じゃあ誰の為だよ) カチカチ キョン「……おぉ」 ハルヒ「うん」 キョン「あっ!」 ハルヒ「うん?」 キョン「お前これ……2Bじゃないか」 ハルヒ「そうね」 キョン「……濃い」 ハルヒ「文句言うな! それしかなかったもん! 死ね!」 キョン「死ねって。シャーペンの芯で死ねってお前」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:43:22.82 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「で、あたしが何を買ったかというと」ゴソゴソ キョン「…」(どうでもいい……) ハルヒ「見てよこれ。どこから消しても角で消せるケシゴム」 キョン「……なっ、なんだよそれ」 ハルヒ「ほらほら。こう……立体っていうか、どっからでも角で消せる」 キョン「へぇ、こんなのあるのか」ジー ハルヒ「なによ。興味深々ね」 キョン「そっ、そんなことないぞ?」 ハルヒ「使ってみる?」 キョン「おう」 ハルヒ「……へぇ」 キョン「! 違う違う! まあ、どんなのかなぁと、そんぐらいの興味だ」 ハルヒ「まあいいわ。ほら使ってみなさいよ」サラサラ キョン「……何故俺の名前」 ハルヒ「いいから消しなさいよ!」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 23:46:53.74 ID:kruOTNJP0 ケシケシ キョン「……この感触」 ハルヒ「…」 キョン「普通のケシゴムなら、二度しか味わえないこの感触」 ハルヒ「四回できるでしょ、上下で」 キョン「いいなぁこれ。凄くいいぞ」 ハルヒ「聞いてないし」 キョン「…」ジー ハルヒ「あげないわよ」 キョン「半分」キチキチッ ハルヒ「! ちょっ、だめだめ! なにカッター出してるのよ! 叩くわよ」バシバシ キョン「痛い痛いっ! 言う前に叩いてるじゃないか!」 ハルヒ「欲しかったら買ってきなさいよ」 キョン「なあ、またついでに俺の分も」 ハルヒ「やだー。もう文房具屋さんに寄る用がないもーん」 キョン「……ハルにゃん」 ハルヒ「そっ、そんな呼び方してもだめっ! だめったらダメッ!」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 23:55:33.60 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「あれ? カッターの刃、錆びてるじゃない」 キョン「ん? おう、ほんとだ」 ハルヒ「切れ味が悪いと怪我するわよ」 キョン「なんでだよ」 ハルヒ「あれー? 切れないわねー、もっと力いれて……シャッ!」 キョン「うおおっ」 ハルヒ「とまあ、そんな感じに」 キョン「……ゾッとするな」 ハルヒ「変えなさいよ」 キョン「まだ残ってる。折るよ」チキチキッ ハルヒ「あっ、まってまって!」 キョン「?」 ハルヒ「あんたどんくさいから、絶対刃どっかに飛ばしちゃうでしょ」 キョン「いやお前、それぐらい俺でも」 ハルヒ「いいから貸しなさいよ……それっ」 カチッ               ポーン ハルヒ「あっ!」 キョン「……飛んでったな」 ハルヒ「…」 キョン「早く拾って来い。国木田が怯えてる」 ハルヒ「ごめん! っとにごめん!」スタスタ 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 00:02:01.00 ID:kruOTNJP0 ハルヒ「ノートも買ったのよ。ほら可愛いでしょ」 キョン「そうかぁ?」 ハルヒ「可愛いじゃない。この端っこに描いてるキャラがなんかエグくって」 キョン「……どういうセンスしてるんだお前」 キョン「別にいいじゃないか。普通のノートで」 ハルヒ「教科ごとに変えておけば、探しやすいでしょ?」 キョン「どうだかなぁ」 ハルヒ「あんたのノートなんて、どれがどれかわかったもんじゃないわ」 キョン「書いてるじゃないか。これが数学で、こっちが国語」 ハルヒ「……字が汚い」 キョン「心が綺麗な人は字が汚いんだよ」 ハルヒ「はぁ? あたしの字はこんなに綺麗じゃない!」 キョン「ほらみろ」 ハルヒ「あー」カキカキ キョン「! 変なイラストを描くな、こらハルヒ!」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 00:07:14.57 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「あんたがずらすから、擦れちゃったじゃない」 キョン「お前……マジックで」 ハルヒ「あっ。ここを塗りつぶして……ほら、パンダみたい!」 キョン「なんだよこれ……グレムリンにしか見えねぇ」 ハルヒ「まあいいじゃい。まだあんまり使ってなかったんでしょ」 キョン「尚更ダメだろ!」 ハルヒ「いいのいいの。だってあたしが……」ゴソゴソ キョン「?」 ハルヒ「これをあげるからー♪」スッ キョン「うわっ、なんだそれ……グロい」 ハルヒ「文句言うな! 二冊買ったら安かったの! このデザインしかなかったの!」 キョン「でもお前……嫌がらせとしか」 ハルヒ「もー、ブツブツ言うならあげないわよ!?」 キョン「別にいらな」 ハルヒ「いいから貰っときなさい!」グィー     ポロポロ キョン「カバンに押し込むなと! 飴がこぼれてるだろ!」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 00:32:04.77 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「あーもー。なんでそうなのよぉ」 キョン「え?」 ハルヒ「だからー、なんで使いもしないのにそんないっぱい芯いれるのよ」 キョン「なんでって……」 ハルヒ「使ってるときかしゃかしゃ音して気になるでしょ?」 キョン「別に」 ハルヒ「なるの。二、三本でいいじゃない。ほらほら」スッ キョン「あぁっ」 カチカチ ハルヒ「……調子いいわね、このシャーペン」 キョン「いいだろ」 ハルヒ「あたしのこれと交換しましょうよ。これなんか使いにくい」 キョン「最初から使いにくいってわかってるのと何故変えなければ」 ハルヒ「いいじゃん。あっ、じゃあ次の授業だけ!」 キョン「まあそれぐらいなら」 ハルヒ「じゃあ借りるわね! ふんふーん♪」カキカキ キョン「あいよ……って、だから変な絵を描くな! 自分のノートに描け!」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 00:51:24.36 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「いいわねー、使いやすいわ!」 キョン「そうか、返せこのやろう」 ハルヒ「えー、くれるって言ったじゃない」 キョン「一言も言っとらんぞ」 ハルヒ「交換。こ・う・か・ん!」 キョン「俺も気に入ってるんだっての。それ」 ハルヒ「あたしも気に入ったわ!」 キョン「知るかっての」 ハルヒ「むー」 キョン「……わかったよ。じゃあこっち貰うからな」ヒョイッ ハルヒ「あ! そっちはだめ! それはお気に入りなのよ!」 キョン「だったら尚更だ。俺もそれ気に入ってるって言ってるだろ?」 ハルヒ「ふんっ、キョンのけちー。まあいいわ、じゃあ交換ね」 キョン「はいはい……ん? なんだこれ、このキャップのとこ……また変なキャラが」 ハルヒ「可愛いじゃない!」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 01:29:10.38 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「カバンの奥から変なお菓子出てきた」 キョン「なんだよ変なお菓子って……なんだそれは」 ハルヒ「さぁ? なんだっけ……あ、そうだ」 キョン「英語で書いてるな。外国のお菓子か」 ハルヒ「みくるちゃんに貰ったのよ」 キョン「朝比奈さんに?」 ハルヒ「なんか、知り合いが外国行ったときのおみやげだって」 キョン「へぇ。美味いのか」 ハルヒ「さぁ? 食べてみなさいよ」 キョン「俺かよ」 ハルヒ「毒見、どくみー」 キョン「いやお前……でも美味そうだな」 ハルヒ「やっぱり半分こ!」パキッ キョン「あっ」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 01:32:25.84 ID:LYc/v6sP0 キョン「…」モグモグ ハルヒ「へっほうほいひーはへ」モッシモッシ キョン「ふっへはらひゃへろ」モギッモギッ ハルヒ「はひおー」 ハルヒ「結構美味しいわね」 キョン「なんだろう、そんなに重くない……スニッ○ーズ」 ハルヒ「あー」 キョン「腹持ちは良さそうだよな」 ハルヒ「確かに。も一個あるわよ」 キョン「食っちまおう」 ハルヒ「でもあげないー」 キョン「くれないのかよ」 ハルヒ「ほしい? ねぇほしい?」 キョン「別に。食いたきゃ食えばいい」 ハルヒ「じゃあ食べるわ!」 キョン「……やっぱり半分くれ」 ハルヒ「ふふっ、最初からそう言いなさいよぉ」パキッ 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 01:40:33.60 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「ふはー……美味しかった」 キョン「なんというか、学校にお菓子持ってきすぎだろ。お前」 ハルヒ「そうかしら? あとチョコとガムもあるわよ」ゴソゴソ キョン「ほらな」 ハルヒ「ちょこちょこ買ってると、こうやって数が増えちゃうのよねぇ」 キョン「食い切ってから買えよ」 ハルヒ「嫌よ。色んな味を楽しみたいの」 キョン「なんて贅沢な……」モグモグ ハルヒ「そう言いながら食べてるじゃない」 キョン「据え膳食わぬは男のなんとかってな」 ハルヒ「違うわよ。据え膳喰わぬは武士の恥よ、このエロキョン」 キョン「そうか……って、何故にエロって言われんといかん」 ハルヒ「いやだって……ねぇ?」 キョン「?」 ハルヒ「あれ、わかってないの? へぇ……知ったかぶりね!」 キョン「なに、なんだよおい」 ハルヒ「ちゃ、ちゃんと食べなさいよね! 恥かかせるんじゃないわよエロキョン!」 キョン「なにがなんなんだよ……なんで顔真っ赤なんだよお前」 ハルヒ「なんでもないわよ!」ベシベシッ キョン「痛いって」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:08:09.77 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「甘いもの食べすぎて、歯が溶けちゃいそうね」 キョン「それもそうだな」 ハルヒ「そんなわけで塩っ辛いものを」ゴソゴソ キョン「あるのかよ」 ハルヒ「……なかった」 キョン「ないのかよ」 ハルヒ「あれ? そういえば英語の教科書……」ゴソゴソ キョン「おぉ、ハルヒ? もしかして忘れ物か?」 ハルヒ「そんなこと……」ゴソゴソ キョン「はっ、先に言っておくが貸せないからな」 ハルヒ「別に頼りになんか……あった」 キョン「ちっ」 ハルヒ「そんで、あんたはちゃんと持ってきてるの?」 キョン「そりゃもちろん。昨日の宿題もあったから……あれ?」ゴソゴソ ハルヒ「…」 キョン「……あの、涼宮さん」 ハルヒ「貸さないっ!」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:11:58.30 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「そもそも貸す、貸さないじゃなくて。席が縦だからどうしようもないじゃない」 キョン「それもそうだなぁ……誰かに借りてくるか」ガタッ ハルヒ「行ってらっしゃーい」フリフリ ハルヒ「……キョンの筆箱」スッ ハルヒ「うわぁ、なんにも入ってないわね。シンプルねぇ」 ハルヒ「飴の包み紙でも詰めときましょ」ゴソゴソ キョン「っと、まだ授業始まってないな」 ハルヒ「ギリギリじゃない」 キョン「古泉のところまで行ったんだけど、あいつも次英語の授業だったからさ」 ハルヒ「誰に借りてきたの?」 キョン「長門だ。っておい! なんだこれ、筆箱パンパンじゃないか!」 ハルヒ「あー……なんか谷口が」 キョン「お前か!? って、めっちゃ首を横に振ってるぞ。絶対ハルヒだろ」 ハルヒ「知らないわよ」 キョン「ほら! 入ってるの全部お前が持ってきた飴の包み紙じゃないか!」 ハルヒ「しーらないっ」 キョン「お前なぁ……」ゴソゴソ ハルヒ「! 人のカバンになにすんのよっ、こらっ!」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:16:17.74 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「有希の教科書、貸して?」 キョン「らくがきすんなよ」スッ ハルヒ「しっ、しないわよ!」 キョン「する気だっただろ」 ハルヒ「これでよし」パタン キョン「なにをしたんだよ……いたずらはやめろと」 ハルヒ「違うわよ。手紙挟んだの。バカなキョンに教科書かしてくれてありがとーって」 キョン「どれどれ」ペラッ ハルヒ「! み、見るなバカ! 見ちゃだめっ!」 キョン「なんでだよ」 ハルヒ「なんでもなの。黙って開かずに返してきなさい!」 キョン「わかったよ」スッ ハルヒ「いってらっしゃーい」フリフリ ハルヒ「…」 ハルヒ「って、一人にしたら絶対見るでしょあいつ!?」ダッ 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:25:46.82 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「! やっぱり!」 キョン「!?」 ハルヒ「開くなって言ってるでしょ! この鳥頭っ!」 キョン「失礼な」 ハルヒ「三歩歩いてすぐ忘れる……まったく!」グイッ キョン「あっ」 ハルヒ「なんで開くなって言ってるのに開こうとするのよ」 キョン「押すなって言われれば押したくなるだろ?」 ハルヒ「……あんたみたいなのがいるから、定期的に火災報知器が鳴り出すのよ」 キョン「それは……まあ……押したいよな」 ハルヒ「あたしも有希のとこに行くわ」 キョン「いいって。ちゃんと返してくる。もー読もうとしませんとも」 ハルヒ「一切信用できないわね!」 キョン「なんだよ、そんなに恥ずかしい内容なのか……エロハルヒ」 ハルヒ「べっ、別にそんなんじゃないわよ! っていうか、有希に書いたんだからあんたは読まなくていいの!」 キョン「余計気になるなぁ」 ハルヒ「いいからさっさと返しにいくわよ!」グイッ キョン「やめろ。腕が伸びる」 ハルヒ「伸びればいいのに」グィー 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:40:38.16 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「ゆっきぃー」 長門「?」 ハルヒ「はいこれ、キョンに貸してた教科書」 長門「…」コク ハルヒ「あとお礼の飴あげる。あーん」 長門「あーん」パク ハルヒ「それじゃ。また放課後ね?」 長門「…」モゴモゴ キョン「なんだって?」 ハルヒ「忘れ物しないでちゃんと勉強しろゴミムシって」 キョン「嘘つけ! いつから長門がそんなキャラになったんだ」 ハルヒ「ほらほら、教室帰るわよー」グィグィ キョン「だからひっぱるなと」 ハルヒ「じゃあ押すわ!」ググッ キョン「意味がわからん。痛いって」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 02:56:02.02 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「あれ? 雨降りそうね」 キョン「雨?」 ハルヒ「ほら、外。雲が」 キョン「あぁ。天気予報でも言ってたな。午後は降るかもって」 ハルヒ「うぇー。傘持ってきてないのにぃ」 キョン「濡れちまえばいい」 ハルヒ「あんた傘持ってきてるの?」 キョン「もちろん。というか、置き傘がある」 ハルヒ「……部室にあるかな。あったような気が」 キョン「それが俺のだ」 ハルヒ「ならいっか。それで帰ろっと」 キョン「人の話聞いてたか? おーい」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 03:22:54.32 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「ほっ、ほっと!」 キョン「楽しそうに階段を上るな、お前」 ハルヒ「早く帰らないと授業始まっちゃうでしょ?」 キョン「でも次自習だろ?」 ハルヒ「えーと、あぁ。そうだっけ」 キョン「だから遅れても遅れずとも、どっちでもいいんじゃないか」 ハルヒ「珍しいわよね。自習なんて」 キョン「珍しいから自習なんだよ。急に先生休んだし、代わりに入る人もいないなんて」 ハルヒ「あー、そうだ! さぼっちゃいましょ!」 キョン「……いやそれは」 ハルヒ「ちょっと傾きかけてるでしょ」 キョン「いやいや、全然」 ハルヒ「よし、そうしましょ! そりゃっ!」ダッ キョン「! っと! 飛び降りるなよ。危ないな」 ハルヒ「ナイシュキャーチ!」 キョン「噛んでるぞ。ほら、重いから退け」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 03:29:25.19 ID:LYc/v6sP0 キョン「でもどこに行くんだよ。ウロウロしてても見つかっちまうだろ」 ハルヒ「部室?」 キョン「鍵は」 ハルヒ「ここ?」チャリ キョン「何故持ってる」 ハルヒ「もう授業始まってるわね」 キョン「どうすんだよ。部室まで遠いぞ」 ハルヒ「だーっと走っていけばわからないんじゃない?」 キョン「モロバレだろ」 ハルヒ「まあいいわ。ゴキブリみたいにカサカサ行くわよ」 キョン「コソコソいけよ……じゃあこっちから行くか」 ハルヒ「っと、どこかのクラスが体育やってるわね」 キョン「……おぉ。古泉のクラスだな」 ハルヒ「あー、ほんとだ」 キョン「いいなぁ……女子の視線が集まってる……あの子可愛いなぁ」 ハルヒ「見るなっ!」ゴキッ キョン「!? 痛っ、おまっ、首がっ!」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 03:39:14.50 ID:LYc/v6sP0 ハルヒ「はい到着!」 キョン「ほら、早く鍵開けろって。外から丸見えだぞココ」 ハルヒ「なによ。わかってるわよ……キョンの小心者ー」 キョン「なっ」 ハルヒ「うーん……なんか爽快ねぇ」 キョン「そうか? で、なにをするんだよ」 ハルヒ「オセロでもする?」 キョン「授業をさぼった価値があるのか、それは」 ハルヒ「どうせ教室に居ても同じよ。はい、キョンは白ね」パチ キョン「あっ、勝手に……よし」パチ ハルヒ「弱いわねぇ! いつも古泉君と何を競ってるのよ!?」 キョン「……もう一回だ。今度は俺からな」パチ ハルヒ「何度でもやってやるわよ!」パチッ 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 04:39:31.46 ID:LYc/v6sP0 キョン「…」 ハルヒ「いやいや、どう考えてもムリでしょ?」 キョン「黙ってろ」 ハルヒ「ムリだってば。四つ角全部取ってるんだし」 キョン「…」 ハルヒ「だめだめねー。何度やっても勝てないってどういうことよ?」 キョン「わざと負けてやってるんだ」 ハルヒ「へぇ? じゃあこうする? 負けたほうが勝ったほうの言うことを聞く!」 キョン「それは……しなくてもいいんじゃないか」 ハルヒ「わざと負けてるなら楽勝でしょ? ほらいくわよ」パチッ キョン「くっ」パチ 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 12:48:24.83 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「…」 キョン「…」 ハルヒ「……あれ?」 キョン「だから言っただろう。俺はわざと負けてたって」 ハルヒ「なっ、嘘! だってあんた」 キョン「勝っても得るものがなければ、勝ち負けなんてどちらにも価値がないだろう?」 ハルヒ「絶対偶然! もっかい!」 キョン「おいおい、その前にすることがあるだろ? 俺の命令がまだだ」 ハルヒ「……なによ」 キョン「そうだな……じゃあ」 ハルヒ「?」 キョン「えーと」 ハルヒ「考えてないってことは、やっぱり偶然じゃなんじゃないの」 キョン「…」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 12:57:12.68 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「えぇ……やだぁ」 キョン「勝ったのは俺だ。肩もみしやがれ」 ハルヒ「もー、わかったわよ。こっち座りなさい」 モミモミ ハルヒ「なによあんた、ゴリゴリじゃない。どういう肩してんのよ」 キョン「あー……痛っ」 ハルヒ「我慢しなさいよ……それそれ」ゴリッ キョン「痛っ! ちょっ、もっと優しく」 ハルヒ「痛いってことは和らげないといけないってこと! 我慢我慢!」 キョン「あぎゃっ! おまっ、これじゃどっちが勝ったのか、いたたっ!」 ハルヒ「あはは、黙ってろー!」モミンモミン キョン「……肩、軽っ」 ハルヒ「でしょ?」 キョン「なんだ、ハルヒうまいな。肩もみ師範か」 ハルヒ「なによそれ」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 13:07:17.37 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「そうだ、あんたちょっとそこに寝てみなさいよ」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「ついでにマッサージしてあげる。ほら、寝た寝た!」ペシペシ キョン「寝ろって、床にか……最近掃除したかこの部屋?」 ハルヒ「気にしない気にしない!」ペシペシッ ハルヒ「よっと!」ポフ キョン「重い……」 ハルヒ「なっ、重くないわよ!」ドゴォ キョン「あがっ! 背中を殴るな!」 ハルヒ「まあいいからじっとしてなさいよ。動いたら叩くからね」モムンモムン キョン「何故に……んん」 ハルヒ「気持ちいいでしょー」モニュンモニュン キョン「あー……どーだかなぁー……」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 13:40:53.05 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「よっと、よっと」ポンポン キョン「……眠くなってきた」 ハルヒ「起きろー」ドゴォ キョン「オフッ!」 ハルヒ「はい終わり! はー、つかれた」 キョン「体が軽くなったような」 ハルヒ「でしょー」 キョン「なってないような」 ハルヒ「なってるの!」 キョン「まあなんだ、ありがとう」 ハルヒ「おかえしは?」 キョン「おかえし? いやいや、オセロで勝ったんだし」 ハルヒ「それは肩もみよ。あとのマッサージは有料よ!」 キョン「なん……だと」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 13:49:38.93 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「ひともみ500円ってところね。あたしを使ったわけだし」 キョン「何を言う。お前が勝手にだな」 ハルヒ「あー、疲れたわねー。誰の所為かしら?」 キョン「くっ……なんという」 ハルヒ「ふふっ。仕方ないから、おかえしはキョンの肩もみで許してあげるわよ」 キョン「そりゃまあ、いいけど。とりあえず椅子に座ろう」 ハルヒ「嫌よ。いいじゃない、たまには床に座りっぱ!」 キョン「床汚いぞ? 行儀悪いなぁ」 ハルヒ「いいのいいの。なんか、こうしてると……楽しいじゃない!」 キョン「よくわからんな」 ハルヒ「いいから肩もめー」ペター キョン「あぁもう。わかったわかった、そっち向いて座れ。重いって」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 14:00:05.79 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「うーん、全然気持ちよくないわね」 キョン「やわらかいしな。全然こってないぞ」モミモミ ハルヒ「キョンがヘタクソなのよ。もっと力入れて……もうちょい真ん中寄り」 キョン「ふむ」 ハルヒ「んー……全然だめっ!」 キョン「難しいな」 ハルヒ「キョンのへったくそー」 キョン「俺が悪いんじゃなくて、お前の肩が健康的すぎるんだよ」 ハルヒ「そうかしら?」 キョン「……肩こりしそうなアレなのに」ジー ハルヒ「なによ? どこ見てるのよこら」ムギュー キョン「いたたっ、手を抓るな。どこも見てないって」 ハルヒ「ほんとかしら? なんか胸の辺りに視線を感じたわ」 キョン「気のせいさ。気になるならこっち向けばいいじゃないか」 ハルヒ「もうちょいこのまま。はー、つかれた」ノペー キョン「重いと言ってるのに……」ナデナデ 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 14:10:39.87 ID:mXnYsJlo0 ヴィー ハルヒ「? 携帯、鳴ってるわよ」モゾモゾ キョン「こら、勝手にポケットから出すな」 ハルヒ「あ、谷口からメールきてるわ」 キョン「そして勝手に見るなよ……なんだって?」 ハルヒ「どこに居るんだーって」 カチカチ ハルヒ「……キョンはメール打つの遅いわね」 キョン「お前が早いんだよ。返したと思ったらすぐ返ってくる」 ハルヒ「現役女子高生を舐めないでほしいわね!」モゾモゾ キョン「もぞもぞすんな、メール打てんだろ。……っていうか、退け」 ハルヒ「貸してみなさいよ。あたしが返信してあげる」スッ キョン「あっ、こら。変なメール打つなよ?」 ハルヒ「打たない打たない……」カチカチ キョン「? なんだよ、見せろって」 ハルヒ「送信!」ピッ キョン「なっ!? 何を送った!?」 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 14:18:29.85 ID:mXnYsJlo0 キョン「……別に変な内容じゃないか」カチカチ ハルヒ「人を疑うなんてサイテーね!」 キョン「疑われるような行動をする奴も問題があるぞ」 ハルヒ「そんなことないわよー」 キョン「ちょっと、退け」 ハルヒ「嫌ー」 キョン「いいからどけって。ほらほら」ペシペシ ハルヒ「もうっ、なによ?」スッ キョン「胡坐をだな……ほら、座っていいぞ」 ハルヒ「ふふっ、座ってほしいんでしょ?」 キョン「嫌ならいいよ。椅子に座る」 ハルヒ「素直じゃないわねー」ポフ キョン「……どっちがなんだか」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 14:27:33.60 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「ポケットに飴入ってた」 キョン「どこにでも入ってるな」 ハルヒ「食べる?」 キョン「何飴?」 ハルヒ「黒飴」 キョン「何故に」 ハルヒ「美味しいじゃない、黒飴」 キョン「まあ嫌いじゃないけどよ」 ハルヒ「はい、あーん」 キョン「もうちょい右」 ハルヒ「この辺?」 キョン「そうそう」パクッ ハルヒ「! ちょっと、指まで食べないでよ?」 キョン「ん」モゴモゴ ハルヒ「されたことにはちゃんとお返ししなさいよ。はい」スッ キョン「ほら、カバみたいに口あけろ。バカみたいでもいいぞ」 ハルヒ「はぐっ」ガリッ キョン「噛むなっ! 痛っ!」 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 14:43:38.54 ID:mXnYsJlo0 キョン「次は昼休みか……」 ハルヒ「お腹空いたわね」 キョン「あれだけお菓子食っておいてか」 ハルヒ「それはそれ、これはこれ?」 キョン「一年後には……俺よりでっかくなってるんじゃないのか?」 ハルヒ「失礼ね! あたしはお菓子食べても太らない体質なの!」 キョン「新種だなぁ」 キョン「でもあれだよな」 ハルヒ「ん?」 キョン「一緒に教室帰ったら……変なふうに思われそうだよな」 ハルヒ「そうかしら」 キョン「授業さぼって二人でなにやってたんだよってさ」 ハルヒ「別にいいじゃない。部室いたって言えば」 キョン「二人っきりでか?」 ハルヒ「恥ずかしいの? ふふっ、ちゅーがくせーじゃあるまいし」 キョン「恥ずかしいとか、そういうのじゃなくてだな……まあいいか」 ハルヒ「それに、今更あたしとあんたが一緒にいても気にする人なんていないわよ」 キョン「……それもそうかもなぁ」 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:09:04.59 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「今日、学校終わってから用事ある?」 キョン「特にないな」 ハルヒ「じゃあ、一緒に文房具屋さん行きましょうよ」 キョン「一緒に?」 ハルヒ「面白いのいっぱいあるから、ね?」 キョン「いいけど、自分のは自分で買えよ?」 ハルヒ「それはどうかしらねー」 キョン「でも雨降りそうだしなぁ」 ハルヒ「嫌?」 キョン「雨の中傘一本でウロウロするってのも」 ハルヒ「ぎゅーって引っ付いたら大丈夫でしょ」ギュー キョン「歩きづらいだろ? だから、雨降ったらまた今度」 ハルヒ「えー」 キョン「行きたければ、雨が降らないように祈ってればいいさ」 ハルヒ「それで降らないなら苦労しないわよ」 キョン「降らない降らない。絶対に降らないって思えば、な」 ハルヒ「?」 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:20:26.27 ID:mXnYsJlo0 キョン「そろそろ戻るか」 ハルヒ「チャイム鳴ってからでいいわよ」 キョン「そうか?」 ハルヒ「それに、別に急いで戻らなくてもいいもん」 キョン「そうかー」ワシワシ ハルヒ「髪を触るなー! やめなさいよぉ」クィクィ ハルヒ「よっと!」 キョン「?」 ハルヒ「あー、スカートに埃が」パンパン キョン「だから言ったろうに」 ハルヒ「ほらほら、キョンも立って」グィー キョン「なんだよ……っと」 ハルヒ「ついでだから、部室の掃除しましょ」 キョン「えぇっ」 ハルヒ「汚い部屋より綺麗な部屋のほうがいいでしょ、ほら箒持った!」 キョン「折角の自習の時間が……」 ハルヒ「もーじゅーぶん堪能したでしょ?」 キョン「どうだかなぁ」 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:26:49.41 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「わー、掃いたら沢山ゴミが」 キョン「……こんな汚れてるところに寝かされたのか」 ハルヒ「ほらほら。塵取り持ちなさいよ」 キョン「そのうち水拭きもしないとな」 ハルヒ「掃除道具借りてこないとね。ワックスも掛けたいわ」 キョン「朝比奈さんが転ぶだろうなぁ」 ハルヒ「あー……絶対転ぶわね」 キョン「頭に浮かぶよ。ふえぇって言いながら転ぶ様が」 ハルヒ「自分で掃除してても転びそうよね」 キョン「うむ」 ハルヒ「はい完了。ちょっとは綺麗になったんじゃない?」 キョン「机の上も片付けるか」 ハルヒ「後は放課後にしましょうよ。お腹空いたから教室に戻るわよ」グィグィ キョン「……本当にお前は自由だなぁ」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:30:20.30 ID:mXnYsJlo0 ハルヒ「ねぇねぇ。どうせ二人で戻るなら、手繋いで戻ってみる?」 キョン「なんでだよ」 ハルヒ「そりゃー、皆がどんな反応するかなぁって」 キョン「ちょっと困ったような顔して、すぐに目を逸らすんじゃないか?」 ハルヒ「そんであんたは後でボコボコにされるわね」 キョン「!?」 ハルヒ「あたしみたいに可愛い子と手繋いでラブラブなんて、嫉妬されるに決まってるわ!」 キョン「……自分で言うもんなぁ」 ハルヒ「まあモノは試しね! ほら行くわよー!」ギュー キョン「ちょっ、本当にそうするのかよ!?」 ハルヒ「ダッシュで戻るわよ! ほらほらー!」グィーッ キョン「まっ、まてこら! こらハルヒってば!」 126 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:32:44.40 ID:mXnYsJlo0 オチもねー山もねー意味もねー はい解散!