キョン (あぁ、長門がやめてって言う時の顔を見るとゾクゾクする) 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 03:53:34.34 ID:hexuoafR0 キョン 「」  ブン! 長門 「!!! なにをするの」 キョン 「今取り上げたお前のこの本、破ってもいいか?」 長門 「なぜ」 キョン 「なんで破るかってことか?」 長門 「そう」 キョン 「理由もくそもあるか」 長門 「いつもの……あなたはではない」 キョン 「んじゃ、破るぞ」 長門 「!!……やめて」 キョン (その顔だよ。無表情でその小さい口でやめてって言われるとゾクゾクする)  ゾクゾク キョン 「え?なんだって」 長門 「……やめて」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:38:43.66 ID:ibwuoD+2P キョン「やめてほしいのか?長門」 長門「……」 キョン「長門、やめてほしいなら言ってくれ」 長門「……」 長門「…やめて」 キョン「やめません」  ビリビリ 長門「……!」 キョン「おうっ…」ゾクゾクッ 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:43:12.08 ID:ibwuoD+2P 長門「……」 キョン「ハアハア…」 長門「…なぜ」 長門「…なぜ、こんなことを」 キョン「教えてほしいか?」 長門「……」 キョン「長門」 長門「?」  バチン!!! 長門「……!」 キョン「おうっ…」ゾクゾクッ 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:46:08.74 ID:ibwuoD+2P 長門「……」 キョン「ハアハア…」 長門「……」 キョン「…どうして殴られたか、わかるか? 長門」 長門「…わからない」 キョン「本当にわからないのか?よく思い出してみろ。胸に手を当てて」 長門「わからない。覚えがない」 キョン「そうか…なら仕方ないな」  バクンッ!!! 長門「……!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:49:54.89 ID:ibwuoD+2P キョン「ううっ…ああっ!!」ゾクゾクッ  ドカッ バキャッ 長門「……!」 長門「……や……」 キョン「なに?」ピタッ 長門「……」 長門「…やめ…て…」 キョン「あふあぁっ」ピーーーーン 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:54:19.96 ID:ibwuoD+2P 長門「……」 キョン「ハアハア…」 長門「…グスッ」 キョン「!!!」 長門「…グスッグスッ…」 キョン(泣いてる…泣いてるよあの長門が…!!) キョン(ああああ…!!!) 長門「グスッ…おしえ…グスッ…て…ほしい…」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 04:59:48.68 ID:ibwuoD+2P キョン「何をだ、長門」 長門「わからない…私が…あなたに…何をしたのか…」 長門「もし…私が…あなたに不快な思いをさせたのなら…謝る…」 長門「…ゆるして…ほしい…」グスッ キョン「……」 キョン「…長門」 長門「…?」グスッ  ぎゅっ 長門「……!!」 キョン「俺の方こそごめんな…いきなり叩いたりしちまって…ほんの冗談のつもりだったんだ」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:02:37.30 ID:ibwuoD+2P 長門「…ほん…とう…?」 キョン「ああ…ごめんな、怖かったか?」 長門「いい…平気…」グスッグスッ  ぎゅうっ 長門「グスッグスッ」 キョン「……」 キョン「なんちゃって」  バチンッ!!! 長門「!!?」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:06:17.08 ID:ibwuoD+2P キョン「ははっ。驚いたか長門」 長門「……」 キョン「いいか長門、よーーーく聞けよ」  バチンッ!!! 長門「……!!」 キョン「俺は」  バチンッ!!! キョン「おまえが」  バチンッ!!! キョン「大っっっ嫌いなんだよ!!!」  バクンッ!!! 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:10:03.46 ID:ibwuoD+2P 長門「……」 キョン「ハアハア…」 キョン「……長門」 長門「……」 キョン「もう二度とその不細工なツラを俺に見せるな、いいな」 長門「……!!!」  ガチャッ バタン 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:14:33.15 ID:ibwuoD+2P キョン「……」 キョン「……」そーっ 長門「……」 長門「……うっ」 長門「うう…う…あうっ…グスッ」 長門「ううううぅぅぅ…」 キョン「…!!!」ゾクゾクゾクッ キョン「ああああああっっっ!!」ピーーーーン 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:23:47.49 ID:ibwuoD+2P キョン「」ドビュッ ビュクビュクッ キョン「ハアハア…」  ガチャ 長門「……」  トボトボ キョン「……」 キョン(…最高だった。最高だったよ長門) キョン(よし…明日はハルヒだな) 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:27:53.81 ID:ibwuoD+2P ───── ハルヒ「有希、今日学校休んだんだって。風邪かしら?」 キョン「さぁな」 ハルヒ「お見舞い行ってあげたほうがいいのかな…」 キョン「人間たまには風邪の一つくらい引くだろ。別に平気さ」 ハルヒ「ん、そうかしらね…まぁ、明日も学校休むようだったら行ってあげましょ」 キョン「ああ」 ハルヒ「それよりキョン、ちょっと聞きなさい!」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:33:55.17 ID:ibwuoD+2P キョン「なんだ?」 ハルヒ「見なさいこれ! サッカー大会のお知らせよ! なんと優勝チームには賞金も出るんだって!」 キョン「……」 ハルヒ「サッカーってたしか11人よね? そうなると野球の時のメンバーじゃ二人足りないから…今度は誰誘えばいいかしら」 ハルヒ「それに野球と違って危ないから妹ちゃん入れるわけにもいかないわよね。んー…じゃあコンピ研のヤツらでも連れていきましょうか」 ハルヒ「ねえキョン、どう思う?」 キョン「ハルヒ、それちょっと見せてみろ」 ハルヒ「え、なによ? はい」 キョン「ん」  ビリビリ ハルヒ「!!!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:38:25.03 ID:ibwuoD+2P ハルヒ「…な…」 ハルヒ「な、いきなりなんてことすんのよあんたは! 何考えてんのよ!!」 キョン「何考えてんのだ?」 ハルヒ「えっ」 キョン「こっちが聞かせてくれ。なぁ、おまえはいつもいつも、何を考えて行動してるんだ? え? おい」 ハルヒ「えっ…え?」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:44:13.71 ID:ibwuoD+2P キョン「おまえはさ…人の迷惑ってもんを考えたことがあるのか? おまえの我儘ばっかり聞かされるこっちの身にもなってみろよ」 キョン「なあ」 ハルヒ「……」 ハルヒ「な……」 ハルヒ「な、なによ…! いきなりなんなのよあんた! あたしにケンカ売ってんの!?」プルプル キョン「うるせえんだよコラ」 ハルヒ「!!」ビクッ 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:47:49.45 ID:ibwuoD+2P キョン「……」 キョン「おいハルヒ」 ハルヒ「な、なによ」  バチンッ!!! ハルヒ「…!! 痛っ…!!」  バチンッ!!! ハルヒ「あっ!!」  バチンッ!!! ハルヒ「きゃあっ!!」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:51:33.28 ID:ibwuoD+2P ハルヒ「なっ、なにすんのよっ!!!」 キョン「うるせえって言ってんだろ」  バクンッ!!! ハルヒ「!! きゃあっ!!!」ドサアッ キョン「ハアハア…」 ハルヒ「……」プルプル ハルヒ「…や…」 キョン「!!」 ハルヒ「…や…めて…」 キョン「あふあぁっ!!」ゾクゾクッ 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:55:33.55 ID:ibwuoD+2P ハルヒ「……」 ハルヒ「…ううっ…」グスッグスッ キョン「!!」 キョン(ハルヒが…あの高慢ちきなあのハルヒが泣いている…!!) キョン(最高だ…!!)ビクビクッ ハルヒ「…キョン…あんた…急にどうしちゃったのよ…」グスッグスッ ハルヒ「あたし…あんたが怒るようなこと…なにかした…?」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 05:59:18.10 ID:ibwuoD+2P キョン「なにかした、だと?」 ハルヒ「えっ……?」 キョン「そんなこともわかんないのかよ、おまえ」 ハルヒ「えっ…なに? なんのこと…」 キョン「ダメだな。付き合ってられん。じゃあな、ハルヒ。もう会うこともないだろう」 ハルヒ「!!!」  ガチャッ ハルヒ「まっ…」 ハルヒ「待って!! 待ってよキョン!!!」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 06:03:40.99 ID:ibwuoD+2P キョン「離せっ」 ハルヒ「待って…お願い…謝る…謝るからぁ…!」  ぎゅうっ キョン「離せって言ってんだろ」 ハルヒ「お願い…あたし…あたしあんたがいなくなったら…また一人ぼっちに…!」  ドンッ!!! ハルヒ「きゃっ…!!!」ドサッ キョン「……」 キョン「うざいんだよ、おまえは」  バタン 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 06:07:52.95 ID:ibwuoD+2P キョン「……」 キョン「……」そーっ ハルヒ「うううう……」 ハルヒ「ああああああああああん」 ハルヒ「キョン…キョンんん…!!」 ハルヒ「あうう…グスッグスッ…」 キョン「…!!!」ゾクゾクゾクッ キョン「ああああああっっっ!!」ピーーーーン 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 06:10:33.88 ID:ibwuoD+2P キョン「」ドビュッ ビュクビュクッ キョン「ハアハア…」  ガチャ ハルヒ「……」  トボトボ キョン「……」 キョン(…最高だった。最高だったよハルヒ) キョン(よし…明日は…朝比奈さんだな) 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:26:58.79 ID:ibwuoD+2P ───── みくる「…涼宮さんも長門さんもお休みなんて、珍しいですねぇ…」 キョン「そうですね」 みくる「風邪でも引いたんでしょうか? お見舞いとか行った方がいいかなぁ」 キョン「大丈夫でしょう、きっと二人とも明日にはピンピンして現れますよ」 みくる「そうだといいけど…」 キョン「…それに」 キョン「俺は、久しぶりに朝比奈さんと二人きりになれて、ちょっと嬉しいんですよ」 みくる「へっ!?」 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:52:01.17 ID:ibwuoD+2P キョン「……」 みくる「……え……」 みくる「え、ええ〜っ、ど、どうしたんですかぁキョン君……」 キョン「……」 みくる「……」 みくる「…そ、その…」 みくる「あたしも…キョン君と二人になれたには…」 みくる「…とっても…嬉しい…です…」 キョン「本当ですか?」 みくる「は…はい…」 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:54:26.37 ID:ibwuoD+2P みくる「あっ、あっ、ごめんなさいっ、今お茶いれますね!」セカセカ  コトッ みくる「ど、どうぞ」 キョン「ありがとうございます」  ズズッ キョン「うん、いつもながら、おいしいです」 みくる「え、えへへ…ありがとうキョン君」 キョン「…朝比奈さん」 みくる「は、はいっ」 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:59:51.25 ID:ibwuoD+2P キョン「朝比奈さん、俺…」 キョン「俺、朝比奈さんのこと」 みくる「……」ドキドキドキドキ  ビチャッ みくる「……」 みくる「……」 みくる「……え……?」ポタポタ 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:05:33.57 ID:ibwuoD+2P キョン「ぷっ」 みくる「……」ポタポタ キョン「…熱くないんですか、朝比奈さん」 みくる「……」ポタポタ みくる「…え…キョン…君…」 みくる「…な、何を…」 キョン「まずいんですよ、このお茶」 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:20:02.19 ID:ibwuoD+2P みくる「え……」 キョン「あんたさ、自分で飲んだことあるの? これ。たしか、ないですよね」 みくる「……」 キョン「飲んでみりゃわかりますよ、どんだけまずいか。ほら、自分で確かめてみてくださいよ、ほら」  コポコポコポ ビシャッ みくる「!! あっ!! あっつ…!!」  ビシャッ みくる「熱っ!! あっ!!」  ビシャッ みくる「ああああっついいぃぃぃ!!」 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:29:48.04 ID:ibwuoD+2P キョン「ハアハア…」 みくる「うっ…うう…えうう」グスッグスッ キョン「……」 みくる「…や…」 みくる「やめ…て…キョン君…」 キョン「……」 キョン(…あれ?) キョン(なんだかあんまりゾクゾクこないな…どうしてだろう) 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:36:17.31 ID:ibwuoD+2P みくる「ひぐっひぐっ…」 みくる「どうして…こんなことするの…? あたし…キョン君に…何かした…?」 みくる「ええええええん…」 キョン「……」 キョン(そうかぁ…わかった。いっつもこの泣き顔を見慣れてしまってるから、哀願されてもいまいち新鮮さを感じないんだな) キョン(くそっ…無駄手間だった) キョン「朝比奈さん」 みくる「ひゃい…?」グスッグスッ  ビチャッ!!! みくる「あっつううううぅぅぅいいいいぃぃぃあああ!!!!」 キョン「すいませんでした。それじゃ」 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:45:57.19 ID:ibwuoD+2P キョン「…はあ」 キョン(くそ、物足りない。消化不良だ) キョン(もっと見たい…俺に向けられる苦悶と哀願の表情が…) キョン(しかしSOS団以外でもうこんなことをできるようなヤツは…) キョン「……」 キョン「そうだ、あいつがいるじゃないか」  ピッ 201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 22:51:48.43 ID:ibwuoD+2P  プルルルルルルルル 佐々木「? 誰だろう…」 佐々木「……」 佐々木「きょ、キョンからだ……」 佐々木「……」ドキドキドキ  ピッ 佐々木「もしもし」 キョン『おう、佐々木か? 久しぶりだな』 佐々木「なんだキョンか。どうしたんだい僕に電話なんて珍しい」 222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/09(水) 23:39:30.22 ID:ibwuoD+2P キョン『ん、いや実はな、どうしてもおまえに話たいことがあって』 佐々木「えっ」ドキッ キョン『明日会えないか?』 佐々木「え……っと、あ、明日かぁ。えーっと、そうだね、うん、明日なら……大丈夫かな」ドキドキ キョン『そうか。じゃあ明日の昼の12時頃に○○公園に来てくれ。ボートのある公園だぞ。じゃ、待ってるからな』 佐々木「う、うん」  ピッ 佐々木「……」 佐々木「……」ドキドキドキ 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:33:01.30 ID:NhrjzxXEP ───── キョン「よっ」 佐々木「やあ」 キョン「悪いな、待たせちまったか?」 佐々木「そうでもないさ、僕も今来たところだよ」 佐々木(本当は一時間前から待ってたんだけど) 291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:34:52.14 ID:NhrjzxXEP キョン「……」 キョン「それにしても」 佐々木「ん?」 キョン「なんかおまえ、見違えたな」 佐々木「え、えっ? 何がだい」 キョン「いや、なんというか、女らしくなったというか……可愛くなったな」 佐々木「え……そ、そう……かな」ドキドキ 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:35:56.73 ID:NhrjzxXEP キョン「ああ。服装のせいかな? それに化粧もちょっと入ってるだろ。大人っぽくなったよ」 佐々木「くっくっ。ありがとう。でも、君は変わらないな」 キョン「悪かったな」 佐々木「くっくっ。いいんだよ、君はそれで。僕はキョンのそんなところが…」 キョン「ん?」 佐々木「い、いや、なんでもない」 295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:43:35.18 ID:NhrjzxXEP キョン「お、ボート貸出してるな。乗りたいけどあれ結構高いんだよなぁ」 佐々木「うん…」 佐々木「あの、ところでさ、キョン。僕に話したいことがあるって言ってたけど」 キョン「ああ」 佐々木「どうかしたの?」 キョン「うん…」 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:51:45.33 ID:NhrjzxXEP キョン「あのさ、佐々木」 キョン「おまえ今、付き合ってるヤツとかいるのか?」 佐々木「えっ」ドキッ 佐々木「……」 佐々木「い、いないけど…」ドキドキドキドキ キョン「そうか」 佐々木「……」 佐々木「好きな人なら…いるけどね…」 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:56:21.63 ID:NhrjzxXEP キョン「好きな人いるのか」 佐々木「うん…」 キョン「誰? 同じ高校のヤツ?」 佐々木「ち、違うっ」 佐々木「キョンこそ、そういう君はどうなんだい。付き合っている人も好きな人もいないのか?」 キョン「付き合ってる人はいないけど、好きな人ならいるぞ、俺も」 佐々木「え」ドキッ 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 18:58:53.30 ID:NhrjzxXEP 佐々木「……」 佐々木「だ、誰?」ドキドキドキドキ キョン「……」 キョン「…俺の好きな人…はな…」 キョン「佐々木」 佐々木「!!」  ドンッ 佐々木「えっ」  ボチャン! 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 19:09:13.99 ID:NhrjzxXEP  バッシャバッシャ 佐々木「…!! あっ、あぷっあぷっ…!」 キョン「ははは」 佐々木「…げほっげほっ!」 キョン「ふふふ」 キョン「大丈夫か佐々木? びしょ濡れだな」 佐々木「……」 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 19:26:34.26 ID:NhrjzxXEP 佐々木「……どういうことだい?」ポタポタ キョン「何が?」 佐々木「今……僕のことを突き落したように見えたんだけど、勘違いかな?」ポタポタ キョン「いや、突き落したぞ」 佐々木「…!!」  ドンッ 佐々木「!? きゃあっ!!!」  ボチャン! 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 19:31:46.77 ID:NhrjzxXEP  バッシャバッシャ 佐々木「…!! あっ、あぷっ…!」 キョン「ははは」 佐々木「…げほっげほっ! キョン!! 君はいったい何を…!」  バチンッ!! 佐々木「!! きゃっ…!」 キョン「ハアハア」 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 19:35:48.59 ID:NhrjzxXEP 佐々木「…!? え…?」 佐々木「きょ、キョン……何を……」  バチンッ!! 佐々木「あっ!!」  バチンッ!! 佐々木「いっ…!!」  バチンッ 佐々木「あうっ!!」 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 19:40:55.81 ID:NhrjzxXEP キョン「ハアハア…」 佐々木「……」ガタガタ フルフル 佐々木「…や…」 キョン「!!」 佐々木「やめ…て…キョン…」ポロポロ キョン「ああッ!!!!」ドクンッ 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 20:16:05.72 ID:NhrjzxXEP 佐々木「…ううっ…グスッ…ケホッケホッ…」 佐々木「…どう…して…」 佐々木「どうして急に…こんな…」 キョン(結構長い付き合いだけど…こいつのこんな顔を見るのは初めてだな…) キョン(正直…たまらん…)ビクンビクン 佐々木「僕が…君に何かしたのかい…?」 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 20:18:01.41 ID:NhrjzxXEP キョン「そんなこともわかんないのかよ」  バシンッ!! 佐々木「あっ!!」 佐々木「うっ…えっぐ…」 佐々木「あ…あた…し…」 佐々木「あたし…今日…すごい楽しみで…キョンが…何言ってくれるのかって…」グシッグシッ 佐々木「…なのに…どうして…」ポロポロ キョン「おふうっ」ゾクゾクッ 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 20:40:34.54 ID:NhrjzxXEP 佐々木「ぐすっ…ぐすっ…」 キョン「……」 キョン「佐々木」 佐々木「……」 キョン「悪かった。こんなこと…するつもりじゃなかった」 キョン「でも、言いたいことがあるってのは本当なんだ」 佐々木「え……」 キョン「…俺…」 キョン「俺、おまえのことが、前から好きだったんだ」 佐々木「…!!!」 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:07:49.84 ID:JST1bV4T0 佐々木「でも・・・じゃあいまのはなんだったんだい?」 キョン「……実は俺は好きな子の泣き顔をみて自慰をする性癖があるんだ」 佐々木「!?」 キョン「悪かった。でもお前が好きっていうのは本当なんだ!」 キョン「信じてくれ・・・」 佐々木「キョン・・・」 キョン「僕は・・・僕は・・・」 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:15:55.08 ID:JST1bV4T0 佐々木「それでも・・・僕はキョンが・・・」 キョン「返事を・・・聞かせてくれないか?」 佐々木「僕はキョンを受け止めたい!」 キョン「佐々木!!」 佐々木「僕もキョンのことがずっと好k」 キョン「なーんちゃって☆」 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:21:32.41 ID:JST1bV4T0 佐々木「・・・・・・え?」 キョン「冗談にきまってんだろ」 キョン「今日び僕ッ子とかはやんねーんだよ」 キョン「寝言は寝て言えよ」 佐々木「キョン!!ひどすぎるんじゃないか!!!」 キョン「俺のことをそんな目でみてたのかよ」 キョン「ひどいのはどっちだ」 キョン「あーあー裏切られたぜ」 佐々木「ぼ・・・わたしは本気で・・・」ボロボロッ キョン「いまさら言い直してんじゃねぇ」 キョン(ああッTAMARANAI!!!!)ビクンビクン 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:31:00.02 ID:JST1bV4T0 キョン「じゃあな。会いたくなったら連絡する。」 佐々木「うわあああああ!!!」ダッ キョン「!!!!」ピーーーーン キョン(も・・・もうたまらん・・・)アフンアフン キョン(しかし・・・公園のど真ん中で自慰にふけるほど俺は変態じゃない) キョン(この猛りをどうしたらいい・・・!) 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:33:20.83 ID:JST1bV4T0 大変申し訳ございません ネタがつきかかっております お手数おかけしますが安価でいってもいいですか? 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:36:45.24 ID:JST1bV4T0 次の対象 >>375 佐々木以外なら可 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:38:43.55 ID:jKVD9Moh0 朝倉 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:43:04.21 ID:JST1bV4T0 キョン「そうだ・・・!!!朝倉だ!!」 キョン「まだあいつがいた・・・!!」 キョン「俺を殺そうとした時や自分が消えるときでさえ笑顔だったあいつを・・・」 キョン「想像するだけで・・・」ピック キョン「しかし消えてしまったあいつを呼び出すにはどうしたら・・・」 キョン「そうだ!長門に頼もう!」 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:48:24.72 ID:JST1bV4T0 ピンポーン 長門「・・・だれ?」 キョン「俺だ」 長門「!?」 長門「何を・・・しにきたの・・・?」ビクビク キョン「学校休んだだろ?心配になったんだ。傷つけたんじゃないかってな」 長門「大丈夫。だから帰って。いまは会えない」 キョン「いや、一言だけ謝らせてくれないか?顔をみていいたいんだ・・・」 キョン「頼む・・・」 長門「・・・・・・・・・」  ガチャ 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 00:53:47.93 ID:JST1bV4T0 長門「・・・・・・」 キョン「長門・・・あの時はすまなかった・・・」 キョン「どうかしてたんだと思う・・・」 キョン「長門さえ・・・許してくれるなら」 長門「もういい。わかった」 長門「あなたの気持ちはわかった。わたしはあなたを許す」 キョン「長門!ありがとう!」 ッギュ 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:00:07.50 ID:JST1bV4T0 キョン「長門・・・聞いてくれ・・・」 キョン「実は俺は好きな子の泣き顔をみて自慰をする性癖があるんだ」 長門「!?」 キョン「でも俺はこれ以上長門を傷つけたくはない!」 キョン「だから頼みがあるんだ・・・」 長門「・・・何?」 キョン「朝倉を復活させてくれないか?」 長門「!?」 長門「ダメ・・・危険すぎる。それに因果関係が認められない」 キョン「もちろん能力や体の自由を奪った上でだ!」 キョン「朝倉にこの性癖ぶつけて性欲を解消すれば俺は長門を傷つけずにすむ!」 キョン「俺とおまえのためなんだ!」 キョン「協力・・・してくれるな・・・?」 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:03:31.43 ID:JST1bV4T0 長門(わたしと・・・かれの・・・) 長門(しかしそんなことをすれば・・・) 長門(でも・・・) 長門「わかった」 キョン「やってくれるか!」 長門「でもあなたに危険が及びそうならすぐにデリートする」 キョン「ああ!かまわん!」 長門「じゃあ・・・」 キュイーン 朝倉「・・・んっ・・・うぅ・・・」 393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:06:55.01 ID:JST1bV4T0 朝倉「・・・はっ」 キョン「よう」 朝倉「どうして・・・どうして私を復活させたの?長門さん」 長門「理由はかれが説明する」 キョン「あぁ俺が説明しよう」 キョン「実はな朝倉」 朝倉「・・・・・・」 キョン「俺はお前が好きなんだ」 長門「!!???!?!?」 朝倉「!!??」 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:11:33.54 ID:JST1bV4T0 朝倉「ど、どいうこと?」 長門「待って」 キョン「実は俺はおまえが好きだったんだ。お前になら殺されてもよかった」 キョン「それなのに長門が余計なことをしてくれたぜ」 長門「待って」 キョン「いまもこいつを騙すのに苦労したんだぜ?」 長門「・・・待って・・・お願い」 キョン「やっと会えたな、朝倉」ギュ 朝倉「・・・・・・・・」 長門「私は・・・私は・・・」ポロポロ キョン(うおお・・・これはしんぼうたまらん)ピクンピクン 402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:20:18.35 ID:JST1bV4T0 キョン「長門」 長門(ビクッ!) キョン「もういいよおまえどっか消えろ」 長門「ウッウッ・・・グスッ・・・グスッ・・・」 キョン(やばい・・・このままでは朝倉の顔に・・・) 長門「うわっうわああああああ!!!!!」 キョン(も・・・もう・・・) 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:32:06.38 ID:JST1bV4T0 朝倉「なーんだ。キョン君がそんなこと思ってたなんて」 キョン「ん?」 朝倉「私が普通の人間と変わらない能力しかないのもそのため?」 キョン「あ、あぁ・・・まぁな」 朝倉「ふーん」チラッ 長門「ヒック・・・・ヒック・・・」 朝倉「長門さん」 長門(ビクン) 朝倉「悔しい?彼を信じて私を復活させたのに裏切られた上に私に彼を奪われて」 長門「あ・・・ああああああ・・・・」 キョン「お、おい朝倉・・・」 朝倉「なに?いまさらかわいそうになったの?」 キョン(そうじゃない・・・・こんな長門を見ていたら・・・・・) 416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:35:17.89 ID:JST1bV4T0 キョン(出・・・出る・・・・・!!!!) キョン「長門!!」ダッ カチャチャ 朝倉「」 長門「ッ!」 キョン「う、おおお、おおお」ピュピュピュー 長門「いや・・・・!」 キョン「く・・・くわえろ・・・」ガシッ 長門(ンーンーンー!!) 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:41:12.44 ID:JST1bV4T0 キョン「おっおっ・・・おうぅ・・・」ビクンビクン 長門「ゴホッゴホッ!!うええ・・・」 キョン「ふぅ・・・・」 キョン「なにはいてんだきたねぇな」 キョン「今日はなんだかどうでもよくなったな」 キョン「帰るか」 キョン「長門」 長門「うああ・・・あう・・・」 キョン「明日は学校こいよ」 キョン「じゃあな」 朝倉「・・・・え?」 424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:47:07.91 ID:JST1bV4T0 長門「あなたが・・・」 朝倉「ちょ・・!ちょっと待ってよ長門さん!」 長門「デリート」 朝倉「きゃああああああああ!!!!」 朝倉「んああう!あっあっあ!」 長門「・・・・・・・・・・」 朝倉「あううあああいやあああ!」 朝倉「あああぁぁぁ・・・・」 長門「完了・・・・」  トクン 長門「・・・なに・・・この気持ち」 426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:50:36.59 ID:JST1bV4T0 長門「いまの朝倉涼子・・・」 長門「苦しんで・・・いた」 長門「はぁ・・・はぁ・・・」 長門「んっうぅ・・・・」 長門「もっと・・・・みたい・・・」 長門「んぅぅぅぅ・・・っくぅ!!!」 長門「・・・・・・かれが・・・みたい・・・」 430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 01:57:56.50 ID:JST1bV4T0  翌日 放課後 キョン「ういーす」 長門「・・・」 キョン「お、ちゃんと学校きてるじゃないか」 長門「・・・」 キョン「そういえば朝倉はどうしたんだ?」 長門「・・・」 キョン「返事ぐらい・・・したらどうだ?」 長門「・・・」 キョン「・・・いい加減に・・・」ガタッ! 長門「・・・・・・・・・・・・・・・」 キョン「!?!?!」 キョン「か・・・からだ・・・・が?」