古泉「ループですよ?やりたい放題です」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:42:52.96 ID:u6CWg3M/0 キョン「今日、8月31日」 キョン「宿題、手つかず」 キョン「もうどうにでもなれ」 キョン「またループするなら、宿題をやったところで関係ないしな」 prrrrr! キョン「!」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:45:04.25 ID:u6CWg3M/0 prrrrr! キョン「…誰だ?まさかハルヒ!?」 ガチャ キョン「もしもし?」 古泉『どうも、古泉です』 キョン「…切るぞ」 古泉『ま、待ってください!用事があってお電話差し上げたんですから』 キョン「お前が俺に?ハルヒ関係か?」 古泉『いえいえ、涼宮さんは関係ないです』 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:46:07.94 ID:u6CWg3M/0 キョン「それなら何の用事だ?」 古泉『休日に友人からの電話ですよ?プライベートな話に決まってるじゃないですか』 キョン「誰が友人だ、誰が」 古泉『手厳しいですねぇ。ともかく、今日は空いていますか?』 キョン「今日?悪いが宿題が終わってない」 古泉『それは僕もですよ。そもそも、宿題をやる必要はありません』 キョン「?どういうことだ?」 古泉『先日お話した通り、現在この8月はループしているからです』 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:47:02.18 ID:u6CWg3M/0 キョン「…そういえばそうだったな」 古泉『ですから、宿題をやるのは無意味なんです。どうせ目が覚めれば8月17日ですから』 キョン「で、お前の用事ってのはなんなんだ?」 古泉『それは会ってお話したいです。今から出ていただくことは可能ですか?』 キョン(休日の無駄遣いはしたくないんだが…) キョン(まぁ、宿題をやらないんじゃあとは暇なだけだしな) キョン「しょうがないな。どこに行けばいい?」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:47:58.86 ID:u6CWg3M/0 喫茶店 古泉「お待ちしておりました」 キョン「おう」 古泉「どうぞ、掛けてください」 キョン「あぁ。しかし学校以外でお前と二人で会うなんて珍しいな」 古泉「そうですね。閉鎖空間の件以来でしたっけ」 キョン「かもな。で、用事はいったいなんなんだ?」 古泉「ふふ。貴方は今の世界がどうなってるのかご存知ですよね」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:49:00.67 ID:u6CWg3M/0 キョン「決して終わらないエンドレスサマー、だっけか。電話でも話してたろ」 古泉「そうです。そしてこれにはある特徴がある」 キョン「特徴?」 古泉「えぇ。このことを知っている人間が非常に限られている、という点です」 古泉「正確には涼宮さんに近しい人間のみ。それ以外の人間はこのループを知りません。そして、その記憶もない」 キョン「そういやそんな話だったな」 古泉「これがどういうことかわかりますか?」 キョン「…?どういうことなんだ?」 古泉「ふふ、今我々が何をしても覚えている者はいない。リセットされるということです」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:50:20.64 ID:u6CWg3M/0 キョン「まぁ、そういうことになるな」 古泉「おや、反応が薄いですね」 キョン「薄いって、わかりきったことだろう」 古泉「いいえ、わかっていませんね。つまり今日一日、我々は何をしてもお咎めなしのやり放題ということなんですよ!?」 キョン「…!」 古泉「その顔、わかって頂けたようですね」 キョン「つ、つまり、俺たちが警察に捕まるような真似をしても…」 古泉「目が覚めれば8月17日。布団からでるシーンになります」 キョン「おぉ…」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:51:32.93 ID:u6CWg3M/0 キョン「やり放題…あんなことやこんなことも!」 古泉「ふふふ。そういうことです」 古泉「正直、これに気づいてからは興奮しっぱなしでしたよ。涼宮さんから解放されて、こうして自由な日が出来るのを心待ちにしていました」 キョン「確かに、ハルヒたちの前でハメを外すわけにはいかんわな。長門は全部覚えてるわけだし」 古泉「その通りです。昨日ここであなたが涼宮さんを呼び止めようとしたとき、殴って止めようかとも思いました」 キョン「…おい」 古泉「それほどこの日を心待ちにしていた、ということですよ」 キョン「まぁいい。でかしたぞ古泉。今日はいい1日になりそうだ!」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:53:17.79 ID:u6CWg3M/0 古泉「とりあえず注意点です。やり放題といっても涼宮さん、朝比奈さん、長門さん相手はいけません。長門さんは問題外ですし、涼宮さんは何が起こるかわかりません。朝比奈さんにも何らかの記憶が残る可能性があります」 キョン「確かに、記憶が残っちゃ意味がないな」 古泉「ですが…それ以外は自由です」 キョン「素晴らしい!俺は今、初めてお前を褒めたいと思ったぞ!」 古泉「正確には涼宮さんのおかげなんですけどね」 キョン「ハルヒの奴、たまには役に立つじゃないか!」 古泉「はっは!そうですね!」 キョン「て、テンション高いな」 古泉「今日ばかりはどんなキャラであっても誰も覚えてないですからねぇ!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 01:58:36.18 ID:u6CWg3M/0 キョン「さて、と。古泉、まずどこから攻めようか」 古泉「ふふ、僕は健全な男子高校生な訳でして。見てください。想像だけでここがこんなに…!」 キョン「見せるなアホ!…だがまぁ気持ちはわかるぜ。真昼間だが行っちゃうか?」 古泉「ええ、行きましょう。秘密の花園を拝みに…ソープへ!」 キョン「オトナの聖地か!」 古泉「さぁ、走りましょう!!」 キョン「うおぉ!!」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:02:53.40 ID:u6CWg3M/0 古泉「はぁ、はぁ」 キョン「ぜぇ、ぜぇ」 古泉「いやぁ、疲れました」 キョン「何で走ったんだ俺らは」 古泉「いやいや、時間は限られてますからね。次回また同じコトを思いつく保障もありませんし」 キョン「それもそうだな。だがそうすると今日何をやっても俺たち自信も覚えてないわけで、それはそれで悲しいものがあるな」 古泉「それは仕方ないでしょう。それより早く入りませんか?」 キョン「ソープ『かいらく!』か。夢が広がるな」 古泉「このあたりでも評判の高い場所ですからね」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:06:46.00 ID:u6CWg3M/0 キョン「なぁ古泉。そういえばお前はこれが初めてだったりするのか?」 古泉「ええ。貴方は?」 キョン「いや、もちろん初めてだ」 古泉「それでは、僕たちは足並みを揃えて、同じテンポで大人の階段を昇って行くんですね」 キョン「気持ち悪いな」 キョン「今さらだが、金銭面はどうするんだ?」 古泉「何を言ってるんです?やり放題ですよ?ヤり逃げに決まってるじゃないですか!」 受付「料金は前払いでお願いします」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:10:59.65 ID:u6CWg3M/0 キョン「…」 古泉「…」 キョン「お、おい、どうするんだ!?」 古泉「仕方ありませんね。お任せください」 古泉「これで二人分。最高級のコースをお願いします。あ、それとこれなんですが…」 受付「かしこまりました。あちらでおまちください」 古泉「ふぅ、これで大丈夫です」 キョン「二人分のソープ代…その金はいったいどうしたんだ?」 古泉「涼宮さん関連ということで機関から資金を受け取っておいたんです。こんなこともあろうかとね」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:16:21.97 ID:u6CWg3M/0 キョン「古泉、お前は最高にグレートな奴だな」 古泉「ふふっ。まぁ、僕にお金を渡したことも誰も覚えちゃいませんからね」 キョン「さて、女の子はどこから選べばいいんだ?」 古泉「ご心配なく。貴方の分も選んでおきました」 キョン「えっ」 古泉「ちゃんと可愛い子を選びましたから大丈夫ですよ」 キョン「ま、まさか二人同じ部屋なんてことはないだろうな!?」 古泉「おや、その方がよろしかったですか?それならもう一度話を…」 キョン「いや、いい!」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:20:08.69 ID:u6CWg3M/0 古泉「おや、残念」 キョン「古泉、それは冗談で言ってるんだよな?」 古泉「もちろんです。それではお呼びがかかるまでここで待たせて貰いましょうか」 キョン「あぁ」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…」カタカタ キョン「…」 古泉「…」カタカタカタ キョン「古泉、その貧乏ゆすりはなんとかならんのか」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:23:07.86 ID:u6CWg3M/0 古泉「え?」カタタタタタタタタタ キョン「貧乏ゆすりを止めろと言ってるんだ!」 古泉「し、失礼。なかなか落ち着かなくて」 キョン「…」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…むふっ///」 キョン「…」サッ←距離離した 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:25:21.74 ID:u6CWg3M/0 ボーイ「荒川様、お待たせ致しました」 キョン「!?荒川さん!?」 古泉「あ、それ僕です」 キョン「偽名ってお前…。どうせ覚えてないんだぞ?」 古泉「まぁいいじゃないですか。それでは先に失礼しますね」 キョン「…あぁ」 キョン「…」 ボーイ「○○(本名)様、お待たせ致しました」 キョン「あの野郎!キョンでいいだろうが!」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:29:28.12 ID:u6CWg3M/0 キョン(さぁ、いよいよだな) キョン(俺が大人の一歩を昇る記念すべき日…!) キョン(やべっ、想像だけでもう…!) ボーイ「こちらの部屋です。それではお楽しみください」 キョン「ゴクッ」 ガチャ ???「どうぞ、こちらに。」 キョン「び、美人だ…」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:31:46.98 ID:u6CWg3M/0 キョン(古泉…今回はグッジョブだぜ!だがどこかで見たような気がするぞ…!?) ???「どうしたんです?どうぞ、こちらにかけて下さい」 キョン「あ、は〜い」 ???「えっと、○○(本名)様でよろしかったですか?」 キョン「あ、いえ。出来ればキョンと呼んでください」 ???「わかりました」 キョン「えっと、あなたは?」 喜緑「名簿をご覧になられてないんですか?私のことは喜緑とお呼び下さい」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:36:39.26 ID:u6CWg3M/0 キョン「喜緑さん、ですね!(どこかで聞いたような…)」 喜緑「はい、よろしくお願いします」 キョン「喜緑さん、お若いですね!」 喜緑「いえいえ、これでももう20歳なんですよ」 キョン「ははは!同じくらいの歳に見えますって!」 喜緑「あら、貴方はおいくつなんですか?」 キョン「じゅ…20です。タメですね。」 キョン「喜緑さん、こんなに若くて美しいのにどうしてこんなお仕事を?」 喜緑「そういうの、次回から聞かないようにしたほうがいいですよ」 キョン「あ、いえ。すいません」 喜緑「ふふ。まぁ大した理由はありません。 無駄に時間を過ごしてバグを溜め込みたくはないですから。この方が楽しいですし」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:39:40.33 ID:u6CWg3M/0 キョン「バグ?」 喜緑「こっちの話です。さぁ、今日はどんなプレイを致しますか?」 キョン(プレイ…!ゴクリ) キョン「プレイってのは…俺の希望をいろいろ出しちゃっていいんですか!?」 喜緑「はい。ここはそういうお店です」ニコッ キョン「マジですか…」 キョン(やばいな、しっかり考えておくべきだった) キョン(いきなりハードなのお願いしたらドン引きされるだろうしなぁ。しかし、どうせ覚えてないんだ!いったれ!!) キョン「あの…。コスプレの縛りSMプレイでいいですか? あ、縛られるのは俺で。ポニテの女王様属性でガンガン罵ってもらいたいんですけど」 喜緑「…」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:44:04.98 ID:u6CWg3M/0 キョン(む…引かれちまったか?) キョン(まぁいいだろ。覚えてないんだし。どうせならもう少しオプションを付けるか) キョン「あ、それともう一つお願いしてもいいですか?出来れば…」 喜緑「鞭と蝋燭ですか?ありますよ」 キョン「ホントですか!いや〜、よく俺が考えてることがわかりましたね」 喜緑「えぇ、これで312回目ですから」 キョン「え?」 喜緑「こっちの話です」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:49:28.98 ID:u6CWg3M/0 喜緑「ほらほら、もっといい声を出しなさい!」 ビシッ!バシッ! キョン「い゛ーっ!!い゛ーっ!!」 喜緑「もっと叩いて欲しいんでしょう?」 ビシッ!バシッ! キョン「い゛ーっ!!い゛ーっ!!」 ビシッ!バシッ! ビシッ!バシッ! 喜緑「あら、もう時間ですね」 キョン「はぁ、はぁ、えっ!?」 喜緑「二時間たちましたから」 キョン(た、叩かれるだけで終わっちまった) 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:54:54.18 ID:u6CWg3M/0 キョン「あの!延長とかは!?」 喜緑「ごめんなさい。これから用事があってもう上がりなんです」 キョン「用事?」 喜緑「ええ、仲間たちと近況報告なんかを」 キョン「そうですか…。くそっ、せめてあと蝋燭だけでも!」 喜緑「毎回それですね」 キョン「えっ?」 喜緑「こっちの話です。またいらしてくださいね♪」 キョン(ち・・・ちくしょう。大人になれなかった!) 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 02:58:46.72 ID:u6CWg3M/0 キョン「はぁ…」 古泉「おや、出てきましたね。いかがでしたか?」 キョン「失敗した」 古泉「初めてのことですからね。失敗もしますよ」 キョン「お前はどうだったんだ?」 古泉「私も初めてですからね。恥ずかしながら失敗してしまいました」 キョン「仲間だな。何がダメだったんだ?」 古泉「そうですね。緊張なんかもあったんだと思います」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:05:11.26 ID:u6CWg3M/0 古泉「前儀の最中にオモチャがあるのを見つけまして、使ってみたくなったんですよ」 古泉「で、いざスイッチを入れると、ものすごくうねるじゃないですか」 古泉「その艶やかな動きを見てたら…その、自分に試したくなってしまったんです」 古泉「お嬢にローションを借りていざ試してみたんですが、…気が付いたら2時間たってました。困ったものです」 古泉「あれ、どうしたんですか?そんなに離れたりして」 キョン「いや…別に」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:11:44.46 ID:u6CWg3M/0 古泉「先に断っておきますが、僕はノーマルなので、男性には興味がありませんよ」 キョン「言葉はここまで説得力を失えるんだな」 古泉「本当ですって!」 キョン「あぁ!わかった!わかったから!顔を離せ!」 古泉「信用してませんね!」 キョン「わかったって言ってるだろう」 古泉「いいです。どうせ忘れますから。…ところで、貴方はどうして失敗を?」 キョン「俺か?俺は緊張、かな」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:15:07.23 ID:u6CWg3M/0 古泉「そうですか。しかし、互いに失敗してしまったとなると、欲求不満が解消しきれていないことになりますね」 古泉「どうします?お店のハシゴをしてみましょうか?」 キョン「いや、いいんじゃないかな」 古泉「いいんですか?僕はどちらかといえば満足してるんですが、貴方はそうもいかないでしょう?」 キョン「いいって。何か別のことをしよう」 古泉「貴方がそれで良いと言うのであればそうしましょうか」 キョン(なんだかんだ俺は7回イってたからな) 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:19:01.48 ID:u6CWg3M/0 古泉「さて、次は何をしましょうか。時間はまだまだありますよ」 キョン「そうだな…。せっかくだし、禁止されてることを思いっきりやりたいな」 古泉「禁止されてること?」 キョン「銃を撃つとかさ」 古泉「手に入りませんって…」 キョン「例えばの話だ。お前がしたいことはなんだよ」 古泉「それが、あまり浮かんでこないんですよ」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:20:28.07 ID:u6CWg3M/0 古泉「正直いうと、今のSOS団の活動で退屈しませんし」 キョン「まぁ、ハルヒがいて退屈ってことはないだろうな」 古泉「僕の感じる唯一の憤りが未だ女性経験なし、というだけだったんです」 古泉「だってほら、僕ってなんだかんだ言ってそれなりのルックスは持ってるじゃないですか」 古泉「ぶっちゃけ言い寄ってくる娘だっているのに機関に縛られて先に進めないんですよ?」 キョン「ほんとにぶっちゃけるな」 古泉「どうせ覚えてませんし」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:22:30.55 ID:u6CWg3M/0 キョン「というか、結局女性経験はつめなかったんじゃないか」 古泉「まぁ、失敗してしましましたからね」 キョン「それが唯一の憤りだったのにそれでいいのか?」 古泉「いいんです。新たな発見もありましたから」 キョン「…」 古泉「うそですよ。逃げないで下さい」 キョン「…」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:24:51.12 ID:u6CWg3M/0 キョン「…結局何も浮かばないなぁ」 古泉「人は自由になればなるほど、その行動をパターン化していってしまう生き物ですからね」 キョン「そうなのか」 古泉「そうらしいですよ。結局人は何かに縛られていたいものなんでしょうね」 キョン「///」 古泉「何に反応して顔赤らめてるんですか」 キョン「い、いや。なんでもない」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:27:55.61 ID:u6CWg3M/0 キョン「しかし困ったな。やることがない」 古泉「犯罪でもしてみます?」 キョン「それなら何度かハルヒとやったな。強奪とか」 古泉「それでは涼宮さん抜きでやってみましょうよ」 キョン「何をだ?」 古泉「…万引きとか?」 キョン「小学生か」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:30:49.06 ID:u6CWg3M/0 キョン「…」 古泉「お待たせしました」 キョン「どうだった?」 古泉「そこのコンビニでハイチュウを1箱盗んできました」 キョン「1箱!?万引きで!?どうやって!?」 古泉「食べます?」 キョン「…いや、いらん」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:34:51.81 ID:u6CWg3M/0 キョン「ん?」 古泉「どうしました?」 キョン「あそこにいるのは…」 古泉「涼宮さん…ですね」 キョン「何してんだ?あいつ」 古泉「さぁ?何をしてるんでしょうね」 古泉「あ、こっちに気づいたみたいですよ」 キョン「くっ…」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:38:06.28 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「キョンに古泉くん!偶然ね」 キョン「おう」 古泉「偶然ですね。何をしてらしたんですか?」 ハルヒ「家にいても暇だったから一人で不思議探索してたのよ。そうだ、あんた達もどう!?」 キョン(!夏休みの最終日までハルヒに振り回されるのは勘弁だぞ!) 古泉(確かに涼宮さんに捕まってはやり放題も何もありませんね。私にお任せください) 古泉「お誘いありがたいんですが、僕らは用事があって一緒にいるんですよ」 ハルヒ「用事?」 古泉「ええ。お互い宿題が終わっていないので一緒に片付けてしまおうと」 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:42:02.26 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「宿題かぁ。どこでやってるの?」 古泉「え?あ、そうですね。僕の家です」 ハルヒ「そっか。大変ね。私はもう終わらせちゃってるし、不思議探索に戻るとするわ。また明日、部室で会いましょう!」 古泉「はい」 キョン「…行っちまったな」 古泉「え…ええ」 キョン「な、なんで泣いてるんだ!?」 古泉「わ、わかりません…。ただ、僕は主人公にはなれないんだなぁって気分になっちゃって…。 …あれ?おかしいな…しょっぱい…」 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:48:21.28 ID:u6CWg3M/0 キョン「…落ち着いたか?」 古泉「はい、お手数かけます…。もう大丈夫です」 キョン「そうか。もう暗くなってきたな。 どうする?このあと何かやりたい放題するか?」 古泉「いえ、気分が乗らないので帰ります」 キョン「そ、そうか。気をつけてな」 古泉「はい、それではまた明日」 キョン(なんで俺がこんなに古泉に気を使わにゃならんのだ) キョン「ただいま」 キョン妹「キョン君おかえり〜」 キョン「…」 キョン(このまま寝るのも癪だな。ここは妹相手でも…) 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:54:25.62 ID:u6CWg3M/0 がたっ!! キョン妹「!?」 キョン「なぁ妹よ。少しだ。少しでいい。」 キョン妹「す、少しって?キョン君目が恐いよ?」 がばっ!! キョン妹「!??キョン君!?い、痛いよ!離して…!」 キョン「大丈夫!大丈夫だから!さきっぽだけ…」 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 03:57:34.48 ID:u6CWg3M/0 キョン(って、何考えてる!?いくらなんでも最低すぎるだろう!) スッ… キョン妹「キョン君恐いよ〜」 キョン「…」 キョン「すまん」 キョン(忘れるから…大丈夫だよな?) キョン(くそっ、誰かに思い切り縛り上げられて引っ叩かれたい気分だ!) 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:01:14.76 ID:u6CWg3M/0 キョン「さて、結局宿題は手付かず…か」 キョン「もう知らん」 キョン「どうせループするってんなら、その時の俺に任せればいいだろう」 brrrrr!! キョン「…メール?」 from古泉 toキョン 本文 今日は本当にありがとうございました。 わざわざ慰めて頂いて…嬉しかったです。 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:04:23.76 ID:u6CWg3M/0 キョン「」ゾッ… キョン「ループ、するんだっけか」 キョン「頼むぞ!確実に今日の記憶を消し去ってくれ!!」 prrrrr! キョン「!!電話!?」 キョン「まさか古泉じゃないだろうな…?」 ピッ ハルヒ『出るのが遅い!!』 キョン「うおっ!!」 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:06:12.42 ID:u6CWg3M/0 キョン「いきなり叫ぶな。何の用だ?」 ハルヒ『あんた、結局宿題は終わったの!?』 キョン「宿題?あぁ、まだだよ(どうせやったって意味ないしな)」 ハルヒ『アンタも本当にダメな奴ねぇ』 キョン「大きなお世話だ」 ハルヒ『まぁいいわ。今何処にいるの?』 キョン「家だ」 ハルヒ『結局終わらせずに古泉くん家から帰ったの!? まぁいいわ。不思議探索も終わったし、あたしが見てあげる。今から行くから待ってなさい!』 ガチャ! 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:09:10.42 ID:u6CWg3M/0 キョン「こいつは…俺の意見なんか関係ないんだな」 キョン「そもそも、俺の家の場所知ってるのか?」 キョン「ま、いいか。悪い気はしないし、見てもらうだけ見てもらおう」 キョン「…それが悪いことに繋がったりはしないだろうし、な」 おわり 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:17:39.32 ID:u6CWg3M/0 遅くまでお付き合いありがとうございました。 ハルヒが家に来た後の話がほんの少しだけあるので張っておきます。 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:20:27.66 ID:u6CWg3M/0 追加 キョン「結局お前、俺が頑張るだけじゃないかよ!」 ハルヒ「うるさいわね〜。ノート借りてる分際でゴチャゴチャ言わないの!」 キョン「むぐ…」 ハルヒ「あたしが暇になっちゃったわ。ゲームでもしようかしら」 ハルヒ「そうね…妹ちゃんを呼んでくるわ!」 キョン「!!」 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:25:51.85 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「いもう…」 キョン「待てハルヒ!!」 ハルヒ「!?」 キョン「その、それは止めた方がいい…!」 ハルヒ「なんでよ!?」 キョン「あ、あいつはもう寝てるんだ」 ハルヒ「玄関で会ったけど」 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:29:23.70 ID:u6CWg3M/0 キョン「いや、あれだ。あいつはな」 ハルヒ「視線泳いでるわよ」 キョン「ちょっといま大変なんだよ」 ハルヒ「はぁ?」 キョン「大変なんだよ!!!」 ハルヒ「!?」びくっ ハルヒ「あ…たしかにさっき会った時はちょっと虚ろな感じだったかも…」 キョン「そうだ、あいつは今デリケートな時期なんだよ」 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:33:21.79 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「何かあったの?」 キョン「む、それはよくわからないが」 ハルヒ「!はは〜ん?女の子ならピンと来る何かがあったわよ!」 キョン「えっ」 ハルヒ「いいわ。あたしが妹ちゃんの悩みを聞いてきてあげる!」 キョン「いやいやいやまてまてまてまてまて」 ハルヒ「なんでよ!きっと女同士なら悩みも話しやすい筈よ!」 キョン「かもな!だが、それが一番マズ…じゃなくて…」 キョン「そっとしといてやれって!!!頼むから!!!」 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:37:11.44 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「…?」 キョン「はぁ、はぁ、はぁ」 ハルヒ「なんかおかしいわよあんた」 キョン「いや、おかしくなんか…」 ハルヒ「嘘よ!…はは〜ん?さてはあんた何か隠してるわね?」 キョン「!」 ハルヒ「いいわ!それならあたしが妹ちゃんから聞き出しちゃうから!」 キョン(く…くそっ…こうなりゃ…) キョン「違うんだハルヒ…そうじゃなくて…」 キョン「おまえと二人でいたいんだよ!!!」 ハルヒ「!」 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:41:11.07 ID:u6CWg3M/0 ハルヒ「な…」 キョン(うおぉ!?何言ってるんだ俺はぁぁ!?) ハルヒ「…」 キョン「…」 ハルヒ「ま、まぁいいわ。さっさと宿題写しちゃってよ」 ハルヒ「…ここで見てるから」 キョン「…ん、おう」 キョン(あれ、結果オーライだったのか…?) おしまい 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/03(木) 04:42:12.55 ID:u6CWg3M/0 以上です。デレハルヒを書きたかっただけです。 ありがとうございました!!