キョン 「長門、おれが欲しくないか?独占したくないか?」★2 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:38:59.04 ID:dMUepvAN0 橘「どうです?SOS団をやめてこちら側につきませんか?」 キョン「そんな事言われて、『はいそうですか』っていけるようなもんじゃないだろ」 橘「じゃあ、じゃあ、どうすればこちら側についてもらえますか?」 キョン「そうだな、一時間1500円〜でどうだ?」 橘「……お金とるんですか?」 キョン「いやなら別に良いんだぞ?」 誰もいなくなった ここからは俺の時間 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:48:16.24 ID:dMUepvAN0 橘「と、いうわけで今日はキョンさんと一緒に団活することになりましたー!!」 佐々木「へえ、珍しい。君が一度言ったことを覆すなんて」 キョン「こっちにもいろいろあるんだよ」 キョン「それに一日じゃなくて四時間だけだしな」 周防「――――四時間―――?」 キョン「ああ、四時間限りだ」 佐々木「くつくつ、いいさ。そんなに長く活動する気もないしね」 藤原「……で、そっちの男を呼んだのはいいとして」 藤原「今日は何をするんだ?」 橘「あ、それなんですけど。何かやりたいことあります?」 周防「――――――昆布」 佐々木「その辺で時間でもつぶしてればいいんじゃないかい?」 藤原「ふん、下らないな。無駄に時間を使うくらいなら家で本でも読んでいたほうがマシだ」 キョン「……」 キョン「……俺いる意味あるのか、これ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:55:46.33 ID:dMUepvAN0 ――四時間後 キョン「おい、橘」 橘「へ?」 キョン「時間だ」 橘「ああ、そういえば。じゃあ今日はここまでということで」 キョン「それで、金のことなんだが」 橘「……キョンさん、この後お暇ですか?」 キョン「ん?」 橘「ちょっとお願いがあるんですけど」 キョン「……延長か」 橘「団まったく関係なくてもお金取るんですか?」 キョン「いやなら……」 橘「んんっ、もう!わかりましたよ!!……今月お小遣い厳しいのに……」 キョン「それじゃ、行くか」 橘「あ、はい」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 21:01:20.69 ID:dMUepvAN0 キョン「で、お願いって言うのは?」 橘「え?」 キョン「お願いがあるっていってただろ」 橘「あ、ああ!そうでした、ね」 橘「えーと、その、なんって言いますかね……」 橘「そ、そうだ!!立ち話もなんだし、喫茶店にでも入りませんか!?」 キョン「ん、ああ、そうだな」 橘「よし決定!!さ、入りましょう!!」 キョン「?」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 21:07:35.16 ID:dMUepvAN0 ――喫茶店 キョン「で?」 橘「〜♪」 キョン「……そんなに砂糖入れるんならブラックコーヒーじゃなくて別のもの頼めばよかったじゃないか」 橘「いいじゃないですか!少し甘いくらいが美味しいんですよ!!」 キョン「そうか、で?」 橘「はい?」 キョン「お願いっていうのは?」 橘「……これ甘」 キョン「そりゃ砂糖十杯も入れれば甘すぎるだろうな」 橘「仕方ないじゃないですか!!ぶ、ブラックコーヒーとか……飲んだことないし……」 キョン「じゃあ何で頼んだんだよ」 橘「そ、それは…………キョンさんブラックコーヒーだし……」 キョン「何かいったか?」 橘「いえ、なにも!」 24 名前:>>23( 0w0)ヴェーイ[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 21:18:42.10 ID:dMUepvAN0 橘「で、お願いっていうのはですね」 キョン「ああ」 橘「……」 キョン「……」 橘「その、ですね」 橘「……キョンさんは、どんな女の子がタイプですか?」 キョン「……はい?」 橘「だ、だから!!どんな女の子がタイプなのかなー、とか、考えちゃったり……」 キョン「そんな事聞くために追加料金払ったのか?」 橘「別にいいじゃないですか!私のお小遣いなんだから何に使おうと!!」 キョン「そうだな、あえて上げるなら」 橘「あげるなら!?」 キョン「……普通の人だな」 橘「普通の人、ですか?」 キョン「ああ」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 21:32:37.79 ID:dMUepvAN0 橘(普通っていうのは、性格が、ってことでいいのかな?) 橘(性格なら、まだ希望はあるかもしれないけど……超能力者は普通じゃないし……) 橘「うー……」 キョン「で、俺の好きなタイプがどうした?」 橘「いえ、その、ちょっと気になって」 キョン「ふーん」 橘(どうしよう、聞いてみようかな) 橘(でも、もしそれで超能力者は無理とか言われたら……) キョン「……変な奴だな、お前も」 橘「へっ!?」 キョン「どう考えても変だろ。追加料金払ってまで聞きたいか?そんなこと」 橘「……あう」 キョン「佐々木たちの前で聞いてもよかっただろ、こんなこと」 橘「変、ですか?」 キョン「ああ、変」 橘「そう、ですか」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 21:46:33.55 ID:dMUepvAN0 キョン「で、どうするんだ。飲むのか、そのコーヒー?」 橘「……なんか甘すぎるしもういいです」 キョン「そうか、じゃあそろそろ出るか?」 橘「……ですね」 キョン「じゃあ先に出ててくれ、会計済ませておくから」 橘「え?」 キョン「遠慮するな、金は俺のほうが持ってるんだし」 キョン「それに、質問一個答えただけで1500円もらえるほど精神が図太くないんだよ、俺は」 橘「あ、はい。ありがとうございます!!」 …… キョン「それじゃ、これで解散、でいいか?」 橘「……一時間の予定で払ったから、まだ時間余ってますよね?」 キョン「ああ、あと45分は残ってるな」 橘「だったら!一緒に買い物でも行きませんか?」 橘「財布の中が寂しいのでウィンドウショッピングですが」 キョン(どうしたもんかな?) キョン(もともと一時間の約束だったし、金ももらってるんだしさすがにここで帰るのは気が引けるな) 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 22:02:22.04 ID:dMUepvAN0 キョン「わかった、付き合ってやるよ」 キョン「ただし、これからは奢らないからな」 橘「もちろん!なんなら私が奢りましょうか?」 キョン「遠慮しとくよ」 橘「じゃ、行きましょう!!」 ―― キョン「で、服屋か」 橘「見るだけならただですからね、お金無い時は便利ですよ」 キョン「便利ですよ、っていわれても、男子一人で来るような所じゃないだろ」 橘「……だったら」 橘「呼んでもらえればいつでもお供しますよ!!」 キョン「お前が?」 橘「はい!女の子と一緒なら恥ずかしくも無いでしょ!!」 キョン「いや、そこまでして来ようとも思わないしな」 橘「……そう、ですか」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 22:12:51.94 ID:dMUepvAN0 橘「うー……高いなぁ……」 キョン「欲しいのか?それ」 橘「一目惚れしました、今」 キョン「だったら俺なんか誘わずに金を貯めておけばよかったじゃないか」 橘「だって、だってだって!!」 橘「だって、服よりも服を見せる人のほうが大切じゃないですか……」 キョン「なにぼやいてるんだ?」 橘「なにも!」 キョン「お、こっちは安いぞ。こっちはどうだ?」 橘「んー……キョンさんはどっちが私に似合うと思います?」 キョン「どっちでもいいんじゃないか?」 橘「曖昧ですねー」 キョン「そりゃあどっちかが似合ってないっていうんなら考えたが」 キョン「どっちも似合いそうだったら後は本人の主観だろ」 キョン「橘は元がいいからどっちでも似合うだろ」 橘「元がいい、ですか?」 キョン「ああ。……って顔真っ赤じゃないか。考えすぎて知恵熱でも出たか?」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 22:25:07.95 ID:dMUepvAN0 キョン「買わなくてよかったのか」 橘「今度余ってたほうを買うことにしました。どっちでも似合うんだったらそれがいいでしょ!」 キョン「そんなもんか」 橘「そんなもんです!!」 …… 橘「キョンさん、後何分ですか?」 キョン「あー……8分、かな」 橘「はやいなぁ」 キョン「一時間なんてそんなもんさ」 橘「あーあ、一時間があと十分長かったらいいのに」 キョン「なに言ってんだ。お前」 橘「……別に、聞き流してもらってかまわない戯言ですよ」 キョン「そうか」 42 名前:( 0w0)オレ"ネル"!![sage] 投稿日:2009/08/28(金) 22:40:31.64 ID:dMUepvAN0 橘「……」 キョン「どうする、もういいか?」 橘「……じゃあ」 橘「最後にひとつだけ、いいですか?」 キョン「ひとつだけな」 橘「じゃあ」 橘「……」 橘「手、いいですか?」 キョン「手、って。手をつなげばいいのか?」 橘「なんならキスでも良いんですよ?キョンさんがどーしてもっていうなら別にかまいませんよ」 キョン「はいはい、手を繋がせていただきます」 ―― 橘「お、ちょうど時間ですね」 橘「それじゃあまた次回ということで!」 キョン「次回って、またやるのか?これ」 橘「はい!!お小遣いが入ったら今度も誘わせていただきます」 橘「ご迷惑じゃなければ、ですが」 キョン「ああ、じゃあ。また次回、な」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 22:45:05.48 ID:dMUepvAN0 *          ∧_∧      *       ‐――と(´・ω・`)   *  *      ― ‐/  と_ノ      ダッ  / /⌒ソ      *    *   Σ.-'´      *     書いてる奴の眠気が有頂天超えました     早いとこ他の書き手が現れてください          *                 *             * *   ≡    ∧∧∧_∧ *        ―― ‐ ‐:;:;:";::;:;:";:    ≡   と(と(と(´・ω・`)   *     ―― ‐;:;:;:;:;::;".:;:.,":;:;:;:;:   サラサラ……   * ≡  ― ― /  と_ノ *         ―― ‐ ;:;:".,;:;:,;:.::,.:    ≡ /  / // /⌒ソ     *    ―― ‐ ';:´  ;;:"   *   * ≡  -'-'-'´       *         ―― ‐          *       キィィィィィィ......             *         *       それじゃあ                  バイバイ     涼宮さんと幸せにね                                 ―――ニュース速報(VIP)                                ttp://takeshima.2ch.net/news4vip 結局八月中に橘さんスレ立てられなかったので罪滅ぼし程度に 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:12:02.88 ID:1YZu7IKEO キョンの妹 「キョンくんー電話ー」 パジャマ姿の妹が電話の子機を持って俺の部屋に入ってきた キョン 「入る前にノックしろと言っとるだろうが」 キョン 「で、誰だ」 キョンの妹 「キョンくんいますかーって、おんなのひとー」 キョン (誰だ?わさわざ家電にかけてくる女って) キョン 「もしもし」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:13:31.82 ID:1YZu7IKEO 橘 「も、もしもし…」 キョン 「おぉ、橘か。どうした?ていうか、なんでわざわざ家電なんかに」 橘 「佐々木さんに電話番号をきいたのです。本当は、携帯の番号を知りたかったんだけど、佐々木さん、あなたの携帯番号しらなかったから」 キョン 「で?わざわざなんのようだ?」 橘 「それで、その…お願いがあるのです」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:15:01.42 ID:1YZu7IKEO キョン 「お願い?まさかとは思うが…」 橘 「もう一度、この間のアレをお願いしてもいいですか?」 キョン (やっぱりか…) キョン 「一時間5000円だぞ?」 橘 「大丈夫です。お小遣い貯めたんで」 キョン 「マジでか」 橘 「マジです」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:15:49.96 ID:1YZu7IKEO キョン (あ…そういえば…) キョン 「わかった。いつがいい?」 橘 「本当ですか!?やった…」 キョン 「それで、さっきの金のことなんだがな」 橘 「ハイ?」 キョン 「実は、一日無料体験ってのがあるのを忘れてたんだ」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:27:48.08 ID:1YZu7IKEO 橘 「えぇ!?なんでそんな大事なこと忘れてたんですか?」 キョン 「すまん。素で忘れていた」 橘 「これまでの私の努力はどうなるんですか!?もぅ!!」 キョン 「わるかった。あ、じゃあその金でこないだの服を買えばいいだろ、付き合うよ。もちろん、タダで」 橘 「タダ!?」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:28:38.86 ID:1YZu7IKEO キョン 「あぁ、タダだ。男に二言は無い」 橘 「じ…じゃあ、明日9時半に映画館で、いいですか?」 キョン 「9時半に映画館だな。わかった」 橘 「じ、じゃあ!!明日また!!」 キョン 「あぁ、また明日な」 キョン (何をあんな急いで切ったんだ?まぁいいか…子機を置いてこよう) 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:41:46.36 ID:1YZu7IKEO 翌日、日曜日 キョン (よし…30分前に着いたぞ) キョン (いや、ワケわからん不思議探しとは違うんだ。そんなに急ぐ必要もなかったか…いやしかし、女の子を待たせるというのも気が引けるな。たまには待つ側に立とうじゃないか) キョン (ん?アレは…橘か?ずいぶん早いな) 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 00:44:19.28 ID:1YZu7IKEO キョン 「すまん、まったか?」 橘 (!!) 橘 「あ、いえ、私も今来たところなんで(ビックリした…ていうか、まだ30分前だよね?)」 キョン 「………」 橘 「あの…どうしました?」 キョン 「いや…世間的ありふれた日常というものは、ほんとに人を幸せにするんだな。」 橘 「?」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 11:40:37.88 ID:1YZu7IKEO キョン 「いや、なんでもない。それより、ずいぶんと早いんだな」 橘 「楽しみで、朝早くから目がさめちゃって…(朝5時くらいから…)」 キョン 「大丈夫か?眠くないか?」 橘 「は、はい!!全っ然眠くないです//」 キョン 「そうか。それならよかった。そういや、何の映画見るんだ?」 橘 「あ、恋愛系ですね。結構人気なんですが、知りませんか?」 キョン 「あ〜、聞いたことあるような気がせんでもないな」 橘 「曖昧ですね〜流行とかには敏感にならないと、モテないですよ?(モテてもらったら困るんだけど....)」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:15:03.83 ID:1YZu7IKEO キョン 「なぁ、橘」 橘 「は、ハイ?」 キョン 「いや、今日は二人きりなんだしさ、敬語は止めないか?」 橘 「わ、わかり……わかった///じゃあ、私からもお願いしていい?」 キョン 「お、今日最初のお願いだな。言ってくれ。なんでも言うこときくから。」 橘 「じ…じゃあ、下の名前で呼んでもらっていい?」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:25:36.29 ID:1YZu7IKEO キョン 「わかった。じゃあ、京子」 橘 「は、ハイ!!(覚えててくれた///)」 キョン 「いや、呼んでみただけだ」 橘 「なんですかもぉ///」 キョン 「あ、敬語」 橘 「あ…すいま…ごめん///」 キョン 「? どうした?顔赤いけど、熱でもあるのか?」 手をおでこに 橘 「や!!あ、ぜ全然大丈夫だから!!///(うわぁぁ!!!///キョンさんの手が私のおでこに///)」 キョン 「熱は無いみたいだな。しんどくなったらすぐ言うんだぞ」 橘 「あ、ありがとぅ……///」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:32:38.50 ID:1YZu7IKEO キョン 「しかし、朝早くから人が多いな。チケット買うのにこんなに時間かかるとは思わんかった」 橘 「そだね。あ、ポップコーン買っていかない?」 キョン 「お、いいな。俺、このキャラメルコーンの匂いがすると、映画館に来たんだなって感じがするんだよ」 橘 「あ、それわかる〜」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:39:17.26 ID:1YZu7IKEO 店員 「いらっしゃいませ」ニコ キョン 「キャラメルコーン二つとコーラ。京子は飲みものは?」 橘 「わ、私もコーラ…///(名前で呼ばれる他まだちょっと緊張する///)」 キョン 「じゃあ、コーラ二つ」 店員 「かしこまりました。キャラメルコーンのサイズはどうなさいますか?カップルの方にはこちらのキングサイズお一つがおすすめです」ニコ キョン 「あ、じゃあそれにします」 店員 「お一つで?」ニコ キョン 「お一つで」 店員 「かしこまりました。少々お待ちください」ニコ キョン (そうだよな…周りからみたら普通にカップルだよな…) 店員 「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ」ニコ キョン (終始ニコニコしてたな…) 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:19:17.33 ID:1YZu7IKEO キョン 「よし、いい時間だな。そろそろ中入るか」 橘 「うん!」 橘 「あ、ポケ〇ンやってる」 キョン 「おぉ。そういえばさ」 橘 「うん?」 キョン 「今映画館でポケモン配信してるだろ」 橘 「あぁ、そういえばそだね」 キョン 「あれってさ、別の映画見に来てる時になにくわぬ顔で上映してるとこに入っていったら貰えんのかな?配信の仕組みは知らんのだが」 橘 「ポケ〇ンやってないから分かんないけど、とりあえずそれは犯罪なんじゃない?」 キョン 「それもそうだな」 橘 「やっちゃダメだよ?」 キョン 「言われんでもやらんさ」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:20:41.53 ID:1YZu7IKEO キョン 「…しかし、なんで映画やる前のCMってこんなに長いんだ?」パクパク 橘 「そだよね」パクパク キョン 「…」パクパク 橘 「…」パクパク ポップコーンをとろうとした互いの手が触れる キョン 「!!!す、すまん!!///」 橘 「い、いや!!こっちこそ///」 キョン 「…///」 橘 「…///」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:21:41.53 ID:1YZu7IKEO 映画開始 橘 「あ…あの…」 キョン 「ん?」 橘 「てて手を、握っててもいい?///」 キョン 「あぁ…」 ギュッ キョン 「…///」 橘 「…///」 映画終了 キョン (最後まで手握ったままだったな…) 橘 「いい話だったね〜」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:22:21.88 ID:1YZu7IKEO キョン 「あぁ、とくにあのラストは反則だな」 橘 「だね〜」 キョン 「12時前か…よし、マックにでも行くか」 橘 「うん。あ…」 キョン 「どうした?」 橘 「あの…手を…」 キョン 「あぁ、わかった」 ギュッ 橘 「///」 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:25:36.21 ID:1YZu7IKEO 店員 「いらっしゃいませ。ご注意はお決まりですか?」 キョン 「チーズバーガーのセットと、ダブルチーズバーガーを単品で。飲みものは、Qooのすっきり白ぶどうで。京子は?」 橘 「わ、私は普通にハンバーガーのセットで。飲みものは、えっと…じゃあ、カルピスを」 店員 「かしこまりました。他にご注文はございませんか?」 キョン 「以上で」 店員 「では、右側に出てお待ちください」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:26:58.00 ID:1YZu7IKEO キョン 「前にツレと一緒にマック来たときにさ、じゃんけんで負けたヤツがスマイル下さいって言おうぜってなったんだよ」 橘 「うんうん」 キョン 「んで、見事に俺が一人負けしたんだよ」 橘 「あらら」 キョン 「で、言ったんだよ。さっき言ったメニューの後に言ったんだよ。『後、スマイル下さい』って」 橘 「言ったんだ!!」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:27:48.86 ID:1YZu7IKEO キョン 「言ったんだよ。そしたら店員さんが凄い困った顔してさ、何て言ったと思う?」 橘 「何て言ったの?」 キョン 『申し訳ありません。只今在庫切れですので、また別の機会にお願いします』 橘 「あははっ!! え〜!?なにそれー!!本当に〜!?」 キョン 「いや、コレがマジなんだよ」 橘 「あははははっ!! 店員さんも上手いこと言ったね〜!!」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:28:31.19 ID:1YZu7IKEO キョン 「…」 橘 「? どしたの?」 キョン 「…あ、いや、なんでもない」 キョン (京子…笑うと可愛いな…) 橘 「あ、できたよ。上行こっ?」 キョン 「あぁ」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:29:32.23 ID:1YZu7IKEO キョン 「次はどこ行く?」 橘 「うん。ちょっとブラブラしよっか」 キョン 「しかし、マックのポテトは最強だな。美味すぎる」 橘 「そだね〜」 キョン 「そういや、あんまお願い聞いてないが、いいのか?」 橘 「うん!一緒にいられるだけでいいから」 キョン 「そうか」 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:30:16.25 ID:1YZu7IKEO キョン 「…で、結局こないだの店に来た訳だが…」 橘 「…」ジーッ キョン 「そんなに気に入ったか?」 橘 「うん…似合うと思う?」 キョン 「あぁ。前も言ったが、京子は元が可愛からいな」 橘 「…/// あ、しし試着してくるね」 キョン 「おぉ」 橘 (なんであんなことスッと言っちゃうのよ…///) 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:31:44.61 ID:1YZu7IKEO 橘 「ど…どうかな?変じゃない?」 キョン (これは…思った以上に…) キョン 「似合ってるよ。うん。可愛い」 橘 「じじじゃあ、買ってくるねコレ!!」 キョン 「おぅ」 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:32:41.47 ID:1YZu7IKEO 橘 「♪〜」 キョン (ごきげんだな…) キョン 「よし、次はゲーセンにでも行くか」 橘 「あ、私ゲーセンとかあんまりいったことないんだ」 キョン 「じゃあ、なおさら行かねーとな」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:34:13.20 ID:1YZu7IKEO 橘 「キョンくんすごーい!!とれたとれたー!!」 キョン 「俺の数少ない特技の一つだからな……ハイ」 橘 「…可愛い…///」 キョン 「重くないか?」 橘 「全然大丈夫だよ!!///」 橘 「あ、次あれ撮ろーよ!!プリクラ!!」 キョン 「あぁ。(プリクラなんて、いつ以来だ?)」 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:34:58.97 ID:1YZu7IKEO いくよぉ〜っ 橘 「ほらほら、もっと顔近づけて」 キョン 「わ、ちょいまて…」 はい チーズっ!! カシャッ 橘 「あはは!!キョンくん変な顔〜!!」 キョン 「そんな見ないでくれ」 橘 「らくがきらくがきっと…」 キョン 「あきらかにオレへの落書きの量が多いだろ」 橘 「できたー!!ハイ!!」 キョン 「…」 橘 「いらないの?」 キョン 「いや……もらっておく」 橘 「♪」 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:36:07.79 ID:1YZu7IKEO ハルヒ 「新しい服かいにきたけど…用を済ますと暇ね〜なんか面白いこと…」 ハルヒ (え?あれってキョン?一緒にいるのは…たしか橘とかいう名前だったかしら…) ハルヒ 「!!」 ハルヒ (手……つないだ…) ハルヒ (…………) 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:40:53.81 ID:1YZu7IKEO キョン 「だいぶ日がくれてきたな…」 橘 「うん…」 橘 (言わなきゃ…今伝えなきゃ…次はいつになるか分かんないし……) 橘 「あ……あの…」 ハルヒ 「キョン?」 キョン 「うぉ!!!」 橘 (!!) ハルヒ 「なにしてるの?こんなところで」