キョン「………視線を感じる……。」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:10:49.52 ID:Dy/T3TGU0 キョン「………」モグモグ 谷口「でよー、いきなり「俺は童貞だ!」って言ってー」 国木田「アハハハハハ」 キョン「………」モグモグ ???「じ〜〜っ」 キョン「!?」バッ ???「!」サッ キョン「………??」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:14:58.10 ID:Dy/T3TGU0 谷口「どしたぁ?キョン」 キョン「いやあ……なんか最近視線を感じるんだが……」 国木田「キョンはモテモテだねえ」 谷口「カッ!なんだよ、この色男!あやかりたいねえ〜」 キョン「いや、まあ否定はしないが………?」 谷口「ウゼエ」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:20:21.68 ID:Dy/T3TGU0 体育の時間 キョン「いけー谷口ィーー!!」 国木田「勝たないと奢らせるぞーーー!!」 谷口「ハッハッそんなこと…いったって…もう…限界…!」 キョン「いけーお前にかけてんだぞーー!!」 ???「……」ジーッ キョン「!?」バッ 国木田「どしたの?キョン?」 キョン「………?いや………?」 谷口「ま……負けた………」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:25:31.74 ID:Dy/T3TGU0 放課後 キョン「さて、そろそろハルヒのとこへ……」 谷口「お前も律義だねえ」 国木田「ホントだねー」 ???「………」ジーッ キョン「…………」クルッ ???「………!」コソッ キョン(一体なんなんだ………?) 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:30:21.13 ID:Dy/T3TGU0 その次の放課後 谷口「そろそろ帰るかー」 国木田「そうだね」 ???「………」ジーッ キョン「…………!」ダラダラ 国木田「なんで冷や汗かいてんの?」 キョン「俺なんか悪いことしたかなあ………?」 谷口「何言ってんだよお前」 ???「………///」ポッ 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:37:52.42 ID:Dy/T3TGU0 また次の放課後 ???「………」ジーッ キョン(もう我慢できん、今日なんとしてもつきとめてやる……) ???「………」ジーッ キョン「光の速さで振り返る!!!」バッ ???「!!!」ササッ 谷口「い、いきなりどうした?キョン?」 キョン(…知らない奴だな、黒髪長髪の眼鏡女子……?) 国木田「キョン?」 キョン「ちょっと行ってくる!!」バタバタバタ 谷口「なんだ?」 国木田「さあ………?」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:45:31.58 ID:Dy/T3TGU0 キョン「…クソ、見失った……」 ???「………!」スタスタ (ただいま早歩きで追いかけっこ中) キョン「あ!おい!待てって!」 みくる「あれ?今のキョン君………?」 ???「………!」パタパタ キョン「おい!なんで逃げるんだ!待てって!」 古泉「おや?どうしたんでs………」 キョン「邪魔だぁ!!」バキッ 古泉「ズドム!!?」 キョン「邪魔だ!!」 古泉「二回言われた………」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:53:08.60 ID:Dy/T3TGU0 ???「………」ハアハア キョン「屋上だ。もう逃げられんぞお嬢ちゃん」 少女「エッ……!」 キョン「にがさああん!!」ガシッ 少女「きゃっ!」 キョン「ここ最近俺のまわりうろついてるのはお前だな?」 少女「い…いた……」 キョン「どういうことか説明してもらおうか…!」 少女「いっ……痛いです…はなして…くださいィ……!」ポロポロ キョン「え!?あ!!いやあのごめん!!」 少女「うっ……うう…ぐす……」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:00:20.29 ID:Dy/T3TGU0 キョン「えっとお……あの、すまん。つい興奮して……」 少女「ひっく…えぐ…ううぅ……」 キョン(まずい、この以上の問い詰めは俺の学園生活にヒビが……) 少女「グスッ…え…えっと、あの……」 キョン「あ〜いやその悪かった、これ以上は聞かないよ。ホントすまん」 少女「えっ………?」 キョン「じゃ、じゃあ俺は失礼する。すまないじゃあな!」ソソクサ 少女「?あ、あれ………? 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:08:51.51 ID:Dy/T3TGU0 次の日 キョン「………」ドヨーン 少女「………」ジーッ 谷口「どしたんだよキョン?顔に血の気がねえぞ?」 キョン「目標をセンターに入れてスイッチ……」 国木田「キョンたぶん最近精神的に疲れる出来事があったんだよ」 谷口「まあ、あのスズミャーといっしょだからな♪」 国木田「…………」 谷口「突っ込んでくれよ」 キョン「シンクロ率ゼロ。パパもママもだれも………」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:13:16.13 ID:Dy/T3TGU0 放課後 キョン「…というわけだ。何か知らないか?長門」 長門「知らない」 キョン「そうか」 長門「そう」 キョン「………」 長門「………」 キョン「綾波 長門「笑えばいいと思う」 キョン「!!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:18:37.23 ID:Dy/T3TGU0 みくる「う〜ん、私からは何も……」 キョン「そうですか……」 みくる「たぶんキョン君たちの学年ですねえ。2年生にそんな子はたぶんいないです」 キョン「収穫なしか………」 古泉「お困りですか?」 みくる「あ、古泉君」 キョン「?お前、その怪我どうしたんだ?」 古泉「………………」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:28:54.84 ID:Dy/T3TGU0 古泉「まあいいでしょう、今回は多めに見ます。次はありませんよ」 キョン(?何の話だ?) 古泉「その眼鏡女子は、私のクラスの少女というひとです。」 キョン「!お前のクラスの奴か!!」 古泉「といっても一度も話したことはありません。    本人は自分から話題を提供するような人ではありませんので。    幼馴染とはよく話してますがね。逆にいえば幼馴染としか話さない子です。」 キョン「なんでそんなこと知ってんの」 古泉「フフッいや、実は彼女なかなかの美人でしてね。私のクラスでは密かに評判なんですよ」 キョン「放課後に眠くもないのに机に伏せてる奴らにか?」 古泉「あなたひどいですね」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:35:57.22 ID:Dy/T3TGU0 キョン「まさかとは思うが古泉、その子…… 古泉「機関とはまったくの無関係です。」 キョン「じゃあ、あさh…… みくる「無関係ですよ〜」 キョン「なg…… 長門「関係ない」 キョン「そうか………」 みくる「キョン君モテモテですね〜」 キョン「え!?あ、朝比奈さん!?」 古泉「まったくです。SOS団には魅力的な人物が四人もいるんですよ。」 キョン「アッー」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:43:36.20 ID:Dy/T3TGU0 キョン「まさかハルヒと関係が……」 古泉「それはさすがに否定できませんね。もしかしたら、なにか涼宮さんの力が…?    ともかく、あまり気にしてはいけませんよ。無視すればいいんです。」 長門「ストーカーは本人が振り向かないとエスカレートする場合がある。」 みくる「あっ……」 キョン「……………」ドヨーン 長門「………?」 古泉「長門さん、いっちゃ駄目でしょう。」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:50:19.59 ID:Dy/T3TGU0 キョン「………ま、あんな子がストーキングする度胸があるとは思わないし。     なんか理由があるんだろ?だったら安心だ。」 古泉「ああそれと余談ですが、僕のクラスメイトによるとその子もうすぐ親の都合で転校するんです。」 キョン「転校?もうすぐっていつだ?」 古泉「一か月後だそうです。」 キョン「ふーん………?」 ハルヒ「ごめんごめん!おくれたわ!!」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:00:21.29 ID:/k5gAWfj0 キョン「お前にしては遅いな。どうしたんだ?」 ハルヒ「いやーそれがね、久し振りにSOS団に仕事の依頼が来たのよ!」 古泉「おや、よかったですね。」 ハルヒ「部室いこうと思ったら声掛けられてね、でもモタモタしてるからさっさと引っ張ってきちゃった!」 みくる「じゃあその依頼主さんは来てるんですか?」 ハルヒ「当たり前田のクラッカーよ!外で待たせてあるわ!」 キョン「ごめん、それ元ネタしらん」 ハルヒ「よし!じゃあ呼ぶわね!」 キョン「今日はテンション高いな」 みくる「依頼なんて久し振りですからね〜」 長門「当り前田のうまのすけ」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:06:13.81 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「ほらほら!はやく入ってきなさいよ!」 ???「い、いやあの…やっぱりその……」 キョン「………ん?」 ハルヒ「ほらいいからはっやっくぅ!!!」バッ 少女「ひゃあ!!?」バタンッ キョン「!!!!!」 古泉「おや?」 みくる「わあ、かわいい」 長門「……胸は勝った」ボソッ 少女「いたたた………」 ハルヒ「紹介するわ!少女ちゃんよ!!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:20:26.52 ID:/k5gAWfj0 キョン「………………」ダラダラ 少女(あっ……) ハルヒ「はいっ!じゃあ仕事の内容聞かせてくれる?」 少女「えっあ、はい………。    じ…じつはえっと、私…好きな人がいまして……」 キョン「!!!?」 ハルヒ「フーン、好きな人ねえ。それで?」 少女「え、えっと……それでSOS団さんは、依頼すれば何でも請け負ってくれるって。    と…友達に聞いて、それであの…今回依頼しました……」 キョン(な、なんだ?どういうことだ?新手のアプローチか?) みくる「なんだかいいですねえ、そういうの」 ハルヒ「う〜ん…まあいいわ!丁度暇だったのよね!請け負ってアゲル!」 キョン「???????」 古泉「混乱してますね」 長門「目が死んでる」     51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:30:05.67 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「で?その好きな人って誰?」 少女「え…ええっと、そのあの…」 ハルヒ「ほら、はずかしがらずに言っちゃいなさいよぉ!」 キョン(ど…どうしたらいいかな!?     俺って言った瞬間やさしく抱きしめればいいのかなあ!!?) 古泉(とりあえず落ち着いてください) 少女「わ…わかりました。いいます…えっと、好きな人は…涼宮さんのクラスの……」 キョン(だきじめるよ!?やさしぐだぎしめて恋のアドベンチャーだよ!!?) 古泉(落ち着いて下さいっ!!) 少女「た………谷口さん………です………」 ハルヒ「!!?」 キョン「!??」 みくる「?」 古泉「!?!?!?」 長門「え?」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:36:38.58 ID:/k5gAWfj0 少女「い……いった…。いっちゃった……」 キョン「ん?え?すまない、もう一度いってくれ?」 少女「?えっと…谷口さんです………?」 ハルヒ「き……気は確か………?」 長門「…………」ブツブツ 古泉「?長門さん?」 長門「………薬の反応、なし。」 古泉「長門さん、失礼です。」 少女「?どうかしたんですか?」 みくる(谷口さん……どこかで聞いたような……) 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:44:13.70 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「い、一応聞くけど……どこがいいの………?」 キョン「そ、そうだぞ……!気をしっかり持て……!」 少女「……え、えっとお……。………や、やさしいところ………」 ハルヒ「………!??」 古泉「………………」 長門「――――――」 みくる「………?」 キョン(ヒカルの話を聞いたアスカの気持ちがわかった気がする) 長門「さっきからエヴァばっか」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:54:17.66 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「………ま、まあ人それぞれよね!うん!好みなんか人それぞれよ!!うん!うん!」 キョン「そ…そうだな!!そうだよな!!うんうん!!     ブス専だってデブ専だってみんなみんな生きてるもんな!!友達だもんな!!」 古泉「まったくその通りですよ!皆違ってみんないいんですよ!!」 キョン「ハハハハハハハハハハ」 ハルヒ「アハハハハハハハハハ」 古泉「はっはっはっはっはっは」 少女「……………?」 キョン・ハルヒ「マジ?」 少女「はい…………?」 古泉「お二人とも。現実ですよ」      68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 01:04:26.88 ID:/k5gAWfj0 10分後 ハルヒ「……とりあえず、まえ向きに受け止めることにしました。」 キョン「去れ、ネイティブな俺。」 古泉「ナガティブです。やっぱり混乱してるじゃないですか。」 ハルヒ「谷口ってのが納得いかないけど、一度請け負ったら最後までやるわ!」 キョン「それがSOSクオリティ!」キリッ 古泉「長門さん。すこしお二人を縛っててください。」 長門「了解」 少女「えっと…にぎやかな部活ですねえ」 みくる「え?あ、そうでしょう?」 古泉「本題に戻りましょう」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 01:20:59.93 ID:/k5gAWfj0 古泉「それで、少し小耳に挟んだんですが貴女は1か月後に転校するんですよね?」 少女「は……はい……。だから離れてしまう前に、なんとか谷口さんに…    お…想いを伝えられたらなーって……」 みくる「なんだかいいな〜こういうの」 ハルヒ「ちなみにどこに転校すんの?ホンジュラス?カナダ?」 少女「いえ、外国じゃなくて……その…茨木のほうに……」 キョン「ごめんねごめんね?」 長門「それは栃木。あと茨城県でもなく、大阪の茨木市。」 キョン「大阪の地名なんて知らん」 長門「大阪を敵に回すと危険」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 01:36:03.75 ID:/k5gAWfj0 少女「お…お願いします!わ…私、男の人と話したこと全然なくて……。    今日も涼宮さんに話そうかさんざん迷って、昔から引っ込み思案で……」 キョン「………」 少女「わ……私、このまま転校したら…絶対生きてけないです…!    だから、少しでいいのでお手伝いしてください……!」 ハルヒ「………」 少女「え、えっと…よ、よろしくお願いします!!」ペコリッ ハルヒ「………フッ、よし!わかった!!私たちが全力でサポートするわ!!     私たちの手にかかれば谷口の1匹や2匹!!」 キョン「匹扱いかよ」 少女「ほ…本当ですか?」 キョン「ああ、いつかはすまんかったな。お詫びといっちゃあなんだが     できる限りはさせてもらう」 少女(よ、よかった……この人いい人だ…) 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 01:51:07.26 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「よし!では只今より!SOS団特別ミーティング、『谷口対策会議』を開催いたします!!」 みくる「わー」パチパチ 古泉「ははは」ドンドン 長門「………」プフパフー キョン「なんとも失礼なネーミングだな」 ハルヒ「キョン!さっきからうるさいわよ!私のセンスにいちゃもんつける気!?」 キョン「SOS団の時点でセンスが子供っぽいんだよ!」 ハルヒ「なによ!黒の騎士団とか繚蘭会とかプリンス・オブ・ダークネスよりはいいじゃない!!」 少女「す、涼宮さんキョンさん落ち着いてください〜」 キョン「って、君もその名で呼ぶのか」 長門「いやだったら本名明かす」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 02:05:10.40 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「話を戻して、まずはあいつにアプローチしないとね!」 古泉「今までは何かされたんですか?」 少女「いや…なにも……。ただ見てるだけで精一杯で……」 キョン(あ、だからあの時視線を感じたのか) ハルヒ「ふむ、ということは谷口はあんたのことを知ってもいないのね。     だったら好きなように踏み込めるわ!こういうのは初めのインパクトが大事なのよ!!」 キョン「まさか全裸にリボン巻きつけて『どうぞめしあがれ』とでも」 ハルヒ「あら、なんでわかったの」 少女「…………!」///カアッ キョン「男としては大歓迎だが、本人にそんな度胸はないらしい」 ハルヒ「ふ〜ん、じゃあ別のでいきましょう」 長門(…………大歓迎………。) 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 02:17:14.17 ID:/k5gAWfj0 小一時間 ハルヒ「全部駄目ね。じゃあみんなで意見を出し合いましょう!」 少女「そ…それでお願いします……」///ポッ キョン「ハルヒの作戦は悪くないが、本人のバロメーター考えてくれ」 長門「振り向いて『俺は処女だー!!』と叫んで キョン「長門、人の話聴け。」 古泉「そうですね。ではここはやはりラブレターでどうでしょう?」 少女「い…いけるかな……?」 みくる「そうですね〜普通に呼び出して告白、というのもどうでしょう?」 少女「う、う〜んそれは………」 ハルヒ「お前が好きだー!!お前が欲しいーーー!!!」 キョン「この馬鹿弟子がぁーーー!!」ドカッ ハルヒ「ぐはっ!!」バタッ 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 02:30:05.31 ID:/k5gAWfj0 キョン「気絶しただけだ。安心しろ」 少女「でも、今ヘンな音が……」 長門「二人でいる所を不良に襲わせる」 キョン「よし、だいぶまともだ。他にないか?」 みくる「やっぱり私たちから紹介しましょうか?」 キョン「だめですね」 古泉「その心は?」 キョン「そんなことしてみろ、あいつSOS団の団員だと思って警戒する。     あいつはめんどくさいことが一番嫌いなんだよ」 長門「でもあのアホ毛は女性に飢えている。」 キョン「黒服の男たちに白い粉勧められて、素直に貰うのか?」 長門「………理解した」 古泉「二人とも失礼です」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 02:39:56.47 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「………ル、ルイズうわぁぁぁぁん………」ブツブツ キョン「まあどんな作戦もそれ相応の勇気はいるな」 少女「は、はい……」 古泉「今までのまま手をこまねいてたら、何もできません。」 キョン「後日どの作戦を実行するか相談するが、覚悟はしといてくれ。」 みくる「がんばってね♪」 少女「は…はい……!わたし…頑張ります………!」 キョン「よし!今日はもう解散するか」 古泉「そうですね」 長門「校門まで付き合う」 少女「あ…ありがとうございます、長門さん」 ガチャ バタンッ ハルヒ「サラーっ……好きだーっ………」ブツブツ 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 03:00:38.82 ID:/k5gAWfj0 キョン「んで、次の日。」 谷口「何言ってんだ?」 少女「………」ジーッ キョン「なあ谷口、お前今彼女いるか?」 谷口「ハア?なんだよ藪からスティックに」 国木田「ふるっ」 谷口「んなもん決まってんだろ?聴かなくても」 国木田「そうだよキョン、なに馬鹿なこときいてんの。谷口に彼女がいないなんて当たり前じゃないか。     そんなの火を見るより明らかだよ。宇宙の心理だよ。スコアの預言だよ。     だいたい5分だけでも涼宮さんと付き合えた事だって奇跡なんだから。よく持ったよな、5分も。     谷口より少しイケメンのキョンだってそういうのないのに、     こんなビビりの、童貞の、馬面の、かいしょうなしの、フツメンの、オールバックアホ毛の、     面食いの、高飛車の、根性無しの、あかんたれの、寄生虫の、ナンパ魔の、なさけない声した     変態谷口なんかが付きあってる訳ないだろ。常識的に考えて。だからキョンは童貞なんだよ。     まったく…気を使ってあげなよ。 谷口・キョン「「泣いてもいいですか」」 少女(よかった……谷口さん、彼女いないんだ……) 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 03:15:00.81 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「そう、あいつまだ彼女いないのね。ごくろうさま、キョン」 キョン「なんで俺モテないのかな」 みくる「こ、これからですよぉ〜」アセアセッ 古泉「では思う存分アプローチできますね」 長門「では明後日の月曜から作戦を開始する」 少女「え!?も、もうですか……?」 長門「先手必勝。何かの手違いであと27日間で彼女が出来てしまうかもしれない。    それに早ければ残りの日数で愛を育めるというもの。Time is love.」 キョン「とにかく明後日までにまずはラブレターを書いてきてくれ」 少女「が……がんばります……!」 キョン(ま、あと1か月もあれば大丈夫だろ。) 少女(がんばろう……待ってて、谷口さん………!) 茨木転校まであと27日 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 03:23:59.23 ID:/k5gAWfj0 そしてあと25日 少女「か、書けました………」 ハルヒ「お!来たわね!見せてみなさい!」 少女「は、はい……でも、あの…実は……」 長門「?」 少女「さ、最初はなんて書こうか悩んでたんですけど、いざ書き始めるといっぱいいっぱい書きたくなって、」 みくる「それで?」 少女「書きたいことが多すぎて……原稿用紙50枚軽く超えちゃいました……」ドサッ ハルヒ「!!??」 古泉「!!???」 長門「え?」 みくる「すごいです〜」 キョン「それなんてスクールランブル?」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 03:34:53.39 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「なるほど……あなたに文才があることは理解したわ」 少女「は、はい…ありがとうございます?」 ハルヒ「褒めてないわよっ!!!」カッ! 少女「ひゃぁっ!」ビクッ ハルヒ「あのねえ!!ある日突然下駄箱に原稿用紙50枚分の手紙があったとして、     律儀に見る奴なんかいるの古泉くん!!みくるちゃん!!有希!!キョン!!」 古泉「残念ながら、手の込んだ嫌がらせかと。」 みくる「さ、さすがに…………」 長門「早読みは得意」 キョン「烏丸は二回読んだぞ」 ハルヒ「後半の意見はともかく!!普通は絶対ごみ箱に直行よ!!アンダスタン!!??」 少女「ご、ご、ご、ごめんなさいぃいい……!」ポロポロ キョン(まさかハルヒに一般論を説かれるとは) 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 03:51:35.66 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「まったく!しょうがないわね!今日から一週間あんたにラブレターの描き方を     じっくりこってり嫌というほどおしえてあげるわ!有希!みくるちゃん!」 キョン「なんで一週間も?ラブレターなんて一日で書けるだろ」 ハルヒ「フン!トウシロが!そりゃあわたしがペンを奪って書き殴れば5分ですむわよ!」 キョン「そんなのじゃ心がこもってねえだろ」 ハルヒ「そう!!私たちが教えるのはあくまで『方法』よ!!『答え』ではないわ!!     この子の気持ちはこの子が書かないと相手にも失礼よ!たとえそれが谷口でも!!     この子が!この子の意思で!この子の字でラブレターを書かない!と意味はないのよッ!!!」 キョン「なんだろうな、この気持ち。なんか感動しないな」 少女「す……涼宮さん………」グスグス ハルヒ「コーチとお呼び!!」 キョン「だけど涙が出ちゃうッッッ」      95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 04:09:56.08 ID:/k5gAWfj0 ハルヒ「さあ!いっしょに戦いましょう!!あんたは一人じゃないわ!!     私たちは一つなのよ!!みくるちゃんや有希もいるわ!」 みくる「ラブレターは書いたことありませんけどがんばって教えますよ♪」 有希「ポエムとかなら思う存分教える」 少女「あ、朝比奈先輩……長門さん……コーチぃ………」ウルウル キョン「あ、コーチで通った」 ハルヒ「よっし!じゃあさっそくあんたン家に泊まって修造顔負けの熱血指導よ!!!     谷口という名の超鈍感要塞を征服してやりましょう!!!!SOS団GO−−−!!!」 少女・みくる「「エイッエイッオーーーーッ!」」 長門「………おー」 古泉「いやはや、どうなることやら。」 キョン「あれ、古泉いたのか」 古泉「…………」 くどいようだが茨木転校まであと25日 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:00:11.58 ID:fPohBjn90 数か月前……… 谷口「グーグー………ん……あれ?」 キーンコーンカーンコーン 谷口「いっけね、もう下校時間か………」 谷口「まあいいや、キョンはまだ残ってるだろうし、    久しぶりに一緒に帰るか。よっこいしょーいち」ガタン スタスタスタ 谷口「おーいいね〜、夕焼けに染まる我が母校。実に絵になるね〜」 コトッ 谷口「ん………」 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:09:26.93 ID:fPohBjn90 少女「くーくー………」 谷口「なんだ、俺以外にまだいたのか。世間は狭いねえ」ガラッ 少女「んっ……んううっ…………」 谷口「おお……なかなかのもんだな…胸はイマイチだが尻はなかなか」 少女「くー…くー…」 谷口「……………」 少女「くー…くー…」 谷口「……………」ソローッ 少女「んっ」 谷口「ひいっ!!??」ビクッ 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:20:15.06 ID:fPohBjn90 谷口「いや違うぞ!別に触って確かめようなんてするはずがない!!    そうだ!違うぞ俺!!いくら女の子にマトモに触ったことないからって    そんな人の道に外れたことは…………」 少女「んっ、んうう……ほえ?」 谷口「おや………?」 少女「おー…………?」 谷口(寝ぼけている!?いや、これは好機だ!意識がはっきりしない間に!!) 少女(誰だろぅ……眼鏡どこにしまったっけ………?) 谷口「ま、ままままままままままったくう!!こんな時間まで寝るとは寝ボ助さんだなぁー!!」 少女「………?」 谷口「よし!起きたことだし俺帰るわ!!じゃあなAランクよ!HAHAHAHAHAHA!!」ソソクサッ 少女「…………誰だか解らなかった……」 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:32:01.64 ID:fPohBjn90 あくる日 少女(誰だったんだろ…?起こしてくれたのならあんなに急がなくても……)スタスタ 生徒A「どうしたの?浮かない顔して?」スタスタ 少女「え?あ、別に何でもないよ?」スタスタ キョン「お前、一体何したんだよ」 国木田「職員室なんてよっぽどのことが無いと呼ばれないよ?」 谷口「いや、違うんだって!!ホントに身に覚えがないんだって!!    まじで俺はのぞきなんかしてないんだって!!」 キョン「普段女を品定めするお前に説得力があるとでも?」 谷口「いやだからさあ〜………」 少女「?この声……?」 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:45:32.86 ID:fPohBjn90 生徒B「あ、谷口だ。もう許してもらえたんだ?」 生徒C「さすがに無いことでっち上げたって無理があるっしょ。」 生徒D「全くね。もっと辻褄あわせちゃんとした方がよかったんじゃない?」 ブス生徒「そうね、ったくあの男ときたら、体育の時間いつもいつも私の事見て      もううんざりよ!野獣だわ!ケダモノよ!      今度はのぞきじゃなくて私の体操服を鞄にいれてやるわ!」フゴフゴ 生徒A「まあ、谷口さんかわいそうに……」 少女「谷口さん……?」 生徒A「あの髪をあげてた人よ。もう、男の人が女の人を見るのはサガだというのに…    ちょっとクギさしに行くわね。ねえ、貴方達………」パタパタ 少女「谷口…さん……。もしかして……?」 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 22:52:04.92 ID:fPohBjn90 放課後 谷口「なあ、自販機まで付き合えよ」 キョン「しゃーねーな、こりゃ10分遅れで罰金だな」 国木田「じゃあ涼宮さんのとこに行けばいいのに」 キョン「まあ、その、なんだ?えと……悪魔より悪友だよ。」 谷口「よっし!じゃあ奢ってくれ!」 国木田・キョン「「ことわる」」 少女「……間違いない……あの人だ」 ドスンッドスンッ 少女(!?誰か来る)コソッ 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:02:13.80 ID:fPohBjn90 シーン……… 生徒B「……だれもいないわ」 ブス生徒「よし!覚悟しなさぁ〜いこのケダモノ、      私の、この『一週間一度も洗わず汗と涙と口では言えない何かが染み込んだ      女の魅力丸出し体操服』をアンタの鞄にぶちこんでやるわ!」 生徒C「ついでに私の食べかけのパンと科学の実験で使った唾液の入った瓶も」 生徒D「これでもう言い逃れできないわね、停学間違いなし」 生徒BCD「「「アーっハッハッハッハッハ!!」」」 ブス生徒「ふごふごふごふごふごふご!!!」 少女(どっ、どうしよう……あの人停学になっちゃう……!」 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:10:14.08 ID:fPohBjn90 少女(誰か…お願い……!通りかかって………!) 生徒D「で、アイツの席どこ?」 ブス生徒「たしかあのへんだわ………」ブヒブヒ 生徒C「どれよ?わかんなきゃ意味ないじゃない?」 少女(席が見つかりませんように……見つかりませんように………) 生徒B「あった。『谷口参畳!!』って書いてる。知らなきゃ書くなよ」 少女(!!)オロオロ ブス「じゃあ早速………ブヒヒヒヒヒヒ」フゴフゴ 少女(ど、どうしよ、どうしよ)アセアセ 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:20:58.11 ID:fPohBjn90 少女(わ…私が行っても、止められないだろうし………) 生徒D「あ、写真だ。何これ?」ゴソッ 生徒C「『新しい友、キョンと国木田。カラオケにて』。ふーん、なんか楽しそうだね」 ブス「んなこたぁ、どーでもいーんだよ!!貸してみなさい!    そんなものビリビリに破ってやるわ!!腹に据えかねるわ!!」 生徒C「さようでございますか」 少女「!…ぁっ……!」カタッ ブス「ぐひゃひゃひゃひゃひゃ」デブデブ 少女(そんな…!人の思い出を破っちゃうなんて……!) ブス「…………アレ?手に汗かいてて上手く破けない」ツルッツルッ 少女「だっ………ダメエエエエ!!!」バッ 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:30:40.37 ID:fPohBjn90 ブス「ああん?誰よアンタぁ?」 少女「ぁ………!ええと…………」 生徒B「………まさか今までの見てたの?あ〜あ、どうするの?チクるの?」 生徒C「んなことしたらただじゃおかないよぉ?バケツかぶりたいの?」 少女「ひゃ………あ、あの……」 生徒D「心配しなくても、いっぱい『かわいがって』ア・ゲ・ル♪」 4人「「「「あははははははははははははははは!!!」」」」フゴフゴ 少女「…………ひ………思います………」 ブス「ああ?」 少女「他人のことを全否定するなんて、さ、さ、最低だと思いますっ!!」 ブス「んだとおお!!?このドブスがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:42:10.17 ID:fPohBjn90 生徒B「やっやめなよブスちゃん!」 生徒C「そうよ!!殴ったらあたし達が退学になっちゃうじゃん!!」 ブス「うるせええ!!我輩のことを最低呼ばわりとは、見上げた根性よ!!」 少女「いっ、いた………」ギリギリ ブス「褒美として我輩の48のサブミッションと空中殺法を夜明けまでお見舞いしてくれるわ!    体育館裏に来いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」ゴフゴフ 生徒D「……マジで?喧嘩して柔道部の男にかったあの技やんの?骨折れるよ?」 少女「だっ………誰かっ………助け………て……」メキメキ ???「おい!お前ら何やってんだ!!」 4人「「「「!??」」」」 少女「えっ………」 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 23:56:25.15 ID:fPohBjn90 谷口「喧嘩か!?って……ああ!ブスバンド部のブス!!」 ブス「ブ『ラ!』スバンド部じゃああああああああああ!!!」ボカア 谷口「ぶへっ!!??」ドスンッ 少女「あ!」 ブス「よう来たのおお、谷口ィ。最近お前私ん事イヤラシイ眼で見てんだろ?」ゲシゲシ 谷口「……………え?」 生徒B「とぼけないでよ、いっつもいっつも体育の時私たちの事見てんでしょ?」 生徒D「言っちゃいなさいよ〜」 谷口「……………ん?いや、あの〜仰ってる意味が………」 ブス「この期に及んでまだシラをきるかこの豚ヤロおおおおおおおおおお!!!」 谷口「それはお前だああああああああああ!!」 少女「ど、どうしよう………谷口さんが………」オロオロ 生徒A「あらあら、皆で仲良くプロレスごっこかしら?」 ブス「な!!!???お前は………!」 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:10:58.60 ID:/m1W1kqH0 少女「あ………!」 生徒A(よく勇気出せて言えたわね。あとは任せて♪) ブス「貴様ぁ〜、なぜココにいる!?」 生徒A「貴女こそ、どうして谷口さんの首を割りばしの如く折ろうとしてるの?」ニコッ ブス「!?べ、べつになんでもないでぶ〜」 谷口(ああ………いつ見ても綺麗だAさん!) 生徒A「もうイジメはしない約束でしょう?」 ブス「だってムカつくのよ!!イヤラシイし!!」 生徒A「たぶん貴女を見てるんじゃないと思うわ」 ブス「えっ」フゴッ 谷口「むしろAさんを見てました」 生徒A「まあうれしい」ポッ 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:20:31.77 ID:/m1W1kqH0 生徒A「ともかくこれ以上は、あら?誰かきたみたいね」 キョン「谷口ー、なに勝手に言ってんだよ」 ブス「あ!キョ……キョンくん…………///」ポッ キョン「ん?」 谷口「た、助かった…………」 国木田「どうしたの?ボロボロだよ?」 生徒B「あ!国木田君!」 生徒C「ホントだ!かわいー♪」 生徒D「…………か、顔見れない……///」 谷口「………あれ……?なんでだろ………?俺泣いてやがる………」 生徒A「じゃあ、御暇しましょうか。」 少女「うん、あ、……あの……助けてくれてありがとうございます…」 谷口「え?いや別に?大したことは?」(てか、巻き込まれただけだし) 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:32:03.15 ID:/m1W1kqH0 ブス「キョンくーん、実はねぇ、んーとねぇ、あのねぇー」モジモジ キョン「…………」(やばい、1時間ぐらい遅れそうだ) 生徒3人「「「国木田君待って〜〜♪」」」キャッキャ 国木田「あはは、しょうがないな。一緒に帰ろうか♪」 生徒A「失礼するわね〜」スタスタ 少女「えっと……谷口さん、それじゃあ…」トコトコ 谷口「ああ、うん………てかもう、死んでいいかな」 生徒A「あ〜こわかったぁ、あぶなかったわね。」 少女「………うん……」 生徒A「あら?」 少女(谷口……さん……) 生徒A「あら?あらあら?もしかして♪」 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:37:54.48 ID:/m1W1kqH0 少女「………あっ……」 チュンチュン 少女「朝………か……」 ハルヒ「くかーっくかーっ」 みくる「ほええ……」 長門「すー…すー…」 少女「そっか、ラブレターの特訓で……」 『谷口さんへ、』 少女「……私……がんばろう……///」 茨木転校まであと24日 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:48:37.27 ID:/m1W1kqH0 そして作戦は決行された……… ハルヒ「第一の作戦!ラブレター作戦!!」 キョン「分かりやすい作戦名だな」 古泉「頑張って下さいね。」 少女「はっ、ははははははいっ!!」ガチガチ みくる「大丈夫、後はげた箱に入れるだけですよ〜」 長門「極めて簡単」 少女「で、でもでも!や、や、や、やっぱり心の準備が………」 ハルヒ「んあーー!!もういいからさっさと行きなさい!!」ドン 少女「ひゃああ!!?」ドテッ ピラッ キョン「!!黒…だと…!?」 みくる「お…大人の黒!!?」 ハルヒ「以外にオマセさん!!??」 古泉「長門さん、後で記憶消しといて下さい」 長門「わかった」 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 00:55:27.07 ID:/m1W1kqH0 少女「…………ううっ………///」ドキドキ ハルヒ(なにやってんのよ!さっさと入れなさいよ!!)イライラ キョン(まあ待てよ、あの子だっていっぱいいっぱいなんだから) みくる(ファイトです!) 少女「……え、えいっ!」コトンッ 古泉「お、入れましたよ!」 長門「よく頑張った、感動した。」 少女「どうしようっ読んでくれるかな?」アセアセ キョン「まあ大丈夫だろ。心配すんな」 みくる「た、谷口さんが来ました!」 少女「!!///」 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 01:04:22.80 ID:/m1W1kqH0 谷口「お〜れ〜は、シっカぁ〜イダぁ〜〜っ♪」スタスタ ハルヒ「来たわね、受けてみなさい!私たちの思いを込めた渾身のラブレターを!!」 キョン(こら、もう少し隠れなさい)ササッ 谷口「みんみんミラクル♪み〜のるんるn………んん?」カタッ 少女(!!) 古泉(見つけましたね、) 少女(た………谷口さん……///)ドキドキ みくる(み…見てますね………)ドキドキ 長門(私は今、猛烈に緊張している)ドキドキスペース キョン「長門、俺がギリギリ知ってるネタはやめろ」 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 01:14:39.20 ID:/m1W1kqH0 谷口「なんだあ?手紙か?」 『谷口さんへ』 谷口「………………」 ハルヒ(ちょっと!何黙り込んでんのよ!中身を早く見なさいよ!)イライライラ キョン(だから待てって。順序ってもんがあんだろ。) みくる(な、なんだかドキドキします〜) 少女(………谷口さん………?) 谷口「…………………。    …………ハッハ〜ン、成程。そういうことか〜ははははは!」 ハルヒ(?何?) キョン(急にどうしたんだ?) 谷口「バカめ!!その手には乗らないぞ!!!!キョンッ!!!!!」ビリッ SOS団「「「「「!!??!!??」」」」」 少女「えっ………」 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 01:26:40.77 ID:/m1W1kqH0 谷口「ハッハッハッハ!!キョン、涼宮ぁ!!    多分どっかで観てんだろうが、無駄だぜ!こんなこけおどしに乗るとでも思ったか!!」ビリビリ ハルヒ(何!?何よ!!?どうなってんの!!??) キョン(俺だって知るかよ!なんで俺達だってバレてんだ!!?) 少女(あ……ああ……) 谷口「この表紙の字!これは明らかに涼宮の字だっ!!    恐らく俺をはめて暇つぶしでもするっていう涼宮の考えだろうが?    でも残念だったな!!こういう嫌がらせならブスバンドのブスがしょっちゅうやられてたんだよ!!」ビリビリ 少女「あ、ああああ………ああ…」ポロポロ 谷口「今度やったら絶交だぞ!キョン!!じゃあの!!!」グシャグシャ ハルヒ「…………」 少女「うっ……うう……ぐすっ………」ポロポロ 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 01:35:26.70 ID:/m1W1kqH0 ハルヒ「ごめんね、私が余計な気を起して表紙を書いたばっかりに………」 少女「ひっく……コーチの……せいじゃ、ないです……。    私が表紙も、ちゃんと……心を、込めて……書いてればぁ………」グスグス キョン(ここでコーチってトコ突っ込んだらKYだから我慢しよう) みくる「大丈夫ですよぉ〜っ、ま、まだ作戦はありますから。ね?」 長門「任せて。」 少女「あっ……ありがとう……長門さん………せんぱぁい……」ウルウル ハルヒ「………それにしてもひどいわね、谷口があんな奴とは思わなかったわ」 キョン「……………」 ハルヒ「…………………幻滅よ。」 古泉「!…………はい、もしもし…………」 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 01:58:23.63 ID:/m1W1kqH0 古泉「まずい事になりました。」 キョン「できれば聴きたくないね。」 古泉「そういう訳にはいかないんです。    ………先ほど、中規模の閉鎖空間の発生が確認されました。    現在仲間が対処に当たってますので、問題はありませんが………。」 キョン「原因は………谷口だな。どう考えても」 古泉「大正解です。事実、今の彼の行動が危うく世界崩壊に繋がる所でした。」 キョン「谷口のせいで人生終わるなんてまっぴらごめんだ。」 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 02:01:26.41 ID:/m1W1kqH0 古泉「でしたら今回の依頼、確実に成功させなければいけません。    もし、彼女が想いを伝えられずに転校したら、色々と大変なことに……。」 キョン「たとえば?」 古泉「そうですねぇ、良くて『谷口さんも茨木に転校』ですが、    悪くて『谷口さんがいない世界』、『最初から谷口さんを好きな人なんていなかった』、    ああ、あと可能性としては『谷口さんなんて死んでしまえばいい』というのも、」 キョン「もういい、言うな。     ………………しょうがないな、なんとか頑張るしかないか。」 古泉「やる気出ました?」 キョン「あんな奴でもダチだからな、死んだり消えたりなんかさせねーよ。     ハルヒにも、人を恨んで欲しくないし、第一あの子がかわいそうだ。ま、できることは全力でやるさ。」 古泉「今回の件で機関からも協力を得ることに成功しました。    なんとしても成功させましょう。」 キョン(谷口、あんなに悲しい人生送ってたのか。今度ジュース奢ろう。) 転校まであと22日 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 02:22:50.33 ID:/m1W1kqH0 あくる日のお昼 ハルヒ「作戦その2っ!!呼び出し作戦!!」 古泉「成程、神父ルイズ・ベストですね」 キョン「シンプル・イズ・ベストだ。女だし魔法使いだし」 長門「真プル伊豆ベスト」 少女「が…ガンバリます………」 みくる「大丈夫、今度は成功するよ♪」 ハルヒ「今日の放課後!屋上に呼び出す紙をアイツの鞄に入れとくわ!!     もちろんこの子の字でね!!今度は抜かりないわよ!!!」 長門「屋上には私が付き添う。安心して。」 少女「はい、心強いです。……」 キョン(明らかに沈んでるな、成功させないと………) ハルヒ「じゃあ解散!有希は放課後一緒に屋上へ行ってね!     よし!午後もがんばりましょう!!」 キョン「なんでみんなで屋上に行かないんだ?」 古泉「屋上に我々全員が隠れるスペースはありません。」 キョン「あ、成程」 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 02:37:04.09 ID:/m1W1kqH0 放課後 少女「………遅いなぁ………」 長門「恐らくもうすぐ来る。心配無用。」 少女「…………また、破られちゃうかも……… 長門「そんなことはない。」 少女「でも………また嫌がらせだと思って…………」 長門「……………貴女のような綺麗な人を無視はできない」 少女「びっ……綺麗って……そんなこと………」 長門「自分に自信を持って。貴女はとても魅力的。」 少女(…………綺麗なんて………初めて言われた………) 少女「…………うん、ありがとう長門さん。なんだか勇気出たよ」 長門「………そう。」 少女(次は谷口さんに………言われたいな………) 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 02:51:31.00 ID:/m1W1kqH0 一方その頃 谷口「ん?なんだこれ?『今日の5時、屋上に来て下さい。………より』。    またハルヒの………違うな、アイツの字じゃない……?」 チャラ男「谷口ィ〜今日のコンパあんだけどどうする〜?行っちゃうかんじ?」 谷口「え!?マジ!?行ってもいいの!!?」ポーイッ チャラ男「5対5なんだけど〜人数足んなくてさぁ〜いいだろ〜?」 谷口「ああ!行くいく!!!いよっしゃぁぁぁあ!!今度こそ彼女ゲットだああ!!!!」 長門「…………!」キュピーン 少女「…………?どうしたの?」 長門「……………いっぺん死んでみれ。」 キキー ドーン チャラ男・谷口「ぎゃーーーーーー!!!???」 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 03:05:14.06 ID:/m1W1kqH0 >>199 誤字だ すまない(´・ω・`) やっぱり焦るもんじゃないな ハルヒ「……………最悪ね。約束すっぽかしたばかりか、     そのままコンパ?呆れて物も言えないわ」ゴゴゴゴゴゴ 長門「……………奇跡的にかすり傷で済んだらしい。あのまま死ぬべきだった」ドドドドドド キョン「しんだら告白できんだろ」 ハルヒ「あの子はどう?」 古泉「今朝比奈さんが付き添ってますが、ショックが大きいようです。」 キョン「ついに家に籠っちまったか、そりゃあ二回も失敗すればな。」 ハルヒ「全部谷口の所為よ!!あのアホ毛、女にモテたいクセして鈍感って何よ!     一回しめあげなきゃきがすまないわ!!あんな奴と5分もつき合うんじゃなかったわ!!」 古泉「………………行ってきます………」ビシッ キョン「頼む。あとは任せろ………」ビシッ 205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 03:25:48.67 ID:/m1W1kqH0 ハルヒ「?古泉君どこ行ったの?」 キョン「急なバイトが入ったんだとさ。忙しいやつだ、全く。」 ハルヒ「……ともかくっ!!もう我慢できないわ!!     今すぐアイツの処へ行って、一発殴ってからあの子のこと全部話すわよ!!」ガタッ 長門「殴るのを手伝う。」ガタッ キョン「そこまでだ」バッ ハルヒ「………何よ、キョン。邪魔する気?」 キョン「殴ることは許可するが、あの子の事は話すな。絶対にだ。」 ハルヒ「なんでよ!!我慢にも限度があるのよっ!!退きなさいよ!!」 キョン(多分今、古泉たちは閉鎖空間で死にそうなんだろうな) 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 03:44:01.26 ID:/m1W1kqH0 キョン「あのな、ハルヒよ。     もしお前が密かに誰かのことを好きになったとしよう。」 ハルヒ「!!?はあ!?なななななな、何よ突然!??」 キョン「いやだからたとえ話だ」 ハルヒ「あ、そう?」 キョン「密かに恋してて、告白するかすまいか迷ってる時に、     他のやつにチクられたら、一体どんな気持ちだ?」 長門「…………朝比奈みくるをボコる。」 キョン「なんで朝比奈さんがチクったことになってんだよ」 ハルヒ「許せないわね、…でも少しホッっとするかも……?」 キョン「だろ?自分の気持ちは自分で伝えないといけない。     でも人間どこかで目の前で『ごめんなさい』って言われんのを怖がってる。     だから自分じゃない他の誰かが気持ちを伝えてくれるのを待ってたりするんだ。」 ハルヒ「たぶんそのチクった奴も色々というわね。付き合えだとか……」 キョン「断るに断れなくなるだろ?なんとなく」 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 03:56:35.76 ID:/m1W1kqH0 キョン「でもそんな流れで付き合ったとして、続くか?」 長門「続かない」 キョン「そうだ。例外もあるにはあるが、結局のところ     誰のためにもならない。勇気も出さずに結果は来ないさ。」 ハルヒ「……………」 キョン「あ〜、えーっと説明力なくてすまない。つまり…… ハルヒ「もういいわ。アンタの言おうとしてることは大体わかったから。」 キョン「情けないなぁ、俺」 ハルヒ「うん…わかったわ。元々依頼されたのはあくまでサポートだし、     あの子の勇気にもう少し賭けてみようかしら!」 キョン「よしよし、エライエライ。」ナデナデ ハルヒ「なっ……馬鹿にすんなああああああ!!」 長門「……………もっと。」 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 04:07:51.35 ID:/m1W1kqH0 ハルヒ「でもどうすんの?このままじゃいつまでたってもアイツ気付かないわよ?」 長門「加えて少女も家に籠っている。」 キョン「ああ、そうだなぁ。俺たちだけじゃあ無理かもな……」 古泉「ただいま戻りました。」ガチャッ キョン「お、以外に早かったな。」 古泉「バイト先から来なくても大丈夫だと、連絡を受けましてね。Uターンして帰って来ました。」 キョン「で?守備はどうだ?」 古泉「バッチリです!」ビシッ ハルヒ「?何の話?」 キョン「こいつの友人が協力してくれるそうだ」 古泉「それと朝比奈さんも協力者を募ってるらしいです。」 長門「私も。」 ハルヒ「へぇー………?協力者………」 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 04:30:16.82 ID:/m1W1kqH0 古泉「人数を増やして、次の作戦に臨みましょう。」 ハルヒ「つぎってなに?」 長門「私が提案した『不良が絡んできて華麗に倒させ恩を作ろう』作戦。」 ハルヒ「え?あの子が谷口を助けんの?」 キョン「んな訳ねえだろ」 古泉「不良役を私の友人が演じてくれます。あとは彼が助けてくれれば、    お互い親密になれるというものです。長門さん、ナイスです。」ブイッ 長門「…………ぶいっ………」 キョン「でも、谷口が不良なんかに突っかかると思うか?」 ハルヒ 古泉 「「「えっ」」」 長門 キョン「………あいつは面倒なこと嫌いなんだぞ。」 ハルヒ 古泉 「「「……………………。」」」 長門   217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 04:42:40.50 ID:/m1W1kqH0 ハルヒ「……………だ、だだだ、大丈夫よ!いくらあの谷口だからって、     女の子見捨てるようなことは…………ねえ古泉君!?」 古泉「そ、そうですとも!男としてそんなことあったら、    何も考えず助けに行きますよ!ですよね長門さん!?」 長門「自信なくした」 ハルヒ古泉「「………………。」」 キョン「ま、谷口を信じよう。アイツだって根は良いやつだ。     ただ、今一番の問題はあの子をどう立ち直らせるかだ。」 ハルヒ「そ、そうね、明日皆であの子の家に行きましょう。     早くしないともう時間がないわ」 長門「あと16日」 キョン「ああ、まさかこんなにかかるとは思ってなかった。」 ハルヒ「じゃあ行くわよ!!SOS団の名にかけて、     何としてでもこの依頼を成功させるわよ!!!」 4人「「「「エイ!エイ!オーーーーーーッ!!!」」」」 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 04:58:00.60 ID:/m1W1kqH0 生徒A「…………………」チラッ ワイワイ ガヤガヤ 生徒A「は〜……、どうしたんだろ少女ちゃん………」モグモグ ブス「おや?どうしたんだ?Aよ?」フガフガ 生徒A「…………」パクパク ブス「いつかの時の口出し………、忘れたとは言わせないわよ。だいたいあの時………」 生徒A(……………なんで今日も学校来てないんだろう………     ………は!ま、まさか彼氏ができたとか………………     そしてその男の人と毎晩…………/////)カアアッ ブス「ねえ!ちょっと!聞いてんの!?    えっ…いやあのちょっと!ホントに無視しないで………」 生徒A(確かめなくちゃいけないわね………) 転校まであと16日 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 05:10:28.40 ID:/m1W1kqH0 朝か  大人はねる時間だな そろそろ失礼する 多分次で終わり あ、今地震あったな……… 気をつけろよ じゃあ失礼 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 22:05:59.02 ID:QYQL3UJo0 たぶん前スレ「………視線を感じる……。」↓ http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1249823449/ あらすじ 最近熱い視線を感じるキョン。 だがしかし、その視線は谷口に送られていた! 少女からの依頼を受け、その恋をサポートするSOS団だったが、 いかんせん谷口はとんでもない鈍感ヤローだったのだ! そうこうしている間に少女の転校がせまる! 難攻不落のニブチン要塞谷口は、はたして落ちるのだろうか!? そして大きいお友達に迫る地震の恐怖!! はたしてこの話、生きてる間に終わるのだろうか!? てか、昨日見てた人いるのかな? 皆死んだとか勘弁してよ……… 始めます 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 22:21:42.16 ID:QYQL3UJo0 少女宅 少女「…………………」グスグス 谷口《なーなー、実は今度合コンあるんだよ〜来てくれよ〜》 キョン《無理だ。というかお前よく飽きないな、そんなに彼女欲しいのか?》 谷口《あたり前だろ!?俺は諦めないぞ!勝つまでやるんだ!!    俺の手でサイコーに可愛い彼女作ってやるぞっ!!!》 少女「……………私、やっぱり…………」 ハルヒ《あたし達が付いてるわよ!》 みくる《頑張ってくださ〜い》 長門《支援する。》 古泉《一緒にガンバリましょう》 キョン《できるだけのことはやるさ。》 少女「………でも………もう少しだけ、頑張ろう………。」 キョン「…………どうやら地固まったようだな。」 ハルヒ「来るまでもなかったわね。」 古泉「さあ、我々もがんばりましょう。」 キョン(谷口が気づいてくれなきゃ世界崩壊かもだからな。死ぬ気でサポートしないと………) 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 22:33:36.18 ID:QYQL3UJo0 翌日 少女「ご、ご迷惑をお掛けしましたっ!」ペコリッ キョン「なに、どおってことないさ。」 ハルヒ「そんなことより、これはゆゆしき事態よ!     何が何でもあのアホ毛を振り向かせないとね!!」 みくる「早くしないと転校しちゃいますもんね〜」 キョン「え〜っと、どこ転校すんだって?」 長門「大阪の茨木市。」 キョン「この前地図で調べたけどそんなとこなかったぞ」 長門「それは明らかに貴方の探し方が悪い。大阪に向かって土下座することを推奨する。」 キョン「いやだね」 ハルヒ「じゃあアタシに土下座」 キョン「ごめんなさい大阪ぁぁぁぁぁああ!!」 ハルヒ「………そんなに嫌か。」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 22:44:18.80 ID:QYQL3UJo0 古泉「では、次の作戦を貴方に説明しないといけませんね。」ニコッ 少女「次…ですか?」 長門「不良作戦。」 キョン「君を不良に絡ませて、通りかかった谷口に助けさせる作戦だ。」 少女「でも、不良さんは……、皆さんは顔知られてますよね?」 ハルヒ「ふっふーん♪その点は抜かりないわ!     不良役なら呼んでるからっ!!」ビシイッ! キョン「まるでお前が呼んだみたいな言い方だな。」 ハルヒ「何言ってんの?部下の手柄は少なからずアタシの手柄よ」 キョン「グルメサイトの〜」 長門「ふーむー。」 古泉「息ピッタリですね。嫉妬します」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 22:54:20.51 ID:QYQL3UJo0 古泉「私の友人である彼らに協力を依頼しました。入って下さい。」 ガチャ ツインテのスケ番「よろしくお願いします。」 やたら老けた番長「サポートはお任せを。」 少女「あっあの、こちらこそよろしくおねがっおねがいします!」ワタワタ 長門「おねが」 キョン「………無理がないか?」 古泉「いえいえ、そんなことは」 ハルヒ「う〜ん…まあいいわ!顔さえわかんなけりゃ十分よ!     明日決行するから皆、気を引き締めなさいよ!」 みくる「は〜い」 長門「了解」 古泉「もちろん」 少女「はっはい!」 ハルヒ「じゃあ解散っ!!!」 キョン「……………」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 23:11:22.88 ID:QYQL3UJo0 非常階段 キョン「………なあ古泉。」 古泉「なんでしょうか」 キョン「俺思うんだが、今回の件谷口悪く無いよな?」 古泉「と言うと?」 キョン「今回のハルヒは、谷口の鈍感さに腹が立ってイライラしているが、     考えても見ろ。今まで全然女にモテなかったのに、     ある日突然下駄箱に手紙があったら警戒するだろ。」 古泉「ふむふむ。」 キョン「呼び出しの時だってそうだ、女に飢えてる谷口だぞ?     嫌がらせの可能性がある呼び出しなんかより、     確実に出会いがある合コンを優先するだろ。」 古泉「女性に飢えているのであれば、獲物を見た獣の如く、    すぐラブレターに食いつくんじゃないんですか?」 キョン「………なにが言いたい?」 古泉「今回の件は、皆悪くないし、皆悪いんですよ。」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 23:37:19.56 ID:QYQL3UJo0 キョン「………は?」 古泉「貴方は谷口さんを悪くないと思っている。    でもほかの人に聴けば、『中身をマトモに見ようとしなかった谷口さんの所為』    という意見もあるかもしれません。    もっといえば、『メールのこの時代にラブレター作戦っていうのがまずかった。』とか    そもそも『悪い噂のあるSOS団に協力を依頼したのが間違い』とか。」 キョン「………だからなんなんだ?」 古泉「貴方の意見も尤もですが、涼宮さんの考えも尤もです。    恐らく貴方がなんと言おうと、涼宮さんは谷口さんを悪いと思うでしょう。    あの人は誰にも侵されない自分の考えを持ってますから。」 キョン「………えーっとつまり、たとえ谷口が無罪でも、     ハルヒの個人的な恨みや考えを含めた主観によって、世界が崩壊すると?」 古泉「大事なのは、そのものの在り方ではなく、    その物を見てどう思ったか、ですから。」ニコッ キョン「谷口、どうやらお前は可哀そうな奴らしい。」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/11(火) 23:49:55.88 ID:QYQL3UJo0 古泉「おそらく次、谷口さんが彼女に振り向かない場合、    世界の何かが変わってしまうかもしれません。    100%では無いですが、ゼロじゃあ無いです。」 キョン「頑張るのはあの子じゃなくて、谷口の方か。     世界の命運が一人のナンパ魔の行動一つで左右するとは………」 古泉「本人が命運を握っていることを知ってさえいれば、    彼も頑張りようがあるんですがね。」 番長「古泉、我々はそろそろ………。」 古泉「ああ、はい。では、僕は仕事があるので。」 キョン「おお、くれぐれも気をつけてな。」 スケ番(貴方が機嫌を良くすれば、私たちも気をつける必要はないのだけど。) キョン「…………今度は谷口に学食奢ってやろう。うん。」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:00:58.59 ID:Xq8+SfG20 谷口「…………んっ、ふあ〜あよく寝た。」 キーンコーンカーンコーン 谷口「お、もう放課後か。とっととかえろーっと」ガタッ 谷口「こういう景色もいいねえ〜」 谷口「ん?」 ???《……すー………すー………》 谷口「………なんか、前にこんなこと、あったような………?」 ???《ありが……う……ます》 谷口「…………?なんだっけ?    ……………まあいいか!思い出せないってことはどうでもいいことだ!!」 谷口「今日ーといーうー特別なー日がー♪」 茨木転校まであと15日 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:12:54.98 ID:Xq8+SfG20 翌日の放課後 谷口「あー終わった終わった〜」 キョン「なあ谷口、折り入って頼みがあるんだが。」 谷口「ああ?なんだよキョン、お前が俺に頼みごとか?」 キョン「実は今日、妹の学校へ迎えにいかないといけなくなってな。     そのことハルヒに行っといてくれ。」 谷口「んなもん、自分で行けよ。」 キョン「え!?えーっと……今すぐ行かないと間に合わないんだ!     だから頼む!今度学食奢るから!!」 谷口「え!?まじか!!デザートも付けろよ!!    ドリンクもだぞ!!」 キョン「ああ!付けるとも!!そんなんで世界が救われるんなら安いもんだ!!」 谷口「え?」 キョン「いやなんでもない、こっちのはなし。」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:24:17.00 ID:Xq8+SfG20 キョン<………という訳で、確かにそっちへ行かせたぞ。> ハルヒ「上出来よキョン、学食代の一割払ってあげるわ」 キョン<一割だけかよ> ハルヒ「なっ……なによぅ!アタシがケチだって言いたいの!?     ……じゃあいいわよ!半分払ってあげるわよっ!!」 キョン<ありがとな、さすが団長。> ハルヒ「きっ……今日だけだかんね!!     次はないわよ!!じゃあ切るわよ!!オーバー!!」プツッ! ハルヒ「準備はいいわね!じゃあスタート!!     有希、みくるちゃん、古泉君!私たちは隠れましょ!!」 長門「素直じゃない」 ハルヒ「なんか言った!!?」 長門「別に」 ハルヒ「ほ、ホントになにもないんだからね!!」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:36:02.49 ID:Xq8+SfG20 ドタドタ ワーワー 谷口「ん?なんだ?喧嘩か?このままだと部室にいけないんだが……」 スケ番「いいから有り金全部置いてけよゴルアアアアア!!     なめたらいかんぜよおおおおおおおお!!!???」 少女「いっ痛いですぅ〜やめてくださいぃ〜(棒読み)」 番長「ウダウダ言ってっと、女だからっていてこましたるぞ、我ええええ!!?」 ハルヒ「完璧ね!」 長門「どこが」 ハルヒ「なによ?問題あるの?」 長門「もう、どこから指摘すればいいのか戸惑うくらい」 ハルヒ「?おかしいわね………私にはさっぱり。     この前みたドラマを参考にしたんだけど」 長門「ちなみに何を?」 ハルヒ「スケバン刑事とスクールなんとか」 長門「」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:49:09.08 ID:Xq8+SfG20 谷口「な………なんだあれ……?」 スケ番「こちとら仕事で忙しいんじゃァァァァあああ!!手ぇ煩わせんじゃねえええ!!」 少女「え?あの、台本と違いますけど………」 番長「私もまだまだ現役じゃァァァァァァァああああああああああ!!!!!」 谷口「あれってカツアゲだよな?というか誰だあの二人?    いや、でもあの女の子のピンチであることは間違いない……。でも、」 スケ番「メイドとはああ!!!振り向かないことだああああああああ!!!!」 番長「ご無沙汰なんじゃああああああああああああああ!!!!」 谷口「あんなのに勝てんのか………?    あんな時代に置いてけぼりにされたファッションなのにきてるってことは、    恐ろしくて誰も注意できなかったってことじゃないのか……?」 ハルヒ「でもあの格好の方が、返って弱そうに見えない?」 長門「ある意味強そうに見える」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 00:59:59.80 ID:Xq8+SfG20 谷口「でもあの女の子、助けないとマジで危ないぞ………」 少女(早く来てっ………谷口さん………!) 谷口「どうする、どうする、どうする!?    逃げちゃ駄目なのか!?逃げちゃ駄目なのか!?逃げちゃ駄目なのか!?」 スケ番「ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」 番長「あらかワハハハハハハハハハハハハハ!!!」 ハルヒ「さあ、助けなさい!!そして恋のトライアングラーよ!!!」 長門「最近覚えた英語の意味くらいは調べておくべき。」 谷口「どうするの俺!?どうすんのよ!?続かない!!」 谷口「…………………………あれ?    …………よくよく考えたら、」 谷口「ダッシュで先生を呼んだ方が………良くね?」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:09:03.39 ID:Xq8+SfG20 谷口「………うん、その方が賢明だな。    安全だし。    じゃあ失礼して……………」ソソクサッ ハルヒ「あっ!逃げた!!?」 古泉「まずい!?なんとかしないと!また閉鎖空間が………!!」 少女「たっ谷口さん………!?」 スケ番「チッ」 バサッ 森「逃がすかぁぁぁああ!!」ダダダダダダダ 谷口「うわあああ!!メイドが追ってきたぁぁぁぁぁあああああ!???」ドタドタドタ 番長「森!待ちなさい!捕まえてどうする!?」 森「貴方の所為でよけいな仕事が増えるんだよオオオオおおお!!   一発ぐらい殴らせろやあああああああああああああああ!!!」ダダダダダ 谷口「何の話だあああああああああ!!!」ドドドドドドドドド…… 少女「………谷口、さん………」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:16:44.60 ID:Xq8+SfG20 谷口「いやああああああ!!!」ダダダダダダダダ 森「逃がすかぁぁぁ!!!くらええええ!!」バッ! 谷口「うわあああ!!?離せエエエエええええ!!!」 森「パロォ、スペシャルウウウウウウ!!!!!!」ベキバキボキ!! 谷口「ぎゃああああああああああああ!!!!」 少女「…………………」 長門「…………気を落とさないで。」 少女「……………うん。」 長門「…………」 ハルヒ「…………………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 古泉「……………行きましょうか、新川さん。」 新川「………………ああ。」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:27:18.76 ID:Xq8+SfG20 とある日の夜、商店街 少女「あとは、にんじんと………あとそれから………」 ギャル男「なあ、いいだろ?ちょっとくらい許してくれよ?」 ギャル女「別にいいけどぉ、本命はアタシなんでしょうね?」 少女「んっ…………?」 ギャル男「当り前だろ!?ただナンパだけはやめられないんだって!」 ギャル女「アンタ、ホントに欲望に忠実よね〜?でもそこが好き〜♪」 ギャル男「じゃあカップル成立ってことで!早速ホテルいこ〜ぜ〜」 ギャル女「え〜?いきなりヤんの?まあ気持ちイイならいいけど〜」 少女「……………。付き合うって、何なんだろう……………」 あと14日 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:38:13.04 ID:Xq8+SfG20 生徒A「フフ〜ン♪こっそり家に行って驚かそうっと!     それにしても少女ちゃん大丈夫かな?     最近すっかり元気ないし…………」 ブス「で?なんで私が一緒に行かなきゃ行けないの?」タプンタプン 生徒A「前に痛い思いさせたから謝罪をするんです!     言っとくけどあなた以外はもう誤ってるのよ?     今日こそちゃんと謝ってもらうわよ!」 ブス「ふん!私の知った事じゃないわよ!」デブンッ! 生徒A「さあ着いたわっ♪     お邪魔しま〜すっ     って、あら……?」 ブス「あ!キョ、キョ、キョン君………///!」カアッ 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:49:01.76 ID:Xq8+SfG20 ハルヒ「ねえ!開けなさいよっ!聞いてるの!?」ドンドン! キョン「三回失敗したからってなんだ?     四回目は行けるかもしれないだろ?なあ!」 ドア「…………………。」 みくる「いっ一緒にガンバリましょうよ〜」アセアセッ 古泉「こんどこそ完璧な作戦を考えました。    話だけでも聴いて下さい!!」 長門「………………開けて。」 ドア「………………。」 ハルヒ「キョン、ドアを壊しなさい!」 キョン「んなことできねえよ」 ハルヒ「じゃあどうすんのよ!?このままじゃ     引き籠ったまま転校になんのよ!?いいの!?」 キョン「いいわけねえだろうが!!だから     もっと他の方法を考えろってんだ!!」 生徒A「あれはたしかSOS団さんですね……」 ブス「キョン君…………///」モジモジ 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 01:56:45.74 ID:Xq8+SfG20 生徒A「ねえ、貴方達。」 ハルヒ「ハア!?誰よあんた!」 ブス「キョンく〜ん、あのねえ、んとねえ……」モジモジ キョン「ん?」 生徒A「どういうことか、説明して貰いたいんですが……     彼女になにかあったんですか?」 ハルヒ「アンタ、この子の友達?………いいわ。     古泉君!教えてあげて。」 古泉「あっはい、実は……………。」 生徒A「………そっか、やっぱり好きになっちゃったんだ。」 ブス(あの谷口を好きになったとか頭おかしいんじゃないの………)ボソッ 長門「…………殴りたい。」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 02:10:31.99 ID:Xq8+SfG20 生徒A「あの子、自分から他人に話すような子じゃなかったのに……     ……フフッ、ありがとうねSOS団さん。あの子のためにがんばってくれて………」 ハルヒ「別に、ただ頼まれたら最後までがSOS団のモットーよ。」 キョン(まあ、半分は世界のためなんだが………) 生徒A「ねえ、私よ。開けてくれない?」 ドア「…………………」 生徒A「…………私ね、貴女が転校するって聞いた時、ちょっと泣いちゃったんだ………。」 ドア「……………。」 生徒A「でもね、今貴女が谷口さんを好きになったって聞いて、     私とっても嬉しかったわ。」 ドア「………。」 生徒A「誰かを好きになるって、とっても辛くて苦しいけど、     とってもとっても、優しくて嬉しい気分になるの。」 ドア「……。」 生徒A「だからね………無かったことになんかしちゃだめ。     好きになったのなら、声に出して好きって言わなきゃ。」 ハルヒ(…………。好き…………。) 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 02:23:26.28 ID:Xq8+SfG20 生徒A「もし本当に好きになったのか、わからない時はね、     相手の目を見つめたり、相手の事を思ったりして。」 キョン(………………!) 生徒A「誰かから駄目だって言われても、     貴女の思いを否定できる人は誰もいないわ。」 みくる「ふえ…………!」 生徒A「自分を責めないで、どんな生き物だって     愛する心、愛する権利があるの。」 長門「…………………」 生徒A「相手はこういう人だからとか、     自分はこんな人だからなんて、どうだっていいじゃない。」 古泉(つまりそれは僕にも…………キョン君、) 生徒A「………私も少女ちゃんのこと、大好きだから。     大好きな人が大好きな人だもん、とってもいい人だよ。」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 02:36:00.42 ID:Xq8+SfG20 ドア「…。」 生徒A「ここにいる皆、貴方の事が大好きよ。」 ドア「」 生徒A「だから、大好きな貴女が、苦しんでるとこ、見たくないよ……」 少女「……………。」 生徒A「一人で抱え込まないで。私も一緒に背負ってあげる。」 ハルヒ「あ…アタシもいるわよ!私だって背負うからね!」 みくる「わっ、私もいますよ〜」 長門「好き。」 古泉「僕もいますよ。ね?」 キョン「え?いや、えーっと…お、俺もいるぞー!」 少女「……………ぅ……。」 生徒A「…………出てきて。お願い……。頑張ろう………?」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 02:45:20.63 ID:Xq8+SfG20 ガチャッ 少女「……ううっ、みんなぁ…………」グスグス 生徒A「よしよし、偉いわよ。」ナデナデ ハルヒ「………なんとか一件落着ね。」 キョン「まだだ。肝心の谷口はどうする?」 古泉「だったら僕のこの作戦で………」ピラッ ブス「ちょっと貸しなさい!    ……………何これ?こんなのただの紙切れね。食ってやるわ!」ムシャムシャ 古泉「ああ!?僕が寝ずに考えた作戦が!!?」 ブス「こんなゴミ作戦よりいい作戦があるわ!    ちょっと耳を貸しなさい!主にキョン君の!!」ガバッ キョン「なんでヒソヒソ話す必要がある」 ハルヒ(………なにかしら?敵意を感じるわ…………) 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 02:54:14.52 ID:Xq8+SfG20 ヒソヒソ キョン「ふむふむ………なるほど、確かにいいな。     よし!それでいこう!」 ハルヒ「って、なに勝手に決めてんのよキョン!?     こういうのは団長に話してから…………」 キョン「古泉、できれば森さんと新川さんを呼び戻してくれ。     朝比奈さん、鶴屋さんに協力を依頼できますか?」 みくる「ほえ?多分大丈夫ですけど………」 古泉「問題ありません、しかし何故?」 キョン「これから解かるさ、ああ、Aさん、     しばらく少女さんについといて下さい。」 生徒A「え?構いませんが、一体何を………」 キョン「皆耳貸して下さい、実は…………」ヒソヒソ 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:03:42.23 ID:Xq8+SfG20 古泉「………おお!なかなかいいですね!    男としては興奮せずにはいられません!」 みくる「たしかにいいですね〜」 ハルヒ「……そう?まあいいわ!     じゃあその作戦で!」 生徒A「でも残り二週間で行けるの?」 ブス「おんなに生まれたからには、気合と度胸だ。できるな?」 少女「は、はいっ!次こそ負けません!」 ブス「その言葉を、待っていた!!    私も全力で協力してやる!!作り方は一週間で覚えろ!!!」 少女「はい!」 ブス「あの馬鹿をこんどこそ振り向かせるのよ!!    みんなで行くわよ!!エイエイオーーーーー!!!!」デブンッ 一同「「「「「「「おーーーーーーーーー!!!!」」」」」」」 少女(谷口さん………私………!) 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:12:18.04 ID:Xq8+SfG20 一週間後………少女宅、夜 生徒A「ホントにいいの?」 少女「うん、いつか切ろうと思ってたから。」 生徒A「フフフ♪じゃあ思いっきり………エイッ!」チョキッ! チョキチョキ……… 少女「………受け取って、くれるかな………?」 生徒A「不安?」チョキチョキ 少女「………うん………混乱させるんじゃないかな……」 生徒A「大丈夫。」サッサッ 少女「どうして?」 生徒A「みんながいるよ。」チョキチョキ 少女「……………うん……。///」 転校まであと7日 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:20:09.52 ID:Xq8+SfG20 作戦決行日。 谷口「さて学食学食っと♪」スタスタ ドスンッ! ブス「た〜に〜ぐ〜ち〜!!!」 谷口「!!??ブス!!??」 ブス「私の肩にぶつかるたぁ、いい度胸じゃない〜    覚悟は出来てんでしょうね〜〜!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 谷口「ひいい!?すいませんすいませんんんんんんん!!!」ペコペコ ブス「財布貸しなさい!!」バシイ! 谷口「あ!?」 ブス「………しけた金ね、まあいいわ。慰謝料ってことで♪    じゃあね〜」 谷口「ええ!?いや、ちょっと!返して〜〜〜〜!!!」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:25:27.60 ID:Xq8+SfG20 キョン「そら災難だったな。」 谷口「だからさ〜、ちょっとだけ頼むよ〜いいだろ〜」 キョン「…お前この前ジュース奢ったよな?そのお礼貰ってないんだが?」 谷口「え?」 キョン「まあいいさ、今お前にあげるはずだった     このヤキソバパンで手を打ってやる。     よかったな、安くて。」 谷口「ええ!?ちょっと待ってくれよ!!」 キョン「うるせえ」 谷口「そんなせっしょーな…………」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:36:40.92 ID:Xq8+SfG20 5時限目の休み時間 谷口「なっ……なんとか国木田に100円もらった………    菓子ぐらいしか食えないけど、腹の足しには………」トボトボ ???「うへえ〜」 谷口「あっあれ?鶴屋さん!!?    なんでベンチで寝てるんですか!?」 鶴屋「おお〜君はキョンクンのお友達の谷山クンじゃないか〜!    いやはや奇遇だね〜!」 谷口「谷口です」 鶴屋「いや〜、実はさ、今日うっかり財布落っことして来ちゃってね〜?    も〜お腹が減って死にそうなんだよ〜!!アハハハハハハハハ!!」 谷口「……………。」 鶴屋「どっかに心優しい紳士クンはいないのかなぁ〜〜?」 谷口「………あの、よかったらこれ………」 鶴屋「え?ホント!ありがとうやさしい谷川流クン!そんじゃあ〜ね〜にゃはははははは!!!」 谷口「谷口です」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:44:02.72 ID:Xq8+SfG20 放課後 谷口「ああ………朝何か食っとけばよかった………」グルルルルル…… キョン「帰んのか?」 谷口「ああ、じゃあな……」トボトボ キョン(させねえよ) 谷口「家に帰りさえすれば………」ゴロゴロ…… スケ番「まてやゴルアアアアアアアアアアア!!!!」ドドドドドドド 谷口「ひいい!!!???今度は何!!??」 スケ番「この前のおとしまえ、どう付けてくれるんじゃあああああ!!」 番長「お前が逃げたから閉鎖空間で死にかけただろおがあああああ!!」 谷口「だからなんの話だあああああああああああああああああ!!!???」 ドドドドドドドドド………… 長門「…………ここまで、順調。」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 03:52:47.59 ID:Xq8+SfG20 中庭、もうすぐ下校時間 谷口「はあ…はあ…はあ……きょうは………厄日だ…………。    もう……だめだ………死ぬ…………。」 生徒A「来たわよ。」 少女「……………うん…」ドキドキ 生徒A「………怖い?」 少女「うん………駄目だな、私………」ドキドキ 生徒A「……………フフ♪じゃあはい♪」コトッ 少女「………?コンタクトレンズ………」 生徒A「長門さんからよ。メガネは無い方がいいんだって。     あとは…………ぎゅううううう………」 少女「ひゃあ!?」 生徒A「…………私にできることは抱きしめることだけ。     あとは貴女の勇気しだい。………がんばって。」 少女「……………うん…………!」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:05:17.71 ID:Xq8+SfG20 谷口「あああああ…………死ぬ………    何か…………食べ物を…………」 少女「たっ、谷口さん!」 谷口「え……?」 少女「ええと、あの……谷口さん、あの………」 谷口(?こんなショートカットの美人いたっけ?俺が見逃すはずが………) 少女(勇気………出てきて……!今だけ、お願い…………!) 少女「あ、あの!谷口さん、今日は朝から何も食べてませんよね?」 谷口「えっ?」 少女「も、もしよろしければ、こここ、これ作ってきたんで食べて下さい!!」カラン 谷口「えっ………………」 協力者一同『言ったーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:10:42.61 ID:Xq8+SfG20 谷口「………俺の、ために…………?」 少女「は、はははははっはい!!///」ドクンドクンッ 谷口「食べていいの…………?」 少女「どどどっ、どうぞ!!遠慮なく!!!////」ドクンドクンッ 谷口「………………………」 少女「……………………!/////」ドキドキドキドキ 谷口「………遠慮なくいただきまあああああああああああああああああああすううううう!!!!!!!!!」 協力者一同『いよっしゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:18:48.38 ID:Xq8+SfG20 谷口「うまい!うまい!うますぎるうううう!!!」ガツガツ! 少女「えっ、ほ、ほ、本当ですか?」ドキドキ 谷口「ああ!!うまいよ!!このご飯も、    卵焼きも、タコさんウインナーも、何もかもがうますぎウェエエエエイブ!!!!」 少女「は……はい……!ありがとうございます………!」ウルウル 谷口「君は命の恩人だ!!!ホントにありがとおおおおおおおおおおおお!!!!!」 ハルヒ「いよっしゃあああああああああああああああああ!!!」 キョン「ミッションコンプリイイイイイイト!!!!」 みくる「よかったです………。本当に、本当に……………」ポロポロ 長門「…………よかった。」 古泉「わたし、ちゃんと笑えてるでしょうか?」 ブス「泣いてるわよ」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:26:23.42 ID:Xq8+SfG20 谷口「ガツガツガツガツガツ………」 少女「つ、つまりますよ〜/////」ワタワタ ハルヒ「これでハッピーエンドね。」 ブス「まだよ。」フゴッ キョン「なんでだ?あんなに幸せそうじゃないか。」 森「彼女、6日後に転校するんでしょう?」 みくる「あっ………………!」 鶴屋「恋仲になるなら、これからもがんばってアプローチしないとね〜」 古泉「進展するかが問題ですか…………」 生徒A「ううん、………もういいのよ。」 ハルヒ「なにがよ?」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:32:11.05 ID:Xq8+SfG20 谷口「君、名前なんていうの?」モグモグ 少女「あっはい、私は………////」 生徒A「あの子、すっごい幸せそう……………」 少女「あはははは…………/////」 生徒A「そっか……思いを伝えられただけでもう充分なんだね…………」 ハルヒ「…………。」 生徒A「………どうしよう…………また泣いちゃった…………」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:40:23.47 ID:Xq8+SfG20 そして、転校前日 谷口「いやー女神っているもんなんだなー!!」 キョン「……………。」 谷口「ホントあの時は助かった!!    メアドぐらい交換したらよかったんだけど『いいです。』ってなー」 キョン「………。」 谷口「俺に惚れてるのかもな!!ガッハッハッハッハ!!    今度お礼することにしたわ!!キョン、お礼なにすればいいかな?」 キョン「……………。」 谷口「おい、きいてんのか、キョン♪」 キョン「……………谷口、」 谷口「あん?」 キョン「その子、―――――――。」 谷口「――――――え?」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:46:58.43 ID:Xq8+SfG20 転校、当日。駅のホームにて 生徒A「じゃあ向こうでも頑張ってね♪」 ハルヒ「虐められたらすぐ連絡しなさい!我がSOS団が全力で守るわ!!」 少女「うん、ありがとう、コーチ。」 みくる「元気でね〜。」 長門「………………これ。」 少女「?これ、本?」 長門「今度会う時に返してくれれば、いい。」 少女「……………うん。ありがとう。」 ブス「達者でな。」デブウン プルルルルルル 車掌「間もなく、発車します。」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:51:30.94 ID:Xq8+SfG20 ガコン! 生徒A「じゃあね〜!」 ハルヒ「たまには来なさいよ〜!」 みくる「バイバイ〜!」 長門「………いつか、また。」 古泉「さようなら〜」 少女「ありがとう!!また来るから!!絶対来るから!!」 プワーン…… 古泉「行っちゃいましたね…」 ハルヒ「あれ?キョンは?」 長門「?」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 04:57:48.02 ID:Xq8+SfG20 少女「……………谷口さん、…………」 『SOS団、副団員として任命する。−涼宮ハルヒ−』 少女「……………みんな、ありがとう…………」 《・・・・・・・・・・・・・!》 客「おい、あれなんだ?」 客「さあ?ただの馬鹿じゃねーの?」 少女「……………?」 子供「おい、外見ろよ!」 子供「わー、すげー早い!」 少女「外…………?」 少女「……………あっ…………!」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 05:08:59.82 ID:Xq8+SfG20 谷口「少女ちゃ――――――――――ん!!!!!!!!!」バサバサ 少女「たっ谷口さん!?」 客「おい、自転車で新幹線に追いついてるぞ?」 客「後ろのオールバックなんかメールアドレスの書いた旗ふりまわしてるぜ?」 キョン「谷口ィーーーーーーー!!!!ハアハアハアハア………!!!     あとでアクエリ奢れよォーーーーーーーーー!!!!!!」ガリガリガリガリ! 谷口「俺、お礼してないから!!恩をかえせずにお別れなんて嫌だから!!!    だから後でメールしてくれえええええええええええええええええええええ!!!!!」バサバサ 少女「あ………ああ……………!!」ポロポロ 少女「谷口さん、ありがとお――――――――――!!!」 キョン・谷口「ぐああああああああああああああああああああああ!!!!」ドンガラガシャーン! キョン「……………見てたか?」 谷口「………………ああ……。」 キョン「…………そうか。」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 05:16:49.72 ID:Xq8+SfG20 ―――そのあとのことは、あまり解らない。 キョン「でな、その神父の能力が………」 国木田「うんうん。」 谷口「おっ悪い、ちょっと席はずすわ。」ガタン 国木田「?そう?」 ―――ただ、 谷口「もしもし?おお!君か!今度キョン達と行くから…………」 キョン「お、」 ――――ただ時、々谷口はこうやって電話に出ては、 携帯《―――――――♪》 ―――――携帯の奥の声と、仲良さそうに話している。 ――――――fin.――――― 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 05:23:21.58 ID:Xq8+SfG20 ああああああ最後のまちがえたあああああああああああああああ!!! …………はい、どうでしたか? 後から見たら誤字だらけのSSで心身ボロボロです。 支援して下さった方、厳しいアドバイスをしてくれた方、 そのほか ただ見てるだけの方、皆さんありがとう。 感想とか書いてくれると>>1は喜びます 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 06:04:37.58 ID:Xq8+SfG20 じゃあ俺もうねます……… 今度はホラーテイストな作品も書いてみたいです…… それじゃあ地震とか台風とか気をつけて Z