モブ1「古泉wwwwなんでいっつも笑ってんの?wwwwww」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:38:07.83 ID:Panb8kWj0 古泉「え…っと、そうですね、癖のようなものです」 モブ1「そうなんだwwwwwキモイからやめた方がいいよwwwww」 モブ2「見ててイライラするんだよねwwwwwww」 モブ3「ていうか学校来なくていいからwwwwどっか転校しろよwwwwww」 古泉「そうは言われましても、転校する予定は今のところありませんし」 モブ1「今の言い方wwwww俺らのことバカにしてんの?wwwwww」 モブ3「九組の中で一番頭いいもんな古泉くんはwwwwwwww」 古泉「(うぜえ)」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:39:50.97 ID:Panb8kWj0 モブ2「おwww古泉wwwwうまそうな弁当だなwwwww」 古泉「どうも」 モブ1「お前って一人暮らしなんだろwwww自分で作ったのかよwwwww」 古泉「はい。たまにですけど、こうして自分で作るときがありますね」 モブ1「きめえwwwwww古泉の手作り弁当とかwwwwwwwwww」 古泉「あ、ちょっと…」 ボトッ モブ3「わりwwww手が滑ったwwwwwww」 古泉「…そうですか、それなら仕方ありませんね。てっきり、僕はわざとなのかと」 モブ1「なにそれwwww俺達をそんな風に見てるんだ古泉ってwwwwwww」 古泉「そういうわけでは……むごっ」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:41:45.76 ID:Panb8kWj0 モブ2「おらおらwwwwwwwwwwwww」 古泉「ぐっ…!」 モブ1「きたねえwwwwwwこいつ地面に落ちたやつ食ってるwwwwwwww」 モブ3「それさっき俺が踏んだやつwwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「う、げほっ…」 モブ1「ちゃんと片付けろよ古泉wwwwwwwほらよwwwwwwwww」 ヒュッ カツン 古泉「いっ…て」 モブ2「じゃーなwwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「(なぜ僕がこんな目に)」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:43:03.86 ID:Panb8kWj0 古泉「(結局何も食べれなかった…いや、食べなかったというべきか)」 古泉「(次は選択授業か…確かこれは長門さんも一緒だったな)」 古泉「(だからと言って喋ったりはしないけど)」 モブ1「なにボーッとしてんの古泉wwwwwwwwwww」 古泉「い、いえ…あなた達もこれでしたっけ?」 モブ1「ひでえwwwww俺達の存在感ゼロwwwwwwwwwwww」 モブ2「古泉はSOS団…だっけ?wwwwあの馬鹿みてぇな団にしか興味ないもんなwwwww」 古泉「………」 モブ1「あれあれ?www怒っちゃった?wwwwwwww」 古泉「別に」 モブ3「怒ってるしwwwww馬鹿な団には馬鹿しかいねえwwwwww」 モブ2「でも僕は勉強はできますってか?wwwwwwww」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:44:13.01 ID:Panb8kWj0 古泉「僕はあちらに座りますので、これで」 モブ1「ちょwwww待てよwwwwwwwお前は俺達と座んだよwwwwwww」 モブ3「ほらここwwwww真ん中の特等席だぜwwwwwww」 古泉「…ありがとうございます」 モブ1「だりぃwwww選択授業とかいらなくね?wwwwwwww」 モブ2「特進以外の馬鹿共と一緒に勉強とかwwwwwww」 古泉「(いつもはでかい声で話す癖に、こういう事は小声で話すんだよな)」 長門「………」 古泉「(あ、長門さん。いつも一番後ろに座るなぁ)」 ガラリ 先生「授業を始めますよ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:45:56.05 ID:Panb8kWj0 モブ1「先生wwwww古泉くんがトイレに行きたいってwwwww」 古泉「!?」 モブ1「朝から下痢気味でwwwwwもうすぐ出そうみたいなんですwwwwwww」 古泉「……なっ…」 モブ2「大丈夫か?www古泉wwwwww顔が真っ赤だぞ?wwwwwww」 モブ3「早く行ってこいよwwwwwww我慢は良くないぜwwwwwww」 古泉「…す…みません、授業中に…失礼させて頂きますっ…」 長門「………」 古泉「(くそ、最悪だ!なんだよあいつら、小学生か!)」 古泉「(死ね!くそ、くそ、くそっ!)」 古泉「(こんなこと涼宮さんに知られたら…!)」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:48:58.42 ID:Panb8kWj0 モブ2「今のあいつの顔wwwww糞ワロタwwwwwwww」 モブ1「いつもすかしてるからwwwwwダメージ倍wwwwwwww」 モブ3「でも出てくときは笑顔なのなwwwwwwwwwwww」 長門「………」 モブ1「SOS団の奴が見てるぜwwwwwバレたらやべえwwwwww」 モブ3「涼宮だっけ?wwwwあいつうるせえからなwwwwwwwww」 モブ1「古泉は言うわけないからwwww下手こくなよwwwwww」 モブ2「おめーがなwwwwギャハハwwwwwwwww」 長門「………」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:50:48.78 ID:Panb8kWj0 古泉「(あのあと授業をサボってしまった…どうしようか)」 古泉「(とりあえず、まだ涼宮さんの耳には入ってないはず)」 コンコン 長門「どうぞ」 古泉「おや、長門さんだけですか」 長門「これ。選択授業の」 古泉「長門さんが持っていて下さったのですね」 長門「そう」 古泉「ありがとうございます」 長門「………」 古泉「(あいつらに捨てられたのかと思ってた)」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:52:54.24 ID:Panb8kWj0 長門「………」 古泉「長門さん」 長門「なに」 古泉「今日の…僕のトイレの件、なのですが」 長門「………」 古泉「僕のキャラクター的に、涼宮さんに知られるのは、非常にまずくてですね」 長門「大丈夫」 古泉「!」 古泉「ありがとう、ございます」 長門「かまわない」 古泉「ふぅ、安心しました」 長門「………」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:54:07.25 ID:Panb8kWj0 コンコン 古泉「どうぞ」 キョン「あれ?朝比奈さんはまだなのか?」 古泉「どうやら、そのようですね」 キョン「はぁ…」 古泉「そんなに落ち込まなくても、もうすぐ来るでしょう」 古泉「どうです?将棋でも」 キョン「暇だし、やるか」 古泉「今日は負けませんよ」 キョン「いつも言ってるよな、それ」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:56:56.59 ID:Panb8kWj0 ハルヒ「やっほー!遅れてごめんねー!掃除当番だったのよ!」 みくる「こんにちはぁ…同じく、掃除当番でした」 古泉「こんにちは」 キョン「どうも」 ハルヒ「さ、みくるちゃん!メイド服に着替えてお茶を入れてちょうだい!」 みくる「はぁい」 古泉「では僕達は、外に出ましょうかね」 キョン「へいへい」 バタン 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:00:50.15 ID:Panb8kWj0 古泉「………」 キョン「なんだ、今日のスマイルはいつもより3%ほど暗いな」 古泉「そうですか?いつも通りなんですがね」 古泉「…ふふ」 キョン「ニヤニヤしてこっちを見るな、気持ち悪い」 古泉「いえ、そんな事が分かるほど僕の顔を眺めていらしたのかと思いまして」 キョン「言うことも気持ち悪い。俺にそんな趣味はない」 古泉「そうですか、それは残念」 モブ1「あれwwwwwww古泉じゃんwwwwwwwwwwww」 古泉「(うげ)」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:03:18.29 ID:Panb8kWj0 モブ2「お腹の調子は大丈夫?wwwwwwwwwwwww」 古泉「どうしてこんなところにいらっしゃるのでしょう?」 モブ1「どこにいようが人の勝手だろwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「…まぁ、そうですけど」 キョン「誰?」 古泉「同じクラスの方達です」 モブ2「俺らwwww古泉と親友なんだwwwwwwwwwwww」 キョン「ふうん」 古泉「…はは…」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:06:32.84 ID:Panb8kWj0 モブ3「古泉にちょっと用があるんだけどwwwww借りてもいい?wwwwwwww」 キョン「ご勝手に」 モブ1「ほらwwww行こうぜ古泉wwwwwwwwww」 古泉「いや、でも、部活の時間ですし」 キョン「ハルヒには俺から言っといてやるよ」 モブ3「だってさwwwwwwwいいじゃんwwwwwwwwwww」 古泉「分かりました…」 キョン「なるべく早く戻ってきたほうがいいぞ。ハルヒを怒らせちまうからな」 古泉「お、大急ぎで戻りますよ」 モブ2「wwwwwwwwwwwwwwwww」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:10:55.12 ID:Panb8kWj0 古泉「なんでしょうか」 モブ1「まぁwwwww座って座ってwwwwwwwwwww」 モブ2「何か飲む?wwwwwwコーヒーでいいよな?wwwwwww」 古泉「結構です。喉、渇いてないですし」 モブ2「遠慮すんなってwwwwwwwwwwww」 古泉「んぶ…あつっ!ぶは、い…いいですから…本当に」 モブ2「最後まで飲めよwwwwwwwwwwwwおっとwwwwww」 バシャッ 古泉「ぐっ!!」 モブ2「わりwwwwwwお前が手出すからwwwwwwwwww」 古泉「(あっつ…!熱い!)」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:15:13.50 ID:Panb8kWj0 モブ3「あーあwwwwwwwモブ2の制服に飛んでるじゃんwwwwwwww」 古泉「(こっちはそれどころじゃねぇよボケ!)」 モブ1「聞いてんのかwwwwwwwおいwwwwwwwww」 ゲシッ 古泉「いっ!」 モブ1「わりwwwwww足が当たっちまったwwwwwwwwwwww」 モブ3「そろそろ戻らなきゃやばいんじゃね?wwwwwwww」 モブ1「涼宮さんに怒られちゃうぜwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「…そ、そうです、ね…」 モブ2「クリーニング代wwwwwwwwwwwwww」 古泉「は?」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:19:07.45 ID:Panb8kWj0 モブ2「は?じゃねえしwwwwwwwテメーが汚したんだろwwwwwwwwww」 古泉「あなたが僕にコーヒーをかけたのが悪いんでしょう」 モブ1「なにその口の聞き方wwwwwwwwwうぜえwwwwwwwwww」 モブ2「そういうところが嫌われる原因って分からないの?wwwwwwwwww」 モブ3「財布借りるぜwwwwwwwww」 古泉「! ちょっと!」 モブ1「うはwwwwww大金wwwwwwwww2万とかwwwwww」 モブ2「クリーニング代は1万でいいよwwwwwwwwww」 モブ1「モブ2wwwwwww優しすぎwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「………」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:22:22.99 ID:Panb8kWj0 ガチャッ ハルヒ「遅いじゃない、古泉くん!…ってどうしたの?制服、汚れてるわよ?」 古泉「すみません、クラスメイトと話していた際にコーヒーを落としてしまって」 ハルヒ「そう。大丈夫なの?」 みくる「や、火傷とか、してませんか?」 古泉「大丈夫ですよ。ご心配をお掛けしてしまいましたね、すみません」 ハルヒ「団員の心配をするのは団長の勤めなの!」 古泉「ありがとうございます」 キョン「お前でもそういうミスするんだな」 古泉「僕も人間ですからね。小さなミスくらいありますよ」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:28:25.95 ID:Panb8kWj0 古泉「(今日はやけに朝比奈さんのお茶が美味しく感じたな)」 古泉「(色々あったから、疲れてたんだろうな)」 森「古泉、あなたイジめられてるらしいわね」 古泉「ちょっかいを出されているだけですよ。妬んでいるのでしょう、僕のことを」 森「自信満々ね」 古泉「そういうわけではありません。あの方達から感じることを言ったまでです」 森「そう。手助けが必要なら…」 古泉「これは僕の問題なので」 森「…ボロを出さないようにね」 古泉「分かってます」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:32:40.21 ID:Panb8kWj0 次の日 モブ1「一限目から体育とかwwwwwwwwだりぃwwwwwwww」 古泉「(あれ、体操服がない)」 モブ1「古泉wwwww何探してんの?wwwwwwwww」 古泉「(こいつらか…)」 モブ2「早く着替えようぜwwwwwwwwww」 古泉「着替えたいのは山々なんですが、僕の体操服が行方不明でして」 モブ3「お前の体操服ならゴミ箱で見たよwwwwwwwwwズタズタのやつwwwwwww」 古泉「(女子かよ)」 モブ1「誰がやったんだよwwwwwwwwひでえwwwwwwwww」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:37:14.15 ID:Panb8kWj0 古泉「他のクラスの方に借りてきます」 モブ3「あっそwwwwww早くしろよなwwwwwwwwwww」 モブ1「遅刻しちゃいますよ〜wwwwww優等生の古泉くーんwwwww」 古泉「(なんでこんな奴らが特進クラスにいるんだろう…まぁいいや 五組 古泉「こんにちは」 国木田「あ…、キョンかい?」 古泉「はい。すみませんが、呼んで頂けますか?」 国木田「うん、いいよ。ちょっと待ってて」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:42:14.11 ID:Panb8kWj0 キョン「なんだ?珍しいな」 古泉「申し訳ないのですが、体操服を貸して頂けませんか?」 キョン「これまた珍しい。忘れたのか」 古泉「ええ、ちょっと」 キョン「ふーん。でも悪いな。体操服は昨日持って帰ったばかりだ」 古泉「そうですか…」 キョン「長々と洗ってなかったからな」 古泉「汚いですね」 キョン「うるせー、いいんだよ今洗ってるから!」 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:47:59.89 ID:Panb8kWj0 古泉「あなたも使えない人ですねぇ」 キョン「悪かったな」 古泉「冗談ですよ。では、失礼します」 キョン「あー、ちょっと待て。というか待ってろ」 キョン「おい谷口、お前体操服置いてあるだろ」 谷口「ロッカーに入ってるけど。それが何だよ?」 キョン「古泉に貸してやってくれ。忘れたんだとよ」 谷口「別にいいけど、洗ってねーぞ?」 キョン「着れればいいだろ、たぶん」 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:51:05.48 ID:Panb8kWj0 キョン「ほら」 古泉「ありがとうございます」 キョン「だってよ、谷口」 谷口「おー。後でジュース奢りな」 古泉「ふふ、了解しました」 キョン「ついでに俺にも」 古泉「今回だけですよ。では、急ぐので」 キョン「へいへい」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:58:03.01 ID:Panb8kWj0 モブ2「おせーぞ古泉wwwwww友達少ないから色んなとこ走り回ってたのかwwwwwww」 モブ1「くっせwwwwお前が着てる体操服くせえwwwwwwwww誰のだよwwwww」 古泉「…僕のことなら何を言ってもかまいませんが、友人のことを言うのはやめて頂けませんかね」 モブ1「生意気wwwwwwなんですけどwwwwwwwwwwww」 古泉「………」 モブ3「俺wwww体育の授業が楽しみになってきたわwwwwwwwwww」 モブ2「早く始まんねーかなwwwww今日はサッカーだったよなwwwwwwww」 古泉「(こんな事でしか楽しみを感じられないんだな。哀れな奴らだ)」 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:05:21.12 ID:Panb8kWj0 キョン「ふわぁ…」 キョン「(眠いし、暇だ。授業を聞く気など皆無に等しい)」 ハルヒ「すー、すー」 キョン「(ハルヒの寝息が眠気を誘うぜ。古泉のサッカーでも見るか)」 キョン「(キーパーなんかしてんのか。司令塔なイメージがあったんだがな)」 モブ1「おらwwwwwシュートwwwwwwwwwww」 古泉「!」 バゴンッ キョン「(おいおい、顔面かよ。大丈夫なのか、古泉)」 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:11:07.85 ID:Panb8kWj0 古泉「…はっ…!」 古泉「(さすがにこれは…痛すぎる…)」 モブ3「古泉wwwwww大丈夫?wwwwwwwwww」 モブ2「やりすぎだぜwwwwwモブ1wwwwwwwwwwww」 モブ1「わりwwwwでもあれくらい避けれるだろwwwwwwwwww」 モブ2「鈍くさいからwwwww無理なんじゃねwwwwww」 古泉「(お前が声掛けるからだろ…!そっちに気がいったんだよカス!)」 モブ1「俺wwwwサッカーの才能あるかもwwwwwwwwwww」 古泉「(死ね!死ね死ね!)」 キョン「(生きてるのか?古泉。死んだ?)」 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:19:30.48 ID:Panb8kWj0 古泉「…ほ、保健室…行ってき、ます」 モブ3「待てよwwwwwwwそれくらい平気だろ?wwwwwwww」 古泉「(さっきのと同じ強さでこいつの顔面を殴ってやれたら、さぞかし気持ちが良いんだろうな)」 モブ3「あ?wwwwなんだよその目wwwwwww」 モブ1「つーかwwwwwww鼻血出てるからwwww汚ねえwwww」 先生「早く保健室に行ってきなさい。お前らは授業に戻れ」 モブ2「すみません先生wwwwwwwおらっwwwwwww」 ドンッ 古泉「っと…」 古泉「(頭がくらくらしてるせいで、あんな弱い力で転びそうになってしまった。情けない)」 古泉「(…精神的に参ってるのかな。平気だと思ったんだけど)」 キョン「(…妙だな)」 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:28:13.47 ID:Panb8kWj0 古泉「はぁ、痛い…」 みくる「古泉くん!?」 古泉「おや、朝比奈さん。どうしたのですか」 みくる「こ、こ、古泉くんこそっ…ち、血が…!」 古泉「ただの鼻血です。ぐ…げほっ、具合でも悪いのですか?」 みくる「は、早く保健室にっ!あ、先生いない…あたしが手当てしなきゃ、いえ、しますっ」 古泉「それだと授業が…」 みくる「いいから!は、早くぅ!」 古泉「(いいのかな。いいか。本人が言ってるんだし)」 みくる「あああ…!」 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:35:26.91 ID:Panb8kWj0 古泉「落ち着いてください。保健室はすぐそこですよ」 みくる「ふえぇ!?す、すみませっ…」 古泉「先生はいないのですか」 みくる「う、うん。今いなくて…だから、あたしがっ」 古泉「あなたはどうしてここに?」 みくる「え!?えっと、今調理実習をしてたんだけど…」 古泉「手を切られたのですか?」 みくる「うん…ほんとうに、少しだけなんだけど、鶴屋さんが保健室に行ってこいって」 古泉「料理はお得意のはずでは?」 みくる「なんだかボーッとしちゃって…えへへ。って、そんなことはどうでもいいですよぉ」 みくる「早く手当てっ…!」 長門「………」 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:40:19.17 ID:Panb8kWj0 みくる「ひょわぁっ!」 古泉「朝比奈さん、危ない」 どすんっ みくる「きゅう…」 古泉「大丈夫ですか?」 みくる「あ、ああ…!す、すみませんっ…怪我してるのに、古泉くん、あたしっ」 古泉「大丈夫ですから。手が血で汚れているので、あなたを起こすことができません」 古泉「なので、自分の力で立って頂けますか?」 みくる「は、はいっ!ご、ごめんなさい、本当に」 古泉「(なんだか安心するな。この人のドジっぷり)」 古泉「(そして長門さんの無口っぷり)」 みくる「あの、長門さん、どうしてここに?」 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:45:53.01 ID:Panb8kWj0 長門「古泉一樹の授業風景が目に入った」 長門「そうしたら、あなたが怪我をしていた」 長門「なので、来た」 古泉「授業中なのに、ですか?わざわざ?」 長門「そう」 古泉「どうしてでしょう?」 長門「あなたの顔は治療をしても、見た目は傷だらけ」 長門「その姿で涼宮ハルヒの前へ出るのは賛同しかねる」 長門「なので、あなたの怪我を治す」 296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:52:44.13 ID:Panb8kWj0 古泉「なるほど」 古泉「ですが、僕が怪我をしていたからと言って涼宮さんが世界を…」 長門「涼宮ハルヒはあなたを大切な仲間だと思っている」 古泉「………」 みくる「あ、あたしも思ってますっ」 古泉「…そ、うですか」 長門「わたしも」 古泉「……はい…」 古泉「(恥ずかしいな。やけに素直なのは何なんだろう)」 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 07:59:27.41 ID:Panb8kWj0 古泉「すごいですね、こうも綺麗に治るとは…」 みくる「あ、あたしの怪我まで治してもらっちゃって、いいんですか?」 長門「かまわない」 古泉「ありがとうございます、長門さん」 みくる「ありがとうございますっ」 長門「かまわない」 古泉「でも、あまりにも何もないとクラスの方達に不審がられてしまいそうですから」 古泉「鼻にガーゼだけ貼っておきましょう。大層な怪我には見えないでしょう?」 長門「………」 古泉「では、戻りましょうか。もう一限目は終わってしまいますが」 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:03:26.89 ID:Panb8kWj0 モブ3「よおwwwwwwwおかえり古泉wwwwwwwwww」 モブ1「怪我はwwwww大丈夫かよwwwwwwwwww」 古泉「大丈夫ですよ。思ったより怪我はありませんでしたので」 モブ1「ふーんwwwwww残念だなwwwwwwwww」 モブ2「ちょwwwwwwwww本音出てるしwwwwwwwww」 モブ1「やべwwwwwわり古泉wwww今の嘘だからwwwwwww」 古泉「かまいませんよ」 モブ3「また笑ってるしwwwwwwきもwwwwwwwww」 モブ2「マゾかよwwwwwwwwwwwwwwww」 古泉「(低レベルだな、本当に。明日死なないかな)」 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:08:17.92 ID:Panb8kWj0 モブ2「どこ行くんだよwwwwww古泉wwwwwwwwww」 古泉「体操服の件で、謝りに行くだけですが」 モブ3「ああwwwww汚しちゃったもんなwwwwwwwwwwww」 モブ1「くさい上に汚いwwwwww最悪だなwwwwwwww」 古泉「おい」 モブ1「え?wwwwwwwwなによwwwwwwww」 古泉「僕が行ったこと…もうお忘れになったんですか?」 モブ1「あぁ?な、なんだよ。離せよ」 古泉「友人の事を言うのはやめろって、言いましたよね?」 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:12:34.02 ID:Panb8kWj0 モブ1「う、うるせーしwwwwwwとっとと行ってこいやwwwwwww」 モブ3「お前が触ると腐るんだよwwwwwwwwwwww」 モブ2「それwwwwww小学生並wwwwwwwwwwwwwww」 古泉「(本当に馬鹿だ。こんな奴らにイジめられている僕も)」 キョン「古泉か」 古泉「すみません、体操服を汚してしまいまして…」 キョン「………」 古泉「洗ってお返しすることを伝えてくださいませんか?」 キョン「古泉」 古泉「…なんでしょう?」 キョン「何か、あったのか?」 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:17:52.22 ID:Panb8kWj0 古泉「(鈍いのか鋭いのか。極端な人だな)」 キョン「お前のクラスがサッカーをしてるところ見てたんだが」 古泉「ほう」 キョン「授業がつまらなくて暇だったからな。お前、顔面にボールくらったろ?」 古泉「余所見をしていたら、つい。あれは痛かったですよ」 キョン「あれって、わざとなんじゃないか?」 古泉「まさか」 キョン「いまいち覚えてないが、シュートした奴って昨日部室の前に来た奴の一人じゃないか?」 古泉「そうですが、それがどうかしたのですか?」 キョン「いや……まぁ、いいか。分かった、谷口に伝えておく」 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:22:44.70 ID:Panb8kWj0 古泉「ありがとうございます」 キョン「…俺にはよく分からんが、何かされてたり、気に入らない奴がいるのなら」 キョン「ハルヒのことは一旦忘れて、ぶっ飛ばしちまってもいいんじゃないか」 キョン「なんてな。お前がそんな事するわけねーか。じゃーな、また放課後に」 古泉「…ええ、また…」 古泉「………」 古泉「あの人も、たまにはいい事を言いますね」 古泉「さて、『機関』の許可をもらわなければ」 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:29:06.86 ID:Panb8kWj0 放課後 森「…かまわないけど、大丈夫なんでしょうね、それは」 古泉「もちろんですよ。安心してください」 森「分かりました。健闘を祈るわ」 古泉「どうも」 長門「………」 古泉「すみません、協力して頂けますかね?」 長門「(こくり)」 古泉「こんな私事に、良いのですか?」 長門「いい」 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:33:28.21 ID:Panb8kWj0 プルルルル 古泉「これはこれは。ナイスタイミングですね」 長門「涼宮ハルヒはわたしと古泉一樹が無断で休んだことに不満を感じている」 古泉「では、小規模ですね。まるで神様が僕の味方をしてくれているようです」 長門「先に行く」 古泉「了解しました。本当にありがとうございます」 長門「かまわない」 長門「…面白そうだから」 古泉「ご期待に添えられるか、心配ですね」 366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:37:03.74 ID:Panb8kWj0 モブ2「モブ1wwwwwwぱねえええwwwwwwwwwww」 モブ1「だろ?wwwwwwwwやべえっしょwwwwwwwwwww」 モブ3「明日持ってこいよwwwww見せろやwwwwwwwww」 古泉「やぁ、どうも」 モブ2「ちょwww古泉wwwwwタクシーとかwwwwwwwwww」 モブ1「金持ち自慢wwwwwww俺らタクシーとか乗れないからwwwww」 モブ3「まじうぜえwwwwwwww消えろやwwwwwwwwwwww」 古泉「あなた達をお連れしたい場所があるんですよ」 古泉「乗ってください。ああ、大丈夫ですよ」 古泉「お金を取るようなことはしませんから」 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:47:03.81 ID:Panb8kWj0 モブ1「なにこれwwwwwただの道路なんですけどwwwwwww」 古泉「(こいつらが馬鹿なことに今は感謝だな。あっさり着いてくるなんて)」 ガシッ モブ2「手握られてるんですけどwwwwwwwwwwww」 モブ1「きもすぎwwwwwww触んなwwwwwwwwwwwww」 グンッ モブ3「うえwwwwちょwwwwww真っ暗wwwwwwwえ…?」 モブ1「なにこれwwwwwグレーwwwwwwwww」 モブ2「wwwwな、なんだここwwww」 古泉「ついてきてください」 モブ1「は?www」 古泉「いいから」 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:51:51.90 ID:Panb8kWj0 モブ2「なんで大人しくついていってるんだよお前ら…」 モブ3「知らねえよ…モブ1に聞けよ」 古泉「(びびってるのか?いつもはあんなに強気なのにな)」 モブ1「んだよここ…おい、古泉!」 古泉「(始まるかな)」 ズズンッ モブ3「へ…?」 モブ2「…………」 モブ1「うわあああああ!な、なんだよあれえ!!」 古泉「ふふ…」 モブ1「!? なに平気な顔してんだよ、あぁ!?」 古泉「実はですね、僕は超能力者なんですよ」 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:57:35.24 ID:Panb8kWj0 モブ1「はぁ…?」 モブ3「何言ってるんだ?」 モブ1「頭いかれちまったのか、てめえ!」 古泉「証拠をお見せしましょうか?」 モブ1「ひっ…な、なにを…!」 古泉「綺麗でしょう?この赤い光を使って、そこにいる巨人を狩るんですよ」 モブ2「う…嘘だろ…」 古泉「僕自身が赤い光になることも可能ですよ」 モブ3「……な…なんで俺達をここに…?」 古泉「そんなの決まってるじゃないですか」 古泉「あなた達を殺す為ですよ」 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:09:12.87 ID:Panb8kWj0 モブ1「…ふ…ふざけんな!俺達が何をしたって…」 古泉「何を?本気で言ってるんですか?」 古泉「楽しそうに僕をイジめていたじゃないですか」 モブ1「そんなの…イジめられるてめぇが悪いんだろーが!」 古泉「そうですか。まぁ、理由なんてどうでもいいです」 古泉「どうせあなた達は死ぬんですから」 モブ2「ひいっ…!」 古泉「僕が超能力者だと知った時点で助かる可能性は皆無なんですがね」 古泉「では、そろそろ死んで頂きます。あの巨人も、早いとこ狩らなければいけませんし」 モブ3「し、死にたくない…!」 モブ1「……た、たすけ…」 古泉「さようなら。もう二度と話しかけないで下さいね」 414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:15:19.78 ID:Panb8kWj0 長門「………」 古泉「どうです?」 長門「(こくり)」 古泉「ありがとうございます」 長門「これでいいの?」 古泉「はい。先ほどの出来事は、彼らの夢。それでいいのですよ」 長門「そう」 古泉「嘘か本当か分からない夢ほど、怖いものはないですから」 古泉「そんな夢を三人が同時に見ていた、だなんて、ちょっとした恐怖ですよ」 古泉「これでもう、彼らは僕に近づいてはきません。絶対に」 長門「…それは良かった」 423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:21:55.42 ID:Panb8kWj0 古泉「…本当に殺してやりたいと思う気持ちもあるんですよ」 古泉「彼らのやり方には腹が立っていましたし、僕はそれほど強い人間ではありません」 古泉「でも、犯罪者にはなりたくありませんからね」 長門「情報操作は得意」 古泉「それでも、です。僕が殺したという事実は、僕の中に残るわけですから」 長門「そう」 古泉「さて、早いとこ《神人》を落ち着かせなくてはね」 古泉「世界を救うどころか、世界を危機に陥らせてしまっては犯罪者処の話ではありません」 長門「ここで、見ている」 古泉「では、行ってきます」 長門「…行ってらっしゃい」 434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:27:10.92 ID:Panb8kWj0 翌日 古泉「やぁ、どうも」 キョン「朝っぱらからお前の顔を見るハメになるとは…」 古泉「いいじゃないですか、たまには」 キョン「はぁ…で、なんだ」 古泉「あなたには感謝しています」 キョン「何のことだ。お前に何かしてやった記憶はないぞ」 古泉「人の感謝は素直に受け取るものですよ」 キョン「いらん。気持ち悪い」 古泉「そう言うと思いましたよ。そうだ、これ」 キョン「体操服?谷口のか?」 古泉「はい。返しておいてください」 446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:36:17.34 ID:Panb8kWj0 ハルヒ「あら、古泉くん」 古泉「おはようございます、涼宮さん」 ハルヒ「おはよう。なに?何かいいことあったの?」 古泉「どうして分かるのですか?」 ハルヒ「いつもの笑顔も、もちろん素敵なんだけど、それよりも何倍も素敵な笑顔だからよ!」 古泉「そうですか?ありがとうございます」 ハルヒ「やっぱり、古泉くんには笑顔が一番似合うわね!」 終わり 448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:37:24.93 ID:Panb8kWj0 読んでくれてありがとうございます それでは