キョン「もしかしてハルヒって俺のこと好きなんじゃね?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/05(日) 18:03:36.15 ID:x/Fb2qK90 古泉「おや、これはまた大胆な発言ですね」 キョン「いや、常識的に考えて当たり前だろ。俺がポニテ萌えって言った次の日にポニーテールにしたり      冬の日にストーブ買いに行って寝てた俺にセーターかけてくれたりさ、完全に惚れてるじゃん。脈アリじゃないか?」 古泉「・・・」 キョン「どうした?何ないてるんだ?」 古泉「いえ、少し感動してしまい・・・これで解放されるのかと思うと・・・・・・」 キョン「は?」 古泉「いえ、何でもありません。僕もうまくいくと思いますよ。幸せになってください」 キョン「それでな、もしかしたら長門も脈アリじゃないかと思うんだが・・・」 古泉「ちょっと待て」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/05(日) 18:10:29.04 ID:x/Fb2qK90 キョン「うお、タメ語」 古泉「失礼、しかし、長門さんとはちょっと相性良くないと思いますよ。     彼女、あなたの事あまり好いているようではありませんし」 キョン「んな馬鹿な、だって俺が『メガネ取ったほうがかわいい』みたいな事言った次の日にメガネ外すんだぞ」 古泉「偶然です」 キョン「閉鎖空間に俺とハルヒが閉じ込められたときも『私はあなたに帰ってきて欲しい』みたいな事言ってたし」 古泉「仕事だからです」 キョン「あとは・・・すまん、消失読んでないんだ」 古泉「無理はしないほうがいいですよ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/05(日) 18:16:11.61 ID:x/Fb2qK90 キョン「産業とは言わないから誰か簡単に教えてくれ」 古泉「>>1ラノベとか興味ないみたいですしね。」 キョン「本題に戻ろう。それでだ、ハルヒ、長門ときたら次はみくるさんだろ?」 古泉「いいえ、涼宮ハルヒ一択です」 キョン「まあまあ落ち着け、美乳、貧乳ときたら巨乳もほしいだろ?」 古泉「宇宙人未来人と神だなんて、随分とスケールのでかいハーレムですね」 キョン「お、そういやハルヒって神様みたいなもんだったんだよな?」 古泉「ええ、そうですね。」 キョン「じゃあさ、ハルヒと結婚できたら一生安泰じゃね?神様なんだし」 古泉「世界一贅沢なヒモの出来上がりですね」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 18:22:05.67 ID:x/Fb2qK90 キョン「わお、こりゃ確かにハルヒ一択だわ」 古泉「でしょう?長門さんや朝比奈さんではこうは行きませんよ」 キョン「いや、まてよ・・・俺がいつまでたってもだらしないままだと・・・(以下妄想) ハルヒ「キョン!たまには遊びに行きましょうよ!」 キョン「あー、また今度な」 ハルヒ「もー!付き合い始めて急に冷たくなったわねー」 キョン「そんなこと無いさ、なー?シャミ?」 シャミ「にゃー」 ハルヒ(こんなの・・・キョンじゃない・・・) ハルヒ(キョンはもっと優しくて、鈍感だけどいざという時は頼りになる男だったのに・・・) ハルヒ(こんなの・・・こんなの・・・) キョン「やべぇ!」 古泉「おかえりなさい」 キョン「俺が変えられちゃうじゃん!ハルヒ怖っ!」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 18:26:36.38 ID:x/Fb2qK90 古泉「なるほど、そういう事ですか・・・」 キョン「な?怖いだろ?」 古泉「確かに、しかし、もうすでに変えられてしまっているのかもしれませんよ?彼女好みの男性に・・・」 キョン「gkbr」 古泉「そう考えればもういっその事、彼女のものになってしまった方がいいんじゃないですか?」 キョン「そんな・・・イヤだ・・・」 古泉「相手は神様なんです。分が悪かったですね」 キョン「いいや、俺は諦めない」 古泉「ほう?」 キョン「俺は!世界一贅沢なヒモになってやるッッッ!!!」 古泉「随分不純な夢ですね・・・」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 18:36:35.08 ID:x/Fb2qK90 古泉(ま、僕としては涼宮さんとくっついてもらえれば文句は無いのですが・・・) キョン「よっ、ハルヒ」 ハルヒ「ん?ああ、珍しいわね、あんたが挨拶なんて」 キョン「俺だって挨拶くらいするさ。ところで、髪切ったか?」 ハルヒ「え、ええ・・・まぁね・・・」 キョン「似合ってるぞ、ハルヒ」 ハルヒ「/////」 キョン「ところでハルヒ、次の不思議探索なんだが・・・」 ハルヒ「ええ」 キョン「俺と二人でやってみないか?」 ハルヒ「えっ・・・」 キョン「いや、無理にとは言わん、ただ、たまにはお前と二人で探すのもいいかな・・・と思ってさ」 ハルヒ「私は・・・みんながいいなら別にいいわよ///」 古泉(良い展開です。その調子その調子・・・)ニヤニヤ 長門「・・・・・」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 18:58:31.61 ID:x/Fb2qK90 次の日 キョン「今日はハルヒとデートか・・・めんどいけど、ヒモ生活のためだからな!がんばるか!」 キョン(ん?誰だあの男?やけにハルヒと仲良さげだが・・・) キョン「よっハルヒ」 ハルヒ「ああ、おはようキョン。紹介するわ。中学生の時の友達の渚カヲルくん」 カヲル「よろしく、涼宮さんから話は聞いてるよ。何て呼べばいいかな?」 ハルヒ「キョンでいいわよ。みんなそう呼んでるし」 カヲル「そうかい?じゃあよろしく、キョン君。僕はカヲルでいいよ」 キョン「ああ、よろしくな」 キョン(何だこの男・・・古泉と似たような・・・しかしあいつ以上にいけ好かない男だ。ここで去ってくれるだろうが・・・) ハルヒ「そうだ!暇じゃなかったら今日3人で遊びましょうよ!」 カヲル「えっ、いいのかい?せっかくのデートなのに」 ハルヒ「ばっ///そんなんじゃないわよ!どうせ二人でも面白くないしね!」 キョン「ああ、いいんじゃないか」 キョン(ヤバイ・・・これが恋敵というやつか?) 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:09:57.69 ID:x/Fb2qK90 ハルヒ「私は・・・みんながいいなら別にいいわよ///」 古泉(良い展開です。その調子その調子・・・)ニヤニヤ 長門「・・・・・」 長門「・・・・・・・良くない」 ハルヒ「えっ?」 長門「私が良くない」 ハルヒ「そ・・・そう。有希言うなら仕方ないわね」 古泉「長門さん、後で少しよろしいですか?お話があります」ビキビキ 長門「かまわない」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:18:48.65 ID:x/Fb2qK90 長門の部屋 古泉「どういうつもりですか?せっかくうまくいきそうだったのに」 長門「今あの二人が結ばれるのは危険」 古泉「危険?彼女の心の平穏こそが世界の平穏へ繋がるんですよ?」 長門「涼宮ハルヒが満たされてしまったらこれ以上の観測は期待できない。情報統合思念体は現状維持を望んでいる」 古泉「なるほど、面白いものが見れればそれで良しですか」 長門「違う自律進化の・・・」 古泉「ああ、いいです。聞きたくありません。そちらの都合は」 長門「・・・・・・」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:23:26.43 ID:x/Fb2qK90 次の日 キョン「お邪魔しまっす」 長門「どうぞ」 キョン「それで、俺に何の用だ?」 長門「これを」 ドン キョン「うおおおお!!すげぇ札束!」 長門「私には情報操作がある。あなたが望むものならなんでも与えられる」 キョン「そうか・・・そうだったよな」 長門「あなたにはこちらから何も求めない」 キョン(こっちの方がおいしいか・・・?) 長門「そのお金はあなたにあげる。考えておいて、涼宮ハルヒか、私か」 キョン「・・・ああ」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:41:33.90 ID:x/Fb2qK90 キョン「思わぬとこで儲かっちまったな・・・」 そこへバンが一台止まる キョン「ん?うわっ!誰かあqwせdfrtgひゅじこlp;@」 次の日 ハルヒ「キョンが行方不明!?」 みくる「そんな・・・」 古泉「いったい誰が・・・」 長門「・・・・」 ハルヒ「と・・・とにかく私たちだけでも探しましょう!」 ハルヒ(デート・・・絶対行くんだから!) みくる「長門さん、キョンくんが居場所分かりませんか?」 長門「知ってる」 みくる「どこなんですかっ!?」 長門「私よりこの男のほうが詳しく知っているはず」 みくる「えっ・・・?」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:48:52.30 ID:x/Fb2qK90 古泉「やれやれ、困ったものです。もうバレてしまいましたか」 長門「早く彼を解放して」 古泉「駄目です。彼に洗脳がかかるまでは解放できません」 みくる「洗脳って・・・!どういうつもりなんですか古泉くんっ!」 古泉「汚いのはお互い様です。そうですよね?長門さん」 長門「分かった。」 みくる「わっ!いなくなった!」 みくる「あれ?古泉くんも・・・」 みくる「なにこれこわい」 みくる「えっ」 みくる「えっ」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:53:41.09 ID:x/Fb2qK90 キョン「あいたたた・・・      あれ?ここは・・・長門の部屋?」 長門「そう」 キョン(わお、長門の膝枕!ってそうじゃなくて) キョン「そうだ・・・古泉達にさらわれて・・・駄目だ。思い出せない」 長門「・・・・・・何も思い出さなくて良い」 キョン「え?」 長門「もう涼宮ハルヒを観察する必要はなくなった」 キョン「は?」 長門「これからはあなただけ見て過ごす。だからあなたも私だけ見て」 キョン「な・・・・何言って」 長門「私だけ見ていて」 長門の手がキョンの目に被さる キョン「何言って・・・な・・が・・・・」 キョン「Zzzzz・・・・」 長門「私だけ・・・」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 19:58:00.73 ID:x/Fb2qK90 キョン「ん・・・朝か」 長門「おはよう」 キョン「ああ、おはよう有希!今日もいい天気だな!」 長門「うん」 キョン「今日はどっか行きたいとこあるか?」 長門「今日は・・・・家でゆっくりしたい」 キョン「そうか、本読むか?」 長門「いい。」 キョンに抱きつく長門 長門「・・・・・・こうして・・・いたい」 キョン「やれやれ、仕方ないな。よっと」 長門をお姫様だっこしてベッドまで運んでいくキョン キョン「あ、歯磨いてねーや」 長門「いい。情報操作は得意」 キョン「あ、そうだったな、ハハハ」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 20:04:51.87 ID:x/Fb2qK90 長門「ん・・・ふっ・・・あっ・・・」 キョン「もう濡れてる・・・また起きてからやってたな?」 長門「だって・・・あなたが・・・」 キョン「ああ、いい子だ」ナデナデ 長門「////」 キョン「そろそろ二人じゃ飽きてきたなぁ」 長門「・・・誰がいい?」 キョン「そうだな・・・朝倉とかどうだ?」 長門「分かった。仕様は?」 キョン「えーっと・・・」 ・・・・・・・・・・ 朝倉「あれ?ここ・・・長門さんの・・・」 キョン「よっ」 朝倉「キョンくん?何でここに?っていうか何これ?」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 20:14:46.94 ID:x/Fb2qK90 朝倉「んっ・・・はっ・・・!あっ・・・いっ・・・く・・・・あっ・・あああああああ!!!」 キョン「うっ・・・!」 朝倉「はぁっ・・・・はぁ・・・・・」 キョン「長門、もういい」 朝倉の姿が消え、朝倉の変わりに裸の長門がキョンに跨っていた 長門「もういい?」 キョン「ああ、外歩こう」 マンションのドアを開けるとそこには広大な砂漠が広がっていた。 いや、砂漠しかなかった。 砂漠の中に、マンションの一室のみがポツンと置いてあったのだ 長門「これでいいの?」 キョン「ああ、どうせ誰もいないんだ。これでいい」 長門「・・・寂しい」 キョン「俺がいる。大丈夫さ」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 20:30:58.12 ID:x/Fb2qK90 長門「もういい」 すると、時間が止まったかのようにキョンの動きが止まった 長門「私が作り出した世界では駄目・・・」 長門「誰か・・・誰か・・・」 佐々木「長門さんだね?」 長門「あなたは?」 佐々木「いや、名前は知らなくていい。どうせもうすぐ消える存在だからね」 佐々木「ただ、一言、伝えに来た」 長門「何?」 佐々木「君の壊した世界だ。責任を持って作り直せ」 長門「・・・・」 佐々木「ま、そういう事だじゃあね」サラサラ 長門「作り直す・・・・」 長門「何を?世界なら何度もやった。でも、どれも作り物。駄目だった・・・」 長門「いったい何を・・・」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 20:37:46.58 ID:x/Fb2qK90 長門「ここ・・・どこ?」 長門「何も無いし・・・あっ、人だ!」 長門「おーい!おーい!」 キョン「ん?おおおお!人だ!人がいた!」 長門「良かった〜。私長門有希。あなた、名前は?」 キョン「俺は・・・」 END