鶴屋「キョンくん、ちょっと付き合ってもらえるかなっ?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:04:50.27 ID:1s5o6Rl00 キ「なんでしょう?」 鶴「その前にっと、ハルにゃん、キョンくん借りてってもいいかな?」 ハ「いいわよ!どんどんこきつかってちょうだい!」 キ「おいおい・・・俺の意見は無視か?」 鶴「行くよキョンくんっ!」 ズルズル キ「ちょ、ちょっと待ってください!歩きますから!」 み「いってらっしゃぁい」にこにこ ハ「・・・」イラッ 古「んふっ」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:07:31.60 ID:1s5o6Rl00 キ「ここは体育館・・・何をするんです?」 鶴「いいからいいから、よっ」 キ「うわぁ!!つ、鶴屋さんいきなり何脱ぎだして・・・」 キ「・・・って、体操着?」 鶴「いやぁ着替えるの面倒でさっ!着てきちゃったわけにょろ」 キ「あ、そうなんですか・・・」 キ「(心臓に悪いな全く。でもちょっとかわいいおへそが見えましたよ鶴屋さん)」 鶴「じゃあキョンくん、脚を押さえてもらえるかな?」 キ「脚?」 鶴「うん、腹筋にょろ!」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:13:17.89 ID:1s5o6Rl00 キ「ふ、腹筋?」 鶴「あはは、実は最近ちょっと太ってきちゃったにょろ」 キ「(どこが?どう見ても最初にあったときとスタイル変わってないぞ)」 キ「(少なくともさっき見えたおへそ周りを見ても、とーってもじゃないが、太ってるとはいえないぞ)」 キ「太ってるようには見えませんが」 鶴「お世辞はいいよっ」 キ「いやあの」 鶴「まーとにかく、脚を押さえてほしいなっ」 キ「あぁ・・・はい。それじゃ失礼します」 キ「(そのなんだ。鶴屋さんの脚は非常にか細く、そして柔らかかった)」 キ「(こんな細い足で、どうやったらあんなに元気よく走り回れるんだ)」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:17:28.66 ID:1s5o6Rl00 鶴「よっ・・・ほっ・・・」 キ「(鶴屋さんは元気良く腹筋を始めてしまった)」 キ「(時々、顔が近づいてくるときはどきどきしてしまう。それと・・・)」 キ「(何ともいえない、いい匂いがしてくる・・・って俺は変態か!)」 鶴「ふぅ・・・ひぃ・・・」 キ「(さすがの鶴屋さんも疲れてきたのか、苦悶の表情を浮かべ始めた)」 キ「(ここは応援すべきか?しかし、どう声を掛ければいいものか)」 鶴「んっ・・・ふぅぅ・・・」 キ「(しかし・・・エロいな、鶴屋さん)」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:25:12.76 ID:1s5o6Rl00 鶴「も、もう限界にょろ〜」 ばたっ キ「(それでも120回連続はすごいと思います)」 鶴「これで少しは腹筋割れたかなっ」 キ「(腹筋の割れた鶴屋さんは見たくない)」 鶴「どうだい?」 ペロン キ「うわちょちょ!!な、ふ、服を!おなかを隠してください!」 鶴「さすがにまだ割れないか〜」 キ「(無邪気にもほどがあるだろ!あなたはもう高2なんですよ!?)」 キ「(しかも体操服をめくったとき、一瞬パンツも見えちゃったじゃないですか!)」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:28:58.39 ID:1s5o6Rl00 キ「腹筋は割れてはいませんでしたけど、十分おなか引っ込んでるじゃないですか」 鶴「やっぱり見てたにょろ?」 キ「見せてきたのでしょう?」 キ「ホントどうしたんですか?いきなり腹筋始めるなんて」 鶴「・・・体育館、人いなくなったね」 キ「あ、そうですね。部活が終わりましたし・・・って、話をそらさないでください」 鶴「キョンくんは、やせてる子の方が好きかい?」 キ「・・・え?」 キ「(急に何言い出すんだこの人は・・・)」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:38:19.42 ID:1s5o6Rl00 >>14体操着ズボンから見えたってことです。 キ「べ、別にやせてる子が特別好きってことでは・・・」 鶴「それとも、みくるみたいなスタイルのいい子が好きかい?」 キ「ちょ、ちょっと鶴屋さん・・・?」 鶴「やっぱ、ハルにゃんみたいな文武両道な子かいっ?」 キ「鶴屋さん落ち着いてください!」 鶴「どうせ、どうせあたしは中途半端なんだよ・・・」 キ「(涙?)」 キ「鶴屋さん、いったいどうしたんですか?いつもの鶴屋さんらしくないですよ?」 くるっ 鶴「あたしらしさって何?」 キ「え?」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:45:19.92 ID:1s5o6Rl00 鶴「あたしらしさって何かな?」 キ「そ、そりゃ・・・いつも活発で、元気なSOS団の顧問、ですよ」 鶴「それは、SOS団としてのあたしでしょ?」 鶴「キョンくんにとってのあたしって、どういう存在なのかなっ」 キ「お、俺にとっての・・・鶴屋さんですか?」 キ「(本気でなに言ってくるんだこの人は)」 キ「(どっかに隠しカメラでもあって、ハルヒ達によるどっきりとかじゃないだろうな)」 キ「(でも今の鶴屋さんのしゃべりからしてどうも本当っぽいぞ)」 キ「(参ったな、俺にとっての鶴屋さんか・・・)」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:52:41.88 ID:1s5o6Rl00 キ「(ロングヘアーの年上お姉さん、と言ったところだろうか)」 キ「(でも、よく考えたらSOS団の女性メンバーのそれぞれの利点を兼ね備えている気がする)」 キ「(ハルヒ並の元気、朝比奈さんくらいに気を遣ってくださって、長門並にピンチの時は助けてくれる)」 キ「(いわばSOS団メンバーを邪教の館にかけて3身合体した感じの人だ)」 キ「(言い換えれば才色兼備ってところか)」 キ「(よし、そういえば鶴屋さんも満足するだろう)」 キ「俺にとっての鶴屋さんは、さいs」 鶴「キョンくんっ!」 キ「はい!!?」 鶴「・・・好きにょろ」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 20:57:40.50 ID:1s5o6Rl00 キ「・・・え?」 鶴「好きだよ、キョンくんが」 キ「・・・鶴屋さんが?俺を?」 鶴「・・・」コクン キ「(目をうるうるさせて上目遣いで俺を見る鶴屋さん、卑怯です。それは卑怯です)」 鶴「突然ごめんね、でもっ初めて会ったときからビビビッと来てたのさっ」 鶴「でも、ハルにゃんは恋愛禁止だって言ってるし、どうにもできなくいたんだけど・・・」 鶴「今日しかない!って思ったのさ!」 キ「は、はぁ・・・なぜ、今日?」 鶴「今日は、あたしの誕生日なのさ」 キ「え、あ、おめでとうございます」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:05:32.63 ID:1s5o6Rl00 キ「で、それがなんの関係が」 鶴「あたしの家ではね、17歳になると許嫁と同棲しなきゃいけないんだ」 キ「へぇ・・・ってエェー!?鶴屋さん許嫁いるんですか!?」 鶴「許嫁ってのは形だけだよ。親が連れてきたどこかの会社の御曹司にょろ」 キ「(そういえば鶴屋さんの家は金持ちなんだっけ。あり得る話だな)」 鶴「好きでもない人と結婚するのはいやだよっ!だから、キョンくんと付き合えばその話はなくなるにょろ」 キ「・・・鶴屋さん、それって結婚したくないがために、俺を使うんですか?」 鶴「!!ち、違うよ!本当にキョンくんが好きなんだよっ!」 ぎゅっ キ「(ここで抱きついてくるか!?)」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:11:43.46 ID:1s5o6Rl00 キ「し、しかしですね!鶴屋さん」 キ「その許嫁というのも、親が連れてきた人なのでしょう?そう簡単に変えられないでしょう?」 鶴「あ、あたしはキョンくんのためなら家だって飛び出す覚悟さっ!」 キ「(マジかよ!)」 鶴「キョンくんが許してくれる限り、どこへでもついて行くよ!」 キ「(それたとえスカートの中へでもですか!?)」 鶴「家のしきたりはもういらない!自由に、女の子として生きていきたいのさ!」 ぎゅぅぅ キ「(ぐえぇ!!し、絞まる!この人柔術も習ってるのかしら!?)」 キ「わ、わかりましたわかりました!だからその手を離して!ください!」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:17:45.33 ID:1s5o6Rl00 ぱっ 鶴「ご、ごめんね!」 キ「(ごめんで済んだら葬儀屋はいりません)」 キ「げほげほっ、鶴屋さんの気持ちはわかりました・・・けど」 鶴「けど?」 キ「仮に付き合ったとしても、ハルヒに何を言われるかわかりません」 キ「あいつは俺が何をしてもあーだこーだ口出ししてくるやつです」 鶴「・・・」 鶴「じゃあ、どうどうと付き合うって言おうよっ」 キ「話聞いてました?」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:25:18.98 ID:1s5o6Rl00 キ「そもそも、俺たちはまだ付き合ってません!」 鶴「え・・・?」 うるっ キ「俺の目の前で泣かないでください!」 鶴「だって・・・」 キ「・・・あーもう」 ガシッ 鶴「え・・・キョンくん?」 キ「スー・・・」 キ「俺と付き合ってください、鶴屋さん」 鶴「!!」 鶴「も、もちろんOKだよっ!」 ギュゥゥゥ                          グキ キ「(ホギャース!!)」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:30:42.92 ID:1s5o6Rl00 キ「で」 鶴「にょろ」 キ「めでたくカップルになったわけですが、問題があります」 キ「このことをハルヒ含めSOS団に言うかどうかです」 鶴「・・・」 ぽちぽち キ「・・・何してるんですか鶴屋さん」 鶴「いやーキョンくんとラブラブカップルになったことをみくるにメールしてるのさっ」 キ「別に俺たちはまだラブラブじゃ・・・って何ィーー!?」 鶴「送信、と」 キ「待って!!いきなり何暴露してるんですか!」 鶴「え、だめにょろ?」 キ「あのですね、えーと・・・もういいや」ガクッ 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:36:53.99 ID:1s5o6Rl00 キ「(まぁ朝比奈さんなら口が堅いだろうから大丈夫だろう・・・)」 SOS団部室 〜♪〜♪ ハ「なんの音? み「あ、私の携帯メールですぅ」 パカッ To:鶴屋さん Sub:重大発表! やほーみくる!突然だけどキョンくんと付き合うことになったからよろしくにょろ! み「・・・」 み「・・・なァーにィー!?やっちまったなァ!!」 ハ「み、みくるちゃん!?どうしたの!?」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:44:01.28 ID:1s5o6Rl00 み「はっ・・・い、いえ、なんでもないでしゅ・・・」 ハ「メールになんか書いてあったの?」 み「あ、そ、その・・・」 み「(こんなメール見せられないです・・・)」 み「そ、その、今日の晩ご飯がみそ汁だけだって言われたのがショックで・・・」 ハ「みくるちゃんの家そんなに貧相なの!?」 み「い、いえ、伊勢エビの入った豪華なみそ汁です」 ハ「お金の使いどころを間違ってるわよみくるちゃん家!!」 古「それにしても、遅いですね、彼」 長「・・・」 パタン 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:49:00.18 ID:1s5o6Rl00 鶴「キョンくん、キョンくん」 キ「なんですか鶴屋さん」 鶴「へへ、呼んだだけっ」 キ「(つ、付き合うというのはこういうことなのか・・・なんていうか)」 キ「(いい!最高にハイってやつだ)」 キ「どころで、俺をどこへ連れて行ってくれるんですか?」 鶴「ここにょろ」 キ「2年生の教室・・・?」 ガラッ み「あ!つ、鶴屋さん!とキョンくん!」 キ「朝比奈さん?」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:52:12.12 ID:1s5o6Rl00 み「ど、どういうことですか鶴屋さん!」 鶴「いやーキョンくんと付き合うことになっちゃったにょろ」 み「キョンくん?」 キ「いや、あの、そのー・・・その通りです」 鶴「みくる、祝福してくれるかい?」 み「も、もちろんです!おめでとうございます!」 鶴「いやー照れるにょろ」 み「(キョンくん、今晩電話します)」ぼそぼそ キ「(・・・はい)」ぼそぼそ 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:56:01.68 ID:1s5o6Rl00 鶴「それじゃーね!みくる!」 ブンブン み「また明日」 み「・・・行かなくていいんですか?」 キ「ついて行こうかと話をしたんですが、『別にいいよ』と突き返されました」 キ「というか朝比奈さんなんか怖いオーラが見えます」 み「夜電話する手間が省けましたね」 み「簡潔にいいます。どういうことですか?」 キ「・・・鶴屋さんがかわいいのがいけなかったんです」 み「キョンくん」 ベキベキッ キ「すいません正直に言います」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 21:59:34.60 ID:1s5o6Rl00 み「・・・ふーん、許嫁ですか」 キ「はい」 み「キョンくん、それはあくまで鶴屋さんを助けるために付き合ったんですか?」 キ「・・・断じて違います。鶴屋さんが好きだから、付き合いました」 み「そう、それを聞いて安心しました」 み「中途半端な気持ちで付き合っていたのなら、へし折ってました」 キ「(何を?)」 み「それより、このことを涼宮さん達には言うんですか?」 キ「まだ、考え中です」 み「表上は恋愛禁止ですからね、SOS団は」 キ「はい・・・」 み「(でも、涼宮さんに言えばきっと閉鎖空間が生まれるはず。どうすればいいのかしら)」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:02:31.34 ID:1s5o6Rl00 翌日。 キ「おはよう」 ハ「おはようキョン。昨日は部活来なかったじゃない」 キ「すまん、鶴屋さんにいろいろ引っ張り回されたからな」 ハ「ふーん・・・」 谷「おいキョン!おまえ鶴屋先輩と一緒になんかしてたのか!?」 キ「なんだ谷口うるさいぞ」 谷「おまえホントにむかつくな!なんでおまえの周りばかり美人が集まってくるんだよ!」 キ「知るか」 ハ「谷口、それってつまりアタシも美人ってこと?」 谷「・・・」 ハルヒ「黙るなよ!」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:11:01.56 ID:1s5o6Rl00 キーンコーンカーンコーン キ「さて、弁当でも食べるか」 ガララッ 鶴「キョンくん!」 キ「鶴屋さん!?」 鶴「一緒に弁当食べるにょろ!」 ハ「!?」 キ「あ、あの、鶴屋さん?」 鶴「うん?あ、ハルにゃんも一緒に食べる?」 ハ「え、あ、そうね!そうしましょ!」 ハ「(何考えてるのよアタシ!鶴屋さんなんだからキョンを誘うなんていつものことじゃない!)」 ハ「(・・・いつものこと?いや、いつもしてないよ!)」 ハ「キョン!どういうこt」 谷「キョンなら鶴屋先輩と出て行ったぜ」 ハ「・・・」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:15:47.73 ID:1s5o6Rl00 鶴「はいキョンくん、あーん」 キ「は、恥ずかしいな・・・」 鶴「ほら、早く食べるにょろ」 ハ「・・・」 キ「わ、わかりましたよ・・・あーん・・・」 鶴「どう?おいしい?」 キ「まずいわけがないですよ鶴屋さん」 ハ「・・・ねぇ」 キ「なんだ?」 ハ「ほんっっっっとに、あなたたち付き合ってないの?」 鶴「付き合ってないにょろ」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:19:07.92 ID:1s5o6Rl00 キ「(どういうことか説明しよう)」 キ「(鶴屋さんによる作戦は、『付き合っていないとしらを切る』ということだ)」 キ「(たとえ付き合っていたとしても、『付き合ってない』と言い通すらしい)」 キ「(ホントにこれでうまくいくのだろうか・・・)」 ハ「・・・そう、付き合ってないのね」 鶴「そうにょろ。こんなこと日常茶飯事だよっ」 鶴「それとも、ハルにゃんはあーんってしたことないのかい?」 ハ「あ、あるに決まってるじゃない!アタシを見くびってもらっちゃ困るわ!」 キ「(鶴屋さんハルヒ扱うのうまいなぁ・・・)」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:22:14.98 ID:1s5o6Rl00 ハ「キョン!」 キ「な、なんだ!」 ハ「はい!」 キ「はいって・・・卵焼きを目の前に指されてもだなぁ」 ハ「あ、あーんしなさいよ!」 キ「はぁ!?なんでそんなことしなきゃならないんだよ!」 ハ「・・・鶴屋さんにはして、アタシにはしないの?」 キ「(う・・・ここは合わせないとまずいか?)」 キ「わ、わかったよ、あーん・・・」 鶴「ほいっ」 キ「んぐっ・・・あれ、ウィンナー?」 ハ「・・・!!」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:25:10.13 ID:1s5o6Rl00 ハ「ちょっと鶴屋さん!?」 鶴「いやーごめんごめん、つい放り投げたくなったのさ!」 ハ「〜〜!!はいキョン、もう一回開けなさい!」 キ「あ、あーん・・・」 鶴「ほいっ」 ハ「!!」 ハ「・・・もう一k(ry」 キーンコーンカーンコーン 鶴「あ、予鈴がなったにょろ。キョンくん行くにょろ」 キ「ごちそうさまでした」 ハ「(結局一口もキョンにあげられなかった)」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:28:50.96 ID:1s5o6Rl00 放課後 ハ「みんないるー・・・?」 み「涼宮さん、元気ないですね?」 古「どうかしました?」 ハ「いや、なんでもないわ・・・それよりキョンは?」 古「鶴屋さんと一緒に校門からでていきましたが、涼宮さんはそれをご存じでない?」 ハ「二人で?」 ハ「(どう見ても付き合ってるように見えるけど・・・)」 ハ「(もしかして、二人は付き合っているんじゃ!?)」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:32:16.81 ID:1s5o6Rl00 ハ「ね、ねぇみんな!もしかしてキョンと鶴屋さんは付き合っているんじゃ・・・」 み「それは無いんじゃないですか?」 古「付き合ってはいないかと」 ハ「そっか、やっぱ付き合っていないんだ」 古「(彼も思いきったことを私たちに言ってくるもんです)」 み「(『付き合ってない』ってしらばっくれるだけで、こんなに効果があるなんて)」 長「(ユニーク)」 ハ「やっぱり私の勘違いなのかなぁ」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:37:59.65 ID:1s5o6Rl00 キ「どこへ行きますか?」 鶴「普段キョンくんはどこへ行ってるんだい?」 キ「SOS団で活動してからは、街では遊ばなくなりましたね」 鶴「そっかー」 キ「(鶴屋さんさりげなく俺の腕に手を回してるけど、胸が当たってますよ)」 鶴「あ、キョンくん、あれ食べないかいっ」 キ「クレープですか?いいですよ」 鶴「あたしこういうの初めてなんだ!教えてくれるかい?」 キ「(お嬢様はこういうところ来ないのか・・・)」 キ「いいですよ。中身は何にします?」 鶴「スモークチーズ!」 キ「・・・それは無いです」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:41:53.47 ID:1s5o6Rl00 鶴「おいしいね、キョンくん!」 キ「えぇ」 キ「(デートってすばらしいなぁ・・・不思議探検なんて子供の遊びだってのがわかったぜ)」 鶴「ねぇキョンくん、次はあっちに行かないかい?」 キ「えぇいいですよ・・・って!!」 鶴「あのきらきらした建物に行くにょろ」 キ「ちょぉぉぉぉぉっと!!待て待て待て待て!!」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:44:35.04 ID:1s5o6Rl00 鶴「どうしたにょろ?」 キ「あ、あの建物に行くには俺たちはまだ早い・・・!」 鶴「どうしてだい?」 キ「・・・!」 キ「(鶴屋さんはラブホも知らないのか!!)」 キ「あ、あれはですね、えーと・・・」 鶴「教えてくれるまで動かないよ!」 キ「(参った、勘弁してくれ・・・)」 キ「あ、あの建物はですね・・・ごにょごにょ」 鶴「・・・!!」 ボフッ! 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:49:07.80 ID:1s5o6Rl00 鶴「〜〜〜!!」 ジタバタ キ「い、いや、鶴屋さんが知らないのも仕方がありません!」 キ「あれは俺たちにはまだ早いんですから・・・」 鶴「・・・キョンくん」 ギュゥ キ「つ、鶴屋さん?」 鶴「キョンくんとだったら、別にいいよ・・・」 キ「え・・・?」 ぐぐっ キ「え、ちょっと待って引きずらないでくださいねぇちょっと話を聞いてまずは落ち着いt」 店「いらっしゃいませー」 鶴「二人分頼むにょろ!」 店「??か、かしこまりました・・・?」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:52:30.58 ID:1s5o6Rl00 鶴「キョンくん、あたしはこういうの初めてなんだ」 鶴「その、リード頼むよ!」 キ「(俺も初めてなんですが・・・エロ本で培った知識が試されるときか)」 キ「鶴屋さん・・・」 鶴「キョンくん・・・」 〜 省 略 〜 鶴「キョンくん、激しかったにょろ・・・」 キ「鶴屋さんがかわいかったから・・・つい」 鶴「もう・・・」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:55:41.66 ID:1s5o6Rl00 鶴「これで誰もが認めるラブラブカップルになったわけだねっ」 キ「そうですね」 鶴「さ、部屋から出ようっさ!」 店「ありがとうございましたー」 店「・・・掃除お願いします」 掃「はーい」 ガチャ 掃「うお!!イカ臭っ!!そしてなんだこのティッシュの量は!?」 掃「げ!備え付けのボックスティッシュ(200枚組)が無くなっていやがる!!」 掃「いったいどんな戦いが繰り広げられたんだ・・・」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 23:01:11.53 ID:1s5o6Rl00 ハ「!!あ、あのホテルから出てきたのはキョンと鶴屋さん!?」 ハ「どういうことなの・・・?」 み「(やばっ!)」 古「(バッドタイミングですね)」 長「・・・」 ハ「ちょっと二人とも!!」 タッタッタッ! キ「げ、ハルヒ!」 ハ「どうして二人がホテルからでてきたの!?まさか二人は付き合ってるんじゃないでしょうね!」 鶴「違うにょろ、ここはうちのホテルさ!キョンくんに紹介しただけさっ」 鶴「それに、私たちは付き合ってないにょろ」 ハ「そっかー、付き合ってないのね」                       ─  完  ─ 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 23:06:06.96 ID:1s5o6Rl00 ハ「ちょっとキョン!あなた校舎裏で鶴屋さんとキスしてたでしょ!」 ハ「絶対付き合ってるでしょあなたたち!」 キ「ハルヒ、おまえは外国の習慣を知らないのか?」 キ「挨拶代わりによくキスするだろ?それだよ」 ハ「そ、そっか!挨拶だったのね?ならアタシにしてもいいわよ・・・」 キ「いや団長様にキスなんて恐れ多いから。じゃ俺鶴屋さんと一緒に帰るな」 ハ「うん・・・気をつけて・・・」                    ─ 完  ─ 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 23:12:20.66 ID:1s5o6Rl00 ハ「鶴屋さん!この間キョンと手をつないで帰ってたわよね!」 ハ「まさか、二人交際してるんじゃ・・・」 鶴「いやー最近寒くなってねー!キョンくんに人間ホッカイロになってもらったにょろ」 ハ「そ、そうなんだ・・・」 ハ「キョン!私も手が冷たいからて、手をつないで帰ってもいいわよ!」 キ「すまん、両手に荷物抱えてて手を握れん」 ハ「・・・」 キ「その代わり俺の手袋貸すよ」 ハ「!!し、仕方がないから借りてあげるわ!」                      ─  完  ─ 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 23:16:24.87 ID:1s5o6Rl00 ネタが切れた。 眠かったからエロシーンカットした。文句は無いよね?答えは聞いてない。 鶴屋さんの「にょろ」を遣う頻度はどれくらいだろうと悩んだ。どのくらいの頻度で使ってたっけ? 3時間近くご静聴ありがとうございました。