古泉「僕が何をしたというのでしょうか?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:17:52.99 ID:n8qaapZLO 古泉「最近はSSの都合で悪役やら変態やら、いいところがまるでありません」 長門「ユニーク」 キョン「まあそういう役回りなんだろ。俺も似たようなもんだ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:26:32.88 ID:n8qaapZLO 古泉「貴方はまだマシな方です、ハーレムなわけですから」 キョン「そうか?」 古泉「いいですね、主人公は」 キョン「……しかたない。長門、何とかしてやってくれ」 長門「…………」 長門「>>15を採用する」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:33:47.21 ID:5ayQ74Z7O いらないから佐々木団送り 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:37:14.27 ID:n8qaapZLO 長門「……とのこと」 古泉「そんな……」 キョン「しかしそうなると副団長がいなくなるな」 古泉「そうですよ、やはり僕がいなくては!」 キョン「他に誰かいい奴いるか?」 長門「貴方がやるべき」 キョン「俺か?参ったな」 古泉「また僕はこの扱い……」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:39:56.01 ID:n8qaapZLO 古泉「もう、いっそ佐々木さんの方へ行った方が道が開けるかもしれません」 古泉「いや、でも涼宮さんの件が……」ブツブツ キョン「おい、古泉」 古泉「はい、なんでしょう」 キョン「今佐々木に聞いてみたんだが、いらないそうだ」 古泉「…………」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:43:44.36 ID:n8qaapZLO 古泉「いつの間に……」 キョン「携帯という便利なものがあるからな」 古泉「しかし、何と言って佐々木さんは断ったのですか?」 キョン「"ネタ要員はいらないよ"とのことだ」 古泉「…………」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:48:33.45 ID:n8qaapZLO 古泉「僕は超能力者で、しかも自分でいうのもなんですがイケメンです。もっと使い道があるでしょう?」 キョン「だから、スーパーサイヤKOISUMIでいいじゃないか」 古泉「それはお断りです」 長門「カッコよかったのに」 古泉「本当ですか?ならちょっとだけ……」 長門「嘘」 古泉「…………」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:54:55.46 ID:n8qaapZLO キョン「現実を見てみろ」 キョン「スレタイに"古泉"と入ってるだけでこの伸びの無さだ。俺でももっと伸びるぞ」 古泉「それは、涼宮さんと朝比奈さんというヒロインキャラが出てないからでは?」 キョン「いや、正直長門さえいれば十分な伸びは期待できるはずなんだ」 長門「……///」 キョン「このように長門が照れるだけで、食い付きは大きく違う」 古泉「なるほど……」 キョン「正直、スレタイに"古泉"と入ってたら、VIPPERたちはまずこう考える」 長門「ガチホモ」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 22:59:47.14 ID:n8qaapZLO 古泉「僕はそんなに同性愛者に見えますか?」 キョン「まあ敬語主体だし、内面も見せないからな。どう想像されてもしょうがないだろ」 古泉「もう少し女性に興味を示せば、ガチホモイメージは払拭できるということですか」 キョン「あるいは、そうかもしれん」 古泉「そうですか、では早速長門さんで試し……」 長門「よるな」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:06:23.11 ID:n8qaapZLO 古泉「では涼宮さんを貴方と取り合うという設定は……駄目ですね。閉鎖空間が発生してしまいます」 キョン「朝比奈さんはどうだ?」 古泉「対象としては非常に素晴らしいのですが、彼女に手を出すと痛烈な批判を受けそうです」 キョン「団内は無理か。じゃあ森さんはどうだ?」 古泉「んっふ、それはなかなか……」 キョン「決まりだな、おまえは森さんに想いを寄せる設定をアピールしていくんだ」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:11:03.60 ID:n8qaapZLO ハルヒ「それだけじゃ駄目よ!」ガラッ! キョン「うお!ハルヒ!いつから聞いてた?」 ハルヒ「みくるちゃんは無理ってあたりからよ」 キョン「そ、そうか(セーフ!)」 ハルヒ「古泉くんに足りないのは可愛気よ!」 キョン「ほう」 ハルヒ「子供っぽいワガママや感情表現は良いステータスになるわ」 長門「確かに」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:15:19.16 ID:n8qaapZLO キョン「まあ確かに古泉はニコニコ笑ってるだけで、本当の感情が見えないな」 長門「それが余計に好奇心を掻き立てる」 古泉「なるほど。しかしこの喋り方やキャラクターは一朝一夕には変えられませんよ?」 キョン「そうだな、試しにセリフに顔文字でもつけてみたらどうだ?」 古泉「こうですか?(´・ω・`)」 ハルヒ「あら、いいじゃない」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:22:51.64 ID:n8qaapZLO キョン「よし、次は森さんとフラグを立てるぞ」 古泉「なんだか楽しんでません?(>_<;)」 キョン「気のせいだ。まずは森さんを呼ばなきゃな」 古泉「ええ!?(◎o◎)」 キョン「そんなに驚くことでもないだろう」 ハルヒ「そうよ、善は急げって言うじゃない!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:28:04.46 ID:n8qaapZLO 古泉「それはそうですが……f^_^;」 キョン「……なんかウザいな、顔文字」 古泉「貴方が言ったんじゃないですかΣ( ̄○ ̄;)」 ハルヒ「でも、セリフそのものはいつもどおりなのに顔文字だけでかなり印象が変わるわね……」 長門「不思議」 古泉「そうでしょうか(´・ω・`;)」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:35:32.83 ID:n8qaapZLO キョン「確かに、顔文字を無視すればいつもどおりなのにな」 古泉「そんなに違いますか(^_^;)」 長門「不快」 キョン「まあそう言うなって」 ハルヒ「試しに有希もやってみなさいよ!」 長門「…………」 キョン「やってみろよ、長門」 長門「……少しだけなら(・ω・*)」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:41:51.74 ID:n8qaapZLO ハルヒ「!!」 キョン「なんと……(た、たまらん!)」 キョン「古泉、おまえの顔文字は却下だ。これからは顔文字は長門専用にする」 古泉「そんな!Σ( ̄……って途中で顔文字をとらないでください」 キョン「駄目だ、今日から長門専用だ」 長門「私という個体は特にそれを望んではいない(・ω・;)」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:49:02.64 ID:n8qaapZLO キョン「しかたない、公平を期すため顔文字は全面禁止にしよう」 古泉「賢明な判断です」 キョン「しかし、これじゃあまだ森さんフラグにはいけないぞ。おまえからは淡い恋心が感じられん」 ハルヒ「そもそも、敬語が駄目なのよ」 キョン「確かに」 古泉「しかし、これは染み付いた習慣のようなものですから。直すのは難しいかと」 キョン「まぁ敬語もアイデンティティーと言えなくはないが……」 ハルヒ「少し、地味よね」 キョン「もっとこう、ハイテンションな感じがほしいな」 長門「スーパーサイヤ……」 古泉「あれだけは勘弁です」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:53:07.15 ID:n8qaapZLO ハルヒ「同じ敬語でも、インパクトあればいいのよ!」 古泉「インパクト、ですか」 キョン「そこで今日は特別ゲストを呼んである」 長門「どうぞ」 ガラッ! 春日「トゥース!」 春日「みなさん、夢で会って以来ですね」 古泉「……これを真似ろと?」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/08(水) 23:59:38.56 ID:n8qaapZLO キョン「敬語には違いないだろ」 古泉「いや、それはそうですが……しかしこの>>1はどれだけオードリーが好きなんでしょうか?」 キョン「さあな。しかし若林が出てこないあたり、多少は自重してるんじゃないか?」 古泉「ああ、そういえば」 数十分後――― 古泉・春日「トゥース!」 キョン「……やはり無理があったな」 ハルヒ「……そうね」 古泉「散々やらせといてそれですか」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:07:24.83 ID:kf30j3cjO キョン「しかし、これじゃ森さんフラグまで行く前にスレが終わってしまうぞ」 古泉「おや、そんなに勢いが?」 キョン「いや、gdgdになって過疎って落ちるだろうってことだ」 ハルヒ「まあそうでしょうね」 古泉「そんな僕のせいみたいに言わないでください……これでも努力してるんですから」 ガラッ みくる「お、遅れてすみません!」 キョン「ああ、朝比奈さん。実は今……」 みくる「はい、大体の話は春日さんから聞きました」 長門「いつの間に」 春日「ヘッ!」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:13:22.99 ID:kf30j3cjO みくる「あの、提案なんですけど……いっそクールな不良キャラってのはどうでしょう?」 キョン「……なるほど。それならあまりネタにはされませんね」 みくる「さすがみくるちゃん!」 長門「いいかも」コクッ キョン「どうだ、古泉?」 古泉「そんな浮わついた遊び、俺はごめんだ」フッ キョン「……ノリノリなようで良かった」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:19:46.76 ID:kf30j3cjO ハルヒ「今なら森さんいけるんじゃない?」 キョン「ああ、新鮮味があるな。不良古泉」 長門「ユニーク」 古泉「勝手に盛り上がってろ……」プイッ キョン「それにしてもこの古泉、ノリノリである」 ハルヒ「じゃあ早速行きましょう!」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:30:06.41 ID:kf30j3cjO キョン「あ、森さん」 森「はい。なんでしょう?」 キョン「古泉の奴が、話があるって」 森「……なんです?改まって」ドキドキ 古泉「…………」 ハルヒ「ほら、言いなさいよ!」 長門「チャンス」 古泉「……すまないな」 森「はい?」 古泉「俺はもっと強くなりたい。そのためには女など荷物でしかない」 森「はあ?」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:33:49.47 ID:kf30j3cjO キョン「おい古泉、何を……」 古泉「信じられるのはこの拳だけだ。共に闘い続けてきた……この拳」フッ キョン「おまえもう何キャラだよ、それ?」 古泉「俺は行くぜ。修行の旅にな……生きてたらまた会おうぜ、あばよ」スタスタ 森「あの……いったい何なんですか?」 ハルヒ「……さあ?」 長門「修行編突入」 キョン「ジャ○プか!」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:40:14.72 ID:kf30j3cjO ――その後 キョン「あれからもう半月か……」 みくる「古泉くん、今どうしてるんですかねぇ」 森「我々機関にはもはや関係のないことです」 キョン「あれ?古泉の解雇正式に決まったんですか?」 森「涼宮さんのことを考えると、すぐに後任が必要でしたからね」 キョン「まあ森さんが古泉の代わりにSOS団に入ってくれて良かったです」 長門「同感」コクッ 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:44:52.22 ID:kf30j3cjO 森「ところで、今日の活動は?」 みくる「新副団長の就任記念パーティーだそうですぅ」 キョン「まあ単に騒ぎたいだけなんだろうがな」 森「それで料理やジュースがたくさんあるのですね?」 みくる「準備万端です♪」 長門「料理がたくさん」 長門「楽しみ」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:50:15.21 ID:kf30j3cjO ガラッ ハルヒ「みんな、揃ってる?」 キョン「おう。おまえが最後だ」 ハルヒ「何よ、バカキョンのくせにこういうときは早いのね」 森「まあまあ、せっかくの席です。喧嘩はやめましょう」 キョン「ああ……古泉に言われたらイラッときてるはずなのに、森さんだと素直に聞けます」 長門「早く食べるべき」ジュルリ みくる「長門さん、まだ駄目ですよぉ」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:55:32.65 ID:kf30j3cjO ワイワイガヤガヤ みくる「みんなコップありますか?」 キョン「朝比奈さん、こっちにもう一つ」 森「では私はジュースを注ぎますね」トクトク 長門「我慢の限界」ジュルリ ハルヒ「こら!駄目よ、有希!」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 00:59:59.63 ID:kf30j3cjO キョン「じゃあハルヒ、乾杯の温度を」 ハルヒ「任せなさい!」 ハルヒが立ち上がり、全員がコップを持ちハルヒの方を向く。 ハルヒ「こういう楽しい席で長口上なんて無粋な真似はしないわ!SOS団への森さんの入部、そして……」 ハルヒ「古泉くんの後任として、オードリー春日の副団長就任を祝って!」 一同「トゥース!!」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:06:17.29 ID:kf30j3cjO 春日「ただいまご紹介に預かりました、私が春日です」 キョン「いいぞー、春日!」パチパチパチ 長門「やんややんや」 春日「春日が副団長になったからには、不思議探索を越えた未知の春日ワールドにご案内致しましょう」 ハルヒ「なかなかの心意気ね!」 みくる「春日さーん、カッコいいですよ♪」 森「頼もしい副団長ですね」ニコッ 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:11:49.13 ID:kf30j3cjO こうして、森さんと春日という新たな団員を加えた俺たちSOS団はますます結束を強めた。 そのころ古泉はどうしてたのかって? ――どこかの密林 古泉「ふっ、おまえみたいな強い奴は初めてだぜ」 若林「別に強くもないんですけどね」 古泉「貴様!本気で俺が強くないと思ってるのか!?」 若林「いや本気で強くないと思ってたらこんな何時間も死闘を繰り広げねぇだろ」 若林・古泉「へへへへへへへ!」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:17:19.21 ID:kf30j3cjO キョン「ん?」ブルルッ ハルヒ「どうしたの、キョン?」 キョン「いや、気味の悪い笑い声が聞こえた気がしてな。たぶん気のせいだ」 ハルヒ「そう……」 森「それより、このジュース味が薄くありませんか?」 キョン「ああ、それ春日さんの手作りらしいですよ」 みくる「そうなんですかあ!?」 ハルヒ「ちょっと!作り方教えなさいよ!」 春日「まずペットボトルに飴玉を入れまして……」 ワイワイガヤガヤ 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:21:58.28 ID:kf30j3cjO 谷口「なんか楽しそうだなー、キョンたち」 国木田「それより、今回僕たちの出番全然なかったね」 朝倉「私もよ……嫌になっちゃう」 佐々木「僕だって出番がなかったよ」 部長「僕なんて前回も……」 朝倉「こうなったら、私たちで勝手に締めちゃいましょう!」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:24:56.84 ID:kf30j3cjO 国木田「でも、キョンが怒らないかな?」 朝倉「いいのよ……ちなみに、決してオチが思い浮かばなかった>>1の苦し紛れじゃないわよ」 佐々木「言い訳くさいセリフだなあ」 朝倉「気にしない気にしない」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 01:31:28.93 ID:kf30j3cjO 朝倉「いい?せーの、でみんなで締めの挨拶するわよ」 国木田「うん」 朝倉「それじゃあいくわよ……せーの……」 谷口「WAWAWA!カンペ忘れた!」 国木田「あっ、谷口!」 朝倉「何やってるのよ……えーっと、今回は>>1のSSを読んでいただき誠にありが……」 春日「トゥース!」 春日「バァイ」            おわり