古泉が六人いたら気持ち悪いよな 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:20:14.99 ID:Ey+dqsLeO 「おそ松君って面白いわよね」 何だ急に。赤塚不二夫先生の偉大さがやっとわかったのか? 遅すぎるぞハルヒ。 「同じ人間が六人ってトコがいいわ」 六つ子なんだけどな。 ・・・なんだかチビ太みたいだなハルヒって。おでん食うか? 「もちろんおごってくれるわよね!?」 何故そうなる・・・まあ俺も食いたくなって来たな。今日は寒いし。コンビニ寄るか。 「イヤミのシェーッ!!って今やると寒いかしら?」 長門がしたら大爆笑かもな。 「それいいわね!あっ、向こうにコンビニあるじゃない! ほらぁ、キョンはやくっ!」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:21:52.97 ID:Ey+dqsLeO 回想終わり。 それが昨日の出来事だ。俺に落ち度は無いだろう?至って普通だと思うぞ。 学校帰りに漫画の話をして、途中でコンビニでおでんを購入して食べながら談笑してハイさようなら。また明日学校で。 日本における一般的な高校生なら、似たような事はほぼ経験しているはずだ。どうだ?お前の機関とやらで調査してみろ。 ・・・スマン。俺が悪かった古泉。 「おそ松くん」の話をした時に気付くべきだった。 ヤメロ。悪かったから。 六人同時に顔を近付けるな。 六人同時に息を吹きかけるのもな。 謝るから、六人同時でそういうニヤケ顔はヤメロ!古泉! 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:23:49.93 ID:Ey+dqsLeO 「やれやれです・・・」 六人同時に揃えて言うな。 少しハモらしたのはワザとか? だから六人同時に前髪を指で弾くな。 「ところで」 「これからの」 「事について」 「何ですが」 「問題は」 「僕が・・・」 ごめんなさい・・・本当にごめんなさい古泉・・・一人が代表して喋って下さい・・・ 「では僕が。」 その前にそれぞれの呼び名を決めようか。あと髪型とか変えて区別しよう。 流石に混乱してきたぞ。 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:25:29.91 ID:Ey+dqsLeO 「古泉一樹です。」 うむ。 「古泉二樹です。」 ひねろ。「ふたき」って何だ。あと、オマエは今日からポマードでオールバックにしろ。 「古泉三樹です。」 「みき」か。 じゃあオマエ女装して来い。 「古泉・・・」 はい、眼鏡な。小刀は禁止だ「しき」 「古泉五樹・・・被ってしまいますね・・・」 「ごき」でいいだろ。ちょうど無数にいるしぴったりな名前だ。 今から日サロ行って黒くして来い。 「古泉六樹です。」 「むつき」ねぇ・・・はい赤のバンダナ。朝比奈さんと同じ喋り方で頼むぞ。オマエも女装だ。中の人つながりだ。 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:28:35.78 ID:Ey+dqsLeO これで何とかなるな。 よし、明日からはこれで学校に来るんだ。あと各々に会ったキャラ作りをして来い。 六樹「ええっ!?そ、そんなあ・・・ひどいですぅ!」 話がわかるな。さすが古泉。 ・・・他の奴等は考えているな・・・さて、明日が楽しみだ。俺は帰るぞ話なら明日聞くから。 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:33:47.74 ID:Ey+dqsLeO 帰り道、女装古泉が二人もいるのか。一人でよかったかもな等と、どうでも良い事を考えていたら携帯が鳴り響いた。 番号は非通知。しかし俺は嫌な予感がして直ぐに電話をとった。 「もしもし」 「・・・チミに話がある。今すぐマンションに来るザンス」 長門だった。 俺はニヤニヤしながら自転車を走らせた。 多分頭のオカシイ奴だと、すれ違う人に思われただろう。 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:38:00.61 ID:Ey+dqsLeO 息を切らしてマンションに到着。 「・・・部屋にあがるザンス」 長門はマスクをしていた。取りてえ。 お茶を入れてくれる長門をじっと見つめる。 今、こいつにはあの出っ歯が・・・ 「・・・何が楽しいザンスか?」 「頼む長門、マスクを取ってくれないか?」 長門「シェーッ!!それは絶対無理ザンス!!」 俺はお茶を吹き出してしまった。 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:43:27.02 ID:Ey+dqsLeO 長門「・・・大丈夫ザンスか?」 俺は咳き込みながら指でOKのサイン。 ありがとうハルヒ。オマエの能力はこんなに素晴らしい物だったのか。 俺は今モーレツに感動しているぞ。 長門「・・・チミはこの原因を知っているザンスね?」 ああ、充分過ぎる程にな。 長門「・・・教えるザンス。」 明日学校でな、長門。解決するには明日学校で話すしかないんだ。わかってくれ。 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 17:54:38.73 ID:Ey+dqsLeO 長門「・・・チミを信じるザンス」 じゃあ明日学校で。笑いを堪えながら俺は急いでマンションを出た。 スマン嘘だ長門。俺はそんな事より確認したい事があるんだ。 急いで携帯をかける。もちろん朝比奈さんに。 「もしもし。俺です朝比奈さん。大丈夫ですか?」 「・・・」 「朝比奈さん?」 「キョン君、笑わないで下さいだじょ〜!いきなり喋り方が変だしょ〜!これは一体どういう事だじょ〜!?」 「落ち着いて下さい。あの公園に来てくれませんか?」 そう伝えて電話を切る。一体どんな旗を頭に刺してやって来るのか今から楽しみだ。 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:00:59.40 ID:Ey+dqsLeO 不思議な走り方で朝比奈さんがやって来た。 あれは人間に可能な動きなのか?足が何本も生えているように見えるぞ? 「みくるだじょ〜!」 うん。わかってます。頭にはSOS団と書かれた旗がささっている。 「これはどういう事だじょ〜?」 鼻水出てますよ。朝比奈さん。詳しい事は明日学校で。今はそれしか言えないんです。 「わかったじょ〜!」 そう言って不思議な走り方でまた帰って行った。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:13:27.72 ID:Ey+dqsLeO 明日は先ず鶴屋さんに会おう。 「てやんでぃっ!こういう喋り方もありさっ!バーローッ!!」 とか、おでんを手に言ってくれるだろう。 いやいや、昨日ハルヒにチビ太に似てると言ったからな。 「〜ダス」とか「だヨーン」 って喋ってくれるかも知れん。 そんな事より長門だ。アイツもハルヒが外せと言えばマスクを外すだろう。出っ歯長門か。新ジャンルだな。 そんな事をベッドで横になりながら考えているウチに俺は寝た。 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:18:58.78 ID:Ey+dqsLeO 「キョン君キョン君!!シャ、シャミがー!?」 朝からうるさい妹に起こされた俺は、シャミセンを見てますますハルヒに感謝した。 今日からこれはシャミセンじゃない。ニャロメだ。 妹はむーっと膨れっ面をしていたが気にしない。今日はニャロメを学校に連れて行こう。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:27:13.28 ID:Ey+dqsLeO 「キョン君なんかおかしいよ?」 おかしいのはオマエだ妹よ。ニャロメが飼い猫になるという男子の夢を否定する気か。 ニャロメを妹から奪い、可愛がりながら洗面台に向かった。 今日は最高の1日になるだろう。正に神の力だ。ありがとうハルヒ。 顔を洗いながらハルヒに感謝していたが鏡を見た瞬間にそれは憎悪に変わった。 鏡の前にいたのは左右の目が繋がっている俺。 「・・・」 無言で立ち尽くしてしまった。妖怪じゃないか。 腰にはいつの間にかピストル。弾は多分無限にあり、殺傷能力無しだと思われる。 「う〜む。これは、本官が何とかしなければ。」 千葉繁みたいな声で俺は呟いた。 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:30:40.17 ID:Ey+dqsLeO 家にサングラスがあって良かったと、今日ほど思った事は無い。少しは誤魔化せる。 先程妹が「なんかおかしい」と言ったのは俺の顔の事だったのかと今になって気付く。 優しい妹よ。愚かな兄を許してくれ。 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:38:45.18 ID:Ey+dqsLeO とりあえずハルヒだ。あの凶神をなんとかしなければ。 本官はハルヒに電話をかける。さっさと取れ。 赤塚不二夫先生が、いかにつまらない作品を世に出したか天罰を受ける覚悟で嘘八百並べてやるから。 「はい、もしもし」 やっと取りやがった。 「あ〜もしもし本官だが」 「これでいいのだ!」 ガチャ それだけ叫んでハルヒは電話を即切り。 ・・・これは元に戻るのは無理かも知れん。 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 18:48:34.59 ID:Ey+dqsLeO 学校に向かいながら、ウナギイヌやレレレのおじさんと軽く挨拶をかわす。 名前を忘れたが毛虫や宇宙人もどんどん出てくる。正に赤塚ワールドだ。 時々襲う、ピストルを発砲しまくる衝動を無理矢理押さえつけながら、なんとか学校に到着。 笑い声が聞こえる教室の扉を開けると、手拭いを頭に巻きマジックで書いたとしか思えないヒゲを数本生やしたハルヒが逆立ちしていた。 パンツを見せながら。 ハルボン?バカルヒ? いやそんな事は今どうでもいい。この発砲しまくる衝動を押さえながら、こいつを連れ出すのが先だ。 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:14:39.51 ID:Ey+dqsLeO 「タリラリラ〜ンのコニャニャチハ! 遅いのだキョン。何でサングラスをしているのだ?」 逆立ちしながら話かけてきたハルヒを無理矢理抱き抱えて教室を飛び出す。 「い、いきなり何をするのだ!わしにそんな趣味はないのだ!」 「え〜い!いいから本官の言う通りにしろ!」 「さんせいのはんたいな〜のだ!」 今のハルヒに喋りかけてはダメだ。急いで文芸部室に向かわなければ。 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:20:22.53 ID:Ey+dqsLeO おでんを持って「ケケッ」と笑う鶴屋さんが見えたが無視。 ハルヒを抱き抱えたまま部室のドアを蹴り飛ばした。 よかった。みんないるな。 「お二人を待っていましたよ。」 「おお!どれが古泉君でどれが古泉君なのだ?」 オマエのせいだろハルヒ。しかし何も変わっちゃいねえな古泉。区別がつかんぞ。 「・・・早急に対策を取りたいザンス」 本官も同じ考えだ長門。 「みくるだじょ〜!」 鼻水ふいてくれ頼むから。貴女に似合わない。 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:27:04.05 ID:Ey+dqsLeO 「今日は朝からお祭りが始まるのか?きっと国会で青島幸男が決めたのだ!」 いいから黙れ。古泉、頼む。 「任せて下さい。」 五人の古泉がハルヒの相手を始める。これで暫くは何とかなるだろう。 さて、今回の件だが・・・ 「そんな事より貴方はサングラス、彼女はマスク。これは何のまじないでしょうか?」 「黙れ古泉!本官を愚弄する気か!」 「シェーッ!!危ないザンス!!当たるザンス!!」 「危険だじょ〜!大変だじょ〜!」 やべえ会話が出来ねえ。 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:33:58.67 ID:Ey+dqsLeO 落ち着け!落ち着くんだ本官! 発砲しまくる衝動を押さえ付ける。邪気眼か本官は。 「キョン君落ち着くんだじょ〜!」 すいません朝比奈さん。今黙ってて貰えませんか?黙れ。 「む!ハルヒは何処に行った!?」 五人の古泉と遊んでいた筈のハルヒの姿が見えない。 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:39:47.56 ID:Ey+dqsLeO 「こ〜こな〜のだ〜!」 ハルヒは長門の後ろに立っていた。 「こんな物は有希には邪魔なのだ!」 そういって長門のマスクをはぎ取った。 「シェーッ!!」 長門があのポーズで絶叫。何という見事な出っ歯だ。 「貴方もですよ」 サングラスを後ろから古泉に取られた。 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:54:18.93 ID:Ey+dqsLeO 「妖怪なのだ!うむむ!ここはハルボンのパパに任せるのだ!」 「貴様のせいだ!本官が逮捕する!」 「・・・チミ、落ち着くザンス」 「これが落ち着けるか!」 六人の古泉と頭に旗をさして鼻水を垂らす朝比奈さんは、楽しそうに部室を駆け回る。 ああそうだこれこそ赤塚不二夫の世界。 ドタバタギャグの真骨頂。 「これはもう本官にはどうにも出来んぞ。貴様には何か考えがあるのか?」 「ミーに名案があるザンスよ!」 「本官に言ってみろ!嘘なら逮捕するぞ!」 「ハルボンのママとハジメちゃんを探すザンス!」 「それだああああああっっ!!」 本官は千葉繁並みの叫び声をあげ、発砲しながら部室を飛び出した。 「待つザンス!ミーも一緒に行くザンス!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 19:57:10.88 ID:Ey+dqsLeO 長門の言う通りだ。いつも問題を解決するのはママとハジメちゃんだ。 ハジメちゃんは国木田か?じゃあママは誰だ!? 俺は教室に急いで戻ると銃を構えた。 「国木田はどこだあああっ!!」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 20:38:00.71 ID:Ey+dqsLeO 「あら、キョン君どうしたの?」 待っていたのはエプロン姿の朝倉涼子だった。 「貴様がママなのか?」 「そういう事らしいわね」 「・・・まあいい、国木田はどこだ?」 「国木田ちゃんなら谷口とコンピ研に遊びに行ったわよ」 国木田がハジメちゃんで谷口がバカボンってトコか?ていうかコンピ研だと?・・・ちくしょーっ!! 無駄足ではないか!! 俺は銃を乱射しながら叫んだ。 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 20:41:43.98 ID:Ey+dqsLeO 「・・・ところで貴様は何をしている?」 「ウフフ。みんなにお裁縫や編み物を教えてあげてるのよ。最近の若い子ってセーターを自分で編んだりしないのよ? ホントビックリ。それで私がね」 朝倉涼子。オマエだけはそのまま元に戻るな。 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 20:44:13.98 ID:Ey+dqsLeO 教室を出ると出っ歯長門と、逆立ちしながら物凄いスピードで移動するハルボンがいた。 何やら廊下で競争しているらしい。 「そんなんでミーに敵うわけ無いザンス!!」 「わしの逆立ち走りをなめてはいけないのだ!」 「シェーッ!なんザンスかそのスピードは!こうなったらミーも!」 長門も逆立ちになるとシャーッと出っ歯で滑り出した。 「それはズルいのだ!」 「ムフフ!ミーが先にゴールするザンス!」 「そんな出っ歯こうしてやるのだ!」 「ミーの華麗な出っ歯がーっ!!」 一生やっててくれ。俺は無視してコンピ研に急いだ。 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 20:50:13.55 ID:Ey+dqsLeO まだ部室ではしゃいでいる六人の古泉と、頭に旗をさして鼻水を垂らす朝比奈さん。 そしてそれを見て泣き叫ぶ、古泉ファンの女子と朝比奈さんファンクラブの男子達。 泣きたいのはこっちだ。 俺は隣のコンピ研のドアを勢いよく開けた。 「国木田はどこだ!逮捕する!」 「あ、キョン!」 かん高い声で返事したのは、ほっぺたに花丸が書いてある谷口だった。 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:01:29.46 ID:Ey+dqsLeO 「なんだかムカつくな谷口。貴様は逮捕だ。」 銃口を向ける。ホントに撃ち殺してやりてえ。 「ま、待ってよキョン!今、大事なトコだから発砲しちゃダメだよ!」 「そうなのですよ。キョン」 無数のPCに繋がれた謎の機械を弄っている国木田ちゃんが谷口の後ろにいた。 「国木田ちゃん、いったい何を・・・ていうかこんな話し方だったか?」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:14:29.54 ID:Ey+dqsLeO 謎の機械を弄りながら国木田ちゃんは続けた。 「タイムマシンですよ。原作でも作りました」 タイムマシン?マジで? 「そうです。今朝から大体の事は理解出来ていました。これで今から過去に遡り、涼宮ハルヒが赤塚不二夫作品に影響を受けないようにします。」 大体って・・・ハルヒの能力を知ってる?何処まで理解したんだ国木田ちゃん! 「朝比奈みくるさんは勿論、長門さんでさえみんなあの状態ですし、僕が過去に遡ります。・・・キョン、もしかすると僕がこのまま異世界」 国木田ちゃんが何かを言いかけ時に、タイムマシンとから閃光が発生した。 そして・・・ 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:23:10.04 ID:Ey+dqsLeO ………… …… … 「おそ松君って面白いわよね」 何だ急に。赤塚不二夫先生の偉大さがやっとわかったのか? 遅すぎるぞハルヒ。 「同じ人間が六人ってトコがいいわ」 六つ子なんだけどな。 「まあ、漫画だからこそ面白いのよね。」 当たり前だ。特にギャグ漫画みたいな事が現実にあり得るか。 「それもそうよね。あーなんだかおでん食べたくなっちゃった。キョンもそう思わない!?」 チビ太でも思いだしたのか?まあ今日は寒いしな。たまにはおでんもいいかな。 「ほらぁ!はやく行くわよ!」 わかったからそんなに腕を引っ張るな! 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:29:19.56 ID:Ey+dqsLeO ハルヒとおでんを食いながら、何故かケケッと笑うおでん片手の鶴屋さんを想像してしまった。 「どうしたの?」 何でもない。それにしてもカラシつけすぎじゃないかハルヒ。 「これでいいのよ!」 ・・・あれ?何か思い出しそうな・・・何だっけ?確か俺がピストルを・・・ 「あれ?キョンと涼宮さん?」 思い出すのを遮る声。国木田がそこにいた。 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:35:35.20 ID:Ey+dqsLeO 「二人?もしかして・・・」 「ち、違うわよ!これはたまたま・・・」 「そうだ国木田これはだな」 「アハハ。わかっているって・・・大丈夫みたいだね。よかった」 「何が大丈夫なんだ?」 「あ、ううん何でもないよ。じゃあ明日学校でね」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/24(火) 21:40:08.85 ID:Ey+dqsLeO 「じゃ、じゃあ私も帰るわ!明日学校で!」 「ああ」 ハルヒは恥ずかしそうに帰って行った。 まあ国木田の事だ。変な噂は流れないだろう。 さっき何を思い出そうとしたのか、すっかり忘れた俺はおでんの素晴らしさを噛み締めながら家路についた。 おはり 最後gdgdでごめん もこみち観る