梨花「ど、どうして、ボクの股間にこんなモノが…」 1 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 05:45:39.95 ID:6QzQTmls0 梨花「羽入、ここは、いったいどこなの?私はいったい…?」 羽入「ここは黄泉比良坂。…梨花…梨花は死んだのです」 梨花「私が死んだ…?何、言ってるの?羽入」 羽入「死んだ直前の記憶は消えてしまうため、梨花には記憶はないでしょうが、梨花死んだのですよ…。     梨花には三つの選択肢があります」 梨花「わ、私が死んだ…。三つの選択肢…?」 羽入「そうです。一つ目は地獄に行く。二つ目はニューゲーム。三つ目は強くてニューゲームです」 梨花「じ、地獄?!ニューゲーム?」 羽入「地獄行きを選ぶなら、ありとあらゆる苦痛を一兆年繰り返した後、輪廻転生することなく梨花の魂は消滅させられます。    ニューゲームなら、今の記憶を失い人生をやり直すことになります。    強くてニューゲームなら、現在の記憶、ステータス、アイテム、イベントスキル以外のスキルを引き継いで人生をやり直すことができます」 梨花「じゃあ…強くてニューゲームで…」 羽入「…わかりました」 8 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 06:21:04.52 ID:6QzQTmls0 強くてニューゲームを選んだ梨花は成長し、昭和58年の綿流しの日になった。 梨花「あっそういえば、今日は富竹が死ぬ日だったわね。    羽入、今日一日、富竹のこと監視しててくれる」 羽入「わかったのです」 綿流しが終わり、梨花が家に帰り寝ていると、 深夜、羽入が帰ってきた。 羽入「梨花っ梨花っ、起きてください。富竹殺しの犯人がわかったのです」 梨花「ん〜っ…犯人?…あぁ…で?誰なの?」 羽入「犯人は鷹野とその配下の山狗だったのです」 梨花「あぁ、やっぱり。あいつらが一番怪しかったしね。    ということは、私を殺したのもきっと鷹野たちで間違いないわね。」 羽入「でも、梨花、鷹野はこの後、焼死体で発見されるんですよ」 梨花「きっとその焼死体はスケープゴートよ。とりあえず、向こうから仕掛けてくるまで待ちましょ」 梨花は、次の日から、鷹野の襲撃に備え常に周りに警戒を配り、自分の背後を羽入に監視させていた。 数日後…。 羽入「梨花っ。数分前から数人、備考が張り付いているですよ」 10 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 06:36:31.65 ID:6QzQTmls0 梨花「どうやら、奴ら、仕掛けてくるようね」 羽入「どうするのですか?梨花?」 梨花「このまま、気づかない振りをして、古手神社まで奴ら誘い出し、そこで返り討ちにするわ」 梨花はそのまま古手神社の境内まで歩を進めた。 すると、神社の境内に一人立っている鷹野が梨花の目に映った。 鷹野「こんにちは梨花ちゃん」 梨花「こんにちはなのです。にぱ〜☆」 鷹野「あら?驚かないの私が生きていることに」 鷹野は怪訝そうな顔をし梨花に尋ねた。 梨花「鷹野が生きていることなんて最初からわかっていたのですよ。     ボクに知らないことなんてないのです。     鷹野が山狗に指示し富竹を殺したことも、鷹野が実は生きていたこともお見通しでしたよ。     さっきからボクを山狗に尾行させていることも全部まるっとお見通しですよ」 鷹野「さっ、さすが、オヤシロ様の生まれ代わりなだけあるわね…。    フフフ…じゃあ、これから私が何をするつもりかもお見通しかしら?」 梨花「ボクを殺すつもりなのですよね。わかっているのです。    さっさとかかって来いなのです。返り討ちにしてあげるのですよ。にぱ〜☆」 14 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 06:55:09.43 ID:6QzQTmls0 鷹野「山狗っ!」 鷹野の掛け声とともに、 神社の社の裏と入り口から、自動小銃を手にして、かけ込んで来た十数人の山狗が、 梨花の周りを取り囲んだ。 鷹野「フフフ…もう、逃げられないわよ。返り討ちにできるものならしてごらんなさい」 梨花「では、そうさせてもらうのです」 と言ったかと思うと、梨花の姿が山狗や鷹野の視界から消えた。 鷹野「えっ!消えた?」 すると、神社の境内に無数のボールのようなものが、現れゴロゴロと転がった。 鷹野は、自分の足元に転がってきた、そのボールのようなものを目にしたとたん絶叫した。 鷹野「ひっ…ひぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」 それは斬首された山狗の隊員の頭だった。 その場にいた山狗は全員、頭を切り落とされ、 頭のない首から噴水のように血を噴出していた。 鷹野「なっなんのこれは!!なんなのよぉぉおおおお!!!」 梨花「ふふ。鷹野のご期待通り返り討ちにしてやったのですよ。にぱ〜☆」 鷹野「ひぃっ!」 16 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 07:07:16.10 ID:6QzQTmls0 いつの間にか、自分の近くに立っている梨花に驚き鷹野が悲鳴を上げた。 鷹野「あっあんた、一体何したのよぉ!」 梨花「ん?手刀で山狗の首を切り落としたのです」 鷹野「この化け物っ!」 そう言うと鷹野は懐からオートマチック拳銃を取り出すと、 梨花に向かって拳銃を連続で発砲した。 バン!バン!バン! 梨花の体に弾丸が命中するが、 キン!という金属音とともに弾かれてしまう。 梨花「痛くも痒くもないのです」 鷹野「ひっ!ひぃい!!何で死なないのよぉぉ!」 鷹野は四つんばいで地面をはい山狗の死体に近づき、死体から自動小銃を剥ぎ取ると、 安全装置をフルオートに切り替えると梨花に向かって発砲した。 ダララララララララララという発砲音とともに発射された無数の弾丸が梨花の体に命中するが、 全てキンッ!キンッ!という金属音がするだけで体に傷つけることなく弾かれてしまう。 梨花「今のボクのレベルは73なのです。     ボクの防御力はたとえ7.62mmのNATO弾でも、1のダメージを与えることすら不可能なのですよ」 鷹野「何のよぉお!あああああああああぁああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 19 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 07:17:55.06 ID:6QzQTmls0 梨花「じゃあ、そろそろ終わりにするのです」 ヒュッという風を切る音ともに鷹野の視界から梨花が消える。 鷹野「ヒィッ!」 鷹野が息を飲むと同時に、 梨花が高速の手刀が一秒にも満たない時間で鷹野の体を数百の肉片に分解する。 首のない山狗の身体と、その山狗の首、 そして、原形をとどめていないほど細かく切断された鷹野の肉片が散らばる、血で真っ赤になった神社の境内に、 ただ一人…返り血で、真っ赤に濡れる梨花が立っている…。 梨花「勝った!」                                 ┼ヽ  -|r‐、. レ |                                 d⌒) ./| _ノ  __ノ 28 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 08:28:35.59 ID:6QzQTmls0 ダム戦争が始まり35年の月日がすぎた…。 園崎の屋敷にコンテナを搭載したトラックが乗りつけた。 「さぁ早く運び出しな!」 魅音がそう言うと、男たちが無言でコンテナに乗り込み、木製の箱をコンテナの外に運び出し、 屋敷の敷地内の地面においていく。 魅音は工具を手にすると、木製の箱を破壊し始めた。 すると箱の中から厚手のビニールにくるまれた物体が出てくる。 魅音がビニールを破ると、中から現れたのは、AKシリーズの突撃銃だった。 この内の一つを手に取ると魅音は手馴れた手つきでこれを点検する。 銃口制退器が斜めにそいだ形であることから、これがAKMであり、口径7.62mmだということ理解する。 続いて、射撃選択装置の連射がL単射がDになっているのを見て、魅音は舌打ちをする。 「チッ!中国製の輸出使用だ。ばっちゃの奴ケチったね。ロシア製のほうが費用対効果がマシだろうに…」 35年の月日は、ダム戦争を本物の戦争と区別がつかないくらい過激化させていた。                                 ┼ヽ  -|r‐、. レ |                                 d⌒) ./| _ノ  __ノ 30 名前:亀田ひぐらし ◆XIzTPt6b42 [] 投稿日:2009/03/09(月) 08:54:10.01 ID:6QzQTmls0 夕食時。 沙都子は夕食を作る当番なため、夕食の仕度をしていた。 梨花と羽入は茶の間でNHK教育テレビをボーっと眺めていた。 梨花「何か暇ねー。…羽入、ちょっとあんたの鼻の穴から脳みそ掻き出して死になさいよ」 羽入「梨花ーっ何でそんなひどいこと言うのですかっ!」 梨花「暇だから、なんかして私を楽しませなさいよ」 羽入「もー、しかたないですね。…あっいいこと思いついたのです」 梨花「何すんのよ?」 羽入「あぅあぅwボクの能力(チカラ)で沙都子におちんちんを生えさせてやるのですよ」 梨花「…ちょっと面白そうね。」 羽入「ではっ、やってみるのです」 羽入はそう言うと台所で夕食の支度をする沙都子の背中に両の手の平を向けると、 沙都子に向かって手の平から光線を出した。 羽入「あぅあぅwできたのです」 梨花「んん?本当にできたんでしょうね?」 羽入「沙都子は気づいてないみたいですけどね。ばっちりできてますよ。」