鶴屋「おや〜?キョンくんじゃないか!」 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:02:03.79 ID:kyl4iE+x0 鶴屋「おや〜?キョンくんじゃないか!」 誰…と見まちがえられるわけも無く そこに立っていたのは先輩だった 鶴屋「一人寂しく何処へ行こうと言うのかね!私?私は一人寂しく散歩さっ!」 何で笑っているのかが時々気になるが 今は質問に答える時だ 「これから駅前へ」 鶴屋「それってぇと あれかい?」 「不思議探索です」 鶴屋「そうそれ」 楽しそうだ…そして嫌な予感が…嫌かどうかは置いておいて予感がする 鶴屋「ついてっていいかい?みくるも居るんだろ?」 ほらな 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:08:01.96 ID:kyl4iE+x0 ハルヒ「遅い!罰金よ!!」 はいはい ハルヒ「あれ?何で鶴屋さんがここに?」 途中で会ったんだよ それで一緒についていってもいいか?ってさ ハルヒ「そう…」 鶴屋「だめかい?」 ハルヒ「良いに決まってるじゃない!名誉顧問を断る理由なんて何処にもないわ!!」 またこの二人が組むのか そういう時は面倒ごとがおきる確率50%アップだ それじゃさっさと班を決めていこうぜ ハルヒ「罰金を免れようったってそうは行かないわよ!」 ばれたか ハルヒ「じゃぁ行きましょ」 その声と共に今まで何処に居たのか 最初から居たかもしれないが完全に空気と化していた 朝比奈先輩古泉長門が姿を表した みくる「うふ、おはようございます」 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:13:51.86 ID:kyl4iE+x0 今日の服装も今まで見たことの無い…いつもどおりだが 何系といえば良いんだろう 一つ言えるのは天使の様に素晴らしいという事だけだ ハルヒ「さて、今日の不思議探検はいつもと趣向を変えていこうと思うの」 古泉「具体的にはどうされるんですか?」 それは俺も気になる ハルヒ「折角六人いるんだもの二人のグループを三つに分けましょう!      これで間違いなく不思議は追い詰められその正体を現すわ!」 お前のその自信は何処から湧いてくるんだ っていうか三人二組の方が目が行き届くんじゃないか なんて当たり前のことは決して言わない それで、わかったがクジはどうするんだ? ハルヒ「割り箸に△印が付いてるのを作ったから大丈夫よ」 こうして振り分けられた班は ハルヒ長門 古泉みくる 鶴屋さんオレ となった 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:19:46.73 ID:kyl4iE+x0 実はこうして鶴屋さんと二人きりというのは初めてなんじゃないだろうか 朝比奈さんと二人きりなのはよくみかけるが こうして見るとやはり鶴屋さんには年上的魅力があると思われた 鶴屋「おや?どうしたんだい?何か私の顔に付いてる?」 なんでもないですよ 貴女の美しい顔に見惚れていただけです 言わないけど 鶴屋「そうかい…ところで不思議ってどうやって探すのかい?」 不思議のありそうなところに行って注意深く観察する これが基本だと団長は言ってましたが 鶴屋「成る程ね〜…じゃぁあそこにいってみよう」 ついて行けばいいんですね? 正直不安だが 鶴屋「任せなさい!さぁ行くよキョンくん!!」 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:26:29.55 ID:kyl4iE+x0 そういって鶴屋さんはオレをあちこちに連れまわして歩いた 自分もこの町に住んでそう短くは無いが初めて訪れた場所も多かった 一体この人は普段何をして過ごしているんだろう 鶴屋「ちょっと疲れたね 休もうか」 この人も疲れることがあるのか っていうかこんな裏路地で休めるところなんてあるんですか? 鶴屋「ちょっと向こうにあるけば…ほら大丈夫っさ」 そこはよく通る大通りだった しかもアイスクリーム屋が目の前だ 奢れと? 鶴屋「そういってくれるなら喜んで奢ってもうらよ!」 返事を待たずにあなたはそれを今からここで食べるのですかと 突っ込みを入れたくなる量を頼み 彼女の体と自分のサイフを冷やした オレがバニラアイスを食べている頃 鶴屋「見つからないねーまだもう少し探したいところがある…     あっとそろそろ集合の時間じゃないのかい?」 本当だ、今日はいつもより時間が過ぎるのが早い気がする 鶴屋「食べながらでもいいから行こうか!」 はい 先輩 そしてハルヒに負けない笑顔でオレを先導していき なんとか集合時間には間に合った 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:30:17.34 ID:kyl4iE+x0 午後の割り振りは 鶴屋ハルヒ 古泉みくる 長門オレ あのコンビになりやがった 図書館へ向かう道すがら ふと頭から離れぬ疑問が口から零れた 「なぁ長門」 長門「?」 ミリ単位の顔の動きでこちらの話を伺ってくる あの二人何か起こしそうか? 長門「わからない」 そりゃそうだろうな 悪かった 長門「何かが起きても私が何とかする」 じゃぁオレはお前が何もしなくていいように祈るよ 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:39:10.16 ID:kyl4iE+x0 そしてオレの願いはつつがなく神様に届いたようで 無事にこの日のSOS団の活動は終わった ハルヒ「じゃぁ皆また明後日!」 掛け声と共に皆が散り散りになる 鶴屋「キョンくん!」 あれ?何のようですか 鶴屋「今日はありがとう!めがっさ楽しかったよ!!」 お礼ならハルヒに言ってやって下さい オレは何もしませんから 鶴屋「そんなことないっさ きっとキョンくんが居なかったら今日は家でぼーっとしてただけだったからね!」 オレには家でぼーっとしてる貴女を想像することができませんよ 鶴屋「君に私がどんな風に写っているかは知らないけれどそんな時だって当然あるさ!」 それもそうか 鶴屋「是非また機会があったらよろしく頼むね!!それから君の彼女にもよろしく言っておいてね!!」 まった、流石の鶴屋さんでも今の一言は聞き逃せないぞ …たがひまわりの如き笑顔を振りまく人は光よりも早く見えなくなった 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 01:43:27.33 ID:kyl4iE+x0 この後彼女が卒業するまで団活にも時々参加するようになったとか  終わり 本当なら>>187以降超現象を巻き起こして話をつなげて行くつもりだったんですが 流石にそこまでスレをのっとるわけにも…そもそも話が終わらなくなりそうだし 読んでくれた人はありがとう