キョン「それはおっぱいですね」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:12:00.85 ID:aVMjFDBy0  俺はハルヒの胸を見ながら、そういった。  ハルヒが照れて(俺が胸を見ているためだ)顔をあくしている。そう、俺が胸を見ているから照れているのだ。 「ハルヒ、優しい女の子」  俺は立ち上がり、ハルヒの手の甲にキスをしてあげた。紳士的に、ハルヒをエスコート風に仕立て上げる。当然、俺は逆立ちをしている。 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:14:26.65 ID:aVMjFDBy0 「キ、キョン…」  ハルヒは俺の突然の行動に戸惑っているようだ。俺はそれを無視して、ハルヒの頬を打った。 「痛い!」  倒れる。そう、ハルヒが倒れる。  何故? 俺が打ったからだ。  俺は、なんてことをしてしまったんだ。 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:16:57.75 ID:aVMjFDBy0 「は、ハルヒぃ!」 「キョンがぶったー!キョンがぶったー!」  ハルヒが泣きながらそういう。俺はなんてことをしてしまったんだ。  何をしたかというと、ハルヒをぶったのである。俺のこの手が、ハルヒロ。  古泉が来た。 「あんた、なんてことを!」  古泉が俺を殴ろうとしたので、俺はそれを予測した。そして、予測どおりに回避した俺は、古泉のガラ空きのボディーに俺のパンチの拳を打った。 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:21:17.75 ID:aVMjFDBy0 「ぐあぁ!」  古泉が本棚へと吹き飛ぶ。 「俺の勝ちだ、古泉」  俺は古泉が鼻血を出して気絶していたので、俺は見ていった。  隣では長門が本を読んでいる。こいつも、中々なやつだ。  この状況で、本など読んでいるのだから。  俺は長門から本を取り上げ、それを未だにハルヒに泣き続けているのだから、投げつけた。本をだ。 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:25:22.53 ID:aVMjFDBy0  ハルヒの頭にあたり、本がだ、ハルヒは気絶した。頭に当たったからであろう。気絶したのは。  俺はそれを眺めてから、長門に向きなおった。 「還して」  長門が言う。本を返せと。俺のせいだとでも言いたげに。  俺は激怒した。 「貴様!」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:27:04.25 ID:aVMjFDBy0  俺は長門のおっぱいを触った。しかし触れない。 「おっぱいがない!」  長門は泣いた。涙を流している、そう泣いているのだ。 「弱き少女、長門よ。」  俺は長門を立たせ、スカートを脱がせた。長門の体が震えたのを見て、俺は歓喜した。  そう、君は芸術における祝祭性というものを知っているだろうか。 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:29:30.39 ID:aVMjFDBy0  俺はそう長門に話かけたが、長門は「トイレに行きたい、離して」と言った。  俺は当然離す訳もなく、長門に説明を続けた。 「祝祭性、内なる歓喜なり」 「いや・・・」  長門の股間に、俺は、そう顔を埋めました。そこはまるで花畑で、俺は気が遠くなるような気がしました。 「これがにおいか・・・」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:32:07.41 ID:aVMjFDBy0  俺は言った。長門は「うう」と泣き声をあげて、おしっこを漏らした。 「おおおおおおお」  俺はそれをもろに顔面で受け止めてしまい(俺は長門の股間に顔だから)、俺は顔面で受け止めた。俺の顔はビシャビシャになった。 「長門ぉ!」  俺は怒りで我を忘れたのかもしれない。 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:34:09.72 ID:aVMjFDBy0  俺の拳が、ワンツーのリズミカルで、長門の中心線を打つ。そう、そこは人間の死角。いくら長門でも、そこを突かれたならば、失神か気絶するしかない。  長門は気絶した。  そして、残るはあと一人。 「私とやるつもりですか?」  朝比奈さんがおびえた声で俺に言った。 「あぁ、もちろんだよ!俺はもう後戻りできないんですよ、朝比奈さん!」  俺に朝比奈さんが言った。 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:36:01.97 ID:aVMjFDBy0  ハルヒ、世界を変えてくれ。  しかし見ると、ハルヒは気を失っている。 「これも…未来のためですか…」  俺はハルヒをこんな姿にした朝比奈さんを恨んだ。  未来のためだとはいえ、俺たちは仲間だったじゃないですか! 「ごめんの、キョン君。私はそれでも未来人ですからねぇ、ククク」  朝比奈さんが目を伏せて言う。  俺はそれがどうにもひっかかった。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:38:03.91 ID:aVMjFDBy0  ハルヒ、世界を変えてくれ。  しかし見ると、ハルヒは気を失っている。 「これも…未来のためですか…」  俺はハルヒをこんな姿にした朝比奈さんを恨んだ。  未来のためだとはいえ、俺たちは仲間だったじゃないですか! 「ごめんの、キョン君。私はそれでも未来人ですからねぇ、ククク」  朝比奈さんが目を伏せて言う。  俺はそれがどうにもひっかかった。 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:39:47.43 ID:aVMjFDBy0 「朝比奈さん、アンタまさか!」  朝比奈さんが飛びまわし蹴りで飛んできた。そしてかかと落としと見せかけたローキックで俺の頭部を狙い蹴ってくる。 「く!は、早い!」  俺はあまりの速さに、しかし俺は朝比奈さんの背後に回った。  これが俺の技、スピード力。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:41:27.23 ID:aVMjFDBy0 「朝比奈さん!覚悟してください!」  世界を守るためには、致し方ない。 「いいえ、ちがいます」  朝比奈さんは未来へ帰って、また今へと帰ってきた。  そう、俺の背後に。 「じ、時間差攻撃!?」  俺はあまりのテクニックに、俺は感激じゃない感情を持った。 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:43:34.51 ID:aVMjFDBy0  お、おそろしいワザだ。 「うわあああ」 「くらえ!」  朝比奈さんを蹴る。吹っ飛ぶ朝比奈さんに追いつき、俺はデス・ナックルを叩きこむ。 「お願いだ!俺たちは仲間でしょう!オラァ!」 「いやああやめてえええ!キョンくううううううううん!!」  俺は殴りぬけた。  俺の、勝ちだ。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:45:36.32 ID:aVMjFDBy0 「でも、これでよかったのかもしれない。これで未来は…」  朝比奈さんが息も出来なくなったからだでも、俺に話しかけてくる。  俺は泣いた。 「俺は、これでよかったんですか?」 「えぇ、これで未来も救われます。でも私は救われません」 「あ、朝比奈さん!」  俺はそんなことは聞いていなかった。聞いてたら朝比奈さんを倒してなどいるものか。 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:47:09.93 ID:aVMjFDBy0 「私は、もう、ダメです・・・・」 「あ、朝比奈さあああああああああん!」  俺は泣いた。  これは、涙?  朝比奈さんの体は宙を舞い、そして未来へと破裂した(未来が変わったから)。 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:52:42.37 ID:aVMjFDBy0  まさかこんな結末だなんて(朝比奈さんが死んでしまうとは思っていなかったため)、俺は一体なんてことを(朝比奈さんが死んだから)。  俺は朝比奈さんがもういないことをしり、そしてハルヒを抱きかかえた。 「ハルヒ、朝比奈さんは死んじまった」 「キョン!」  ハルヒは起きた。そう、起き上がった。 「私たちは、SOS団よ!死んでもね!」  ハルヒの親指がおはようした。 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:54:42.28 ID:aVMjFDBy0 「ハルヒ・・・」 「そうだ、これは彼女の人生で最高の終わりでしょう!ブラボー!」  古泉が手を振り上げ叫んだ。古泉も泣いているが、だけど笑っていた。 「長門もそれがいい!」  長門も叫んだ。こいつ、なんでスカートを穿いていないんだ。  俺は長門を殴った。 「ふざけるな!正装でいろ!」 「すまなかった。長門が違ってた」  長門はスカートをはいた。 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 19:57:34.42 ID:aVMjFDBy0  そして俺たちは敬礼した。  朝比奈さん、俺はこの世界、終わらせやしませんよ。 「ハルヒ、未来だ・・・」 「えぇ、私たちが創造するのね・・・」  俺たちは、未来と言う可能性を秘めた、奇跡なのだから。  俺ははにかんで、笑った。  俺は、今日も生きている。  おわり 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:01:21.59 ID:aVMjFDBy0 読んでもらった諸君には感謝している。 そして気付いてるとは思うが(作品内にそのギミックの仕掛けをしかけたから)、 ここは未来である。 窓の外を見れば一目瞭然だ。 俺たちが、創造する、未来なり。 よくよく感謝してくれたまえ。