朝倉「キョン君…」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:06:41.22 ID:izyEzBTZ0 朝倉「キョン君…好きよ…むにゃむにゃ」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:11:01.16 ID:izyEzBTZ0 学校 キョン「おう朝倉。今日も早いな」 朝倉「ふふ…まあね(キョン君とお話したいんだもの)」 キョン「昨日の映画見たか?」 朝倉「あ、サメの?」 キョン「そうそう。ホント笑っちまったよww完全にB級なんだもんなぁwww」 朝倉「ふふ…そうね。」 ハルヒ「あら?何話してるの?」 キョン「昨日のテレビだよ。お前もサメの奴見たか?」 ハルヒ「見てないわ。つまらなそうだったし」 朝倉「あらもったいないわね。楽しかったのよ?」 キョン「そうだぞハルヒww見ればよかったのにwww」 ハルヒ「興味ないわ」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:22:02.96 ID:izyEzBTZ0 朝倉「キョン君…一緒にお弁当食べない?」 キョン「んあ!?何だ急に…」 朝倉「えと…その…私友達いなくて…一人だから…」 キョン「あぁ、そういやそうだな。まあいいぞ」 朝倉「あ…ありがとう…」 キョン「というわけだ。いいか?」 谷口「もちろんだ」 国木田「いいね。華があるよね」 朝倉「し…失礼します…」 ハルヒ「(何なのよあいつ…)」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:25:33.51 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「キョン!!部活行くわよ!!早く来なさい!!」 キョン「いや、まだ食べて忍ないんだが」 ハルヒ「何言ってるのよ!!そんなの後回しよ!」 谷口「おい涼宮、それは酷いんじゃないか?御飯くらいゆっくり食わしてやれよ」 国木田「そうだね。キョンは涼宮さんのものじゃないからね」 ハルヒ「…ったく…食べ終わったら早く来なさいよ!」 バタン! キョン「やれやれ…」 谷口「行く必要ないからな」 国木田「そうそう」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:35:04.35 ID:izyEzBTZ0 昼の終わり ハルヒ「あんた…なんで来なかったのよ!」 キョン「いや、昨日のサメ映画で盛り上がってしまってな」 谷口「まさか朝倉まで見てるとはなww」 朝倉「ふふ…」 ハルヒ「ねぇ…朝倉さん…あんた女の子と御飯食べてたでしょ?何で急にこいつらと食べるようになったのよ」 朝倉「あのコ達とは…合わなくて…」 ハルヒ「ふーん…なんなら私が友達になってあげましょうか?」 朝倉「え…」 キョン「おいやめろよ。そんないやみな言い方するもんじゃないぞ」 谷口「そうだぞ涼宮!朝倉に謝れ!」 ハルヒ「ちッ…もういいわ…」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:59:04.47 ID:izyEzBTZ0 放課後 ハルヒ「キョン!部活行こう?」 キョン「ん、ちょっと先行っててくれ。朝倉の委員会の手伝いがあるんだ」 ハルヒ「またあの人!?何であんな暗い奴と…」 キョン「そういうこと言うなよ。お前みたいに明るくてうるさい奴ばかりじゃないんだ」 ハルヒ「うるさくて悪かったわね!さっさと来なさいよ!」 キョン「ふぅ…」 朝倉「あ…ごめんなさいね…?私の所為で…」 キョン「いや気にするな。機嫌が悪いのはいつものことだ(古泉には気の毒だがな)」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:09:22.37 ID:izyEzBTZ0 朝倉「キャッ…痛い…」 キョン「大丈夫か?血が…」 朝倉「へ…平気よ…」 キョン「絆創膏やるよ。ほら」 朝倉「あ…ありがとう…」 キョン「意外と不器用なんだな…はさみで怪我するなんて…」 朝倉「そ…そんなこと…あ…」 キョン「おまけに絆創膏も貼れないのか。もう一枚やるよ。俺がつけてやる」 朝倉「え…でも…」 キョン「いいから手貸せって」グイ 朝倉「ありがと…///」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:18:17.13 ID:izyEzBTZ0 部室 ハルヒ「キョン遅いわね…古泉君はバイトで来れないなんて言い出すし…」 みくる「あの…あまりイライラしないほうが…」 ハルヒ「何よ…文句あるわけ?」 みくる「ふぇぇ…怖いです…」 ハルヒ「見に行ってくるわ!」 バタン みくる「行ってしましましたぁ…(長門さんと二人きりでしゅか…)」 長門「…チェス」 みくる「ふぇ?」 長門「やりたい…」 みくる「は…はい、やりましょう!でもルールわらんなんでしゅ…」 長門「シンプル。私が教える」 みくる「お願いしましゅ」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:25:03.62 ID:izyEzBTZ0 教室 キョン「ふう…何とかできたな。時間割表」 朝倉「そうね…手伝ってくれてありがとね?」 キョン「ま、たまには善いことしないとな」 朝倉「あら、普段はしてないの?」 キョン「まあ…してないわけでは…」 朝倉「ふふふ…ユニークね…キョン君は」 キョン「はは…」 ハルヒ「キョン!!遅いわ!!!団長様が向かえに来たわよ!!」 ダダダ…ビリ! キョン「あ…」 朝倉「せっかく作ったのに…」 ハルヒ「知らないわよ!こんなところに置いとくのが悪いんでしょ!!」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:28:49.85 ID:izyEzBTZ0 キョン「あーあー…また作り直しだ」 朝倉「仕方ないわね…(またキョン君と共同作業…)」 ハルヒ「…もういいわ!とにかく終わったら早く部室に来なさいよ!」 バタン キョン「謝ることも知らんのか…あいつは…」 朝倉「ふふ…」 キョン「?嬉しそうだな。どうした?」 朝倉「な…何でもない///」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:32:36.05 ID:izyEzBTZ0 部室 みくる「ふぇ…強いでしゅ…」 長門「あなたは初心者。仕方ないこと」 みくる「でも一本も取れませんでしたぁ…グス…」 長門「まだまだ始まったばかり」ナデナデ ハルヒ「ただいま!」 みくる「おかえりなさいでしゅ」 ハルヒ「何?チェスなんてやってるの?私も入れなさい!!」 みくる「は…はい」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:35:32.97 ID:izyEzBTZ0 長門「…」 ハルヒ「有希…インチキした?」 長門「不正は行っていない」 ハルヒ「いいえしたわ!こんなのおかしいもの!!」 みくる「し…してないでしゅ…長門さんは強いだけでしゅ」 ハルヒ「二人ともグルってわけ…もういいわ。ネットやるから静かにしてなさい」 みくる「はい…」 長門「さっきの続きをする」 みくる「はい!」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:39:44.12 ID:izyEzBTZ0 教室 キョン「終わったな…あ、もう7時か…部活行かなきゃな」 朝倉「あ…ありがとうね…こんな時間まで…」 キョン「それはハルヒの所為だから気にしなくていいぞ」 朝倉「じゃあ…私は帰るから…さよなら」 キョン「あー、でもこんな暗い中一人じゃ危ないだろ。ちょっと待ってろ。ハルヒに帰るって伝えてからすぐ戻ってくる」 朝倉「そ…そう(一緒に帰ってくれるの…?)」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:43:00.15 ID:izyEzBTZ0 部室 キョン「おう」 ハルヒ「遅いわ!!」 キョン「誰の所為だと思ってる。俺はこれから朝倉を送っていくから、ここでさいならだ。じゃあな」 ハルヒ「は!?何言って…」 バタン ハルヒ「もう…」 みくる「やったでしゅ!王手でしゅ!」 長門「成長した(手を抜いていることは禁則事項)」ナデナデ 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:44:38.02 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「私達も帰りましょ」 みくる「そうでしゅね…結局一回も勝てませんでしたぁ…」 長門「仕方ないこと。これから毎日やる」 みくる「はいぃ!」 ハルヒ「あっそ…」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:47:58.91 ID:izyEzBTZ0 帰り道 朝倉「キョン君…」 キョン「ん?」 朝倉「今日は色々ありがとね」 キョン「お礼言い過ぎじゃないか?」 朝倉「ふふ…そうかもね…でも「ありがとう」っていい言葉だと思うわ」 キョン「まあな。響きも優しいしな」 朝倉「キョン君みたいにね」 キョン「意味がわからんなw」 朝倉「私も。適当に言ってみただけよ」 キョン「はは…」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:51:57.43 ID:izyEzBTZ0 翌日 朝倉「おはよ〜」 キョン「おう朝倉」 谷口「よう、今日も一緒に食べような」 国木田「おはよー」 ハルヒ「ふん…何群れてんのよ…馬鹿みたい…」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 13:57:32.13 ID:izyEzBTZ0 授業中 キョン「グー…グー…」 ハルヒ「もう…しょうがないわね…起こしてやろ」 ツンツン キョン「ん…ぐわ!」 先生「ん?どうした?」 キョン「ぐ…シャー芯が腕に刺さってます…」 先生「何!?それは大変だな!朝倉!お前委員長だろ?保健室に連れていけ!」 朝倉「は…はい!」 ハルヒ「もう…大げさなんだから…」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:00:33.44 ID:izyEzBTZ0 保健室 朝倉「キョン君…大丈夫?」 キョン「あ…あぁ…くそ…ハルヒ奴…加減てものを知らないのか」 保健医「まるまる一本刺さるなんて…器用なことができるものね…」 キョン「あいつにできないことなんかありませんよ…早く抜いてください…」 保健医「えぇ…」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:03:54.85 ID:izyEzBTZ0 保健医「あなたは戻っていいわ」 朝倉「いえ、います。キョン君が心配だから…」 保健医「あらあら…熱いのね…」 朝倉「そ…そんなんじゃ…///」 キョン「早く抜いてくださいって…」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:07:00.07 ID:izyEzBTZ0 放課後 キョン「ハルヒ、今日は病院でバイキンが入ってないか見てもらうから先帰るぞ」 ハルヒ「あらそう…お大事に(ごめん…なんて言わないわよバカね。自業自得なんだから)」 キョン「朝倉、付いてきてくれるだろ?」 朝倉「え…?あ…うん…」 ハルヒ「(またなの…?)」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:10:56.04 ID:izyEzBTZ0 部室 ハルヒ「何でいつも朝倉さんと…」ブツブツ みくる「どうかしましたかぁ?」 ハルヒ「何でもないわよ!!何盗み聞きしてんの!!!」 バチン! みくる「い…痛いでしゅ…ぅう…」 長門「朝比奈みくる。チェスをする」 みくる「うぅ…グス…ふぁい…」 長門「もう大丈夫。泣く必要はない」ナデナデ ハルヒ「あ〜あ…また古泉君もいないのね」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:16:06.15 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「今日は帰るわ。戸締りよろしく」 みくる「はいでしゅ」 ハルヒ「でしゅ?でしゅって何よこのおっぱいお化け!!」 バチン! みくる「ふ…ふぇええ??」 ドゴバキ!ボキ! みくる「い…痛いでしゅ…」 長門「涼宮ハルヒ…早々に帰るべき。あなたの精神状態は極めて異常」 ハルヒ「有希まで…何なのよむかつくわね!!!」 ゴスバキ!ドカ! 長門「…」ピクピク ハルヒ「ちょっとやりすぎたかしら?まあいいわ。私は帰るからね」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:19:17.76 ID:izyEzBTZ0 みくる「治ったでしゅ…ありがございます長門さん…」 長門「礼には及ばない。それよりも今の彼女は危険」 みくる「そうでしゅね…でもあともう一勝負しましょ?」 長門「了解した」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:23:40.82 ID:izyEzBTZ0 キョン「お、電話か」 古泉『もしもし!そちらはどうなっているんですか!?』 キョン「どうもこうも…ハルヒにシャー芯を刺されて病院に行ってたところだよ」 古泉『そうですか…神人の数、大きさが例を見ないほどの規模なんですが!他に何かありませんでしたk!?』 キョン「まあ…他はいたって平和だ」 古泉『そうですか…では戻りますので!!』プツー キョン「大変だなあいつも」 朝倉「どうかしたの?」 キョン「んー、まあ朝倉には関係ないさ」 朝倉「そう…」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:29:57.32 ID:izyEzBTZ0 マック キョン「いや〜…たまにはこうして普通の人間とゆっくりするのもいいもんだ」 朝倉「ふふ…涼宮さんは普通ではないものね…」 キョン「そうなんだよなぁ…」 朝倉「私も…普通ではないけど」 キョン「ん?そうか?」 朝倉「長門さんと同じ…といえばわかるかしら?」 キョン「わかった。そうだったのか…長門はハルヒの監視で、お前は俺の監視ってわけか」 朝倉「ち…ちがう…私は自分の意思であなたと…」 キョン「ははは…宇宙人も嘘をつくのか。おかしいと思ってたんだよ。こんな美人が俺なんかに・ってな」 朝倉「ちがうって!本当よ…?キョン君と一緒だと…落ち着くの…」 キョン「へいへい」 朝倉「…(疑われるなら言わなければよかったわ…)」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:33:54.04 ID:izyEzBTZ0 帰り道 キョン「あ、長門と同じなら送る必要ないか」 朝倉「そんなことない…私はあんなに強くないもの…」 キョン「そうなのか。まあ送ってやるよ」 朝倉「ありがとう…」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:39:14.60 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「キョンハワタシノナノニ…オカシイナ」ぶつぶつ キョン「ん?あれは…」 朝倉「あ…涼宮さん…」 ハルヒ「あら?仲良くこんな時間までデートってわけ…?ふーん」 キョン「そんな色っぽいもんじゃねぇよ」 朝倉「…」 ハルヒ「二日も部活休んだ罰よ。今から私とデートしなさい」 キョン「んあ?何言ってるんだ?」 ハルヒ「ふん…言ってみただけよ。じゃあおやすみ」 キョン「おお、気をつけてま」 朝倉「さよなら…」 ハルヒ「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:43:53.55 ID:izyEzBTZ0 翌日 ハルヒ「ふんふーん♪」 キョン「ん?やけにご機嫌だな」 ハルヒ「さあね〜♪」 岡野「朝倉は今日休みだー。委員長がいなくてもしっかりやってくれー」 皆「はーい」 キョン「珍しいな…あいつが休むとは」 谷口「キョン…変な噂を聞いたんだが…ちょっと来てくれ」 キョン「?」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:47:19.34 ID:izyEzBTZ0 男子トイレ キョン「で…なんだ?」 谷口「昨日涼宮がな、血まみれで歩いてるのを見たって奴がいるんだよ」 キョン「はは…見間違いだろ。俺も昨日ハルヒに会ったけど、そのときは普通だったぜ」 谷口「夜中の2時頃だぞ?」 キョン「ん…俺が会ったのは8時くらいだったかな?」 谷口「他にも…最近ブツブツ言ってるみたいだし…どうかしちまったんじゃないのか?」 キョン「まあ…様子見だな…」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:51:20.10 ID:izyEzBTZ0 放課後 古泉「皆さん、お久しぶりです」 キョン「おお…ずいぶん老けたな…」 古泉「えぇ…3日間飲まず食わずでした…」 キョン「そ…それはご苦労だったな…」 古泉「でも途端に…昨日の夜中に神人がいなくなったんです…逆に心配になりましたが…」 キョン「ほお…まあ良かったじゃないか」 古泉「はい、久しぶりにチェスでもどうです?」 キョン「んー…」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 14:52:53.10 ID:izyEzBTZ0 みくる「はい!王手でしゅ!」 長門「…敗北(手を抜いているのは禁則事項)」 みくる「やったでしゅ♪」 キョン「あれを取り上げろと?」 古泉「参りました」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:14:37.68 ID:izyEzBTZ0 キョン「じゃあ俺らは将棋するか」 古泉「ですね」 みくる「はわわ…長門さんすごく強くなったでしゅ」 長門「運が良かった(全力でやっているのは禁則ry)」 ハルヒ「ねー皆ー」 キョン「ほう…穴熊か…」 古泉「気付いてももう遅いですよ」 ハルヒ「ちょっと聞いて」 みくる「ふぇ〜??また5分で負けましたぁ…」 長門「…ズズ。お茶が美味」 ハルヒ「ふーん…」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:23:31.98 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「さてと…」 ゴソゴソ キョン「ん?何してんだ?」 ハルヒ「みくるちゃん、ちょっときなさい!!!!」 みくる「ふぇ?はい…」 トボトボ ハルヒ「そこにアシ広げてタッテ」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:25:00.21 ID:izyEzBTZ0 みくる「こうでしゅか?」 ハルヒ「えい!!」 股間を思い切り蹴り上げるハルヒ みくる「ッッッ…あぁ…く……」バタ… キョン「何してるんだハルヒ!!」 古泉「彼女が何をしたんですか?」 ハルヒ「ナントナクヨ…ふふふふうふふふふうふうふふふふふふふふふふふふ」 キョン「…?」 長門「…保健室に…」 ハルヒ「ダメ!!」 ゴスボキ…グシャ! 長門「…」ピク…ピク… キョン「おいおい…何だよハルヒ…どうしんだ?」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:30:12.50 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「…ジャマナノヨネ…」 キョン「あ?どうした?」 ハルヒ「コイズミクンモ…」 古泉「はい?」 ハルヒ「おりゃ」シュッ ナイフが古泉の目に刺さる 古泉「ぐあぁわ!!!」 ハルヒ「あら?苦しいの?ダイジョウブ??すぐ楽にシテアゲル」 グシャズシャグサグサ… キョン「おい…何だよこれ…」 ハルヒ「制裁よ…アタシとキョンのジャマしたんだもの…当然よ…」 キョン「…お前…まさか朝倉も…?」 ハルヒ「ふううふくすくす…サアネ??」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:35:29.82 ID:izyEzBTZ0 キョン「殺される…くそ(何でドアが開かないんだ!?)」 ハルヒ「一つにナろ…?ね??本とうはキョンもアタシが好きでしょ??」 キョン「んなわけあるかよ!!こんな酷いことしやがって!!」 ハルヒ「キライナノ????嘘嘘うそうそ嘘??キョン??キライ?わたしきらい??」 キョン「あぁ!!大嫌いだ!!!」 ハルヒ「そうなんだ…ジャア…ヒトツになろ??」 キョン「あ?何言ってるんだ!?」 ハルヒ「クスクス…」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:38:58.08 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「手出して…」 キョン「ナイフ持ってる奴に出せるか!」 ハルヒ「ふーん…せっかくワタシをすきになってもらおうとおもったのに…」 キョン「おい…いい加減変な冗談は止せよ…」 ハルヒ「本気よほんき…ふふうふ…キョンをね、切ってね、わたしに縫い付けるの」 キョン「あ?」 ハルヒ「そしたらね、わたしのことずっとすきになるの…そうでしょ???」 キョン「(狂ってやがる…)」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:43:19.30 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「じゃあ…手が嫌なら足ね…」 キョン「くそ…逃げ切れない…」 朝倉「キョン君!!こっちよ!!!」 キョン「朝倉!?」 朝倉「早く!!」 キョン「あ…あぁ、助かった!!」 朝倉「無事で良かったわ…」 タタタタ ハルヒ「へぇ…死ななかったのね…まあいいわ…」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:49:12.43 ID:izyEzBTZ0 公園 朝倉「ここまでくれば安心だわ…」 キョン「はぁ…はぁ…良かった…お前が来てくれて…」 朝倉「ふふ…危なかったわね…他の人は…」 キョン「あ…あぁ…くそ!どうしちまったんだハルヒは!」 朝倉「私も分からないわ…」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:53:43.58 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「み〜つけた…」 キョン「くそ!早いな!!」 朝倉「キョン君は離れてて!!」 ハルヒ「あら…?またグシャグシャしてほしいの??」 朝倉「ふん…もう油断したりしn…え?」 朝倉の胸にハルヒの腕が突き刺さる 朝倉「ぐふぅ…はぁ…はぁ…」 ハルヒ「ユダンシナカッタのにねぇ…ふうふふふうふふふ…」 ハルヒ「あんたキョンのこと好き?」 朝倉「ヒュー…ヒュー…」 ハルヒ「答えてよ」 朝倉「キョン君…」 キョン「?」 朝倉「好きよ…」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:05:11.87 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「ふふうふふ…やっぱりそうなんだwwww」 朝倉「グス…(再構成できない…もう私…死ぬのね…)」 キョン「朝倉…」 朝倉「…?」 キョン「俺もだ…俺も…お前が好きだ…!」 朝倉「く…ううぅ…グス…嬉s」 グチャ ハルヒに踏まれ、朝倉の頭部がスイカのようにつぶれる ハルヒ「きゃははははははhwwwそこまでーそこまでーそこまでーwww」 キョン「う…朝倉…ううぅ…なんてこと…」 ハルヒ「これからは私と愛し合うのよキョン!!」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:15:05.64 ID:izyEzBTZ0 こうして俺はハルヒの奴隷になった。 指の皮膚同士を糸で結ばれ、暇さえあればハルヒの性欲処理として体中をもてあそばれる どういうわけか世界は、俺とハルヒ以外誰もいなくなってしまった。 腹も減らないし、常に空は灰色で、きっと宇宙もないし、なんたら思念体もいないんだろう。 気がおかしくなりそうだが、なかなかおかしくなってくれない。これもまたハルヒの力によるのかもしれん。 俺は忘れない。世界がまだあった頃のことを。朝比奈さんを、古泉を、長門を。 そして俺の初恋にして最後の恋愛対象者であった、朝倉涼子の存在を。 いつかもとの世界に戻れたら、なんて考えはもう何年も前に捨てた。 でも神よ…夢ならそろそろ覚ましてくれよ… 朝倉「という夢を見たの」 キョン「ほう…」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:20:55.76 ID:izyEzBTZ0 ハルヒ「キョン!!起きなさい!!」 キョン「ん?…あぁ…」 殺風景な世界が広がっていた。 ハルヒ「キョン、どこ行く??」 すべてを理解した。いや、思い出した。 ハルヒ「ふふ…ずっと一緒だよ…ズ〜ットネ…」 左手が意思とは関係なく動く。縫い目の痛みなどもうない。 もう力なく笑う余裕すらない。 狂いたい。狂わなければ、狂ってしまう。 狂う。狂わない。クルウ。クルワナイ。狂う…クルウクルウ… キョン「ハルヒ…」 ハルヒ「なぁに?」 キョン「ジャアな」 ゴシャッ 終わり 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:28:37.73 ID:izyEzBTZ0 やっとネムレル。バイバイVIP