谷口「SOT団立ち上げようぜwwwwwww」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:19:59.04 ID:Cai8rAgn0 国木田「なにそれ?」 谷口「世界を大いに盛り上げる谷口の団!」 朝倉「あら、面白そうじゃない。私も参加しようかしら」 谷口「うぉーっ!マジすかっ!?えっ!うそー!」 朝倉「うふふ、本気よ」 なにやら、谷口が変なことやり始めたらしい、それにしてもSOS団にそっくりな名前だ。 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:23:40.02 ID:Cai8rAgn0 谷口「おっじゃまっしまーっす!」 なぜか、文芸部室に谷口と朝倉さんが入ってきた。 キョン「なんの真似だ谷口、SOS団に入団するつもりか?」 谷口「いや、涼宮が部室共同で使っていいって言うからよ」 キョン「は?あいつが?」 と、そのとき部室の扉が再び開かれた。 ハルヒ「お待たせーっ!あら、谷口に朝倉さんもきてたんだ。」 谷口「はい!部室ありがたく使わせていただきます!」 ハルヒ「ええ、いいわよー。あと、そこのキョンはうちとアンタたちで共同で雑用にしましょ」 キョン「うぉい!なんだそれ!」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:26:23.60 ID:Cai8rAgn0 キョン「まあいい!それより、国木田は?」 谷口「あいつ入団してくんねーってさー、ノリわるいぜ」 それが真っ当な人間の行動である。 朝倉「ねぇ、長門さん」 長門「なに」 朝倉「キョンくん、殺っちゃいましょうか?」 長門「オーケイ、シンデレラ」 キョン「は?」 その瞬間、部室が亜空間に変わる。 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:28:37.69 ID:Cai8rAgn0 朝倉さんの手から何かが複数、俺に向かって伸びてきた。 谷口「キョンー!!!!」 衝撃とともに弾き飛ばされる俺、そして俺が元々いた場所には 谷口「か…はぁ…」 谷口がいた。 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:34:48.76 ID:Cai8rAgn0 キョン「お前は俺を怒らせた。完璧にプッツンだぞ、おい」 朝倉「人間ごときになにができるの?ねぇ、長門さん」 長門「ええ、こいつの戦闘力は1」 しかし、怒ったところで俺になにができる? でも、やらなくちゃ… キョン「長門ぉぉぉぉぉ!」 まずは長門を潰す。一直線、真っ向から長門に突っ走った。 すかさず伸びてくる"何か" だが、俺にはそれが"視えた"。 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:38:44.41 ID:Cai8rAgn0 キョン「つうっ…!」 だが、体が追いつかない。そらそうだ。運動部に所属しているわけでもない。 朝倉「あら…確実に腕をもぎ取ったと思ったんだけど、ずれたかしら」 長門「敵は視覚が特化している可能性がある。眼を潰すべき」 朝倉「なるほどね」 俺に向かってまたアレが伸びてきた。ダメだ。 俺は目を瞑る。が、それは俺には当たらなかった。 ハルヒ「ぐ・・・ぅ…」 ハルヒがいた。ハルヒが俺をかばった・・・? なんで、ハルヒが・・・?頭が混乱している、整理が追いつかない。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:43:27.58 ID:Cai8rAgn0 キョン「ハルヒ!?」 ハルヒ「何で私、こんなことしたんだろう・・・ねぇ、キョン・・・?」 知るかよ。そんなこと俺が聞きたい。なんでそんなバカなことしたんだ。 朝倉「あらあら、お別れくらいゆっくりさせてあげましょう、ね?」 長門「・・・(コクリ)」 ハルヒ「キョン・・・?聞いてる?」 キョン「ああ、聞いてるぞ」 ハルヒ「みんなで不思議探ししたときね、私、本当はキョンと一緒に回りたかった」 キョン「・・・ああ」 ハルヒ「もっと、もっと、キョンと…色々…」 そこで彼女は絶命した。 キョン「ハルヒ…」 俺はそっと彼女に口付けし、朝倉さんと長門を見据えた。 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:48:08.06 ID:Cai8rAgn0 なぜか、今の俺は何でも上手くいく気がした。 キョン「おい、朝倉」 朝倉「・・・なぁに?」 呼び捨てされたことによる怒りか、それとももう終わりにするということか、 朝倉はニッコリと微笑みながら答えた。 キョン「こいよ」 朝倉「・・・!」 キョン「ほら、来てみろ」 また、"アレ"が伸びてくる。視えた。猫は自分が歩くところの先まで、 自分が足を置く場所を計算しているというが、それなのか、 俺がどこへ避けるべきなのかが明確にわかった。 朝倉「え・・・?」 やはり、目標変更だ。攻撃手段がわかっている朝倉から潰す。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:53:27.28 ID:Cai8rAgn0 キョン「とらえた…!」 朝倉を蹴り飛ばす。思い切り頭に一撃食らわした。だけど、まだだ さらに追撃、指で眼球を潰し、鼻を殴り潰した。 朝倉「ああああああああああああああ!!!!!!!」 作り物でも、痛がるんだな。 と、身の危険を感じ、朝倉から離れた。 その瞬間、朝倉がベキベキと音を立てて変な形になった。 長門「空間を捻じ曲げた。よく避けれたな」 敵は二体だった。といっても一体はもう再起不能か、ならば残るはこいつだ。 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:55:21.03 ID:Cai8rAgn0 キョン「なん…だ?」 視界にノイズが走る・・・。 キョン「え、ここまできて・・・これかよ・・・」 急に目の前が真っ暗になった。 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 18:57:37.16 ID:Cai8rAgn0 コンピ研部長「ずいぶんストレス溜まってたんだな、すごいだろう!我がコンピ研が開発したヴァーチャルシステム!」 キョン「・・・あ、ああ」 そうだった。そういえばそうだった。あほくさ、帰って寝る。 終わり 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:00:50.01 ID:Cai8rAgn0 いや、リアルにこれで終わりなんだwwwwwww http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1233969319/ これに感化されてやった。後悔してます。 だいぶ前に谷口と長門のSSスレ立ててたんだけど、覚えてる人いるかな・・・ 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:06:46.46 ID:Cai8rAgn0 谷口「あれ、集まったのこれだけ?」 朝倉「そうよ、私と谷口くんだけ・・・っていうか団員がそれだけじゃない」 ちょ、それってデートじゃないか?朝倉さんとデートとか、え、俺やべぇよ。 谷口「え、と、じゃあ腹減ってない?ご飯でも」 朝倉「そうねー、まずは腹ごしらえね。」 バツグンの笑顔で返された。たまんねぇよ、眉毛とか特に 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:09:51.33 ID:Cai8rAgn0 店員「何になさいますかー?」 谷口「えっと、俺ミックスガストーズセットとドリンクバー」 朝倉「私はハンバーグとエビフライセットで」 店員「ドリンクバーはひとつでよろしいですか?」 谷口「あ、二つで!」 朝倉「あら…いいのに」 谷口「いえいえ、おごりっすよ!ハハ!」 どうしよう、SOT団とかすげーどうでもよくなってきた・・・。 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:13:41.28 ID:Cai8rAgn0 朝倉「ねぇ、どうかしら?似合う?」 谷口「は、はい!すげー似合ってます!」 朝倉「ふふ、ねぇ、何でさっきから敬語なの?」 谷口「え、えっと…」 朝倉「もっとナチュラルに、ね?」 谷口「あ、ああ、わ、わか、わかった…。」 あれ、デートだろ、これ… なんで、朝倉さんと俺が、夢か? 朝倉「…くん!谷口くん!」 谷口「ああああ、ははははいいいっ!」 朝倉「何か今日、朝からボーッとしてるわね、どっかで休む?」 谷口「そ、そ、そうっすね。あ、ああ、公園があったから、あそことかどうすかね」 朝倉「また敬語になってるー」 谷口「あああ、すんません!じゃなくて、ごめん!」 朝倉「ふふ、おもしろいわね谷口君て」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:17:03.72 ID:Cai8rAgn0 谷口「あ、ジュース買ってきます!」 朝倉「うん、待ってるわね」 谷口「自販機自販機〜っと、あれ、やべ、朝倉さんに何がいいか聞くの忘れた。とりあえず、お茶でいいか」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:21:11.79 ID:Cai8rAgn0 朝倉「ねぇ、谷口君」 谷口「あ、は、はい!」 朝倉「いま、好きな人いる?」 谷口「え…?」 いるにはいるが、目の前に、こういうことって正直に言うものか? …言おう、俺は…谷口だ! 谷口「い、いる」 朝倉「それって、どんな人?」 谷口「え、えーと、ああっと…あ、あ、あ、」 朝倉「ん?」 谷口「あ、朝倉…さん」 朝倉「え…?」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:23:03.47 ID:Cai8rAgn0 朝倉「今日はもう帰りましょ?」 谷口「あ、うん…」 やってしまった。明日からは朝倉さんと会話することなんて出来ないだろう。 近づいてももらえないかもしれない。 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/07(土) 19:27:02.64 ID:Cai8rAgn0 翌日 谷口「ああ、欝だ…」 朝倉「おはようー」 谷口「あ…」 朝倉「ん?どうしたの?」 谷口「お、おはよう…」 朝倉「元気ないなぁ、彼氏がそんなんだと私まで元気なくなっちゃうぞ」 谷口「だって…え?かれ…し?」 朝倉「これからよろしくね!」 そういって彼女は学校へ駆けていった。彼女の眉毛は美しかった。 数日後 国木田「朝倉さん、引っ越したらしいね」 谷口「ああ、突然だよなぁ」 キョン「…まあ、何かあったんだろ」 長門「対象者の記憶の一部改変、完了」                               終わり