長門「チンポじゃないから恥ずかしくないもん!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 15:35:01.50 ID:CtpbTMu10 喜緑「もう一度聞きますけど、本当に恥ずかしくないんですか」 長門「この生殖器は擬態。実際に性別が転換したわけではない」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 15:42:32.25 ID:CtpbTMu10 喜緑「だからって・・・」 長門「よって、羞恥の感情は無い」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 15:46:44.41 ID:CtpbTMu10 喜緑「・・・貴方に感情について聞いても無駄ですね。でも何故そんな擬態を?」 長門「彼の観測のため必要」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:09:28.57 ID:CtpbTMu10 喜緑「彼というのはキョン君のことですか?貴方にとってはキョン君イコール彼でも、私にとってはそうでないのですよ」   「主語はハッキリしてほしいですね。私たちは言語による意思疎通に慣れていないのだから」 長門「我々にとって観測対象は涼宮ハルヒと彼しかいない。それは貴女も知っているはず」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:16:41.18 ID:CtpbTMu10 喜緑「・・・。それで、その擬態が彼の観測に必要である理由は?」 長門「SOS団で彼を観察してきた結果、女性よりも男性に興味がある可能性が高いため」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:21:58.05 ID:CtpbTMu10 喜緑「・・・。」 長門「ツンデレの涼宮ハルヒ、ロリ顔巨乳の朝日奈みくる、貧乳綾波の私が彼に干渉してきたが、彼は大して興味を示さなかった」 喜緑「貴方はともかく朝日奈みくるは・・・」 長門「その一方、SOS団で唯一の男性である古泉一樹に対しては、大きな興味を示している」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:36:29.30 ID:CtpbTMu10 喜緑「単に邪険に扱っているだけのように見えますけど。」 長門「彼もツンデレ。それに古泉一樹と会話している時間も他の団員と比較して多い。」 喜緑「それだけで男性に興味があると決め付けるのはどうでしょうか。」 長門「冬山のときもそうだったが、彼は古泉一樹と相談して対応を決定する割合が多い。」   「彼が女性よりも男性に興味がある証拠」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:46:57.81 ID:CtpbTMu10 喜緑「キョン君が男性全般ではなく、古泉一樹個人に興味があることも考えられるのでは。」 長門「もちろん、その可能性は否定できない。それを確認するために擬態が必要」   「彼が男性となった私に興味を示せば、それは男性全般に興味があるということ。逆であれば古泉一樹に惹かれているということ」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 16:56:14.73 ID:CtpbTMu10 喜緑「キョン君が男性全般ではなく、古泉一樹個人に興味があることも考えられるのでは。」 長門「もちろん、その可能性は否定できない。それを確認するために擬態が必要」   「彼が男性となった私に興味を示せば、それは男性全般に興味があるということ。逆であれば古泉一樹に惹かれているということ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:01:13.95 ID:CtpbTMu10 喜緑「まあ良いでしょう。私達には多くの情報が必要ですし、涼宮ハルヒに直接干渉するわけでもないですし。私たち穏健派は今回は傍 観します。」 長門「感謝する。」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:12:37.97 ID:CtpbTMu10 〜部室〜 長門「ということで、穏健派の協力は了解は得られたが、問題はこの事をどうやって彼に伝えるか。」 長門「涼宮ハルヒには知られてはならないから、彼と二人きりのときに伝える必要がある。」 長門「一番早く部室に来るのが彼であり、彼以外の人間がしばらくの間部室へ来ないようにする必要がある。」 長門「部室へ通じる廊下の情報空間を歪曲し、彼以外の人間を近寄れないようにする。」 長門「この足音、どうやら彼が来たようだ」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:21:11.02 ID:CtpbTMu10 キョン「よう長門。今日は俺が一番早いようだな」 長門「朝日奈みくるは掃除当番。古泉一樹は現在、職員室近辺を移動中」 キョン「ハルヒの奴は相変わらず最後か。どうせまたろくでもないことに首をつっこんでいるんだろ」    「長門も真面目に部室に顔出す必要も無いぞ。たまには少しくらい遅刻してもバチは当たらんだろう」 長門「涼宮ハルヒの観測が私の役割だから」 キョン「そうはいってもなぁ。まぁ、あまり無理はするなよ。ただでさえ長門は働きすぎなんだからな。」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:30:47.42 ID:CtpbTMu10 長門(例の消失事件以降、彼は明らかに私を気にかけている。彼の言葉は、仲間を気遣ってのこと。特に気にする必要は無い。)   (でも、彼が私に気遣ってくれるたびに私の中でエラーが発生する。)   (というか、股間が膨張している。これは何?) 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:40:27.86 ID:CtpbTMu10 キョン「どうかしたのか?」 長門「なんでもない。いや、なんでもなくは無い。彼方に相談がある。」 キョン「長門が俺に相談とは珍しいな。何だ。できる限り力になるぜ。」 長門「私に男性生殖器が存在する。」 キョン「はぁ?なんだそれは」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 17:50:57.15 ID:CtpbTMu10 長門「言語で説明するより実際に見てもらったほうが早い」 キョン「っておい!いきなりスカートをたくし上げるな。見えるぞ」 長門「彼方に見て欲しいからこうしている」 キョン「俺は見ないぞ。見たいけど見ないぞ。」 長門「視線がこちらへ向いている。」 キョン「これは男特有の生理現象という奴でって・・・あれ?何か変なものが。」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:02:48.32 ID:CtpbTMu10 長門「もう少し近づいて見て欲しい。」 キョン「いいのか。」 長門「かまわない。もう下着に収まらないほどになっているが、これはこんなになるものなのか。意見を聞かせて欲しい。」 キョン「これってアレだよなぁ。触っていいか。」 長門「かまわない。んっ・・・」 キョン「すまん。痛かったか。」 長門「痛かったが不快ではない。もっと触って欲しい。」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:10:16.56 ID:CtpbTMu10 長門(彼が男性生殖器に興味を示している。やはり彼は女性よりも男性に興味があるのだろうか。) キョン「どうしてこうなったか心当たりはあるか?」 長門(もし私がこれから男性になると言ったら、彼はどんな反応をするだろうか。) キョン「やっぱりハルヒが原因か。長門・・・?」 長門「あっ・・・。止めてはいけない。」 キョン「いや。原因に心当たりがあるか聞いているんだが。」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:18:07.34 ID:CtpbTMu10 長門「原因は・・・涼宮ハルヒ。」 キョン「やっぱりか。」 長門(これは嘘。でも、こう言っておけば彼は涼宮ハルヒには話をしないはず。) キョン「こんなことができるのはアイツくらいだからな。」    「そうなると例によって、ハルヒには内緒でどうにかしないといけないわけか。」 長門「朝日奈みくると古泉一樹にも内密にする必要がある」 キョン「古泉にもか。アイツは男だからかまわないと思うんだが」 長門「私にも羞恥の感情があることを理解して欲しい」 キョン「確かに内容が内容だからな。俺が悪かった。それじゃ今回の件は朝日奈さんにも古泉にも秘密にしておこう」 古泉「誰に秘密にするんですか」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:26:12.59 ID:CtpbTMu10 キョン「げっ。古泉」 長門「なぜ古泉一樹がここに。部室周辺の情報空間は閉鎖されているはず。」 古泉「擬似的な閉鎖空間の発生を確認したものでね。強引ですが立ち入らせてもらいました。」 長門(迂闊だった) 古泉「ところで、こんな閉鎖空間の中でお二方で一体なにをしていらっしゃるので。」 キョン「やばい。長門のパンツを下ろしたままだった。」 古泉「お邪魔でしたか、といいたいところですが、どうやらそんな風でもないみたいですね。」   「長門さんの股間をみればわかります。」 長門(よりによって古泉一樹に知られるとは。) 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:31:24.43 ID:CtpbTMu10 キョン「どうする長門。恥ずかしいのはわかるが古泉にも事情を話して協力してもらうか。」 長門「必要ない。彼方と私の二人が知っていれば十分。」 古泉「つれないですね。同じSOSの団員じゃないですか。それとも僕が秘密を知るのは知るのは、本当にお邪魔ですか」 長門「そんなことはない。」 古泉「ならば、問題はないということで決まりですね。それでは事情を説明してもらいましょうか」 キョン「ちょっと待て。勝手に決めるな。」 古泉「当事者の長門さんが同意しているのに何故ためらう必要があるのです。それとも彼方も僕をお邪魔と思っているのですか」 キョン「誰もそんなことは言ってないだろう。お前ちょっとおかしいぞ。」 古泉「これは失礼。ただ少し疎外されているようでイラついてしまったのです。言い過ぎたことは謝ります。」 キョン(あっさり引き下がったな) 長門「私と彼の間に秘密にすることなどない。古泉一樹に話してもかまわない。」 キョン「わかったよ長門。お前がそう言うなら。それと、いい加減パンツをあげろ」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:35:12.48 ID:CtpbTMu10 長門「・・・」 キョン「・・・」 古泉「なるほど。事情はわかりました。涼宮さんの能力にしては多少不可解なところはありますが、こんなことをできるのは彼女だけでしょう。」 キョン「わかっているだろうがハルヒには言うなよ」 古泉「勿論ですよ。では僕は機関にもどります。早速この案件を報告して対処方法を検討したいので。」 キョン「頼むぜ。」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/30(火) 18:40:53.38 ID:CtpbTMu10 キョン「さて、俺達も戻るか。だいぶ時間がたっているからな。長門、この空間を元に戻してくれ。」 長門「えっ。何故それを。」 キョン「さっきお前と古泉が言ってたじゃないか。情報空間を閉鎖だのって。」 長門「そう。」 長門「元に戻す前に聞かせて欲しい。」 キョン「なんだ?」 長門「彼方は、私がこのままでいたほうがいい?」   「それとも女性に戻ったほうがいい?」 キョン「戻ったほうがいいに決まっているだろう。長門だってそう思っているんじゃないのか。」 長門「もし彼方が男性のままの私のほうがいいと言うのなら・・・私はそれでもかまわない」 キョン「なぁ長門」 長門「何?」 キョン「俺は長門は普通の女の子のほうがかわいいと思うぞ。」 長門「・・・」 キョン「それに俺には、ふたなり属性はないしな。」 長門「ふたなり属性って何?」 キョン「なんでもない。ただの妄言だ。気にするな。」 おしまい