こなた「え・・・私のことが・・・好き?」 825 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 13:46:45.43 ID:afcKh4gt0 下駄箱 ザーザー(雨の降る音) みなみ「雨……(傘持ってきてない。どうしよう)」 男「おい、岩崎。どうしたんだ?」 みなみ「(あ、男君)……なんでもない」 男「なんでもないことないだろ。もしかして傘忘れたのか?」 みなみ「……そう」 男「へぇ、岩崎でもそんなミスするんだな。この傘貸してやるよ」 みなみ「でも、悪いから……」 男「気にすんなって。ほら、俺折りたたみも持ってるし」 みなみ「だったら私が折りたたみ傘で……」 男「岩崎、市外から来てるんだろ?俺は家近いし、折りたたみはちっちゃいから濡れやすいしな。岩崎はそっちの大きい方使えよ」 みなみ「……ありがとう」 男「(岩崎から始めてありがとうって言葉聞いたな)ああ、風邪引くなよ。じゃあな」タタタ みなみ「……」 827 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 13:48:50.00 ID:afcKh4gt0 次の日の下駄箱 みなみ「男君」 男「ん?何だ岩崎か」 みなみ「……これ」 男「ああ、昨日の傘か」 みなみ「……本当にありがとう」 男「おう。ところでさ、岩崎」 みなみ「……?」 男「宿題見せてくれねえかな?俺一時間目の数学の宿題やって無くてさ」 みなみ「見せるのはあなたのためにはならない」 男「ちぇ、ケチー」 みなみ「見せる事はできないけど、教えることなら……」 男「んじゃ頼むよ。俺に分かるように頼むぞ」 みなみ「分かった」 829 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 13:51:12.92 ID:afcKh4gt0 とりあえず今は溜めてる分放出。もうすぐでなくなるけど 教室 ゆたか「みなみちゃん。ずっと男君と喋ってるね」 ひより「まぁ席も隣同士だしね。いや、もしや男君の事が……」 ゆたか「それはどうだろうね、ハハ」 みなみ「ここは因数分解を使って……」 男「こうか?」 みなみ「そう。それでその後さっきの公式を使って……」 男「んー、これでいいのか?」 みなみ「違う。使うのはそっちではなくこっち」 男「だーっ、わかんねー。これだから数学は嫌いなんだよな」 832 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 13:55:09.71 ID:afcKh4gt0 ゆたか「宿題教えてるだけだったね」 ひより「うーむ。そう簡単にフラグは立ちませんか」 ゆたか「フラグ?」 ひより「いや、こっちの話ッス(もしかしたら、いいネタが見つかったかも知れないッスね)」 男「答えはこれか」 みなみ「……そう」 男「おお、すげぇ!俺でも解けるようになったぜ。流石は岩崎」 みなみ「そんなことない……」 男「(なんか、無愛想だな)いや、岩崎に教えてもらえなかったら俺これ解けなかったもんな」 みなみ「それならいいけど……」 男「また、分からなくなったら頼むな」 みなみ「……うん」 833 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 13:56:56.55 ID:afcKh4gt0 テスト?なにそれ、食えるの? 男「なぁ小早川」 ゆたか「何?男君」 男「岩崎って無愛想なのか?」 ゆたか「(やっぱり誤解してる)違うよ。みなみちゃんは無愛想じゃないよ。どうして?」 男「実は……」 ゆたか「それは無愛想なんじゃなく照れてるんだよ」 男「照れてるのか?」 ゆたか「そうだよ。褒められたからちょっと照れてるんだよ。みなみちゃん、そう言うところ分かりづらいから勘違いされやすいけど……」 男「そうだったのか」 ゆたか「だから、あんまり誤解しないであげてね?」 男「ああ、分かってるよ。あいついい奴だしな」 ひより「ムムッ、次はゆたかちゃんと喋ってる……二股?」 パティ「ひよりー。付き合ってもないのに二股はおかしいデスヨ?」 834 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:00:15.45 ID:afcKh4gt0 これでチャージ分は終了。今からちまちま書いていく 男「岩崎〜。英語の宿題見せてくれ〜」 みなみ「……見せるのではなく、教える」 男「うっ……。英語なんかどうやって教えるって言うんだ?」 みなみ「まかせて」 男「あ、ああ」 みなみ「わかった?」 男「すげぇ、何でこんなに分かるようになったんだ?」 みなみ「……男君は勉強すれば伸びるタイプ。でも、勉強をしないから成績が悪いだけ」 男「そんなもんなのかな。まっ、岩崎のおかげだよ。ありがとうな」 みなみ「……そんなことない」 男(これが照れてるってのか。なんだ、そう思えばかわいいな……って何てこと思ってんだろ俺) みなみ「……どうしたの?」 男「いや、なんでもない。この際ついでだから、理科も教えてくれよ」 みなみ「……うん」 837 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:04:14.83 ID:afcKh4gt0 ちょっと日が経って ゆたか「最近、みなみちゃんと男君仲いいね」 みなみ「……そう?」 ひより「ラブラブですな〜」 パティ「デスネ」 みなみ「別にそんなんじゃ……」 男「おーい、岩崎……って小早川たちと喋ってたのか」 みなみ「……何?」 男「いや、また宿題を見せ……教えてもらおうかと」 みなみ「……わかった。ゴメンネゆたか」 ゆたか「いいよ。いってらっしゃーい」 ひより「やっぱりラブラブだよね〜。あれで付き合ってないって言われても」 パティ「信じがたいデス」 838 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:10:51.84 ID:afcKh4gt0 更に日が経ってテスト前 男「うがー。テストが近づいてきやがったー」 みなみ「……そんなに嫌がること無い」 男「そうだよな。岩崎が教えてくれたんだし」 みなみ「……」 男(また照れてる。なんかかわいいな)「そうだ」 みなみ「……?」 男「テスト期間中勉強教えてくれよ」 ひより「なっ、なんですとー!」 男「ってお前いつからいたんだよ」 ひより「いや、勝手に立ち聞きしてました。さーせん」 男「なっ、岩崎。頼むよ。……俺の成績上げるためだと思ってさ」 みなみ「……別に、いいけど」 男「ほんとうか?んじゃ、明日から放課後図書室で勉強教えてくれよ」 みなみ「……わかった」(本当は二人きりがよかったけど……文句は言えない) ひより(もう完全に惚の字ッスね。ネタ提供ありがとうございまーす!) 841 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:16:49.96 ID:afcKh4gt0 図書室 みなみ「ここはこの数式で……」 男「うんうん」 みなみ「そこからこうして……」 男「それで最後にこれをする」 みなみ「そう」 男「おお、なんか俺数学できるんじゃね?」 みなみ「自惚れたら駄目」 男「あ、ハイ……」 みなみ(落ち込んだ……)「で、でも……前よりはだいぶできるようにはなってる。自信を持っていい」 男「ほんとう?」 みなみ(もう立ち直った……)「……うん」 842 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:24:41.47 ID:afcKh4gt0 男「そういえば、岩崎の方の勉強がまだだったな」 みなみ「……私は大丈夫」 男「いや、それで成績落とされたら俺が悪いしな。ほら、俺社会は得意だし教えてやるよ」 みなみ「……本当?」 男「一応、中間考査での社会科の順位は一ケタ台だぞ」 みなみ「……凄い」 男「だろ?だから教えてあげるって」 みなみ「……」(自然に手に触れられた) 男「あっ(自然に岩崎の手触れちまった)ごめん。嫌だったか?」 みなみ「……大丈夫」 男「そうか。なら、説明するぞ。衆議院ってのは……」 みなみ「……」(ドキドキする……) 844 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:27:38.03 ID:afcKh4gt0 図書室の端の方 ひより「う〜ん、どうみてもラブラブッスね」 パティ「本当デスネ。隣同士で座っちゃってお熱いデスヨ」 ゆたか「ほら、田村さん、パトリシアさん。勉強しに来たんでしょ?」 ひより「こっちが本当の理由っていっても過言ではないッスよ。ほんと、いいネタ提供してくれるッス」 パティ「今、手が触れ合ってお互いドキッてなってマスヨ」 ひより「う〜。かわいいな〜二人とも」 ゆたか「こんなことしちゃいけないと思うけど……、気になるのは仕方ないよね。友達なんだし」 ひより「いけ!そのまま抱きついてしまえ、男君!」 パティ「Go to breakデス!」 ゆたか「砕けたら駄目なんじゃ……?」 845 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:35:00.88 ID:afcKh4gt0 テスト前日 男「岩崎」 みなみ「……?」 男「今日までテスト勉強に付き合ってくれてありがとうな」 みなみ「……別にいい。私も男君に教えてもらった」 男「俺なんてほんとの微力でしかねぇって。それでさ、もし……さ」 みなみ「……?」 男「俺がテストで好成績、そうだな学年順位で30番以内に入ったら、お願いを聞いて欲しいんだ」 みなみ「……お願いって?」 男「それは達成できた日に言うさ。もし、無理だったら断ってくれてもいい。とりあえず、達成できたら聞くだけは聞いてくれ」 みなみ「……わかった。そのかわり」 男「そのかわり?」 みなみ「私が学年順位で一ケタだったら男君も私のお願いを聞く」 男「あ、あぁわかった。約束する」 みなみ「……絶対」 男「おう、絶対だ」 846 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:39:52.86 ID:afcKh4gt0 テスト結果返却後、教室 男「……岩崎。放課後、あいてるか?」 みなみ「……うん」 男「よし、じゃあ教室に残って置くように。この間の約束の事だ」 みなみ「……わかった」 放課後 男「一応聞いておこう。岩崎は今回は何番だったんだ?」 みなみ「……3番だった」 男「うおっ、流石は岩崎」 みなみ「……男君は?」 男「フフン、俺は20位さ」 みなみ「……頑張ったね」 男「ああ、これも岩崎のおかげさ。桜庭先生にもビックリされたさ」 みなみ「それで……約束って?」 男「そうだったな。俺のお願いは……」 847 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:45:25.73 ID:afcKh4gt0 男「俺と、付き合ってくれ」 みなみ「……え?」 男「岩崎の事、好きになったんだ。最初は普通にいい人って感じにしか思ってなかったけどだんだん接するうちに好きになっていったんだ」 みなみ「……でも私、感情に乏しいし付き合っても面白くない」 男「感情に乏しいとか関係無いって。それに岩崎は感情に乏しくなんか無い」 みなみ「……本当?」 男「ああ。ここ最近ずっと一緒に居た俺が言うんだ。間違いない。照れてる時岩崎はかわいいし、俺に勉強を教えてる岩崎はかっこよかった」 みなみ「……」 男「俺は岩崎が好きなんだ。付き合ってくれ」 みなみ「……まずは、私の願いを聞いてもらう」 男「……?」 みなみ「私のお願いは……」 849 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 14:51:51.70 ID:afcKh4gt0 時期は飛んでクリスマス 男「うーん、まだ時間までたっぷりあるな。早く来すぎたか……って」 みなみ「……」ポツン 男「もう来てる……。俺もそうだけど」 みなみ「……」チラ 男「あ、俺に気づいた」 みなみ「……」タタタ 男「小走りできた」 みなみ「……」ズテ 男「あっ、雪で滑った」タタタ 男「大丈夫か?」 みなみ「……大丈夫」 男「ほら、手かしてやるから」 みなみ「ありがとう」 男「んじゃ、行くか。みなみ」 みなみ「……うん」 852 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/08(月) 15:06:25.27 ID:F++SQxXCO >>849です このタイミングでサルったぜ。まぁ終わりだからいいけどね スレ汚し&グダグダエンドすいませんでした 明日もテストあるのにどうしよう…… 何はともあれ見てくださってありがとうございました