長門「…ながとゆき、3さい」 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:34:26.76 ID:09XdQbaF0 長門有希13さい 長門「(1年生の教室はどこかな・・・)」 キョン「あれ、あんた新入生だろ?」 長門「はい・・・」 キョン「1年生の教室はあっちだ」 長門「あ・・・ありがとうござい」 キョン「じゃ」 長門「・・・。」 長門「(行ってしまった)」 長門「・・・」 長門「(ちょっとかっこよかった)」 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:43:59.60 ID:09XdQbaF0 出会い 長門「・・・。」 長門「(今日も誰とも話さなかった。)」 長門「・・・。」 長門「(今までと何も変わらない。)」 朝倉「あなた、同じクラスの長門さんよね?」 長門「(え・・・はい。)」 朝倉「同じ1組の朝倉涼子、よろしくね。」 長門「(はい・・・。)」 朝倉「あの・・・長門さん?」 長門「しまった、口に出すのを忘れた。」 朝倉「え?」 長門「え?」 朝倉「あ・・・じゃ私皆待たせてるから先に帰るね。」 長門「(行ってしまった・・・。)」 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:50:29.66 ID:09XdQbaF0 部活 長門「(帰って読書でもしよう。)」 朝倉「ねえ、長門さん。」 長門「はいっ!?」 朝倉「あっ、ごめんなさい。驚かせちゃった?」 長門「いえ・・・。」 朝倉「長門さんって何か部活に入った?」 長門「いえ、別に・・・。」 朝倉「じゃあさじゃあさ、陸上部なんてどう?」 長門「えっ・・・。」 長門「(友達を作る切っ掛けになるかもしれない。)」 長門「いいと思う。」 朝倉「それって、一緒に入ってくれるってこと?」 長門「(コクッ)」 朝倉「よかったー、一人で心細かったの。それじゃ早速行きましょ。」 長門「え・・・あ・・・・。」 長門「(でもまだ心の準備が・・・)」 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:57:40.97 ID:09XdQbaF0 再会 長門「(結局連れてこられた。)」 朝倉「あのー、仮入部したいんですけどー」 キョン「ああ、新入生の子ね。」 朝倉「はい、私達二人ともです。」 長門「(あの時の・・・。)」 キョン「おっけー。じゃ今日は見学な。適当に見てってよ。」 朝倉「はい、分かりましたー」 朝倉「じゃ、長門さん。ここで見てましょ。」 長門「あ・・・うん。」 キョン「まあこんな感じ。気に入ったら明日も着てよ。」 キョン「女子は今日、休みだったけど明日はやってるからさ。」 朝倉「はい!明日も絶対来ます!」 キョン「おう、じゃあな。」 朝倉「あの人ちょっとかっこよかったね、長門さん。」 長門「(私は前から思っていた。なんて言えない・・・)」 長門「そうだね・・・。」 202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:07:42.03 ID:09XdQbaF0 技あり キョン「おっ、今日も来たんだな。女子の部長はあっちだ。」 朝倉「はい、ありがとうございます!」 長門「・・・ありがとうございます。」 佐々木「君達が彼の言っていた新入生かい?」 朝倉「はい。」 長門「はい。」 佐々木「そうか、それはよかった。」 佐々木「今年はなぜか新入部員がいなくてね、困っていたところだ。」 朝倉「そうなんですか・・・。」 佐々木「でも良かったじゃないか。君達はいずれ部長か副部長のポストが確約されているのだから。」 朝倉「二人・・・ですもんね・・・いずれそうなりますよね・・・。」 佐々木「くっくっくっ、頼むよ、次期部長、副部長さん」 朝倉「あっ・・・あはははは。」 長門「(ユニーク。)」 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:13:09.60 ID:09XdQbaF0 挫折 佐々木「じゃあ今からタイムを取るから。」 朝倉「えっと、タイムって何のタイムなんですか?」 佐々木「50mだよ。別に緊張することじゃない。今の実力を見るだけだからね。」 朝倉「分かりました。」 佐々木「じゃあ二人とも、スタート位置について。」 朝倉「はい、先輩。」 長門「(コクッ)」 バンッ! 佐々木「朝倉さん、君とても早いじゃないか。このタイムなら入賞だって狙えるよ。」 朝倉「本当ですか。ありがとうございます。」 他の女子部員1「ほんとすごいわ、朝倉さん。」 他の女子部員2「私達も頑張らないとすぐに追い抜かれちゃうわ。」 キョン「すげーな、あの子。男子よりはえーんじゃねえか」 長門「(完走できなかった・・・。)」 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:20:37.31 ID:09XdQbaF0 発想の転換 佐々木「えっと、長門さんだっけ?」 長門「(コクッ)」 佐々木「えっと・・・気にする事はないよ。これから少しずつ走れるようになればいいさ。」 長門「(コクッ)」 佐々木「えっと・・・じゃあ二人は今日が初日だからね。クールダウンしてあがっていいよ。」 朝倉「はい、先輩。」 朝倉「行きましょ、長門さん。」 長門「うん・・・」 朝倉「大丈夫よ、長門さん。あなたにだってできることはあるわ。」 長門「うん・・・。」 長門「(私にできること、私にできること・・・。)」 長門「あ・・・」 朝倉「どうしたの、長門さん。」 長門「ちょっと行ってくる・・・」 朝倉「えっ?どうしたのながとさ・・・、行っちゃった。」 朝倉「何か部長と話してるわね。」 朝倉「あっ・・・帰ってきた。」 朝倉「おかえり、何話してきたの?」 長門「秘密・・・。」 翌日 佐々木「えー、彼女は我が陸上部のマネージャーになることとなった。よろしく。」 朝倉「長門さん・・・。」 長門「(精一杯頑張る)」 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:36:02.39 ID:09XdQbaF0 保守がてらもう少し続けます 有利、不利 部員1「マネージャー、これ洗っといて。」 部員2「マネージャー、ちょっと飲み物買ってきて。」 部員3「マネージャー、救急箱どこー」 長門「(マネージャーの方がきついのでは・・・)」 朝倉「大丈夫?長門さん。」 長門「うん・・・なんとか。」 朝倉「ごめんね、私が誘ったばっかりに・・・。」 長門「気にしないで。私が選んだ。」 朝倉「そ、そう?」 長門「(コクッ)」 キョン「ちょっとマネージャーいいかな。」 長門「只今。」 長門「(ヒュンッ)」 朝倉「(はっ・・・早いっ・・・)」 キョン「悪いな、いつも。」 長門「いえ・・・」 長門「(計画通り)」 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:43:53.43 ID:09XdQbaF0 嫉妬 佐々木「それでさ、聞いてくれよキョン」 キョン「なんだよ。」 佐々木「実はさ・・・」 朝倉「あの二人、仲いいわね。」 長門「(コクッ)」 朝倉「美男美女・・・なんかむかつくわね。」 長門「(コクッコクッ)」 朝倉「ちょっと邪魔してやろうかしら。」 佐々木「それでさあ・・・」 キョン「本当かよ、それ・・・って何してんだお前達。」 朝倉「いえ、少しダンスの練習を・・・あるんんーん日の事〜んんんんん愉快が〜」 朝倉「ちょっと長門さん、そうじゃないわ。指をもっとこう、こうよ!」 長門「え・・・・うん・・・」 朝倉「そう、そうよ、長門さん。あっ、先輩達は気にせずにお話の続きをどうぞ。」 佐々木・キョン「はぁ・・・・。」 朝倉「違う、違うわ、長門さん!!」 長門「(これは少し違うのでは・・・)」 行数が足りなくなるから離せない あと少しだから適当に見てやってください>< 215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:49:25.26 ID:09XdQbaF0 嫉妬2 佐々木「それでさ、今度はさ・・・」 キョン「ほお・・・」 朝倉「あの二人、また仲がいいわね。」 長門「(コクッ)」 朝倉「どうにかしてあの女に恥をかかせたいわね。」 長門「(コクッ・・・え?)」 朝倉「何かいい案はないかしら・・・」 長門「ある・・・。」 朝倉「ほんと?すごいわ長門さん。」 長門「見てて。」 佐々木「じゃあキョン、僕の走り見ててくれよ。少しは早くなったんだよ。」 キョン「分かった、見てるよ。」 佐々木「それじゃ、マネージャーストップウォッチよろしく!」 長門「(コクッ)」  バンッ! 佐々木「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 佐々木「タイムはどうだった。」 長門「15秒32」 佐々木「え?嘘・・・そんなはずは・・・」 長門「これ・・・」 佐々木「ほ、ほんとだ・・・そんな馬鹿な・・・」 長門(情報操作は得意)」 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 03:02:01.29 ID:09XdQbaF0 3年B組 お色気先生 キョン「えー、今日は新入生に陸上部の顧問の先生を紹介する。」 キョン「こちらへ。」     「はぃ〜。」 キョン「えーこの方は、我が部のアイド・・・おっと。ゴホン。えー顧問を務めていただいている朝比奈先生だ。」 みくる「朝比奈みくるです。気軽にみくるちゃんで結構ですよ☆」 キョン「えー、あはい、先生少し胸元が、えーはい。えーでは、皆先生をいじめないように、以上。」 部員「一同ありがとうございましたー」 長門「(胸が・・・胸が・・・)」 長門「(あれが大人・・・。私も高校生になればきっと・・・)」 朝倉「なんかいけすかない先生ね。生徒に色目使っちゃってさ。」 長門「(コクッ)」 朝倉「女は胸じゃないわよね、ね、長門さん。」 長門「(コクッコクッ・・・・ジー)」 朝倉「なっ、何?長門さん、私の胸を見て。」 長門「(彼女とは今後、大きな争いがある気がする・・・。)」 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/23(日) 03:10:19.01 ID:09XdQbaF0 あまーい 長門「(練習が終わっても先輩、一人で練習してる。)」 キョン「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・」 キョン「もう一本。」 キョン「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 キョン「(こんなタイムじゃ駄目だ。こんなのじゃアイツに勝てない・・・アイツに・・・」 長門「先輩・・・」 キョン「お、おうどうしたんだ。もう上がって良いんだぞ。」 長門「先輩、まだやってる。」 キョン「気にすんな。俺がやりたいからやってるだけだ。」 長門「・・・私もいたいからここにいる。」 キョン「え?何だって?」 長門「・・・。」 長門「これ・・・。」 キョン「ん、スポーツドリンクか。悪いな。」 長門「私が作った。」 キョン「そうか、ありがとよ。んじゃいただきます。」 キョン「(ゴクゴクゴ・・・うっ)」 長門「どうしたの。」 キョン「もしかして一袋全部入れちゃったか。」 長門「駄目だった?」 キョン「少し・・・多かったな・・・(バタッ)」 長門「先輩!・・・倒れてる先輩もかっこいい・・・」 一時的におしまい。 眠たいのでこの辺で。 需要があればまた保守がてら書こうとおもいます。 それではおやすみなさい。