ハルヒ達がパチスロで勝負をするようです。 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:05:35.20 ID:joGdx3cb0 ハルヒ『ねえキョン!あたし昨日パチスロで4000枚出したのよ!すごいでしょ!あんなに出たのは初めてだわ〜』 キョン『いや、4000枚程度で威張られても困るんだがwww』 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:10:58.26 ID:joGdx3cb0 ハルヒ『な、なによ、じゃああんたは何枚が最高なのよ?』 キョン『俺は中2の時にマリンバで8300枚出したことがある』 ハルヒ『中2って…犯罪じゃない…』 キョン『高1でも犯罪だと思うぞ、それにしても、たかが4000枚でそんなに威張るなよw』 ハルヒ『うるさいわね!いいわ!だったら勝負しましょう!』 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:19:45.98 ID:joGdx3cb0 〜日曜日の朝〜 SOS団のメンバー+鶴屋さんが駅前に集まった。 ハルヒ『というわけで、今日のSOS団の活動はパチスロ勝負よ!』 キョン『やれやれ、ところで、他の皆はパチスロとかやったことあるのか?』 みくる『わ、わたしは、一度だけあります』 古泉『僕は、バイト仲間に連れられてよく行きますね』 長門『ない…』 鶴屋さん『わったしは親戚がやってるパチンコ屋で店員としてバイトしてたから目押しは得意さっ!』 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:30:49.42 ID:joGdx3cb0 ハルヒ『勝負はパーラー駅前の開店十時から閉店の十一時までよ!出玉勝負ではなく収支勝負ね!』 キョン『公平さを保つために一人最低3000Gの稼動はする。』 ハルヒ『昨日、キョンと話し合ってこーゆールールにしたけど問題ないわね?』 鶴屋さん『優勝したら何かもらえるのかいっ?』 ハルヒ『そうね、全員の+収支分を総取りってのはどうかしら?』 古泉『いいですね、気合が入ります。それに、フラグのジョーっぽいのも面白そうです』 長門『楽しい』 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:45:33.53 ID:joGdx3cb0 キョン『参考までに、パーラー駅前の設置機種を教えておく』 パーラー駅前設置機種 (P-WORLD調べ) アントニオ猪木という名のパチスロ機 花火百景E アステカレジェンド 吉宗(S) ゴールドXR 大花火 ギンギン丸 不二子2 キングパルサーA ネオプラネット 猛獣王 ドンちゃん2 北斗の拳 バベル ナイツ コングダム カブト だ 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:52:23.26 ID:joGdx3cb0 現在9:40 ハルヒ『うーん…何を打とうかしら…』 キョン『最近行ってないから大花くらいしか知らないな…』 古泉『おや、コングダムとナイツがありますね、どちらかにしましょうか?』 みくる『あうう、私が打ったことあるやつがありません…』 長門『…』 鶴屋さん『新台の吉宗と北斗の拳ってのが面白いらしいさっ!』 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 18:53:55.76 ID:joGdx3cb0 >>14 一応、時間背景を考えて小説1巻が発売された2003年が舞台ってことにしてる 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 19:05:56.76 ID:joGdx3cb0 10:00 開店 キョン『さて、何を打つかな…っても大花しかわから…お、これは…』 ハルヒ『この間4000枚出したこれに決めた!』 古泉『これにしますか』 みくる『あうう…これ、前に打ったのと似てます』 長門『…。奇抜』 鶴屋さん『やっぱ、これよね!お客さんいっぱい出してたしっ!』 さて、皆は何を打つことに決めたのでしょうか? 予想という名の希望求む。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 19:47:26.34 ID:joGdx3cb0 ハルヒ『よし、確保!頼むわよー猪木!』 キョン『大花の後継機ぽいな、これにしよう』 古泉『みなさんの機種選択を見るとどうやら、僕が一番賢いようですね』 みくる『また、GODっていうの揃ってください><』 長門『綺麗…』 鶴屋さん『姫BIGの歌が聞きたいのさ〜』 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 19:52:41.80 ID:joGdx3cb0 鶴屋さんの事はよくわかりませんが涼宮さんとキョンは経験者だけあって朝の立ち回り方くらいは知っていると思いましたが。 どうやら見当違いだったみたいですね。 ここの機種であれば朝はとりあえず、ギンギン丸→キンパルAのリセット狙いがベターでしょう。 とりあえず、カニ歩きしていきましょう。 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 19:56:25.51 ID:joGdx3cb0 はっはー!なんか高確率ってのに入ったさっ! お客さんの打ってるのを見る限り、ここからボーナスにつながる事が多かったから期待しますかっ! 『キーン!バシュ!!!!!』 『キーン!バシュ!!!!!』 おっ!? 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:03:04.82 ID:joGdx3cb0 あうぅ…。 お金がどんどんなくなっていきますぅ…;; でも、なんだか、液晶がいっぱい… 『テテテーン!』 あ、1が揃いましたぁ。 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:06:18.31 ID:joGdx3cb0 ちょっとー!猪木さっきから負けすぎ! なんなのよ…この間はいっぱい出たのに、もう一万円も使っちゃったじゃない…。 この台、だめなのかしら…。 いいえ、私の狙いに間違いなんてないのよ!もう少し打ってみましょう。 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:21:47.78 ID:joGdx3cb0 よぉし!BIGだ! うんうん、やっぱ青七の音楽は最高だな。 『テロン』 お、 さーて、華麗に外しますかっ! そいっ!!!! ズルンっ!!! 『ぱららららーらーらららららーら♪』 …。 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:39:15.80 ID:joGdx3cb0 AM11:30 キョン『飲まれたか…さて、とりあえず皆の様子でも見てくるかな…』 後ろの猪木を打ってるハルヒは、ノーボーナスで540回転…はまってるな…。 鶴屋さんは…、うお!?一箱積んでやがる! 朝比奈さんは…、ぬおお!!?すでに二箱だと!? キョン『朝比奈さん、調子いいみたいですね』 みくる『あ、キョン君、えへへ、なんかいっぱい出てます、キョン君はどうですか〜?』 キョン『俺は、ちょっと引いたんですが、全部飲まれてしまいました』 みくる『あぅぅ、がんばってくださいね』 キョン『もちろんですとも。朝比奈さんのその笑顔が俺に力をくれます、お互いがんばりましょう』 そう言って俺は、長門と古泉がいる裏の島へと向かった。 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:48:41.47 ID:joGdx3cb0 キョン『ええと、お、いたいた、長門〜』 キョン『そんな感じだ?』 長門『この土星がかわいい』 キョン『そうか、なんだ、まだ200しか回してないのか』 長門もノーボーナスで200はまりか。 キョン『そーいや、古泉は?』 長門『さっきまで私の後ろをうろうろしていた、そしてどこかへ行った』 キョン『そうか…ところで長門、初めてのスロットはどうだ?お前の打ったことないらしいがお前のことだから心配いらないと思っていたが、俺が一緒に打とうか? 』 長門『大丈夫、かわいいから…』 キョン『そうか…聞きたい事があったら俺に聞けよ』 長門『了解した』 さて、古泉はどこに行ったんだ? 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 21:04:04.94 ID:joGdx3cb0 古泉は何故かパチンココーナーにいた。 キョン『古泉、お前何やってるんだ?』 古泉『見つかってしまいましたか、すみません、ホー助があったのでつい…』 キョン『お前、戦況はどうなんだ?』 古泉『今のところ二万円ほど+です。あなたは?』 古泉は1300枚と書かれたレシートを俺に見せた キョン『俺は百景で引いたが全部飲まれてしまった。今、皆の様子を見に来ている所だ』 古泉『皆さんどうでしたか?僕がいた時は朝比奈さんがかなり出していたようですが』 キョン『今の所順位的には、朝比奈さん、鶴屋さん、お前、俺、長門、ハルヒ朝比奈さんが抜けてて俺以下はマイナスって感じだ』 古泉『なるほど、僕も頑張らなくてはなりませんね』 キョン『お前は言ってる事とやってる事が違う気がするがな』 古泉『今は、時を待っているとでも言っておきましょうか』 キョン『そうかい』 古泉『お互い頑張りましょう』 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 21:14:37.92 ID:joGdx3cb0 すまん、夜勤明けで眠気が限界だから仮眠とらせてくれ。 五人くらい見てる感じだけど保守してくれると俺が喜ぶ。 残ってるなら今後の展開を希望してくれ 1、このまま思い出に浸りながらガチンコ勝負 2、閉鎖空間とか登場するちょっと原作寄り 3、k察登場 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 21:21:31.39 ID:aIb/dF9AO 3にしたら物語終わっちゃうwwwwww ってことで2だな 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 21:28:50.93 ID:dmyDiwiQ0 是非1で。 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 21:33:49.28 ID:JqnGRzMsP 1だな、ガチ勝負で 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 21:38:56.58 ID:RITpM9FkO 1で 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 21:42:11.92 ID:bMJZEwTXO 1しかないだろ… 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 21:54:08.30 ID:i+QCpvUxO 3以外 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:13:12.94 ID:joGdx3cb0 上の住民のギシアン声で目が覚めた;; PM0:30 キョン『さて、どうしたものか…』 打ちたい台も、打てそうな台もないので、俺は休憩所でいいともを見ていた。 さっきトイレに行った時に見た感じでは朝比奈さん、鶴屋さん共に連荘は終わったようだった。 ハルヒは相変わらずはまっている様子で、長門はゆっくり回していた。 古泉にいたっては『ホー助はやはり名器ですね』とニコニコしながら勝負に関係ない箱を積んでいた。 キョン『長門の様子でも見てくるか…』 楽しい、大丈夫と言っていたものの、やはり初めてパチンコ屋にきたのであれば一人で打たせるのはどうかと思ったからだ。 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:18:08.24 ID:joGdx3cb0 キョン『長門』 長門『なに』 キョン『この台面白いか?』 長門『この世界の人間がこんなかわいいものを作れるということに感動した』 キョン『そうかい、隣で打ってもいいか?』 長門『いい』 俺は長門の隣いに座りコインサンドに1000円を入れた。 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:26:14.22 ID:joGdx3cb0 隣で長門の打ち方を見る限り、上にチェリーがついた七を狙っていることがわかった。 流石長門だ、と心から思った。 さて、俺もこの台の事はよくわからん。 おそらく、小4の時に打ったスーパープラネットの後継機かなんかだろう、山佐だしな。 それにしても、最近の台は凄いな…。液晶とかが綺麗すぎる…。 逆にそれが何故か悲しいのだがな…。 BETを3回押していた時代が懐かしいぜホント…。 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:48:13.44 ID:joGdx3cb0 長門『これは…』 キョン『どうした長門?』 長門『これは初めて見る』 長門の台の左リールの中段にチェリーが止まっているのが見えた。 キョン『なんだ、ただのチェリーじゃんか、それ全然熱くもないぞ』 長門『そう…』 長門はいつも通り表情は変わってないようだったが心なしか悲しそうな表情をした気がした。 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:57:53.14 ID:joGdx3cb0 やっぱり、俺が隣で打つのが正解だろう。 勝手な想像だが情報思念体の事だから無尽蔵に金を生み出せているのであろうけども 目の前で初心者に負けられるのは経験者としてのプライドが許さない。 キョン『長門、俺が色々教えてやるからな』 長門『そう』 心なしか、長門が喜んでくれた気がした。そんな気がした。 『ぴょ、ぴょ、とぅるるるるるる、てーてててーててーてーてー』 キョン『!?』 長門『…』 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 23:03:18.56 ID:joGdx3cb0 7が揃っていた。 キョン『な、なんだ、前のGで入ってたのか、ははは、長門、おめでとう!』 くそっ!俺としたことが!あんなに長門の台に気を配っていたのにリーチ目を見逃すとは! 恥ずかしい!恥ずかしすぎるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!! 長門『綺麗…』 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 23:14:29.11 ID:joGdx3cb0 そっからの長門は凄かった。 俺が外しを教えると長門は簡単に外して見せ さらにJAC中に土星を揃えると液晶の土星が天に昇っていく演出を発見し 長門『綺麗』 と言いながらJAC中は毎G土星を狙って目を輝かせていた。気がした。 そんな姿を見て俺は、長門は大丈夫そうだなと思い。 キョン『じゃあ長門、俺は他の奴の様子を見てくるから、わかんない事があったら俺の所にきてくれ』 と言い残し。島を後にした。 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 23:37:50.25 ID:joGdx3cb0 さて、朝比奈さんの様子はどうかなー? 朝比奈さんは相変わらずネオプラの裏にあるゴールドXを打っていた キョン『朝比奈さん、調子はどうですか?』 みくる『あ、キョンくぅん、ちょっと減っちゃいました…』 上を見ると箱が一つに減っていた。 キョン『朝比奈さんはどうしてこの台にしたんですか?』 みくる『えっと、ですね…私のいた時代にはもうパチンコ屋は無くて…博物館でこれによく似た台を打ったんです』 キョン『え?パチンコ屋は無くなるんですか!?』 みくる『はい、くわしくは禁則事項なので言えませんが…』 みくる『禁則事項が禁則事項して、それに怒った禁則事項が禁則事項に禁則事項しちゃって、結局パチンコ屋は殆ど姿を消すことになってしまったんです…』 キョン『禁則事項ばかりでわかりませんが未来にパチンコ屋が無くなるのは残念です』 みくる『で、でも、パチンコ屋が無くなったことで禁則事項が崩壊して禁則事項が禁則事項して禁則事項は平和になったんですよぉ』 やはり、禁則事項ばかりでわかりにくいが俺たちの未来にとっていい事が起こったならそれでいいのだろう。 キョン『朝比奈さん、隣で打たせてもらいます』 みくる『はい♪』 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 23:56:45.51 ID:joGdx3cb0 キョン『この台の前の台かなだったかな?問題になってお上が激怒したのは』 みくる『そーなんですかぁ…確かに私が打った台はいっぱい出て射幸心を煽った台って感じでしたけど…』 キョン『最近じゃあ射幸心を煽らない台を作らなくてはいけないって方針に変わってきたみたいですよ』 古泉『射幸心はあまり関係ないと僕は思います』 キョン『なんだ、いたのか、射幸心があまり関係ないってどうゆうことだ?』 古泉『大切だったのは若者が社会の歯車にならずに大金を得られていた事、そして役人はそれが許せなかった、役人から見れば遊んで得ていたように見える大金ですからね、それとピーに対する送金でしょうか』 古泉『数年後には、スロットは廃れてしまうでしょうね、それこそスロット好きの僕ですらやるのが馬鹿らしくなるくらいに…悲しいですが、これが僕の考えている未来です』 みくる『…』 キョン『(何、熱弁をふるっているんだこいつは…)』 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 05:44:46.71 ID:xAO0GUir0 こんな時間に上の住人は爆音で音楽をかけているので起きました。 言いたいことを言って満足した古泉は奥のほうに歩いていった。 俺は朝比奈さんの隣に座り、ゴールドXを回していた。 あまりにも単調でつまらない。 みくる『キョン君は出てるんですかぁ?』 キョン『俺は、22k使って今の所出玉は0ですね、古泉は二万くらい勝ってるらしいですが、今の所、朝比奈さんが一番ですね』 みくる『わぁい、私頑張っちゃいます♪お互い頑張りましょうね』 その笑顔だけで、俺は十分癒された。 よし、気合入った!下皿無くなったら本気を出して移動するかっ。 惰性で回していたその時 『ぷちゅん!』 !? 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 05:49:39.69 ID:xAO0GUir0 台の液晶が突然消えて動かなくなってしまった。 壊れた?俺が壊しちまったのか? まずい、それはまずいだろう!仮にも俺は高校生だ。 台を壊して目立ってしまったら正しく百害あって一利無しの状況じゃないか!? 店員に高校生だって事がバレたら皆にも迷惑をかけてしまう…。 ど、どうしよう…。 いやな汗が出てくるのがわかった。 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 06:47:07.49 ID:xAO0GUir0 みくる『あの、キョン君?』 キョン『すみません、朝比奈さん…俺のせいで皆に迷惑を…』 俺は目を瞑り、精一杯の謝罪をし… みくる『何言ってるんですか!?すごいですね!!それいっぱい出るんですよ!』 キョン『は?出る?何がですか?』 みくる『ボタン押してみてください』 液晶を見ると、そこには『左ボタンを押して下さい!』という文字が見えた。 左を押すと次は『中ボタンを押して下さい!』という文字が出てきた。 押してみた。 リールでGODと書かれた絵柄がテンパイした。 『右ボタンを押して下さい!』 押してみた。 GODが揃った。 みくる『キョン君おめでとう!それ3000枚くらい出るんですよ!』 キョン『へ?』 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 12:36:16.45 ID:xAO0GUir0 ハルヒ『調子よさそうじゃない』 GGを消化し終えようかという頃にハルヒはやってきた ハルヒ『あの台絶対壊れてるわ!5万円も入れたのに何も起こらないのよ!遠隔ね!絶対遠隔よ!』 どうやらハルヒは、悲惨な事にも3:00の時点で何も引けていないようであった。 キョン『遠隔だと思うならやめたらどうだ?俺だったらそんなに嵌った時点でうな垂れて帰るがね』 ハルヒはタコのように唇を尖らせて愚痴を言う ハルヒ『あのね、私がこのままで引き下がるわけがないでしょ!あんな台に舐められた感じでやめたらいい笑いものだわ!絶対に出して見せるわ!』 そう言ってハルヒは拳を握り締め休憩所の方へ消えていった。 みくる『涼宮さん、ご機嫌斜めでしたね』 キョン『全く、迷惑な奴ですね』 そう言って俺は再び単調な作業に戻った。 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 12:42:54.63 ID:xAO0GUir0 3:30 俺はGGを消化し終えその後少し回してこの台をやめることにした。 キョン『さて、俺はこのあたりでやめにしておきます』 みくる『はい、それがいいと思いますよ。出ているうちに止めるのがパチスロの鉄則と誰かが言っていましたから』 そう言った朝比奈さんの出玉はもはや風前の灯という現実には目を背けつつ、ハルヒがいるであろう休憩所へ向かった。 休憩所の方へ向かうと、TVの前に人だかりができている事に気がついた。 ああ、そうか。 俺は大切な事を思い出し休憩所のTVへと急いだ。 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 12:57:34.94 ID:xAO0GUir0 キョン『よっ!』 TVの前には数人のおっさんの中に、一人だけ女子高生がいるという多少異様な光景が広がっていた。 キョン『お前、競馬見てるのか?』 ハルヒ『そうよ、小2の頃から大好きなの』 キョン『小2の少女が競馬を見てるなんて恐ろしい世の中だな』 ハルヒ『あんたも競馬好きみたいね、いそいそとこっちに向かってくる姿が滑稽だったわ』 キョン『断っておくが、俺は2歳の頃から競馬を見てる、お前よりも先輩なんだぞ、ところでお前、馬券とか買うのか?』 ハルヒ『あったりまえでしょ、今日のレースだって昨日のうちにパットで購入済み、ていうか、2歳の頃から競馬見てるなんて、この国は終わってるわねホント』 キョン『まあ、俺らがここにいる時点で日本は終わってると思うがな、俺は昨日梅田まで行ってきた』 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 13:16:48.59 ID:xAO0GUir0 ハルヒ『あんた何買ったのよ?』 キョン『ギャラントアローの単複に1万2万だ』 ハルヒ『ギャラントアロー(笑)ギャラントアローなんて逆噴射するに決まってるじゃないw』 キョン『そーゆーお前は何を買ったんだ?』 ハルヒ『私はファインモーションの単勝に5万入れたわ、たいしたメンバーじゃないし、楽勝よ♪豊さんだし♪』 10分後 ハルヒ『キモ添死ね!空気読め!誰もてめぇのキモイガッツポーズなんて見たくないのよ!カス!』 キョン『幸、ありがとう。単複はやっぱ安定してるなホクホク』 スロで5万、競馬で5万か…今日のハルヒは天に見放されているように俺は感じた。 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:10:30.90 ID:xAO0GUir0 ハルヒ『はぁ、私戻るわ』 キョン『ハルヒ、大丈夫か?足取りがおぼつかないが…』 ハルヒ『大丈夫よ、あんた人の心配する暇があったらさっさとリールを止める作業に戻りなさい』 キョン『俺は今の所+だし、それにさっきの台はもう止めた』 ハルヒ『そ、余裕こいてると私が越しちゃうからね、肝に銘じておきなさい』 ハルヒは力なく、虚勢としか取れない台詞を残して戻って行った。 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:23:54.11 ID:xAO0GUir0 4:00 ドリーム競馬も終わって四時も回ったところだし、皆の戦況でも確認してくるか…。 キョン『鶴屋さん、調子どうですか?』 鶴屋さん『あ、キョンくーん!いやー、朝は調子よかったんだけど午後になってからさっぱりさっ!』 データカウンターを見ると900Gを越えていた。 鶴屋さん『お客さんが打ってたのを見る限り、この台結構嵌っちゃうから私はここいらで見切りつけようかなーって』 キョン『そうですね、ハルヒもかなり嵌ってご立腹のようでしたし』 鶴屋さん『はるにゃんそんなに嵌ってるのかい?』 キョン『ええ、5万使って未だに何も引けてないようです』 鶴屋さん『スロットは怖いね〜、うん、私この台止めることにするさ〜』 キョン『それが懸命だと思いますよ』 鶴屋さん『じゃぁ、あたしはみくるの様子でも見てこようかなっ!』 キョン『じゃあ俺は長門の様子でも見に行くかな』 こうして鶴屋さんは朝比奈さん、俺は長門のもとへと向かった。 〜スタスタ〜 古泉『これはっ!?うめぇwwww』 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:34:21.89 ID:xAO0GUir0 長門はアホみたいに出していた。 キョン『長門!凄いじゃないか!』 長門『面白い…でも、飽きた…』 表情は変わっているように見えないが、確かに興味を失っている目だった。俺にはわかる。 キョン『今の所長門がダントツでトップだな』 長門『そう…』 キョン『嬉しいか?』 長門『別に…、あっちのを打ってくる』 キョン『そうか…、頑張れよ』 長門『がんばる…』 長門は一箱2000枚は入っているであろうドル箱4つをいとも簡単に持ち上げ、見慣れない古めかしいいでたちの台へ移動した。 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:53:06.53 ID:xAO0GUir0 古泉は鶴屋さんが打っていた台を打っていた。 キョン『よ、』 古泉『どうも、調子はどうですか?』 キョン『んー、35kくらい勝ってるかな?それよりお前、この台さっきまで鶴屋さんが打ってて出そうに無いからってやめた台だぞ!』 古泉『そうなんですか?見た事が無い台でしたので興味本位で打ち始めたのですがそれはちょっと怖いですね…僕も、深追いしないようにしなくては…』 キョン『お前は収支的にはどうなんだ?20kくらい+って言っていたが…』 古泉『そうですね、この台に一万円入れましたから+一万円ですね』 キョン『まぁ、打つのはお前の自由だから止めんが深追いには注意しろよ、ハルヒなんか頭から湯気が出そうなくらい突っ込んでるらしいからな』 古泉『ご忠告、感謝します』 いつも通りの気持ち悪い笑顔を俺に向け、古泉は正面を向き台に集中し始めた。 さて、我らが団長はどうなっていますことやら…。 見に行くのは怖かったが行かないわけにもいくまいと思い、ハルヒの元へと向かった。 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 15:26:56.19 ID:xAO0GUir0 遠くからでもハルヒが恐ろしいオーラを発していることがわかった。 キョン『ハルヒ、調子どうだ?』 ハルヒ『あんたにはこの状況がいいように見えるわけ?』 ハルヒはデータカウンターを親の敵を見せるように指差した。 1890 B0R0 と表示されていた。 キョン『お前、もうこの台やめておけよ』 ハルヒ『嫌よ!もうこうなったら意地でも退くつもりはないわ!』 キョン『落ち着けハルヒ!お前は今冷静な判断ができてないんだ!ここは客観的に見て10人いたら10人がやめるべきと答えるはずだぞ!』 ハルヒ『うるさいわね!私のお金で打ってるんだからどー打とうがいつ止めようが私の勝手よ!』 キョン『ハルヒ…』 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 16:34:57.14 ID:xAO0GUir0 ハルヒ『いい!私はこの台を打つからね!』 キョン『わかった!』 ドカッ!! キョン『だったら俺も付き合うぜ!お前の隣でとことん付き合ってやる!』 俺は決意を固めてハルヒの隣で打つことにした。 ハルヒ『キョン…』 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 16:45:19.24 ID:xAO0GUir0 それからはあっさりだった。 ハルヒ『やった!やったわキョン!当たったわ!』 キョン『ああ、お前は良くやった!おめでとう!』 そうだ… ハルヒはついにやったのだ! ハルヒは本当に嬉しそうな笑顔を俺に向け子供のようにはしゃいでいた。 ここからでは逆転は難しいかもしれないが、PM4:35。 ハルヒはついに今日初めてのBIGボーナスを引いたのだ! 1920Gもの拷問という名の嵌りに耐え切ったのだ! おめでとうハルヒ。 ハルヒ『見てなさいよ!キョン!この台はねBIG後が熱いのよ!』 キョン『そうなのか?』 ハルヒ『私はこの台で4000枚も出したのよ!私の事は猪木マスターと呼んでちょうだい!』 ハルヒの笑顔が本当に太陽のように眩しいくらいに輝いて見えた。 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 16:54:57.19 ID:xAO0GUir0 ふう、結局…最大天井まで引っ張られてしまいましたか…。 『てってれてれれれれ〜』 しかも、芋、ですか…。 15分後、 『ててててってー!うおっ!?』 …。 バケ単ですか…。 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 17:19:15.12 ID:xAO0GUir0 さて、どうしたものですかね…。 カス宗のせいで僕の負債は16,000円になってしまいましたか…。 お、このキンパルA昨日が3800回転でB9R6 今日が2200回転でB4R3ですか…。 現在、430回転…。 これは、お宝発見かもしれませんね。打ってみましょう! 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 18:00:45.41 ID:xAO0GUir0 キョン『ところでお前、いったいいくら使ったんだ?』 ハルヒ『7万円くらいかしら…』 キョン『なn…』 ハルヒ『大丈夫よ!七万くらいこの台ならあっという間に出るわよ!』 キョン『そ、そうか…』 この台打つのやめようかな…。 ハルヒ『そうだキョン!皆の様子見てきてくれない?条件を知りたいし』 キョン『わかった、見てくる』 ハルヒ『よろしく頼むわよー!』 長門8000枚くらいあったよな? てことは差は23まん… よし、とりあえず見てくるか。 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:10:30.32 ID:xAO0GUir0 物凄い出てた。 隣の人が8箱積んでいた。 長門が打っている台の島の人たちは皆目が逝っちまってる気がした…。 台を殴る者、タバコを押しつけている者、力無く打っている者、幸せの絶頂にいるような笑顔で打っている者。 そんな人間ばかりが打っている台を長門は黙々と打っていた。 あんなにあった長門のコインも残り一箱になっていた。 キョン『長門!』 長門『何?』 キョン『この台何?』 長門『この台は私の思考を狂わせる…』 その台はカブトという台だった。 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 18:20:09.92 ID:xAO0GUir0 後ろで見る限り、どう考えても裏物だった。 全く落ちない子役。 ありえない連荘を繰り返す長門の隣の台。 1500、2700、1400とかいうありえない嵌りが並んでいた。 キョン『長門…無理するなよ…』 長門『(こくり)』 長門は首だけで返事をした。 相変わらず表情は読めないが、長門の目が濁ってしまっている気がした。俺だからわかる気がした。 それにしても、我がSOS団の面子皆は金を紙切れのようにしか見えてないのかと思うくらいの突っ込み方をしているな…。 はぁ…。 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 20:45:02.51 ID:DQoj7kDu0 鶴屋さん『やぁ〜!キョン君!調子はどうだいっ?』 鶴屋さんと朝比奈さんがナイツを打っていた。 キョン『ぼちぼちですかね、お二人はどうですか?』 ぱっと見た感じでは、二人とも下皿いっぱいのコインがあった。 鶴屋さん『んー、私はちょっと勝ってるくらいかなっ!もう少し勝ってるかなっ!?』 みくる『はい、さっきの台から持ってきた分があるから二万円くらい勝ってるかな?』 鶴屋さん『キョン君も一緒に打つかいっ!?この台すっごいおもしろいよっ!』 キョン『んー、この台見た事はありますけどそんなに面白いんですか?』 みくる『私も初めて打つんですけど、面白いですよー』 朝比奈さんが面白いと言うなら面白いのであろう。 と、思ったが、さっきのあのつまらない台を長時間打てる精神力があるのなら、大抵の台は面白いと言いそうだ、この人の場合。 キョン『そうですね、でも、今はハルヒのお守りしてるんであっちが片付いたら俺も打ってみようと思います』 みくる『涼宮さん、どうですか?』 キョン『今は、幸せそうに打ってますよ、七万突っ込んだらしいですけど…』 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 20:56:29.37 ID:DQoj7kDu0 みくる『ななまん…』 鶴屋さん『にゃにゃまん…』 ハルヒ、引いてるぞ、お前は先輩お二方かに引かれているぞ…。 みくる『涼宮さん、大丈夫なんでしょうか…?』 キョン『あいつの事ですから大丈夫でしょう…』 キョン『じゃあ、俺はあいつのお守りに戻ります。お二人とも頑張ってください!』 みくる『あの、キョン君もがんばってね…』 なんとなくだが、別の意味でがんばってと言われた気がした。 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 21:16:30.40 ID:DQoj7kDu0 ハルヒの元へ戻る途中に古泉を見つけた。 キョン『調子はどうだ?』 古泉『あまり良いとは言えませんね』 古泉の台は1000嵌っていた。 キョン『さっきの台はどうだったんだ?』 古泉『さすが鶴屋さんと思いましたよ、僕もかなり嵌って負債を抱えてしまいました。彼女は自制心があってすばらしい人ですね』 キョン『で、お前はこの台でも嵌っているというわけか』 古泉『今日は、ちょっと運が悪い日なのかもしれませんね、ですが、僕もまだトップを諦めたわけではありませんから頑張って引きたいですね』 キョン『ま、こればっかりは運だから頑張りようは無いけどな』 古泉『確かにそうですね、では、お互い閉店まで頑張りましょう』 キョン『ああ、まぁ無茶な突っ込みには気をつけるよ、じゃあな』 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:23:41.66 ID:DQoj7kDu0 という事は、今のところの皆の収支は… 俺→+33k ハルヒ→−65kくらい 朝比奈さん→+20kくらい 長門→+20kくらい 古泉→聞いてないがかなりの負債とは言っていた 鶴屋さん→+10kくらい? なんだ、今んところ俺がトップか… 現在PM7:00 あれ?でも俺まだ1200くらいしか回してないような気が… 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:51:19.13 ID:DQoj7kDu0 ハルヒは猪木にはいなかった。どこに行ったんだ? あ、いた。 キョン『猪木はもう諦めたのか?』 ハルヒ『飽きた』 キョン『で、次はこれか…』 ハルヒ『父親がこの漫画持ってるから打ちたくなったの、あ、』 『バトルボーナス グェェェェットォォォォ!』 ハルヒ『当たった!よぉし!じゃんじゃん出すわよ!』 心なしか元気がないハルヒであったが当たった途端元気になる分かりやすい奴であった。 キョン『じゃ、俺ほかに行くから頑張れよ!あ、ちなみに今のところトップが俺の+3万だから』 ハルヒ『三万くらいあっという間よ!あんたは首を洗って待ってなさい!』 キョン『いや、お前7万使ってるからあと10万だろ…』 ハルヒ『わかってるわよ!冗談よ!本気にしないでよね!』 キョン『はいはい、じゃ、頑張れよ』 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 23:06:11.98 ID:DQoj7kDu0 さて、俺はまだ1200しか回してないわけだからあと1800は回さないといけないのか…。 どーしたもんかね…。 この時間ならもう大体設定の高低は見えてるから…。 つっても、ここには俺のわかる台が大花と百景くらいしかないから…。 お、これって…。 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 23:08:37.10 ID:DQoj7kDu0 …。 1350…。 天井超えてしまいましたか…。 …。 ここで止めたらハイエナの名折れですね…。 がんばりますか…。 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 23:19:04.54 ID:DQoj7kDu0 鶴屋さん『にゃはは〜、楽しいね〜!常連さんいつもこの台の事を熱く語ってくるから打ってみただけだったけどこんなに楽しい台だとは思わなかったよ〜』 みくる『音楽がいいと思います、鶴屋さんまた一緒に打ちにきましょうね!』 鶴屋さん『もっちろんだよ!みくる!』 『でででれれー』 鶴屋さん『あ、みくる!白予告の時は…』 みくる『止まって!赤七!><』 『ぴっ!』 みくる『止まりました〜』 鶴屋さん『あー、みくるいいなー』 『ぶるん!』 鶴屋さん『あ、ぶるった!って、スイカ…にょろーん…』 みくる『わーいハイパーですぅ』 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 23:23:50.94 ID:DQoj7kDu0 …。 ……。 ………。 長門『無くなった…』 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 23:33:29.81 ID:DQoj7kDu0 アステカか…。 昔はよく打ったな…相性悪くてCTには全然入らなかったがな…。 よし!思い出に浸りますか! ちょんちょん キョン『ん?長門?どうした?』 長門『隣で打ちたい』 キョン『構わんが、さっきの台はやめるのか?』 長門『無くなった』 …。 八千枚くらいあったよな…。 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 00:04:37.28 ID:32gFuiwM0 PM8:00 長門は隣で不二子を打っている。 あいかわらず飲み込みが早いようで打ち始めてすぐに引いたBIGのハズシも簡単にハズシていた。 俺はと言うと高速サボハズシがうまくいかずにイライラしていた。 そして、この台には液晶いらないと思った。 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 00:34:14.78 ID:32gFuiwM0 キョン『長門、俺ちょっとハルヒの様子見てくる』 長門『わかった』 一応、トップを走る俺だが、いくら七万の負債を抱えているとはいえ相手はハルヒだ、偵察はしておくべきだと思った。 ん?ハルヒの周りに人だかりができている…。 嫌な予感しかしないな…。 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 00:43:08.82 ID:32gFuiwM0 『あーいうぅおーとりもどーSEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!ユアッシャー!!!』 キョン『出てるな、ハルヒ』 ハルヒ『あ、キョン!すごいでしょ!もう一時間も終わらないのよ!』 液晶には4800枚と書いてあった…。 こいつは本当にすごいな…。 ハルヒ『キョン、今いくら勝ってるの?』 キョン『あー、五万くらいかな?』 ハルヒ『じゃあ、とりあえずあと1200枚ね!そんなのもうあっという間よ!キョン!あんたは首を洗って待ってなさいよね!』 こいつだから本当に出しそうだから怖いな…。 『見事だ弟よ…』 『兄さん…』 『ラーラー』 『バシュー!!!』 ハルヒ『あ、終わっちゃった…』 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 00:52:20.60 ID:32gFuiwM0 キョン『残念だったな』 ハルヒ『まぁいいわ、簡単に超しちゃったら面白くないわ!』 そういうとハルヒは箱を持って立ち上がった。 キョン『もうやめるのか?』 ハルヒ『やめる?まさか…』 ハルヒは不敵な顔をこちらに向け言い放った。 ハルヒ『猪木を私に服従させてくるわ!』 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 01:09:03.33 ID:32gFuiwM0 現在PM9:00 時間的にも台移動するとしたら最後かな…。 俺の左隣にはハルヒが座っている、そして俺の右隣には長門が座っている。 ここで再び、全員の状況を確認するとしよう。 ハルヒの隣で猪木を打つことに決めた俺が少し抜けてて、 隣で猪木を打つハルヒ、 ナイツを打つ朝比奈さんがそれを追い、 かなり離れた4番手が同じくナイツを打つ鶴屋さん、 5番手は右隣でバベルを打ち始めた長門、 最後に大きく離されてキンパルAで只今2000嵌っている古泉の順だ。 296 名前:寝落ちしました[] 投稿日:2008/11/22(土) 13:05:20.16 ID:32gFuiwM0 ハルヒ『じゃあ、あんたを超すにはあと1500枚必要ってことね?』 キョン『ああ、今のところな…』 ハルヒ『あんたも、最後に猪木を選んだ事が間違いだったわね、私の華麗なる逆転をお膳立てする事になるわよ』 キョン『この台にす七万突っ込んだやつの言う台詞じゃあないなw』 ハルヒ『ふん、今に見てなさい…ってあれ?動かない…』 『この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ』 ハルヒ『キョン!なんか出た!』 キョン『すごい演出だな!』 長門『あ、揃った…』 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:11:23.62 ID:32gFuiwM0 ハルヒの爆連が始まった。 ハルヒ『よーし!この勢いで出しまくるわよ!』 キョン『これはまずいか…』 そして長門も大連荘が始まった。物凄い勢いで連荘している。 ハルヒ『有希も追い上げてきてるし面白くなってきたわ!』 俺はと言うと、さっきからずっと揉まれている。ハルヒとの差はどんどん縮まっていた。 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:13:45.47 ID:32gFuiwM0 鶴屋さん『みくる!がんばれ!はるにゃんがすっごい出てたよ!』 みくる『あぅぅ、嵌っちゃってしまいました…』 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:15:05.35 ID:32gFuiwM0 2500ですか…。 店長を呼んできましょうかね…。 302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:21:40.04 ID:32gFuiwM0 結局ハルヒの連荘は閉店まで止まる事は無かった。 今は蛍の光を聞きながら皆コインを流している。 ハルヒ『さーて、キョンを超せたかしら…』 キョン『最後にBIGが連荘したから今のところ俺にもわからん』 みくる『私はちょっと届いてそうにないですぅ…残念です…』 鶴屋さん『私は最後は蚊帳の外だったけど、いやぁ、面白いものを見せてもらったよ!ユッキーも最後はすごかったにょろ』 長門『音楽が良かった…』 古泉『(明日の朝リベンジです)』 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:37:31.79 ID:32gFuiwM0 パチンコ屋を後にした俺たちは近くのファミレスで収支の報告をする事になった。 ハルヒ『じゃあ、みんな!投資金額と回収金額を報告!』 古泉『では、どう考えても最下位なので僕から、僕は投資が102,000円で回収が0ですからの投資分のマイナスです』 一同絶句。 鶴屋さん『私は13,000円投資の21,000円回収さっ!8,000円勝ったね!』 長門『私は18,000円投入にて45,000円勝った。27,000円勝った。』 みくる『私は12,000円使って60,000円です。48000円です。』 一同の視線が俺とハルヒに集まった。 優勝は俺かハルヒだと皆わかっているようだ。 ハルヒ『キョン、せっかくだから投資回収はあとにして収支額だけを同時に言いましょう!』 キョン『わかった』 ハルヒ『せーのっ!』 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:51:34.80 ID:32gFuiwM0 結果を発表し、ファミレスを後にした俺たちはそれぞれの家路についていた。 今俺の隣にはハルヒだけがいた。 結局、今回の勝負を勝ったのは俺だった。 俺が29,000円投資の96,000円回収の+67,000円 ハルヒが81,000円投資の146,000円回収の+65,000円だった ハルヒ『うう…悔しいわ!たった二千円差なんて…』 キョン『いや、お前の追い上げは凄かったぞ、そんだけ投資して六万も勝てるなんて俺は関心したぞ』 ハルヒ『私は負けるのが嫌いなの!でも、負けたのがキョンならまぁ、いいわ…』 キョン『どうしてだ?』 ハルヒ『なんとなくよ』 キョン『?』 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 13:58:42.15 ID:32gFuiwM0 ハルヒ『スロット打ってるキョンは…ちょっとかっこよかったわよ』 キョン『そうなのか?でもそれって勝負と関係なくないか?』 ハルヒ『…。うるさいわね、私はキョンに負けてほしくなかったの!それだけ!』 キョン『あれだけ勝負事に負けるのが嫌いなお前から飛び出したとは思えない言葉だな、どうしてだ?』 ハルヒ『…。うっさいわね!それくらい気づきなさいよ!バカっ!』 キョン『?』 まったくわからなかった。 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 14:03:40.85 ID:32gFuiwM0 ハルヒ『…。キョン、あんたちょっとこっち向いて目瞑りなさい!』 キョン『なんでだ?』 ハルヒ『いいから!目を瞑る!』 目を瞑った。 キスされた。 キョン『ちょ!お前!』 ハルヒ『これは私に勝ったご褒美よ!か、感謝しなさい!』 キョン『…。ご褒美はこれだけか?』 ハルヒ『え?』 キョン『俺からも、お前に頑張ったで賞をやることにした』 ハルヒ『え?あっ、ちょ!』 俺はハルヒの手を握り締め歩き出した。 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 14:15:54.24 ID:32gFuiwM0 〜翌日〜 部室 今日はハルヒが学校にきていなかった。 部室にも誰もいなかった 『バタッ』 ハルヒ『あ、おはよう』 キョン『あぁ、おはよう、とんでもない重役出勤だな』 ハルヒ『あのね、あんたのせいでしょうが!足腰ガクガクだったんだから!』 キョン『そうか、そいつは悪かったな、そうだ、今日は誰もこなそうだからまたしてよろうか?』 ハルヒ『なっ!?何ばかなこと…あっ!!?』 ハルヒは実はかわいいやつだと知った高1の秋だった。 〜終〜 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 14:20:43.71 ID:32gFuiwM0 おまけ 1300超えてしまいましたか…。 昨日は3200嵌って閉店でしたから流石にストックしていたでしょうに…。 あ、ちょっと店員さん!この台壊れてますよ! は?年齢の確認できるもの? え?事務所に来いですか? あ、ちょ!アッー! 翌日 キョン『何!?古泉が停学になったって!?』 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 14:24:07.75 ID:32gFuiwM0 今回の敗因 人数が多すぎた。 パチスロ初心者視点が足かせになってあるあるネタが書けなかった。 時間軸崩壊。 ねーよwの最後。 ほすしてくださった皆さん、駄文で申し訳ありませんでした。