こなた「え?かがみんが新しいお母さん?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:21:01.88 ID:NXsCk+uX0 こなた「な、なんで、そんな……」 かがみ「黙っててごめんなさい……でも私たち、本当に愛し合ってるのよ……」 そうじろう「こなた、黙ってたのは悪かった。だが、かがみをお母さんとして認めてやってくれ」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:22:31.98 ID:NXsCk+uX0 こなた「じょ、冗談だよね?」 かがみ「…………」 そうじろう「…………」 こなた「……本当なんだ?」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:23:34.22 ID:NXsCk+uX0 こなた「む、無理だよ、そんなの……」 こなた「かがみは、私の友達なんだ……いきなりそんなこと言われても……」 こなた「大体、いつから二人はそんな関係に……」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:24:55.55 ID:NXsCk+uX0 かがみ「そ、それは……」 そうじろう「……初めて、彼女が家に来たとき……」 こなた「!?」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:25:55.41 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「一目ぼれだった。俺は隙をついてかがみから電話番号とメアドを聞きだしていた」 かがみ「私も……結構親父好きというか……年上が好みだったから、なんとなく二人で会うようになって……」 そうじろう「二年間……付き合っていたんだ」 こなた「そん……な」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:27:24.35 ID:NXsCk+uX0 こなた「でも……なんで今更……二年間も隠し続けていたくせに、なんで今なの!?」 こなた「もう……かがみを友達として見れないよ……」 かがみ「そうよ、もう私とこなたは友達じゃないのよ。親子になるの」 かがみ「それに、こなたにも『きょうだい』が出来るんだよ?」 こなた「え……」 かがみ「私、妊娠してるの」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:29:36.02 ID:NXsCk+uX0 かがみ「もう妊娠三ヶ月だって……」 そうじろう「かがみが妊娠した以上、責任を取らねばならない……。かがみの親御さんにはこれから話す。       認めてくだされば……結婚するつもりだ」 こなた「……何で」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:32:45.46 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「こなた?」 こなた「お母さんのことは、もう愛していないの?」 そうじろう「死んだ人とは、もう愛し合えない」 こなた「でも、私のお母さんはただ一人、泉かなた≠スだ一人だよ」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:35:28.84 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「それでも俺たちは生きているんだ。かなたには悪いが……いつまでも故人に束縛されるわけには……」 こなた「束縛って何!?お父さんは、いつもお母さんのことをそんな風に思ってたんだ!?」 そうじろう「ち、ちが……」 こなた「違わないよ!!こんなの不倫と同じだよ!!娘の同級生に手を出した変態ロリコン親父!!」 そうじろう「こ、こなた、話を……」 こなた「うるさい!!この人でなし!!お前なんか、お前なんか……!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:37:48.96 ID:NXsCk+uX0 パン!!! こなた「!!?」 かがみ「いいかげんにしなさい」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:40:42.38 ID:NXsCk+uX0 かがみ「そうじろうさんが、どれだけ苦しんだか、あなたは知っているの?」 かがみ「最愛の妻を亡くし、たった一人でこなたを育ててきたそうじろうさんの苦しみが……」 かがみ「あなたが笑って暮らせているのも、全部そうじろうさんのおかげなのよ!!」 かがみ「そうじろうさんが……必死に……」 こなた「かがみ……」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:43:40.55 ID:NXsCk+uX0 こなた「なんで、早く言ってくれなかったのさ」 そうじろう「正直、後ろめたい気持ちがあった。お前の言うように、娘の同級生に手を出したんだ。       責められても仕方ない」 こなた「ふふ、それだけかがみんが魅力的ってことだもんね。元親友としては誇らしいよ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:44:39.38 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「こなた!?」 かがみ「それじゃあ……」 こなた「お父さん、かがみを泣かせたら、私が許さないからね。かがみ、お父さんをよろしくね」 こなた「ううん……」 こなた「お母さん……これからよろしく」 かがみ「こなた……」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:45:45.34 ID:NXsCk+uX0 数日後 ゆたか「かがみ先輩が……ですか?」 かがみ「うん、今まで黙っててごめんなさい」 そうじろう「かがみのご両親にも話を通しておいた。さすがに驚いていたが、一応理解はしてもらえた」 ゆたか「そう……なんだ」 こなた「ゆーちゃんもだいぶ驚いてるみたいだね。まあ私も初めて聞いたときはそうだったけど」 かがみ「ゆたかちゃん、改めてよろしくね」 ゆたか「よろしく……お願いします……」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:50:45.73 ID:NXsCk+uX0 ゆたか(まさか、私が帰省している間に……とんでもないことだよ) ゆたか(かがみ先輩、邪魔だなぁ) ゆたか(なんとかしないと) 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:51:41.82 ID:NXsCk+uX0 ただお「なあ、本当にいいのか?」 みき「何が、ですか?」 ただお「かがみのことだよ。まだ高校生だぞ?しかも相手は同級生の父親……」 みき「なんですか、今更。あなただってOKしたじゃないですか」 ただお「あの時は混乱してたし、相手が土下座までしてくるもんだから……冷静に考えたら、こんなことありえんよ」 みき「もう遅いわよ……来週にはかがみの荷物はすべて泉家に運ばれるわ」 ただお「…………」 みき「それに、もうかがみは妊娠してるのよ。あなたは、かがみに中絶しろなんて言える?」 ただお「く……」 みき(すべて計画通り……あとはつかさ……) 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:52:38.07 ID:NXsCk+uX0 つかさ「ひっく、ぐす……お姉ちゃん……」 かがみ「もう、泣かないでよ。遊びにくればいいんだし、学校でも会えるじゃない」 つかさ「だって、だってぇ」 みゆき(二人は生まれてから今まで、ずっと一緒だった……つかささんの気持ちはわかります) こなた「つかさだって、私の親戚になるわけだし、いつでも遊びに来れるじゃん」 つかさ「う、うん……」 みゆき(しかし、何かひっかかる) みゆき(何か……嫌な予感が……) 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:53:46.35 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「すべて、計画通りだ」 そうじろう「かがみのおかげで俺の本は馬鹿売れ……連載も増えた」 そうじろう「あとはつかさを試せば……」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:54:28.50 ID:NXsCk+uX0 翌日 つかさ「お邪魔しまーす」 つかさ「あれ?こなちゃんもお姉ちゃんもいないんですか?」 つかさ「うーん、約束してたのになぁ」 つかさ「え?おじさんの書斎?別にいいですよぉ」 つかさ「じゃ、じゃあ少しだけ……」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 18:57:53.98 ID:NXsCk+uX0 つかさ「い、いや!!やめて!!」 つかさ「痛い!!痛いよ!!」 つかさ「やだぁぁ!!助けて、お姉ちゃん!!」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:01:48.17 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「乱暴して悪かった……」 つかさ「…………」 そうじろう「君の魅力には逆らえなかった。かがみには悪いが……」 つかさ「…………」 そうじろう「誰にも言わないでくれ……さもないと……かがみにも迷惑がかかるからね……」 つかさ「うう……うわあああん!!」 そうじろう「これは少ないが、慰謝料だと思ってとっといてくれ」 つかさ(お姉ちゃんには、迷惑をかけれない……私さえ黙っていれば……) 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:05:07.06 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「さすが双子だけあって、アソコの具合は似た感じだったな。胸は妹のほうが小さかったが……」 ピリリリ そうじろう「みきか」 みき『そうくん、つかさはもう抱いたの?』 そうじろう「いきなりそれか。つかさはもう家に?」 みき『ええ、目を真っ赤にしてね。元気もなかったわよ』 そうじろう「そりゃあ、同級生の父親、それも実の姉の旦那にレイプされたんじゃな」 みき『もう、呑気ね。つかさをうまくコントロールできるんでしょうね?』 そうじろう「大丈夫さ。これを機に援交にはまったりしてな、ははは」 そうじろう「さあ、つかさは俺に何をもたらしてくれる?」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:07:48.72 ID:NXsCk+uX0 とある夜 かがみ「いや!!そんなところ!!激しいよ!!」 そうじろう「くう……相変わらずいい締り具合だ……いいか!?中に出すぞ!!うっ……」 かがみ「あ!!熱いのきた、熱いのきたよ……」 そうじろう「ふう……、もう寝るわ。おやすみ」 かがみ「あ……(まだ、私満足してないのに)」 そうじろう「疲れてるんだ、ごめんな」 かがみ「う、うん……」 こなた(声、丸聞こえだよ……なんだろう、ムカムカする) 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:08:39.98 ID:NXsCk+uX0 かがみ「おはよう……こなた」 こなた「かがみ、おはよう……」 かがみ(結局あの後二回もオナニーしちゃった……何やってんだろ、私) こなた(結局あの後二回もオナニーしちゃった……何やってんだろ、私) 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:12:30.60 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「ええ!打ち切りってどういうことですか!?」 編集者「どうもこうもないですよ。急に面白くなくなったって、苦情の葉書や電話の嵐です。     他の雑誌の連載も、危ないですよ」 そうじろう「し、しかし、一度評判が悪くなったからってそんな……」 編集者「何言ってんですか。落ち目のあなたがたまたま%魔スっていただけに過ぎないんですよ」 編集者「もうあなたも歳だし、一度も大きな賞も取ってない。誰もあなたを使いたがりませんよ」 編集者「まあ、はっきり言ってこの二年間は単なるラッキーだったんですよね。長いだけでヒット作もほとんどありませんでしたし」 そうじろう(くっ……まさか、これがつかさの呪力か!?) 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:13:20.29 ID:NXsCk+uX0 黒井「世の中には上げマンや下げマンという女がおってな」 黒井「ま、簡単に言えば付き合うことで運気を上げたり下げたりする女のことや」 黒井「え?ウチはどっちかって?」 黒井「そ、それは……ははは、ウチ採点の仕事が残っとったわ!じゃ!」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:15:48.63 ID:NXsCk+uX0 みき「つかさのせいで……連載が打ち切り?」 そうじろう「ああ。いのり、まつり、かがみは抱けば抱くほどに運が上がっていった……       だが、つかさを抱いた途端にこれだ。あの女のせいで俺は……」 みき「でも、かがみがいるじゃない。かがみさえいれば……」 そうじろう「あれからセックスを拒みやがる……お腹の赤ちゃんに悪いからって……」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:19:52.09 ID:NXsCk+uX0 つかさ「ただいまぁ……」 みき「つ、つかさ、おかえり……」 そうじろう「…………!」 つかさ「あれ?おじさん来てたんだ?もしかしてお母さんと不倫?」 みき「!!?つかさ、失礼なこと言わないの!!」 つかさ「あはは、ごめんごめん。じゃあ、あたし出かけてくるから。      多分今日は泊りだから、ご飯はいらない」 みき「つかさ……」 そうじろう「やれやれ、不幸な男が続々生まれるな」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/18(土) 19:21:52.95 ID:NXsCk+uX0 そうじろう「というわけだ、しばらく金は送れない。悪いな」 みき「…………いえ」 そうじろう「大丈夫、裏切ったりはしないよ。こなたもいるし……」 みき「わかってるわ……」 そうじろう「じゃあ、今日はこれで」 95 名前: ◆p777rsrFAU [] 投稿日:2008/10/18(土) 19:42:00.35 ID:NXsCk+uX0 ちなみにそうじろうが主役 こいつが嫌いなら見ないほうが吉 121 名前: ◆p777rsrFAU [] 投稿日:2008/10/19(日) 00:46:06.79 ID:BzrabP5z0 いのり、まつり、かがみの三人……柊家の女と性的関係を持つと、幸運を得ることができる それを知ったのは、みきの計らいでいのりとまつりを抱いたときからだから、もう五年か…… その時から、売れない作家だった俺の本が徐々に売れ出した…… そして二年前……かがみと付き合いだしてからは、もはや書かなくても生活できるくらいの印税が入っててくるようになった ならば、柊最後の女・つかさを抱いたらどうなる? 考えたらやらずにはいられなかった 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 00:51:14.70 ID:BzrabP5z0 しかし、つかさを抱いてからというもの、連載は打ち切り 本の売り上げも急激に減り、挙句の果てにはかがみとの関係もぎくしゃくしてきた 出産を前にナイーブになっているだけかもしれないが、俺はすべてつかさが原因だと思っている 当のつかさはと言えば、あれから性の快楽と小遣い稼ぎを覚え、援助交際、裏ビデオなどで派手にやってる 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 00:58:58.45 ID:BzrabP5z0 そうじろう「そして予想通り、つかさと関係を持った男たちは何らかの不幸を背負い込んでいるな」 そうじろう「みきがつかさの携帯から盗んだ男どもの連絡先……虱潰しに調べたが、交通事故で死亡、        借金を苦に自殺、突然の心臓発作で死亡など、ほとんどが死んでいた……」 そうじろう「俺はかがみと関係を持っていたおかげで、つかさの呪殺から逃れられたと考えるべきか……」 そうじろう「……悪魔め」 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:07:52.38 ID:BzrabP5z0 みなみ「ゆたか……つかさ先輩のこと、知ってる?」 ゆたか「うん♪援交してて、しかも相手の男の人を殺してるんだよね?」 みなみ「え……、なんでそれを……」 ゆたか「もう、みなみちゃんはおバカさんだなぁ。みなみちゃん如きの情報ルートは私にも筒抜けだよ?」 みなみ「まさか……」 ゆたか「白石みのるだっけ?あのどサンピン、本当に性欲の塊だよね♪」 みなみ「…………」 ゆたか「怖い顔しないでよ。援交のことだけなら知ってる人は知ってるんだから。ビデオも出回ってるし」 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:15:59.41 ID:BzrabP5z0 みなみ「裏の業界じゃ話題になってるって……」 みなみ「セックスした相手を殺す高校生」 みなみ「まるで蟷螂だって……」 ゆたか「でも、証拠はない」 みなみ「うん、死因もバラバラだし、場所も広範囲に渡っている。      つかさ先輩と関係を持ったということ以外に、死亡者の共通点も見られない」 ゆたか「……M=v みなみ「え……」 ゆたか「こんな事件は、ヤクザもんだけじゃなくて、M≠煖サ味を持ちそうだなって」 みなみ「……多分、M≠ヘもう動いている」 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:25:31.37 ID:BzrabP5z0 そうじろう「M=c…完璧にデスノのパクリだよな       ネットに時々出没しては、未解決事件の見解を述べていく探偵気取り……       でも、後に事件が解決してみると、M≠フ見解は真相に近かったという」 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:30:20.73 ID:BzrabP5z0 そうじろう「それで調子に乗ってホームページまで作りやがって       しかも、今こいつが興味を持っている事件は、明らかにつかさのことだ……       性的関係を持った男を次々と殺害していく殺人女子高生……       まだ警察すら事件性に気づいていないはず       呪いの存在は知らなくとも、裏ビデオの業界ではもはや有名になっているということか」 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:32:34.33 ID:BzrabP5z0 ゆたか「M≠焜^レコミでつかさ先輩のことを知った……」 みなみ「当然……なんらかの見解を述べるはず……」 ゆたか「興味あるよね、探偵さんはどんな推理をしてくれるのかな?」 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:37:12.81 ID:BzrabP5z0 かがみ「はあ……」 こなた「どうしたの、かがみん……」 かがみ「最近、つかさが夜遊びにハマッているみたいで、ほとんど家に帰ってないらしいのよ」 こなた「確かに、学校には来てるけど、いつも眠たそうにしてるね」 こなた「それに、なんか雰囲気が変わった」 かがみ「そうなのよ、近寄りがたいのよね。表面上はいつも通りのつかさなのに」 かがみ「なんか、別人みたいでさ」 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:40:11.39 ID:BzrabP5z0 こなた「……最近、かがみお父さんとエッチしてないよね」 かがみ「え……」 こなた「夜、あえぎ声が聞こえなくなった。前は廊下に出るとすごい響いてたのに」 かがみ「ちょっと、いきなり何言い出すのよ」 こなた「お父さんに、飽きた?」 かがみ「ば、バカ言わないでよ、お腹の赤ちゃんのこと考えると、そんな気分になれないだけよ」 こなた「ふーん」 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:43:12.30 ID:BzrabP5z0 こなた「なんか、嘘っぽい」 かがみ「何が嘘なのよ」 こなた「お父さんに対して、態度が冷たくなった」 かがみ「なってないわよ」 こなた「なった」 かがみ「なってないったら!!」 こなた「なったよ!!お腹に赤ちゃんがいるから仕方なく一緒にいるって感じだよ!!」 かがみ「!!?」 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:45:36.53 ID:BzrabP5z0 かがみ「そ、そんな……そんなこと……」 こなた「図星じゃない?変わったのはつかさだけじゃない。かがみもだよ」 かがみ「私は、変わってないわよ」 こなた「嘘つかないでよ。私にはわかるよ。お父さんのこと、もう好きでもなんでもないんじゃない?」 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 01:50:22.63 ID:BzrabP5z0 かがみ「…………」 こなた「もう家から出て行ってよ」 かがみ「……うん」 こなた「バイバイお母さんの偽者、それなりに楽しかったよ」 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:02:31.09 ID:BzrabP5z0 そうじろう「予想してはいたが……かがみと破局した」 みき「破局した、じゃないわよ。せっかく結婚までさせてあげたのに、何やってるのよ」 そうじろう「仕方ないだろ、それほどつかさの呪いは強いってことだ。呪い殺されていないだけマシさ」 みき「かがみの……お腹の子はどうするのよ」 そうじろう「……こちらでは面倒は見れない」 みき「……わかったわ、こちらで引き取ります」 そうじろう「え?」 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:10:59.88 ID:BzrabP5z0 そうじろう「何言ってんだ、中絶するべきだ。私生児になるんだぞ」 みき「ただおも私も初めから中絶という選択肢は考えていなかったわ    何より、かがみがそれを望んでいない」 そうじろう「……おい、お前、やけにあのボンクラとの子供の肩を持つじゃないか」 そうじろう「嫌いじゃなかったのか?柊の名も、あのボンクラとの間に出来た四人の子供も」 そうじろう「だからお前は、娘を簡単に、俺に差し出した、違うか?」 みき「それは……」 そうじろう「お前が本当に愛している子供は、ただ一人。俺と、お前との間に出来た子供。       『こなた』だけのはずだろう?」 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:17:16.91 ID:BzrabP5z0 そうじろう「忘れたのか?『泉かなた』として過ごしたあの日々を」 みき「忘れない……あの時が一番楽しかった……」 そうじろう「こなたは物心ついてなかったから知らないだろうがな……」 みき「ええ、架空の存在『泉かなた』の写真も、合成したものだし……」 みき「何より、かがみたちと血が繋がっているなんて、思いもしないでしょうね」 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:25:37.06 ID:BzrabP5z0 みきとの間にできた『こなた』を俺が引き取るには、それなりの工作が必要だった まず、こなたを妊娠したみきを俺が用意した別荘で、暮らすように仕向けた ただおは神社から離れられない故、適当に理由をつけて隔離してしまえばこっちのものだ あとはこなたを出産後、ただおには流産したと嘘を吐く それから再びただおとの間に子を成した、それがかがみとつかさである つまり、こなたはかがみ、つかさよりも実は一学年上なのである 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:29:22.63 ID:BzrabP5z0 そうじろう「あれは無茶だった……まず妊婦を別荘に移す意味がわからん        いくらあのボンクラでも、さすがに不審に思っていたはずだ」 みき「ええ……色々根回しはしたけど、イマイチ納得はしてなかったようね    でも、私が流産したと言ったら、そんな不審はいっぺんに吹き飛んで、一層私を愛するようになったわ」 そうじろう「それで出来たのがかがみとつかさか……なんとも皮肉だな        こなたの存在が、あの双子を誕生させたんだからな」 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:34:45.56 ID:BzrabP5z0 みき「あの時……どうしてもあなたとの間に子供が欲しかったから」 そうじろう「どうだ、そしてあの時、お前は言った『こなただけが私の愛する子供』と」 みき「…………」 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:40:34.86 ID:BzrabP5z0 みき「確かにあの時、私はそう思っていたわ」 みき「でも、時間は人の心を簡単に変える」 みき「私には、いのりも、まつりも、かがみも、つかさも、同様に愛しているわ」 そうじろう「……ただおも、か?」 みき「ええ……」 そうじろう「そう……か」 そうじろう「じゃあ……柊さん」 そうじろう「もう、会うことはないだろうな」 みき「……さよなら、そうくん……いえ、泉さん」 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:50:08.98 ID:BzrabP5z0 ゆたか「ねえ、みなみちゃん」 みなみ「何?」 ゆたか「そうじろうおじさん……あ、こなたお姉ちゃんのお父さんのことね      おじさんが、かがみ先輩と別れたみたいなんだよ」 みなみ「え……でも、赤ちゃん、出来てるって……」 ゆたか「うん、本当に何やってんだか。かがみ先輩がかわいそうだよね♪」 みなみ「ゆたか……嬉しそう……」 ゆたか「そんなことないよぉ。ただ、邪魔だったから、いつかかがみ先輩は追い出そうと思ってたけどね♪」 みなみ(やっぱり……) ゆたか「それでさ、このことはつかさ先輩の件と無関係じゃないと思うんだ」 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 02:58:04.29 ID:BzrabP5z0 みなみ「どういうこと?」 ゆたか「これ見てよ」 みなみ「携帯のムービー?何の……」 みなみ「!!??」 ゆたか「あは、驚いた?おじさんとつかさ先輩のセックス、いやこれはレイプだよね。      私がおじさんの部屋に仕掛けといたビデオカメラに映ってたんだ」 ゆたか「この日を境に、おじさんの本は売れなくなった。そしてつかさ先輩は援助交際に手を出し、      謎の連続死の始まりってわけ」 みなみ「確かに、つかさ先輩が援助交際を始めたきっかけの可能性は高い……」 ゆたか「決まりだよ♪おじさんに話を聞かないといけないね♪」 みなみ「これ、M≠ヘ?」 ゆたか「知ってるわけないし、教えないよ。だってこれはM≠ニ私の勝負なんだからね」 みなみ(そんな話だっけ?) 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/19(日) 03:02:59.37 ID:BzrabP5z0 つかさ「男の人はみんな……みんな消えちゃえばいいんだ」 つかさ「そうだよ、男の人は、女の子を犯すことしか考えてないんだ」 つかさ「だから、私が滅ぼすの、世界中の女の子たちを私が救ってあげるの」 つかさ「お姉ちゃん、待っててよ、あの男ももうすぐ殺してあげるから」 つかさ「泉……そうじろうを」 完