キョンがついに異能に目覚めたようです 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:21:11.01 ID:R16/X57r0 キョン「よっしゃ」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:22:25.37 ID:R16/X57r0 古泉「おめでとうございます」 キョン「おう」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:23:08.95 ID:R16/X57r0 古泉「具体的にはどのような力なのですか」 キョン「まあ正直声優ネタなんだが」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:23:39.82 ID:R16/X57r0 キョン「仮面ライダーキバに変身できるようになったんだ」 古泉「それはすごい」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:24:19.04 ID:R16/X57r0 古泉「拝見したいのですがよろしいでしょうか」 キョン「任せろ」 キュインキュインキュイーン 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:24:57.12 ID:R16/X57r0 古泉「本当に変身してしまいましたね」 キョン「すげえだろ」 古泉「その鎧重くないんですか?」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:25:36.55 ID:R16/X57r0 キョン「大丈夫、中に居る俺もすごいモンスターに変身してるから」 古泉「むしろそっちを見てみたいものです」 キョン「グロいからダメだ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:26:20.76 ID:R16/X57r0 長門「・・・キバ」 キョン「おう長門」 長門「あなたがキバを継ぐもの?」 キョン「そうらしい」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:27:08.17 ID:R16/X57r0 古泉「まあ正直声優ネタですよね」 キョン「ウェイクアップとかも出来るんだぞ」 長門「見せて」 キョン「よーし」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:27:55.48 ID:R16/X57r0 キョン「ウェイクアーップ」 古泉「今思ったらキバ自体の声は彼ではなかった気がします」 長門「些細な問題」 キョン「見てろよ」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:28:43.31 ID:R16/X57r0 みくる「なんか急に暗くなっちゃいましたね」 キョン「朝比奈さん、いいところに来ました」 みくる「キョンくんがキバに」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:30:12.74 ID:R16/X57r0 古泉「ここで疑問なのですが、その力を何に生かすおつもりでしょうか?」 キョン「そりゃあ、神人を倒したり宇宙人を倒したりするさ」 古泉「その役割は既に僕と長門さんが担っています」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:31:12.36 ID:R16/X57r0 古泉「あなたが手に入れたその力も、きっと涼宮さんが望んだものなのでしょう。 まあ、おそらく声優ネタですが、それにはきっと意味があります」 キョン「考えてもみなかったな」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:32:04.80 ID:R16/X57r0 古泉「涼宮さんはきっとあなたにヒーローになることを望んだのです」 キョン「荷が重いな」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:32:54.38 ID:R16/X57r0 キョン「それにしても何で2〜3行ずつ投下するんだ?」 古泉「少しでもスレッドが伸びているように見せかけるためです」 キョン「伸びない感じするもんなこのネタ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:34:21.23 ID:R16/X57r0 キョン「で、俺はどうすりゃいいんだ?」 古泉「簡単です。涼宮さんを襲う悪から彼女を守ればいいのです」 キョン「待てよ。そんなことしたらあいつは『この世界に変身ヒーローが居る』とか認識して、 なんか大変な事になるんじゃねえのか?」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:35:23.64 ID:R16/X57r0 古泉「また夢オチに持っていけばいいのです」 キョン「なんと無茶な」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:46:02.66 ID:R16/X57r0 キョン「まあそれは良いとしよう。 その悪はどこにいるんだ?」 古泉「既に我々機関が根回しを済ませてあります」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:47:37.47 ID:R16/X57r0 キョン「なるほど。機関の連中が着ぐるみか何かを着こんで俺と八百長試合をするってわけだな」 古泉「涼宮さんが着ぐるみで騙せるとお思いですか? 彼女に『これは夢だ』と納得させることが出来るほどのリアルさがないといけません」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:48:40.94 ID:R16/X57r0 キョン「ん?どうするんだよ。まさかお前達怪人でも作ってたりするのか?」 古泉「機関はそのような組織ではありませんよ。まあある意味僕は怪人ですがね」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:49:22.78 ID:R16/X57r0 キョン「もったいぶらず早く言え」 古泉「はい、わかりました。実を言うとですね」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:50:06.60 ID:R16/X57r0 古泉「この世界にはファンガイアが存在します」 キョン「えええ」 ※ファンガイアとは 仮面ライダーキバに出てくる怪人だよ☆ モンスターの一族なんだ☆ 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:51:21.28 ID:R16/X57r0 古泉「涼宮さんがヒーローとセットでそれを望んだのですから、不思議ではありません」 キョン「アレか、ハルヒはこの年になってキバを観ているのか」 古泉「あなたも見ているじゃないですか」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:53:17.39 ID:R16/X57r0 キョン「お前も何気に詳しいじゃねえかよ」 古泉「涼宮さんが興味を示すものは全てチェックしなくてはなりませんからね。 去年は危うく時の列車が出現するところだったんですよ」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:54:58.10 ID:R16/X57r0 キョン「ところだった、って事は食い止められたんだな」 古泉「何度も言いますが涼宮さんは意外と常識人ですからね。 創作物と現実の境界線は案外しっかりしています」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:55:47.84 ID:R16/X57r0 キョン「じゃあ、何で今度はキバとファンガイアがセットで登場してしまったんだ? おかしいじゃねえか」 古泉「原因はあなたにあります」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:57:21.99 ID:R16/X57r0 キョン「俺?言っとくが俺はあいつとキバトークをした事は無いし、見てる事も隠してるつもりだぞ。 馬鹿にされると思ってたからな」 古泉「はい、彼女はあなたがキバを観ている事は知りません。 あなたの行動に問題があったわけではないのですよ」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:58:09.26 ID:R16/X57r0 キョン「だーかーら、お前は結論から先に言えないのかよ?」 古泉「これは失礼。原因はただ一つ、あなたの『声』ですよ」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 17:59:47.02 ID:R16/X57r0 キョン「はあ?」 古泉「先ほどから声優ネタ声優ネタ言っているように、あなたの声はキバの登場人物である 『キバットバット三世』殿に酷似していますね」 キョン「偶然だろ。まあ自分でも似てると思ってたが」 古泉「涼宮さんも同じ事を考えていたのですよ」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:01:01.88 ID:R16/X57r0 古泉「あなたの声がキバット殿に酷似していた事から、彼女の境界線は危うくなってしまったのです。 無意識のうちにね、つまりはキバット殿とあなたを同一視してしまったのですよ」 キョン「なんて奴だ。俺はあんな小さいコウモリじゃねえぞ」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:02:48.51 ID:R16/X57r0 古泉「涼宮さんもそう思ったようですね。 結果、あなたは『キバット』でなく『キバ』の力を得ました」 キョン「なんでだ?あいつなら俺をコウモリにするくらいやってのけそうだが」 古泉「単純に、彼女はあなたに『カッコいいヒーロー』に変身してほしかったのですよ」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:04:53.68 ID:R16/X57r0 キョン「えー」 古泉「結果として、あなたはキバの力を得てしまったのです。そうとしか思えないでしょう」 キョン「・・・まあそれは仕方ない。さっきの続きだ。ファンガイアが実在するって?」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:11:44.81 ID:R16/X57r0 古泉「そうなのです。彼女も、ヒーローが存在するだけでは意味がないと思ったのでしょうね」 キョン「まあ確かにそうだが。ヒーローは単体では人類の脅威だもんな」 古泉「まさにその通りですね。どんなヒーローも、同レベルの敵が存在して初めてヒーローなのですよ」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:13:34.78 ID:R16/X57r0 キョン「で、何だ。ファンガイアには既に根回ししたんだろ?よく交渉できたな」 古泉「それはもう、大変な交渉でした。数人ケガ人が出ましたからね」 キョン「八百長なんだろ?だったら着ぐるみとそう大差ねえな」 古泉「いえ?ガチバトルですが?」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:14:32.95 ID:R16/X57r0 キョン「・・・は?」 古泉「根回し、というのは『彼らに涼宮さんを狙わせる』ためのものです」 キョン「お前・・・それって、俺もハルヒも死ぬ可能性があるじゃねえか」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:15:42.68 ID:R16/X57r0 古泉「大丈夫です。 機関の者が何人も護衛についていますし、長門さんも協力してくれるそうです」 長門「キバって行く」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:17:03.69 ID:R16/X57r0 キョン「じゃあ安心かも知れねえが・・・ 俺がガチのファンガイアに勝てなかったらどうするんだ?」 古泉「その際にも、長門さんが何とかするそうです。 幸い、キバの劇中に便利な設定がありますからね、涼宮さんが好みそうな」 キョン「・・・?」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:18:46.44 ID:R16/X57r0 古泉「さて、この作戦の決行は今日の午後八時。涼宮さんが近所の少年の家庭教師をした帰り道です」 キョン「今が昼休みだから・・・あと八時間もねえのか」 古泉「これが失敗したらまずいですよ」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:19:34.21 ID:R16/X57r0 古泉「それこそ、モンスターやヒーローがウヨウヨする世界になりますからね」 キョン「・・・まあ、倒せばいいんだろ?」 古泉「それが、そういうわけにもいかないんですよ」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:22:26.49 ID:R16/X57r0 キョン「どういうことだ?」 古泉「先ほども言った通り、涼宮さんにはこの件を『夢』と勘違いして頂く必要があります。 そのためには彼女に絶大なインパクトを与え、これを現実と思わないようにする必要性があります。 その辺の記憶をぼかすために危険性の高い夜を選んだのですから。 そしてもう一つ必要な事。 それは彼女に適度な恐怖を与えることです。 理由は単純、彼女がこのような事を二度と望まないためです。 特に危ない目にあわずにヒーローが現れても、彼女にとっては面白いだけですから。 ある程度まで彼女を窮地に追い込んでから、颯爽と登場し、変身して下さい」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:23:49.93 ID:R16/X57r0 キョン「あいつの目の前で変身するのか?」 古泉「それも重要なのです。あなたがキバである、という事を印象付けることに意味があります」 キョン「はあ・・・まあわかった。長門がサポートしてくれるなら負ける事もあるまい。 キバって行くぜ」 長門「行くぜ」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:24:34.31 ID:R16/X57r0 古泉「・・・で、いつまであなたは変身しているのですか?」 キョン「忘れていた」 長門「変身解除しない方がカッコいい」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:26:00.10 ID:R16/X57r0 古泉「そろそろ涼宮さんが食事を終えて学食から帰ってきます。 部室にキバがいる、なんて事がバレたらこの作戦、台無しですよ」 キョン「わかったよ」 キューン 長門「えー」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:27:29.41 ID:R16/X57r0 ハルヒ「たっだいまあ!」 古泉「なんというタイミング。この作戦、成功しますね」 ハルヒ「作戦?何の?」 古泉「明日の球技大会の話です。 敵が突っ込んでくるタイミングを涼宮さんの入ってくるタイミングに見立てて カウントダウンをしていたら、見事に的中しまして」 キョン「もっとわかりやすく誤魔化せねえのか」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:29:11.82 ID:R16/X57r0 午後5時 ハルヒ「今日はあたし、用事があるからこれにて本日の営業終了!」 キョン「古泉、八時だろ?」 古泉「ええ。八時に○×に居て下さい。僕と長門さんが迎えに行きますので」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:30:42.59 ID:R16/X57r0 キョン「じゃあな、ハルヒ」 ハルヒ「バイバーイ」 古泉「どうします?一度帰りますか?それとも僕と一緒に居ますか?」 キョン「いや、家でキバのDVD観てアクション研究してくる」 長門「それなら私の家でやるといい」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:31:47.89 ID:R16/X57r0 キョン「そうさせてもらうわ」 古泉「僕もご一緒してよろしいでしょうか」 長門「・・・」 古泉「いえ、よく考えたら僕も準備がありました。ではまた後で」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:32:38.20 ID:R16/X57r0 午後5時40分 長門「違う。もっと手首を固定して」 キョン「難しいもんだな」 ピロリロリロ キョン「ん?電話?」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:33:27.22 ID:R16/X57r0 キョン「古泉からだ」 ピッ キョン「どうした?何か言い忘れか?」 古泉「大変な事が起こりました。涼宮さんがファンガイアに襲撃されています」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:35:11.08 ID:R16/X57r0 キョン「何っ!?」 古泉「ファンガイアが協定を破りました。今、機関の者が急いで現場に向かっていますが、このままでは間に合いません。 迂闊でした、充分考えうる事態だったのに・・・」 キョン「お前は近くにいるのか?」 古泉「はい。というか目の前に居ます」 キョン「いつの間に入ってきた」 長門「不法侵入」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:36:12.65 ID:R16/X57r0 古泉「戦って下さい。 キバとして、ファンガイアを倒すんです」 キョン「ああ、わかった。そもそも機関の助けが無くても長門がいてくれたら何とかなりそうだし」 古泉「それが、そういうわけにもいかないんです」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:38:24.42 ID:R16/X57r0 キョン「あ?」 古泉「機関の者は涼宮さんが発生させる閉鎖空間を即座に消滅させなくてはなりません。 つまり、このままでは大規模な閉鎖空間が生まれ、世界は消滅します」 キョン「なんだそりゃ・・・!」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:40:16.55 ID:R16/X57r0 古泉「最早、適度な恐怖を与えるとか言っている場合ではないですね。 ファンガイアを即刻始末する必要があります」 キョン「・・・とにかく現場に行こうぜ!」 長門「了解。キャッスルドラーーーン!!!」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:40:45.15 ID:R16/X57r0 キョン「まさか長門の部屋がキャッスルドランに変形するとは思ってもみなかったぞ」 長門「ロマン」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 18:58:26.42 ID:R16/X57r0 キョン「あれ?朝比奈さんいつの間に?」 みくる「わ、私もわかんないんです。急にここに呼ばれて・・・」 古泉「・・・まさか」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:01:23.02 ID:R16/X57r0 キョン「着いたみたいだな。よし、出るぞ皆」 長門「・・・不可能」 キョン「はあ?」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:03:27.21 ID:R16/X57r0 古泉「最悪の事態です。あなたを除く我々三人はここに幽閉されてしまいました」 キョン「どういうことだ?」 長門「涼宮ハルヒは、我々三人をガルル、バッシャー、ドッガと同一視している」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:05:21.34 ID:R16/X57r0 古泉「彼らは劇中において、このキャッスルドランに幽閉されています。 それと同じ現象が今ここに起こってしまったのです」 キョン「何で急に!?」 古泉「涼宮さんがファンガイアに襲撃された事により、境界線が完全に崩壊したのでしょうね。 それは承知の上だったのですが、このままでは修正もままなりません。 閉鎖空間も発生しています」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:06:08.39 ID:R16/X57r0 キョン「・・・つまり」 古泉「そうです。あなたは機関の助けも長門さんの力も借りられず、一人で戦うのですよ」 キョン「マジかよ・・・」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:08:12.29 ID:R16/X57r0 ハルヒ「っ!」 ファンガイア「逃げるな!」 ハルヒ「あんた、ファンガイア?まさか居るとは思わなかったわ!」 ファンガイア「死ねえ!」 ハルヒ「助けてキバー!」 キョン「おらあああ!」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:09:39.79 ID:R16/X57r0 キョンの飛び蹴りがファンガイアに炸裂した。 キョン「大丈夫か」 ハルヒ「キョン・・・?」 ファンガイア「好都合だ、お前も殺す!」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:10:31.84 ID:R16/X57r0 キョン(あー怖い) ハルヒ「キョン、逃げなさい!あんたじゃ勝てないわ!」 キョン(だろうな) キョン「・・・ハルヒ」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:11:30.21 ID:R16/X57r0 キョン「俺は死ぬかもしれん。 だが、そんなの無かったことにしてくれよな。お前なら出来るだろ?そんくらい」 ハルヒ「何言ってんの!?いいから逃げるわよ!」 キョン「いや、俺はあいつと戦わなきゃいけない」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:12:24.10 ID:R16/X57r0 キョン「古泉が苦労して作り出した戦いだ。 ここで逃げるわけにゃいかねえんだよ」 ハルヒ「キョン・・・?」 キョン「・・・変身」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:14:32.74 ID:R16/X57r0 キュインキュインキュイーンガシャーン ハルヒ「・・・キョン?」 キョン「キバって行くぜ!」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:18:09.36 ID:R16/X57r0 ファンガイア「そうか、貴様がキバか!」 キョン「おりゃああ!長門に教わった連続パンチ!」 ファンガイア「効かんわ!」 キョン「何こいつ硬っ」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:22:08.47 ID:R16/X57r0 キョン「ぐあっ!」 ハルヒ「キョン!」 ファンガイア「弱いな!それでもキバか!」 キョン「ぐっ・・・やっぱ俺一人じゃ無理なのか!」 (聞こえますか?) キョン「!」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:25:13.54 ID:R16/X57r0 (良かった。長門さんに力を借りて電波を送ったのですよ) キョン「古泉か」 (戦況はあまりよろしくないようですね) キョン「うるせえ、こちとら一般の高校生だぞ」 (さて、その状況を打開する手段があります。 先ほど僕が言った『便利な設定』を使う手段です) 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:26:28.19 ID:R16/X57r0 キョン「・・・教えろ」 (涼宮さんは、我々三人とガルル、バッシャー、ドッガという劇中の登場人物を混同しています。 これを有効活用するんですよ) キョン「・・・なるほど」 キョン「古泉マグナムッ!」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:30:43.19 ID:R16/X57r0 パラパラッパー♪ 古泉「おや。お呼びがかかったようですね」 長門「・・・ズルイ」 みくる「頑張ってください」 古泉「もっふ!」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:33:48.68 ID:R16/X57r0 ハルヒ「古泉マグナム!?」 キョン「この銃、お前なのか」 古泉(はい。マグナム、ね。ふふ) キョン「気持ち悪い笑い方をするな」 ハルヒ「古泉くんフォーム!古泉くんフォームよ!」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:35:31.20 ID:R16/X57r0 ファンガイア「武器だと!」 キョン「落ちろ蚊トンボ!」 ドドドドドド ファンガイア「ぐっ!」 キョン「設定通り水鉄砲だな」 古泉(マグナムから水ね。ふふ) 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:37:47.08 ID:R16/X57r0 キョン「・・・やっぱお前を武器にするのは気持ちの悪いものがあるぞ」 古泉(これは失敬) ファンガイア「今だ!」 キョン「うおっ!」 ハルヒ「ファンガイアがキョンの懐に飛び込んだ!」 古泉(困りましたね。このレンジでは銃は意味を成しませんよ) キョン「だろうな!」 キョン「朝比奈さんセイバーッ!」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:39:02.43 ID:R16/X57r0 ピーーーッ! みくる「え?わ、私ですか?」 長門「・・・ずるい」 古泉「バトンタッチです、朝比奈さん」 みくる「えー!?」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:40:41.32 ID:R16/X57r0 ハルヒ「みくるちゃんフォーム!」 キョン「すみません朝比奈さん、何か勢いで・・・」 みくる(あ、気にしないで。頑張るから) キョン「はい。おらあ!」 ファンガイア「ぐっ!中々野性的な動きだ!」 ハルヒ「みくるちゃんにしてはやるじゃない」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:41:53.13 ID:R16/X57r0 キョン「朝比奈さん、大丈夫ですか?」 みくる(振り回されすぎて気持ち悪くなってきました・・・) キョン「いかんこりゃ限界だわ」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:42:26.75 ID:R16/X57r0 キョン「 長 門 ハ ン マ ー !」 ブーンブーン 長門「・・・来た」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:43:57.66 ID:R16/X57r0 ハルヒ「有希フォーム!最強の有希フォームよ!」 キョン「紫ってとこが共通してるんだな」 長門(さあ) キョン「おりゃああ!」 ファンガイア「重い!一撃が無闇に重い!」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:44:44.62 ID:R16/X57r0 キョン「グダグダになってきたからケリを付けるぜ! おりゃあああああああああ!!!」 ファンガイア「死ぬううう!」 ドカーン ハルヒ「やったわ!キバが勝ったわ!」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:45:57.20 ID:R16/X57r0 キョン「・・・古泉よ、聞こえるか?」 古泉(はい) キョン「これ、どう夢ってことにすればいいんだろう?」 古泉(いえ、もう成功してますよ?) キョン「?」 古泉(だって、これはあなたが見ている夢なのですから) 完 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/11(土) 19:48:07.41 ID:R16/X57r0 お粗末様でした