ハルヒ「おかえり。」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:03:35.69 ID:aYrreQmpO 私は知らなかった、でも、今は知ってる。 みくるちゃんの事も 古泉君の事も 有希の事も… そしてキョンの事も、私はみんなに迷惑ばっかりかけてたわね。古泉君は私の精神治療、有希はキョンを助けてくれた…みくるちゃんには…いろいろ助けてもらったわ。 そしてキョンは私を助けてくれた。 キョン、私もう迷わない、戸惑わない、素直に言いたい 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:07:38.24 ID:aYrreQmpO キョン「おいハルヒ、なに思いふけった顔してんだ?変な事をまたやらかすのか?」 ハルヒ「………え」 キョン「聞いてなかったのか…何を考えてたんだ?」 ハルヒ「あ…なんでもないわよ、明後日キョン暇?」 キョン「ああ」 ハルヒ「あっそ、じゃあいつもの店で待ってるわよ?10時ね、遅れたら罰金よ!」 キョン「わかったから、ネクタイを掴むなよ…苦しい」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 11:11:31.67 ID:aYrreQmpO ハルヒ(……うん、言えるハズ、大丈夫) キョン「じゃ、今日は帰るぞ?妹が家で一人だからな」 ハルヒ「わかったわ、気をつけて帰りなさいよ!?」 キョン「わかってる、もう死にたくないからな」 ハルヒ「……」 キョン「じゃあな」 ハルヒ(部室をかたずけたら私も帰ろう、キョンに追いつければいいんだけど) 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 11:13:36.14 ID:aYrreQmpO キョン(ふう、今日はやけに疲れたな…ま、いろんな事で体がパニックになってんだろうが) ?「キョン」 キョン「…ん?」 ?「ふふ、奇遇だね」 キョン「佐々木か」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 11:17:57.65 ID:aYrreQmpO キョン「何してたんだ?」 佐々木「僕はカンがするどいんだ、そろそろキョンがでてくるって思ってね」 キョン「わざわざ待ってたのか、ご苦労だな」 佐々木「暇かい?」 キョン「あいにく今日は家に帰らなきゃいけないんだ」 佐々木「じゃあ家まで一緒に行くとしようか、それならいいだろう?」 キョン「ああ」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 11:20:24.92 ID:aYrreQmpO 佐々木「ちょっと言いかい?」 キョン「なんだ?」 佐々木「久しぶりだね、こうやって帰るのは」 キョン「ああ、そうだな」 佐々木「僕はね、何故かもう君と一緒に歩けないって思ってたんだ、なにか嫌な予感でさ」 キョン(カンが…鋭い……か) 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:23:29.06 ID:aYrreQmpO キョン「なんでそう思ったんだ、不吉だな」 佐々木「なんとなく、これじゃ駄目かい?駄目なら僕は他に言葉が見つからないな」 キョン「駄目って訳じゃないさ、その気持ちはわかる」 佐々木「さすがキョン、理解が早くて助かるよ」 キョン「そいつはどうも」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:27:00.16 ID:aYrreQmpO 佐々木「……ちょっと思ったんだ」 キョン「ん?」 佐々木「僕はね、また君と一緒に喋りながら帰りたいって」 ハルヒ(あ、キョン…と佐々木さん?何してるんだろ) キョン「佐々木、それは厳しいぞお前が来るにもだいぶ時間が掛かる。なにより佐々木らしくないな」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:30:18.72 ID:aYrreQmpO 佐々木「相変わらず」 キョン「何だ急に…俺は自分では随分変わったと思うんだが」 佐々木「キョンらしいね、まだ気付かないのかい?」 ハルヒ(…ちょっと聞こえ辛いわね…もう少し近くで) キョン「……?」 佐々木「僕が君に好意を抱いているって事さ」 ハルヒ(………!?) 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:34:43.67 ID:aYrreQmpO キョン「……どうして俺なんだ?…お前の学校にもカッコイイ男の一人や二人いるだろ?」 佐々木「いたとしても、彼等は君じゃない違うかい?」 キョン「………さ」 佐々木「待ってくれキョン、今から君のいうことを当てよう」 キョン「……」 佐々木「保留でいいか?」 キョン「当たりだ…なぜそう思う」 佐々木「くっくっく、カンがいいと言っただろう?」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:43:05.88 ID:aYrreQmpO ハルヒ(……帰ろう、キョンならきっと大丈夫……信じてるから) キョン「佐々木、もう家につく、またな」 佐々木「返事を待っているよ」 キョン「……」 佐々木(常識の世界を歩いた私、非・常識の世界を歩いた彼女、どっちが重いのか) 佐々木「結果が教えてくれるさ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:46:25.17 ID:aYrreQmpO キョン「ただいま」 妹「あ、キョン君だ〜お帰りなさ〜い…シャミセンと遊ぼ〜」 キョン「悪いな、ちょっと一人にさせてくれ」 妹「む〜、じゃキョン君の晩御飯は?」 キョン「ああ、気が向いたら行くさ」 妹「は〜い、いこ?シャミセーン」バタバタバタ 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:49:55.49 ID:aYrreQmpO キョン「………佐々木か、まさか佐々木がな……疎くて悪かったな」 キョン(返事か…もう決まってはいるんだ、しかしどうすればいいんだよ……) キョン(古泉……は無し、長門は無関心だな……朝比奈さん………も駄目っぽいな…すみません朝比奈さん貴女は悪くありません) キョン(はぁ…) 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:53:47.56 ID:aYrreQmpO 翌日 ハルヒ「キョン!しゃっきりしなさい!うじうじ歩くな!ビシッとよビシッと」 キョン「朝から元気だな……お前の声で脳細胞が100は死んだ」 ハルヒ「なにいってんの!?さっさと教室に行くわよ!」 キョン「わかったから引っ張るな」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 11:56:14.11 ID:aYrreQmpO キョン(眠い、夕べは寝れなかったからな……)うとうと ハルヒ「………」 キョン(寝るか………zz) 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:09:59.00 ID:aYrreQmpO 放課後 キョン「ふ…わぁぁあ、ああ、よく寝たな…さて、部室にでもいくかな」 ハルヒ「今日は私、部室に行かないから帰るなり好きになさい、じゃあねキョン」 キョン(……?珍しい、ハルヒが来ないとはな、部室……ま、行くだけ行くか) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:12:31.25 ID:aYrreQmpO トントン みくる「はぁ〜い」 ガチャ キョン「どうも朝比奈さん、今日はハルヒ来ないらしいんで自由だそうです」 みくる「ふぇ、そうなんですかーあ、お茶いれますね〜」 キョン「いつもすみません」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:44:56.13 ID:aYrreQmpO みくる「はい、お茶です」コト キョン「ありがとうございます」 みくる「…いろいろな事がありましたね」 キョン「ええ、あの時はまた朝比奈さんのお茶が飲めるなんて思ってなかったですし……」 みくる「?」 キョン「ハルヒが来てくれて本当に嬉しかった」 みくる「わたし達はキョンが戻って来た時は嬉しかったです…わたしは泣いてぐちゃぐちゃでしたけど……あはは」 キョン「いい思い出ですよ、これは普通じゃ味わえない…SOS団には感謝してますよ。もちろん朝比奈さんにも」 みくる「うふふ、ありがとうございます」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:47:41.16 ID:aYrreQmpO キョン「ところで古泉や長門はいったいどこに?」 みくる「委員会の何かって言ってましたよ」 キョン「そうなんですか、わざわざすみません」プルルル キョン(ん?ハルヒから…) キョン「もしもし」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:54:43.66 ID:aYrreQmpO ハルヒ「キョン!今から1番近い公園に来なさい!以上」プチッ キョン「うわ、だったらメールにしてくれよ…心臓に悪い」 みくる「涼宮さんですかぁ?」 キョン「ええ、呼び出されたんで少し行ってきます」 みくる「はーい、いってらっしゃーい」 キョン(なら自由とか言うなよな……せっかくの朝比奈印しのお茶を堪能しようと思っていたのに) 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:57:01.98 ID:aYrreQmpO キョン(長門がいなかったら学校や家は大パニックだったんだろうな…)トコトコ キョン(ゾンビだの幽霊だの言われたくないしな)トコトコ キョン(まったく長門さまさまだぜ) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 12:59:50.59 ID:aYrreQmpO ハルヒ(………まだかしらね…………………………遅い…) キョン「よう」 ハルヒ「よう、じゃないわよ!こっちは真剣なの!わかった?」 キョン(いつも真剣過ぎてわからねぇよ) ハルヒ「で、あんたに言いたい事があるわけ」 キョン「いきなりジュース買ってこい、とか言ったら帰るぞ」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:04:08.12 ID:aYrreQmpO ハルヒ「……一時の気の迷いよ」 キョン「は?」 ハルヒ「なんでもない!明日、相当な覚悟を決めて来なさい!わかった!?」 キョン「分かったが…それだけか?」 ハルヒ「今はね、じゃ私は帰るわ!ついてこないでよね!」 キョン(……ついていかねぇよ、朝比奈さんに行ってきますっていったからな) キョン(ま、明日は覚悟するのは認めよう、何が起きてもいいように) 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:10:43.99 ID:aYrreQmpO ハルヒ(き…緊張する……ちゃんと了承も得たし……うん、後はキョンが決めて) ハルヒ(………ちょっと怖い) 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:14:55.65 ID:aYrreQmpO キョン「帰りました」 みくる「お帰りなさーい、お茶です」コト キョン「いただきます」グビッ 古泉「美味しそうな顔ですね」 キョン「複数の意味の中で最悪の意味を思い浮かべてしまったぞ古泉、謝れ」 古泉「すみません、僕が言いたいのは」 キョン「わかってるから言わなくていい」 古泉「わかっていますとも」ニコニコ 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:19:07.14 ID:aYrreQmpO キョン「ごちそうさまでした」 みくる「あ、はぁーい」 キョン「ま、お前と話すのも、それなりにだな」 古泉「お褒めの言葉として受け取っても?」 キョン「ああ、まんざらじゃない内容はくだらないがな」 古泉「光栄ですよ、どうです?チェスでも」 キョン「懲りないやつだ」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:21:55.85 ID:aYrreQmpO 古泉「…ふふ、チェックメイト」 キョン「………まさか、な」 古泉「あなたがいない間、一応練習をしていたんです。あなたが帰って来る事を信じて……ね」 キョン「……ふん、もう一戦やるか」 古泉「望むところです」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:26:22.64 ID:aYrreQmpO キョン「チェック」コト みくる「………ふぇ」ジー 古泉「む、そうきましたか」コト みくる「………わぁ」ジー キョン「嫌なところに逃げやがって…しかし……」カツ みくる「……?」ジー 古泉「おっと……これはこれは」 キョン「クイーン×2だ、さあどうする」 みくる「……」ジー 古泉「…………これは参りましたね、ピンチです」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 13:31:58.67 ID:aYrreQmpO キョン「チェックメイトだ」 みくる「ぷはぁ〜」 古泉「お見事、完敗でしたね」 キョン「朝比奈さん、チェスわかるんですか?ずっと見てましたけど」 みくる「あ、王様を兵隊さんが守るって事は知ってます。王妃様、強くてびっくりです」 古泉「僕が少し教えたんですよ、なんならやってみますか?」 キョン「朝比奈さん、やりましょうよ」 みくる「手加減してくださいよ?」 キョン「出来るかぎりがんばります」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:20:57.44 ID:aYrreQmpO 長門「…………」ペラッ 古泉「長門さん」 長門「…………」 古泉「今のこの空気こそSOS団だと思いませんか?」 長門「…………」 古泉「まあ今は涼宮さんがいませんが、僕はこのひと時がたまらなく好きなんです」 長門「………そう」 古泉「長門さんはお嫌いですか?」 長門「…………いい」 古泉「大切にしましょう」 長門「………」コクッ 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:51:11.05 ID:aYrreQmpO キョン「さて、日も暮れて来たので帰りますか」 みくる「そうですね、結局キョン君には勝てませんでした」 キョン「いえいえ、俺も苦戦でしたよ、またやりましょう」 みくる「はい、じゃあわたしは着替えるので」 キョン「わかりました。お先に失礼します。古泉も帰るぞ」 古泉「ええ」 キョン「長門は?」 長門「もう少し」 キョン「わかった、またな」 長門「また」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:39:54.57 ID:aYrreQmpO キョン「古泉、おでんでも買って帰るか」 古泉「ふふ」 キョン「何がおかしい、気持ち悪い笑いはやめろよ」 古泉「いや、いかにも普通の高校生と言う感じで」ニコニコ キョン「そうだな、こう言うのもわるくないだろ」 古泉「ええ、やっと普通の高校生になったんです。僕の願いが一つ叶ったと、喜ばしい」 キョン「しかしそれはそれで少し寂しいがな」 古泉「なら長門さんに頼んでみては?」 キョン「遠慮しておく」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:43:02.48 ID:aYrreQmpO いらっしゃいませ キョン「なるべくデカいヤツをとってコスト削減するぞ」 古泉「これなんか、いかがでしょう」 キョン「悪くない、キープだ」 古泉「了解です」ニコニコ キョン(本当に楽しそうだな、よかったな古泉) 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:50:34.74 ID:aYrreQmpO ありがとうございました キョン「よし、どっかで座って食うか」 古泉「はい、そうしましょう」 キョン「古泉」 古泉「なんでしょう」 キョン「その口調で疲れないか?」 古泉「とんでもない、僕からこれを取ったら古泉一樹では無くなってしまいます」 キョン「ならいい」 古泉「僕はこの喋り方に誇りをもっておりますので」 キョン「はは、変な誇りだな」 古泉(彼が笑いを…素晴らしい世界になったものです) キョン「男二人でだべりながら食うのも悪くない」 古泉「まったくです」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:52:33.65 ID:aYrreQmpO キョン「くったくった、んじゃ帰るか」 古泉「ええ、今日はありがとうございました」 キョン「ああ」 古泉「では」 キョン「じゃあな」 キョン(帰る…か) 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 15:49:12.66 ID:jSENYF5KO キョン自宅 キョン「風呂に入るか」 妹「あ〜キョン君、あがったら教えて〜」 キョン「ああ、わかったから向こうにいってなさい」 妹「はぁ〜い」タッタッタッ キョン「……ふう」 ポチャン キョン「ちとぬるいな…」 キョン(日常か、悪くないな) 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 15:51:59.67 ID:jSENYF5KO キョン(明日ハルヒの奴は何をするんだいったい…覚悟か、とんでもない事をしでかすんだろうな) キョン(………もうお前には力がないんだ、ほどほどにしといてくれよ) キョン(もうあがって寝よう、明日が怖いからな) 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 15:55:14.27 ID:jSENYF5KO キョン「おい、あがったから次入りなさい」 妹「は〜い」トコトコトコ キョン(俺の部屋に無断で入るのをそろそろやめてくれ、我が妹よ…) パチ キョン「さて、今日も終了だ…………zz」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16:07:37.80 ID:jSENYF5KO ハルヒ『この中に宇宙人・未来人・異世界人・超能力者がいたら、あたしのとこへ来なさい 以上!』 長門『対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、それが私』 みくる『私はこの時代の人間ではありません、もっと未来から来ました』 古泉『そうです、超能力者なんですよ』 キョン『は?みんないまさらなにを−−−−』 ジリリリリ  カチ キョン「………はは」 キョン「なんつー夢だ、懐かしいな」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 16:11:03.47 ID:jSENYF5KO キョン「……よし、準備も出来た。今日は早めに行ってハルヒを驚愕させてやるか、楽しみだな」 キョン「いってきます」 妹「おみやげー」 キョン「おやつくらいなら買ってきてやるぞ」 妹「ほんと?じゃわたしプリーン」 キョン「ああわかった、じゃいってきます」 妹「いってらっしゃ〜い」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16:15:54.98 ID:jSENYF5KO キョン(いつもの喫茶店、同じようで違うな…変な気分だ) ?(本当だね) ?(でしょ?あーいう奴なの) ?(キョンらしいね) ?(女の子を待たせるのがキョンらしいの?) ?(違うよ、待ち合わせより早く来たのに、1番遅い、それのことだよ) ?(そう言われればそうね) キョン(………げ) 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 16:34:02.66 ID:jSENYF5KO ハルヒ「遅い!罰金!!」 佐々木「やあキョン、遅いじゃないかくっく、」 キョン「なんで佐々木までいるんだ?さっぱりわからん」 佐々木「なかなかご挨拶だねキョン、涼宮さんから何も聞いてなかったのかい?」 ハルヒ「いってないわ、覚悟しとけって言っただけだもん」 佐々木「覚悟、うんしっくりくる」 キョン(なんのことやら、まてよ佐々木がいるって事は…) 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16:38:10.15 ID:jSENYF5KO ハルヒ「キョン!覚悟はいい?」 キョン「いきなりだな、まぁ今までの経験からしてかなり俺も度胸がついたとは思ってるが」 佐々木「涼宮さん、大丈夫そうだね」 ハルヒ「そうね、じゃ散歩にいくわよ!もちろん代金はキョンね」 キョン「俺はなんだ?歩くサイフか、なにか?少しくらい注文させてくれ」 ハルヒ「駄目!」 キョン「……はぁ」 佐々木「くっく」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 16:42:14.50 ID:jSENYF5KO キョン「……で、今日はなにするんだ?」 ハルヒ「聞きたいの?」 キョン「聞かなきゃわからん」 ハルヒ「じゃいうわよ」 キョン(−−−−−−予想外だ、間違いなく歴代最高のびっくりだ−) 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 16:47:06.63 ID:jSENYF5KO キョン「……すまん、もう一度言ってくれ」 ハルヒ「ちゃんと聞いてなさいよ!バカキョン!」 佐々木「……」 ハルヒ「この前、佐々木さんがあんたに告白したでしょ?それ、返事は?」 キョン(……見てたのか、だから佐々木がいたわけか…なんだコレは、閉鎖空間よりも居心地が悪い) ハルヒ「なっさけないわねぇ…じゃ私からも言わせてもらうわよ!?」 キョン(……人生最大のサプライズが今日で二つもでやがった、………頭が真っ白だ……) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16:51:08.54 ID:jSENYF5KO ハルヒ「気の迷いよ、でもね、これは一時の気の迷いなんかじゃなくて……そう、永遠よ」 佐々木「さあキョン、舞台は揃った。君の答えを聞かせてくれないかな?」 キョン(驚愕したのは逆に俺だったか、非日常を送った俺が驚愕してるんだ。これは……ただ事じゃない) キョン「今日…か?」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16:56:05.15 ID:jSENYF5KO ハルヒ「あ、あったりまえよ!………じゃなきゃ私達がここにいる訳ないじゃない!」 キョン(体が熱い…もう寒い季節だってのに真夏か?佐々木の顔も赤い、ありえない事にハルヒも) 佐々木「キョン?大丈夫かい?……聞かせてほしい、キョンの答えを」 ハルヒ「ここで逃げたら捕まえてぶん殴るわよ?…私達は目を閉じてるから……」 キョン「………」 ハルヒ「………」 佐々木「………」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 17:01:48.12 ID:jSENYF5KO ドクン キョン(…心臓が……世界崩壊の時よりも心臓が早く、おおきく脈をうってる) キョン(……考えれば考えるほど早く、おおきく…) ハルヒ(怖い…なによりも、う〜バカキョン、いつまで黙ってんのよ!………早く) 佐々木(……結果は、考えてもしかたない…答えは時間とともにやってくる……でも、その時間がとてもゆっくり、……うん) 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 17:49:20.17 ID:jSENYF5KO キョン(……そうだな、悩む必要はないか、俺には…) キョン(俺も男だ、ここで言わなきゃ一生後悔するな、あんな事があった今だからわかる。俺の人生はすごく幸せだった) キョン「佐々木、」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 17:53:51.57 ID:jSENYF5KO ハルヒ(−−−−え) 佐々木「あ…」 キョン「佐々木、俺は迷ってられないんだ、ムカついた事もなんどかあった。しかし最後に大切な物を残してくれた奴がいる」 佐々木「………うん」 佐々木「そっか」 ハルヒ(…………) キョン「俺はハルヒといたい、あいつに−−」 佐々木「待って」 キョン「?」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 17:57:01.56 ID:jSENYF5KO 佐々木「僕のカンはよく当たる……うん、なんとなくだけど君の言いたい事はわかるんだ」 ハルヒ(……キョン) 佐々木「遅かったね、気付くのが」 佐々木「中学時代にはさっぱりわからなかった事、でもやっと知る事ができたこの気持ち……」 キョン「佐々木……」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 18:03:22.18 ID:jSENYF5KO 佐々木「どうしてだろうね、やはり運命と言うヤツだろうか」 佐々木「わかっていても、やってしまう。正直、悔しいかな」 佐々木「涼宮さん」 ハルヒ「……あ、なに?」 佐々木「………私の負け、キョンを大切にね」タッタッタッ ハルヒ「あ!待って……キョン!追いなさい!」 キョン「…だが」 ハルヒ「私はここで待ってるから、行きなさい!団長命令よ」 キョン「すまん」タッタッタッ ハルヒ「キョン、なんでかな、なんか嬉しい………でも何かスッキリしない…バカキョン」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 18:06:42.68 ID:jSENYF5KO 佐々木(これでいいんだ、悲しいけどこれで)タッタッタッ キョン「待ってくれ佐々木!」 佐々木(……キョン?ひどいな、僕を追ってくるか…) キョン「……佐々木、俺はお前になんていえばいいんだ?わからない、でも…」 佐々木「なら、僕が言うよ」 キョン「……」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 18:14:34.25 ID:jSENYF5KO 佐々木「僕はね、本当に君がほしかった。自己中心だってわかってた。それでも君といたかった。」 佐々木「遂にね、その我慢が出来なくなったんだ、だから君に会って君に言った」 キョン「………ああ」 佐々木「もう言った時から駄目だなってわかってたんだ、でも諦められないよ」 キョン「佐々木……?」 佐々木「だって『私』にはキョンしかいなかったから…本当にずっと会えないって思った時に……」 佐々木「すごい泣いた気がするんだ………ふふ、感情が出過ぎたかな………一人称が間違えたよ………変かな?」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 18:19:02.12 ID:jSENYF5KO キョン「いいんじゃないか」 佐々木「……」 キョン「佐々木、お前だって女の子なんだ『私』でいいじゃないか、それだって佐々木はかわらない、ずっと佐々木だろう」 佐々木「キョン……ありがとう、やはりキョンを好きになってよかったよ、結果がどうあれ私はとっても幸せ者だよ」 佐々木「………キョン」 キョン「……なんだ?」 佐々木「最後のわがままを聞いてくれるかい?」 キョン「ああ」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 20:46:04.67 ID:jSENYF5KO 佐々木「……手をだしてほしい」 キョン「手?」 佐々木「そう、手」 キョン「これでいいのか」スッ 佐々木「………」ギュッ 佐々木「ごめんねキョン、本来ならこんな事しちゃいけないってわかってるんだ。だけど、……お願い」 キョン「すまん…」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 20:52:31.64 ID:jSENYF5KO 佐々木「なんで君が謝るんだい?……名残惜しいけどもう平気さ、涼宮さんのところに行ってあげて、キョンから貰えるものは全てもらったからね」 キョン「………」 佐々木「ほら早く、SOS団の団員は団長をおいておくのかい?……じゃあねキョン、楽しかったよ」 キョン「ああ、俺もだ。さて、団長のところに帰還するかな」 佐々木「それでこそキョンだ」 キョン「……またな」タッタッタッ 佐々木「また…か、くっく…キョンらしいね、本当に」 佐々木(満足だったよ、君と会えてね…親友だよ) 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:01:56.03 ID:jSENYF5KO ハルヒ(………勢いで行かせちゃったけど、失敗だったかも) キョン「おいハルヒ」ゼーゼー ハルヒ「遅いじゃないバカキョン」 キョン「バカとはなんだバカとは、これでも全力で走って来たんだぞ」 ハルヒ「もういいの?」 キョン「ああ」 ハルヒ「……キョン」 キョン「なんだ」 ハルヒ「まだ言ってないわよ、ちゃんといいなさい」 キョン「………今か?」 ハルヒ「当たり前でしょ?」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:09:41.32 ID:jSENYF5KO キョン「あ〜なんだアレだ、えっとな」 ハルヒ「えっと?」 キョン「そうアレだよアレ」 バシッ キョン「ぐえっ……なにすん」 ハルヒ「バカキョン!もういいわよ、意気地無し」 キョン「……わかったよ、じゃあ言うぞ?耳かっぽじってよくきけよ、二度は言わん」 ハルヒ「………」ジー キョン「…………好きだよっ!文句あるか馬鹿ハルヒ!」 ハルヒ「文句なら大有りよ!…でも今日は許してあげるわよ、今日はね」 キョン「………俺が馬鹿みたいじゃねぇか卑怯だぞハルヒ!」 ハルヒ「ふふん、馬鹿じゃない!私はもう帰るわ!……ついてきたら」 キョン「ふん、ぶっ飛ばされてもかまわんぞ」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:16:16.17 ID:jSENYF5KO ハルヒ「な、何もまだいってないじゃない!来るなら来なさいよ、追い付けないでしょうけど」ダッ キョン「はぁやれやれ、……意地でも追い付いてやる」タッ キョン「ぐ、自分の脚には呆れた…全く追い付かん」ゼェゼェ ハルヒ「だらし無いわね、ほら腕かして。肩かしてあげるから」 キョン「普通は逆だがな」 ハルヒ「普通なんて−−」 キョン「つまらない、だろ?じゃ肩借りるからな」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:23:02.36 ID:jSENYF5KO ハルヒ「じゃ、ここまでね!またねキョン」 キョン「ああ、またな」 ハルヒ「………」 キョン「………」 ハルヒ「私も…」ゴニョゴニョ キョン「ん?」 ハルヒ「またねっていったの!」タッタッタッ キョン「………なんだよ…帰るか、精神的に疲れたしな」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:51:03.45 ID:jSENYF5KO 古泉「お疲れ様です。おくりますよ」 キョン「ああ、悪いな」 キョン(………ん?) 古泉「………」ニコニコ キョン「ぐあ…古泉……いつから−−」 古泉「もちろん最初からです」ニコニコ キョン「ななな、奇遇だな………」 古泉「先に一言いっておきますが、不可抗力です」ニコニコ キョン「…………俺、疲れてんだな、少しそこらで休むか、変な幻覚と幻聴が……」 長門「今のあなたの体に異常は見受けられない」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 21:55:53.65 ID:jSENYF5KO キョン「な……」フラフラ トン… みくる「ふぁ……あわわわ、すいませぇ〜ん」 キョン「あ、あああああ………」 古泉「不可抗力です」 キョン「………確信犯か?」 長門「偶然、古泉一樹、朝比奈みくると出会い食事に行くと決めた道中にあなたと涼宮ハルヒがいた」 キョン「あ…朝比奈さん」 みくる「ひぁっ!大丈夫です!見てません聞いてません!」 キョン(死んでおけばよかったかもしれん) 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 22:01:44.67 ID:jSENYF5KO 古泉「いいではありませんか、青春……まことに羨ましい、こうなる結果はとうの昔に思っていましたから」 キョン「なんだそりゃ…」 古泉「SOS団は涼宮さんの力の影響が消えましたが、まだ何かしらの力が残っているかもしれませんね」 キョン「はぁ……だとしたら最悪なことこの上無しだ……」 長門「……体温の上昇を確認、熱?」 キョン「長門、お前の心の強さを俺にわけてくれ」 長門「………?」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 23:11:55.65 ID:jSENYF5KO みくる「あのぅキョン君…」 キョン「なんですか朝比奈さん?笑っていいんですよ……はは」 みくる「ちがいます!告白に笑いなんてまちがってます!」 キョン「あ…すみません……」 みくる「こっちこそすみません…いきなり大声だしちゃって…、話は戻りますけど、みんなでご飯を食べにいきませんか?」 古泉「そうですね、すっきり夢中になってしまいたしたよ」ニコニコ キョン「すみません朝比奈さん、今日は帰ります」 みくる「あぅ、そうですか分かりました」 キョン「古泉、覚えてろよ」 古泉「もちろんですとも」ニコニコ キョン「やっぱ忘れろ」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/07(火) 23:14:30.64 ID:jSENYF5KO キョン「じゃ、また今度」 みくる「はぁ〜い、さよならぁ」 古泉「では」 長門「………」コクッ キョン(恥ずかしい、とてつもなく恥ずかしい、寝よう…それがいい) 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:13:31.14 ID:TAVblAuVO 翌日 プルルル キョン(なんだよ…もっと寝させてくれ……) ハルヒ「留守電にすんな!」 キョン(ああ、なんだハルヒか…朝早くからご苦労さん) キョン「……電話だったのか、かけ直すか」 妹「キョンくーん!でんわぁーハルにゃーん」 キョン(なんて奴だ、家にまで電話してくるとは……) 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:18:09.07 ID:TAVblAuVO キョン「…もしもし」 ハルヒ「電話ぐらいちゃんとでなさい!用件は今日、SOS団のクリスマスパーティーをあんたん家でやるからね!」 キョン(クリスマス…さっぱり忘れてたな、ああどうりで家の飾りがそれっぽいんだな) キョン「って俺ん家でかよっ」 ハルヒ「そゆこと、じゃあね」ガチャ キョン「あ、おいコラ!……無駄だな何をいっても………はぁ、俺は人生であと何万回くらい溜息をするんだろうな…」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:31:08.50 ID:TAVblAuVO キョン(俺の部屋でやるのか?……少しは片付けるか) ピンポーン ハルヒ「おっじゃまっしまーす!」 キョン(はやっ…早過ぎる……馬鹿かコイツは) ハルヒ「まだパジャマ?さっさと着替えなさい!だらし無いわよ!」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:34:02.28 ID:TAVblAuVO キョン(……着替えるついでに片付けてくるか) キョン「ちょっと待っててくれ、すぐ終わるから」 ハルヒ「早くね」 キョン(やれやれ、休みの日くらい休みたいぜまったく) 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:39:11.63 ID:TAVblAuVO キョン「ふう、一通りいいな…さて、ハルヒでも呼びに行くか」 ハルヒ「遅いじゃない、あ…そうだ、みんなは午後から来るらしいからわ」 キョン「ふーん、そうかそうか…ハルヒ、俺はちょっと買い物をしてくる。妹と遊んでやってくれ」 ハルヒ「わかったわ、気をつけていきなさいよ?」 キョン「ああ、わかってるさ」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 00:43:10.63 ID:TAVblAuVO ハルヒ(キョンの部屋を飾り付けてよっかな) ハルヒ「お〜い、妹ちゃーん」 タカタカタカ 妹「ハルにゃんよんだ〜?」 ハルヒ「うん、キョンの部屋をクリスマス風に飾り付けましょ」 妹「うん!わたしも手伝う〜」タッタッタッ ハルヒ(キョンと違ってとっつも素直ね妹ちゃんは…キョンにも見習ってほしいわ) 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 05:42:31.14 ID:TAVblAuVO ハルヒ「よし妹ちゃん、そっち引っ張ってー」 妹「はーい」グイ ハルヒ「ふう、ありがとうね!最後はツリーの飾り付けね」 妹「お星様つけるー」 ハルヒ「いいわよ、あっ!でも普通の星じゃなくてコレでお願いね」 妹「はーい、かっこいいー」 ハルヒ「ふふん、何たって私特製のSOS団のロゴ入りだからね」 妹「ハルにゃんが作ったの?すごーい」 ハルヒ「えへん、まあね」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 05:49:49.63 ID:TAVblAuVO キョン「ただいまー」 妹「あーキョン君が帰ってきたー」 キョン「我が妹よ、母上殿がおよびだぞ」 妹「えー、わかったー。これ私も手伝ったんだよー褒めて褒めて!」 キョン「よし偉いぞ、さあ早く行きなさい」 妹「はぁーい」タカタカタカ キョン「…本当にすげえな、俺の部屋がクリスマスになってる」 ハルヒ「頑張ったからね、当然よ!あんた何してたの?」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 05:53:41.23 ID:TAVblAuVO キョン「ん?ああ、これだ」ヒョイッ ハルヒ「わっ」ポスッ キョン「メリークリスマス」 ハルヒ「なによ、嬉しいじゃない…ありがとうキョン」 キョン「どういたしまして、まあ中身は気にすんなよ?たいしたもんじゃあないからな」 ハルヒ「うん、大事にするわ」 キョン「……」 ハルヒ「……」 キョン(不覚にも、ハルヒの笑顔に魅入ってしまった) 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 05:57:30.40 ID:TAVblAuVO ハルヒ「ねえ」 キョン「ん?」 ハルヒ「あんたはあの時の夢を覚えてる?」 キョン「夢?なんのだ」 ハルヒ「あんたと二人っきりになって、巨人が出た時のやつ」 キョン「ん、ああ、あの時は死ぬかと思ったな…朝比奈さんに長門、それに古泉からヒントをもらって…」 ハルヒ「なんで世界が戻ったかわかる?」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 06:03:40.62 ID:TAVblAuVO キョン「それはお前がそう望んだからだろ?」 ハルヒ「そうね、でもあんたってば何にもわかってないわねぇ……馬鹿すぎて泣けるわ」 ハルヒ「馬鹿なあんたに答えを教えてあげる、しゃがみなさい!」 キョン「馬鹿馬鹿言うな、しかたな−−−−−ん…!?」 ハルヒ「………コレが答えよ、夢なんかじゃ許さないんだから、わかったバカキョン?」 キョン「…………あ、ああ」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 06:07:50.47 ID:TAVblAuVO ハルヒ「……おかえり。もう離さないから」 キョン「ああ、俺もだ…もうどこにもいかん、ここにいたい」ギュッ ハルヒ「メリークリスマス、キョン……好きよ」ギュッ 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 06:10:08.49 ID:TAVblAuVO キョン「ただいま。」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        おわり キョン「終わりなんかじゃない、これが始まりなんだ」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/08(水) 06:13:06.16 ID:TAVblAuVO 保守してくれてどうもありがとうございましたー もう眠くて疲れて文やら展開やらがアレですみませんね 次書く時は頑張ります。 最後に一言 18時間労働とかふざけんな馬鹿野郎