ハルヒ「ねぇ有希、あなた誕生日っていつだったかしら」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 18:29:05.65 ID:pVybRlX+O ハルヒ「ねぇ有希、あなたの誕生日いつなの?」 有希「7日後」 ハルヒ「来週!?そういうことはもっと早く言わなきゃいけないわよ有希!」 有希「?」 ハルヒ「誕生日パーティーをしましょう!」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 18:33:13.21 ID:pVybRlX+O ハルヒ「有希!なにか欲しいものはある?なんでも買ってあげるわ!多少の無理はキョンが聞いてくれるし」 キョン「おれか!?」 ハルヒ「当たり前でしょ。あんた、有希のためになにかしてやろうとは思わないの!?」 キョン「そりゃもちろん何かしてやるよ。むしろなんでもしてやる!」 ハルヒ「よろしい!さぁ有希!なにがほしい?」 長門「特にない」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 18:37:51.52 ID:pVybRlX+O ハルヒ「有希は遠慮がちねぇ。いいわ!だったら誰が一番有希を喜ばせられるか勝負よ!」 古泉「それは素敵ですねぇ。僕も長門さんが喜ぶもの、考えてみます」 みくる「そうですねぇ。私はケーキとか焼こうかな〜」 ハルヒ「それじゃあ今日は解散!みんなよく考えて置くように!」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 18:47:41.40 ID:pVybRlX+O 長門「どうぞ」 キョン「サンキュ」 長門「おいしい?」 キョン「あぁうまいよ」 俺は今、長門の部屋に居る 今日の下校中のことだ 俺は長門に今日うちにきて欲しいと伝えられた 長門の家に来るときは大概重要な事があるので俺は多少の気構えをしてから家にきた そして初めて、いや時系列的には初めてじゃないな。 まぁハルヒがとんでもパワーを持っていると伝えられた時と全く同じ状況にいた。 まさかそこのふすまを開けたら俺と朝比奈さんが寝てるなんて事はないだろうな? 長門「あなたに聞きたい事がある」 長門がやっと本題に入ったようだ。俺はもうお茶でお腹いっぱいだ 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 18:59:30.94 ID:pVybRlX+O キョン「なぜハルヒがあれほど誕生日に拘るか?だって?」 長門「コクリ」 キョン「そんな簡単なこともわからないのか?」 長門「簡単?」 最近こいつに人間らしさを感じていたが、どうやらまだまだのようだな キョン「お前が仲間だからだ。ハルヒは団長として友達としてお前の喜ぶ顔が見たいんだよ。」 長門「仲間・・・?」 キョン「まさか今更涼宮ハルヒは進化の可能性で自分は対有機生命体ヒューマノイドインターフェースなんて言うんじゃないだろうな?」 え〜と、それに当てはめると俺は何になるんだったかな? キョン「なにも特別な事じゃない。だからお前は普通にしてればいいんだ。普通にお祝いされて普通に俺たちと騒いでればいいんだよ。」 長門「そう」 キョン「あぁそうだ。」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 19:04:43.66 ID:pVybRlX+O 長門「わかった」 キョン「そうか。さてそろそろ帰るとするよ。長居してハルヒに卑怯だと言われても困るしな」 長門「・・・そう」 あれ?なんで少し寂しそうなんだ? ・・・あぁなるほどそういうことか キョン「やっぱりもう少しいていいか?腹が減っちまって。晩飯ご馳走してくれないか?」 自分で言ってて厚かましいセリフだな 長門「わかった」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 19:12:03.02 ID:pVybRlX+O キョン「ごちそうさん。うまかったよ」 まぁレトルトのカレーとサラダだけどな。 ただ今回はキャベツだけじゃなかったな。サラダ。 キョン「さて、今度こそ帰るよ」 玄関で靴を履く。長門の靴は相変わらず小さいな キョン「じゃあな。ご飯うまかったよ」 長門「うん」 キョン「あ、そうだ」 長門「?」 キョン「反則だと思うがなにか欲しいものあるか?」 長門は少し考えて何かを言おうとしたようだ しかし 長門「あなたに任せる」 キョン「そうか。じゃあ精一杯考えてまるよ。じゃあな。」 長門「コクリ」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/30(火) 19:21:38.23 ID:pVybRlX+O 外へでて自転車に乗る あの日撤去された自転車だがなんとか戻ってきた 罰金はなかなかに痛手ではあったが、SOS団で集まればその倍は使うから大して気にはならなかった。 そういえばさっき俺は嘘を言ってしまった。 あの日と全く同じ状況と言ったが少し違っていた。 いや、大きく違っていた。 あの日の長門なら別れ際に見せたあの笑顔は無かっただろう。 他のやつなら見逃すだろう。だが俺は見逃さない。あれは笑っていた。間違いない。 長門の表情については誰より見分けがつく自信が俺にはある。 もしかすると、変わったのは長門だけじゃないのかもな・・・ 寒い。この間まではまだ明るく蒸し暑さがあったのに、今では半袖では寒く感じる季節になった 完 すまん、短いな。 即席じゃこれが限度だ。 見てくれた人、いたらサンクス それじゃあノシ