かがみ「アナベル・ガトーォォォォォォォォォォ!!!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:06:35.46 ID:ymwR+jo90 パー速避難所 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1222168679/ あらすじ コウ=かがみ みwiki殉職 以上 モンシア「ったくよぉ、何だぁこの陽気は?10月だってのに、まるで夏じゃねえか」 アデル「中尉、ここは南半球ですからね。初夏ですよ」 ベイト「なあに、こいつの頭ん中はいっつも南の島気分だよ。なあモンシア君?」 モンシア「五月蝿え!…しっかしよぉ、基地のMS部隊は何やってたんだぁ?ミサイルでも招き入れてたんかい!」 ベイト「察してやれ。2号機を奪われて今頃シーツを涙で濡らしているんだろうさ」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:09:36.56 ID:ymwR+jo90 モンシア「バニング中尉も可哀相ってもんだ。士官学校出のエリート様に一から戦闘を教えなきゃいけねえんだからよぉ」 アデル「今は大尉ですよ。それより、バニング大尉の見舞いに行かないんですか?」 モンシア「んなの後でいいんだよ、後で。簡単にくたばる人じゃねえ。それより―――居た居たぁ!可愛娘ちゃん達!」 ベイト「そうと決めた瞬間走って行く…。MS乗りとしては優秀な能力だけどよぉ」 アデル「コクピット以外の場所では迷惑なだけですね」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:14:01.36 ID:ymwR+jo90 こなた「やっとミデアが降りてきたよかがみー!」 かがみ「本当ね。何を支給してくれるのかしら…」 つかさ「あ、MSが降ろされてるよ」 こなた「どれどれ…。んー?あれはGMの改良型かな?」 かがみ「中距離支援型もあるわね。」 こなた「どのMSも見たことないなー。新型かな?」 かがみ「そうみたいね。ぱっと見、GMより高機動を得られているみたい」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:17:48.17 ID:ymwR+jo90 つかさ「あ、人も降りてくるね」 こなた「本当だー。あ、こんな時間から酒飲んでる…」 かがみ「新しいパイロットじゃない?ってこっち向かって来る…」 モンシア「へいそこの可愛娘ちゃん達ぃ!今暇なら俺とデートしようぜぇ!デ・エ・ト!」 かがみ「あはは……。遠慮しておきます。私は柊かがみ少尉と申します」 こなた「泉こなた少尉です」 つかさ「柊つかさ伍長です」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:23:06.14 ID:ymwR+jo90 モンシア「ご硬いこって!俺はベルナルド・モンシアっつーんだ。階級は中尉。ツンツンせずに仲良くしようぜ?なあ、かがみ少尉!」 こなた「中尉、かがみは好感度上げてから攻略した方が良いですよ?ツンデレですからねー」 モンシア「あぁん?ガキンチョは黙ってろぃ!」 こなた「ガ…ガキンチョ…!これでも私とかがみは同い年ですよ?」 モンシア「嘘つけ!何でお前みたいなチビっ子がかがみ少尉殿と同い年なんだ!?嘘だよなぁ!?かがみ少尉?」 かがみ「いえ、これでも本当に同い年ですよ、中尉」 モンシア「こんな背なのにぃ!?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:28:08.98 ID:ymwR+jo90 ベイト「オラオラ、そん位にしといたらどうだ、モンシア君」 アデル「着いた途端に軟派ですか、中尉」 モンシア「五月蝿え!ミデアの中じゃむさい男ばっかで気が滅入ってたんだ!こんぐらい別に良いだろうが!」 ベイト「相手の気持ちも考えてやれや。そんなんだからお前は振られてばっかりなんだよ。」 かがみ「あのー」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:33:04.33 ID:ymwR+jo90 ベイト「ん?ああ、自分はアルファ・A・ベイト中尉だ」 アデル「チャップ・アデル少尉です」 かがみ「柊かがみ少尉です」 こなた「泉こなた少尉です」 つかさ「柊つかさ伍長です」 ベイト「それじゃあな。オラ行くぞ酔っ払い!」 モンシア「一人だけ良い格好してんじゃねえよ!」 アデル「それでは」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:40:56.72 ID:ymwR+jo90 つかさ「お姉ちゃん、本当に追撃隊に志願するの?もう戦わなくても良いんだよ?」 かがみ「本当。このまま2号機が逃げ去るのを指をくわえて見てられないし」 こなた「かがみは正義感強いからねー」 かがみ「別にそんなんじゃないって」 つかさ「それにしても、危険なことに首を突っ込まなくてもいいよー。ね?」 かがみ「もう決めたの」 つかさ「あ、待ってよお姉ちゃーん」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 19:49:47.48 ID:ymwR+jo90 モンシア「おう、待てやかがみ少尉」 かがみ「は、何でしょうか中尉」 モンシア「あんた、聞いたところガンダムタイプのパイロットらしいな?」 かがみ「はい、そうですが」 モンシア「っつー事は、あんた。あのソロモンの悪夢と渡り合ったって事か。」ニヤニヤ 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:03:17.12 ID:ymwR+jo90 かがみ「……急いでおりますので、失礼します」 モンシア「おーおー、俺みたいな酔っ払いとは話す口を持たねえってか。」 かがみ「いえ、そんな事は」 モンシア「ま、もっとも怖くて岩陰に隠れてただけかもしれんけどな?」 かがみ「バニング大尉や二ナさんに助けられたんです。私一人なら、今頃―――」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:16:53.69 ID:ymwR+jo90 モンシア「ほほう?今頃、なんだい」 かがみ「やられて…やられていました」 モンシア「大尉に大した信頼してんなぁ!そんなに大尉が好きかねぇ!?」 ベイト「こらこらモンシア君。そこら辺にしといたら―――」 二ナ「モンシア中尉?かがみさんの実力はかなりの物よ?」 かがみ「二ナさん?」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:25:06.85 ID:ymwR+jo90 二ナ「はい、これ。1号機の稼動データの分析です。初めて乗った機体とは思えないほどに乗りこなしているようね」 かがみ「いえ、そんな事…。生き延びられたのは、単純に機体の性能のおかげです」 二ナ「性能を引き出すだけでもかなりの実力がいるのよ」 モンシア「おーおー、べっぴんさんが二人も揃って!」 二ナ「貴方、さっきといい今度といい、どういうつもり?人にちょっかいばっかり出して」 モンシア「いやあニナさん。さっきの事と今の事は別ですぜ」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:33:53.96 ID:ymwR+jo90 二ナ「今はどういうつもりなの?」 モンシア「この少尉殿に、ちょっと指導しようとしてたんですよ」 二ナ「………それでも、歴戦の勇者ですか?それよりかがみさん、はい、これ」 モンシア「待ってくださいよニナさん!少尉にデータを渡したって無駄ですぜ?」 二ナ「無駄?何故ですか?」 モンシア「ガンダムに新米が乗るなんて事は無いって事ですぜ。乗るのはおそらくここにいる俺ら3人の内の誰かだ」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:41:00.73 ID:ymwR+jo90 二ナ「それは艦長の決めることではなくって?」 モンシア「万に一つにも少尉に決まる事なんて有り得ませんよ。2号機をみすみす取り逃がしたんだ。本来なら独房行きだ」 ベイト「おいおいモンシア。バニング大尉の秘蔵っ子に失礼だぜ?」 モンシア「バニング大尉も可哀相なもんだ。こんな新米ホヤホヤの嬢ちゃん達しか部下に居ないんだからよぉ!」 アデル「流石に言いすぎですよ、中尉」 モンシア「まあ、俺の部下だったら手取り足取り腰取り、MSの操縦やら何やら教えてやるのになぁ!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:50:56.69 ID:ymwR+jo90 二ナ「中尉?そこまでおっしゃる自信はどこから?」 モンシア「勿論俺の戦歴からですぜ?」 二ナ「その戦歴をどうやって証明なさるのかしら?」 モンシア「何ィ!?」 二ナ「もしかしたら、かがみさんの方が強いって事も―――」 モンシア「面白ェ冗談だ!良いだろう!勝負してやる!」 ベイト「またアイツの悪い癖が出やがった…」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 20:56:29.78 ID:ymwR+jo90 モンシア「俺と戦って、もし少尉が勝ったら1号機のパイロットとして推薦してやる!俺が勝ったら―――」 二ナ「貴方が勝ったら?」 モンシア「そうさなぁ、俺の彼女として、昼も夜もMSの指導をしてやろうか。どうだ?勝っても負けても魅力的な提案だろう?」 二ナ「貴方って人は……」 かがみ「やります。やらせて下さい!」 こなた「ちょっとかがみ本気!?」 つかさ「相手はベテランさんだよ!?」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:06:32.15 ID:ymwR+jo90 モンシア「言ったなぁ?よし、ぐうの音も出ないようにしてやる!止めるなら今の内だぜ?少尉?」 かがみ「いえ、言った事は変えません」 モンシア「よっしゃ!」 二ナ「ま…待ってください!」 モンシア「少尉も了承したんだ。もう待ったは無しだぜ?」 二ナ「いえ、昨日の空爆により、少尉の機体は半壊してるんです。ですから、1号機で勝負する事を認めて下さい」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:16:47.45 ID:ymwR+jo90 モンシア「ああ、別に良いぜ。どうせ性能を出さない内に終わりだろうがな」 かがみ「ニナさん、私の機体って別に―――」 二ナ「あんな人に乗られるくらいだったら、かがみさんに乗られた方が1号機も満足なはずよ」 かがみ「あ、ありがとうございます」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:24:45.14 ID:ymwR+jo90 モンシア『噂には聞いていたが、ガンダムってのは中々壮観だなァ!』 ベイト『良いかお二人さん。ペイント弾がシールド以外の機体のどっかに付いたら終わりだ。良いな?』 モンシア『OK、とっとと始めろ!』 かがみ「OKです!」 ベイト『レディー…ゴー!』ダアン 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:30:52.83 ID:ymwR+jo90 モンシア『オラ行くぜぇ!』ガヒュー かがみ「何処へ?」 モンシア『遊んでやろうってんだよ!』 かがみ「舐めてくれて!」ガヒュー アデル「あの少尉、まずいですね。迂闊だ」 ベイト「仕様がねえだろ。若いんだ」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:41:54.58 ID:ymwR+jo90 モンシア『うぉらぁ!』ガガガガガガ かがみ「くっ!場所は解った!………そこ!」ガガガ モンシア『どこ撃ってやがる!』 かがみ「居ない!?…上!?」 モンシア『オラァ!』ガガガガガガ かがみ「ここじゃ!体制を整えないと!」ガヒュー モンシア『ちょこまか動きやがる、あの新型!』ガガガ 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:49:12.65 ID:ymwR+jo90 かがみ「動きが読まれてる!?」ガヒュー モンシア『動きが直線的すぎるんだよ!嬢ちゃん!』ガガガ かがみ「…っ!流石に、やるわね中尉!」バババ モンシア『ほう?残骸を盾に。新米にしてはやるな』ガヒュー かがみ「…?中尉はどこに…?」ガシィンガシィン モンシア『迂闊だぜ!嬢ちゃん!』ガガガガガガ かがみ「まさか、上!?」ガヒュー 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 21:56:27.59 ID:ymwR+jo90 モンシア『これを避けるか!?クソッタレ!』ガヒュー かがみ「飛んだ!?落下地点は…直前!?」 モンシア『これでしまいだ、少尉』ガシィン かがみ「まだ終わっちゃ!」ガシュー モンシア『突進!?馬鹿野郎!』ガリガリガリ かがみ「てやぁぁぁぁ!!!」ガシュー 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 22:03:42.97 ID:ymwR+jo90 モンシア『自殺に付き合ってられるかァ!……右足の不調!?所詮はオンボロかぁ!?』メキメキメキ かがみ「逃がさない!」ガシュー モンシア『何であんなスピードから旋回できるんだよ!?』 かがみ「捕らえた!」ガキィン モンシア『っくしょう!…っあぁぁぁぁ!?』ガリガリガリ かがみ「このまま!壁にぃ!」ズガァン モンシア『…ぐぁ!?あのガキ!』ガキィン 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 22:08:56.31 ID:ymwR+jo90 かがみ「これでぇ!」チャキッ モンシア「馬鹿な!どんなスピードで移動したっつーんだ!!?」 かがみ「勝った……」 モンシア『馬鹿野郎!残骸の中で好き勝手!そんなに死にてぇのか!?』 かがみ「死ぬ…?そんな……」 モンシア『残骸に押し潰されるって事も理解できなかったのかぁ!?新米!』 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 22:15:07.87 ID:ymwR+jo90 かがみ「…あ」 モンシア『この馬鹿野郎が!』 バニング『手前等どっちも馬鹿野郎だぁ!!こんな所で何やってやがる!』 モンシア『バニング大尉!?何でこんな所に!』 バニング『とにかく手前等は基地に帰れ!ったく、世話を焼かせやがって!』 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 22:20:55.18 ID:ymwR+jo90 こなた「いやー、モンシア中尉に勝ったんだって?」 つかさ「お姉ちゃん、本当に凄いよねー!」 かがみ「いや、偶然よ偶然」 水兵「少尉、そろそろ」 かがみ「あ、はい」ガシャーン こなた「…頑張って…罪を償ってきてね……」 かがみ「ただの一週間の独房入りでしょうが!」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/28(日) 22:27:15.42 ID:ymwR+jo90 水兵「中尉も、こちらに」ガシャーン モンシア「ケッ!!」ガッ 水兵「壁を蹴らないで下さいよ!」 ベイト「しばらくそこで頭冷やしてろ!」 アデル「自分も同意見です」 モンシア「この裏切り者どもがぁ!」 53 名前: ◆BPxI0ldYJ. [] 投稿日:2008/09/28(日) 22:37:04.91 ID:ymwR+jo90 かがみ「疲れた…な」 シナプス『諸君、艦長のシナプスだ。これよりこの艦は、トリントン基地を出発し、アフリカに存在するらしい敵の拠点を叩く。皆、準備をしておけ。以上』 かがみ(綺麗ね……トリントン基地が、だんだん遠ざいている…) ―不死身の第4小隊編、完― 56 名前: ◆BPxI0ldYJ. [] 投稿日:2008/09/28(日) 22:47:34.71 ID:ymwR+jo90 次スレ立てるとしたら避難所で報告しますので この駄文を見て多少でも興味が沸いた人が億に一人居るのならば避難所をたまにチェックしてみてはどうか