ハルヒ「ちょっと、バカ兄貴!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 15:47:22.09 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ「プリン買ってきてっていったでしょ!?」 ハルヒ兄「おめーのパシリみたいな真似、俺がするわけないだろ」 ハルヒ「もうっ、本当に使えない男!」 ハルヒ兄「黙れキチガイ」 ハルヒ「きぃーっ、ハルヒ流ドロップキック!!」 ハルヒ兄「ぐわっ!やめろ池沼女!」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 15:51:43.82 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ兄「それよりリモコンよこせ。俺はこれからペンタゴンを観るんだ」 ハルヒ「ダメよ。私はこれから世界の怪奇現象特集を観るんだから」 ハルヒ兄「そんな変なモンばっか見てるからバカになったんだよ」 ハルヒ「バカにバカといわれたくないわ!」 ハルヒ兄「なにをーっ!」 二人「あうぇsdrtfygふじこ」 数分後 ハルヒ「勝利!」 ハルヒ兄「くっそ、バカ力女め…。ワンセグで見るか、クソ…」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 15:55:14.11 ID:IBa7l1YE0 その夜 ハルヒ「あ、兄貴…、まだ起きてる?」 ハルヒ兄「あ?んだよ」 ハルヒ「わ、私の部屋に蚊が大量発生したから今日はここで寝かせなさい」 ハルヒ兄「は?蚊取り線香でもつければいいだろうが」 ハルヒ「あたしあの匂いダメなの!」 ハルヒ兄(また変なこと考えてやがるな…めんどくせーな) ハルヒ兄「じゃあ俺がお前の部屋で寝てやるよ」 ハルヒ「駄目!」 ハルヒ兄「あ!?なんでだよ!」 ハルヒ「兄貴なんかが入ったら私の部屋がけがれるわ! 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 15:59:53.54 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ兄「はぁぁ!?それを言うならおれの部屋にお前が入ったらキチガイオーラが移るからさっさと出て行きやがれ!」 ハルヒ「うるさいわね!ゴチャゴチャ言わずに寝かせなさい!」 ハルヒ兄「ははーん、わかった。お前、怪奇現象特集見たから一人で寝るのが怖くなったんだろ」 ハルヒ「!そ…、そんなわけ…」 ハルヒ兄「だーかーら変な番組は観るなっつったんだよ。兄のありがたい忠告はきちんと聞きやがれ」 ハルヒ「うるさいわね!もういいわ、一人で寝るから!」 ハルヒ兄「ふん、せいせいするぜ!」 ハルヒ「きゃーっ!」 ハルヒ兄「ハ、ハルヒ!?」 バタン! ハルヒ兄「どうしたんだよ」 ハルヒ「へ、変な仮面をかぶった男が窓から覗いてる!」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:05:31.87 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ兄「あ?何もいねーじゃねーか」 ハルヒ「え?だってさっきたしかにそこに…」 ハルヒ兄「あのな、人間お化けとかを怖がりすぎると時として幻覚が見えるんだぜ」 ハルヒ「なによ、私は本当に見たもん!」 ハルヒ兄「わかったわかった。ほら、一緒に寝てやるから」 ハルヒ「バカ……」 ハルヒ(えへへ、お兄ちゃんあったかいなぁ…) 次の日 ハルヒ「聞いてよみくるちゃん、私の兄貴が昨日さあ…ペラペラ」 みくる「はぁ…」 キョン「ハルヒは最近兄貴の話ばっかだな」 古泉「ええ。しかし、おかしいのです。」 キョン「どうしてだ?」 古泉「涼宮さんには本来、兄なんていないのです」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:13:21.66 ID:IBa7l1YE0 キョン「っ!?マジかよ…」 古泉「ええ。しかし、彼女は先日古本屋で妹と兄のラブコメ漫画を読み、兄がほしいと願ってしまったのです」 キョン「で、作り出したってわけか…」 古泉「あええ。しかしこのままだと大変なことが起こります」 キョン「どうしてだ?」 古泉「涼宮さんは、かつてあなたに向けていた感情を、徐々に兄に移しつつあります。このまま行くと…」 キョン「え?まさか…」 古泉「彼女にとってのあなたの存在価値がなくなり、あなたは消滅します」 キョン「OH!NOOOOOOOOOO!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:18:32.70 ID:IBa7l1YE0 キョン「やべぇwwwwww俺死ぬの?マジ?wwwwwwwwwwうひょぅ!」 古泉「落ち着いてください。まだ間に合います」 キョン「どうすればいいんだ?」 古泉「涼宮さんをあなたに夢中にさせるのです」 キョン「うっ…あまり得意ではない分野だが、やるしかないのか…」 長門「私もサポートする。」 キョン「おう、頼むぜ!」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:27:17.55 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ「あっ、みんな集まってたのねー。でも今日はもう解散でいいわ」 キョン「ハ、ハルヒ!これからちょっと時間あるか?」 ハルヒ「何でよ」 キョン「いや、たまには団員その1と団長との絆を深めるのもいいだろ?」 ハルヒ「なによそれ…気持ち悪いわね」 キョン「はうっ!」 キョンに1000のダメージ! ハルヒ「私早く帰りたいのよ。じゃーね」 バタン 古泉「早く追いかけて下さい!」 キョン(ぼー) 長門「強いショックを受けている」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:31:36.82 ID:IBa7l1YE0 古泉(だらしない人ですね。いたしかたない、ここは僕が) 古泉「涼宮さーん、待ってください、ハァハァ」 ハルヒ「え、古泉くん?どうしたのよ」 古泉「ここだけの話ですけど、キョンさんは、あなたのことが好きなようなのです」 ハルヒ「えっ!?」 古泉「さっきのは彼なりに勇気を振り絞った発言だったわけです。期待にこたえてあげてはもらえないでしょうか」 ハルヒ「そこまで言うなら仕方ないわね…」 古泉(ホッ) 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:35:07.18 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ(キョンが、私のことを好きだったなんて…てっきりみくるちゃんが好きなんだと思ってたわ) ハルヒ(有希との関係も怪しかったしね。でも、そっかぁ…キョンと付き合ったら楽しいかな) 古泉「ほら、涼宮さんを連れ戻してきましたよ。あとは頑張ってください」 キョン「お、おう。よーし」 ハルヒ「キョン、どうするの?」 キョン「近くの水族館にでも行こうぜ!」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:38:38.18 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ「何それ、つまんないわね。もっと心霊スポットとか、面白い場所に行こうと思わないわけ?」 キョン「そんなこと言ってもなぁ…そんなスポット近くにあるのか?」 ハルヒ「私にはわかるわ。近くに●×公園ってあるでしょ?あそこの薄暗い山道は絶対に怪しいわ」 キョン「そうか?」 ハルヒ「絶対に何か化けて出るわ。行きましょう」 キョン「だ、大丈夫か?ハルヒ」 ハルヒ「だ、だだだ大丈夫よ」ガクガクガク 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:42:32.50 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ(やだ、ここって噂に聞いてたよりも真っ暗じゃない…怖すぎワロタわよ) キョン「ハルヒ、怖いならおれに抱きついてもオッケーだぜ」 ハルヒ「バカ!」 キョン「えっ?ご、ごめん」 キョン(あれ?今本気で怒ってなかったか?) キョン「頂上が見えてきたぞ」 ハルヒ(やった!) ハルヒ「そうね、頂上に行って何もなかったら、いつまでも居ても仕方ないし戻りましょう!」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:45:46.46 ID:IBa7l1YE0 キョン「いい景色だな。こんなところまで登ったの久し振りだぜ」 ハルヒ「うん。そうね」 キョン(ここまで来て何もせずに帰っては男がすたる。よーし) キョン「ハルヒ…好きだ」ちゅっ ハルヒ「!?きゃっ」 バシッ キョン「え…」 ハルヒ「え?あ、あ…     ごめん!」 キョン「あ、おい待てよハルヒ!」 ハルヒ(なんで?なんで涙が出てくるの!?私はキョンのことが大好きだった筈なのに) 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:49:24.49 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ兄「ハルヒ」 ハルヒ「え!?何で兄貴がここにいるの?」 ハルヒ兄「俺にきてほしかったんだろ?」 ハルヒ「兄貴……。」 キョン「ハハ…振られちまったか」 長門(このままでは本当に、彼が消えてしまう…) 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:55:05.72 ID:IBa7l1YE0 ハルヒ兄「ハルヒ、帰ろう。おんぶしてやるよ」 ハルヒ「今日の兄貴、おかしい。優しすぎるもん」 ハルヒ兄「お前が泣いてるんだから当たり前だろ?」 ハルヒ(違うの、絶対におかしい。こんなにうまくいくはずがない。でも、嬉しい…) 次の日 古泉「涼宮さん、ボンヤリしているようですが大丈夫ですか?」 ハルヒ「うん……。」 古泉(彼女は、こう見えても常識的な人だ。きっと違和感に気付いているのだろう) 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/19(金) 16:59:27.28 ID:IBa7l1YE0 古泉「涼宮……不安なんだろ?俺にはお前のすべてがお見通しなんだぜ!」 ハルヒ「古泉くん!……そうなの。私にはお兄ちゃんなんていないの!」 古泉「大丈夫。俺がおまえを導いてやる。着いてこい!!」 ハルヒ「一樹…!」 こうして古泉とハルヒは結ばれた キョンは死んだ お☆わ☆り 無理やり終わらせてすまん もう用事なんだ