ハルヒ「私……妊娠できない体なんだって……ヒクッ」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 00:50:32.16 ID:4FAWRakv0  俺は俯いて肩を震わせているハルヒを愛おしく思い、そっと後ろから抱きしめた。 「ハルヒ……。」 「自業自得よね、きっと遊び過ぎたからね……こんな……あたしは駄目よね。」 「駄目じゃない、俺はそう思う。」 「本当? あたし……。」  視線を外すことができない、俺は吸い寄せられるようにハルヒの唇を塞いだ。 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 01:01:14.08 ID:4FAWRakv0 顔を紅潮させ、潤んだ瞳のハルヒはやけに色っぽい。 やがて二人は夢中で唇を貪り合っていた。 「はぁっ、キョン……キョン。 あたし、あんたが好き。」 「俺はお前を、始めて見た時から……好きだ。」 「本当? あたしも……ううん、北高に入る前から、ずっと好きだった。」  やがて言葉は途切れ、夕暮れ時、二人きりの部室はキスの水音だけが響く。 俺は、いつもとは違うハルヒの様子に当てられていたのかもしれない。 「キョン、キョン。」 「ハルヒ……。」  俺はハルヒを抱き上げ机の上に横たえる。 突然の行動だが、ハルヒは抵抗しない。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 01:12:50.13 ID:4FAWRakv0 胸をまさぐり、布越しに触れ合う感触はやわらかく、甘かった。 抵抗をしないのを良い事に、どんどん俺の手の動きはエスカレートしていく。 太ももをなぞり、指は柔らかで張りのある双丘を蹂躙し続けた。 いかん、止まらない……何も考えられない。 「んっ、うっ……。」  ハルヒは俺の腕の中で身を捩るが、その動きには抵抗の意思は見られない。 それどころか組み敷いた俺の肩甲骨辺りに手を沿え、体をグイグイと押し付ける。 正直ブラ越しに感じる柔らかなハルヒは、甘美であった。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 01:25:59.24 ID:4FAWRakv0 「キョン、あたし……変。」 「俺もだ。」  下着越しにそっと大切な部分に指を這わす。 クレバスに触れ突起に指先を掛けるのに合わせ、しなやかに俺の中で跳ねる。 調子に乗った俺の首筋に噛み付くが、弱弱しい噛み方は刺激にしかならない。 ぐっ、ぐっと喉を鳴らすハルヒの下着は、いつの間にか、ぬめっていた。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 01:40:44.49 ID:4FAWRakv0 「キョ、ンっ! あんたは……調子に乗りすぎよ!」 「説得力無い。 あと、すまないが俺も限界。」 「ちょっ、ちょっ……!」  下着に手を掛け、ゆっくりとずらす。 抵抗するハルヒは腰を揺らすが、小刻みに動くその動きは脱がす助けにしかならない。 「馬鹿、キョン! 死刑よ! あたしは……。」 「大丈夫、俺が嫁に貰ってやるよ。」 「なっ……嫁とか言うなっ! こんな時に、変た……」  俺はハルヒの口を塞ぎ、ぬめりの最奥へと一気に侵攻する。 狭い、その空間と痙攣は俺を容赦なく締め付けるのだった。 「あ゛っ…… んっぐ……ふうっ、ふうっ……!」 「は、ハルヒっ!?」  調子に乗りすぎたか? 耐え切れずに一気に奥へと出してしまった。 気持ち好過ぎて腰を引けない! かろうじて肘を突き、ハルヒの顔と距離をとる。 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 01:53:57.04 ID:4FAWRakv0 「ば、馬鹿。 い……きなりすぎるのよ、出会っ……たとき……からそう。」 「お前も、俺には……突然過ぎた。」  ゆっくりと自身を引き抜くとピンク色に染まった、どろどろが垂れて来る。 ハルヒには負担をかけちまったかな。 「ちょっと、キョン! 余韻を楽しんでるのに……あ、この際良いか。 凄くて……痛かった。」 「すまん、はr……」  ハルヒは痛みのせいか潤んだ目で俺を見つめ、口付け、首へ手を回し抱き寄せる。 暴力的に俺の口内を這い回る舌に、先ほどよりも愚息が元気になっていく。 そして、一瞬の沈黙。 「キョン、あんたって対したこと無い……?」 「ハルヒ。」  再び進入すると同時に、ハルヒは俺の背中を引っ掻いた。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 02:02:01.06 ID:4FAWRakv0  翌日、いつも一番最初に教室へ居るはずのハルヒが、遅刻寸前の俺の目の前すぐに、 よたよたと歩いている。 「ハルヒ、おはよう。 昨日は済まなかった。」 「おはよう、謝らないで良いわよ。 でも本気にするから。」 「ああ、本気だ。 ……背中の傷に誓ってな。」 「やけにサラリというじゃない。 傷はすぐに治るわよ。」  俺は思わず黙ってしまった。 何気なく傷つけたのか? 「ううん、多分残るわよ。」 「ああ、そうかもな。」  実は昨日家に帰ってから、ちょっとした騒ぎになった。 背中の引っ掻き傷は真皮を削り、流血していた……おかげで通り魔事件と勘違いされた。 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 02:15:13.68 ID:4FAWRakv0  ハルヒとの何事もない日常、スパイスは十二分に刺激的だ。 俺たちはいつの間にか、恋人と呼ばれる仲になり、共に日々を過ごす。 そして、また……今日も元気なアイツが騒ぎを連れて来る。 「ちょっと、キョン! 無いのよ!」 「どうした? 無くし物か?」 「ううん、逆よ。」 「三億円位拾ったのか?」 「そんな、ちっぽけな物じゃないわ! 三ヶ月くらい無いのよ、生理。」 「それってちっぽけか? っておまっ!?」 「逆算すると、あの日に出来たのね! 流石はあたし、超健康優良といったところね!」  なんでも、ハルヒは夜更かしをし過ぎで生理不順に陥っていたらしい。 『子供が出来ないと勘違いした』 事は超健康優良児らしいかもな。 で、たまたまあの日……。 そう、クリティカルヒット。 「キョン、気にしないで良いわ! 一人でも育てるわよ!」  俺は嬉しくて、ハルヒに負けない大声でクラス中に言ってやった。 「馬鹿、俺が嫁に貰ってやると言っただろ?」 おわり 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 02:29:59.07 ID:4FAWRakv0 鬱でもいける美味しいネタでした。 ……楽しんでいただけたなら幸い。 おやすみなさい。