ハルヒ「キョン!ポケモンバトルするわよ!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:10:50.40 ID:WPXtWxcm0 キョン「・・・・・・・・・」 キョン「なにやってるんだハルヒ」 ハルヒ「見たらわかるじゃない!ポケモンよ!」 キョン「いや、なんだって急にポケモンなんだ?」 ハルヒ「だってポケモンよ、ポケモン」 キョン「わかったからそんなに興奮するな」 古泉「僕もやってるんですよ」 キョン「お前もやってるのか」 ハルヒ「キョンはポケモンやったことある?」 キョン「いや、無いが・・・」 古泉「よろしければ手取り足取りお教えs・・・ キョン「いや、いい、だからそんなに近寄るな」 カタカタカタカタカタカタ キョン「ん?長門お前もやってるのか」 長門「・・・・・・とても面白い」 キョン「・・・そうか」 キョン「朝比奈さんも?」 みくる「涼宮さんが無理矢理・・・でも私はあんまりわからないですぅ」 長門「・・・・・・もっとレベルを上げてからジムリーダーに挑むべき」 みくる「ふえぇ〜・・・・・・」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:14:57.47 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「もうSOS団でやってないのはあんただけなのよ」 古泉「はい、これがキョン君の分です」 キョン「俺はやらんぞ、こんな子供っぽいもの」 長門「・・・・・・是非ともプレイするべき」 キョン「ありえないほどの長門の食いつきには驚いたが、やらんといったらやらん」 古泉「強情ですね・・・僕が手取り足取りお教えしてさしあg キョン「だから顔が近いんだよ」 ハルヒ「・・・キョンもやろうよ」 キョン「こんなこと高校生になってまでやっとれるか」 キョン「俺は帰るぞ」 ―――バタン・・・ 古泉「帰ってしまいましたね」 ハルヒ「もう!」 みくる「じゃあ私も・・・」 長門「・・・・・・あなたはもう少しレベルを上げてから帰るべき」 みくる「ふえぇぇ〜〜〜ん・・・」 11 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:21:11.95 ID:WPXtWxcm0 〜帰り道〜 キョン「なんで急にポケモンなんだ・・・」 キョン「ゲームなんて子供っぽいことを・・・」 キョン「古泉も朝比奈さんも・・・あの長門まで・・・」 キョン「俺はあんなゲーム・・・」 キョン「・・・・・・・・・」 キョン(俺もやっとくべきだったか・・・・・・) 16 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:25:44.60 ID:WPXtWxcm0 〜翌日の放課後〜 ハルヒ「やっとバッチ全部そろえたわ!」 長門「・・・・・・チャンピオンロードに着いた」 ハルヒ「有希ネタバレはやめてよね!」 古泉「おっと・・・どうやら僕は少し遅れてるようですね・・・」 みくる「ふえぇ〜ん、ラフレシア瀕死になっちゃいましたぁ・・・」 古泉「残念。僕もゲームオーバーです」 長門「・・・・・・早めにすごいきずぐすりを使うべき」 ハルヒ「はぁ・・・何でこんなに面白いのにキョンはやらないんだろ・・・」 18 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:28:45.32 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「ところでさ何でサントアンヌ号に乗ったまま旅できないのかしらね」 長門「・・・・・・仕様」 古泉「ポケモンセンターに行こうと思って船をおりたら出向したので驚きましたw」 みくる「サントアンヌ号って案外、敵が多いんですよねぇ・・・」 ハルヒ「そうそう!それに急にライバル出てくるしねw」 キョン「はぁ・・・さっそくみんなやってやがるな・・・」 ハルヒ「きたわねキョン!」 ハルヒ「今日こそあんたもポケモンするのよ!」 キョン「だから何度も言うが俺はゲームはやらん」 ハルヒ「なんがそんなにイヤなのよ」 キョン「何がって事はないがやりたくないだけだ」 ハルヒ「じゃあちょっとくらいやりなさいよ、これは団長命令よ!」 キョン「じゃあその命令を拒否する!俺はやらんといったらやらん」 19 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:29:51.23 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「なによ!もういいわ!有希、対戦しましょう!」 長門「・・・・・・通信可能な媒体が無い」 古泉「つまり通信ケーブルがないというわけですね」 ハルヒ「じゃあもういいわ今日は帰るっ!!!」 ―――バタン!!! 古泉「おやおや・・・よかったんですか、キョン君」 キョン「・・・・・・・・・」 キョン(やっときゃよかった!) 21 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:36:25.84 ID:WPXtWxcm0 長門「・・・・・・・・・」 古泉「長門さん、実は通信ケーブルは僕が持っていたんですよ」 長門「・・・・・・わかっていた」 古泉「ポケモンを交換しませんか?」 長門「・・・・・・勿論」 古泉「では僕はゴローンをだします」 長門「・・・・・・私はユンゲラー」 古泉「後で返してくださいね」 長門「・・・・・・そのつもり」 古泉「あ、後でキョン君(ゴーリキーのニックネーム)もお願いします」 みくる「私も交換してくださいぃ」 古泉「人にもらったレベルの高いポケモンは言うことを聞きませんよ」 長門「・・・・・・あなたはもっとシナリオを進めるべき」 みくる「もうサカキ倒しました」 長門「・・・・・・・・・後で勝負」 みくる「いいですよ」 古泉(こんなに面白いのにキョン君ったら・・・) 24 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:44:34.96 ID:WPXtWxcm0 〜キョンの家〜 妹「やったー!ファイヤー、サンダー、フリーザ三匹そろった!」 キョン「ただいま〜」 妹「おかえりーキョン君!」 キョン「ん?なにやってるんだ?」 妹「ポケモンーー!!!」 キョン「お前もか!」 妹「?」 妹「キョン君もやる〜?」 キョン(・・・・・・・・・・・・) キョン「・・・ちょっと貸してくれ」 妹「いいよ!」 26 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:46:06.60 ID:WPXtWxcm0 キョン「なるほど・・・このポケモンで戦うのか・・・」 キョン「・・・結構・・・おもしろいな」 キョン「・・・あ・・・・・・」 キョン「くっそ!あたれよ!なにやってんだっ!」 キョン「こりゃはまるわwww」 キョン「妹ぉ〜、最初からにしていいかぁ!?」 妹「だめ〜!!」 29 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:53:35.03 ID:WPXtWxcm0 ―――ピンポーン・・・ 妹「は〜い」 古泉「お邪魔します」 妹「あ〜古泉君だぁ〜!」 妹「キョンく〜ん!古泉くんだよぉ〜」 キョン「どうしたんだ?」 古泉「これを届けに来たんですよ」 キョン「お、おぉ・・・」 キョン「すまんな、と、とりあえず貰っとくわ」 古泉「涼宮さんはあなたにポケモンをやって欲しいがためにこのゲームボーイとカセットを買ったんですよ」 キョン「ゲームの為に何でそこまで・・・」 古泉「まぁ中古屋で1500円あれば揃うようですがw」 キョン「そうか・・・で、これを届けるためにわざわざ家まできたのか?」 古泉「いえ・・・それと今日涼宮さんが予想以上にご立腹だったようでしたからね」 古泉「きっと今日辺り・・・・・・」 キョン「はぁ・・・閉鎖空間か・・・」 古泉「えぇその通りです」 31 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 17:57:32.47 ID:WPXtWxcm0 キョン「しかしゲームをしなかったくらいで閉鎖空間とは・・・・・・ちょっと大げさすぎないか?」 キョン「そのたびに閉鎖空間じゃこっちがもたないぞ」 古泉「・・・・・・・・・」 古泉「おそらくキョン君と何か共通の話題を持ちたかったのでは?」 キョン「共通の話題が持ちたい・・・・・・か」 キョン「ゲームという方法はともかく、あいつがそんな乙女な奴だったとはな・・・」 古泉「だから頑なに断るキョン君の行動に大きなストレスを感じたのではないかと・・・」 キョン「・・・・・・・・・」 古泉「これはあくまで推測にすぎませんがね」 39 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:06:26.90 ID:WPXtWxcm0 古泉「どちらにせよあなたが涼宮さんの勧誘をあんなに拒否しなければ、こんな事態にはならなかったわけです・・・」 キョン「わかったからそんな顔でこっちを見るな」 古泉「まぁそういう事なのであまり涼宮さんを刺激しないでくだs・・・・・・ 古泉「おっと・・・」 キョン「どうした?」 古泉「そんなことを言っている間にどうやらバイトの時間になってしまいました・・・」 キョン「そうか・・・それじゃすまんが、ちゃっちゃと片付けてきてくれ」 古泉「ええ、そのつもりです」 古泉「今後はなるべくこのようなことが無いように気をつけてくださいね、では」 キョン「やっぱりもっと早めにやっとくべきだったな・・・面白いしな・・・」 52 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:16:09.35 ID:WPXtWxcm0 〜閉鎖空間〜 古泉「これは・・・・・・」 古泉「面白い場所に閉鎖空間が発生しましたねw」 超能力者A「遅いぞ!状況はよくない!」 古泉「遅れてしまってすみません」 古泉「その分は・・・戦ってかえしますからっ!」ビュンッ! ―――ドォォォォォン 超能力者A「やったか!?」 古泉「いえ・・・・・・」 ―――ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ 古泉「な!?・・・これはまるでポk・・・・・・」 超能力者A「うわあああああああああああああああああ」 古泉「ふ、ふんもっふううぁぁああああああああああああ」 54 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:17:38.18 ID:WPXtWxcm0 〜翌日の学校の玄関〜 キョン「今日はハルヒにポケモンをはじめた事を言おう・・・」 キョン「へ、閉鎖空間起こされたらたまらないからなっ!」 キョン「別に俺も仲間に入れて欲しいなんてわけじゃないんだからなっ!」 みくる「おはようございます、キョン君」 キョン「あ、朝比奈さんおはようございます」 みくる「キョン君・・・すごいクマできてますよ?」 キョン「いや・・・ちょっと色々あってw」 キョン「そういう朝比奈さんこそ俺以上のクマが・・・」 みくる「禁則事項です」 キョン「そ、そうですか」 56 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:18:46.74 ID:WPXtWxcm0 鶴屋「おっはよ〜!今日もめがっさいい天気にょろ!」 鶴屋「みっくる〜今日もいいクマつくってるじゃんw」 キョン「・・・・・・そういう鶴屋さんもすごいクマですよ」 鶴屋「あたしは徹夜でポケモンやっちゃったからねぇ」 キョン「!?鶴屋さんもですか!?」 みくる「わたしも鶴屋さんと何度が対戦しましたよぉ」 キョン「最近のポケモン人口の多さは異常ですねw」 みくる「すごく流行ってるみたいですね」 鶴屋「というわけで徹夜組のあたしとみくるはめがっさ眠いので早く教室行って寝るよぉ!」 みくる「ふわぁぁ・・・まってくださいぃ・・・」 ―――ゴチン! キョン(あ、壁にぶつかった) みくる「ふえぇ・・・」 キョン(朝比奈さん大丈夫だろうか・・・) 63 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:24:44.25 ID:WPXtWxcm0 〜教室〜 谷口「ゴルバットに電気技は反則だろwww」 国木田「頭使わなくちゃねw」 キョン「おはよ〜う」 谷口「うぃ〜す」 国木田「おはようキョン」 キョン「はぁ・・・・・・」 谷口「どうしたんだよ朝っぱらからため息なんてついて」 キョン「絶対そうだと思ってたよ!!」 国木田「何が?」 キョン「朝っぱらから学校でなにやってんだよっ!」 谷口「何って通信対戦だけど?」 キョン「何当たり前のように言ってんだ」 68 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:27:33.94 ID:WPXtWxcm0 谷口「だって教室中見回してみろよ」 キョン「!?」 キョン(全員が全員ゲームボーイ持ってやがる!?) キョン「みんなポケモンやってるのか!?」 国木田「何言ってんのwやってないのキョンだけだよw」 キョン「そんな・・・」 70 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 18:29:07.23 ID:WPXtWxcm0 朝倉「キョン君はポケモンやらないの?」 キョン「うぉわ!朝倉か」 朝倉「おはよう」 キョン「お、おう」 朝倉「きっと楽しいと思うよ?ポケモン」 キョン「まぁまたの機会にやってみるよ」 朝倉「やらなくて後悔するよりもやって後悔したほうがいいって言うよね?」 キョン「?」 キョン「ポケモンをか?」 朝倉「こっちの話だから気にしないでw」 キョン「なんなんだ朝倉まで・・・」 179 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:11:36.75 ID:WPXtWxcm0 〜授業中〜 キョン(今日の教室の空気は異様過ぎる・・・) キョン(やはりハルヒの仕業か・・・?) キョン(しかし当の本人は今日全くポケモンをやってないぞ・・・?) キョン(しかも特別機嫌が悪いわけでもない・・・むしろいいほうだ) ハルヒ「キョン!」 キョン(じゃあなぜ教室中の生徒がポケモンを・・・?) ハルヒ「キョン!」 ハルヒ「ちょっと聞いてるの、キョン!?」 キョン「うわぁ!な、何だよ急に!」 ハルヒ「急にって・・・さっきから何回も呼んでたじゃない・・・」 キョン「そうなのか、すまん考え事してたから」 ハルヒ「まぁいいわ特別に許したげる」 キョン「んで、何の用だ?」 ハルヒ「古泉君が学校にも来てないし、昨日から連絡も取れないのよ・・・」 キョン「古泉が?」 ハルヒ「古泉君引きこもりにでもなったのかしら?」 キョン「まぁ多分その線は薄いから安心しろ」 184 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:14:55.55 ID:WPXtWxcm0 〜放課後〜 キョン(何で皆があんなにポケモンをするのか気になって仕方なかったな・・・) キョン(古泉の事も気になるしな・・・) キョン「まぁ長門なら古泉の事もポケモンの事も、何かしら情報をつかんでるだろう・・・」 ガチャ・・・ キョン「お〜い長t・・・」 キョン「ってお前ら何でいるんだ!?」 国木田「や、やぁキョン」 谷口「うぃ〜す」 キョン「うぃ〜すじゃねーよ!」 鶴屋「ごめんごめんwあたしが誘ったんだよ」 キョン「鶴屋さんまで」 みくる「今日の昼休みに鶴屋さんとポケモン対戦する約束をしてしまって・・・」 鶴屋「そう!それで部室に来るときに二人を見つけたからつれてきたのさ!」 谷口「そりゃ鶴屋さんに誘われたらことわれませんよw」 鶴屋「にょろ!」 189 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:22:01.99 ID:WPXtWxcm0 鶴屋「じゃあさっそくはじめるにょろ」 谷口「まずは俺と国木田が・・・」 キョン(閉鎖空間ができても皆いつも通りだな) キョン「まぁ大丈夫か」 長門「・・・・・・・・・大丈夫ではない」 キョン「!?」 長門「・・・・・・問題が発生している」 キョン「どういう事だ長門!?」 長門「こっちにきて」 キョン「あ、あぁ・・・」 長門「昨日閉鎖空間が観測された」 キョン「それは知ってる、古泉が出動してたからな」 長門「その閉鎖空間が観測された場所が・・・・・・」 長門「・・・あなたの家の中」 190 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:24:21.81 ID:WPXtWxcm0 キョン「な!?」 キョン「何だって俺の家なんだ!?」 長門「それは推測できない。ただ・・・・・・古泉樹はそこで空間に飲み込まれた」 キョン「古泉が!?」 長門「そう」 長門「それ以上の情報は私に伝達されていない」 キョン「そうか・・・」 キョン(なんてこった、古泉が・・・!?) 192 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:25:09.77 ID:WPXtWxcm0 長門「そしてさらに・・・」 長門「・・・・・・閉鎖空間はある媒体から観測された」 キョン「それは何だ?」 ―国木田「まずは僕と谷口で勝負だね」 ―谷口「望むところだぜ!」 ―鶴屋「じゃああたしはレベル上げでもしてるから、みくるはやくしてね!」 みくる「はぁ〜い、お茶を入れたらすぐに」 長門「それは・・・」 長門「・・・・・・ゲームボーイ」 200 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:29:24.69 ID:WPXtWxcm0 キョン「んな!?ゲームボーイだと!?」 ―――シュゥ・・・ 長門「!?」 みくる「!?」 長門「・・・・・・いけない」 キョン「どうした!?」 みくる「長門さん!」 長門「この部屋に空間が生まれつつある」 キョン「な!?まさか!?」 長門「・・・そう、ゲームボーイが原因の可能性が99,9998%」 キョン「おい!みんなゲームボーイを消してくれ!!!」 202 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:35:15.13 ID:WPXtWxcm0 谷口「急にどうしたきょn・・・」 ―――ゴゴゴゴゴゴゴゴッ・・・ 谷口「ぎゃああああああああああああああああ」 国木田「わああああああああああああああああ」 鶴屋「にょろおおおおおおおおおおおおおおお」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ キョン「ゲ、ゲームボーイに人間が吸い込まれるなんて・・・なんの冗談だ・・・」 長門「・・・吸い込まれるのは時間の問題。空間は広がりつつある」 みくる「ど、どうにかならないんですか!?」 キョン「助かる方法は無いのか!?長門!」 長門「・・・・・・・・・」 206 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:39:34.18 ID:WPXtWxcm0 ―――ガチャ! コンピ研部長「おい、おまえたちなぁ!うるさくてポケモンに集中出来ないj・・・」 コンピ研部長「って、な、なんだこれはあああああああああああ」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ みくる「・・・・・・吸い込まれちゃいましたね」 長門「・・・・・・ユニーク」 211 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:50:19.91 ID:WPXtWxcm0 ―――ガチャ! ハルヒ「ちょっと悲鳴が聞こえてきたけど何かあったの!?」 キョン「ハルヒ!入るな!!」 ハルヒ「え!?何!?」 みくる「扉を閉めてください!」 ハルヒ「扉を閉めてって言われても・・・って」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ ハルヒ「きゃああああああああああああああああ」 キョン「つかまれハルヒ!」 キョン「グッ・・・ッ!」 ハルヒ「駄目っ・・・吸い込まれる・・・」 ハルヒ「キョン!!」 キョン「ど、どうしたハルヒ!」 ハルヒ「―――待ってるから」 キョン「!?」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ 214 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 20:53:33.17 ID:WPXtWxcm0 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ キョン「・・・・・・・・・・・・」 キョン「閉鎖空間を発生させた本人が閉鎖空間の中に吸い込まれるって・・・」 キョン「・・・笑い事じゃすまないぞ」 みくる「涼宮さん・・・『待ってる』って・・・」 みくる「自分が閉鎖空間に入った後どうなるかをわかってるような言い方でしたね・・・」 キョン「わかっていようといまいと、俺を待ってるらしいですね」 長門「・・・・・・助かる方法が消えた」 219 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:03:01.07 ID:WPXtWxcm0 みくる「どういうことですか!?」 長門「・・・閉鎖空間の原因は涼宮ハルヒ」 キョン「そしてその頼みの綱は閉鎖空間の中・・・」 キョン「なおかつ俺との接触を望んでいる・・・」 長門「つまり涼宮ハルヒと直接コンタクトを取れないと解決できない可能性が高い」 みくる「という事は、涼宮さんが見つからない限り閉鎖空間は閉じないって事ですよね!?」 長門「・・・そう」 みくる「もし見つからなかったらどうなるんですか?」 長門「おそらく閉鎖空間は永久に拡大し続ける」 キョン「・・・・・・・・・・」 キョン「それってハルヒを助ける為に俺らがこのゲームボーイに吸い込まれなくちゃならんように聞こえるんだが!?」 長門「・・・そうなる」 キョン「マジかよっ!」 みくる「ふえぇ〜ん」 224 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:09:31.58 ID:WPXtWxcm0 みくる「キョン君が会わなかったらどれくらいの可能性なんですか!?」 長門「涼宮ハルヒと接触せずに閉鎖空間が閉じる可能性は0,3%以下」 キョン「じゃあ俺と接触した場合の可能性は!?」 長門「62,4%」 キョン「微妙だな!おい!」 みくる「でもそんな事言ってる暇もなさそうですよぉ・・・」 キョン「っく!!」 長門「行くべき・・・私は行く・・・」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ キョン「長門ッ!!」 231 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:18:26.19 ID:WPXtWxcm0 キョン「くっそ!普段はあんなハルヒだが閉鎖空間に放置はかわいそすぎる・・・」 キョン「朝比奈さん!行きますよ!しっかりつかまっててくだs・・・って」 ―――ゴオオオオオオオオ・・・ みくる「ふええええええええええええええええん」 キョン「・・・・・・・・・・・・」 キョン「・・・・・・・・・・・・・・・」 キョン「はぁ・・・最後は俺だけか・・・」 キョン「よし。今行くぞ、ハルヒ」 ―――ゴ オ オ オ オ オ オ オ オ キョン「うわあああああああああああああああああああああ」 243 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:27:14.70 ID:WPXtWxcm0 〜?〜 キョン「・・・・・・・・・」 キョン「いたたっ・・・」 キョン「空から落ちてきたのか!?」 キョン「木に引っかかって何とか生きてるみたいだな・・・俺・・・」 キョン「一体なんだってこんな目にあわなきゃならんのだ・・・」 245 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:29:57.25 ID:WPXtWxcm0 キョン「うわ!落ちる!!」 ―――ドスン・・・ キョン「いたたた・・・・・・」 キョン「もう一度言う!一体なんだってこんな目にあわなきゃならんのだ!」 ハルヒ「・・・・・・・・・」 ハルヒ「それはこっちの台詞よ!!バカキョン!!」 キョン「うわぁ!な、何だってお前が俺の下敷きになってるんだよ」 ハルヒ「あんたが木の上から落ちてきたのが悪いんでしょうが!」 247 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:33:12.60 ID:WPXtWxcm0 キョン「そう言うけどな、この木が無かったら俺もお前もぺっちゃんこだぞ!」 キョン「この鬱蒼と生い茂った森の木がクッションになってだな・・・・・・って」 キョン(ゲームの中・・・鬱蒼と生い茂った森・・・!?) ハルヒ「・・・・・・まさかここって」 キョン・ハルヒ「トキワの森!?」 248 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:36:09.28 ID:WPXtWxcm0 〜トキワの森〜 ハルヒ「って、何であんたポケモンの事知ってるのよ!?」 キョン「実は・・・俺もお前に勧められてからポケモンやってみたんだよ・・・」 ハルヒ「っ!あれだけやらないって言ってたのに!?」 キョン「あぁ・・・すまなかったな・・・」 ハルヒ「すまなかったじゃないわよ!」 キョン「おい!ちょっと待てよ!」 ハルヒ「イヤよ!!」 キョン「行っちまった・・・」 キョン「走るのはえぇな・・・」 キョン「もう見えなくなっちまったぞ・・・」 250 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:37:14.13 ID:WPXtWxcm0 キョン(ハルヒはこの空間にいることに全く違和感を感じていない・・・) キョン(普通ゲームボーイに吸い込まれて、到着した先がゲームの世界でしたって言われれば困惑するものだろう・・・) キョン(あいつが普通じゃないのか・・・それとも・・・) キョン「・・・あ、帰ってきた」 キョン「何か言いながら全力疾走してくるぞ・・・」 キョン「・・・後ろスピアーだらけじゃねーかっ!!」 キョン「なんだこのポケモンのアニメ的な展開はっ!!」 252 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:40:06.52 ID:WPXtWxcm0 ―――ブーーーーーン キョン「何で俺まで走らにゃならんのだ!?」 ハルヒ「キョン何とかしなさい!」 キョン「こんなの相手に生身の人間がどう対処できるんだよ!」 ハルヒ「何でもいいわ!キョンとりあえず攻撃しなさいよ」 キョン「無茶を言うな無茶を!」 ハルヒ「だってあんたが戦わないと誰がポケモンと戦うのよ」 キョン「いやポケモン同士でたたかわせるんだろ」 ハルヒ「そのポケモンがいないから逃げてるのよ!」 キョン「じゃあ殺虫剤でも何でも振り掛けとけっ!」 ハルヒ「!?」 キョン「どうした!?」 ハルヒ「・・・・・・持ってるわ」 キョン「マジで殺虫剤でも持ってたのか!?」 ハルヒ「ち、違うわ・・・」 ハルヒ「私ポケモン持ってる!」 254 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:45:58.77 ID:WPXtWxcm0 キョン「んなに訳のわからん事言ってるんだ!?」 キョン「さっきまでそんなもん・・・」 ハルヒ「だってほら!モンスターボール・・・」 キョン「・・・・・・本当だな」 キョン(そうか・・・ここは一見ポケモンの世界だが、本当はこいつが作った閉鎖空間・・・ある程度なんでもありって事か!?) キョン(じゃあこのピンチもハルヒが望んだこと!?・・・だったら態々ピンチにした意図は・・・) キョン「ハルヒ!そのポケモンで後ろの奴らをやっちまってくれ!」 ハルヒ「望むところよ!」 ハルヒ「いきなさい!モンスターボール!」 ―――シュゥゥゥ・・・ 256 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:48:36.77 ID:WPXtWxcm0 ―――シュゥゥゥ・・・ キョン(ハルヒの考えているモンスター像がそのままこの世界に反映されているはず・・・) キョン(つまり無茶苦茶な化け物が出てきてもおかしくない訳だ・・・) キョン(さぁどんな化け物が出てきやがるんだっ!?) ―――グオォォォ キョン「リザー・・・ドン・・・?」 キョン(普通のポケモンじゃねーか!!) ハルヒ「私のサラマンダーじゃない!」 キョン「そのサラマン何とかのおかげでどうにか危機はしのげそうだが、そのネーミングはどうなんだ?」 ハルヒ「うるさいわよバカキョン!」 266 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 21:55:23.86 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「サラマンダー!火炎放射!」 ―――ゴオォォォォォ キョン「すげぇ!あの数のスピーアーを一撃で全滅・・・」 キョン(こいつ相当やりこんでやがる・・・) ハルヒ「やったぁ!戻りなさいサラマンダー!」 キョン「すげぇな・・・相当やりこんでるんじゃないか?」 ハルヒ「ゲームの方では70までレベル上げてたからね」 キョン「どうりで・・・」 キョン(なるほどな・・・ゲームのデータそのままのポケモンな訳か・・・) キョン(つまりゲームの方のポケモンが強ければ強いほどこの世界でも強いわけか) キョン(全く厄介な設定だな・・・この閉鎖空間は・・・) ハルヒ「私とサラマンダーに勝てる相手はいないわよ!」 キョン「そ、そうか・・・」 273 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:02:09.78 ID:WPXtWxcm0 キョン「そうだ!!何か感じないか!?」 ハルヒ「はぁ!?な、急に何言ってるのよ!?」 キョン「早く帰りたいとか・・・なんか、こう・・・ぶわーっと一気に消したいとか」 キョン「まぁ俺らを助けたいとかぁ・・・」 ハルヒ「また意味のわからない事を・・・あんた怖いわよ」 キョン「自分でもわかってたが、お前には言われたかねーよ!」 275 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:04:02.39 ID:WPXtWxcm0 キョン(ハルヒと接触したってのに何もおきやしねぇ・・・) キョン(こりゃどういう事だ!?残りの40%くらいの確立で失敗したのか!?) キョン「おい!長門っ・・・・・・」 ハルヒ「そういえば・・・SOS団みんなは?」 キョン(・・・・・・そういや完全に忘れてた) キョン「お前も朝比奈さんたちを見てないのか!?」 ハルヒ「知るわけないじゃない!」 ハルヒ「私も気がついたらこの世界にいて・・・辺りを見回してたらキョンが降ってきたから・・・」 キョン「はぁ・・・また厄介ごとが増えた・・・」 キョン「とりあえずこれからどうするか・・・だ」 ハルヒ「決まってるじゃない!セオリー通りポケモンと一緒に冒険するしかないじゃない!」 キョン「セオリー通り冒険って・・・」 ハルヒ「だって折角の夢なんだからとことん楽しまないと」 キョン「みんなはどうするんだ?」 ハルヒ「冒険してればいつかは見つかるわよ!」 キョン「いいなぁハルヒ・・・お前は楽しそうで・・・」 279 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:08:52.26 ID:WPXtWxcm0 キョン(えー・・・かくして俺たちは旅に出る事になった・・・) キョン(どうやら我らが姫君は愛と友情と勇気の物語を望んでいるようだ・・・) キョン(たとえここで俺が拒否していてもどうせ旅に出る事になるんだろうが) キョン(・・・しかし男女二人旅だというのに全くドキドキしないというのも不思議な話だ、性的な意味で) キョン(道中にとてもドキドキする出来事(生死の境目的な意味で)もあったが、俺たちは最初のジムがあるニビシティに到着したのであった) 281 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:11:54.04 ID:WPXtWxcm0 〜ニビシティ〜 キョン「なぁハルヒそろそろ休まないか?」 キョン「さっきから歩きっぱなしの戦いっぱなしだぞ・・・」 ハルヒ「そうね・・・キョンがそういうんだったら休みましょうか」 キョン「ありがたいんだが優しいハルヒは妙に違和感を覚えるな」 ハルヒ「折角心配してやってるのに!バカキョン」 キョン「すまんな・・・」 ハルヒ「・・・ッ!わ、私は楽しいからいいのよ!///」 キョン「優しいと思ったら急に怒りだして・・・器用な奴だな」 ハルヒ「バ、バカキョン!///」 ハルヒ「もう!私を怒らせた罰としてそのままニビジムに行くわよ!」 キョン「ちょっと待てよ!」 294 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:17:10.41 ID:WPXtWxcm0 〜ニビジム前〜 キョン「ニビジム・・・ゲームのままだとしたらここは岩タイプポケモンのジムだよな」 ハルヒ「そうね・・・岩には水、草が有利・・・炎だと不利ね・・・」 キョン「そしてハルヒが持っているポケモンはリザードン・・・完全な炎タイプだ」 ハルヒ「もしかして心配してるの!?」 キョン「まぁな・・・ポケモンバトルで相性の良し悪しは命取りだ」 ハルヒ「大丈夫よ!私のサラマンダーの強さを見たでしょ?」 ハルヒ「それに最初のジムのポケモンはあまりレベルが高くないじゃない!レベル差で押し切れば勝てるわ!」 キョン「単純にそうなるといいが・・・」 ―――ギイィィィィ・・・ ハルヒ「すみませーん!ニビジムのバッチをもらいにきたわよ!」 ?「ふふふ・・・お二人を待ちかねていましたよ・・・」 キョン「!?」 317 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:32:35.05 ID:WPXtWxcm0 キョン「古泉!?」 ハルヒ「古泉君!?」 キョン「何でお前がジムリーダーなんだ!?」 古泉「僕がジムリーダーだと何か支障がおありですか?」 キョン「支障ってわけじゃないが・・・」 ハルヒ「まさか古泉君がジムリーダーだったなんて・・・」 古泉「・・・・・・・・・」 古泉「さぁ・・・こちらのバトルステージにどうぞ」 キョン「どうぞじゃない!閉鎖空間の中に入ってから何してたんだ!?」 古泉「閉鎖空間?何の事です?」 キョン「何がじゃないだろ!どうなってるんだ!?」 古泉「どうなってるもどうなってないも・・・全て・・・」 古泉「・・・僕を倒したらわかるんじゃないでしょうかっ!?」 320 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:37:39.15 ID:WPXtWxcm0 キョン「!?」 ハルヒ「キョン!くるわ!」 古泉「行けっ!イワークっ!!」 ―――ズウゥゥゥゥン キョン「でっけぇ!!反則だろっ!!」 キョン「おいハルヒ!最初のジムのポケモンはレベルが低いんじゃなかったのかよ!」 ハルヒ「し、知らないわよ!私だって古泉君がリーダーなんて知らなかったし・・・」 古泉「3対3の勝ち抜き戦。途中でポケモンを代えるのも有効です」 ハルヒ「・・・・・・」 キョン「どうした自慢のサラ何とか出せよ!」 ハルヒ「・・・・・・実はあたし一回古泉君に負けてるのよね・・・」 キョン「なんだってーー!!」 325 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:41:09.00 ID:WPXtWxcm0 古泉「おやおや・・・出さないんですか?それでは不戦勝で僕のk・・・」 ハルヒ「やるわよ!行きなさい!サラマンダー!」 古泉「ふふふ・・・自慢のリザードンですか・・・だが僕のポケモンには勝てませんよ!」 古泉「イワーク!体当たり!」 ハルヒ「サラマンダー!炎の渦!!」 333 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:46:43.92 ID:WPXtWxcm0 キョン「かわされた!?」 ハルヒ「何であの巨体でこんなに素早いのよ!?」 古泉「涼宮さんのポケモンが遅すぎるんですよ!」 ―――ドゴォォォォッ! キョン「大丈夫なのか!?」 ハルヒ「甘く見ないでよ!火炎放射!」 ―――ゴオォォォォォ キョン「おぉ!結構きいてるじゃないか!」 ハルヒ「ほら見なさい」 古泉「ふむ・・・炎が弱点では無いせよダメージはありますね・・・」 古泉「なら相手の弱点を攻め立てるまでです!」 古泉「岩落とし!」 338 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:49:32.09 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「そんな鈍間な攻撃効かないわ!サラマンダーならよけられる!」 キョン「速い!避けた!そのまま攻撃態勢に入ってる!」 ハルヒ「炎の渦!」 ―――ゴオォォォォォ 古泉「戻れイワーク!なかなか・・・さすがですね涼宮さん・・・」 ハルヒ「早く次を出して!」 キョン「なんだかんだでノリノリだなぁおい!」 341 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:53:43.05 ID:WPXtWxcm0 古泉「ゴローニャ!出番ですよ!」 キョン「こいつもでけぇ!」 ハルヒ「ポケモンは大きさじゃないわ。さっきのでわかったでしょ」 古泉「その通りです涼宮さん!こんな技もあるんですよゴローニャ転がる!」 ハルヒ「さっきのイワークよりも遅いじゃない!避けて!」 キョン「速い!」 ハルヒ「古泉君さっきサラマンダーが遅いって言ったわよね!」 古泉「っく!」 ハルヒ「いくわよ!火炎放s・・・ 古泉「なんて・・・まだ攻撃は終わってませんよ!」 キョン「ハルヒ!後ろだ!」 ハルヒ「そんな!?まだ転がって・・・」 ―――ドゴォッ! ハルヒ「な・・・なかなかやるわね古泉君・・・」 古泉「光栄ですw」 343 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 22:56:07.76 ID:WPXtWxcm0 キョン「・・・ハルヒ・・・分が悪いぞ・・・」 ハルヒ「そんな事わかってるわよ!相手もレベル高いんだから仕方ないじゃない!」 キョン「ここはいったん退いて対策を立ててだな・・・」 ハルヒ「大丈夫よ、もし負けそうになっても大丈夫」 キョン(ハルヒ・・・・・・) ハルヒ「火炎放射!」 古泉「そんな攻撃は効きませんよ!ゴローニャ!転がる!」 キョン「おいおい、あの炎を喰らいながら迫ってきてるぞ!」 古泉「これがあなたの炎の熱さですよ!」 ―――ドズゥゥゥン・・・! ハルヒ「!?」 347 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:03:11.06 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「!?」 キョン「おい!大丈夫か!?後一発でも喰らったらお終いだ!」 ハルヒ「わかってるわよ! ハルヒ「サラマンダー!炎の渦!」 古泉「どこを狙ってるんです?wゴローニャ、岩なだれ!」 キョン「はずしてるじゃねーか!!何回はずすんだよ!」 ハルヒ「うるさいわねぇ、見てなさい」 ハルヒ「地獄車!」 キョン「岩を全部避けてやがる・・・」 古泉「っく!振りほどけ!」 ハルヒ「無駄ァ!」 ―――ドォオオオオオオン!! キョン「地獄車を利用して炎の渦の中に投げ込んだ・・・あんな巨体を・・・」 352 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:08:45.73 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「そのゴローニャはもう瀕死ね!」 古泉「そうでなくては面白くないですよ・・・w」 古泉「戻れ、ゴローニャ」 ハルヒ「この調子なら・・・」 キョン「だがリザードンの体力も考えとけよ」 古泉「本当の勝負はここからです・・・」 古泉「行きなさい!僕の切り札!」 キョン「!?」 354 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:10:50.05 ID:WPXtWxcm0 古泉「イきなさい!キョン君!」 キョン「はぁ!?」 ―――グォォォォ!! キョン「カイリキーじゃねーか!何んなんだよキョン君って!!」 古泉「彼のニックネームです」 キョン「なんて気持ち悪いニックネームつけてんだよ!俺はそんなにムキムキじゃねーぞ!!」 ハルヒ「ちょっと落ち着きなさいよキョン」 358 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:16:24.13 ID:WPXtWxcm0 古泉「キョン君、かいりき!」 キョン「不愉快だ・・・非常に不愉快だ・・・」 ハルヒ「でも・・・強さは本物みたい・・・」 ―――ぐぉぉぉぉ・・・・・・ ―――バタン ハルヒ「サラマンダー・・・」 キョン(ま、負けちまったぞ!?どうなるんだ!?) ハルヒ「・・・・・・・・・」 キョン「・・・・・・・・・」 古泉「・・・・・・・・・」 ハルヒ「・・・・・・・・・」 キョン「!?」 古泉「・・・・・・僕の勝ちですね・・・」 364 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:20:50.85 ID:WPXtWxcm0 ハルヒ「・・・ごめん、キョン・・・負けちゃった・・・」 ―――ハルヒ(目の前がm・・・・・・) キョン「待てよ!」 ハルヒ「え!?」 キョン「戦う前から負けなんて言うなよ」 ハルヒ「戦う前からって・・・!?」 キョン「あ〜・・・俺も・・・ポケモン持ってたわ」 古泉「!?」 370 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:25:22.89 ID:WPXtWxcm0 キョン「いけ!ピカっち!」 ―――ぴかぁ! ハルヒ「何でよりによってピカチュウなのよ!」 キョン「しょうがないだろ!古泉に渡されたのがピカ版だったんだから!」 ハルヒ「しかも私のネーミングセンスの事言えないじゃない!」 キョン「よくよく考えたらちょっと恥ずかしいな・・・」 ハルヒ「大丈夫なんでしょうね!?」 キョン「大船に乗った気持ちでいろ!強さは本物だ!」 古泉「珍しく・・・強気ですね・・・あの夜以来です・・・」 キョン「いや!そんな既成事実ねぇよ!!」 ハルヒ「レベルは?」 キョン「78」ニヤリ 391 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:43:41.92 ID:WPXtWxcm0 キョン「よっしゃ先手だピカ!高速移動!」 古泉「即効性を上げる作戦ですか?」 古泉「そんなもの関係ないですよ!キョン君、空手チョップ!」 キョン「その名前を呼ぶなあああああああああ」 キョン「ピカ!影分身」 古泉「また小ざかしい技を!」 ハルヒ「キョン君の技がキョンのピカチュウに全然あたってない!」 キョン「ちょっと混乱するからやめろ!!!」 395 名前:1[] 投稿日:2008/08/16(土) 23:56:44.94 ID:WPXtWxcm0 古泉「影を一気に消しましょうか・・・キョン君!地震!」 ―――ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ キョン「っく!」 ハルヒ「ピカチュウにはこうかばつぐんよ!」 キョン「んな事はわかってる!」 キョン「それくらいじゃやられねぇんだよ!ピカっちは!」 古泉「しぶといですね・・・しかし的がひとつになったならやり易い!」 古泉「キョン君!穴を掘る!」 キョン「物凄くいやななまえだあああああああああああああ」 古泉「あの夜のように掘ってくださいキョン君!」 キョン「変な誤解を招くような事をいうな!!!1」 ハルヒ「・・・・・・・・・・・・」 399 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 00:06:30.06 ID:z4l3BONJ0 キョン「だが甘かったな古泉!分身が無くなれば・・・」 キョン「また作ればいい!ピカっち、影分身!!」 古泉「ではその分身を一体一体潰して行けばいいんですよ!」 ハルヒ「あのカイリキー・・・動きが無茶苦茶じゃない!」 キョン「何!?」 古泉「ふははは!これが最後のピカチュウですよ!」 古泉「キョン君!掘ってください!」 キョン「よけろおおおおおおおお」 古泉「もらいましたよおおおお!」 キョン「なんてな・・・」 ハルヒ「上!?」 ハルヒ「影分身で分身を作ってから空中にジャンプしてたんだ!」 430 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 00:44:47.48 ID:z4l3BONJ0 キョン「いけえええええ!ピカっち!かみなり!!!」 古泉「!?」 ―――ゴロゴロゴロ!! ハルヒ「やった!」 古泉「・・・・・・・・・・・・」 キョン「やったっぜ!」 古泉「まだ・・・まだ終わってませんよ」 ハルヒ「ちょっとキョン!あのカイリキーまだ立ってるわよ!」 古泉「ははははは!!!!!!!」 キョン「なんて奴だ!?」 古泉「キョン君!まだ行きますよ!」 キョン「く!!」 古泉「キョン君!ガマン!!」 ハルヒ「・・・・・・・・・・・・・・・」 キョン「・・・・・・・・・・・・・・・」 キョン「かみなり」 ―――ゴロゴロゴロ!! 434 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 01:10:25.45 ID:z4l3BONJ0 キョン「これで俺らの勝ちだな、古泉」 古泉「こんなにキョン君がガマン弱いなんて・・・」 キョン「・・・別にそんなにうまくないぞ?」 古泉「あの夜のあなたと同じですねぇ」 キョン「だからそんな夜は無かったと言ってるだろ・・・」 古泉「・・・・・・うっ・・・・・・」 ―――バタっ・・・ キョン「どうした古泉!」 ハルヒ「古泉君!?」 古泉「・・・・・・・・・僕は・・・何を?」 キョン「なんだそのベタなアニメみたいなリアクションは!」 ハルヒ「覚えてないの!?」 439 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 01:31:00.45 ID:z4l3BONJ0 古泉「すみません・・・涼宮さん・・・お水をいっぱいいただけますか?」 ハルヒ「水ね、わかったわ!」 キョン「大丈夫か?何も覚えてないってどこからだ?」 古泉「・・・実は全て覚えていますw」 古泉「たまにはあんなキャラもいいでしょうw」 キョン「おまえなぁ!」 古泉「さっきのは涼宮さんに席をはずしてもらう為の嘘です」 古泉「それに記憶が無いといった方が後々助かるでしょう」 キョン「!?」 古泉「ここは知っての通り涼宮さんの作り出した閉鎖空間です」 キョン「それはわかってる」 古泉「しかし、その閉鎖空間は入れてはならない者を空間内に入れてしまった」 キョン「それは・・・ハルヒの事だな?」 古泉「その通りです。基本的にはあってはならない事、特例です」 キョン「俺は閉鎖空間自体が特例みたいなもんだと思うがな」 古泉「その特例中の特例を起こしたのは何者かが外部から介入をはかったことによってなされたんです」 キョン「!?」 443 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 01:38:53.66 ID:z4l3BONJ0 キョン「つまりハルヒの閉鎖空間に手を加えた黒幕がいるって事だな!?」 古泉「そういうことになりますね」 キョン「だからさっきもハルヒが負けそうになったのか・・・」 古泉「最終的には何か起こると思っていましたが、攻撃しながらヒヤヒヤしてましたよw」 キョン「じゃあ少しくらい手を抜け馬鹿野郎!」 古泉「戦ってみたかったんですよ、純粋に」 キョン「ま、まぁわからんでもないがな・・・」 447 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 01:57:05.56 ID:z4l3BONJ0 古泉「あ、それと・・・グレーバッチです受け取ってください」 キョン「律儀な奴だ」 古泉「負けは負けですからw」 古泉「閉鎖空間の拡大はとまりましたが、消滅は確認できません」 古泉「それはバッチひとつひとつがバグになっていてストッパーになっているためのようです」 キョン「・・・・・・・・・もしかして全部のバッチを集めてストッパーを取り除かなきゃならんって事か!?」 古泉「ええw」 キョン「それはマジか!?」 古泉「長門さんの情報ですから」 キョン「長門にあったのか!?」 古泉「はい。この空間に入ってから。朝比奈さんとも接触しました」 キョン「長門はなんて言ってた?」 古泉「この閉鎖空間からバグを取り除く事はできないけど、バグの影響力を弱める事は出来るといって・・・」 古泉「ジムリーダーになってバッチを管理しています」 キョン「なるほどな・・・つまり長門とも戦わなければならんのだな・・・」 古泉「ちなみに朝比奈さんにもバッチの管理を協力してもらってます」 キョン「朝比奈さんにまで・・・」 448 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 02:07:00.96 ID:z4l3BONJ0 古泉「僕も微力ながらお力添えできるようn・・・・・・」 キョン「!?」 古泉「おっと・・・そうも行かないようですね・・・」 キョン「んな!?お前体が透けて・・・!?」 古泉「心配要りませんよ、どうやらあなたと涼宮さんの旅路に僕は必要ないようですね」 古泉「邪魔なものは閉鎖空間の外へ・・・それが涼宮さんの望んだ事のようですからw」 キョン「そうか・・・じゃあせいぜい楽しい旅にしてくるよ」 古泉「ええ、外の世界で幸運をお祈りしてますね」 古泉「それでは、また・・・・・・ ―――シュゥゥゥ・・・・・・ キョン「ったく、ややこしい事になったな」 449 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 02:16:42.14 ID:z4l3BONJ0 ハルヒ「古泉君!水・・・」 ハルヒ「あれ?古泉君は?」 キョン「ん?あぁ・・・帰ったよ」 ハルヒ「帰ったってどこへよ・・・」 キョン「さぁなw急に消えちまった」 キョン「幸運をお祈りしてますねだとよ」 ハルヒ「何よそれ・・・」ゴクゴク キョン「・・・・・・・・・・・・」 キョン「よっし!それじゃあ行くか!」 ハルヒ「行くってどこへよ」ビクッ キョン「バッチ集めるんだろ?」 ハルヒ「・・・・・・・・・・・・」 ハルヒ「うん!」 〜To be continued〜 451 名前:1[] 投稿日:2008/08/17(日) 02:20:28.39 ID:z4l3BONJ0 はい一部終わりみたいな感じ〜! はいやっと寝れる! 明日はちょっと用事があるんでかけないと思いますが、 あさっては多分書けるんでなんとかごまかしごまかしやっていきたいですwwwwww つうかぶっちゃけもう人あんまりいないっぽいから、いいかななんていうのも思ったりしてますがwwwwww つうことで今日はとりあえず乙 気分が乗ったらかく はい皆さんおつー