谷口「おいっ涼宮っ!!!!!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 21:57:52.71 ID:GZNED79m0 久しぶりにこいつらと帰る気がする。 わが団長様は 「今日は用事があるから休みね」 とだけ言って放課後さっさと校門を抜けた で久しぶりの活動が休みということで、国木田、谷口と帰ってるわけだ。 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:05:29.88 ID:GZNED79m0 谷口「今日も疲れた!って顔してるな」 キョン「毎日毎日ハルヒにつき合わされて見てみろ。嫌でもこうなるさ」 国木田「でも本心は楽しんでるんでしょ?」 キョン「否定はできないが肯定もしない」 谷口「にしてもお前らの部活は羨ましいよな。美人美男に囲まれて」 国木田「活動も楽そうだしね」 キョン「ならお前も正式に入るか?」 谷口「涼宮がいるからやめとく」 国木田「キョンはこの三人の中で一番性格を知ってるといっても過言じゃないよね」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:10:54.80 ID:GZNED79m0 キョン「 何で俺が一番なんだよ」 谷口「そりゃおめぇ一番一緒にいるし、扱いこなしてるじゃん」 国木田「まぁ一番キョンとはお似合いだと思うよ」 谷口「で!いつごろ告るんだ?」 キョン「告白も何もそういう感情は持っていない」 谷口「またまた」 国木田「案外キョンって顔に出るんだよね。嫌そうにしても本心は キョン「ああそうかい」 谷口「とりあえずさノリでいいからやってみようぜ。涼宮のことだから即OKだってw」 国木田「ノリでもいいからキョンの男らしい姿みたいなぁ。フられたらフられたで僕がいるよ」 キョン「おまえらなぁ」 谷口「いや。マジやってみろって!もしかしたら涼宮の最長記録更新できるかもしれん」 キョン「えっと・・・確か一週間だっけ?無理だ。これ以上俺に疲労を蓄積させる気か」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:18:27.79 ID:GZNED79m0 谷口「おまえならいけるっ。俺ら二人いやクラス全体が保障しよう」 キョン「なら谷口まずはお前からだろう。最初に言った本人がまず実行してみる。そういうもんだろ?」 谷口「へっ?俺?」 キョン「お前も中学のときから一緒なんだからそれなりに詳しいだろ?」 谷口「今とほとんど変わらねぇよ」 国木田「でも、もし谷口が付き合ったら、一気に勝ち組だよね」 キョン「ほらっ国木田もそういってるぞ。勝ち組になれるぜ?」 谷口「顔○! 体○! 頭×ッ!」 国木田「2つ以上○がついてるじゃんか」 キョン「ただモノ好き彼氏は確定するよな」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:44:34.11 ID:GZNED79m0 国木田「モノ好きはキョンも言えないよ。それにさ、谷口も涼宮さんと付き合ったら男株は上がると思うんだ」 国木田(キョンがフリーになれば) 谷口「なぜだ?」 国木田「だって中学の頃の涼宮さん知ってるのはこの学校じゃ少ないでしょ。つまり告白、即OKルールも知らないわけで」 キョン「もし付き合ったらハルヒは有名だから"ハルヒの彼氏はどんな人"になるのさ」 国木田「そして谷口っていう顔が広まればフられても"あの涼宮さんと付き合ってた男"として女子の間でも話題になって」 谷口「女子と話せる機会が増えるな」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:49:32.14 ID:GZNED79m0 谷口妄想中 ホワワワーン 年下の女子「あっもしかして涼宮さんと付き合ってた谷口さんですか?」 谷口「ん?何か用?」 年下の女子「あっあの私涼宮さんのファンなんですけど、涼宮さんのアドレス知ってますか?本人にはなかなか近寄れなくって・・・」 谷口「ああwあるよ。アド交換しようか」 谷口(この子を使っていろんな子を紹介してもらおうw) 国木田「谷口!谷口〜」 キョン「どっか飛んでいってるな」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 22:58:40.04 ID:GZNED79m0 谷口妄想途中 携帯いじり中 谷口「っ!あの子の紹介された子よくてB++だな」 年上の女子「あっキミ、谷口君だよね?」 谷口「ええ。そうっすけど」 年上の女子「涼宮さんってどんな人?私気になるんだぁ〜」 5分後 年上の女子「あっ休憩時間終わっちゃう。夜にもう少し話し聞かせてね。ハイッこれ私のアドレス」 谷口(朝比奈さんでも聞いてみるか。キョンは教えてくれねぇし) 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:06:18.28 ID:GZNED79m0 国木田「あっニヤニヤしだした」 キョン「幸せそうな顔だな」 国木田「キョンはいいの?」 キョン「・・・別にかまわんさ。ハルヒが普通になってくれれば」 国木田「そっか」 谷口「キョン!!国木田!!俺はやるぞ!!告ってやる!!どうせノリというか遊びだ!たとえフられてもダメージなんて屁でもない、ましてやNOを出すとは思えない」 キョン「おわっ!いきなり帰ってくるな」 谷口「涼宮には悪いが餌になってもらおう ふひひひひ」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:18:00.98 ID:GZNED79m0 国木田「それじゃあ涼宮さんに悪いよ」 谷口「キョン悪いな!!俺は先に勝ち組へと上がらせてもらうぜ」 キョン「まぁがんばれ」 国木田「実行はいつなの?」 谷口「そりゃ明日に決まってるだろう諸君。明日放課後呼び出すwwwwwあー笑いがとまんね」 キョン「影から見てていいか」 谷口「そーかやっぱキョン結果が気になるか!!いいだろう特別に許可してやろうww明日を楽しみに待っておれい」 キョン「お前がフらるネタが見られるだろ?」 国木田「谷口凄い自信だねぇ」 谷口「さてどうやって呼び出すか・・・」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:28:40.06 ID:GZNED79m0 キョン「普通に呼び出せよ」 谷口「俺が直に呼び出して涼宮が来るとは思えないからな」 国木田「そんなことはさすがにないと思うけど・・・」 谷口「ならキョン一役買ってくれ」 キョン「まぁかまわんが」 谷口「紹介来たら回してやるからな・・・お前は涼宮でいいか」 キョン「何の話だ」 国木田「でもやっぱ自分で誘ったほうが・・・」 谷口「まっ明日決めるか」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:36:05.87 ID:GZNED79m0 谷口「じゃ明日結果楽しみにしててくれよ」 俺達は別々の帰路を歩いた 〜〜〜翌日〜〜〜〜〜 学校前の坂道 谷口「よ〜うキョン。今日もダルそうだな」 キョン「おまえはいつにもまして元気だな」 谷口「これでも緊張してんだぜ」 キョン「そうかい」 谷口「俺がやったらキョンもやれよ」 キョン「・・・・・・・」 キョン「で どうするんだ呼び出しは?」 谷口「自分で誘うわ。やっぱ情けないだろ。まぁ涼宮のことだから宇宙人見つけたから来てくれが妥当だろ」 キョン「ああ。きっと喜んでいくだろうな」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:42:28.47 ID:GZNED79m0 〜〜教室〜〜 キョン「ハルヒ今日は用事は無いんだよな?」 ハルヒ「ないわ。なんかあるの?」 キョン「いや」 ハルヒ「あ〜そう」 〜放課後〜 キョン「さて谷口はっと」 キュン「行動し始めたな」 国木田「いいネタになりそうだね」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:49:17.33 ID:GZNED79m0 教室から出て行こうとするハルヒを止める谷口が目に入った 数秒後にハルヒか引き返してきた ハルヒ「ちょっと遅れるわよ」 キョン「ああ」 タッタッタッタ 国木田「行っちゃったね」 PiPiPi キョン「メールだ。谷口から」 キョン「ん〜と"屋上前の階段で勝負決める"だと」 国木田「先回りしよっか」 キョン「そうだな」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 23:58:46.18 ID:GZNED79m0 キョン「はぁはぁ 全力疾走だったな」 国木田「うん・・・大丈夫。まだ来てないみたいだね」 カツカツカツカツ キョン「!来たようだ」 見慣れた顔二人が階段を上がってきた。 ハルヒ「ちょっと!話って何なのよ?私は忙しいのっ!早くしてくれる!」 谷口「まぁ落ち着けよ涼宮。すぐ終わるって」 ハルヒ「なら早く言いなさいよ!くだらなかったらここから突き落とすからっ」 谷口「んっごほっあれだ重要な発表がある」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:11:07.58 ID:cb7LL2ts0 谷口「実は俺、宇宙人なんだ!」 ハルヒ「はぁ?前から思ってたけど頭大丈夫?」 谷口「俺はいたって普通だ。そしてお前に言われたくない。さらにだ涼宮、俺と付き合ってほしい。宇宙人と付き合ってみたいだろ?」 キョン(なんだよそれwありえねぇ) ハルヒ「ちょw何の冗談よw吹いたじゃないの?」 谷口「俺は本気だ。中学のときから・・・(かわい子ちゃんのアドレスほしい。そのために許せ涼宮!)w」 ハルヒ「んむむ。まずはアンタが宇宙人の証拠がいるわね」 谷口「なら付き合っていく過程でわかるさ」 ハルヒ「ちょっと考えさせて・・・明日・・・でいいわよね」 谷口「俺はいつでも」 キョン「即答しないな」 谷口「じゃ。俺は待ってる」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:20:04.84 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「まさかあの谷口がねぇ・・・」 入り口付近で独り言をつぶやいて去っていった 谷口「どうだったよ?俺の盛大な告白は!!余裕よ」 国木田「見ているこっちが恥ずかしくなるような告白だったね」 キョン「今更だがハルヒには悪いことをしたな」 国木田「ノリで告白だからね・・・次はキョンでしょ?」 キョン「や・・・るしかないのか」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:24:08.72 ID:cb7LL2ts0 谷口「もし逃げたら、縁切るし」 国木田「当たり前だよ。もしやらなかったら友達なくすよ?ここで逃げるキョンは見たくないよ」 キョン「谷口はいいが・・・国木田と縁切られるのは・・・腹をくくるか・・・」 国木田「選択肢は残ってないよ」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:31:39.59 ID:cb7LL2ts0 国木田「それにしても涼宮さんが待たすとはね」 谷口「俺も意外と思ってたところだ」 キョン「ああ。そうだな。珍しいこともあるもんだ」 国木田「実は結果が気になってる?」 キョン「すこしな・・・。じゃ俺も部活行くわ」 国木田「んじゃあ。涼宮さんに覗いてたことが悟られないようにね」 キョン「わかってる」 キョンが去って屋上に男二人 谷口「なんとかなりそうだな」 国木田「なんとかやる気になってくれたね」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:43:36.01 ID:cb7LL2ts0 部室に着いた ハルヒ「・・・遅い」 キョン「悪いな。お前ほど暇じゃないんだ」 俺がついたときにはもうみんないる。まぁ当たり前だろう。 キョン「どうした?機嫌悪いな?」 ハルヒ「んあぁ。ちょっと黙ってて」 小泉「部室についた時からこんなですよ」 キョン「そうか(何をそんなに悩んでいるんだ。いつものごとく即決だろ)」 朝比奈さんのお茶でくつろぐ。 今日も長戸の本を閉じる音で終了した。 他のみんなが出て行く中でハルヒだけが残っている キョン「どうした?帰らないのか?」 ハルヒ「う・・・うん。ねぇキョン、思いがけない人から思いを伝えられたらどう対応していいと思う?」 キョン「いつもどうりの反応でいいんじゃないか」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:48:58.40 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「そう・・・よね」 ・・・・内容を知ってるだけあって沈黙がきつい。しかも次は俺の番だろ? ハルヒ「わかったわ。ありがと」 意を決したのか、表情は晴れやかだ。 ハルヒ「さぁキョン帰るわよ」 キョン「そうだな」 俺達は部室を後にした 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:54:27.59 ID:cb7LL2ts0 家に着いて携帯が光っている気づく from 谷口 ”涼宮は貰った!!!!” パタンと携帯を閉じる キョン「次は・・・俺か」 キョン「ノリでか?んん〜〜」 ベットで寝転がっているうちに眠気が襲ってきた 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:00:55.08 ID:cb7LL2ts0 〜〜〜翌日〜〜〜 朝起きたらまたも携帯が光っていた。 From国木田 どうやら寝てる間に来たようだ ”キョン。自分の気持ちに正直になったほうがいいよ” なんだよコイツは。俺の何を知ってるんだ? 今日もダルそうに坂を上がる ??「キョン」 キョン「ああ。谷口か。ぐっすり寝れたろ?」 谷口「たりめーよ。次のキョンだぜwがんばれよ。」 国木田「おはよー。谷口上機嫌だね。キョンは・・・」 キョン「俺はいつもどうりだ」 国木田「キョンはキョンのタイミングでいいからね」 キョン「ハイハイ。こういうのは早いほうがいいんだよ」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:09:00.45 ID:cb7LL2ts0 教室につく 谷口「んじゃ俺はこれで。あんま涼宮の近くにいたくないんでね」 ハルヒは机に顔を突伏している。まぁ見た感じ、いつもどうりだ で通常どうりに学校が終わり、あっという間に放課後になる。 ハルヒ「キョン!部活遅れるから」 キョン「ハイよ」 教室の出口では見えるか見えないかぐらいで谷口が手を振っている。 白い歯が今日は一段と光って見えるぜ 結果を待ってろとでも言っているかのようだ でまたいつか見たみたいに、ハルヒが走り出す。 キョン「・・・・・・」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:14:43.42 ID:cb7LL2ts0 谷口とハルヒのことも気になるが、とりあえず部活へ行く 部室の中は相変わらず変わらぬ風景だ。 長門は本を読んでいるし、小泉は俺とやるボードゲームの準備をしているし、朝比奈さんはお茶を入れている しばらくするとハルヒがやってきた キョン(意外と早かったな) ハルヒ「はぁ・・・」 キョン「どうした?今日は疲れる行事はなかっただろ?」 ハルヒ「自称宇宙人と話してたのよ。いわゆる馬鹿」 キョン「そうか」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:19:20.92 ID:cb7LL2ts0 〜一方谷口〜 谷口「国木田・・・OKされなかったのって多分俺が初めてだよな」 かなりの猫背になってる 国木田「まぁいいんじゃない。本来の目的はそれじゃないんだしさ」 谷口「まぁな。ただ惜しいことをしたなー」 国木田「なにか企んでたの?」 谷口「アドレス大量、彼女できる作戦さ」 国木田「あんな告白する度胸ありゃそのうちできるよ」 谷口「wそうだな。今日も男ふたり寂しく帰宅だな。いやゲーセン寄ろうぜ」 国木田「まぁたまには奢るよ」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:24:45.03 ID:cb7LL2ts0 それから何日かが過ぎた 〜部室〜 今日ほど会話が無いのは珍しいだろう。小泉とも無言でゲームをし、長門が無言で本を閉じて終了だった また一人また一人と部室を去り、俺とハルヒが残る キョンは携帯で国木田に ”今からやるよ・・”と送った ハルヒ「・・・・・・」 キョン「・・・・・・」 ハルヒ「ねぇ・・・」 キョン「ん?」 都合のいいことに ハルヒ「実はさ・・・自称宇宙人っていうのはあんたの知ってる人で。そいつに告白されたんだけど・・・」 二人きり 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:28:11.27 ID:cb7LL2ts0 キョン「・・・・」 ハルヒ「この前言ったこと覚えてる?」 キョン「いつもどうりの反応って奴だろ?覚えてるよ」 ハルヒ「中学とかの時は全部即答だったんだけど・・・今回だけは即答できなかったのよね。なにかこう引っかかるから」 微妙な沈黙が流れる ハルヒ「!ねぇキョンは好きな人いるの?」 キョン「いきなりだな・・・(このまま勢いで言ってしまうか?)」 ハルヒ「ねぇ?どうなのよ」 ハルヒはうつむきざまに聞いてくる キョン(ノリとかじゃなくて覚悟を決めて言いたい・・・しかしこの空気は言うべきか・・・いや言おう) キョン「俺の思いを伝える前に言っておきたいことがある」 ハルヒ「う・・・ん」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:30:20.69 ID:cb7LL2ts0 (俺の心のモヤモヤをなくして言いたいんだ・・・) キョン「実はお前が告白されたのも知っている。相手が誰なのかも」 ハルヒ「えっ?」 キョン「俺達は図ってやったことなんだ。谷口と・・・そのノリで・・・な告ってみよう・・・って」 ハルヒの方がプルプル震えている キョン「だからこの事を謝t」 パンッ ハルヒ「最低っ!!!ほんとに!!死ねっ!馬鹿キョン!!!!!」 涙が止まらない ハルヒ「二度と顔見せんなっ!!!!」 ハルヒはうつむいて走り去ったって行った キョン「あっ待てハルh・・・まだ話g・・・」 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:30:57.73 ID:cb7LL2ts0 キョン「誤解を解かないと・・・・な・・・・」 こういう展開になるからノリとかいやなんだよ・・・ 携帯も通じないし・・・どうすればいいんだろうか・・・・ 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:34:40.81 ID:cb7LL2ts0 同日の夜 谷口「いやぁ楽しかったなぁ鉄拳」 谷口「乱入してフルボッコww」 谷口「国木田もキョンキョンうっせえしwwん?あれは?」 ザッザッザッザ 谷口「よう涼宮珍しいな。こんな時間にこんなところで」 同じ中学だけあって近所をぶらつけば知り合いは結構すれ違ったりする 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:36:39.34 ID:cb7LL2ts0 ギロッ 谷口「ヒィィィィ」 またハルヒは俯いた ハルヒ「キョンから話は聞いた。アンタ達ってサイテーね」 谷口「あぁ・・・聞いたのか・・・俺は確かにノリでやったがあいt」 ハルヒ「うるさいっ!お前らみんな死ねっ」 ハルヒは走り出した 谷口はとっさにハルヒの腕をつかむ 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:40:42.47 ID:cb7LL2ts0 谷口「おいっ涼宮っ!!いいから話を聞け」 ボゴッ 顔面にストレートが入る しかし谷口は腕を放さない 谷口(あ〜キョンお前って奴は・・・) 谷口「涼宮。確かにお前がキレるのもわかる。(また拳を振りかざす)いいから聞け!」 語尾を荒げたことによって、いつもと違う雰囲気を感じ取ったのか、ハルヒはおとなしくなる 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:43:43.84 ID:cb7LL2ts0 谷口「これは俺が最初に考えたことなんだ。だからキョン。あいつを攻める前に俺を攻めろ」 谷口「それから・・・いいか良く聞けよ。キョンの気持ちなんてもう決まってるようなもんだ。いつもお前の話題がでるんだからな。しかも態度が違う。 お前はどうか知らんが」 谷口「しかしキョンはあの性格だろ?あの性格じゃ多分言いたいこと言わず学校生活終わってたな。だったら罰ゲーム風でもいいから告白させようと思った」 谷口「そしたらお前がやったら〜とか言い出すんだよ。で仕方なく俺はやったのさ」 谷口「キョンにも悪いことをしたと思う。自分のタイミングで言いたかったろうし。でもあいつは口ばっかだからなw」 谷口「とにかく強引にいかせたかったのさ。ホントに悪かった」 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:46:42.16 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「だいたいの事情はわかったわ・・・でもそういう小汚いところが許せない・・・」 谷口「どうせお前のことだからキョンの話、最後まで話しも聞かずに飛び出したんじゃないのか?」 ”キョン「だからこの事を謝t」” そんなことを言っていたような気がする・・・ ハルヒが顔を下に向ける 谷口(図星か) 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:48:52.29 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「谷口!相変わらずアンタ考えることが中学生ね。大人になりなさいよっ」 谷口「お前もな」 谷口「あいつはノリとかじゃなくて自分の気持ちに正直になりたかったんだと思うぜ」 谷口「だからキョンにもう一度チャンスを!。そしてそれでも怨むんなら俺を怨め」 ハルヒ「わかったわ・・・キョンがどう思っているか知らないけど・・・」 ・・・・少しの沈黙 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:52:11.18 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「・・・手ぇ離して欲しいんだけど」 谷口「あぁ悪い」 この後少し中学の思い出話をして別れた キョン「もう一回かけてみるか・・・」 携帯を取り出す PiPiPi 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:55:02.97 ID:cb7LL2ts0 キョン(頼む繋がってくれ・・・) ハルヒ「いい加減しつこいんですけど」 明らかに機嫌悪そうだ キョン「今から会えないか?どうしても謝りたいんだ・・・」 ハルヒ「・・・・・・・・・・わかった・・・十時に校門ね」 十時だとっ 今九時半だぞ!無理にもほどがある 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:56:30.81 ID:cb7LL2ts0 ハルヒ「まさか無理とかいうんじゃないわよね」 キョン「当たり前だ。遅れたらお前の気が済むまでいつもの喫茶店で奢ってやってもいい」 携帯を持ちながら外へとでる 愛チャリを準備しながら会話する ハルヒ「・・・そう」 プツッ いきなり切れた。 キョン「最低でも誤解だけ解かなくてはな」 愛車を飛ばした 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:01:07.08 ID:cb7LL2ts0 学校に着いた 時間は・・・よかったなんとか間に合った。 キョン「・・・・・まだ来てないのか?」 ハルヒ「遅い」 校門の影に隠れてたのか。ぜんぜん姿が見えなかった ハルヒ「で・・・なによ?話って」 ハルヒ「また私に恥をかかす気?」 キョン「違うんだ!あれは誤解なんだ。だからこうして謝りたいと思っている」 ハルヒ「ふぅん」 キョン「確かに俺達は最低なことをした・・・だけど・・・俺は・・・このままでいいのか悩んだんだ・・・・」 キョン「だから聞いてほしい。俺の本当の気持ちを・・・」 _________________________ 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:03:19.36 ID:cb7LL2ts0 翌日 学校の前の坂 ??「誤解は解けたみたいだな」 キョン「なんとかな」 谷口「俺にも感謝しろよ」 キョン「なんでお前に感謝しないといけないんだよ」 谷口(涼宮のやつ言ってないのか・・・) 国木田「その顔見るとどうやら上手くいったみたいだね」 キョン「そうか・・・見透かされてるな」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:05:56.11 ID:cb7LL2ts0 教室 谷口「結局あいつらあんま変わらないんだよなぁ〜」 国木田「キョンが幸せなら僕もうれしいかな」 谷口「なんでお前が喜ぶんだよ」 国木田「”友達”としてうれしいことじゃないか」 谷口「いいのか?」 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:08:28.01 ID:cb7LL2ts0 キョンの席付近 ハルヒ「もっと早く学校に来なさい。謝罪はまだまだ足りないわよっ」 キョン「はいはい」 ハルヒ「じゃないと・・・・あんまり話せないじゃないっ」 国木田「やっぱりちょっと待った!!」 小泉「僕を忘れては困ります」 わざわざ隣から来たのかっ キョン「・・・・・・・俺好かれてるな」 はぁ とため息 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:10:08.58 ID:cb7LL2ts0 もう一人の男もため息 谷口「ぜってぇ・・・ぜってぇ勝ち組になってやるブツブツ」 谷口「よっしゃ!!!帰ってエロゲーやるか・・・三次元なんて三次元なんてっ!!!」 終わり