涼宮ハルヒの純愛 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 19:47:29.40 ID:tDZVIxvvO ハルヒ(どうしましょう…私はキョンのことが好きになっちゃったみたい…) キョン「どうしたんだハルヒ?顔が赤いぞ」 ハルヒ「な…なんでもないわよ!このバカキョン!!」 キョン「なにも怒らなくても…」 ハルヒ(見つめ会うと素直にお喋りできない…このままじゃキョンが誰かに取られちゃわないかしら?) 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 19:57:38.05 ID:tDZVIxvvO ハルヒ(今日は思いきってポニーテールにして来たけど気付くかしら…?) キョン「よぉ!元気か?」 ハルヒ「まあまあね…」(キョン気付かないのかしら…) キョン「ハルヒ…似合ってるぞ」 ハルヒ「な…何言ってんのよ」 キョン「それより大丈夫か?昨日からだか今日も顔が赤いぞ?」 ハルヒ「うるさいわねバカキョン」 キョン(今日はやけに機嫌がいいな…何を企んでいるんだ) 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 20:08:11.89 ID:tDZVIxvvO みくる「お茶どうぞ」 キョン「いつもありがとうございます」(朝比奈さん…今日も可愛いな) ハルヒ(キョンってみくるちゃんと話してる時見たことも無いような笑顔なのよね…) みくる「涼宮さんおt」 ハルヒ「いらない!!」 みくる「ひぇっ」 キョン「おいハルヒ、朝比奈さんがかわいそうだろ」 ハルヒ「うるさい、うるさい、うるさい!今日はもう解散!!!」(やっぱり、みくるちゃんばっかかばって…) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 20:19:47.69 ID:tDZVIxvvO 古泉「大変です!たった今閉鎖空間が現れました」 キョン「勝手に怒っただけだろ?付き合いきれん」 古泉「どうしたのでしょう…最近は落ち着いていたのですが」 みくる「あぅぅすいません…私のせいで」 キョン「朝比奈さんのせいじゃありませんよ、全部あいつが悪いんです」 ハルヒ(どうせキョンはみくるちゃんが好きなのよ…もう!みくるちゃんなんて居なくなればいいのに!!) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 20:31:37.34 ID:tDZVIxvvO 次の日のSOS団部室にて キョン「古泉、珍しく早いんだな…朝比奈さんはまだなのか?」 古泉「貴方の言っている朝比奈さんとは誰でしょうか?何かと勘違いしてるのでわ?」 キョン「そんな冗談面白くないぞ」 古泉「冗談ではありませんよ?どうしたんですか?」 キョン「くそっ…」(とりあえず昨日の様子から見てハルヒが消したに間違いない…長門に聞いてみよう) 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 20:48:02.05 ID:tDZVIxvvO キョン「長門…朝比奈さんが消えちまった…何が起こったんだ?」 長門「朝比奈みくるは昨日の午後7時2分に存在が消滅した…原因は涼宮ハルヒ…」 キョン「あいつ何考えてやがる!朝比奈さんを消すなんて」 ハルヒ「あら?キョンじゃない、こんな所で有希となにしてんの?」 キョン「…っ」 長門「押さえて…涼宮ハルヒは何も知らない」 キョン「だからって…」 ハルヒ(キョンと有希二人で何してたのかしら…もしかしてこの二人) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 20:57:26.59 ID:tDZVIxvvO ハルヒ(キョンは有希の事が好きなのかしら…) ハルヒ「ねぇk」 キョン「今は俺に話しかけるな…」 ハルヒ「なんなのよ!バカキョン!!」(私なんかしたのかしら…キョンに嫌われたらどうしよう…) 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 21:19:26.96 ID:tDZVIxvvO そして次の日 キョン「とりあえず、あいつに怒ってもしょうがないって事か…」 古泉「はい、それだけではありません…貴方が彼女に辛く当たると閉鎖空間が発生しかねません」 長門「ここは我慢して涼宮ハルヒと接して欲しい…これは情報統合思念体の意思でもある…」 キョン「…っ分かった」 古泉「でわお願いします…あと出来れば彼女と遊びに行ってはいかがでしょう?」 キョン「何で俺がっ…………分かったよ」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 21:26:43.24 ID:tDZVIxvvO キョン「ハルヒ…さっきは悪かったな、俺も色々あって苛々してたんだ」 ハルヒ「た…ただじゃ許さないからね!罰金よ罰金!!」 キョン「ああ、そうだな…じゃあ俺と休日に遊園地でもいかないか?勿論俺の奢りでだ」 ハルヒ「し、しょうがないわね!!可哀相だから付き合ってあげるわ」(どうしましょう…これってまさかデートかしら?) 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 21:33:27.06 ID:tDZVIxvvO そして次の日曜日 キョン「よぉ!待ったか?」 ハルヒ「遅いわよ!罰金!」 キョン「悪かったよ…じゃ映画でも見に行くか」(今日はポニーテールか…) 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 21:44:59.77 ID:tDZVIxvvO 映画館内にて… キョン「なぜか今日は人が少ないな…」(まさかハルヒパワーか?) ハルヒ「始まるわよ、って何でスプラッターなのよ!」(私、こういうの苦手なのに) キョン「いいだろ?これしか時間合わなかったんだから、おっ始まったぞ」 映画「ぎゃあああああああああああ、ドバー、グシャー、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ」 ハルヒ(何よこれ…無茶苦茶怖いじゃない)ギュッ キョン「なっ///」(こいつ、いきなり手にぎって来やがった) ハルヒ(キョンの手にぎっちゃった) 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 21:55:53.21 ID:tDZVIxvvO キョン「…」(まずいぞ…たった今気付いたが、これってデートって奴じゃないのか?古泉の奴…) ハルヒ「…」(気まずいわね、手とか握っちゃったからキョンの奴意識してんのかしら…?) キョン「…」 ハルヒ「…」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 22:05:08.01 ID:tDZVIxvvO キョン「…」(どうする…映画終わっちまったぞ) ハルヒ「…」(気まずいままって言うのもあれね…) キョン、ハルヒ「あのs」 キョン「なんだ?ハルヒ?」 ハルヒ「あ…あんたから言いなさいよ!」 キョン「お前この後も暇か?」 ハルヒ「ひ、暇じゃないけど、あんたがどうしてもって言うなら付いていってあげるわ…」 キョン(い…一体何がおきている!?普段より三倍は普通の女の子らしい…) キョン(こいつ…ホントは性格可愛いんじゃねーのか?いや気のせいか…?) 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 22:11:46.95 ID:tDZVIxvvO 移動中の会話 キョン「なあ…そう言えばお前、普通のデートは嫌なんじゃなかったのか?」 ハルヒ「ああ…そんなの過去の話しよ、たまには息抜きも必要よ!」(キョンの奴今デートって言ったわよね…意識してるわね確実に) 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 22:22:56.01 ID:tDZVIxvvO そのころの古泉達 古泉「彼は楽しさのあまり本来の目的を忘れてるようですね…まあ僕にとってはこっちの方が好都合ですが」 長門「情報統合思念体としても今の涼宮ハルヒは観察対象としてとても興味深いと言っている…」 古泉「彼が早く彼女の気持ちに答えてしまえば世界も安定するでしょう…なに、ほんの冗談ですが」 天国のみくる「…」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 23:39:19.53 ID:tDZVIxvvO ハルヒ「ところでキョン!今から何処行くのよ?」 キョン(勢いで言ったから決まってねぇな…こうなったら) キョン「なあハルヒ、俺ん家来ないか?」 ハルヒ(そういえばキョンの家あまり行ってないわね…) ハルヒ「別にいいわよ、久しぶりに妹ちゃんにも会いたいし」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 00:20:14.23 ID:K2iKmIGcO キョン妹「あ!ハルにゃんだ、どうしたの?」 キョン「いいからお前はシャミセンを連れて向こうに行ってろ」 キョン妹「ハルにゃん、まさかキョン君の彼女になったの?」 ハルヒ「妹ちゃん!そんなわけないじゃない遊びに来ただけよ」 キョン「いいからもういけ」 キョン妹「はーい」 キョン「…」(ったく、これから何するかまったく考えてなかった、ちょっと待てよ冷静に考えたら年頃の男女が密室で二人きり、これはまずいな…) ハルヒ「…」(よく考えたらキョンと二人きりじゃない…これまずいわよね) 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 00:29:04.82 ID:K2iKmIGcO キョン「なあハルヒ…」 ハルヒ「な…なによ!」 キョン「もし今のSOS団にもう一人メンバーがいるとして、その人が消えてしまってたとしたらどうする?」 ハルヒ「な、何よいきなり意味わかんないわね!」 キョン「もしもの話しだ」 ハルヒ「それは戻って来て欲しいわよ…SOS団は一人でも欠けたらSOS団じゃないからね!当然じゃない!」 キョン「そうか、それを聞いて安心した」 ハルヒ「変なキョン…ま!いいわ、それよりゲームしましょ!ゲーム」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 00:40:44.85 ID:K2iKmIGcO 長門「朝比奈みくるの存在は、今日の午後6時15分に存在を再確認した…」 古泉「彼は流石ですね…涼宮さんに意識的にSOS団のメンバーが欠けて欲しくないと思わせることで朝比奈さんを戻す事に成功した…」 みくる「皆さん、ご迷惑をおかけしました…」 古泉「長門さん…閉鎖空間も縮小傾向にあるようです、こっからは彼らを見守ることにしましょう」 長門「…コク」 みくる「皆さんおt」 古泉「長門さん、僕はバイトがあるんで先に失礼します…」 長門「コクッ…………パタン」 その日は長門もその後すぐに帰ってしまったようだ… みくる「…」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 02:48:05.18 ID:K2iKmIGcO キョン宅にて キョン「ハルヒ、もう9時だぞ、親御さんも心配するしそろそろ帰ったらどうだ?」 ハルヒ「そ、それもそうね…」(本当はもう少しキョンと一緒にいたいんだけど…) キョン「うぉ!なんか外がいきなり荒れ始めたんだが、さっきまでハレてたのに…大雨洪水警報まで出てやがる」(まさか、これもハルヒパワーか?気のせいだよな…) ハルヒ「キョン…か、帰れなくなっちゃったわよ」 キョン「しかたねぇな…ハルヒ、よかった泊まってくか?」 ハルヒ「そうね、こんな嵐の中帰れないし…」 キョン妹「はるにゃん泊まってくの?私、はるにゃんと一緒に寝る」 キョン「お前はシャミセンと一緒に寝てなさい…」(やれやれだぜ) 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:02:01.99 ID:K2iKmIGcO ハルヒの風呂上がり後 キョン「お前着替えないだろ?とりあえず俺の服でも着てろ」 ハルヒ「あ、ありがとう…」 キョン「なんだかんだでもう1時だな、そろそろ寝るか!」 ハルヒ「それもそうね…」 キョン「ハルヒ、お前はベッドで寝ていいぞ、俺は下で寝るから」 ハルヒ「そういう訳には行かないわ!泊めてもらったのにキョンだけ床で寝るなんて可哀相じゃない、大丈夫よ二人は寝れるわ!」 キョン「いつものお前らしくないなwいつもなら、当然よ!とか言いそうなのにw」 ハルヒ「何よ!私がせっかくたまには優しくしようと思ったのに!」 キョン「悪かったよ、じゃ今日は団長様のお言葉に甘えさせてもらってベッドで寝るよ」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:09:23.68 ID:K2iKmIGcO キョン「今日は冷えるな…」 ハルヒ「なんか雪まで降ってるみたいよ」 キョン(ハルヒパワー侮りがたし…) ハルヒ「ねぇ…キョン、寒いんだけど…」 キョン「…そうだな」(俺にどうしろってんだよ…これ以上はまずいだろ) ハルヒ「キョン…寒いから手握りなさい!団長命令よ!」 キョン「はいはい団長様、これで大人しく寝ろよ」ギュッ 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:19:27.32 ID:K2iKmIGcO 次の日 ハルヒ「すっかりいい天気ね」 キョン「おい、ハルヒ今日学校だぞ?忘れてたけど」 ハルヒ「え?そうなの?もー学校なんか無くなればいいのに!!」 この日世界中から学校が姿を消した…朝比奈みくると共に みくる「…」 fin