ハルヒ「…キョンまだかしら…」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 03:39:04.41 ID:NbTiRkRcO ――――銭湯にて―――― ハルヒ「もう! キョンのやつ、遅いわね」 ハルヒ「私が早風呂なのもあるけど遅過ぎよ!」 ハルヒ「こうなったら、ファミレスでたっぷり奢らせてやるんだから」 ハルヒ「・・・・・・・」 ハルヒ「一体どうしたのかしら・・・・・・のぼせたとか・・・・?」オロオロ 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 03:57:29.54 ID:NbTiRkRcO ハルヒ「何かあったのかしら・・・」ソーッ キョン「〜♪っておわッ!? 何やってんだ、ハルヒ」 ハルヒ「お、遅すぎるから様子を見に来たのよ! 女の子を待たせるなんて、何考えてるの?」 キョン「ファミレスで奢るから勘弁してくれよ。なっ?」 ハルヒ「当たり前よ! 罰金!・・・・・って、ん?」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 04:14:17.67 ID:NbTiRkRcO ハルヒ「その顔の傷どうしたの? 血が出てるじゃない」 キョン「髭を剃ってる時に子供にぶつかられてな。痛ッ、まだ血が出てやがる・・・。止血したつもりだったんだが」 ハルヒ「絆創膏あるから、早く見せなさい」 キョン「いいよ。大袈裟なものでもあるまいし」 ハルヒ「いいから早く!」 ・・・・・・・ ハルヒ「よしっ。これで大丈夫ね」スッ キョン「すまないな」 ハルヒ「別にいいわよ。さあ、何を奢って貰おうかしら〜♪」タタタッ キョン「おいおい、待てよハルヒ」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 04:25:05.01 ID:NbTiRkRcO 長門「・・・・・・」ペラッ 長門「・・・・・・(彼はまだ?)」 長門「・・・・・・・」ペラッ 長門「・・・・・・・(喉が渇いた)」スッ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 コポコポコポ 長門「・・・・・・・」ゴク 長門「・・・・・・・(苦い)」ケホッ 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 04:38:00.15 ID:NbTiRkRcO 長門「・・・・・・」ペラッ 長門「・・・・・・(野球部員が帰り始めた)」ジーッ 長門「・・・・・・(そろそろ私も)」ガタ コンコン ガチャ 長門「・・・?!」 キョン「すまん、遅れてしまった。んっ? 長門1人だけか?」 長門「・・・」コクッ キョン「ハルヒのやつ、帰っちまったのか・・・。長門も、もう帰るのか?」 長門「・・・」コクッ キョン「それじゃあ一緒に帰るか」 長門「・・・」コクコクッ 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 05:59:53.42 ID:NbTiRkRcO 保守がてら コンコン ガチャ みくる「すみません〜、遅れましたぁ」 みくる「私だけ? じゃあ今のうちにメイド服に着替えないと・・・・・・・」スッ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 コンコン みくる「はい、どうぞ〜」 ガチャ 古泉「すいません。バイトがあるので、お先に・・・・・・・あれっ、涼宮さんは?」 みくる「まだ来てないみたいです。涼宮さんには、私から伝えておきますから」 古泉「よろしくお願いします。では」ニコッ パタン みくる(今日は長門さんもいないし、何だか寂しいなぁ) 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 06:20:00.04 ID:NbTiRkRcO コポコポコポ カチャ みくる(何だか部室が広く感じる・・・) ズズッ みくる(そうだ。みんなが来ないうちに)ゴソゴソ みくる(ふふっ。キョン君、喜んでくれるかなぁ) 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 06:36:28.52 ID:NbTiRkRcO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 スッスッスッ カタッ みくる「・・・・・・できた〜!」 みくる(ふふっ。1ヶ月もかかったけど、キョン君が喜んでくれるなら・・・) カチッ みくる(みんな遅いなぁ・・・・・) 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 06:47:57.25 ID:NbTiRkRcO みくる「・・・・・・・zzz」 ―――起―て――さい――― みくる「・・・・・・zzz」 ―――起きてください、朝比奈さん――― みくる「・・・ふぇ!? き、キョン君?」 キョン「こんな所で寝てたら風邪引きますよ。早く帰りましょう」 みくる「で、でも涼宮さんと長門さんは・・・?」 キョン「ハルヒは用事があるって言うので、先に帰りました。長門は図書委員で、まだ図書室に残っていますよ」 みくる「ふぇ〜、そうでしたかぁ・・・」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 06:59:11.09 ID:NbTiRkRcO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「こうやって2人で帰るのも、なんか久しぶりですね。はははっ」 みくる「は、はい♪」 みくる「あっ、そうだ。キョン君、これ・・・・・・」スッ キョン「マフラー・・・」 みくる「最近寒くなってきたから・・・良かったら使ってください」 キョン「あ、ありがとうございます! 暖かい・・・」 みくる「ふふふ」ニコッ みくる(キョン君に喜んでもらえた・・・嬉しい・・・) ―――――――――――――――― 古泉編とキョン妹編も考えてたけど、限界だから寝ます 保守 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 13:40:18.30 ID:NbTiRkRcO コンコン カチャ 古泉「すみません。遅れま・・・あれっ、誰もいない」 カタン 古泉(僕が一番乗りというのも、また珍しい) 古泉(長門さんは、図書委員の用で図書室にでもいるのだろうか・・・って、んっ?)ガタガタ 古泉「この椅子、調子が悪いみたいだ」ガタガタ 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 14:11:53.50 ID:NbTiRkRcO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ガラララ 古泉「ありがとうございました。失礼します」パタン スタスタスタ 古泉「ふぅ・・・」 古泉(職員室にパイプ椅子が余っていて良かった) タッタッタ 鶴屋「やっほ〜。あれっ、古泉君だけかい?」 古泉「これはこれは・・・どうも」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/14(月) 14:33:06.21 ID:NbTiRkRcO 古泉「部室に行けば、誰もいなかったので・・・。朝比奈さんとはご一緒ではなかったのですか?」 鶴屋「みくるなら急用があるみたいで、先に帰ったよ〜」 古泉「そうですか・・・」 鶴屋「重そうだねぃ。手伝ってあげるよ。よっと!」 古泉「す、すみません。ありがとうございます」 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 14:53:23.32 ID:NbTiRkRcO 古泉「助かりました。ありがとうございます」ペコッ 鶴屋「いいよいいよ。じゃあね〜」パタン 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 古泉(ということは、あとは涼宮さんと彼だけか・・・) コポコポコポ カチャ 古泉(部室が広く感じる・・・ん?) ゴクッ 古泉「薄い・・・」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 15:14:56.13 ID:NbTiRkRcO 古泉「・・・・・・」パチン 古泉「と、ここでこう来たら・・・」パチン 古泉「・・・・・・」パチン スッ 古泉「おっと・・・もうこんな時間」ガタッ コンコン ガチャ キョン「〜♪・・・って、古泉! おまえまだここに居たのか?」 古泉「どうも。涼宮さんとご一緒ではなかったのですか?」 キョン「あいつなら、とっくに帰ったぞ。聞いてなかったのか」 古泉「はい」 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 15:34:14.69 ID:NbTiRkRcO パタン ガチャガチャ 古泉「これで良し・・・」 キョン「よし、じゃあ帰るぞ」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 古泉「それでは、私はこちらで失礼します」 キョン「おう・・・あっ、古泉。おまえビリヤードとか、したことあるか?」 古泉「はい、中学の時から少しだけですけど。それが何か?」 キョン「来週あたりに谷口達とビリヤードに行くことになってるんだが、いまいちルールがわからなくてな・・・。良かったら、おまえも来るか」 古泉「はい。喜んでお引き受けしますよ」 キョン「そうか。じゃあ詳しい予定が決まったら、メールで連絡するよ」 古泉「わかりました。では」 古泉(ふふふ。彼とビリヤードか・・・来週が楽しみだ♪) 以上で古泉編終わりです 保守 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 15:38:08.82 ID:NbTiRkRcO よし、それじゃあ次は鶴屋さんをメインで書いていくか 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 15:59:15.91 ID:NbTiRkRcO 鶴屋(あ〜、みくる遅いなぁ。待ちくたびれちゃったよ) 鶴屋「んんっ〜〜! ふぅ・・・」(天気も良いし、今日は快晴だねぃ)ノビーッ タッタッタ 鶴屋「あっ、みっくる〜〜〜〜〜! 用事は終わったのかぃ?」 みくる「ごめんなさい。用事は終わったんだけど、急用で家に帰らないといけないの・・・」 鶴屋「そうなの? 残念だにょろ。まあ気をつけて帰りなよ」 みくる「ありがとう! それじゃあまたね」タッタッタ 鶴屋「ばいば〜い♪」 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:04:14.57 ID:NbTiRkRcO 鶴屋(急用ってことは、ハルにゃん達に伝わってないかもしれないね・・・) 鶴屋(よし、このことをハルにゃん達に伝えにいくにょろ) タッタッタ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 バタンッ 鶴屋「やっほ〜〜〜♪ みくるのことでちょっと・・・・・ってキョン君だけかぃ?」 キョン「・・・・・・・zzz」 鶴屋「しかも寝てるし」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:15:01.07 ID:NbTiRkRcO 鶴屋「こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ〜」 (よし・・・アタシのカーディガンを・・・)ファサッ キョン「・・・・・・zzz」 鶴屋(それにしても可愛い寝顔だねぇ・・・そうだっ)ガサゴソ パカッ チャリラリラーン 鶴屋(ふふっ、寝顔GETだにょろ)クスッ 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:22:04.60 ID:NbTiRkRcO キョン「・・・・・・zzz」 鶴屋(大分お疲れみたいだねぃ・・・そうだ♪) ガサゴソ 鶴屋(確か体育用の髪ゴムがあったはずだ け ど・・・・・あった!) キョン「・・・・・・zzz」 鶴屋(ふふっ、これをキョン君の前髪に・・・)キュッキュッ 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:30:40.80 ID:NbTiRkRcO 鶴屋(前髪が短くて・・・・・・なかなか・・・・・思うように)キュッキュッ キョン「・・・鶴・・屋・・さん・・」 鶴屋「ッ!?」ビクッ キョン「う・・・ん・・・・zzz」 鶴屋(寝言か〜〜、焦ったにょろ。一体全体どんな夢を見てるんだろうねぃ・・・)ドキドキ 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:41:03.52 ID:NbTiRkRcO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キュッキュッキュッ 鶴屋(できた! クスクスッ まるで女の子みたいだねぇ。それじゃあ、最後に写メで・・・)パカッ チャリラリラーン 鶴屋(よし、ふふっ。良い記念になったにょろ) 鶴屋(・・・・・・・) 鶴屋「もう一枚別の角度から・・・」 チャリラリラーン 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 16:50:30.21 ID:NbTiRkRcO 鶴屋(あっちゃ〜〜。髪ゴムは取れたけど、前髪に変な癖がついちゃったよ〜)ペタペタ ・・・・・・・・ 鶴屋(・・・とりあえず、これで良しっ! 置き手紙も書いたことだし、ひとまず退散だにょろ・・・・)ガチャ 長門「・・・・・・」 鶴屋「わわっ! 長門っち!?」 長門「・・・・・・」 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 17:07:55.69 ID:NbTiRkRcO >>133 長門「・・・・・・」 鶴屋「な、長門っちは何時から、そこにいたんだぃ?」 長門「○○時○○分○○秒」 鶴屋(あっちゃ〜〜。アタシが部室に入ったくらいの時間だ・・・) 鶴屋「キョン君達には黙っててくれないかぃ? 今度ランチでもご馳走するからさ」 長門「・・・・・・・写メ」 鶴屋「えっ!?」 長門「写メ」 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/14(月) 17:20:42.60 ID:NbTiRkRcO 鶴屋「じゃ、じゃあ・・・この写真を長門っちの携帯に送ったら、黙っててくれるかい?」 長門「・・・・・・・」コクッ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 鶴屋(あ〜あ〜。結局、長門っちに写真取られちゃったにょろ・・・) 鶴屋(でも、まあいいや♪ 明日になったら、キョン君がカーディガン届けに会いに来てくれるしね♪) 鶴屋さん編終わりです 言葉使いが難しいな・・・ 保守 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 01:51:07.77 ID:szCKC0ucO >>63の続き 一応少しだけ書き留めた 書き留め分が少なくなったら、すまんが遅くなる みくる「大きさもピッタリですね。ふふふ♪」 キョン「あ、あの・・・朝比奈さん」 みくる「何ですか?」 キョン「今度の日曜日ですけど、2人で映画にでもいきませんか? マフラーのお礼もしたいですし」 みくる「えっ、そんな! いいですよぅ。大したものじゃありませんから・・・」 キョン「いいえ。こんな素敵なものをいただいて、お礼もできないなんて男が廃ります」 みくる「そ、そうですか? それじゃあ、お言葉に甘えて・・・」 キョン「わかりました。それじゃあ、また詳しい時間と集合場所が決まったら、メールしますよ」 みくる「は、はい♪」 243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 01:58:23.85 ID:szCKC0ucO みくる(ど、どうしよう・・・。嬉しくて引き受けちゃったけど、もし涼宮さんに見つかりでもしたら・・・) プルルルル みくる「あっ、キョン君からメールだ」カパ ―――――――――――――― 件名:こんばんは 本文:明日朝10に〇〇駅前に集合です 明日はよろしくお願いします ―――――――――――――― みくる「ふふっ、明日が楽しみ」 みくる「『こちらこそ、よろしくお願いします^^』。えいっ、送信♪」 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 02:08:56.86 ID:szCKC0ucO ―――――日曜日――――― 「お待たせ〜。待った?」 「全然大丈夫だよ。それじゃあいきましょ」ギュッ 「おいおい、よせよ。恥ずかしいだろ」 「ふふふ〜♪」ギュッ みくる(恋人つなぎ。いいなぁ・・・私もキョン君とあんな風に歩けたらなぁ)ジーッ みくる(でも駄目なの。私はこの時代の人と付き合ってはいけないの・・・) みくる(今日は、その点をよく考えて行動しないと・・・・) みくる「キョン君、遅いなぁ・・・まだかなぁ」 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 02:14:02.70 ID:szCKC0ucO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「いいだろ? 暇なんだしさ。遊びに行こうよ〜〜」 「や、止めてください! 人呼びますよ」 「お高くとまってんじゃねえぞ! 糞ガキ!!」ドカッ ガシャ-ン!! ビクッ みくる(向かいの歩道の人がナンパされてる・・・怖い。キョン君、早く来て・・・・・・)ブルブル 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 02:21:15.22 ID:szCKC0ucO すまん・・・ 書き留め無くなった\(^o^)/ 「あの娘、すっげぇ可愛いくね?」 「胸も大きいしな・・・おまえ行ってこいよ」 「よし、へへへ」 みくる(こっちに来た・・・。きょ、キョンくぅん・・・・) タッタッタッ キョン「すいません! 遅れました」 みくる「・・・ッ!?」 「チッ、彼氏連れかよ・・・」 「行こうぜ」 252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 02:27:46.23 ID:szCKC0ucO キョン「んっ? 何だ、あいつら・・・。朝比奈さん。すいません、寝坊しちゃいまし(ry」 ガバッ キョン「なっ!?」 みくる「グス・・・キョンくぅん、怖かったよぅ・・・グスン」 キョン「朝比奈さん! お、落ち着いて。どうかしたんですか?」(む、胸が・・・・) 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 02:45:22.88 ID:szCKC0ucO キョン「俺がいない間、そんなことがあったんですか・・・」 みくる「はい・・・もう、怖くて・・・グスッ・・・怖くて・・・」 キョン「しかし、許せん奴らだ・・・」(まあ、こんな綺麗な女性をナンパしようとする気持ちも、わからない訳ではないが) みくる「グス・・・でも、キョン君が来てくれて気持ちが落ち着きました。ありがとう」ニコッ キョン「安心してください。これからは、俺が朝比奈さんをお守りしていきます」 みくる「えっ・・・?」 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 03:06:04.57 ID:szCKC0ucO ありがとう、頑張る キョン「もう、あんな奴らにナンパなんかさせません。俺が、ずっとそばにいますから」 キョン(だああっ! 遅刻しといて、何を言ってるんだ、俺は!) みくる「・・・・・・しい」 キョン「へっ?」 みくる「嬉しいです・・・グスッ」 キョン「あ、朝比奈さん?」 みくる「グスッ・・・男の子に・・・そんなこと言ってもらったことなかったから・・・嬉しくて・・・ヒック」 キョン「そうですか・・・」 みくる「グスッ・・・ヒック・・・」 キョン「朝比奈さんが喜んでくれるなら、何度だって言いますよ。『俺が朝比奈さんを守ります』」 みくる「・・・・・・」ガバッ キョン「あ、朝比奈さん!?」 みくる「少しだけ・・・少しだけでいいから・・・このままでいさせてください・・・」ギュッ 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 03:23:15.78 ID:szCKC0ucO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「少し、気分が落ち着きましたか?」 みくる「はい」ニコッ キョン「このままだと上映までに間に合いませんね。次の上映時間まで、喫茶店にでも(ry」 みくる「・・・・キョン君」 キョン「はい」 みくる「手・・・つないでも、いいですか?」 キョン「へっ?」 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 03:50:11.34 ID:szCKC0ucO いかん、もう限界だ・・・ みくる「嫌ならいいんですが・・・」 キョン「滅相もございません! よ、喜んで」ゴシゴシ スッ みくる「ありがとう」スッ  ギュッ みくる(何時か、自分のいた時代に帰らなければならない日がきっと来る・・・) みくる(キョン君を好きになればなる程、帰ることが辛く、悲しくなることもわかってる・・・) みくる(けど・・・・・・今だけ・・・・今だけは彼と一緒に、同じ時間を過ごしていたい・・・同じ道を歩いていきたい) みくる(もう、自分の気持ちに嘘はつけないから・・・) 268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 04:11:29.92 ID:szCKC0ucO みくる「マフラー・・・着けて来てくれたんですね」 キョン「ええ。朝比奈さんの手編みのマフラーですから、毎日でも着けますよ」 みくる「ふふっ、嬉しい」 みくる「・・・そういえば、キョン君」 キョン「はい」 みくる「あの時の返事を、まだ貰ってないんですが・・・・」 キョン「返事って・・・何でしたっけ?」 ――私がお嫁に行けなくなったら、貰ってくれますか?―― fin 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/15(火) 04:15:06.90 ID:szCKC0ucO 終わりです・・・ 読んでくれたみんな、ありがとう! 投下速度遅くてすみませんでした 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 00:55:07.39 ID:bzbtJBeIO 保守がてら書いて行こう ハルヒ「遅いわね・・・キョンのくせに生意気よ」 みくる「遅い方が都合がいいですよ〜」 古泉「そうですね。まだ準備が整っていませんから」 長門「・・・・・・」 ハルヒ「あ〜、もう! 早く来なさいよ、バカキョン」 長門「あと、もう少しで彼は来る」 ハルヒ「有希、何でそんなことがわかるのよ」 長門「勘」 398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 01:08:07.12 ID:bzbtJBeIO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ガチャ キョン「し、失礼しました〜」 バタン キョン(ったく・・・・・・赤点取ったくらいで、あんなに怒ることないだろうに) キョン(まあ、散々な点数だったのは言うまでもないが。あ〜、また追試かよ・・・はぁ・・・) キョン(早く部室に行って、朝比奈さんの淹れてくれた美味しいお茶にありつきたいもんだぜ) キョン「あっ、いけねぇ! 教室に鞄置き忘れたままだ」 タッタッタッ 399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 01:17:43.52 ID:bzbtJBeIO みくる「それはもう少し右に」 古泉「わかりました」 長門「・・・・・・」ヒョイ ブンブン みくる「あっ、長門さん。クラッカーを振り回したらダメですよぅ」 ハルヒ「あ〜〜〜〜、もう! ちょっと様子見てくるわ」 古泉「涼宮さん、少し落ち着いて」 パンッ!! 長門「・・・・・・」 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 01:38:41.18 ID:bzbtJBeIO ガチャ ハルヒ「・・・!?」ビクッ 鶴屋「やっほ〜〜! 大分、作業が進んでるみたいだねぃ」 古泉「これは、どうも」 みくる「あっ、来てくれたんですね〜」 長門「・・・・・・」 鶴屋「よし、私も手伝うにょろ!」 古泉「助かります」ニコッ ハルヒ「・・・・・・遅い」 402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 01:55:46.16 ID:bzbtJBeIO ガチャ ハルヒ(今度こそ!) 谷口「うぃ〜〜〜す」 国木田「手伝いに来たよ」 みくる「わぁ〜、ありがとう」 鶴屋「キョン君は人気者だね〜」 古泉「ふふふ・・・彼の驚いた顔が楽しみです♪」 ハルヒ「・・・・・・谷口! あんた、偵察に行ってきなさい」 谷口「おいおい、何で俺が(ry」 ゴッ ガッ 谷口「はい、喜んで!」ガチャ ダッ 長門「面白い人」 404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 02:09:32.19 ID:bzbtJBeIO 谷口「こちら、マウンテンマウス! ターゲットは渡り廊下を移動中」 ハルヒ「ご苦労。ところで谷口」 谷口「馬鹿ッ! コードネームで呼べよ」 ハルヒ「あんた、いつから山口になったの?」 谷口「・・・・・・」 407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 02:37:32.19 ID:bzbtJBeIO キョン(しかし、今年は色々な体験をしたな。同級生に殺されかけるわ・・・巨大カマドウマに遭遇するわ。ろくな事がなかったぜ) キョン(まあ、それなりに楽しい高校生活をエンジョイできたから、良いものの・・・) キョン(最近はこれと言って楽しいこともないしな。これがマンネリ化ってやつか?) 〜〜〜〜〜〜〜部室前〜〜〜〜〜〜 キョン(説教が長引いたせいで、結構遅くなったな。団長様に何て言い訳するか・・・) キョン(あ〜、考えるのも面倒くさい。平謝りしておけば、問題ないだろう) コンコン ガチャ 408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 02:48:44.53 ID:bzbtJBeIO パンッ! パンッ! パンッ! キョン「・・・ッ!?」 ――『キョン(君)、お誕生日おめでとう!』―― キョン「な、何だ!?」 谷口「何、間抜けな面してんだよ」 みくる「キョン君、お誕生日おめでとう」 古泉「おめでとうございます。ほら、立って」 キョン「お、おう」 ハルヒ「もう、遅いじゃないの! 罰金!」 国木田「ちょっと涼宮さん、誕生日に罰金は・・・」 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:02:57.36 ID:bzbtJBeIO キョン「・・・・・みんな、ありがとう」 鶴屋「そんなに畏まらなくてもいいっさ。はい、プレゼント」 みくる「キョン君。私からも、はい」 古泉「これ、つまらないものですが」 谷口「すまん。俺、手ぶらだ」 国木田「も〜、谷口ったら・・・」 キョン「ありがとうございます、ありがとう・・・」 クイクイッ 長門「・・・・・・」スッ キョン「んっ?」 411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:18:02.20 ID:bzbtJBeIO 長門「・・・これ」 キョン「これって・・・手編みのマフラーじゃないか」 ハルヒ、みくる「・・・ッ!?」 キョン「ありがとな、長門。大切にするよ」 長門「・・・・・・」コクッ 国木田「涼宮さんは?」 ハルヒ「・・・・・・忘れた」 みくる「えっ? でも、涼宮さ(ry」 ハルヒ「忘れたの!」 キョン(な、何だよ・・・。いきなり怒らなくてもいいだろ) 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:28:16.85 ID:bzbtJBeIO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「それじゃあ、みんな、今日はありがとうな」 鶴屋「まったね〜〜!」 古泉「では、また明日」 ハルヒ「・・・・・・」スタスタスタ キョン(ハルヒのやつ・・・一体どうしたんだ?) みくる「キョン君、早く涼宮さんを追いかけて!!」 キョン「えっ?」 414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:50:04.64 ID:bzbtJBeIO キョン「どうしたんですか? 急に」 みくる「・・・・・・実は、涼宮さん・・・プレゼントを忘れてなんかいなかったんです」 キョン「えっ?」 みくる「プレゼントの中身は手編みのマフラー」 キョン「・・・ッ!?」 みくる「2ヶ月くらい前から、毎日のように私の家に通って・・・」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ハルヒ「ねぇ、みくるちゃん。キョンのやつ・・・喜んでくれるかな?」 みくる「はい! 涼宮さんの手作りですもの。きっと喜んでくれますよ」 ハルヒ「ふふっ、誕生日会が楽しみだわ」 415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 03:58:25.38 ID:bzbtJBeIO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「あいつ・・・」 みくる「今ならまだ間に合うわ。急いで!」 キョン「は、はい!」ダッ みくる(ふふっ、キョン君・・・・・・涼宮さんとお幸せに) 418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 04:10:37.40 ID:bzbtJBeIO ハルヒ「グスッ・・・ヒック・・・」 ?「〜〜ッ!!」 ハルヒ「・・・?」 キョン「ハルヒ〜〜ッ!!」 ハルヒ「キ、キョン!?」 ギャアアアア パァァァン!! キョン「・・・・・・ッ!?」 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 04:25:41.94 ID:bzbtJBeIO 「クソガキが! 気を付けろ!」ブルルルル キョン「ふぅ・・・危ねぇ・・・」 ハルヒ「バカッ! バカッ! 赤信号で飛び出すバカがどこにいるのよ!」 キョン「痛ッ! 痛いって・・・」 ハルヒ「あんたが死んだら・・・私は・・・私は・・・グスッ」 キョン「ハルヒ・・・」 421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 04:37:21.94 ID:bzbtJBeIO ガバッ ハルヒ「・・・ッ!?」 キョン「朝比奈さんから、聞いたよ。手編みのマフラーを渡してくれるつもりだったんだろ?」 ハルヒ「・・・」コクッ キョン「ごめんな。俺が早く気づいていれば、おまえに不快な思いをさせずに済んだのにな」 ハルヒ「・・・」 キョン「なぁ、ハルヒ。そのマフラー・・・俺にくれないか?」 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 04:40:58.56 ID:bzbtJBeIO ハルヒ「でも有希から貰ったマフラーが・・・」 キョン「大丈夫だよ、長門から貰ったマフラーも大切に・・・」 キョン(・・・ッ!? 長門から貰ったマフラーが透けていく・・・?) 長門「これで・・・いい。これで・・・」 425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 04:52:46.86 ID:bzbtJBeIO ハルヒ「キョン・・・、どうしたの?」 キョン「何でもない・・・」 キョン(長門・・・ありがとうな。お前には助けられっぱなしだな) キョン「ハルヒ、マフラーを俺にくれ」 ハルヒ「う、うん・・・はい」 キョン「サンキュー」ファサッ 426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 05:03:47.80 ID:bzbtJBeIO キョン「よっと・・・2人で巻くには丁度いい長さだな」 ハルヒ「・・・ッ! キョン、こんな巻き方恥ずかしい・・・」 キョン「俺は恥ずかしいなんて、これっぽっちも思っちゃいないね」 ハルヒ「えっ!?」 キョン「俺はこの状態のまま、学校や街を歩き回ってもいいと思っている」 ハルヒ「き、キョン・・・」 キョン「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」 427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/16(水) 05:46:59.67 ID:bzbtJBeIO ハルヒ「キョン・・・」ポロポロ キョン「おまえが好きだ。おまえとずっと、ずっと一緒にいたい」 ハルヒ「・・・・・・」ポロポロ キョン「俺じゃあ・・・駄目か?」 ハルヒ「・・・駄目なわけないじゃない」ガバッ キョン「おっと・・・」 ハルヒ「あんたは私にとって大切な、大切な・・・グスン・・・・ングッ!?」 キョン「・・・・・・」 ハルヒ「・・・・・・」 428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/16(水) 05:57:18.50 ID:bzbtJBeIO 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「ハルヒ、寒くないか?」 ハルヒ「マフラーが(ry ううん、あんたと・・・一緒だから」 fin 429 名前: ◆vvN6YfUMf2 [] 投稿日:2008/07/16(水) 06:02:54.15 ID:bzbtJBeIO 終わりです >>58と>>241の時よりは上手く終わらせることができたと思います 読んでくれたみんな、ありがとう 限界なので寝ます保守