ハルヒとキョンを同じ部屋に閉じ込めてみた 1 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 02:56:03.91 ID:i4EZGu4s0 キョン「……ははぁ、またコレか」 キョン「もう驚かん。閉鎖空間だな」 キョン「おーい、古泉?」 キョン「……反応なしか。こいつはやっかいだ」 キョン「…」 キョン「肝心のハルヒはどこだ?」 キョン「というかあいつ、閉鎖空間作ってしまうほどストレス感じてたっけ……」 キョン「……昨日、すっごい元気だったたよな。アレは演技?」 ドサッ ハルヒ「きゃっ!」 キョン「?」 ハルヒ「いたた……っ……あれ? なに、どこよココ!」 キョン「…」 4 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 02:59:17.04 ID:i4EZGu4s0 ハルヒ「……あ、キョン」 キョン「よぅ」 ハルヒ「なにこれ。どこよここ」 キョン「なんていうか……お前の部屋?」 ハルヒ「何を言ってるのよ。そんなわけないでしょ!」 キョン「意味としては間違っていないはずだ」 ハルヒ「あたしさっきまで自分の部屋に居たのよ!? どういうことよ!」 キョン「うーん……」 ハルヒ「あとなんであんた制服なの」 キョン「ハルヒだって」 ハルヒ「あれ? ほんとだ」 5 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:01:19.26 ID:i4EZGu4s0 ハルヒ「ダメ。ドア開かないわ」 キョン「押してみたか?」 ハルヒ「引いてもみたしスライドさせようとしたけど、ダメね」 キョン「……窓がない」 ハルヒ「それどころじゃないわよ。なにもないわ」 キョン「おかしいな。学校じゃない」 ハルヒ「そりゃそうでしょ」 キョン「この場所、記憶にないか?」 ハルヒ「ないわね」 キョン「本当に?」 ハルヒ「ウソついてどうするのよ!」 キョン「…」 10 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:05:05.95 ID:i4EZGu4s0 キョン「よし、ハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「いくつか質問するぞ」 ハルヒ「え?」 キョン「イライラしてる?」 ハルヒ「そりゃこんなわけのわからないトコに閉じ込められたらね」 キョン「いやそれ以外で。昨日とか、なんか最近悩みとかなかったか?」 ハルヒ「……うーん……特にないわね。あ、昨日の古泉君は笑えたわね」 キョン「あぁ、まさかパンツマンダンスを踊るとは」 ハルヒ「あんなキャラだとは思わなかったわ」 キョン「……ということは……ハルヒには異常なし?」 ハルヒ「なにを言ってるのよ?」 13 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:10:05.35 ID:i4EZGu4s0 ハルヒ「壁にも天井にも異常なしね。……綺麗な電飾だわこれ」 キョン「……重い……早く肩から降りろ……」 ハルヒ「もしかしてあたし達、変な事件にでも巻き込まれたのかしら?」 キョン「……わからないな。ハルヒ、お前家でなにしてた?」 ハルヒ「寝てたわよ」 キョン「一人で?」 ハルヒ「当たり前じゃない。あんたはなにしてたのよ」 キョン「快楽天を読んでた」 ハルヒ「ばっ、エロ本じゃない!!」 キョン「いや冗談だ……って、ハルヒ快楽天知ってるんだな」 ハルヒ「!!!!!!」 15 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:13:15.50 ID:i4EZGu4s0 ハルヒ「…」 キョン「そうだ携帯……くそっ、圏外か」 ハルヒ「…」 キョン「長門ー? 古泉ー? あさひ……なさんはどうしようもないか」 ハルヒ「…」 キョン「反応なし……くそっ、なにがなんだか」 ハルヒ「あのさ」 キョン「?」 ハルヒ「コ、コンビニで見かけて知ってただけなんだからねっ」 キョン「なにが?」 ハルヒ「だ、だからさっきの……」 キョン「あぁ、まだ続いてたのかその話」 ハルヒ「!! バッ、バカキョン!」ドゴォ キョン「うごっ!? 何故殴る!? エロハルヒ!」 ハルヒ「エロくないわよ! エロキョン!」 18 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:18:52.19 ID:i4EZGu4s0 キョン「……そうだ、ハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「ちょっと俺が言うものを想像してくれ」 ハルヒ「はぁ?」 キョン「ここがどこかのヒントになるかも知れない」 ハルヒ「……意味がわからないわよ」 キョン「いいから。えっと……食べたいもの」 ハルヒ「別にお腹すいてない」 キョン「黙って考えろ」 ハルヒ「なによ……うーん」 バサッ ハルヒ「! な、なにっ!?」 キョン「……これは……」 ハルヒ「なによそれ!? どこから落ちてきたのよ!?」 キョン「それはわからんが……」 ハルヒ「…」 キョン「……お前、快楽天が食いたかったのか……ヤギかなにかか?」パラパラ ハルヒ「!? バカにしてるの!? あと堂々と読むなバカ!!」スパーン キョン「ぼっしぃっ!」 23 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:43:39.19 ID:/RpbsSiP0 キョン「顔を殴るな。変な叫び声出しちゃったじゃないか」 ハルヒ「あんたがいけないの! それ向こうにやりなさい!」 キョン「わかってるよ」 ハルヒ「読んだら怒るからね」 キョン「…」(こっそり持って帰るか……) キョン「それで、これがハルヒの想像した食べたいもの?」 ハルヒ「もう一回叩くわよ」 キョン「……うーん、じゃあ本当に閉鎖空間じゃないのか……」 ハルヒ「?」 キョン「ちなみに何を想像したんだ?」 ハルヒ「ひじき」 キョン「大丈夫かお前」 26 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:49:17.52 ID:/RpbsSiP0 キョン「しかしそうなると本当にここがどこかがわからん」 ハルヒ「あれ、あたし靴下履いてない」 キョン「……もしかすると、ハルヒが無意識で作り出した……」ウロウロ ハルヒ「足冷たいわね」 キョン「いやでもハルヒは今、ストレス感じてなさそうだし」ウロウロ ハルヒ「あれ、なにかしらこれ」 キョン「……それならそれで、ハルヒの思い通りになるはず……」ウロウロ ハルヒ「やったわ、靴下ね。丁度いいから履いてよっと」 キョン「なぁハルヒ。なんか適当に欲しいもの想像してみてくれ」 ハルヒ「え? そんなこと急に言われても出てこないわよ」 キョン「うーん……」 29 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:51:49.10 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「…」 キョン「なに考えて――」 ボトッ キョン「!?」 ハルヒ「あ……出てきた?」 キョン「なんだこれ」 ハルヒ「……なにこれ」 キョン「お前、これ欲しかったのか?」 ハルヒ「そんなわけないじゃない! なんでこんな……」 キョン「…」 ハルヒ「こんな……なんて名前だっけ?」 キョン「……公園によくある動物の……なんだ」 ハルヒ「バネが付いてて……」 キョン「…」 ハルヒ&キョン「「……なんだこれ……」」 31 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:54:43.28 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「…」ビョーン ビョーン キョン「楽しいか?」 ハルヒ「そんなわけないでしょ」ビョーン キョン「…」 ハルヒ「…」ビョーン キョン「…」 ハルヒ「反動付けて……よっと」ビヨーーーン キョン「楽しんでるだろ」 ハルヒ「全然」 キョン「パンツ丸見えだ」 ハルヒ「!!!!」 キョン「うーん、一体なんだここは……俺たちはどうなってるんだ」 ハルヒ「怖いわね……」ビョーン キョン「なぁ、そろそろ変わってく――」 ハルヒ「いや」 キョン「…」 33 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:56:43.79 ID:/RpbsSiP0 キョン「そういえば、こういうの漫画で見たことあるな」 ハルヒ「?」 キョン「まず死ぬんだ」 ハルヒ「はぁ?」 キョン「そんで、変な部屋に転送されて……」 ハルヒ「…」 キョン「……異世界人と戦わされる」 ハルヒ「素敵じゃない!」 キョン「あぁ、予想通りのリアクションだ」 ハルヒ「異世界人ってなに? どんなの?」 キョン「えっと、ネギを……大好きだった気がする」 ハルヒ「……はぁ、あんたのギャグってなんでそんなにつまらないのかしらね」 キョン「いや本当だって」 35 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 03:59:24.62 ID:/RpbsSiP0 キョン「うーん」 ハルヒ「あ、あたしもこういうの知ってるかも」 キョン「?」 ハルヒ「えっとね、起きたら変な部屋に居るの」 キョン「おぅ。同じ状況だな」 ハルヒ「そんでね?足枷みたいなのが付けられてて……」 キョン「…」 ハルヒ「えっと……真ん中にも人が居て……」 キョン「…」 ハルヒ「……みんな死んでた」 キョン「ストーリー進まないじゃないか」 ハルヒ「うるさいわね! うろ覚えなにょ!」 キョン「噛むなよ」 ハルヒ「う、ろ、お、ぼ、え!!!」 キョン「うるさいなぁ」 41 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:05:40.05 ID:/RpbsSiP0 キョン「……うーん」ビョンビョン ハルヒ「そのまま後ろに倒れてみて」 キョン「…」グググ ハルヒ「…」 キョン「もしかしてこれ、夢なのか?」 ハルヒ「そんで手を離してみてよ」 キョン「え? はいっと――」ビョヨヨン       ドゴォ キョン「いってぇ!!」 ビョンビョンビョン…… ハルヒ「あはは! バカキョ――」スコーン! ハルヒ「〜〜!!!! ひ、膝にっ!!!!!」 ビョンビョンビョン…… ハルヒ「……膝痛い……」 キョン「腰を打った……ゆ、夢じゃないなこれ……いってぇ」 46 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:19:32.57 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「あーもーほんとになんなのよココは!」 キョン「うーむ」 ハルヒ「……お腹すいてきた」 キョン「ひじきは勘弁してくれよ」 ハルヒ「なんで? 美味しいじゃない」 キョン「だからってすきっ腹にひじきって……というか、ひじき好きなのか」 ハルヒ「別に」 キョン「…」 ハルヒ「キョンもやってみなさいよ」 キョン「なにを」 ハルヒ「だから、想像。なんであたしばっかりにやらせるのよ」 キョン「……まさか俺? わ、わかった。やってみる」 ハルヒ「…」 キョン「んん……」 ボトッ 50 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:24:16.85 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「! なにか落ちてきた」 キョン「おぉ……って、これどこから落ちてるんだ? 天井あるのに……」 ハルヒ「……なにあれ」 キョン「箱に入ってるな」 ハルヒ「なに想像したのよ」 キョン「いや単純に食べたいものを」 ハルヒ「開けなさいよ」 キョン「なんで俺が?」 ハルヒ「なんであたしが?」 キョン「……わかったよ」 パカ ハルヒ「な、なにが入ってるの?」 キョン「これは……」 ハルヒ「…」 キョン&ハルヒ「……ドモホルンリンクル……」 51 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:26:30.97 ID:/RpbsSiP0 キョン「…」 ハルヒ「…」 キョン「…」 ハルヒ「……年上好き」ボソッ キョン「ち、違う!」 ハルヒ「マザコン?」 キョン「だから違うって!」 ハルヒ「じゃあなんでコレなのよ!? どう考えても……」 キョン「そ、そんなのお前だってそうじゃないか。なんだあの動物の……動物の!」 ハルヒ「知らないわよ! あたしが出したんじゃないもの!」 キョン「俺だってそうだ!」 ハルヒ「…」 キョン「……もしかして……」 ハルヒ「あたし達、誰かに監視されてる?」 53 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:29:21.79 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「そうよ! 絶対そうよ!」 キョン「信じられないが……俺もそうだと思う」 ハルヒ「これはアレね! 宇宙人だかなんだかが、あたしとキョンを監禁したのよ!」 キョン「うーん」 ハルヒ「そんであたし達を観測して……」 キョン「どうすんだよ」 ハルヒ「……卑怯者! 出てきなさい!!」 キョン「…」 ハルヒ「ふふふ、これはチャンスね! 地球外生命体と出会えるチャンス!」 キョン「どんだけプラス思考なんだお前は」 ハルヒ「なんか返事しなさい! こらっ!!」 キョン「…」 58 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:32:21.31 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「はぁっ、はぁ……」 キョン「無反応だな」 ハルヒ「舐められたものね……いい度胸だわ」 キョン「どうするんだよ」 ハルヒ「キョン、あんたなにかしなさい」 キョン「なにかってなにさ」 ハルヒ「宇宙人がびっくりしてここに現れるようなコトよ!」 キョン「……お前がしろよ」 ハルヒ「え? あ、や、嫌よそんなの///」 キョン「何故照れる。なにを想像したんだ」 ハルヒ「///」 61 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:35:04.93 ID:/RpbsSiP0 キョン「…」 ハルヒ「叫んだら喉乾いちゃった」 キョン「なにもないぞ」 ハルヒ「こら宇宙人! なにか飲み物よこしなさい!」 キョン「…」 ハルヒ「なんとか言いなさいバカ!!!」 キョン「…」 ハルヒ「早くしないと、キョンが凄いことするわよ! 放送できないわよ!」 キョン「え? ちょっ、おまっ」 ハルヒ「のーみーもーのーよーこー」 ポトッ ハルヒ「せっっ!!!」ペシコン! キョン「あ、直撃した……」 ハルヒ「……いったぁ……おでこ、当たった……もぅ!!」 64 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:39:32.55 ID:/RpbsSiP0 キョン「なんだこれ」 ハルヒ「?」 キョン「あー転がっていく」コロコロ ハルヒ「欠陥住宅ね」 キョン「それはどうでもいいだろ」 ハルヒ「拾って。ぶつかって頭に来たから投げ返してやる」 キョン「……っと」 ハルヒ「なに?」 キョン&ハルヒ「……MAXコーヒー……」 キョン「喉乾いてるのに、甘いコーヒーか」 ハルヒ「まったく。役に立たない宇宙人ね」ゴクゴク キョン「飲むのかよ」 ハルヒ「にがっ!」 キョン「苦いのかよ」 66 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:42:05.88 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「もー……苦い」 キョン「飲み続けるのな」 キョン「…」 ハルヒ「……! ちょっ、ちょっとキョン!」 キョン「?」 ハルヒ「このコーヒー……飲んでも飲んでも減らないわ!」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「ほら」 キョン「どれ……」(間接……) ハルヒ「…」 キョン「……苦い」 ハルヒ「そうじゃなくて」 キョン「あ、ほんとだ」 ハルヒ「でしょ?」 キョン「……まあ状況からして」 ハルヒ「だからどうしたって感じだけどね」 68 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:44:27.77 ID:/RpbsSiP0 キョン「でもなんで苦いんだこれ」 ハルヒ「これって無茶苦茶に甘いコーヒーよね?」 キョン「……苦い」 ハルヒ「頂戴。……にがっ」 キョン「苦いなぁ」 ハルヒ「苦いわね」 キョン「……にがっ」ゴクゴク ハルヒ「にがっ」 黒人「ファッッック!!!!シット!!!!!!」 ハルヒ&キョン「!?」 ハルヒ「……な、なに今の声……」 キョン「さ、さぁ……外人だとは思うが……怖ぇ」 72 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:49:16.33 ID:/RpbsSiP0 キョン「にしても、発音が妙に日本人っぽかったな」 ハルヒ「えぇ。セリフもありきたりね。学が足りないんじゃない?」 キョン「いやそこまでは知らんが……」 ハルヒ「どうしたものかね」 キョン「一つ思ったことが」 ハルヒ「ん?」 キョン「こういうゲームしってるか?」 ハルヒ「ゲーム?」 キョン「ある部屋に閉じ込められて、そこにある道具を駆使して脱出するってゲームなんだが」 ハルヒ「……! それよそれ!」 キョン「あぁ、おれもそんな気がしてきた」 ハルヒ「じゃあこの道具を使って脱出するのね!」 キョン「だといいけど……」 ハルヒ「エロ本、動物の……動物の。ドモホルンリンクル」 キョン「底なしのMAXコーヒー……」 ハルヒ「あ、あたし靴下拾った」 キョン「……どうすればいいんだよこれ」 ハルヒ「! ポケットにちくわ入ってたわ!」 キョン「あぁもう! これ以上混乱させるな!!」 76 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:55:03.76 ID:/RpbsSiP0 キョン「わけがわからん」 ハルヒ「なにがしたいのかしらね宇宙人」 キョン「……可能性としては……」 ハルヒ「異世界人って場合もあるわね」 キョン「そうじゃなくてな」 ハルヒ「!」 キョン「今度はなにを思いついた?」 ハルヒ「逆よ!」 キョン「逆?」 ハルヒ「欲しいものを考えて見当違いのものが出てくるなら、見当違いのものを想像すればいいのよ!」 キョン「……そうか?」 ハルヒ「そうよ! ほらキョン! 二人で動物のアレを想像するわよ!!」 キョン「よりにもよってアレかよ」 ハルヒ「いいから黙って集中しなさい!」 キョン「ったく……んん」 ボトッ ボトボトッ ベチャ ボトッ…… 78 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 04:58:15.44 ID:/RpbsSiP0 キョン「…」 ハルヒ「…」 キョン「お前何を想像したんだ」 ハルヒ「あんたこそ」 キョン「……動物のアレだよな」 ハルヒ「動物のアレね」 キョン「……はぁ」 ハルヒ「もうやだ」 キョン「えーと、報告しますハルヒ隊長」 ハルヒ「うん」 キョン「俺達が動物のアレを想像した結果」 ハルヒ「はい」 キョン「出現したものが……」 ハルヒ「…」 キョン「動物のアレが12個、ひじき2パック、そしてなぜか……」 ハルヒ「古泉君の写真……しかも焼きまわしで同じのが23枚」 キョン「わかったよ。ここは地獄なんだ」 ハルヒ「誰か助けなさいよーっ!!」 79 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:00:52.97 ID:/RpbsSiP0 キョン「ひじきちょっと撒けちゃってるしな」 ハルヒ「もったいないわね……」 キョン「…」ビョーン ハルヒ「どうするのよ」ビョーン キョン「どうしようもないだろ……あぐ」モシャモシャ ハルヒ「あ、ちょっと勝手にちくわ食べないでよ!」 キョン「いるのか?」 ハルヒ「……いらないけど」ビョーン キョン「ひじき食べてろ。ひじきプリンセス」モグモグ ハルヒ「うるさいわね!」ビョンビョン キョン「……楽しいなこれ」ビョーン ハルヒ「……そうね」ビョーン 81 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:08:17.02 ID:/RpbsSiP0 キョン「冷静になろう」 ハルヒ「なってるわよ」ウロウロ キョン「昨日の行動を思い出せ。それが鍵になってるかも」 ハルヒ「昨日……」ウロウロ キョン「確か長門が突然、『人間五十年……下天のうちを〜』とか言い出して」 ハルヒ「びびったわねアレは」ウロウロ キョン「そんでこれはおかしいってなって、みんなで長門の家に連れて帰ったんだよな」 ハルヒ「熱があったみたいだったしね。すぐ寝てたわ」ウロウロ キョン「そんで古泉のパンツマンダンスと……それはどうでもいいか」 ハルヒ「……有希に原因が?」ウロウロ キョン「いや、わから……って、なにしてるんだ?」 ハルヒ「ほらキョン! 動物のアレ、おもいっきり反動つけて全部揺らしてみた!」 キョン「……だからなんだよ……うわぁ気持ち悪い……」 83 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:14:17.65 ID:/RpbsSiP0 キョン「長門の異常から発生した異空間……それなら納得できるかも」 ハルヒ「なに言ってるのよ」ビョンビョン キョン「うーん、でもそれでどうすれば帰れるんだ?」 ハルヒ「くっ……Gが強いわね……」ググッ キョン「長門の回復を待つだけ?」 ハルヒ「おっと! これは凄いカーブ!」ビョンビョン! キョン「それなら……」 ハルヒ「ぎゅーん!」ビョーン キョン「全部聞えてるからな」 ハルヒ「!!!!」 キョン「え? もしかして俺が居るの忘れてた? 夢中になってた?」 ハルヒ「ううっ、うるさい! 死ねバカキョン!!!」 84 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:21:17.78 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「あーもー、意味わかんない」 キョン「中々楽しんでるように見えたが……」 ハルヒ「そもそもなんで制服なのよ」 キョン「さぁ?」(……?) ハルヒ「…」 キョン「…」(よくみると……ブラが透けてる!?) ハルヒ「なによ?」 キョン「いいや、なんでも」 ハルヒ「?」 キョン「…」(あれ、もしかして俺にしか見えてないとか?) ハルヒ「もー」ゴロゴロ キョン「…」(これもこの部屋の……ならば願いは一つ!) キョン「…」(乳首透けろ乳首透けろ乳首透けろ乳首透けろ乳首透けろ乳首透けろ……) ハルヒ「なにあんた、なんでそんな真剣な顔してるの?」 キョン「真剣だからさ」 86 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:23:31.92 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「…」 キョン「届けこの想い……」ボソッ ハルヒ「なに? なんだって?」 キョン「……はぁ、やっぱ無理か」 ハルヒ「!? きゃっ!」 キョン「?」 ハルヒ「ななっ、なによそれ!」 キョン「え? なに? なにが……!!!!」 ハルヒ「ちょっ、キョ、キョンの変態!」 キョン「何故……俺の乳首が透ける……」 ハルヒ「もう嫌ー! 誰か出しなさいーっ!!」 89 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:29:04.78 ID:/RpbsSiP0 キョン「なぁハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「俺はいつまでうつ伏せになってないといけないんだ」 ハルヒ「それが見えてる間はそうしてて。なんか部分的に……キモイ」 キョン「…」 ハルヒ「意味がわからないわ! なにをどうしたいの!?」 キョン「俺に聞くな……俺はもう死にたい……」 ハルヒ「うつ伏せで喋られても何言ってるかわかんないわよ」 キョン「じゃあそっち向くぞ」 ハルヒ「殴るわよ」 キョン「…」 ボサッ キョン「うわっ!?」 ハルヒ「あ、なにか落ちて……なにこれ」 キョン「……着ろってか」 ハルヒ「……そのままよりはいいじゃないの。着てなさいよ」 キョン「…」 ハルヒ「……ぷっ……」 キョン「笑うな」 ハルヒ「だって……それ……マリオ……くすっ」 キョン「誰か殺してくれ」 92 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:40:28.27 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「甲高い声で喋りなさいよ」 キョン「ふざけるな」 ハルヒ「ねぇキョン」 キョン「…」 ハルヒ「すねてないで聞きなさい」 キョン「なんだよ……俺はどうせ配管工だよ……」 ハルヒ「なんの偶然か知らないけど、動物のアレが一個ヨッシーなのよ」 キョン「…」 ハルヒ「乗りなさい」 キョン「嫌だ」 ハルヒ「多分それが鍵なの! こんな変な部屋で偶然なんてあるわけないじゃない!」 キョン「…」 ハルヒ「ほら早く!」 キョン「ううっ……」ビョンビョン ハルヒ「…」 キョン「どうなんだよ……」ビョーン ハルヒ「変化ないわね。あんまり面白くもない」 キョン「わかった。これ悪夢なんだ」 95 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:45:00.70 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「…」モジモジ キョン「あ、もう乳首透けてない……」 ハルヒ「し、知らないわよ」モジモジ キョン「? どうしたんだ」 ハルヒ「別になんでもないわ」 キョン「……トイレか」 ハルヒ「!!」 キョン「ははん、コーヒー飲みすぎて、トイレ行きたくなりましたか」 ハルヒ「う、うるさいわね!!!! し、仕方ないでしょ!!」 キョン「安心しろ、俺もだ」モジモジ ハルヒ「知らないわよバカ!!」 ハルヒ「うぅ……」 キョン「……平常心平常し――」パサ ハルヒ「!?」 キョン「! なんだこれ、紙? ……なにか書いてる」 ハルヒ「な、なにが書いてるの?」カサカサ 『ざまぁwwwwwwwww』 ハルヒ&キョン「「出て来いコラァ!!!!!」」  100 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:50:53.19 ID:/RpbsSiP0 キョン「こうなったら仕方ない、ドモホルンリンクルの箱に」 ハルヒ「本気で殺すわよ!?」 キョン「だ、だって……うっ」 ハルヒ「う〜//」 ガチャ ハルヒ「!? あ、ドアが開いた!?」 キョン「?」 ハルヒ「! トイレだ!」 キョン「何だって?」 ハルヒ「キョン、邪魔!!!」ベシッ! キョン「めいびいっ!!!」 ガチャ ハルヒ「ふぅ……」 キョン「どけハルヒ! 早くしないと俺が俺じゃなくなっちゃう!!」 ガチャ 101 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:53:43.82 ID:/RpbsSiP0 キョン「……なぁハルヒ」 ハルヒ「え? なに、聞えないー」 キョン「……トイレ……どんなのだった?」 ハルヒ「どんなのって、そんなの」 キョン「…」 ハルヒ「なんか綺麗じゃない?」 キョン「あの、ものっすごい汚くて……汲み取り式っぽいんだけど」 ハルヒ「え? そんなことなかったわよ?」 キョン「臭いし……うわぁ……」 ハルヒ「そんなの気にしてる場合なの?」 キョン「!!! そ、そうだった!」 ハルヒ「どこまでもバカなのねキョン……」 ガチャ キョン「ただいま。ついでに大きいのも済ませてきた」 ハルヒ「……あんたの評価がどんどん落ちていくわね……」 キョン「もうなんでもいいや」 104 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 05:58:39.71 ID:/RpbsSiP0 キョン「ともあれ、とりあえず元の状況だ」 ハルヒ「なにも解決してないけどね」 キョン「俺はやっぱり、長門が原因だと思うんだよ」 ハルヒ「でもなんで有希が?」 キョン「言っても信じないだろうから、無視してくれ」 ハルヒ「??」 キョン「……でもどうすれば……」 ハルヒ「うー」 古泉「ふんもっふ!」 キョン「!?」 ハルヒ「きゃっ、なに!?」 古泉「ふぅ……やっと繋がりましたね」 キョン「古泉の写真が……喋ってる?」 ハルヒ「うわぁ気持ち悪い」 108 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:04:12.58 ID:/RpbsSiP0 古泉「さてと、状況を説明します」 ハルヒ「凄いわねこれ、薄型?」 キョン「黙ってろ」 古泉「そこは長門さんが作り出した、閉鎖空間とはまた違う異空間になりますね」 キョン「やっぱりか……」 古泉「今、朝比奈さんが長門さんの傍に居ますが……どうにも熱を出しているみたいでもががっ」 ハルヒ「電源どここれ?」 古泉「ちょっ、裏返さないでください」 キョン「ほら座ってろハルヒ」 古泉「まあ長門さんの体調が治るまでは……」 キョン「そうか……でも原因がわかっただけ、よかったよ」 ハルヒ「なにがなんですって?」 キョン「なんでここぞとばかりにバカキャラになってるんだお前は」 110 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:10:00.20 ID:/RpbsSiP0 キョン「いったいどれぐらいココに居ればいいんだろうな」 ハルヒ「つまんないわね。早く出しなさいよ古泉君」 キョン「もう黙ってろお前」 古泉「大丈夫です」 キョン「え?」 古泉「さすがに長時間そんな所にお二人を閉じ込めておくのは可哀想かと思いまして」 キョン「なんだ、助けてくれるのか!?」 古泉「えぇ。頼ってください」 キョン「…」 古泉「笑ってくださいよ。笑うところでもごぉ」 ハルヒ「もういいわこれ。電源切るわよ」 古泉「……助けますから。裏にしないでください……」 キョン「すまないな。ハルヒもうちょっと壊れてるのかもしれないよ」 ハルヒ「なによ失礼ね!」 112 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:16:20.50 ID:/RpbsSiP0 古泉「さて、じゃあ頑張りますね」 ハルヒ「ねぇ古泉君? 暇だからゲーム送りなさいよ」 キョン「動物のアレで遊んでろ」 キョン「で、どうするんだ」 ハルヒ「…」ビョンビョン 古泉「さすがに僕達の管轄外なので、すんなりとはできないのですが……」 ハルヒ「あっちのがスプリングがギッチリでいいわね」トコトコ キョン「難しいのか?」 古泉「というか、準備に時間が掛かりました」 ハルヒ「うん! これよ!」ビョインビョイン キョン「準備?」 古泉「いきますよ……」 古泉×22「「「ふんもっふ!」」」 キョン「!? うわっ、ぜ、全部喋りだした気持ち悪いっ!!」 古泉(1)「……さらりと酷いことを言いましたね」 古泉(13)「まあ要は、僕の力を最大限以上に発揮するタメに」 古泉(20)「その空間で僕という存在を増やしていたんです」 キョン「なんとも都合がいい話だな」 ハルヒ「キョン、おしり痛くなってきた」ビョンビョン キョン「はいはい、ひじき食べていような」 114 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:22:59.77 ID:/RpbsSiP0 キョン「それでどうするんだ」 古泉(18)「全員で力を集中して」 古泉(16)「一気にお二人をその空間から搾り出します」 キョン「搾り出すって……もう少し優しく出してくれよ」 ハルヒ「すごいわねー。全部別々に喋ってる」グルグル 古泉(5)「マルメナイデッ」 キョン「なんでそいつカタコトなんだよ」 古泉(3)「さぁ、では僕の写真を」 古泉(17)「23枚全部一箇所に集めてください!」 キョン「……え?」 古泉(1)「? いやですから、全部集めて……」 キョン「…」 ハルヒ「あれ、一枚足りなくない? 1、2……22枚しかないわよ?」 118 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:25:47.39 ID:/RpbsSiP0 キョン「そ、それは全部ないとマズイのか?」 古泉(もうどれでもいいや)「えぇ」 ハルヒ「うわぁ、古泉君のオンパレード……夢に出てきそうね」 キョン「…」 ハルヒ「ないわ。あと一枚、行方不明」 キョン「そ、そうか……まずいな。ははっ」 古泉「? おかしいですね」 キョン「…」(言えない……) ハルヒ「ちょっとキョン! あんたも探しなさいよ!」 キョン「さ、探してる。探してるぞハルヒ」(言えるわけない……) キョン「…」(さっきトイレで……紙がなかったから使ったなんて……) 123 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:36:18.73 ID:/RpbsSiP0 古泉「マズイですね」 ハルヒ「どこにもないわよ?」 キョン「……紙がなかったんだ……仕方ないだろ……」 ハルヒ「?」 古泉「しょうがないですね」 キョン「他になにか解決策が?」 古泉「ありませんよ」 キョン「…」 古泉「僕が出来るのはここまでです。あとは……長門さんの回復を待つしか」 ハルヒ「使えないわね古泉君」 キョン「そ、そうだな」 古泉「すいません……なんでしょう、なにかモヤモヤしますね」 キョン「…」 古泉「じゃあこっちはこっちで、長門さんの看病してみます」 キョン「あ、あぁ。よろしく」 ハルヒ「この写真はどうなるの? このまま何もしないのに喋ってると心底気持ち悪いんだけど?」 古泉「あはは、なんかそこまで言われると気持ちいいですねぇ」 キョン「ごめん……古泉」 125 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:43:53.04 ID:/RpbsSiP0 古泉「まあ大丈夫です。こっちに戻ってくれば、その写真もなくなります」 キョン「そうか」 古泉「元々それは長門さんの生み出したものじゃないですからね」 ハルヒ「え? 古泉君が有希の子供ってこと!?」 キョン「もう喋るな。動物で遊んでろ」 ハルヒ「…」ビョンビョン キョン「…」(なんでそこだけは素直なんだろう……) 古泉「とりあえず、僕は元に戻りますね」 キョン「すまない」 古泉「いえ、力になれないですいません」 キョン「…」 古泉「まあ元に戻れば、反動で23人分の記憶を手に入れるので……」 キョン「え?」 古泉「消えた23枚目がドコにあるか、わかっちゃうんですけどね」 キョン「いや、あの」 古泉「まさに時すでに遅しって状況ですが、お二人が戻ってきたときにドコにあったかお教えします」 キョン「……二つ以上の意味でごめんなさい……古泉……」 古泉「?」 128 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:49:16.17 ID:/RpbsSiP0 古泉「それじゃ戻ります」 キョン「帰ったら一発ぐらいなら殴られてやってもいいからな」 古泉「はい?」 ハルヒ「SABEッ!」ビリッ キョン「なんだそのくしゃみ」 ハルヒ「うるさいわねー。……あ、写真破いちゃった」 古泉(5)「ギャアアアアアア!!!! カラダガァァ!! ヒギィィィッッ!!!!!」 古泉「…」 キョン「あの、凄い痛がってるみたいなんだが」 古泉「……どうやら……痛覚も残ってるみたいですね……うわっ」 古泉(5)「ベシャアアアアアアアアア!!!!! オボァァ、ゲボォォォォ!!!」 ハルヒ「うるさいわねー」グシャグシャ               ポイッ キョン「…」 古泉「…」 古泉「さようなら。お元気で」 キョン「あぁ……また逢える日を楽しみにしてるよ……」 ハルヒ「あ、写真消えた。ねぇキョン? それでどうなったの?」ビョイン キョン「あのな、SOS団一人減るかもしれない」 ハルヒ「ふぇ?」 131 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 06:59:23.87 ID:/RpbsSiP0 キョン「まあなんだ、あとは待つしかないな」 ハルヒ「どのくらい?」 キョン「長門の体調が良くなるまでだ」 ボトッ ハルヒ「なにか出てきた」 キョン「?」 ハルヒ「サンポールって書いてる」 キョン「…」 ボトッ ハルヒ「あ、また」 キョン「まさか……」 ハルヒ「こっちはドメスト?」 キョン「触るなハルヒ!」 ハルヒ「?」 134 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:01:10.10 ID:/RpbsSiP0 キョン「危ないな……マジで触るなよ、ハルヒ」 ハルヒ「何度も言わないでもわかってるわよ」 ボトッ ハルヒ「あ、コーラだ」 キョン「おぉ、やっといいものが出てきたな」 ボトボトッ ハルヒ「なにこれ?」 キョン「……メントス?」 ハルヒ「丁度いいわね。おやつにしましょう」 キョン「おやつって、遠足気分かよ」 138 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:07:32.44 ID:/RpbsSiP0 ハルヒ「フタが開かないわキョン」 キョン「どれ、貸してみろ」 キョン「……そうだハルヒ」 ハルヒ「なに?」 キョン「暇だからな、俺の特技見せてやるよ」 ハルヒ「なによ」 キョン「俺、コーラの一気飲み早いんだよ」 ハルヒ「地味な特技ねー」 キョン「いやマジで早いんだよ」 ハルヒ「やってみんなさいよ。あたしを驚かせたらメントス全部あげるわよ」 キョン「いいとも。それじゃいくぞ……それっ!」 ハルヒ「!!」 ハルヒ「うわ、凄いわね……もうなくなった」 キョン「げふ。な、凄いだろ」 ハルヒ「ちょっと驚いたわ。仕方ないわねー。メントスあげる」 キョン「お、いいのか」 ハルヒ「あたしにはひじきがあるしね」 キョン「悪いな……じゃあ貰うよ」 ハルヒ「はい、どうぞ」 141 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:08:44.22 ID:/RpbsSiP0 幼女「それからどうなったのおじいさん?」 おじいさん「…」 幼女「? おじいさん?」 おじいさん「…」 幼女「…」 幼女「……死んでる……」 143 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:10:03.24 ID:/RpbsSiP0 おじいさんの死に顔は、それはそれは綺麗なものでしたそうな。                                  終。                                   ED曲:さだまさし-防人の詩  146 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:10:40.66 ID:/RpbsSiP0 もうどうでもいいや おやすみー 153 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/12(木) 07:15:28.06 ID:/RpbsSiP0 ごめんなさい…正直>>81辺りからネタ切れもいいとこでした… 眠れない夜君の所為だよハルにゃんってことで、少しだけ書く予定だったんだけど なんかもうおかしくなりました。オチなんて全く考えてもなかったんで無理でした…… 超ごめんww