かがみ「こなたが…いなくなった……」 1 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:10:19.16 ID:vn3qac8CO ――葬儀所―― そうじろう「…今日は来てくれて、本当にありがとう。」 みゆき「ほ、本当に急なことで…。何と申せばいいのか…。」 かがみ「ほら、つかさ…いい加減に泣くのやめなさいよ…。」 つかさ「だって…だって…。こ、こなちゃんが…。」 かがみ「…つかさ。」 3 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:11:21.44 ID:vn3qac8CO ――学校―― 黒井「ほんまに伝えにくいことやけどな…泉が……先日亡くなってな…。」 ザワザワ 黒井「みんなも知っての通り…飛行機の墜落事故でや…。」 ザワザワ 黒井「好きな声優の追っかけをして命を落とすなんて…ほんまにアホなやっちゃなぁ泉は……。」 白石「(あの先生が泣いてる…。)」 4 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:11:46.05 ID:vn3qac8CO ――3-C―― あやの「…柊さん、今日も来ていませんね…。」 みさお「柊は本当に友達思いだからな…。一番ショックだったのかもな…。」 あやの「今度一緒にお見舞いに行ってみようよ。」 みさお「……そうだな。」 6 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:12:06.49 ID:vn3qac8CO ――柊宅―― ピンポーン つかさ「どうぞ中に入ってください。」 あやの「お邪魔します。」 みさお「それで、柊の様子は……?」 つかさ「……。お姉ちゃん、お友達が来てくれたよ。」 ガラッ みさ・あやの「!」 かがみ「……こ、こなたぁ。……うぅ、こなたぁ。」 つかさ「ずっと放心して泣いたままの状態で…。」 あやの「柊さん…。」 みさお「柊…。」 7 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:12:30.78 ID:vn3qac8CO ――1-D―― ひより「ゆたかさん、あれからずっと元気ないね…。」 パトリシア「ダイジなヒトをウシナッタんですから、トウゼンですよ…。」 みなみ「……ゆたか。」 ゆたか「……お姉ちゃん。」 8 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:13:04.50 ID:vn3qac8CO みなみ「ゆたか、この胸においで!」 ゆたか「みなみちゃ〜ん!」 みなみ「私がずっと側にいてあげるから、ゆたかは何も心配しなくていい。」 ゆたか「う、うん。」 みなみ「…ゆたか。」 ゆたか「…みなみちゃん。」 ひより「自重しろ私!!」 9 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:13:23.63 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― ゆい「お姉さん遊びに来たよ〜!」 ゆたか「あ、ゆい姉さん…。」 ゆい「ゆたかぁ!元気出して!」 ゆたか「う…うん。」 ゆい「こなたの分も身長伸ばしてグラマーになるんだよ!」 ゆたか「そ、そうだね。(それはちょっと違うんじゃ…。)」 ゆい「こなたの部屋は…?」 ゆたか「あの事故以来…ずっとそのままだよ…。」 ゆい「ちょっと覗いてみようかね。」 11 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:13:42.39 ID:vn3qac8CO ――こなた部屋―― ゆい「相変わらず漫画だらけだね〜。」 ゆたか「こなたお姉ちゃん、いつも読んでたもんね…。」 ゆい「いつもゲームもしてたしねぇ〜。」 ゆたか「いつもパソコンもしてたよね。」 ゆい「ちょっと電源入れてみようかねぇ。」 ポチッ ガーッ ゆい「起動したねぇ。……ディ、Dドライブ?」 カチッ ゆたか「い、淫辱スタジオTake2……姦獄鬼畜ショータイム…。」 ゆい「はっ、ゆたか見ちゃダメ!」 ゆたか「どんだけ〜。」 13 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:14:25.62 ID:vn3qac8CO ――ゲマズ―― 店長「臨戦体制でいるというのに、最近は伝説の少女Aを見かけないな…。」 店員男「店長……先日墜落事故のあった飛行機に乗ってたらしいっすよ、彼女。」 店長「な、なぁに?」 店員女「まだ中学生くらいで…あんなに若かったのに……。」 店長「く、くぉなったらぁ!哀悼の意を込めて、店の商品を全力で家におくるぞ!」 店員男「そ、そんなことしたら、遺族の方に迷惑じゃ…。」 店長「ブァッカモーン!!」 店員「グワァー。」 店長「あの手の娘は大抵、家族の影響を受けてヲタクに染まるんだ!」 店員女「でも遺族はそれ処ではないんじゃ…。」 店長「アフォンダレー!」 店員女「キャ―!」 店長「悲しみの涙を笑顔に変える!それがアニメやゲームの持つドラマティックパワーだろ!!」 店員男・女「す、すいませんでした!」 店長「とりあえず、エースコンバットとパイロットになろうは必ず入れとけ!!」 14 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:14:45.84 ID:vn3qac8CO ――3-B―― みゆき「かがみさんのご様子はどうですか?」 つかさ「少し落ち着いたけど、飲まず食わずで…。」 みゆき「あのかがみさんがここまでなるとは想像もつきませんでした。」 つかさ「何だかんだ言って一番こなちゃんのこと好きだったんだね…。」 みゆき「悲しんでくれる人がたくさんいてくれて、こなたさんもきっと天国で喜んでますよ…。」 つかさ「…うん。元気で暮らしてると、いいね…。」 16 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:15:40.99 ID:vn3qac8CO ――高速道路―― ブーン トラック野郎「お嬢ちゃん若いねぇ。まだ小学生かい?」 こなた「おっちゃん、こう見えても高校生だから!18だよ!」 トラック野郎「ひゃ〜、たまげたでぇ!確かに小学生でヒッチハイクっつうのはおかしいわな。」 こなた「いやでも、おっちゃんにロリコン属性なくて良かったですよ。襲われる心配ないし。」 トラック野郎「ははっ、あんたに似た孫がいるでね。そんな真似しないったらさ。」 こなた「ホテルで寝坊して飛行機逃したって言ったら、お父さん驚くだろうな。」 トラック野郎「はっは、誰にでも失敗はあるでな。」 こなた「ライブの後ってつい気が抜けちゃうんですよね〜。貯金全部グッズに費やしたから正直焦りましたよ〜。」 トラック野郎「青春は二度と帰って来ねぇすけ、散財も大事だってばよ!」 こなた「ですよね〜。この戦利品眺める度に、おっちゃんのこと思い出します!」 トラック野郎「グスッ……泣けるねぇ〜。」 こなた「もう、泣き真似だってバレバレですよ!」 トラック野郎「バレてたか?」 二人「ハハハハッ。」 ブーン 21 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:17:57.48 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― そうじろう「ゆたかちゃん、日曜日俺とゆいと一緒に墓地にきてくれるか。」 ゆたか「はい、墓地ですか…?」 そうじろう「あぁ。亡くなった妻の命日で墓参りをしなきゃならんし…。」 ゆたか「わかりました!(おじさん、すっかり痩せたなぁ…。)」 24 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:18:20.93 ID:vn3qac8CO ――3-B―― 不良女子A「キモいヲタクがいなくなって清々したよな。」 不良女子B「ホントホント。あんな奴死んで当然だっつうの。」 スタスタ つかさ「そ、そんな言い方ないんじゃないの!」 不良女子A「んだよお前!喧嘩売ってんの?」 みゆき「…つかささん。」 つかさ「あ、あぁ!喧嘩売ってんだよこっちは!」 不良女子B「上等じゃねぇか!今度の日曜日、○×公園で待ってるからな!」 つかさ「わかったよ!せいぜい腹くくって待ってろよ!」 みゆき「…つかささん。」 26 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:18:57.12 ID:vn3qac8CO ――職員室―― 黒井「……泉。」 ひかる「黒井先生、全く元気ないな。」 ふゆき「大切な教え子を亡くしたんですものね。」 黒井「(いかん、いかん。私が落ちこんでどないするねん。)」 黒井「(日曜日に泉ん家に挨拶しに行くかな。)」 27 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:19:34.97 ID:vn3qac8CO ――マック―― ひより「ゆたかさん、相変わらず元気ないよね。」 みなみ「…とても心配…。」 パトリシア「ノンノン!コレだからニホンジンはいけません!」 ひより「ん?どうかしたの?」 パトリシア「ウジウジしたってナニモカワリませんよ!」 みなみ「…私もそう思う。」 ひより「そうだね…。何か行動を起こそうか。」 パトリシア「コンナときはサプライズをおこすのが一番です!」 みなみ「…サプライズ?」 パトリシア「ソウです!コンドのニチヨウ、ユタカさんチにトツゲキしましょう!」 28 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:20:23.06 ID:vn3qac8CO ――柊宅―― つかさ「お姉ちゃん。今度の日曜日に喧嘩することになったよ。」 かがみ「……。」 つかさ「こなちゃんを侮辱するなんて許せないよね。」 かがみ「……。」 つかさ「わたし、前よりも強くなろうと思うんだ。」 かがみ「……。」 つかさ「今までお姉ちゃんに迷惑かけてばかりで…だから今度はわたしがお姉ちゃんを……」 かがみ「……。」 つかさ「だからゆっくり休んで元気になってね!」 かがみ「(……つかさ。)」 30 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:20:59.54 ID:vn3qac8CO ――高速道路―― トラック野郎「お嬢ちゃん、家族に連絡しなくていいんかい?」 こなた「携帯持って来なかったし、別にいいです。」 トラック野郎「でもねぇ、きっと心配してるよ。」 こなた「おっちゃんのトラックに乗せてもらってるなんて言ったら、絶対変な妄想して泣くと思うし。」 トラック野郎「…ハハッ。」 こなた「子離れ出来ない親なんで、この際少し連絡とらないくらいが丁度いいんですよ!」 トラック「まぁ、そういうことなら。日曜日には着けるよ。」 こなた「あがとごじゃます!お肩揉ませてください!」 トラック野郎「おぉ悪いねぇ。気持ちいい〜。」 こなた「ちょww変な声出さないでくださいよ!隣見てますよ!」 トラック野郎「新しい孫が出来たみたいで、おっちゃん嬉しいよ…。」 こなた「そんなにマゴマゴしないでください!」 二人「ブワァハハッ!!」 33 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:22:52.66 ID:vn3qac8CO ――日曜日―― ゆたか「(こういう時って黒いお洋服がいいんだよね。)」 そうじろう「ゆたかちゃん、おはよう。」 ゆたか「おはようございます。(珍しくおじさんがスーツだ。)」 そうじろう「今更だけど…こなたが迷惑かけてごめんな。」 ゆたか「そ、そんな…迷惑だなんて…。」 そうじろう「…本当に……あいつときたら…まさか……死ぬなんて……。」 ガチャッ ゆい「おっはy……。」 そうじろう「すまん、みんな揃ったし行こうか。」 ゆたか・ゆい「……。」 35 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:23:22.82 ID:vn3qac8CO ――○×公園―― つかさ「うわぁ〜たくさん集まってるよ〜。」 つかさ「でもわたし強くなるって決めたんだ!」 みゆき「つかささん!」 つかさ「ゆきちゃん!どうして…。」 みゆき「大切な友人を見過ごす訳には行きません。」 スタスタ みさお「よぉ〜妹!」 つかさ「あ、日下部さん。それに峰岸さんも。」 峰岸「たまには刺激的なこともしなくちゃね。」 日下部「チビッコの悪口言う奴は許せないからな!」 つかさ「……みんな。よし、行こう!」 一同「おぉ!」 ダダンダンダダン 44 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:25:56.78 ID:vn3qac8CO ――泉宅前―― キキーッ トラック野郎「とうちゃーく!!」 こなた「おっちゃん本当にあがとごじゃした!」 トラック野郎「おぉ!お嬢ちゃんも元気でな!」 ブルルンッ こなた「さて何と言って中に入ろうか…。」 こなた「いやぁどこでもドアの修復に時間かかって〜……違うな。」 こなた「亀に乗って竜宮城まで行ってきたらさ〜……むぅ、センスゼロ。」 ガタガターッ 店員男「いやぁ運ぶの大変すねぇ。」 店長「なぁに。遺族の幸せを願ったらこれしき…。」 店長女「確かこの辺り…あぁ女の子が立ってるあそこの家がそうじゃないですか?」 店員男「どれどれ……て、店長……。」 店長「どうした?」 店員男「あれってまさか……。」 店長「ん?」 店員男「で、伝説の少女Aじゃ…。」 店長「そ〜んな、馬鹿なこt……ギャー!!」 店員女「ゆ、幽霊だ!まだこの世をさまよってたんだ!」 店長「きょ、今日のところは撤収だ〜!!さいなら〜!!!」 ガタガターッ 46 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:26:20.34 ID:vn3qac8CO ――墓地―― そうじろう「水かけるよ。」 バシャ ゆい「じゃあ綺麗にしようね、ゆたか。」 ゆたか「うん。」 ゴシゴシ ゆい「お花を供えて……これでよし!」 そうじろう「二人共どうもありがとう!焼香を立ててお祈りしよう。」 そうじろう「(かなた…ごめんな。俺…こなたを守れなかったよ。)」 そうじろう「(そっちで二人が会えたなら、よろしく頼むな…。)」 かなた「まだ来てないっつうの。」 52 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:27:44.07 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― ピンポン、ピンポン こなた「何だぁ留守か。PSから鍵を取り出して…。」 ガチャ こなた「たっだいま……誰もいないけどね。」 スタスタ こなた「シャワーでも浴びるかぁ…の前にお母さんに挨拶しよ。」 チーン こなた「お母さん、帰ってきたよ!あれ、写真が二枚置いてある。」 ジーッ こなた「お母さんに似てるけど…目元にホクロ…アホ毛…ちょっとこれ私じゃん!」 こなた「もうこんなとこに置くなんて不謹慎だなぁ!あ、テーブルに手紙がある。」 スタスタ こなた「手紙かと思ったら新聞紙かぁ……なぬ?」 こなた「北海道発XX便が墜落事故!これって私が乗るはずだったやつじゃん…。」 こなた「ま、まさか私死んでることになってるわけ?」 53 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:28:29.99 ID:vn3qac8CO ――○×公園―― 不良女子A「時間通り来るとはエライじゃねぇか。」 つかさ「あんたこそ馬鹿だから約束忘れてたかと思ったよ。」 不良女子B「んだと!その鼻へし折ってやる!」 つかさ「あんたの汚い面、さらに汚しちゃる!!」 不良女子A「かかれー!」 つかさ「うおー!」 56 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:29:18.38 ID:vn3qac8CO ――喫茶店―― そうじろう「かなたといい、こなたといい、ロリは短命なのかもしれんなぁ…。」 ゆたか「(…おじさん。)」 そうじろう「ゆたかちゃんは長生きしてくれな、な!」 ゆたか「は、はい (ちょっと恐い…)。」 60 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:30:19.18 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― こなた「と・り・あ・え・ず……かがみに電話。」 ピポパポ まつり「はい柊です。」 こなた「にちゃ!泉ですけど、かがみさんいますか?」 まつり「……先日、友人が亡くなってからすっかり蛻の殻になってしまってて…。」 こなた「あ、その友人なら生きてますよ〜。」 まつり「悪ふざけはよしてください!」 こなた「え、でも本当に生きて……。」 プープー こなた「ガーンっ。しょうがないか…。」 ピンポーン こなた「誰か来た!は〜い!」 黒井「薮から棒にすいません、こなたさんの担任だった黒井いうものです。」 こなた「せ、先生だ!」 65 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:30:56.13 ID:vn3qac8CO ――○×公園―― つかさ「ぐはっ……この雌豚!」 不良女子A「この口ポカン野郎!」 みゆき「てめぇら低脳共がぁ!!」 つかさ「(ゆきちゃん…すごい。)」 67 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:31:38.79 ID:vn3qac8CO ――泉宅へ向かう道中―― パトリシア「元気を出すにはコスプレが一番です!」 ひより「そうだね!ノリノリで行こう!」 みなみ「わたしのコスって……何ていう名前のキャラ?」 ひより「李小狼ってキャラだよ。」 パトリシア「ゆたかさんには、さくらちゃんコスをしてもらいます!」 ひより「そう!私は自重してエリオルくん。」 パトリシア「私は桃矢くんコスです!シナリオ頭に入りましたか?」 みなみ「お、俺はさくらのことが好きだ!」 パトリシア「お前に妹はやらんぞ!」 ひより「僕と付き合ってください。」 パトリシア「お前なら許す。」 みなみ「ちょ、待てよ!」 パトリシア「はい、完璧で〜す!では突撃しましょう!」 一同「おぉ〜!」 73 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:33:03.27 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― こなた「え〜い!先生に詳しい事情を話そう。」 ガチャ こなた「せ、先生!にちゃ!」 黒井「……。」 こなた「あ、あの私生きてました。死んでませんよ〜。」 黒井「……。」 こなた「また一緒にネトゲ出来ますね。良かった、良かった!」 黒井「……。」 こなた「せ、先生?もしもーし。」 ツンツン 黒井「ギャー!!」 こなた「ちょ、先生!……行っちゃったぁ。」 黒井「ギャー!!」 ひより「今の黒井先生じゃ?」 パトリシア「あのひきつった顔…きっとゆたかの家で何かあったんですね。」 みなみ「…ゆたかが危ない。」 75 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:33:56.03 ID:vn3qac8CO ――○×公園―― 不良女子A「こいつら、しぶといなぁ。」 つかさ「ダメだ…圧倒的に数が足りない……。」 みゆき「ちょづいてんじゃねぇよ、貧乳共がぁ!」 不良女子B「ひぃ。」 つかさ「…うぅ(私も貧乳。)」 76 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:34:19.99 ID:vn3qac8CO ――喫茶店―― そうじろう「こなたの残した遺品は全て大切に保管することにしたよ。」 ゆたか「え!あの淫辱スタジオTake2もですか?」 ゆい「シーッ!ゆたか!」 そうじろう「あぁ、淫辱スタジオTake2もだ。」 ゆたか・ゆい「……。」 85 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:38:50.49 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― こなた「う〜ん、まずいなぁ。お父さんの携帯も繋がらないし。」 ピンポン こなた「また誰か来たよ!は〜い!」 パトリシア「友枝小学校から来た者で〜す。」 こなた「ちょwモロCCかよ。……出るべきか否か。」 ピンポン こなた「あ、あのー。」 ひより「はい。」 こなた「そのまま私の話を聞いてくれますか?」 ひより「いいっすよ。」 こなた「もしあの墜落事故を起こした飛行機に乗らず、泉こなたが生きてたとしたら驚く?」 パトリシア「あなた一体誰ですか?家族と言えど余りに不謹慎ですよ!」 ガラッ 一同「!」 こなた「わたしですけど…。」 パト・ひより「ギャー!!!」 こなた「ちょw卒倒した。」 みなみ「あの…。」 こなた「ん?」 みなみ「幽霊じゃないですよね?」 こなた「い、生きてるよ!触ってみてよ!」 ペタッ みなみ「(…私よりは大きい。)」 こなた「温かいでしょ?」 87 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:39:52.58 ID:vn3qac8CO ――泉宅―― こなた「そういう訳なんだよ。」 みなみ「生きてて良かった…。ゆたかも喜ぶ。」 こなた「そのゆたかちゃん達が何処に行ったか知らない?」 みなみ「知りません。」 こなた「そっかぁ。今日はX月X日……あ、お母さんの命日だ!」 みなみ「なるほど、それでお墓参りに…。」 こなた「だね!」 みなみ「あ、あと…。」 こなた「ん?」 みなみ「詳しくは分からないのですが…噂で今日決闘があるって…。」 こなた「決闘?」 みなみ「はい。どうも、つかさ先輩絡みらしくて…。」 こなた「ま・じ・で・か。わかった!留守番任せたよ!」 みなみ「あ…何処へ?」 こなた「とりあえず、つかさの家に行ってみる!」 88 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:40:42.50 ID:vn3qac8CO ――柊宅―― いのり「かがみ!起きて!」 かがみ「ん?」 いのり「あんたの友達が、あんたの友達が!」 こなた「か、かがみ…おひさぶりぃ。」 かがみ「こ、こなたぁ!!」 ガバッ かがみ「こなたぁ!無事で、ぶりれよはっら……」 こなた「かがみんや、苦しいよ。」 かがみ「うぅ、こなたぁ。」 こなた「本当にごめんね……そうだ!決闘ってなに?」 かがみ「は!そういえば今日○×公園で…。」 こなた「わたし行ってくる!」 かがみ「もうこなたを失いたくない……私も行くわ!」 ワチャー 96 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:45:05.44 ID:vn3qac8CO ――○×公園―― つかさ「ぐっ……これまでか。」 不良女子A「さぁ、観念しなさい!」 チョットマッタァァァ 不良女子B「?」 みさお「か、かがみ……とチビッコ!」 こなた「武術経験者の私が来たからには、指一本仲間に触れさせないよ!」 不良女子A「ど、どうして……死んだはずじゃあ。」 かがみ「ふっふっふ。漫画の主人公が死ぬ訳ないじゃない!」 こなた「かがみ、それを言っちゃ…。」 不良女子B「こうなったら、私達があの世に送ってやるぅ!」 こなた「いくよ、かがみ!」 かがみ「おっけー!」 こなた・かがみ「カ・メ・ハ・メ……」 不良女子A・B「まさか!」 こなた・かがみ「波――――!」 スポポブィイィイィイ 不良女子達「んなの、ありかい!」 ブワァー ドッカーン こなた「秋葉原で亡くなった全ての人に捧げる波動弾だ〜!」 100 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:46:33.86 ID:vn3qac8CO すいません、改行規制が(^ω^;)難しい… こなた「はぁ、はぁ。」 かがみ「終わったわね。」 白石「はぁはぁ(*´Д`*)」 106 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:47:51.54 ID:vn3qac8CO ――学校―― キンコンカーン つかさ「メロンパンって表面のカリカリがいいよね〜。」 みゆき「わたしはシットリした中生地が好きですよ。」 こなた「わたしはやっぱりコロネに一コロネって感じ。」 かがみ「またあんたは親父ギャグかい。」 一同「アハハハッ。」 こんな訳で私が起こした騒ぎは丸く収まり、 また普段の日常が始まったのでした。 ――心理病棟―― 黒井「あれは幽霊や…絶対私を呪ってるんや……。」 店長「伝説の少女Aは怪奇現象だったんだ…。さ迷う生き霊の祟りだ…。」          完 126 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/08(日) 20:51:12.39 ID:vn3qac8CO 読んでいただいて本当にありがとうございます! 途中で注意してくれた人、本当に助かりました! またロム側に戻ってもっと腕を磨きたいです(^ω^)