ホモじゃない、谷口と古泉と・・・ 373 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 20:11:53.12 ID:F4YULIqN0 タイトル『ホモじゃない、谷口と古泉と・・・』 谷口「あれっ?何?キョン待ち?呼ぼうか?」 教室の入り口に立っていたのは、 古泉「いえ、大丈夫です。」 谷口「あっそ。」 気にせずにトイレへ向かい用を済ませ戻ると、 谷口「まだ居るのかよ。・・・何やってんだか。」 古泉には声をかけず谷口は教室に入った。 谷口「おい!キョン!」 キョンの肩に腕を回し取る、 キョン「何だ!谷口!?俺にはそういう趣味は」 谷口「違う!むしろそういう趣味の男が俺らのクラスの出入り口に居るんだよ!!」 キョンがそう言われ視線を送ると、古泉が眼に入る。 谷口「お前狙われてるんじゃないのか?」 キョン「あぁ・・・いいんだアイツは。」 谷口「はぁ〜〜〜!??お前まさかもう掘られ キョン「断じて違う!!!」 376 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 20:24:55.06 ID:F4YULIqN0 キョンの話によると、掘られてはいないらしい。 キョン「何故なら俺は、ポニーテール萌えだ!!!」 と、力説をされた。まあ、納得しておいてやるか。 もう一つキョンから言われた事があった。 キョン「お前さ、アイツ毎回の休み時間来てるの知らなかったの?」 谷口「はぁー!!?」 聞けばクラス全員が知っていると言う。 そして授業が始まり古泉が自分の教室に戻っていくのが見えた。 授業は・・・・まあ、寝るに限る。 気づけば終業のチャイムで眼が覚め気づいた頃には、確かに今も来ていた。 谷口「アイツおかしいんじゃねか?」 キョン「ちげーよ。・・・お前も同じ立場になったら、同じようにするかもな。」 谷口「同じって?」 381 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 20:35:16.19 ID:F4YULIqN0 キョン「そんなに気になるなら、本人に聞いてみればいいだろう。」 谷口「教えてくれるのか?」 キョン「それは、アイツ次第。次の昼休みにでも聞きに行くなら着いてくぜ。」 谷口「あぁ。じゃあ、頼むよ。」 キョン「・・・わかった(諦めなかったか)。先にアイツに話しておこう。」 キョンは古泉の所へ行き話しをつけに行った。 その様子を谷口はずっと見ていた。 古泉は笑顔で一礼し、教室を去った。 谷口「どうだった?」 キョン「あぁ、昼休みで良いって。それから、すみません変な思いをさせてしまってだと。」 谷口「・・・なんか悪いことしちまったかな?」 キョン「あぁ〜いう奴なんだよ。もう授業始まるぞ。」 谷口の背中を軽く叩く。 谷口「ぁ、あぁ。」 どこか申し訳ない気持ちと、それまでの苛立ちが交差する。 ・・・しかし・・・ 384 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 20:44:06.98 ID:F4YULIqN0 >>381 谷口「・・・ふぁ〜〜〜」 瞬春(しゅんみん)で昼休み前の授業も寝て終えた。 そして昼休みを迎えた。 谷口が席を立つと、 ハルヒ「ねぇ!一緒にお昼にしましょう!」 キョン「悪い!今日は先約が居てさ。また明日な。」 朝倉「えぇー明日は私でしょう♪」 キョン「あぁー悪い・・・じゃあ、ハルヒは明後日な!」 ハルヒ「・・・ぅん」 キョン「大丈夫。SOS団にはちゃんと出るから、なっ!元気出せ!」 ハルヒ「わかったわ!」 キョン「朝倉も悪いな、明日の事忘れてて」 朝倉「うぅん、いいの。貴方が忙しいのは分かってるから。(本妻なら)理解しないとね♪」 国木田「ねぇ、キョン今日のお昼」 キョン「男はいらん!」 国木田「えぇー!」 キョン「おい、谷口行くぞ。」 谷口「ぁあぁ・・・(視線が痛い)」 386 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 20:54:57.84 ID:F4YULIqN0 興味本位なんですが、安価やっていいですか? 朝倉かハルヒかでのみでお願いします。m(_ _)m 範囲狭くてすみません^^; >>390 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 21:08:24.87 ID:dS/QkLhy0 ハルヒちゃん買ったんで朝倉 しかしお前同時進行で安価は無謀だな! 391 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 21:10:03.71 ID:F4YULIqN0 >>390 サーセンwwwww 朝倉でいいんですよね?両方名前入ってるんで一応^^; 393 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 21:15:33.57 ID:F4YULIqN0 >>384 昼食を持ち二人は教室を出た。 谷口「そういえば行くってどこに?」 キョン「さっき古泉と話して外の自販機前って事にしておいた。」 自販機前に着くと、 キョン「わりー待ったか?」 古泉「いえ、そんなに変わりませんよ。」 古泉が谷口の方を向き深く頭を下げながら、 古泉「すみません!僕の勝手な行為で不快な思いをさせてしまって!」 谷口「えっ!!!あっ!!いや、なんか俺こそすまん!今まで気づきもしなかったのに!!突然こんな事に」 俺の頭の中はパニックしていた、昨日見たAVしまい忘れて机の上に置かれていた時の様だった。 キョン「まあ、落ち着け二人とも。谷口は理由を知らないだけだ。それを聞けば気にならなくなるだろう。」 谷口は何度も頷いて答える。 396 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 21:27:30.22 ID:F4YULIqN0 >>393 古泉「はぁ・・・」 深呼吸とも溜息とも取れる呼吸をし、 古泉「それでは説明します。まあつまらない話なんで、二人とも食べながらで結構です。」 そう言われキョンは食べ始めた。 古泉「僕が最近転校して来たのは知ってますか?」 谷口「あぁ、キョンから聞いたと思う」 古泉「転校して来たのは、朝倉涼子(>>390)を追いかけて来たんです。」 谷口「・・・マジ?」 キョンの方を向く。 キョン「らしいよ。」 古泉「たった一人の女の子の為にですよ、バカみたいですよね。」 谷口「・・・」 古泉「好きなんです・・・どうしようもなく・・・」 キョン「しかしな、色々と問題があってな。」 谷口「問題?」 古泉「この人です」指差し→キョン「俺だ」 谷口「!!!!!(そうだった!!!お前!!!!)」 397 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 21:43:52.53 ID:F4YULIqN0 >>396 〜回想〜 現在キョン達クラスの女子は二代勢力の元動いていた。 一つは涼宮ハルヒ、もう一つが朝倉涼子だった。 ほぼ一匹狼のように見える涼宮だが、 言いたい事をズバズバ言うので言い合える奴らは意外に話さなくても何かあった時には助け合う見えない絆があった。 朝倉涼子は常日頃委員長と言う役柄故の特権もあり、 常に男女問わず好かれていた。 この二代勢力の中心がキョンだった。 何を切欠かは思い出せないが気がつけば、 キョン「朝倉!止せ!!」 朝倉「えぇ〜あぁ〜んしてくれないの?」 ハルヒ「キョンは私のを食べるのよ!」 朝倉「(ハッ)・・・死んで♪」 ハルヒ「(眉毛が)・・・死刑ね!」 キョン「止めろ!俺は、 国木田「」 俺の弁当を食べるんだ!!」 そんな光景が繰り広げられていた。 402 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 22:03:24.26 ID:F4YULIqN0 >>397 キョン「俺もびっくりだよ、転校して来た理由を聞いた時は。」 古泉「転校してきてみたら、こんなオチですよ。」 キョン・古泉「ハハハアハハ」 谷口「なんで笑ってるんだよ?!」 古泉「もちろん事実を知った時は、笑ってなんて居られませんでしたよ。」 キョン「まあな。俺も古泉みたいに人を想った事ないしな。」 古泉「二人になった時に打ち明けたんです。そしたら、彼曰く付き合っても居ない相手はたまに行き過ぎたヤンデレ状態に陥る時があるけど、お前が想っているならいつか振り向かせられるって。」 谷口の耳元で、 キョン「俺!ナイスだろ♪」 谷口「(自分で言ったら意味無いだろ?)」 古泉「だから、彼を責める事は僕には出来なかった。」 キョン「だって、俺も好きだし好かれては居るけど、普通のクラスメイトとしてまでだし・・・ジャムパンうめー♪」 谷口「じゃあ、教室の出入り口でずっと居るのは」 古泉「手を伸ばしては行けない禁断の果実とはいえ、忘れることなんて出来なかったんです。」 キョン「あっ・・・じゃあ、俺は行くわ。」 谷口・古泉「いつもの(か)ですか?」 キョン「あぁ、いつものだ。」 415 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 22:26:37.56 ID:F4YULIqN0 >>402 〜いつもの〜 キョン「待たせたな」 長門「(コクッ)」 キョン「いくぜ!」 牛乳早飲み始め!!! キョン「ゴクッ!ゴクッ!」長門「ゴクゴクゴク」 キョン「カァーーーーー!!!」 長門「・・・」 キョン「今日も俺の勝ちだな」 長門「明日こそ」 キョン「おう、じゃあな〜♪」 ※こっから先が本編みたいな物ですm(_ _)mとは行っても未完成なんで頑張ります^^; 416 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 22:29:29.91 ID:F4YULIqN0 古泉「・・・ふぅ話し疲れちゃいました」 谷口は、ずっと古泉の話を聞きながら表情を見ていた。 ほとんどが笑顔で語っていた。本当に少しだけ辛そうな時もあったが・・・ 谷口「じゃあ、ちょっと待てろ!!」 谷口は走って自販機に行った。 古泉が何を飲みたいかなんて知らないが、喉が乾いた時はスポーツ飲料ならなんでもいいだろう! 谷口「これ、飲んでくれ!オゴリだ!」 古泉「コレを買いに?そんな更にオゴリだなんて」 谷口「いいんだよ・・・お前辛そうだったし。少し位いい事があったっていいだろう?」 谷口は笑って答える。 いつもなら何気なく出来た笑顔も何故か難しく思えた。 古泉「すみません・・・ありがとうございます」 谷口「あぁ!」 それから昼休みいっぱいまで二人で他愛も無い話を繰り広げた。 谷口は気を使い出来る限り教室、朝倉、キョンの話題を外して話した。 それを古泉はとても嬉しかった。 谷口「そろそろ、時間だな。」 古泉「そうですね。とても楽しかったです。」 谷口「そうか?なら、また教室来た時でも、いつでも声かけろよ。」 古泉「いつも行きますよ。」 谷口「いつでも来い!」 古泉「えぇ。じゃあ。」 そうして二人はココの教室へと向かった。 418 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 22:37:39.61 ID:F4YULIqN0 教室へ向かうと、 朝倉「遅かったわね。」 谷口「・・・あぁ。もう始まるだろ、早く行こうぜ」 朝倉「ちょっといいかな?」 谷口「なんだよ、珍しいな朝倉の方から」 朝倉「何の話をしてたの?」 谷口「べ、別にいいだろう・・・男同士の話だよ!」 朝倉「そう・・・まあ、いいわ。じゃあ、教室に行きましょう」 谷口「ぁあっ」朝倉「私は、キョン君の事が好きなの♪覚えておいてね」 すれ違いに朝倉の聞いたことの無い冷たい声が谷口の背筋に嫌な汗が流した。 キョン「ぅぇ・・・キモ・・・」 その頃、遠くでキョンの声が聞こえた。 420 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 22:46:12.84 ID:F4YULIqN0 授業中は谷口は寝て過ごした。しかし寝つきも悪く、眠りも浅かった。 毎時間就寝していたのに・・・ 谷口「なんでだ」 腕枕越しに自問自答を試みた。 朝倉の脅しとも取れるさっきの発言か、古泉の事か・・・ 今までナンパとかしていた考えしかなかったのに、 こういう考えもあるんだと考えさせられてしまう。 谷口「ダメだ・・・わかんね・・・」 「何がわかんないんだ?」 谷口が顔を上げると教師が居た。 谷口「あっ!えぇっと・・・この問いが!!!?」 教科書を適当に開け適当な所を指差して言う。 「ココ正解のページだ!!!」 教科書を丸め教師が、谷口の頭を叩く。 谷口「すみません!!」 「もういい・・・国木田ー!」 そうこうしているうちに、終業のチャイムが鳴る。 振り向けば既に、古泉は定位置に居た。 422 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 23:09:12.62 ID:F4YULIqN0 谷口はそれから数日が同じように流れていった。 毎回休み時間には古泉を確認し、数回に一回言葉を交わし、 昼飯は国木田の席を使い古泉と教室で食べ、 放課後もギリギリまで話して古泉と朝倉の距離を縮める努力をしていた。 この数日を振り返れば、 谷口「本当に好きなんだな、朝倉の事」 古泉「なんですか?いきなり!」 古泉はいつもと変わらず笑顔で答えていたが、動揺が見え見えだった。 谷口「そういえば、転校する前の朝倉ってどんなだったの?」 古泉「・・・あまり変わりませんけど?」 谷口「今は、キョン一筋って感じが強くて」 古泉「でも、クラス委員長としてのイメージもあるんじゃないんですか?」 谷口「なるほどな。そういう所が好きな訳だ。」 423 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 23:14:29.17 ID:F4YULIqN0 古泉「今日は、やけに直球な質問ばかりですね。」 谷口「まあ、確かにいい女だとは思うけどさ」 古泉「貴方まで敵には、回したくはないですよ。」 谷口「俺もだ。」 古泉「では、そろそろSOS団に行きますので。」 谷口「あぁ、じゃあな。」 古泉が部屋を出て行く。 谷口「さて、俺も帰るか。♪〜あの日あの時伝えなかったあふれる思い♪」 朝倉「・・・」(ニコッ 谷口「(ハァーーーー)!!!」 出口を封じられた事にも気づかず歌っていた。 古泉とはすれ違わなかったのか?キョンのことはいいのかよ!? 俺なんかに時間を取るなーーーー!!! 朝倉「私、この前言ったよね?(ニコッ)・・・谷口・・・」 428 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 23:41:16.46 ID:F4YULIqN0 支援・保守ありがとうございます^^ もうしばらくお付き合い下さいm(_ _)m 〜その頃〜 キョン「暇ですね〜朝比奈さん」 みくる「暇ですね〜キョン君」 キョン・みくる「はぁ〜〜〜」 ハルヒ「・・・・アンタ達何やってんの?」 長門「ユニーク」 扉が開く 古泉「うわぁ!どうしたんですか?」 キョン・みくる「とろける〜〜〜〜」 430 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 23:54:10.16 ID:F4YULIqN0 朝倉は話しながら教室の中を回り始めた。 朝倉「まあ、貴方の頭じゃ一回言った程度じゃ分からないか。」 朝倉「でもね、私が好きなのはキョン君なの」 朝倉「貴方にどうこう思われようと構わないけど・・・私は嫌い♪」 朝倉「あぁ〜後古泉君だっけ?あの人はどうなのかな?」 朝倉「私のこと何か言ってた?顔は中々いいと思うわ。」 朝倉「でも、はっきりしない性格よね?」 谷口「それは、キョンも」 朝倉「・・・・・・・・・・・・」 谷口「すまん」 431 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/25(日) 23:58:23.90 ID:F4YULIqN0 朝倉「だって♪キョンは、建前上まだ学生だし私を妻として迎える事が出来ないじゃない♪」 谷口「(それ以前の問題だがな)」 朝倉「ハルヒなんて哀れよね〜結ばれないの分かって私に挑むなんて」 朝倉「それに変なの作って」 谷口「(・・・あぁ、SOS団の事か)」 朝倉「キョン君を巻き込んで」 谷口「(確か言い出したのって)」 朝倉「でも、いいの♪死んで♪」 谷口「いやいややいややいやややいやややいやy」 朝倉「ダメ・・・アレ?どこにしまったかしら?・・・あった♪」 朝倉がナイフを取り出した。 433 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 00:05:16.28 ID:zlL2Xx9G0 谷口「おおい!ナイフって色々まずいだろ!?」 朝倉「大丈夫よ、私は痛くないから♪」 谷口「(話しにならねぇ!とにかく逃げないと!)」 教室を出ようとするが、 谷口「鍵!?(鍵なんて付いてたかよ!!?)」 朝倉「お・バ・カ・さ・ん♪wwwwwwwwww」 朝倉の方を見るとナイフとは逆の手で鍵を回していた。 谷口「(ちきしょー!!!!なんかムカツ・・・・)」ガラッ 朝倉「!?」 435 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 00:14:19.79 ID:zlL2Xx9G0 出入り口の隣にある壁下に非常用の小窓が開いた。 谷口はすぐにそこから逃げた。 朝倉「タniグ血ッーーーーーー!!!!」 谷口「(教室で叫んでいるが気にしてたら、命が危うい!!まだこの時間で残っていてこの状況を察してくれるとしたらアソコしかない!!!)」 SOS団!!!! 〜その頃2〜 キョン「zzzzzz」 みくる「zzzzzz」 ハルヒ「zzzzzz」 古泉「zzzzzzz」 長門「zzzzzzz」 風 ペラッ 437 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 00:21:56.43 ID:zlL2Xx9G0 谷口「それにしても・・ハァハァ・・あいつ等の所まで結構遠いな・・・」 朝倉「助けましょうか?」 谷口「えぇ、そうして頂けると・・・うんな!訳あるか!!!」 朝倉「まだまだね、ノリ突っ込み位しっかりしなさい。」 谷口「すみません」 朝倉「まあいいわ死んで♪」 谷口「WAWAWAWAWAWWAWWA」 朝倉「HUHUHUHUHUHUHUHUH」 全速力で並走していた。 444 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 00:55:55.51 ID:zlL2Xx9G0 谷口「もう、限界・・・」 朝倉「なんでこんなとこで持久走をアンタなんかとやんないといけないのよ!」 お互い肩で息をしているのが目に見えて分かる。 それでも、谷口の方が限界寸前だった。 朝倉「じゃあ、最後に言い残すことは無い?」 谷口「・・・」 朝倉「・・・」 谷口「このまま死ぬなんて嫌だー!!!!!」 朝倉「じゃあ、ね!!!」古泉「何をやってるんですか!」 古泉が朝倉の後ろからナイフを持っている手を掴む。 朝倉「!?キャッッ」 古泉がナイフを奪い取り朝倉の体を飛ばす。 古泉「大丈夫ですか?」 谷口「なんとか」 谷口が笑って答える。 朝倉「ィ・・・タイ・・・」 朝倉は体を丸めていた体が震えているようにも見えた。 谷口「俺はただ、体力尽きる寸前なだけだから、彼女の所行ってやれよ。」 古泉「しかし」 谷口「このままだと、今後会い辛いだろう?」 古泉「・・・・・・すみません。すぐに戻ります。」 谷口「あぁ・・・(出来れば早くお願いします!)」 しかしココで既に限界ギリギリだった。 谷口の視界に最後に映っていたのは、古泉が朝倉を叩いていた所だった。 445 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 01:00:05.88 ID:zlL2Xx9G0 次に目を覚ましたのは、同じ場所だったが朝倉の姿はなかった。 体中汗まみれで気持ち悪い。 古泉「気づきましたか?」 谷口「・・・」 古泉「良かったら飲みます?オゴリです」 古泉が笑顔で差し出したのは、初めて会った時に奢ったのと同じスポーツ飲料だった。 谷口「あぁ、助かる。」 冷たい物が喉を通ると久しぶりに飲んだように感じた。 朝倉と並走したのがとても長く感じたからだ。 谷口「・・・朝倉は?」 古泉「帰りました。」 谷口「そうじゃなくて。叩いただろう?」 古泉「見てたんですか?」 谷口「見えたんだ。」 古泉「嫌われましたかね?」 谷口「・・・まあ、好かれはしないわな。でも」 古泉「はい。」 谷口「バカだお前。」 古泉「自分でもそう思います」 谷口「でも、ありがとう。」 古泉「えぇ。・・・代打です。」 谷口「・・・それ責任転換?」 古泉「分かります?」 谷口「ヒデェー」 古泉「ハハッ」 時間は夕日が夜空と入れ替わる頃だった。 涙がいつのまにか流れて、二人の男がそこに居る事だけが現実だった。 446 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 01:05:10.88 ID:zlL2Xx9G0 その日の夜だった。 親に呼ばれ電話に出た。 谷口「はい。」 朝倉「ごめんなさい」 谷口「あぁ。古泉の事は、許してやってくれ。俺の代打だからよ。」 朝倉「その・・・いいの・・・全て私が悪かった・・・」 谷口「それなら、いいよ。」 朝倉「えっ?」 谷口「もう俺は全部忘れる、だからもう今日と同じような事はないと誓ってくれ。」 朝倉「うん♪」 谷口「じゃあ、もう寝たいんで切るわ」 朝倉の返事は聞かずに電話を切った。 そしてすぐにベットで眠りについた。 〜その頃3〜 キョン「・・・・」 みくる「・・・・」 ハルヒ「・・・・」 長門「・・・・」 全員顔を見合わせた。 そして扉が開き、 警備員「・・・・」 更に一名加わった。 449 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 01:18:46.51 ID:zlL2Xx9G0 翌朝教室に入ると、 谷口「ふぁああ〜〜〜〜」 キョン・ハルヒ「・・・・」 谷口「なんだ二人して。」 キョン「・・・・」 谷口「いや、無言だと分からないだろ?」 ハルヒ「・・・・」 谷口「・・・・」 キョン「・・・・」 ハルヒ「・・・・」 谷口「・・・・・いや、もういいや。」 450 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 01:24:34.05 ID:zlL2Xx9G0 古泉「あっ!」 谷口「よう!」 谷口を古泉が顔を合わした。 古泉「助けて下さい!!!」 谷口「はっ?」 朝倉「古泉君♪」 朝倉が古泉に飛びついた。 谷口「はぁ!?」 古泉「いやなんか、今日になって・・・ちょ!どけ!!・・・いきなりこんな感じで」 朝倉「やぁんー♪」 キョン「・・・・」 朝倉「こっちを見ないでまだ貴方への気持ちも完全に消えた訳じゃないの」 谷口「一体何がどうしたんだ?」 朝倉「昨日は本当にごめんなさい!」 朝倉が谷口に向かって深く頭を下げて謝る。 谷口「まあ、それは昨日電話で話した通りいいけどさ。」 朝倉「昨日古泉君に叩かれて気づいたの!私はMなんだって♪」 谷口・古泉「・・・・」 朝倉「それに古泉君がずっと私の事を見ていたのは知っているは、それも転校する前から・・・」 古泉「えっ?」 朝倉「そう、ずっと・・・私がきが」古泉「朝倉さん!!!!」 古泉が突然に朝倉を抱きしめ朝倉の口を古泉の胸で封じた。 クラスの男子女子から黄色い声が飛び交う。 キョン・ハルヒ「・・・・ぁぁ」 朝倉「/////」 古泉「と、言うことで付き合います!!!!」 谷口「ぁぁあ、(変体カップル誕生か)よ、良かったな」 〜fin〜 453 名前: ◆N9cmoe2A0A [] 投稿日:2008/05/26(月) 01:30:21.82 ID:zlL2Xx9G0 長々となってしまいすみません^^; 笑ってもらえた所もあって嬉しかったです^^ 読んで頂いた方本当にありがとう御座います。 また、保守・支援頂きありがとう御座いました。 今度近いうちにスレ立てもするつもりです♪ 谷口が難しいかったのですみません、一部やる夫など混じってますwwww