キョン「お。奇遇だな、長門、古泉」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:30:26.40 ID:mC8TvaGk0 キョン「おはようさん」 古泉「わ、まさかこんな所でお会い出来るとは……本当に奇遇ですね」 長門「……おはよう」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:32:26.35 ID:mC8TvaGk0 古泉「ええと……何を買いに来たんですか?」 キョン「ああ、妹がそろそろ誕生日でな」 古泉「長門さんは?」 長門「本」 古泉「なるほど」 キョン「お前は?」 古泉「いえ、暇だったのでブラブラと」 キョン「なんだそりゃ」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:34:15.73 ID:mC8TvaGk0 キョン「そうだ、長門もお前も急いでるってわけじゃないよな」 古泉「ええ」 長門「そう」 キョン「やっぱ男一人で来ても……なんか女子に人気っぽい店って入りにくいじゃん」 古泉「ふふ、確かに。わかりました、お付き合いしますよ」 長門「私も協力する」 キョン「二人とも、ありがとな」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:37:16.13 ID:mC8TvaGk0 キョン「ところでお前ら、まさか一緒に居たなんてことは」 古泉「いえいえ、長門さんも奇遇でしたよ。あなたと長門さんに同時に会いました」 長門「そう。極めて稀なパターン」 キョン「そうか……。あ、この店良いものが見つかりそうだなと思ったんだが」 古泉「この店で選ぶんですか?」 長門「確かに入店している男性客は一人も居ない」 キョン「…………」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:39:24.20 ID:mC8TvaGk0 古泉「じゃ入りましょう」 キョン「躊躇いがねーな」 古泉「プレゼントを選ぶんですから堂々としていればいいんですよ」 キョン「お前みたいな顔なら堂々と出来るんだろうがな」 長門「私はこれがあなたの妹に似合うと思う」 キョン「…………そ、……そうか?」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:41:52.01 ID:mC8TvaGk0 古泉「あ、これ可愛いですね」 キョン「おお、確かに妹に似合うかもしれん」 古泉「やはり妹さんは可愛いと思っていらっしゃるのですか?」 キョン「まあな、あれでも妹だからな」 古泉「……いいなぁ」 キョン「お前一人っ子か?」 古泉「いえ、姉が居るんですけど……ふふ、性格が悪いんですよ」 キョン「なるほど」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:44:31.61 ID:mC8TvaGk0 長門「これは?」 キョン「ああ、それはまだマシかもな」 長門「マシ、とは」 キョン「いやいや何でもないぞ、気にするな」 古泉「これは実用性が高いと思いますが」 キョン「ここ女子向けの店だったよな? なんでそんな専門的なものが売られてるんだ?」 古泉「さあ? でもこのデザインはなかなか」 キョン「モノとのギャップが……」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:46:29.73 ID:mC8TvaGk0 キョン「これはどうだ?」 古泉「あなたが『どう?』って聞いてどうするんですか」 キョン「いや、だって……」 古泉「あなたの妹さんはこういうのが好きなんですね、わかりやすいです」 キョン「でもあいつ指輪はめそうにないしな、兄が妹に指輪ってのは」 古泉「別にいいんじゃないですか?」 キョン「そうか……まあ候補に入れておこう」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:51:03.39 ID:mC8TvaGk0 長門「把握した。こういったものに需要があるはず」 キョン「そういう奴だよ! わかってるじゃないか長門!」 長門「……そう」 キョン「まあ候補としてはこんなもんか……」 古泉「いっそ全部買っちゃいますか?」 キョン「そんなに金ねーよ、この後ここで飯食うし」 古泉「そうなんですか? まあ僕もなんですけど」 キョン「もしやお前飯食いぶらり旅とか」 古泉「確かに目的には入っていますが、そんな文化祭のように食べ歩きはしませんよ」 長門「私も朝食はまだ食べていない」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:53:07.41 ID:mC8TvaGk0 キョン「じゃあ早めに選んで飯食おうか」 古泉「ご一緒していいですか?」 キョン「むしろ一緒に食おうぜって……、長門、お前もいいよな?」 長門「もちろん」 キョン「よし、じゃ急ぐよ」 古泉「いえ、ごゆっくり選んでください」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:55:55.95 ID:mC8TvaGk0 キョン「ふーむ……この二つ、どっちが良いと思う?」 長門「私はこっちを推奨する」 古泉「僕はこtt……えっ? じゃ、じゃあ僕もこっちで」 キョン「おい!」 古泉「すいませんやっぱりこっちで」 キョン(さっきの長門のセンスを考えると……いやでも長門も一応女子だし) キョン「こっちかな……」 古泉「そちらも十分良いと思いますよ、ではそれで決まりですね?」 キョン「ああ。二人とも、付き合ってくれてありがとな」 長門「いい」 古泉「いえ、どうも」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 07:58:58.56 ID:mC8TvaGk0 キョン「さて、どこの飯屋行く?」 古泉「そうですねえ……まあ、何か良いメニューがあればそこで」 長門「……私はドムドムを希望する」 キョン「平凡だな。じゃドムドムにするか?」 長門「別の場所でも構わない。一つ興味が沸くものがあっただけ。持ち帰りも可能」 キョン「ふむ、どうする?」 古泉「僕はどこでも構いませんよ」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:01:06.74 ID:mC8TvaGk0 キョン「そうだ長門、お前はもう本は選んだのか?」 長門「まだ。でも時間はいくらでもある」 キョン「そっか、じゃ色々ゆっくり見て回るか」 古泉「そうですね。ええ、そうしましょう」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:04:44.33 ID:mC8TvaGk0 古泉「あ、これ美味しそうじゃありません?」 キョン「お前にしちゃ意外なものを選んできたな」 古泉「僕だって平凡な男子高校生ですよ」 キョン「それはどうかな……、あ、あれどうだ?」 古泉「……、朝からちょっとボリュームが」 キョン「やっぱ駄目か。長門、ここで食いたい、って店はあったか?」 長門「……どの店も、良い」 古泉「あはは……食べ盛り、と考えて良いんでしょうか」 キョン「いや、長門は違うだろ……」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:06:39.28 ID:mC8TvaGk0 長門「あ」 キョン「どうした?」 長門「私が食べたいものと同じメニューがあった」 キョン「お、どれどれ……、……野菜フライか」 長門「そう」 古泉「ああ、僕も食べた事ありますけど、美味しいですよこれ」 キョン「この店にするか? 他にもメニュー色々あるし」 古泉「長門さん、どうします?」 長門「……ここで良いの?」 キョン「OKだ」 古泉「では、決まりですね」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:09:44.79 ID:mC8TvaGk0 店員「お好きな席にどうぞー」 キョン「ここにしようか」 古泉「では、お隣失礼します」 キョン「おう。あ、悪い。長門、荷物お前の横に置かせてくれ」 長門「わかった」 キョン「長門、さっきので足りるか?」 長門「もう一つ他に頼もうと思っている」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:12:21.34 ID:mC8TvaGk0 古泉「長門さんならいくらでも食べられそうですからね」 長門「そう」 キョン「うーん、どれにしよう」 古泉「飲み物何にしましょう」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:18:20.76 ID:mC8TvaGk0 長門「私は牛乳と、これで」 古泉「朝食にしては……、あ、いえ、なんでもありません」 キョン「あ、これ美味そうだな」 古泉「僕はこのモーニングセットにします」 キョン「そうだ飲み物はコーヒーにするか」 キョン「じゃ、あとは野菜フライで注文するぞ」 古泉「はい」 長門「どうぞ」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:20:03.73 ID:mC8TvaGk0 キョン「長門の来るの遅いな」 古泉「まあ気長に雑談でもして待ちましょう」 長門「そう」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:22:31.92 ID:mC8TvaGk0 キョン「今頃朝比奈さんとハルヒはどうしてんだろうな」 古泉「寝てるんじゃないですか?」 キョン「メール送ってみるか?」 古泉「あはっ、返信見せてくださいね」 キョン「おう。『今何してんの?』で送るか」 長門「涼宮ハルヒに?」 キョン「うん。朝比奈さんは後にするよ、送信」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:25:02.16 ID:mC8TvaGk0 長門「牛乳おかわり」 店員「かしこまりました」 キョン「古泉、お前その紅茶何?」 古泉「ミルクティーですよ」 キョン「なあ、インスタントの紅茶ってまずいよな」 古泉「水と分量を間違えると……」 キョン「あとハーブティーは普通に飲めない」 古泉「そうなんですか?」 キョン「おっと返信きた」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:29:20.16 ID:mC8TvaGk0 キョン「お前のメールで起きた、だってさ」 古泉「ふふ、やっぱり寝ていらっしゃいましたか」 キョン「とりあえず適当に返信しとくか」 店員「お待たせしました」 長門「頂きます」 キョン「ん。……コーヒーうめえな」 古泉「そうだ、長門さんのを入れてコーヒー牛乳を」 キョン「やめろ」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:33:35.80 ID:mC8TvaGk0 古泉「そうそう、僕、今日の朝起きた瞬間『学校行かなきゃ』って思ったんですよ」 キョン「ははっ、たまにあるよな」 長門「モグモグモグモグ」 古泉「最近バイトが無いので体力を持て余していたんでしょうかね」 長門「ムシャムシャ モグモグモグ ゴクッゴクッ」 キョン「良い事じゃないか」 古泉「しかし今年のゴールデンウィークは微妙な連休でしたね」 キョン「休みあるならもっと長いのが良いよな」 長門「ガツガツガツガツ ゴクッ モグモグモグモグ」 キョン「おい長門」 長門「ゴクン なに」 古泉「ゆっくり食べてくださって構いませんよ」 長門「そう モグモグモグモグ」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:38:12.28 ID:mC8TvaGk0 古泉「この後どうしましょう?」 キョン「そうだな、帰る予定だったが……」 長門「ご馳走様」 古泉「長門さん、行きたい場所はないですか?」 長門「どこでも ゴクッゴクッゴクッ」 キョン「お前牛乳瓶一気飲みの芸が簡単に出来そうだな」 長門「一秒で摂取する事も可能」 古泉「やめてください、なんとなく。あ、そうだ、ゲームセンター行きませんか?」 キョン「いいな、じゃあ上に上がるか」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:42:07.74 ID:mC8TvaGk0 古泉「ちょっと待ってください、紅茶を飲みきってから……」 キョン「ああ、急がなくていいさ、ゆっくり飲め」 古泉「どうも」 キョン「太鼓の達人やるか?」 古泉「いいですね、あれ前からやりたかったんですよ」 キョン「やった事ないのか?」 古泉「ええ、そういうわけですからお相手お願いします」 長門「……プリクラ」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:45:55.09 ID:mC8TvaGk0 古泉「プリクラですか?」 キョン「プリクラねえ……やりたいのか?」 長門「この三人でこういった場所に居るケースは極めて稀。記念になるものが欲しい」 キョン「長門にしては普通な事を言うな。よし、苦手だがやってみるか」 古泉「森さんのプリクラ写真に描く……所謂落書き機能、あれが凄くお上手でして」 キョン「あ、そんな機能もあったな……長門と古泉に任せるか」 古泉「僕下手ですよ?」 キョン「俺は多分壊滅的だからお前の方がいいだろ」 古泉「ふむ……。長門さん、あれやった事ありますか?」 長門「その機能もやってみたいと思っている」 古泉「なるほど」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:48:47.09 ID:mC8TvaGk0 キョン「ふあぁ……」 長門「…………」 古泉「ご馳走様でした」 キョン「……よし育三!」 古泉「古くないですかそれ」 キョン「まあ気にすんなよ、長門。行こうぜ」 長門「そう」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:53:07.68 ID:mC8TvaGk0 キョン「そういやこういう場所って普通の階段が非常階段的なのばっかだよな」 長門「確かに人気が無い」 キョン「普通の階段から最上階まで……」 古泉「冗談はよしこさんで。普通に行きましょう」 長門「私は構わないが一般的には無駄な体力の消耗」 キョン「ですよねー」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:56:55.84 ID:mC8TvaGk0 キョン「プリクラから先に撮ろうか」 長門「……あのプリクラ機を希望する」 古泉「わかりました。僕二百円出しますから二人とも百円入れてください」 キョン「400円か。久々に高いな」 長門「そう」 チャリンチャリン  チャリン  チャリン 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 08:58:59.95 ID:mC8TvaGk0 古泉「久々に入りましたが手狭ですね」 キョン「あ、早くこれ決めようぜ。任せた」 古泉「えっ!? ええと、じゃあこのモードで。勝手に進めていいですか?」 長門「どうぞ」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:01:45.03 ID:mC8TvaGk0 キョン「あ、この青いやついいな」 古泉「じゃこれもありで。ではポーズ撮りましょうか」 キョン「やべ考えてねえ! 長門真ん中入れ」 長門「視線をカメラに合わせるべき」 キョン「古泉もっと近く」 プリクラ「3、2、1」 パシャ 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:04:49.47 ID:mC8TvaGk0 古泉「あ、結構良い感じですね」 キョン「これ早いよな」 古泉「使うお客さんは多いですからね。次はどうします?」 長門「あなたはここであなたはこうしてチョキを」 ガシッ グイッ 古泉「!?」 プリクラ「3、2、1」 パシャ 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:06:55.60 ID:mC8TvaGk0 キョン「積極的だな長門」 古泉「次あれ、あの涼宮さんの変な踊りのやつの最後のポーズの涼宮さんの位置を長門さんで」 キョン「変な踊りとか言ってやるなよ」 長門「……イエーイ」 キョン「ノリノリ!?」 プリクラ「3、2、1」 ------ 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:08:42.09 ID:mC8TvaGk0 キョン「ポーズで疲れるなこれ」 古泉「ええと、これとこれと、あとどれがいいですか?」 キョン「あえてこれで」 長門「これも」 古泉「わかりました、サイズは?」 キョン「3人だから……」 長門「これが妥当」 キョン「お待ちかね落書きタイムだな」 古泉「荷物お願いします」 キョン「マジかよ」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:13:29.15 ID:mC8TvaGk0 ピロッ ピロッ 長門「…………」 古泉「あれっ? ああ、そっか」 キョン「えらく派手なのばっかだな」 古泉「頭に芽生やしていいですか?」 キョン「お前の頭にならな、ってお前キラキラさせすぎだろ」 古泉「こんなもんじゃないですか?」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:16:23.88 ID:mC8TvaGk0 キョン「長門、意外と上手いな」 長門「楽しい」 古泉「ハレ晴レユカイ……っと」 キョン「この日付のやついいな、どっかで使ってくれよ」 長門「わかった」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:18:16.97 ID:mC8TvaGk0 キョン「古泉! 俺の周りにハート飛ばすな!」 古泉「いいじゃないですか」 プリクラ「あと一分!」 古泉「やってみます?」 キョン「マジか!? えーと……」 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:22:52.41 ID:mC8TvaGk0 ピロッ ピロッ キョン「いっぱいあるな」 古泉「ふふっ」 ピロッ ピロッ サラサラ 古泉「ほう、なかなかじゃないですか」 キョン「見よう見まねだがな」 長門「……ユニーク」 古泉「一枚大変な事に」 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:29:48.71 ID:mC8TvaGk0 キョン「ははははは! 傑作だな!」 古泉「いや長門さん、それ面白いですけど……、ぷっ、くくっ……」 長門「ギャグものスタンプ酷使した結果こうなった。私は満足」 キョン「い、いいんじゃね? っぷぷ……」 古泉「これは秘蔵ものですね……」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:32:36.95 ID:mC8TvaGk0 プリクラ「3、2、1! 終了! 写真が出てくるまで待っててね!」 キョン「さて、どうなるか……」 古泉「この前縮小で書いた文字が潰れちゃった事がありましてね」 キョン「どんまいだな」 長門「……楽しみ」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:37:17.23 ID:mC8TvaGk0 キョン「出てきた出てきた」 古泉「どれどれ……」 キョン「お、なかなか良い出来じゃないか」 長門「見せて、……」 キョン「うん、十分だな。長門のは色々とヤバいが」 古泉「あなたが描いたのもなかなか良い感じですよ」 キョン「ふう、良かった」 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:42:57.11 ID:mC8TvaGk0 古泉「プリクラを切らなくては」 キョン「こういう場所あると助かるよな、流石日本は気が利いてるぜ」 長門「私が等分する」 古泉「どうも。さて! 無事に終わりましたね!」 キョン「ああ。プリクラ久々にやったがすげー疲れるな」 古泉「今度……があるか知りませんが、ポーズ考えておきますかね」 キョン「なあ、あの機械に5人入れると思うか?」 古泉「前テレビでやっていましたが、やろうと思えば大人数入れていましたよ」 キョン「そうか……そんな日が来るかは定かではないが」 古泉「いつか皆一緒に撮りたいですね」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:44:32.13 ID:mC8TvaGk0 長門「どうぞ」 古泉「ありがとうございます」 キョン「サンキュ。よし、太鼓の達人やるぞ」 古泉「丁度あいてますね、頑張りましょう!」 長門「私はここで見ている」 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:49:47.30 ID:mC8TvaGk0 キョン「普通モードにしよう」 ドン 古泉「難しくないですか?」 キョン「まあ大丈夫だろ、簡単モードはぬるい」 カッ カッ 古泉「色々曲が出てきましたね。あ、クラシックも」 キョン「クラシック系難しいぞ」 カッ 古泉「ちょっとやってみたいです」 カッ カッ キョン「じゃこれにするか」 カッ ドン 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:51:47.10 ID:mC8TvaGk0 キョン「青い奴が出たら縁を叩いて、赤い奴は真ん中を叩くんだ」 ドン カッ 古泉「わかりました、あ、きましたね」 ドン ドン ドン カッドドドドドド カッ ドンカッ 古泉「!? !?」 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:55:17.90 ID:mC8TvaGk0 ドドカッ ドドカッ 古泉「ええ!? ええぇ!?」 ドンカッ ドンドンドン キョン「出来てる出来てる」 ドンドン 長門「それは連打」 古泉「わかりました!」 ドドドドドドドドド ドン ドン ドン カッ 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 09:57:14.28 ID:mC8TvaGk0 〜〜 キョン「ふう……」 古泉「あ、結構メーター行ってますね」 キョン「お前も最初にしてはなかなかじゃないか」 古泉「ふふ、どうも」 キョン「二曲目だとさ」 古泉「長門さん、やりませんか?」 長門「やる」 キョン「腕痛くなったのか?」 古泉「ええ、なかなかきついですね……あはは」 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:00:00.33 ID:mC8TvaGk0 キョン「長門、ルール知ってる……よな」 長門「知っている」 古泉「頑張ってください」 キョン「難しいモードでやってみるか?」 長門「やる」 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:02:11.19 ID:mC8TvaGk0 キョン「……鬼モード、なんてのもあるが」 古泉「やってみてくださいよ」 長門「わかった」 キョン「嫌な予感がするな」 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:05:04.35 ID:mC8TvaGk0 〜〜 カカドンカッドンドンドカカカドドドドドドカッドドドド キョン「…………」ドンドンカカカドンドンドンドン 古泉「…………」カッカッ ドカカッドンカッ 長門「ユニーク」ドンドン カッ ドドドドド 古泉(ギャラリーが……) 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:09:33.59 ID:mC8TvaGk0 カッ ドン ドン ドン 長門「…………」 パチパチパチパチパチ キョン(隣の俺が肩身狭いんだが) 古泉「お疲れ様でした!」 キョン「長門……やりすぎだろ」 機械「達人だドン!」 長門「ミスが二回あった。残念」 キョン「ノーミスをやられたら困る」 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:12:37.47 ID:mC8TvaGk0 古泉「達人どころか人間じゃないレベルですね……見ているだけで疲れました」 キョン「危ない事をサラリと言うな」 長門「……楽しかった」 古泉「もうこんな時間ですか……」 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:15:49.82 ID:mC8TvaGk0 キョン「どうする?」 古泉「どうしましょう」 長門「…………」 キョン「せっかくだし」 古泉「もう少し遊びましょうか」 長門「賛成」 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:23:41.00 ID:mC8TvaGk0 キョン「こういうUFOキャッチャーって上手く行くと雪崩起こせるんだよな」 古泉「あ、やった事ありません。やってみてくださいよ」 長門「右にあるものがほしい」 キョン「よし!」 チャリン ウィーン ガシャ バラバラ 古泉「おおっ!」 キョン「よっしゃ!」 古泉「なんか罪悪感がありますね」 キョン「取れたもん勝ちだろ、……、ほれ」 長門「感謝する」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:30:18.20 ID:mC8TvaGk0 古泉「あ、あれ欲しいです」 キョン「しゃーねーな」 古泉「ふふ、ありがとうございます」 キョン「これ難しそうだな……あんま期待すんなよ」 長門「がんばって」 チャリン 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:35:22.62 ID:mC8TvaGk0 キョン「取れないな……」 古泉「難しそうですねえ……」 長門「私がやる」 〜〜 長門「どうぞ」 古泉「ありがとうございます!」 キョン「ちょっと自信あったんだがな……」 古泉「でも惜しかったじゃないですか、ありがとうございます」 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:39:59.20 ID:mC8TvaGk0 〜〜〜〜 キョン「結局すげえ遊び尽くしちまったな」 古泉「楽しかったですね!」 長門「あ、本……」 キョン「そういやそうだった!」 古泉「本屋すっかり忘れてましたね」 長門「うかつ」 キョン「長門が本の事忘れるなんて珍しいな」 古泉「では行きましょうか。もうゲームはこんなとこでしょう」 キョン「そうだな」 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:42:35.99 ID:mC8TvaGk0 〜〜 長門「選んでくる」 キョン「じゃ俺達も適当に見て回るか」 古泉「そうですね、立ち読み出来るようですし」 キョン「カバーがある店、漫画どこまで買ってたか忘れた時とか不便だよな」 古泉「気持ちは解りますが……」 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:46:27.44 ID:mC8TvaGk0 古泉「あ、モンローの本」 キョン「マリリン?」 古泉「ロバート・モンローですよ」 キョン「知らんなぁ」 古泉「この辺は魔術本が多いようですね」 キョン「誰でも魔法使い、なんてなったら苦労しねーよな」 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:56:30.27 ID:mC8TvaGk0 キョン「古本もあるな」 古泉「『そんなバカな! 遺伝子と神について』……なんでしょうね、これ」 キョン「『稀に見るバカ女』 最近は稀じゃねーよな」 古泉「あはは……。あ、栗本薫って聞いた事あります」 キョン「どれどれ……、……えらくダッシュが多いな」 古泉「話題の邪気眼ですか」 長門「選び終わった」 キョン「早いな」 古泉「妖精図鑑……分厚いですね」 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 10:58:37.00 ID:mC8TvaGk0 キョン「なんか買うのか?」 古泉「いえ、ですがこの辺りは興味深い本が多いですね、ご、五千円……やっぱり本屋出ましょう」 キョン「諦めたか」 長門「私は買い終わったから良い。あなたは?」 キョン「俺別にいいや」 長門「そう」 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 11:04:42.46 ID:mC8TvaGk0 キョン「もう他に用事はないか?」 長門「ない」 古泉「ないですねえ」 キョン「お前ほんとブラブラしてただけだな」 古泉「でもあなた達と会えてよかったですよ、お陰で退屈しなかったどころかすごく楽しかったです」 長門「私も楽しかった」 キョン「俺も。このメンツで遊ぶのも案外良いもんだな」 古泉「ふふ、長門さんのプリクラの落書き凄かったですね」 キョン「長門のものとは思えない出来だ」 長門「……たまには」 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 11:14:35.30 ID:mC8TvaGk0 キョン「久々に普通に遊んだな」 長門「私は初めて」 古泉「涼宮さんの遊びはあまり普通ではありませんからね」 キョン「はは、まあな……どっちでも楽しいが、たまには普通に遊ぶのもいいな」 古泉「そうですねえ、また遊びたいですね」 長門「私も、普通の楽しさというものを理解した」 キョン「……よし! また今度どっか遊びに行こうぜ!」 古泉「ええ!」 長門(コクッ) 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 11:21:32.94 ID:mC8TvaGk0 キョン「じゃ、解散だな! また月曜日に会おうぜ!」 古泉「はい、また会いましょう。ありがとうございました!」 長門「取ってもらったもの、大切に使う。……また」 キョン「おう、じゃあな!」 おわり 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:00:12.10 ID:mC8TvaGk0 月曜日 キョン「よう」 長門(コクリ) キョン「おっ、一昨日のやつ使ってくれてるのか」 長門「……そう。気に入ったから」 キョン「そうか、取って良かったよ。他のみんなは?」 長門「まだ」 キョン「そうか。一昨日何の本買ったんだ?」 長門「これ」 キョン「SFか?」 長門「そう」 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:05:41.17 ID:mC8TvaGk0 コンコン ガチャ 古泉「こんにちは」 キョン「よう」 長門(コクッ) 古泉「おや、長門さん、あのストラップ使ってるんですね」 キョン「お前も気付くのが早いな」 古泉「あなたも気付いてましたか……、ああ、長門さん、僕が取ってもらったやつは家で使ってますよ」 長門「そう」 古泉「今度は僕も一個ぐらいは何か取ってみたいものです」 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:12:58.11 ID:mC8TvaGk0 キョン「ああいうゲーム苦手なのか?」 古泉「ええ、お恥ずかしながらかなりお金をつぎ込んだにも関わらず取れない事が多々ありまして」 キョン「またUFOキャッチャー見かけたらコツ教えてやるよ」 古泉「本当ですか? では、その時が来たら是非宜しくお願いします」 長門「私も、もっとああいった場所にあるゲームをしてみたい」 古泉「今度どっか連れてってくださいよ、お土産屋さんがあるような場所に」 キョン「俺がか!?」 古泉「僕はあまり遊べる場所を知らないので」 長門「私も。あなたの選ぶ場所が適切と考える」 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:17:40.15 ID:mC8TvaGk0 キョン「うーん……と、とりあえず近場で探しておくか」 古泉「ふふ、楽しみにしていますよ」 キョン「テーマパークみたいな所とか一応兵庫にあるからな」 古泉「僕の出身地にもあったにはあったのですが、一度くらいしか行ってなかったですねぇ」 長門「私も行きたいと思っている。期待している」 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:21:48.76 ID:mC8TvaGk0 古泉「今日はババ抜きにしませんか? 3人で」 長門「賛成」 キョン「お前がボードゲーム以外をやろうとするなんて珍しいな」 古泉「そういう気分なんですよ」 バターン ハルヒ「やっほーっ!」 古泉「うわ!」 キョン「うおっ!」 271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/10(土) 12:25:18.19 ID:mC8TvaGk0 ハルヒ「ん? なに、なんか盛り上がってるみたいじゃない」 古泉「あはは、そう見えますか?」 長門「事実」 キョン「よし、ババ抜き続行しようぜ」 ハルヒ「え、ちょっと何よ、何の話してたのよ」 古泉「っふふ、なんでもありませんよ」 長門「なんでも」 キョン「さーて、負けた奴がジュースおごりな!」 古泉「いいでしょう、受けて立ちます!」 長門「わかった」 今度こそ終わっておく 乙くれた人ありがとう