らき☆すたの世界で白石がのしあがるようです 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:37:44.06 ID:eU3myvoo0 僕の名前は白石みのる。なんの変哲もないいたって普通の男子高校生だ。ちょっと変わったことがあるとするなら、クラスで「臭い」とか「セバスチャン」とか呼ばれていじめられているくらいかな〜。そんなわけで僕は今日も学校に登校してきたのである。 教室に入ると ガララ こなた「臭いよね〜」 みゆき「本当、自重して欲しいですよね〜」 つかさ「もう一回りしちゃって良い臭いなのかもよ〜」 かがみ「そんなわけないでしょ〜」 アハハハハ〜♪ 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:39:21.49 ID:eU3myvoo0 いつものように僕の話で盛り上がっている少女達がいた。 白石「…」 こなた「あ、セバスチャン…おはよ〜」 白石「あ、おはようございます…こなたさん、みゆきさん、つかささん、かがみさん。」 かがみ「ちょっと〜セバスチャン、私たちのことはお嬢様って呼びなさいって教えたでしょ?分かってんの?まじめにはじめなさいよ!」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:40:27.92 ID:eU3myvoo0 お嬢様…か。僕はセバスチャンとなってからは、ここにいる方々に尽くす下僕のような存在…というか下僕そのものになってしま っていたのだった。高校二年生になり、黒井先生のクラスになってすぐのことだった。なんでだよ?と心の中で思いつつも僕は笑顔をつくる。なんだ、こんなのあのあきら様に比べればかわいい もんである。 白石「これはすいません…おはようございます。お嬢様。」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:40:49.08 ID:eU3myvoo0 つかさ「だから臭いんだよ?セバスチャン。」 みゆき「品が無いのは生まれつきですものね。しょうがないですよね。」 こなた「こういうリアルでのドジッ娘って結構頭にくるんだよね〜。」 かがみ「みんなアンタのためにいってくれてるのよ。敬意を払いなさい!」 まさに一斉射撃である。この人たちにとって自分の存在などアリに等しいのである。いや、アリ以下かもしれない。とにかくちっぽけなものなのである。 白石「はい、敬意をもって今日も務めをはたしたいと思います。今日もなんなりとお申し付けください。」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:42:07.85 ID:eU3myvoo0 これが毎朝の僕にかせられたお嬢様方へのご挨拶である。もはや僕のこのクラスでの存在価値というのはこのお嬢様方のためにあるといっても過言ではない。 というのもこんな風に女子にいじめられる僕に友人など誰一人としてできなかったからだ。一年生の頃の友達達も、みんな僕の前から消えていってしまった。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:42:41.09 ID:eU3myvoo0 こなた「あ〜、セバスチャンがぼ〜っとしてるよ〜」 みゆき「本当ですね。まるで頭のかわいそうな人に見えますね。」 つかさ「どんだけ〜」 かがみ「こんなのほっといてまだ時間あるしトイレまでいきましょ。」 こなた「そだね〜」 みゆき「そうですね。」 みゆき「あたしもいく〜」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:43:02.51 ID:eU3myvoo0 ガララ 考え事をしているうちにお嬢様方はトイレにいってしまったみたいだった。静かに自分の席に戻り顔を伏せる。クラスメイトの楽しそうな会話が耳にうるさい。僕は考える。あの人たちは人間じゃない、悪魔なのではなかろうか、と。 白石「悪魔…」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:44:17.11 ID:eU3myvoo0 僕は悪魔の召使だ。どこか心がマヒしてしまっていた。 通り過ぎる風景の数々が、まるで映画のように見えることが最近多かった。まるで自分は関係ないとでもいうように、僕はいつだって第三者の視点から自分をみつめているのだった。 顔を上げると、空は怖いくらいに青くすんでいた。 今日も僕の地獄のような一日が始まったのだ。 心を壊されることのないように、これまで、僕は幾重もの鎧で心を隠して隠してきた。それこそ、こんな風に自分でも自分の本当の心なんか見えなくなってしまうくらいに。 しかし僕は強い精神力を知らず知らずのうちに身につけてしまったようだ。 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:44:50.96 ID:eU3myvoo0 「臭い」という暴言を快感に感じ、下僕という存在に生きがいを感じる。 いうなれば変態である。 しかしただの変態ではない。 セバスチャンは、この白石みのるは… 勝つもの、食べるものである。 あの…お嬢様方をも… そして… この学校をも… ある日のホームルーム前に… セバスチャンは人間を止める決意をした。 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:45:36.70 ID:eU3myvoo0 その日の昼休み、チャンスは向こうからやってきた。 つかさ「ねぇ、セバスチャン…」 白石「なんでしょう?お嬢様。」 つかさ「バルサミコ酢って知ってる?」 白石「あの…バルサミコ酢ですか?」 つかさ「そうだよ、今まで意地悪してたけど、セバスチャンにごほうびをあげようと思ってね…えっと、一緒に屋上に行かない?」 白石「断るわけがありませんよ。では一緒にまいりましょう。」 つかさ「ありがとう〜♪」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:46:06.44 ID:eU3myvoo0 屋上に上ると、案の上、人の姿は見えず、空はこれまた怖いくらいに快晴だった。 僕は思い出していた。いつかの収録の後にあきら様から聞いた、アイドル業界の話だ。 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:46:28.26 ID:eU3myvoo0 あきら「おい、白石〜あたしがこの業界について教えてあげるわ。」 白石「はいぃぃ、あきら様、なんなりと教えて下さい!」 あきら「あんた、バルサミコ酢って知ってる?」 白石「はぁ、なんでしょうか?」 あきら「しぃらないのぉおお?あんたね〜おしっこよ、おしっこ!」 白石「おしっこですか?」 あきら「二度も言わせようとするんじゃないわよ。」 白石「すいません…で、それが?」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:46:53.16 ID:eU3myvoo0 あきら「あんたこの業界、いじめとかしごきとかが多いっていうのは知ってるでしょ?」 白石「はい、体でわかっています。」 あきら「でね、こういう伝統があるのよ。自分が認めた奴には自分のおしっこを飲ませて、認めた証にするっていう伝統がね。」 白石「これはまたけったいな…」 あきら「だぁぁかぁらぁ、あんたもあたしのバルサミコ酢が飲めるようになるくらいにはがんばりなさいよってことよ!分かった?」 白石「はい!!!バルサミコ酢目指してがんばります!」 とまぁ、大体こんな感じのことである。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:47:21.01 ID:eU3myvoo0 まさか今からこんなかわいい少女のおしっこが飲めると思うと、自然と心がうきうきうきうきしてくるのだった。 つかさ「じゃ、今からあたしのバルサミコ酢を、セバスチャンに飲ませてあげたいと思うんだけど…一つ条件があるの。」 白石「なんですか?」 つかさ「小神あきらにあわせて欲しいの…」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:48:41.65 ID:eU3myvoo0 なぁんだ、と僕は思った。 ひょっとしてアイドルにでもあこがれてるんじゃないの?このひよっこの少女は… それで業界にあこがれて、バルサミコ酢なんて言い出したのだろう… 自分が飲むのはあれだから、まずは人に飲ませておいて、いい気分になろうということである。僕は満面の笑顔でこういった。 白石「もちろんですよ!!!つかささんならアイドルにだってなれますよ!!」 つかさ「ちょっと〜セバスチャン、そんなに大きな声でいわないでよ〜じゃ、さっそくいくね。」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:49:02.28 ID:eU3myvoo0 少女がスカートをたくし上げ、花びらを広げる。なんと、ノーパンだった。なに考えてるんだろ、この人、と僕は素直に思った。 しかしそんな愚問は脇に置き、僕は味わった。心ゆくまで。 ピシューーーーーキシューーーーーミトミト 初めてのバルサミコ酢を… 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:49:24.46 ID:eU3myvoo0 …数年後… それからの僕の毎日は、バルサミコ酢まみれだった。どうやら世の中にはいい気分になりたい人がたくさんいるらしい。僕は誰かれかまわずバルサミコ酢を飲みまくり、たくさんの名声を得た。 しかも絶対に他人にはバルサミコ酢を飲ませない。 業界では、そんな確かな漢であるとの評判も得ている。 しかしそんな僕にも一人だけ、毎日たっぷりと、バルサミコ酢を 飲ませている存在がいる。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:49:40.58 ID:eU3myvoo0 その娘は家に帰れば必ず笑顔で僕を迎えてくれるのだ。 あきら「おかえりなさい…あ・な・た♪」 ☆おわり☆ 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:50:06.54 ID:eU3myvoo0 誰もいないみたいだけどおまけいきます。 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:50:52.71 ID:eU3myvoo0 らきすた SS 「バルサミコズ」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:51:35.88 ID:eU3myvoo0 つかさ「お姉ちゃん、これはバルサミコスに必要な原料なんだから、一滴残さずに搾り取ってね♪」 かがみ「わ、わかったわよ…」 私は花びらに試験管を当て、ちょろちょろとお小水を流し込む。 しかし、一体全体いつから我が妹はこのようなマッド・サイエンティストになってしまったのだろう?それにバルサミコスって何? 私は中学生の頃から、妹がことあるごとにこの言葉を口に出していたのを思い出していた。 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:52:00.59 ID:eU3myvoo0 かがみ「ん…ほら、これでいいんでしょ?は、はずかしくなんてなかったんだからね!」 つかさ「うわぁ〜お姉ちゃんありがとう☆これでバルサミコスが作れるよ〜うん、味もぴったりみこす〜」 みゆき「何をしているのですか?つかささん…あら、これはバルサミコスですね…ちょっと私もお味を見てみないと…うん…お味もぴったりみこすですね♪」 かがみ「…」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:52:28.84 ID:eU3myvoo0 こなた「うん?そこにいるのはかがみんではないか!花びらなんか広げちゃってどうしたんだい?さては私に隠れてバルサミコ…」 つかさ「何ゆってるのこなちゃん?これはただのお酢だよ!本当!ね?みゆきさん!」 みゆき「そうですね〜バルサミコスにしては味もツンデレですからね…ただのお酢ですよ、こなたさん」 こなた「あやしいな〜どうみてもこの色といい匂いといいバルサミコスなんだけどな〜第一、臭いじゃん!絶対臭いよ!」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:52:50.76 ID:eU3myvoo0 つかさ「あぁ↓やっぱり臭かった?へたこいたよ〜」 みゆき「まったく臭くて息もできませんものね、やはりこなたさんにはかないませんね。」 かがみ「…」 こなた「この名探偵こな○にはすべてお見通しなのだよ、で、味見させてもらうとするよ〜」 つかさ「どうぞ〜(私のバルサミコスなのに!!!)」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:53:28.51 ID:eU3myvoo0 ゴキュゴキュゴキュ プハァー!!!!!!!!! つかさ「!!!!!!(私のバルサミコスを全部!!!!)」 みゆき「こなたさんは相変わらずバルサミコスに関してはいい飲みっぷりですね。」 こなた「これこそがバルサミコスだよ〜でもちょっと味がツンデレかもね、みゆきさんもなかなかのもんだよ、一発でこのツンデレ成分が分かるなんてさ。」 みゆき「そんなこともありませんよ(汗)、かがみさんのバルサミコスですしね。」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/09(金) 03:53:46.82 ID:eU3myvoo0 こなた「あ、そっか〜かがみんのか〜ということでもう一杯バルサミコス頂戴、か・が・み・ん♪」 かがみ「ど〜なってんのよ!!!作者でてこ〜い!!!!!」 こなた「花びら出しっぱなしのかがみん萌え〜☆」 みゆき「ちょっと花びらが塗れてますね♪」 つかさ「ちょっとまって!これが伝説のツンデレの涙!!!」 かがみ「ダメだこりゃ…」 ☆お・わ・り☆