ハルヒ「あ〜つ〜い〜」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:10:40.93 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「あっついなぁ、どうにかしなさいよ!」 キョン「俺も暑いんだよ、我慢しろ」 ハルヒ「あああああああ!!!!あーづーーーい゛ーー!!」 キョン「お前なぁ、長門を見習えよ、こんなに暑いのにじっと耐えてるじゃねーか」 ハルヒ「ゆき!あんた暑くないの?」 長門「そうでも無い」 ハルヒ「………あー………何であんただけ涼しそうなのよゆき」 長門「………」 ハルヒ「よっ………と」 キョン「おいおいおいただでさえ糞暑いのに毛布なんか出してくるんじゃねぇよ!」 ハルヒ「えいっ!………どう!?これは耐えられないでしょ!」モフモフ 長門「………」 ハルヒ「………」 長門「………」 ハルヒ「あ゛あぁあああ!!!!!!こっちが暑いわ!!!!もう!!」 キョン「こっち投げんな!」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:13:56.98 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「キョン………アイス買ってきて………」 キョン「自分で行けよ………」 ハルヒ「あんたには男らしさってもんがないの?こう言う時は男が買いに行くもんでしょーが」 キョン「俺よりお前のが元気ありそうだぞ………お前行ってこいよ…………」 長門「………」 ハルヒ「分かったよ行くわよ、行くからあんたも着いてきなさいよ………」 キョン「あ〜?………しょうもねぇなぁ………あぁあっぢぃ」 ハルヒ「ほんっと暑いわね服が蒸れるわ」 キョン「俺もだ………」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:21:53.02 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「はぁ………あぁ〜………キョンあれ見てみなさいよ」 キョン「あ?………野球部か………こんな真夏日によくやるなぁアイツ等………」 ハルヒ「あんたもアレくらいの体力見せて見なさいよ、本当に頼りないんだから………」 キョン「そうは言うがなお前、文化部の俺にそれはちょっと無茶なんじゃないのか」 ハルヒ「気合いが足りないのよ、根性で何とかしなさいよ」 キョン「いやぁ………アレだな、トレーニングしたら俺も体力つくかもしれないぞ」 ハルヒ「じゃあしなさいよ、今日から外周10週腕立て腹筋懸垂スクワット100回ずつね………」 キョン「おいハルヒ」 ハルヒ「何よ………」 キョン「古泉の方が運動神経良いぞ」 ハルヒ「あんた古泉君より全てが劣ってるわね」 キョン「ばーか、こういうのをオンリーワンって言うんだ」 ハルヒ「ばっかじゃないの………」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:24:47.95 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「あ〜やっと着いたぁ、ほんっとにもうこの学校はどうしてこうも不便なのかしら」 キョン「ふぅ………あっぢぃなぁ………よぉ、お前何にする?」 ハルヒ「ん?………あ!財布忘れた………」 キョン「お前なぁ………良いよ奢ってやるよ………」 ハルヒ「たまには良いトコあるじゃない!」バンッ キョン「へいへい、どういたしまして」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:31:10.14 ID:JH6TZeZ50 キョン「あー………蝉の鳴き声がうるっせぇなぁ………」 ハルヒ「良いじゃない!夏らしくて」 キョン「こうも暑いと参っちまうよ」 ハルヒ「ねぇ、ここでアイス食べってちゃいましょうよ、部室に戻ってたら溶けちゃうわよ」 キョン「あ?………あぁ、そうだな」 ハルヒ「あっはは、人のお金で食べるアイスはまた別格だわ!」 キョン「はっ、そうかい」 ハルヒ「ここ最近ずっと暑いわねぇ」 キョン「地球温暖化ってやつか、ははは、俺的にはこの暑さを冬に持ってきてほしいんだがな」 ハルヒ「冬は寒いから良いんじゃない!」 キョン「俺は暑いのも寒いのも嫌いだよ」 ハルヒ「つっまらない奴〜」 キョン「なーに言ってんだ、普通を楽しめる俺の感性を褒めろよオラ」 ハルヒ「ったく、ちっぽけなのは変わらないわね」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:39:12.11 ID:JH6TZeZ50 キョン「ようハルヒ、そう言うお前はどうなると楽しいんだ?」 ハルヒ「だーかーらー!言ってるじゃない!宇宙人とか未来人とか超能力者とかさ!」 キョン「その話をする時はほんっとに楽しそうだなお前」 ハルヒ「このくらいじゃないと楽しくないわよ!だから絶対に平凡なんて駄目ね!」 キョン「まぁそんな日がくると良いな」 ハルヒ「来るわよ!いつかは!」 キョン「ははは、もう俺もいい加減慣れちまったよ」 ハルヒ「あ!あんたもしかして馬鹿にしてる?」 キョン「してねぇよ、まぁその時が来たら俺も是非誘ってくれ、興味はあるからな」 ハルヒ「ふっふ〜ん!誘ってあげなくはないけど、もしタイミングが悪かったらキョンは見れないかもね〜!」 キョン「はっは、俺の運によりけりか、見れることを祈ってるぜ」 ハルヒ「う〜ん、太陽眩しいなぁー!」 キョン「あぁ、そうだなぁ」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:42:45.92 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「アイス溶けて手がべとべとする」 キョン「洗って来いよ、すぐそこに水道あんだろ」 ハルヒ「うん」 キョン「はぁ〜………にしても空が綺麗だなぁオイ」 ハルヒ「お待たせ。さ、行こっか」 キョン「おう」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:51:52.37 ID:JH6TZeZ50 長門「………」 ハルヒ「ふぅ〜、少し涼しくなってきたわね!」 キョン「夕方だからな、風鈴でもおいたら雰囲気でるぜきっと」 ハルヒ「は〜、風が涼しいわ〜」 キョン「見てるこっちも涼しいぞ、髪綺麗になびくな」 ハルヒ「窓全開にする?その方がきっと涼しいわよ」 キョン「そうするか。良いか?長門」 長門「問題無い」 キョン「あー………涼しい………」 ハルヒ「でも何か曇って無い?」 キョン「ん?………言われてみりゃ確かに………こりゃ一雨くるかもな」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 18:57:18.08 ID:JH6TZeZ50 ザーーー!!! キョン「見事に降り出したな」 ハルヒ「あ゛あぁああもう!蒸し暑いわねぇっ!」 キョン「我慢しろよ、夕立だからすぐ止むと思うぜ」 ハルヒ「扇風機でも買っておけば良かった〜!」 キョン「で?その扇風機は誰が運ぶんだ?」 ハルヒ「アンタ以外に誰が居るのよ」 キョン「古泉がいるだろうよ」 ハルヒ「古泉君はそう言うキャラじゃないでしょ」 キョン「なるほどねぇ………」 ハルヒ「ま、良いわ。」 キョン「将棋さしたいとこだが古泉が居ないんじゃ話しにならんな」 ハルヒ「私じゃ不服ってわけ?キョンの割には良い度胸してるじゃない?」 キョン「お前させるのか?」 ハルヒ「なーに言ってんのよ!付き合ってやるんだから感謝しなさい!」 キョン「はっ、負けても文句言うんじゃねぇぞ?」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:00:27.07 ID:JH6TZeZ50 キョン「………負けた………だと………」 ハルヒ「ふっふーん!!!!ま、こんなもんでしょ」 キョン「ちっくしょぉ!ハルヒぃ!もう一局だ!!!」 ハルヒ「ま、別に私は構わないけど?」 キョン「見てろよちくしょう!次は絶対勝つ!」 ハルヒ「何よいつもになく熱いわね………」 キョン「さぁ行くぞ………っ」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:04:00.85 ID:JH6TZeZ50 キョン「二連敗………」 ハルヒ「まぁーアレね、そのウチ良いことあるわよ」 キョン「変に慰めるなよ………ちくしょぉ………」 ハルヒ「ん?………晴れた?」 キョン「え?………ぉお、本当だ」 ハルヒ「やぁーっとこれでまた少しは涼しくなるかしら」 キョン「もう6時か、夕日に近いな」 ハルヒ「あれ?………」 キョン「どうした?」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:14:57.00 ID:JH6TZeZ50 ハルヒ「ほら見てみなさいよキョン!虹よ虹!」 キョン「お?………おー!本当だ、結構近いな」 ハルヒ「ほら、ゆきー!虹よ虹ー!!!」 長門「………」 キョン「虹なんか見たのひっさしぶりだなぁ」 ハルヒ「虹が出ると何かが起るって言わない?」 キョン「………どうだろうなぁ?よく分からんが」 ハルヒ「もう!駄目じゃない!」 キョン「いやぁー、まぁアレだ、何かもう綺麗だから良いんじゃねーの?」 ハルヒ「え?…………あっはは!そうね、それで良いかもしれないわね」 キョン「だよなー、こんな綺麗な虹近くで見れるのなんて滅多にないぞ」 ハルヒ「ええ………」 長門「………」 キョン「写メとっとこ」 ハルヒ「………何で私たちにカメラ向けてんのよ」 キョン「いやこれはお前絵になるぞ、ほらほらくっついて」 ハルヒ「しょうがないわね………」 長門「………」 キョン「いくぞー………ホイっ、と」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:20:01.83 ID:JH6TZeZ50 キョン「うっはwwwwww凄い良いの撮れたぞwwwwww」 ハルヒ「幽霊でも映ってた!?心霊写真!?」 キョン「バカ、違げぇよ、ほれ」 ハルヒ「普通の写真なんか見たってつまらないわよ」 キョン「なーに言ってんだよ、ほら、見てみろって」 ハルヒ「えー?もう…………」 キョン「どうだよ?よく撮れてるだろ?」 ハルヒ「そう?」 キョン「相変わらず素直じゃねぇなぁ、これかなり良いセン言ってるぜ」 ハルヒ「ふーん………じゃ、きっとモデルが良かったのね!」 キョン「言うねぇ」 長門「………」 キョン「お?長門も見てみるか?」 長門「………」 キョン「良いだろ?」 長門「ぶるぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 キョン「ビクッ」 ハルヒ「ビクッ」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:20:26.95 ID:JH6TZeZ50 お・わ・り 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:24:55.46 ID:JH6TZeZ50 長門「もうっ、私ったら////」 ハルヒ「今のはなんだぁああああああああああああああああ」 キョン「小便ちびっちゃったぉおおおおおおおおおお!!!!うわーん!!!」ジョボボボボボッ 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:26:03.78 ID:JH6TZeZ50 長門「おい」 ハルヒ「な、何だ!!!」 長門「クンッ」 ハルヒ「うゎあああああぁおあおあおああああああ!!!!」 キョン「ハルヒーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 ハルヒ「助けてくれぇええ!!!」             ボンッ 長門「ククク………きたねぇ花火だ……」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:29:53.70 ID:JH6TZeZ50 きょん「ハルヒ死んだの?」 長門「うん」 きょん「悲しいです」 長門「私の胸に飛び込んでおいて」 きょん「うわぁあああん!!長門ぉおおおおおおお!!」 長門「よしよし…………」 きょん「うわぁああああああああん!」 長門「おらぁああああああ!!!死ねぇええええええ!!!」ゴキキッ きょん「うぉああああああああああああああ!!!」    ゴキッ 長門「死んだか………」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:32:31.18 ID:JH6TZeZ50 みくる「………キョンの気が消えた………」 長門「よう、みくる」 みくる「なっ!!何故貴様がここに!」 長門「おっぱいモミモミしに来たお!」 みくる「くそが………無表情のままでしゃべりやがって………」 長門「ひゃひゃひゃひゃひゃー!!!!」 みくる「うっぉおおおおおおおお!!!揉まれてるがなー!!揉まれてるがなーー!!!」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:34:11.03 ID:JH6TZeZ50 みくる「あああぁおあおあおあああああ!!」 長門「うっぉおおおおおおおおおおお!!!」モミモミモミ みくる「やめろーー!!!!それ以上揉むとどうなっても知らんぞー!!!」 長門「とまらねぇええええええ!!!やめられないお!!!すっごいふかふかだお!!!」 みくる「ああぁああぉおお!!!!!!!!!!!!!」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:34:43.08 ID:JH6TZeZ50 キョン「はぁっ!!はぁっ!………なんだ………夢か………」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:37:23.78 ID:JH6TZeZ50 キョン「ふー………」 妹「おい」 キョン「え?」 妹「死ね」 キョン「な………」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:38:19.53 ID:JH6TZeZ50 キョン「死ねって言われた………」 キョン「………取りあえず………寝るか………」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/04(日) 19:40:26.06 ID:JH6TZeZ50 以下>>27へループ 彼の夢は終わらない そう、"キョン"と言う存在自体が夢の中の住人だったのである。