長門「……叩いて」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:02:42.49 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…え?なんて言ったんだ?」 長門「叩いて」 キョン「…何をだ?」 長門「私」 キョン「えっと…もしかして、俺に長門を叩けって?」 長門「そう」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:04:57.02 ID:8Tsg4Fz0O キョン「ちょ…ちょっと待て。 なんで俺が長門を叩かないといけないんだ?」 長門「………」 キョン「おい、黙るな」 長門「…はやく」 キョン「いや…」 長門「はやくしないと大変なことになる」 キョン「え?」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:07:46.57 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…もしかして、ハルヒと関係あるのか?」 長門「………」 キョン「そうなのか?」 長門「…はやく」 キョン「…わかったよ。叩けばいいんだな」 キョン「長門…悪いな」ペチンッ 長門「………」 キョン「どうだ?」 長門「ダメ…」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:09:52.07 ID:8Tsg4Fz0O キョン「なにがダメなんだ?」 長門「弱い…もっと強く叩いて」 キョン「いや…それは…」 長門「はやくしないと大変なことになる」 キョン「……わかったよ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:12:07.72 ID:8Tsg4Fz0O キョン「じゃ…じゃあいくぞ」 長門「…はやくきて」 キョン「………」バチンッ 長門「………」ピクッ キョン「長門…大丈夫か?」 長門「…もう一回」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:16:20.82 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…お…おい、これで十回目だぞ…」 長門「……まだ」 キョン「…まだ叩かないとだめなのか?」 長門「………」コクンッ キョン「いや、なんというか 女を殴るというのは心が痛むんだが…」 長門「気にしないでいい」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:21:05.05 ID:8Tsg4Fz0O キョン「も…もう流石にいいだろ…」 長門「………」 キョン「なぁ」 長門「…わかった」 キョン「…ふぅ、終わりか…… 長門、結局今のは何だっ…ってそれはなんだ?」 長門「ロープ」 キョン「えっと…」 長門「縛って」 キョン「…なんとなく予想はついた」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:25:43.37 ID:8Tsg4Fz0O キュキュッ キョン「…これでいいのか?」 長門「全然だめ」 キョン「どうすればいいんだよ…」 長門「もっと強く…肉に食い込むくらいに…」 キョン「長門……こんなことして何の意味があるんだ?」 長門「はやくしないと…」 キョン「わかったわかった、大変なことになるんだな」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:30:17.34 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…うっ…おりゃ…」ギュッ 長門「………」ビクッ キョン「いいのか?おもいっきり、きつく縛ったぞ」 長門「いい……すごく…」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:34:26.48 ID:8Tsg4Fz0O 長門「次は目隠し」 キョン「…はいはい」 長門「ギグボール」キョン「…はいは…って、まてっ!」 長門「なに?」 キョン「やっぱりこれって、Sえ…」 長門「違う」 キョン「いや、これはどう見てもえ…」 長門「違う」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:37:16.57 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…いや、それに、 こんなのつけたら、長門が何言ってるかわからんだろ?」 長門「………」 キョン「な?」 長門「…じゃあ、ちょっとだけつけて」 キョン「…了解」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:40:24.33 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…なぁ、長門」 長門「…ふぁふぃ?」 キョン「満足か?」 長門「………」コクッ キョン「じゃあ外すぞ」 長門「…ふぁうぇ」 キョン「…外すぞ」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:42:40.66 ID:8Tsg4Fz0O 長門「…だめと言った」 キョン「いや、だから何て言ってるか、わからなかったんだよ」 長門「……それなら、仕方ない」 キョン「…なんで少し残念そうなんだよ」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:49:32.36 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…次は何をすればいいんだ?」 長門「その辺りに道具がある」 キョン「…道具?その辺あるものって ………おいっ!」 長門「なに?」 キョン「ロウソクしか無いんだか… これはアレだよな…この部屋の備品かなんかだよな?」 長門「安心して…それは低温ロウソク…」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:52:37.68 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…あのさ…低温ロウソクってなんだ?」 長門「プレイ用のロウソク。 低温で溶けやすく、火傷をしにくく作られている」 キョン「…そんなのがあるんだな」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 12:55:16.36 ID:8Tsg4Fz0O キョン「これってアレだよな? 火をつけてロウを垂らす」 長門「そう」 キョン「…やっぱりやらないとダメなのか」 長門「はやくしないと…」 キョン「わかった。やればいいんだろ…」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:00:10.34 ID:8Tsg4Fz0O キョン「長門…火をつけたぞ…」 長門「垂らす際の注意。 溶けてすぐのロウは高温…火傷の恐れがある。 実際に垂らすのはロウソクを伝わせて熱を冷ましたもの」 キョン「…なんでそんなに詳しいんだ…… ……いや、長門ならなんでも知ってるな」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:03:17.25 ID:8Tsg4Fz0O キョン「じゃあいくぞ」 ポタッ…ポタッ… 長門「………」ビクッビクッ キョン「…大丈夫か?」 長門「問題ない」 キョン「……ある意味大問題なんだが」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:06:55.58 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…あっ、やばっ」 ダラッ 長門「………」ビクビクビクッ キョン「だ、大丈夫か!? ごめん…溜まってたロウ全部こぼしちまった…」 長門「…問題ない」 キョン「いや、さっき火傷するって…」 長門「…むしろ良かった」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:11:50.50 ID:8Tsg4Fz0O キョン「と…とりあえず、ロウは全部取り除いたぞ」 長門「…別にそのままでも良かった」 キョン「よくねえよ。肌だって真っ赤になって…」 長門「問題ない」 キョン「…長門がそう言うなら大丈夫なんだれうな」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:16:08.47 ID:8Tsg4Fz0O キョン「もういいよな?ロープ解くぞ」 長門「…まだ足りない」 キョン「足りない?」 長門「…まだ要素が足りていない」 キョン「要素?…なんだか重要なことみたいだな」 長門「…そう、最後の仕上げがある」 キョン「わかった。俺にできることならやってやる」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:20:19.35 ID:8Tsg4Fz0O 長門「目隠しをとって」 キョン「ん?わかった」 長門「そこにある物で叩いて」 キョン「そこ?さっきはロウソクしか無かっ……」 長門「それ」 キョン「…これって」 長門「そう、鞭」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:30:07.78 ID:8Tsg4Fz0O キョン「いや…鞭って…」 長門「その鞭もプレイ用…安心して」 キョン「安心してって…」 長門「昔、鞭は刑罰として使われたこともある。 でも…鞭百叩きなどの刑があった場合でも 数回で受刑者は絶命したらしい… それは、あまりにも激しい痛みによるため…」 キョン「…いや安心できないだろ」 長門「問題ない、それはプレイ用」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:33:04.50 ID:8Tsg4Fz0O キョン「いや…プレイ用でもなんでも、流石に鞭は…」 長門「もう時間がない…」 キョン「…わかったよ。やればいいんだな」 長門「はやく」 キョン「…どこ叩けばいいんだ」 長門「どこでもいい…はやく…」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:35:27.97 ID:8Tsg4Fz0O バチィッ 長門「………」ビクッ キョン「……ほんとに大丈夫なのか?」 長門「問題ない…続けて…」 キョン「わ…わかったよ…」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:39:03.03 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…もういいだろ?」 長門「まだ…」 キョン「いや…もうヤバクないか?」 長門「じゃあ…ここ」フリフリ キョン「おい…なにやってんだよ」 長門「臀部は脂肪がつきやすい…だから大丈夫…」 キョン「いや…パンツまる見えだぞ」 長門「問題ない」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:44:00.89 ID:8Tsg4Fz0O バチィッ 長門「………」ビクッ ビチィッ 長門「………」ビクッ キョン「おい…もういいだろ? 真っ赤になってしさ…」 長門「かまわない…続けて…」 キョン「…わかった」 バチィッ みくる「…あ…あの」 キョン「朝比奈さん!?」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:47:26.18 ID:8Tsg4Fz0O みくる「…あ…あの…これはどういった状況なんですか?」 キョン「あ…いや…その…」 みくる「これってやっぱり……」 キョン「おい、長門、どうするんだよ」 長門「朝比奈みくるを追い出して続きを再開する」 キョン「…いやでも、どうやって」 長門「それはまかせる」 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:53:54.82 ID:8Tsg4Fz0O みくる「あの…キョンくん?」 キョン「な、なんですか?朝比奈さん」 みくる「これって…やっぱり…Sえ」 キョン「違いますよ朝比奈さん!」 みくる「ふぇ?」 キョン「これはですね、とーっても大切な儀式なんです」 みくる「儀式?」 キョン「はい、そうなんです」 みくる「でも、どうみても、え…」 キョン「だから違いますって! とても重要な役割をはたしてるんです」 みくる「…ほ、本当ですか?」 キョン「本当ですって」 みくる「…では、どういった意味があるんですか?」 キョン「え?…あ…それは……」 みくる「何ですか?」 キョン「…き…き…禁忌…事項…です」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:57:14.18 ID:8Tsg4Fz0O みくる「………」 キョン「………」 みくる「なら仕方ないですね」 キョン「………え?」 みくる「禁忌事項では仕方ありませんね。 私は帰ります」 キョン「あ…さようなら朝比奈さん…」 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13:59:23.95 ID:8Tsg4Fz0O 長門「禁忌事項?」 キョン「いや、朝比奈さんが言ってたやつのパクリなんだけど」 長門「…そう」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:01:07.92 ID:8Tsg4Fz0O 長門「でも、これで続きが…」 古泉「こ…これはいったい…」 キョン「…まだ無理みたいだな」 長門「………」コクリ 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:03:28.21 ID:8Tsg4Fz0O キョン「無理だ…俺に古泉を丸め込めるとはとても思えない…」 長門「私がいく…」 キョン「…え?」 長門「待ってて」 ズリッズリッズリッ… キョン「……縄ほどかなくていいのか?」 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:07:49.66 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…何を話してるんだ」 キョン「と言うか長門は縛られたままでいいのか……」 キョン「あ、話しが終わったみたいだな」 古泉「そう言うことでしたか。 それでは仕方ありませんね。 では、私は帰ります」 キョン「え?あ?」 ズリッズリッズリッ 長門「…これで邪魔は無くなった」 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:10:55.37 ID:8Tsg4Fz0O キョン「ところで…どうやって古泉を追い返したんだ?」 長門「同じ」 キョン「同じ?なにがだ?」 長門「さっきあなたが使ったのと同じ方法」 キョン「…え?禁忌事項?」 長門「………」コクリ 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:17:22.23 ID:8Tsg4Fz0O キョン「そ、そうだ!ハルヒは?ハルヒはどうするんだ?」 長門「…涼宮ハルヒ」 キョン「あいつに限っては追い返しようがないぞ」 長門「…………」 キョン「もうやめよう」 長門「………」コクッ キョン「じゃあ、ほどくぞ」 キョン「…くっ、なんだこれ…かたいな…」 ハルヒ「…きょ…キョン…何やってんの……」 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:24:20.73 ID:8Tsg4Fz0O キョン「あ………」 ハルヒ「あ…あんた…有希になにやってんの…」 キョン「え?いや…なんでも…」 ハルヒ「なんでも、じゃないでしょ! 有希を縛って……」 キョン「いやぁ…これは……」 ハルヒ「有希…大丈夫? …って!?なにこの傷……」 有希「問題ない…これは…」 ハルヒ「言わなくていいわ。キョンに酷いことされたんでしょ」 キョン「え?いや…違っ、違わないけど違っ…」 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:30:13.60 ID:8Tsg4Fz0O ハルヒ「とにかく、有希は私が預かるから」 キョン「え?…あ……」 ハルヒ「あんたが、こんな最低なやつだとは思わなかったわ」 キョン「ち…違う!」 ハルヒ「なにが違うのよ!有希にこんなことしておいて」 キョン「いや…だから…」 ハルヒ「なに?何か理由があるの? 言ってみなさい」 キョン「…………」 ハルヒ「有希、帰るわよ」 長門「…私は」 ハルヒ「いいのよ。何も言わなくて。 さぁ帰りましょ」 キョン「…………」 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:34:03.72 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…終わった…いろんな意味で終わったみたいだ」 キョン「俺も帰ろう…」 長門「それは、まだ無理」 キョン「な…長門!?どうしてここに!?」 長門「涼宮ハルヒを丸め込めこむのに成功した」 キョン「ど…どうやって…」 長門「き…」 キョン「いや、わかった。言わなくていい」 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:40:37.01 ID:8Tsg4Fz0O キョン「でも、大丈夫なのか?」 長門「?」 キョン「いや、丸め込んだって言っても、 あの光景をみたんだ。 ハルヒに心理的なショックを与えたことにはかわりないだろ? そしたら閉鎖空間だって…」 長門「大丈夫」 キョン「なんでだ?」 長門「禁…」 キョン「まて、 それはそんなに万能なものなのか?」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:46:13.44 ID:8Tsg4Fz0O 長門「…さっそく再か」 キョン「いや…もう今日はやめよう」 長門「何故?最大の障害である涼宮ハルヒは帰った」 キョン「いや…なんていうか…もう遅いし…」 長門「やらないと大へ…」 キョン「わーわーわー!俺は何も聞いてないぞ!」 長門「………」 キョン「じゃあ俺は帰るからな!じゃなあな!」 長門「………」 長門「………」 長門「………」 長門「……放置プレイ」ビクビクッ 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14:52:08.02 ID:8Tsg4Fz0O とりあえず終り 空気を読んで書き物を自重してくれてる人がいたら 書いてくれてかまわないです。 いや、むしろ書いて下さい 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 15:55:11.98 ID:8Tsg4Fz0O キョン「なんでだ?」 長門「何?」 キョン「なんで何もしてないのに勝手に縛られてるんだ?」 長門「空間情報を…」 キョン「いや、やっぱりいい。きっとわからないからな… って何だ?その縛りかたは?」 長門「亀甲縛り… 主にプレイ目的の縛り方。 きつく縛ることにより……」 キョン「…いや、そっちの説明もいい」 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 15:57:49.16 ID:8Tsg4Fz0O 長門「そこに今回使う道具がある」 キョン「また危ないものじゃ……マッサージ機?」 長門「そう」 キョン「…少し安心した」 長門「そう……使い方は…」 キョン「いや、これはわかるだろ」 長門「…意外」 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:00:56.39 ID:8Tsg4Fz0O ドドドドドドドドドド(注 ジョジョではありません 長門「………」 キョン「マッサージ機っつったら肩のコリをほぐす。 こんぐらい俺でもわかるよ」 長門「…失望した」 キョン「え?違うの?」 長門「違う」 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:04:52.91 ID:8Tsg4Fz0O 長門「何故、私が縛られてるのかを考えて」 キョン「…うーん」 長門「思春期の男子ならわかるはず」 キョン「…わ…わかったぞ」 長門「…はやく」 ドドドドドドドドドド キョン「あ…頭?」 長門「ゆゆゆゆゆユニーク」ガクガクガクガク 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:12:50.65 ID:8Tsg4Fz0O 長門「…もういい」ズリッズリッズリッ… キョン「あっ待て長門…ってうわっ!」 ズムッ キョン「ご、ゴメン!踏んじまった」 長門「………」ビクッビクッ キョン「大丈夫か?痛くないか?」 長門「……見直した」 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:20:02.00 ID:8Tsg4Fz0O キョン「なんだ?校庭なんかに呼び出して」 長門「ここにあるサッカーボールをおもいっきり蹴って」 キョン「なんでだ?」 長門「………」 キョン「…まぁいいか。サッカーボールくらいなら」 キョン「いくぞ」 長門「………」ズサーッ キョン「え?ながっ、止まっ」 ドゴッ 長門「うっ………」ビクビクビクッ キョン「長門!?」 長門「…一般的に脚力は腕力の約三倍」 キョン「意味わかんねぇよ!」 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:36:18.56 ID:8Tsg4Fz0O 長門「いいことを思い付いた」 キョン「なんだ?」 長門「みてて」 キョン「ドアの前で仰向け……なんなんだそれ」 長門「みてて」 ガラッ ハルヒ「さぁ、今日も…」ムギュ 長門「うっ……」ビクッ ハルヒ「有希!?なんでこんなところに?」 キョン「………」 長門「…大発明」 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 16:47:55.78 ID:8Tsg4Fz0O 長門「…踏んで」 キョン「…長門…もうやめよう」 長門「違う…ただの足踏みマッサージ」 キョン「…ならいいぞ」 キョン「どうだ?気持ちいいか?」ギュッギュッ 長門「うっ……中々の圧迫感…… ただ…少し弱い…」 キョン「…マッサージだからな。強くは踏まないぞ」 長門「…残念」 キョン「残念がるな」 長門「もっと上」 キョン「ん?わかった」 長門「上」 キョン「おう」 長門「上」 キョン「…おう」 長門「上」 キョン「…いや、もう肩まできてるんだが」 長門「上」 キョン「上って…そこ頭じゃ…」 長門「はやく」 キョン「…お…おう…うわっ」ズルッ 長門「あぐっ…」グキッ キョン「長門!大丈夫か!?いま首が」 長門「新感覚」 キョン「へたすりゃ死ぬっての」 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 19:35:28.21 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…また縛られてるのか」 長門「………」コクッ キョン「…今日は何をすればいいんだ?」 長門「まかせる」 キョン「…は?」 長門「やりたいようにやればいい」 キョン「………」 長門「はやく」 キョン「なぁ、長門」 長門「何?」 キョン「自分で縛れるってことは自分で解けるんだよな?」 長門「………」コクッ キョン「そうか、それを聞いて安心した」 長門「?」 キョン「じゃあなっ!」 長門「………」 長門「…それが…答え」 次の日 キョン「…えっと、もしかして…昨日からそのままなのか?」 長門「………」コクッ キョン「な…なんでだよ…」 長門「あなたが放置プレイを望んだ」 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 22:19:38.47 ID:8Tsg4Fz0O 長門「私が本を読んでいるとする」 キョン「まぁ、よく読んでるな」 長門「そのとき、まず、あなたが本を奪う」 キョン「いや、なんでだよ」 長門「私は本を返してくれと懇願する」 キョン「…まぁ、言うだろうな」 長門「あなたはそれを無視して、数回私を蹴る」 キョン「だから、なんでだよ」 長門「私はめげずに本を返すように頼む」 キョン「……よっぽど本を読みたいんだな」 長門「…そう、でもあなたは返してくれず。 ただ私を執拗に蹴りつづける」 キョン「…俺、ひどい奴だな」 長門「始める」 キョン「ん?なにをだ?」 長門「……今、説明した」 キョン「今のやんのかよ!」 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 22:28:38.51 ID:8Tsg4Fz0O 長門「これ」 キョン「バット?なんでこんなもの」 長門「フルスイング、頭」 キョン「いや…死ぬって… …いや死ななくてもやりたくない」 長門「…そう」 キョン「…なんで残念そうな顔するんだよ…」 長門「…では、ここに」フリフリ キョン「……ケツバット?」 長門「フルスイング」 キョン「なんでこんなことしなくちゃいけないんだよ…」 長門「はやく…大変なことになる…」 キョン「……そう言われると弱いな」 長門「はやく」 キョン「…いくぞ」 ブンッ バチィッ 長門「………」ビクッビクッビクッ キョン「な…長門?」 長門「…ホームラン」 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 22:36:03.81 ID:8Tsg4Fz0O 長門「これ」 キョン「…よく次から次えと物が出てくるな。 ……これは…首輪か?」 長門「そう」 キョン「何につかうんだよ」 長門「私がつける」 キョン「…そうか」 長門「つけて」 キョン「わ…わかった。それくらいなら…」 キョン「どうだ?」 長門「これで、私はあなたのペット」 キョン「は?」 長門「わんわんわん」 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 22:45:22.55 ID:8Tsg4Fz0O 長門「今から、私は雌犬」 キョン「…おい」 長門「雌豚のほうが良かった?」 キョン「違う!お前変だぞ」 長門「…もう一回言って」 キョン「聞こえなかったか?…お前、変だぞ」 長門「…具体的に」 キョン「なんて言うか…気持ち悪い…」 ビクンッ 長門「…もう一回」 キョン「だから、そう言うところが気持ち悪いんだって」 長門「…その軽蔑にみちた視線も」ビクッビクッ 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 22:49:44.69 ID:8Tsg4Fz0O キョン「気持ち悪いなぁ」 長門「………」 キョン「マジきもい」 長門「………」 キョン「鳥肌たった(悪い意味で)」 長門「………」 キョン「死ね」 長門「…いい…最後のが特に」 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 23:02:04.75 ID:8Tsg4Fz0O みくる「あれ?キョンくんは、いないんですか?」 長門「…そう」 みくる「そうなんですか…」 長門「彼がいないことにより問題が発生した」 みくる「ふぇ?なんですか?」 長門「代わりをあなたに頼みたい」 みくる「私にできることですか?べつにいいですよ」 長門「簡単なこと」 みくる「はぁ…」 長門「叩いて」 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 23:04:10.20 ID:8Tsg4Fz0O みくる「あ…あの…何を叩くんですか?」 長門「私」 みくる「…私が長門さんを?叩く?」 長門「そう」 みくる「そ…そんなことできませんよ…」 長門「……何故?」 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 23:08:14.31 ID:8Tsg4Fz0O 長門「たいしたことじゃない。 軽く叩くだけ」 みくる「…で、でも」 長門「あなたは黙ってやればいい」 みくる「…は…はい」 みくる「…い…いきますよ」 長門「はやく」 みくる「や…やぁ…」ポコッ 長門「………」 みくる「…これでいいんですか?」 長門「…舐めているとしか思えない」 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 23:12:12.26 ID:8Tsg4Fz0O みくる「だ…だめなんですか!?」 長門「もっと強く。本気でいい」 みくる「本気ですか…」 みくる「や…やぁ!」バゴッ 長門「!?………」ビクッビクッ みくる「長門さん!?大丈夫ですか?」 長門「…握り拳……ユニーク」 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 23:29:28.88 ID:8Tsg4Fz0O キョン「…なんか疲れた」 長門「それならいいものがある」 キョン「なんだ?」 長門「…少し待って」 キョン「どうしたんだ?四つん這いなんかになって」 長門「…椅子」 キョン「……は?」 長門「座って」 406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 00:50:56.00 ID:Seh0QGO9O 長門「これ」 キョン「またロープか…今度のは少し短いな。 縛ればいいのか?」 長門「違う…絞める」 キョン「…なんとなくわかるんだか何をだ?」 何「首」 キョン「…やっぱりそうか」 408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 00:55:47.26 ID:Seh0QGO9O 長門「絞首プレイというのは、今までのとは少し違う」 キョン「…まぁ、命にかかわるからな」 長門「欧米などの若者が好んでやる遊びの一つ。 首を絞め失神する寸前の感覚をたのしむもの。 あなたの言った通り、絞めすぎは生命にかかわる」 キョン「…そんな危ないのできないって」 長門「大丈夫、危なくなったら教える」 キョン「…そうか」 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 01:01:00.48 ID:Seh0QGO9O キョン「苦しくなったらすぐ言えよ」 長門「わかっている」 キョン「いくぞ」ギュッ 長門「………」 キョン「…みるみる顔が青くなってく」 長門「………」 キョン「まだか?」 長門「………」ビクッビクッ キョン「なんか痙攣してるぞ」 長門「………」ブクブク キョン「泡ふいて……はっ!俺は馬鹿か!」 シュル キョン「首しめたら何も言えるはずないだろ!」 長門「……ばれた」 462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 09:36:21.09 ID:Seh0QGO9O 長門「………」 キョン「…なんだかもう、 その(縛られてる)姿にもなれちまったな」 長門「そう…」 キョン「とりあえず俺は帰る…」 長門「………」 キョン「…ん?あれ?」 長門「あなたは出られない。 朝倉涼子が使ったのと同じ手段をつかった」 キョン「だ…出せよ!」 長門「私の言う通りにすれば解放する」 キョン「…くっ…なんだこれ… 縛られてる奴に脅迫されるなんて」 463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 09:40:08.96 ID:Seh0QGO9O キョン「…まずは何をすればいいんだ?」 長門「踏んで」 キョン「………」ムギュ 長門「もっと強く」 キョン「………」ムギュ 長門「そのまま、グリグリと踏みにじるように」 キョン「………」グリグリ 長門「…その軽蔑したような視線も最高」ビクッビクッ 464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 09:44:50.93 ID:Seh0QGO9O 長門「次は…」 キョン「まだ、やらないといけないのか…」 長門「その上に私を乗せて」 キョン「その上? ……っていつのまに木馬なんて」 長門「はやく」 キョン「わかったよ…よいしょっ」 長門「………」 キョン「のせるぞ」 ドンッ 長門「!?……」ビクビクッ キョン「あっ、ごめん!勢い良すぎた」 長門「…よかった」 キョン「…そ…そうか」 465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 09:48:29.01 ID:Seh0QGO9O 長門「あとは好きにしていい」 キョン「…好きにしてって言われても」 キョン「……少し休むわ」 長門「………」 キョン「スー…スー…」 長門「………」 長門「…あなたは放置プレイが好き」 476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 11:27:13.82 ID:Seh0QGO9O ガチャ 朝倉「有希!」 キョン「うわぁ!な…なんで朝倉が…」 朝倉「言ったはずよ。私は何度でも蘇るって」 キョン「……言ってたか?」 朝倉「それよりも、有……有希!?」 長門「なに?」 朝倉「なに?じゃないわよ。なんで縛られて…… …そう、彼がやったのね」 長門「違う…」 朝倉「大丈夫、今、消してあげるから」 キョン「なんでだよ!」 長門「…邪魔」 朝倉「え?有希、今なんて言ったの?」 長門「邪魔…消えて」 朝倉「え?………あ…あれ?崩壊因子? 有希…なんで?私はあなたを…」 長門「邪魔者は消えた」 キョン「…本当に消してよかったのか?」 511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 14:29:22.05 ID:Seh0QGO9O 長門「この三角木馬には車輪がついている」 キョン「ん?そうだったのか」 長門「押して」 キョン「…なんでだ」 長門「強く押して」 キョン「……もう、なんでもいいや」 トンッ キュラキュラキュラキュラ バコッガッシャーン 長門「…壁に衝突…転倒…予想通りの結果」 キョン「…なにがやりたいんだよ、お前は」 545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 16:40:29.16 ID:Seh0QGO9O 長門「朝比奈みくる。 あなたは意外と容赦がないことが判明した」 みくる「…そ、そんなことないですよ」 長門「彼との比較のために、 彼にやってもらったことと同じことを頼む」 みくる「ど…どういうことですか? このバットは何なんですか?」 長門「叩いて」 みくる「ふぇ?えー!?無理ですよ!」 長門「問題ない」 みくる「…ふぇ…え……」 長門「はやく」 みくる「……やぁ!」ブンッ ゴンッ……バタッ… 長門「……容赦なく頭部を攻撃してくるとは思わなかった」 みくる「ご…ごめんなさい…」 長門「問題ない」 553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 17:17:20.91 ID:Seh0QGO9O キョン「古泉」 古泉「なんですか?」 キョン「お前に相談があるんだが」 古泉「おや?僕にですか?珍しいですね」 キョン「…長門のことなんだが」 古泉「ああ、なるほど」 キョン「流石に朝比奈さんやハルヒには相談できないからな」 古泉「まぁ、そうですね」 キョン「今、頼りになるのはお前しかいないんだ」 古泉「………」 キョン「どうした?」 古泉「あの…もう一度言ってもらえませんか?」 キョン「ん?ああ…頼りになるのは、お前だけだ」 古泉「わかりました!僕に任せてください」 キョン「……大丈夫かな」 554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 17:20:07.87 ID:Seh0QGO9O キョン「具体的に良い案はあるのか?」 古泉「こういうのは本人に直接話すのが一番でしょう」 キョン「……大丈夫なのか?」 古泉「まかせてください!僕は頼れる男ですからね」 キョン「…本気で心配になってきた」 555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 17:22:38.47 ID:Seh0QGO9O 古泉「では、行ってきます」 キョン「お…おう…」 十分後 古泉「………」 キョン「どうだったんだ?」 古泉「……お腹を踏んできました」 キョン「…そ…そうか」 558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 17:49:00.62 ID:Seh0QGO9O 古泉「長門さん」 長門「…古泉一樹」 古泉「彼から頼まれましてね。最近のあなたの行動は…」 長門「………」ゴロンッ 古泉「…なんで寝転がるんですか?」 長門「…踏んで」 古泉「………はい?」 559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 17:54:06.03 ID:Seh0QGO9O 長門「踏んで」 古泉「…あのですね。そういう行動が彼を…」 長門「踏んで」 古泉「…いえ、ですから」 長門「踏んで」 古泉「そういう言動が…」 長門「踏んで」 古泉「……わかりました」 古泉「…女性を踏むなんて… 僕の倫理感が…今まで積み上げてきたものが…」 キョン「まぁ…とにかく落ち着け」 563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 18:17:36.05 ID:Seh0QGO9O ハルヒ「キョン、なんで有希がいないの?」 キョン「ん…あ…いや…わからん…」 ハルヒ「そう、どうしたのかしらね?」 ブランッブランッ キョン(…なんで天井にぶら下がってんだ) 長門「………」 ハルヒ「どこにいるのかしらね?」 キョン(…なんでハルヒも気づかないんだ?) 649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 21:03:30.32 ID:Seh0QGO9O 長門「叩いて」 キョン「長門…あのな…」 長門「人間には、褒められて伸びるタイプと 叩かれて伸びるタイプがいるらしい」 キョン「ん?」 長門「私は間違いなく後者」 キョン「いや…長門…そういう意味じゃ…」 713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 22:22:21.27 ID:Seh0QGO9O 長門「現在の教育では体罰は禁止されている」 キョン「ん?ああ…そうだな」 長門「これは由々しき事態」 キョン「んー、まぁ、ぶん殴らないと、わかんない奴もいるしな」 長門「そう」 キョン「でもな、長門」 長門「なに?」 キョン「お前はどっちみち殴られないぞ。 殴られるようなこともしてないし」 長門「!?……そこまで考えてなかった」 752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:10:55.32 ID:Seh0QGO9O キョン「…長門、もう、いくら縛られてようが、 どうしようが突っ込まんからな」 長門「そう…」 キョン「それに、こんな危ないこともうやってられっか、 俺は自分の家に帰らせてもらう」 長門「…死亡フラグ」 キョン「死亡フラグ?そんなもんあるわけ…」 スパッ キョン「うわぁあああ!何か切れたぁああ!」 朝倉「大丈夫、今のは挨拶がわり、切ったのは服だけよ」 キョン「…なんで、まだいるんだよ」 朝倉「言ったでしょ。私は何度でも蘇るって」 長門「安心して…すぐに消す」 朝倉「…え?」 長門「今、崩壊因子を準備している」 朝倉「待って!有希待って!」 キョン「…待ってやったほうがいいんじゃないか?」 長門「……あなたがそう言うなら」 758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:20:26.94 ID:Seh0QGO9O キョン「いや、なんで何回も蘇ってんだよ」 朝倉「私は有希のバックアップだからね。 有希にバグが発生したから情報思念体が再生してくれたのかもね」 キョン「そうなのか…じゃあ今までのは」 朝倉「そうね、おそらくバ…」 長門「違う、バグじゃない」 朝倉「いいえ、あきらかにバグよ。 こんなの普通じゃないわ」 キョン「……俺はそういうのは、よくわからんから何とも言えないな」 長門「…それなら、朝倉涼子、あなたが実際に試してみればいい」 朝倉「……はい?」 長門「バグかどうか、バックアップであるあなたが検証すればいい」 朝倉「え?え?なんで?なんでそうなるの?」 763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:24:36.17 ID:Seh0QGO9O 朝倉「わ…私は帰る…こんなとこいられない」 キョン「あ…死亡フラグ」 長門「にげられない」 朝倉「な…なんで私は縛られてるの!?」 キョン「…いや、情報操作だろ」 朝倉「あ…そうか…なら私だって… ……あれ?なんで?」 長門「あなたは所詮バックアップ」 767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:27:23.78 ID:Seh0QGO9O 朝倉「ちょっ…ちょっと有希…冗談よね?」 長門「私は常に本気」 朝倉「………あっ、キョンくん、助けて」 キョン「…悪いが俺には長門を止められん」 朝倉「だ、誰か助けてぇええええ!」 771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:31:21.38 ID:Seh0QGO9O 長門「さっそく、朝倉涼子を叩く」 朝倉「…叩くったって、あなただって縛られてるじゃない」 キョン「…いや、長門はいつだって解け…」 長門「そう、私には無理」 キョン「あれ?」 長門「だから彼に頼む」 キョン「えぇぇえええええ!」 朝倉「えぇぇえええええ!」 776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:35:22.05 ID:Seh0QGO9O 長門「…いつもの」 キョン「おいっ、いきなりアレか?」 長門「問題ない」 朝倉「ちょ…ちょっと、二人しかわからない話しないでよ」 キョン「ん?ああ、すまん」 朝倉「その、いつものとかアレって何よ」 キョン「え?これだけど」 朝倉「…そ…それって」 キョン「…うん、鞭だな」 朝倉「いゃあああああああああああ!」 779 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:39:35.53 ID:Seh0QGO9O 朝倉「ま…まさか…それで私を叩いたりなんかしないわよね?」 キョン「…いや…それは」 長門「叩く」 朝倉「……有希、あなたにバグなんてないわ。だから…」 長門「もう遅い」 朝倉「…キョ…キョンくん、いくらなんでも、 そんなもので私を叩いたりしないよね」 キョン「………」 朝倉「な…なんで無口なの?」 キョン「…ごめん」 朝倉「なんで謝るの!」 782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:42:24.88 ID:Seh0QGO9O 長門「始めて」 朝倉「ちょ…有希…」 キョン「………」 長門「はやく」 キョン「ごめん」 朝倉「キョンくん、まっ…」 バチィッ 朝倉「いぎゃあああ!」 784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:45:07.34 ID:Seh0QGO9O 長門「…どう?」 朝倉「い、痛いに決まってるんじゃない!」 長門「…そう、ならバグの可能性は捨て切れない。 引き続き検証する」 朝倉「え?…そんな聞いてな…」 バチィッ 朝倉「にぎゃあああああ!」 785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:47:34.85 ID:Seh0QGO9O 朝倉「ゼェ……ゼェ……」 長門「10発目…いまだに苦痛のみ」 キョン「なぁ長門、もうやめてやったほうが…」 長門「続行」 朝倉「いゃあああああああああああああああああああ!」 791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:52:42.94 ID:Seh0QGO9O 朝倉「ゆ…有希!有希!」 長門「なに?」 朝倉「…もう…検証はやめましょう」 長門「痛み以外の感覚はあった?」 朝倉「え?…あ……」 長門「あった?」 朝倉「あ…うん!あったあった!」 長門「…そう、ならもう苦痛はないはず」 朝倉「うん!そんなの全然ないから!」 長門「では続行してもかまわないはず」 朝倉「…あ…え?」 長門「続行」 朝倉「……もぅ…いやぁ…」 799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:58:53.51 ID:Seh0QGO9O キョン「………」バチィッ 朝倉「あぐっ……キョ…キョンくん…」 キョン「………」ピタッ 朝倉「も…もうやめましょう。こんなこと…」 キョン「………」 朝倉「そ…そうだ!二人で説得すれば 有希だって聞き入れてくれるかも」 キョン「……そうかもしれませんね」 長門「騙されてはだめ」 朝倉「有…希?」 長門「彼女はあなたを殺そうとした」 朝倉「あ…え?…有希?」 キョン「………」 朝倉「あ…あれは違うの!私自身は反対したのよ! ただ急進派としては…」 バチィィィィッ 朝倉「あぎゃああああああああ!」 807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 00:03:58.01 ID:6r+GHps8O 朝倉「…………」ピクッビクッ キョン「あ…やばい…やりすぎた…」 長門「問題ない」 キョン「いや、たしかに俺も少しプッツンときたけど…これは…」 長門「大丈夫よくある展開では、 このあと朝倉涼子はこのような行為が病み付きになるはず」 キョン「…そういうもんなのか?」 長門「間違いない。読んだ本に書いてあった」 キョン「…そ…そうか」 811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 00:08:37.17 ID:6r+GHps8O 朝倉「ん…んん…」 キョン「おっ、目を覚ましたみたいだな」 朝倉「………」 キョン「朝倉、大丈…」 朝倉「いやぁあああああ!こないでぇぇええ!」 キョン「…長門、話しが違うぞ」 長門「心理的外傷後ストレス障害」 キョン「…なんだそれ」 長門「トラウマ」 817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 00:13:16.37 ID:6r+GHps8O 朝倉「…有希こわい…キョンこわい」 キョン「…あれは大丈夫なのか?」 長門「問題ない。私がつれて帰る」 朝倉「…鞭こわい…ロープこわい」 長門「とても興味深いデータもとれた」 キョン「そうか…」 長門「帰る」 朝倉「いゃああ!こないで!」 長門「帰る」 朝倉「いゃあああああああ!」 キョン「大丈夫なのかあいつら…」 895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:24:40.59 ID:6r+GHps8O キョン「おい、長門」 長門「なに?」 キョン「朝倉は、あの後どうなったんだ?」 長門「彼女なら…」 朝倉「やっほー」 キョン「うわっ!朝倉…大丈夫なのか?」 朝倉「当たり前じゃない。 私は朝倉涼子よ」 キョン「なんだそれ…」 朝倉「とにかく…私はあのていどの事じゃ どうにかなったりなんかしないってこと」 キョン「…そ…そうか、それは安心した」 長門「………」ゴソゴソ キョン「ん?なにやってんだ長門」 長門「パスッ」ポイッ キョン「おっとっと…ん?これは、鞭?」 朝倉「いゃああああああああああ!」 キョン「な!?なんだ!?」 長門「心理的外傷後ストレス障害はそんな甘いものじゃない」 朝倉「いやぁ!叩かないでぇ!叩かないでぇ!」 キョン「…別に説明するのに傷痕ほじくる必要なかったんじゃねえか?」 長門「……気づかなかった」 913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:42:10.34 ID:6r+GHps8O 朝倉「………」 キョン「…朝倉がさっきから隅っこから動かないんだが」 長門「そう」 キョン「そうじゃねえって。 一応、ああいう風にしたのは俺達なんだし」 長門「問題ない」 キョン「…ああもう……ん? そういえば、朝倉はカナダだっけ? 行ったことになってるんんだろ? 学校にきてたら不自然じゃないのか?」 長門「帰ってきたことになってるはず」 キョン「…強引だな」 朝倉「…消えたい…消えたい」 915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:44:54.81 ID:6r+GHps8O 長門「そんなことはどうでもいい。 いつものを始める」 キョン「…朝倉は?」 長門「気にしないでいい」 ビシッバシッ 長門「………」ビクッビクッ 朝倉「いゃああああああああ!」 918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:50:56.15 ID:6r+GHps8O キョン「な…なんでだ?朝倉には何もしてないぞ」 長門「今、目の前の行為により 前回、自分がされた行為がフラッシュバックしている」 キョン「な…大変じゃないか」 長門「そう」 キョン「どうするんだよ? それじゃあもう何もできないだろ。俺は助かるけど」 長門「…確かに」 長門「………」 朝倉「…あ…有希」 キョン「おい、何をするんだ?」 長門「邪魔者は廃除する」 キョン「おい、待て!」 923 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:54:46.46 ID:6r+GHps8O 長門「何故?」 キョン「いくらなんでも可哀相だろ?」長門「朝倉涼子は邪魔」 キョン「そんなのその時だけ外にだせばいいだけだろ?」 長門「…気づかなかった」 928 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 01:59:05.51 ID:6r+GHps8O 朝倉「…こわい…こわい」 キョン「で、朝倉は大丈夫なのか? これじゃあまともに高校生活おくれないぞ」 長門「それなら大丈夫。放っておけばなおる」 キョン「…んな無茶な」 十分後 朝倉「ふっかーつ!」 キョン「………」 長門「言った通り」 キョン「まぁいいか」 935 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:05:29.71 ID:6r+GHps8O キョン「そう言えば朝倉とは同じクラスだったけど…」 朝倉「その辺もぬかりはないわ。 今回もあなたと同じクラスにしといたから」 キョン「…そ…そうか、まあこれからもよろしくな」 朝倉「うん、よろしく」スッ キョン「ん?握手?」 朝倉「そう、もう私たちは敵どおしじゃないからね」 キョン「お、おう、わかった。改めてよろ…」ギュッ 朝倉「いやぁああああああああ!はなしてぇぇえええ!」 キョン「…まて、握手を求めてきたのはそっちだろ」 938 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:11:55.76 ID:6r+GHps8O キョン「……大丈夫なのか?」 朝倉「だから大丈夫だって」 キョン「…いや、さっきのは」 朝倉「ちょっとビックリしただけだって」 キョン「……そうか」 長門「そんな簡単なものじゃない」 キョン「うおっ、長門」 長門「何かを引き金に、いつフラッシュバックを起こしても不思議ではない」 キョン「そうか…じゃあ俺が気をつけてやったほうがいいな」 長門「別にそんなことをする必要はない」 キョン「いや、でも…」 長門「別にそんなことをする必要はない」 941 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:20:01.55 ID:6r+GHps8O 朝倉「キョンくん?先生に頼まれごとされたんだけど 一緒にきてくれない?」 キョン「ん?ああ、いいぞ」 朝倉「ありがと」 キョン「いや、大変だな戻ってきてすぐなのに」 朝倉「まぁ、元委員長だからね。このくらいは」 キョン「で、何をすればいいんだ?」 朝倉「次の時間に使う教材をもってくるんだけど……」 キョン「どうした?」 朝倉「あ…あが…あああ…」 キョン「どうしたんだよ」 朝倉「ろ…ロープ…ロープこわい…ロープこわい…」 キョン「教材を縛ってたロープか… 朝倉、大丈夫だ。このロープは別に…」 朝倉「いやぁああああ!ほどいてぇええええ!」 947 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:23:14.69 ID:6r+GHps8O キョン「という事があってな」 長門「そう」 キョン「どうにかならないか?」 長門「いい考えがある」 キョン「なんだ?」 長門「朝倉涼子の存在そのものを…」 キョン「却下だ」 948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:28:47.07 ID:6r+GHps8O キョン「朝倉?」 朝倉「なに?」 キョン「無理してんじゃないのか?」 朝倉「なにいってんの?全然大丈夫よ」 キョン「そうか……」 キョン「朝倉!」ガッ 朝倉「ひゃぁ!」ガタンッ キョン「やっぱり…大丈夫じゃないな…」 朝倉「…あああ…う…あ…」 950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:33:05.39 ID:6r+GHps8O キョン「なぁ長門」 長門「なに?」 キョン「もっと朝倉のことを助けてやってくれないか?」 長門「何故?」 キョン「いや…ああいう風にしちまった責任もあるけどさ… 仲間だろ?朝倉も」 長門「彼女は急進派」 キョン「いや、そんな派閥とかじゃなくてさ もっとこう……あれだ…」 長門「…なに?」 キョン「友…達?かな」 長門「…友達」 952 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:37:09.49 ID:6r+GHps8O 長門「朝倉涼子」 朝倉「あ、有希」 長門「…あなたに聞きたいことがある」 朝倉「ん?」 長門「あなたは…私の友達?」 朝倉「…なんだ、そんなこと?」 長門「………」 朝倉「当たり前じゃない。有希は私の友達、親友だよ」 長門「…そう」 朝倉「どうしたの?そんなこと急に」 長門「なんでもない」 955 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/02(金) 02:46:33.81 ID:6r+GHps8O その後、長門の協力もあり。 朝倉は無事に高校生活を送っていくことができた。 なんだかんだ言っても長門はたよりになるのだ。 ……が問題が全て解決したわけではない 長門「もっと強く踏まないとだめ」 キョン「…………」朝倉「いゃぁああ!いゃああ!」 キョン「朝倉がいつもの発作を…」 長門「問題ない…グリグリと踏みにじって」 キョン「………」グリグリ 朝倉「助けてぇ!助けてぇえええ!」 確かに高校生活は無事におくれていた。……ただし、放課後を除いての話しだ。 朝倉涼子の心傷 終