長門「ゆきりんは、普通の女の子に戻ります!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 20:47:02.81 ID:mP0IzMWwO キョン「……長門?」 長門「………」 キョン「なんなんだ?いまのは」 長門「…そのままの意味。 今日から私は普通の女の子」 キョン「えっと……つまり、長門はもう 対なんちゃらかんちゃらインターフェイスではないんだな」 長門「そう……これからはただの長門有希。 ゆきりんって呼んでね!」 キョン「…わ……わかった」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 20:53:57.79 ID:mP0IzMWwO 長門「キョーンくん!」 キョン「うわぁ!」 長門「…何故驚くの?」 キョン「い…いや…何と言うかイマイチなれなくて」 長門「なんだぁ、なんか驚かすことしちゃったのかと思ったよ」 キョン「いや、今の長門には驚かされっぱなしだけどな」 長門「むむー!」 キョン「どうした?」 長門「ゆ・き・り・ん!」 キョン「…あ…ああ、ゆきりんには驚かされっぱなしだ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 20:59:52.89 ID:mP0IzMWwO 長門「キョンくんは、やっぱり涼宮さんが好きなの?」 キョン「…いきなりなんだよ」 長門「だってぇ、キョンくん、 私といるときも涼宮さんの話しばっかりじゃない」 キョン「それは、しかたないだろ」 長門「なんで?」 キョン「いや、お前のほうが、よくわかってることだろ」 長門「えぇー?ゆきりんわかんなーい」 キョン「…だれか助けて」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:04:41.13 ID:mP0IzMWwO キョン「やっぱり長門おかしいぞ」 長門「ぶぅー…」 キョン「…ゆ…ゆきりんおかしいぞ」 長門「どこが?私は普通の女の子だよ」 キョン「……も…もしかして…前みたいにハルヒのせいなのか?」 長門「大丈夫、涼宮ハルヒは関係ない」 キョン「…ん?長門?」 長門「ゆきりんだってばー」 キョン「…えっと…全部演技なのか?」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:08:59.62 ID:mP0IzMWwO キョン「と…とりあえずだ… いつも通り窓辺の椅子に座って 静かに本でも読んでてくれないか」 長門「いやだ」 キョン「なんでだよ。本読むの好きだろ?」 長門「もっとキョンくんとお喋りしたいの。 しーたーいーのー!」 キョン「…わ…わかったよ」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:13:59.72 ID:mP0IzMWwO 長門「でねー、おもわず目をつぶっちゃったんだよ」 キョン「…そ…そうか、な…ゆきりんは臆病なんだね」 長門「あー、馬鹿にしたなぁ!」 キョン「いや、してないって」 長門「いーや、絶対馬鹿にしてる。 嘘ついても、このゆきりんにはわかるんだからね」 キョン「あー……」 ガラッ ハルヒ「キョン!きてる?」 キョン「あっ、ハルヒ、 ちょうどいいところにきた」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:19:45.54 ID:mP0IzMWwO ハルヒ「どうかしたの?」 キョン「あ…ああ…長門が変なんだよ」 ハルヒ「有希?有希がどうかしたの?」 キョン「どうかしたってレベルじゃないんだよ。 とにかく一目見ればわかる」 ハルヒ「……とくにおかしなところは無いみたいだけど」 キョン「え?」 長門「………」ペラッ キョン「あ…あれ?」 長門「…なに?」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:29:44.40 ID:mP0IzMWwO ハルヒ「…で、結局有希がどうしたの?」 キョン「あ…あれ?おかしいな…」 長門「………」ペラッ キョン「あ…そうか、そういうことか!」 ハルヒ「なによ、一人で納得しちゃって」 キョン「まぁ、みてろよ… おーい、ゆきりーん!」 ピクッ 長門「………」 ハルヒ「…な…ななな…」 キョン「おかしいな…」 長門「…もしかすると、今のは私にたいする愛称?」 キョン「いや…もしかするも何もお前が…」 ハルヒ「ちょっと!ゆきりんって何よ!」 キョン「いや…それは長門が…」 長門「私は知らない…今初めてきいた…」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:36:22.00 ID:mP0IzMWwO ハルヒ「もういいわ!今日の活動はなし!以上解散」 キョン「………」 長門「あははっ、涼宮さん怒ってたね」 キョン「…長門」 長門「もう、何度いわせるの。私は」 キョン「ゆきりん」 長門「そう」 キョン「…なんでハルヒの前では前のままなんだ」 長門「…んー、恥ずかしいから…かな?」 キョン「…は?」 長門「だってさー、一日前まで、だんまりちゃんだったのに。 いきなり、ゆきりん!っておかしいでしょ?」 キョン「…自覚はあったんだな。少し安心した」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/04/27(日) 21:42:21.71 ID:mP0IzMWwO 長門「さーて、涼宮さんもいないし。 これからどうする?」 キョン「別になにも…」 ガラッ みくる「すいませーん、遅れました」 キョン「あ、朝比奈さん。 いいですよ、別に…」 長門「いいよいいよ!別に遅刻なんか」 キョン「え?」 みくる「え?」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:46:14.08 ID:mP0IzMWwO キョン「な…長門?」 みくる「長門さん?」 長門「あ、だからゆきりんだって! みくるちゃんも、これから私のことはゆきりんって呼んでね?」 みくる「あ…は…はぁ?」 キョン「おい、なが…ゆきりん、ちょっとこい」グイッ 長門「あ、ちょっとキョンくん強引だよぉ」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:52:34.59 ID:mP0IzMWwO キョン「おい!なんで朝比奈さんの前では変なキャラのままなんだよ」 長門「変?変って失礼だなぁ」 キャラ「とにかく質問に答えろよ」 長門「涼宮ハルヒに刺激を与えるのは適切ではない」 キョン「お、元の長門にもどった」 長門「だから、ゆきりんだってぇ」 キョン「………はぁ」 キョン「…まぁ、いいや。 でも朝比奈さんは年上なんだから もっと礼儀をもった態度にしてくれよ」 長門「はーい」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 21:59:11.16 ID:mP0IzMWwO みくる「…あ…あれは、いったい…」 長門「みくるちゃーん!」 キョン「………」 みくる「え…あ…やっぱり長門さんですよね?」 長門「ゆきりんだよ」 みくる「ゆ…ゆきりんさんですか…」 キョン「無理に会わせなくていいですよ」 みくる「なんだか頭が…」 長門「え?みくるちゃん大丈夫?」 キョン「お前のせいだ。 …あ、朝比奈さん、今日は無理しないで帰ってもいいですよ」 みくる「そ…そうします」 長門「帰っちゃった」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:06:07.45 ID:mP0IzMWwO 長門「ねぇねぇ、いろいろ探してたらこんなものあったよ」 キョン「ん?メイド服?朝比奈さんのかな?」 長門「着ちゃおっかなー」 キョン「……は?」 長門「のぞいちゃだめだかんね」 キョン「……あ?」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:10:11.38 ID:mP0IzMWwO 長門「じゃーん!ゆきりんメイドもーどでーす」 キョン「………」 長門「にしても…みくるちゃん、おっぱい大きすぎ… こんなにあまっちゃってるよ」 キョン「………」 長門「あれ?キョンくんリアクション薄いなぁ」 キョン「…言葉も出ないってこんなときなんだな」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:17:57.08 ID:mP0IzMWwO キョン「そういえば、古泉は?今日はこないのかな?」 長門「え?古泉くん? 古泉くんならさっきからそこにいるけど」 古泉「はい、いました」 キョン「うわぁあああああああ!」 古泉「なにも驚くことないじゃないですか。 ねぇゆきりん」 長門「だよねぇ」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:21:47.50 ID:mP0IzMWwO キョン「い…いつからいたんだよ」 古泉「いつからって…最初からいましたよ」 長門「うん、いたよ」 キョン「俺が部屋に入ったときにはいたのか…」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:25:59.42 ID:mP0IzMWwO キョン「古泉はどうも思わないのか?」 古泉「なにがですか?」 キョン「長門のことだよ」 長門「ゆきりん!」 キョン「うるさい」 古泉「あ…いえ…私には他に想い人がいますから…」 キョン「そういうことじゃねえよ! 今日のなが…あぁー! ゆきりんはおかしいだろ!」 古泉「いいじゃないですか。かわいいんですから」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:30:55.18 ID:mP0IzMWwO 長門「結局、古泉くんも帰っちゃったね」 キョン「ああ…まぁあいつは、いないほうがいい気がするけどな」 長門「二人っ…きりだね」 キョン「変な雰囲気つくんな」ポカッ 長門「いったーい!ひどいよキョンくん」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:34:00.92 ID:mP0IzMWwO キョン「とりあえず長門、真面目な話しなんだが」 長門「ゆきりんって言わないと聞かないよ」 キョン「…ゆきりん」 長門「なに?」 キョン「今回のこれは結局なんだったんだ?」 長門「………」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:37:35.61 ID:mP0IzMWwO 長門「んー…なんだろう」 キョン「真面目に話してくれ」 長門「言っとくけどこれでも十分真面目だよ」 キョン「…そうなのか?」 長門「うーん、どうでしょう」 キョン「………」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:40:28.95 ID:mP0IzMWwO 長門「キョンくんはさー、 窓辺で静かに本を読んでる私が普通だと思ってるんでしょ?」 キョン「まぁ…」 長門「でもさ、今の私が本当の私かもしれないんだよ」 キョン「…ん…ああ」 長門「ちなみにキョンくんはどっちが好き?」 キョン「…え?」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/27(日) 22:47:26.86 ID:mP0IzMWwO 長門「元気いっぱいのゆきりん。クールな長門。 さぁ、どっちか、はっきりして!」 キョン「え…えっと…それは……」 後日 長門「………」ペラッ キョン「おっす…」 長門「………」 キョン「…ゆ…ゆきりん?」 長門「うん、おはようキョンくん」 完