ハルヒ「キョン! ……頭撫でなさいよ……」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 03:35:20.20 ID:OBHqwBms0 キョン「…」 ハルヒ「いや、別に……意味はないんだけどね」 キョン「…」 ハルヒ「……! ほ、ほら! 静電気!」 キョン「…」 ハルヒ「静電気を起こして、宇宙人とテレパシーを……」 キョン「…」 ハルヒ「……なんでもないわよ」 キョン「こっちこい」 ハルヒ「! う、うん!!」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 03:39:28.43 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「いいことを聞いたわキョン!」 キョン「…」 ハルヒ「女の子を抱っこするとね、身長が伸びるらしいわよ!」 キョン「…」 ハルヒ「……ほっ、ほんとだからね?」 キョン「…」 ハルヒ「試してみても……いいわよ? 仕方ないから私が、さ?」 キョン「…」 ハルヒ「キョンが嫌なら……いいんだけどね……」 キョン「ほら」 ハルヒ「! それっ!」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 03:45:32.62 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョン、キョン! 今日は誰も来ないって!」 キョン「…」 ハルヒ「有希はどっか行っちゃって、古泉君はバイトとかで、みくるちゃんは家の用事!」 キョン「…」 ハルヒ「だからほら、あ、あたしとあんた二人きりっていうか……」 キョン「…」 ハルヒ「……か、勘違いしないでよね! 私だって嫌なんだからっ」 キョン「…」 ハルヒ「ただやらなきゃいけないコトがあるから来ただけで……」 キョン「…」 ハルヒ「……でも、ちょっとだけ暇かな?」 キョン「…」 ハルヒ「……だ、誰か傍で話してくれないかなぁ?」 キョン「……ここ、座れよ」 ハルヒ「!! しょ、しょうがないわねぇ♪」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 03:49:58.62 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョン? お茶美味しい?」 キョン「…」 ハルヒ「あっ、あたしもお茶……飲みたいなぁ」 キョン「…」 ハルヒ「みくるちゃんドコ行ったのかな? こんなときにさぁ」 キョン「…」 ハルヒ「……そうよね! じ、自分でやれって話よね!」 キョン「…」 ハルヒ「あれぇ? お茶の葉どこだっけなぁ?」 キョン「…」 ハルヒ「わかんないなぁ、喉乾いたなぁ……んっ」 キョン「…」 ハルヒ「……なにか買ってくるね……」 キョン「ほら、飲みかけでいいならやるよ」 ハルヒ「! なによ! 飲みかけとか……め、めんどくさいからそれでいいわよっ///」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 03:55:18.73 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「雨降ってるわね」 キョン「…」 ハルヒ「傘、持ってきてないのよね」 ハルヒ「キョンは?」 キョン「…」 ハルヒ「持ってるのね」 キョン「…」 ハルヒ「……かっ、帰らないの?」 キョン「帰るよ」 ハルヒ「あ……うん」 キョン「…」 ハルヒ「団長命令よ! 私を傘に――」 キョン「…」 ハルヒ「……途中まででいいから……ダメ、かな?」 キョン「ほら、行くぞ」 ハルヒ「あっ、待ちなさっ! こらキョーン! もぅ♪」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:00:03.16 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「手には色んなツボがあるのね」 キョン「…」 ハルヒ「あ、これ? あのね、有希に借りたのよ」 キョン「…」 ハルヒ「ここが疲労回復、ここがストレス不足解消」 キョン「…」 ハルヒ「ここが食欲を……」 キョン「…」 ハルヒ「一人じゃわかり辛いわねぇ……だ、誰か手余ってないかしら!?」 キョン「…」 ハルヒ「私が自らマッサージしてあげるんだけどなぁ……?」 キョン「…」 ハルヒ「こんな機会滅多に……あ……もっ、もしかして、うるさい?」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「はっ、はぃっ!?」 キョン「よろしく」 ハルヒ「!! う、うん♪ ……あ、違っ、仕方ないわねぇ♪」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:04:49.00 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョン、ネクタイずれてるわよ」 キョン「…」 ハルヒ「こっち来なさいよ。直して……」 キョン「…」 ハルヒ「……余計なお世話よね……ごめん」 キョン「ぴしっと、してくれよ?」 ハルヒ「!」 ハルヒ「……よっと……あれ?」 キョン「…」 ハルヒ「おかしいわね……家で練習したときはもっとちゃんと」 キョン「…」 ハルヒ「……!! ち、違うの! 練習って言っても、別にキョンのコトをとか」 キョン「…」 ハルヒ「……ご、ごめんね……やっぱりできないかも」 キョン「ここをだな、こうすんだよ。手、貸してみろ」 ハルヒ「! あ……こら、触らないでよ//」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:13:25.98 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「…」 キョン「…」 ハルヒ「……ちっ、違うのよ」 キョン「…」 ハルヒ「仕方ないでしょ? 満員電車なんだから」 キョン「…」 ハルヒ「手は……その……上に伸ばすよりは、廻すほうが邪魔にならないかなって」 キョン「…」 ハルヒ「もちろんあんたには触れないようにしてるわよ!? 勘違いしないでよね!」 キョン「…」 ハルヒ「……その……ちょっとだけでいいから……えっと」コソコソ キョン「電車、降りるまでな」 ハルヒ「……うん……あ、じゃなくて……キョンの変態! 狭いから仕方なし、なんだからねっ」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:19:04.36 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「! 何!? 停電!?」 キョン「…」 ハルヒ「なにも見えないじゃない! キョン!? 居るの?」 キョン「居るぞ」 ハルヒ「ドコよ? ……あ」 キョン「…」 ハルヒ「ドコかな? これじゃ……ないわよね」 キョン「…」 ハルヒ「キョンはドコかしら? 暗いから……見えないからわかんないわね///」 キョン「…」 ハルヒ「……うん、ごめんね。……離れるわね」 キョン「別に。そのままでもいいぞ」 ハルヒ「え? あ、うん……って! 暗いからって変なコトしないでよね!?」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:24:37.33 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョン! 雪合戦よ!」 キョン「嫌だね。寒い」 ハルヒ「あ……そ、そうよね。寒いわね」 キョン「…」 ハルヒ「あの、お茶……飲む?」 キョン「…」 ハルヒ「別に雪合戦とか……したかったわけじゃないのよ?」 キョン「…」 ハルヒ「楽しいかなって……二人だけでもさ?」 キョン「…」 ハルヒ「そりゃみんなでやれば面白いだろうけど、集まらないから……ごめん」 キョン「二人なら、二人の楽しみ方ってのがあるだろ?」 ハルヒ「え?」 キョン「…」 ハルヒ「……あ、そっか……」 キョン「…」 ハルヒ「膝貸しなさいよ! さ、寒いだけで……えっと、そう! 団長命令っ♪」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:27:56.30 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「ごぼうってなんか苦手なのよね」 キョン「…」 ハルヒ「二十一世紀の食べ物じゃないわよね?」 キョン「…」 ハルヒ「……別に……嫌いじゃないけどね。食べられるけど」 ハルヒ「誰か……いや、あの」 キョン「…」 ハルヒ「! えっと、ほら、あーんとかしてくれたら食べられるかも」 キョン「えっ?」 ハルヒ「!!! ち、ちがっ! あの……なによ!」 キョン「…」 ハルヒ「……黙って食べるわよ。わかってるわよ」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「?」 キョン「あーん」 ハルヒ「!! わ、あ、え、あー……あ〜ん//」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:32:10.26 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョン、なに読んでるの?」 キョン「…」 ハルヒ「ねぇ無視? 有希のまね?」 キョン「…」 ハルヒ「……反応しなさいよ!」 キョン「…」 ハルヒ「ちょっと!!」 キョン「うるさい」 ハルヒ「あ……ご、ごめん」 キョン「…」 ハルヒ「……キョ」 キョン「なんだよ」 ハルヒ「……ううん」 キョン「…」 ハルヒ「…」 キョン「ほら、面白いからお前も一緒に読むか?」 ハルヒ「……! うん! あっ、じゃなくて……だっ、団長を無視するんじゃないわよバカキョン!!」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:41:38.39 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「うぅ……」 キョン「…」 ハルヒ「……風邪かな……なんかフラフラする」 キョン「…」 ハルヒ「頭も痛いかも……」 キョン「…」 ハルヒ「ソファーで横になろうかしら……でも私、枕がないと――」 キョン「帰れよ」 ハルヒ「……そ、そうよね……うん、さすがに帰るわね」 キョン「…」 ハルヒ「……くしゅっ!」 キョン「膝枕でいいなら、貸してやるぞ」 ハルヒ「!! え? ほ、ほんと……や、でも風邪が……」 キョン「嫌ならいいんだが」 ハルヒ「……じゃあちょっとだけ//」 キョン「…」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 04:48:10.77 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「なかなか上手く決まらないわね」 キョン「…」 ハルヒ「だ、誰か手伝ってくれたらいいんだけどなぁ」 キョン「…」 ハルヒ「髪型変えるのって、結構めんどくさいのよね」 キョン「…」 ハルヒ「でも……ポニーテールとかなら……べ、別にいいけどっ」 キョン「…」 ハルヒ「……こうかな〜? 鏡ないからわかりにくいわねぇ?」 キョン「…」 ハルヒ「手伝ってくれたら、好きな髪形にしてくれても……いい……ん、だけど、ね?」 キョン「そういうの、よくわからんぞ俺」 ハルヒ「あ……ううん、キョンの好きなのだったらなんで……って! なによ! やりたいの?」 キョン「…」 ハルヒ「しっ、仕方ないわねぇ///今日だけ! 今日だけだからねっ」 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 14:44:33.13 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「キョンの部屋は汚いわね」 キョン「…」 ハルヒ「読んだ本はちゃんと本棚に入れなさいよ」 ハルヒ「……きょっ、今日はレポートまとめに来ただけだからね」 キョン「…」 ハルヒ「へっ、変なことしないでよね! そういう目的じゃないんだから!」 キョン「…」 ハルヒ「ただ……ふたりっきりでは、あるわよね」 キョン「…」 ハルヒ「それだけよ!? 変に意識しないでよねっ!」 キョン「そっち座ってもいいか」 ハルヒ「え……う、うん///あっ、そうじゃなくて……あぅ/// キョン「…」(かわいい……) 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 14:50:08.73 ID:OBHqwBms0 ハルヒ「今日は電車空いてるわね」 キョン「…」 ハルヒ「それどころか、だ、誰も乗ってないじゃないの」 ハルヒ「折角の休日、なんであんたとふたりっきりで出かけなきゃ……」 キョン「…」 ハルヒ「他の皆が休んでくれたおかげで……! 所 為 で ! 」 キョン「…」 ハルヒ「…」 ハルヒ「誰も乗ってない電車ってのも、怖いわね」 キョン「…」 ハルヒ「怖がってるとかじゃなくて……なっ、長いイスに一人で座るってのも、ほらね?」 キョン「…」 ハルヒ「別に私は……隣に座られても平気だけど?」 キョン「俺は動かないぞ。めんどくさい」 ハルヒ「……うん……なんでもないわよ」 キョン「お前がこっちこい」 ハルヒ「……! うんっ/// ……違う! なによ寂しいの? 仕方ないわねぇ///」 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 14:52:02.86 ID:OBHqwBms0 時間ないからこれだけ。 >>157 キョンもちゃんとハルヒが可愛いってわかってるってことを……余計ですよね。わかります。 あとは任せたー。 あとTTTだけじゃなくて、なぐ茶。のハルヒも超可愛いよ。 それじゃ。