ハルヒ「キョン! 大好きよ!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 12:18:13.14 ID:ZBKUyAmU0 キョン「…」 ハルヒ「……う、嘘よ! 今日がなんの日かわかってるでしょ?」 キョン「あぁ、そうか。今日はエイプリルフールか」 ハルヒ「まったく。ぼーっとしてるんじゃないわよ!」 キョン「残念だなぁ」 ハルヒ「えっ?」 キョン「本気にしちゃったじゃないか」 ハルヒ「!!」 キョン「嘘だけどな!」 ハルヒ「なっ!? わ、わかってるわよバカキョン!」 キョン「どうだかね」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 12:22:42.75 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「残酷な日よね」 キョン「?」 ハルヒ「今日言ったことは全部嘘に聞こえるじゃない」 キョン「それを楽しむってもんじゃないのか」 ハルヒ「ほ、本音だって嘘に聞こえちゃうかもしれないでしょ!」 キョン「そうだな」 ハルヒ「……あ」 キョン「どうした?」 ハルヒ「逆に……嘘なら言い放題ってこと?」 キョン「そう捕らえてもおかしくは……ないか」 ハルヒ「……キョ、キョン好き! キョン大好き!」 キョン「なんだよ。それはもう聞いたぞ」 ハルヒ「いいじゃない! キョン好き好き!」 キョン「……?」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 12:27:06.74 ID:ZBKUyAmU0 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「なに?」 キョン「にゃあ。って言ってみ」 ハルヒ「……なによ急に」 キョン「にゃあ。って言ったら、お前のやってほしいことなんでもしてやるよ」 ハルヒ「!」 キョン「…」 ハルヒ「……にゃー」 キョン「あ、言った」 ハルヒ「///いいっ、言ったからね! 今度は私の番よ! 私にキ――」 キョン「ほんとに言うとはなぁ。嘘だっつーの」 ハルヒ「あ……わ、わかってるわよ! バカ! もう知らない!」 キョン「あ、こらドコへ行くんだ」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 12:51:10.10 ID:ZBKUyAmU0 キョン「そこの植木に隠れてるヤツ、出て来い」 ハルヒ「…」 キョン「なんだよ。先に嘘つきだしたのはお前だろ」 ハルヒ「…」 キョン「……仕方ないな。じゃあほんとにひとつだけ言うこと聞いてやるから出て来い」 ハルヒ「……ホントに?」 キョン「嘘」 ハルヒ「!」 キョン「それも嘘。ホントだよ。出てこいって」 ハルヒ「…」 ガサガサ ハルヒ「キスして」 キョン「はぁっ!?」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 12:54:20.13 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「……言うこと聞くって言ったじゃない」 キョン「そ、そうだけどな」 ハルヒ「早く」 キョン「…」 ハルヒ「……///」 キョン「いいんだな? し、しろっていうから……するからな?」 ハルヒ「わ、わかってるわよ! 早くしなさいよ!」 キョン「…」 ハルヒ「……!!」 ハルヒ「ややっ! やっぱ嘘! バカキョン! なに本気にしてんのよ!」 キョン「!?」 ハルヒ「近すぎるわよ! は、離れなさいよっ!」 キョン「おまっ……そ、そうだよな! わかってるよ、本気なわけないだろ?」 ハルヒ「バ、バカ……もうっ///」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 13:17:38.87 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「……じゃあね」 キョン「なんだ?」 ハルヒ「あの……手とか……」 キョン「手?」 ハルヒ「いやぎゅーって……!」 キョン「なにをブツブツ言ってるんだよ」 ハルヒ「わ、わかったわ! キョンが決めなさいよ!」 キョン「……はい?」 ハルヒ「だから、キョンがあたしに何してくれるか決めてよ!」 キョン「うーん、それでいいのか」 ハルヒ「うん」 キョン「じゃあ抱きしめてやるよ。ほらこいよ」 ハルヒ「!!!」 キョン「まあ嘘だけど――」 ギュウウウ キョン「!」 ハルヒ「もううるさいうるさい! めんどくさいからこれでいいの!」 キョン「あたたっ! こ、こらハルヒ!」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 13:21:10.57 ID:ZBKUyAmU0 キョン「も、もういいだろ……離れろよ」 ハルヒ「! なに意識してんのよ! 冗談よ……バカ」 キョン「冗談で引っ付いてくるなよ。まったく」 ハルヒ「もう! 最悪よ今日は! 何でもかんでも嘘に聞こえるじゃない」 キョン「見極めが大事だな」 ハルヒ「あんたの言うことも全部嘘に聞こえる」 キョン「俺もそうだよ」 ハルヒ「…」 キョン「でも一個だけ、ホントのことがあるぞ」 ハルヒ「な、なによ」 キョン「……大好きだよ。ハルヒ」 ハルヒ「! だ、だまされないわよ! もうわかってるんだからね!」 キョン「いや、これは嘘じゃないぞ? 本気で大好きだ」 ハルヒ「えっ……ほ、ほんとに?」 キョン「おう」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 13:26:06.97 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「……もういいってそういうのは!」 キョン「本気だって」 ハルヒ「う……し、信じないもん」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「こっち向けって……ほら」 ハルヒ「ん……」 キョン「好きだ」 ハルヒ「……あ、あたしも好――」 キョン「嘘」 ドゴォ キョン「はうっ!」 ハルヒ「〜!! 死ね! キョンなんか死ね! バカ! もう知らない! 大好き!!」 キョン「みっ、みぞおち……っ」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 13:37:45.15 ID:ZBKUyAmU0 キョン「おいハルヒ、拗ねるなよ」 ハルヒ「拗ねてないわよ。怒ってるの」 キョン「同じ意味じゃないかそれ」 ハルヒ「もういい。キョンなんか大嫌い。どっか行ってよ」 キョン「あぁそうかい。じゃあもういいよ。サヨナラ」 ハルヒ「あ……」 キョン「SOS団も辞めるし、お前に二度と近づかないようにするよ。ごめんな?」 ハルヒ「! う、嘘よ! キョン大好き! どこにも行かないでよ!」 キョン「いやあの、これも嘘なんだが」 ハルヒ「!! ああっ、あたしも嘘だもん! キョンなんかホントのホントに嫌いなんだからっ!!」 キョン「じゃあサヨナラ」 ハルヒ「嘘だって! キョン大好き!」 キョン「…」(ハルヒは面白いなぁ……) 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 14:08:27.33 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「もういい! もうなんにも喋らないで」 キョン「…」 ハルヒ「紛らわしいのよ。今日はもう喋っちゃダメだからね!」 キョン「…」 ハルヒ「……キョン?」 キョン「…」 ハルヒ「な、なんとか言いなさいよ!」 キョン「…」 ハルヒ「こっち向きなさいよ!」 キョン「…」 ハルヒ「……う、嘘なの! キョン喋っていいからこっち向いてよぉ……」 キョン「呼んだ?」 ハルヒ「! ななっ、なんでもないわよ! あっち向いてなさいよ!」 キョン「忙しいなぁハルヒは」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 14:18:01.12 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「もう疲れた……キョン、ジュース買ってきてよ」 キョン「なぜに俺が」 ハルヒ「誰の所為で疲れたと思ってるのよ!」 キョン「俺の所為か」 ハルヒ「早く。オレンジジュース」 キョン「仕方ないな。行ってやるよ」 ハルヒ「あ……うん。おねがい」 キョン「じゃあな」 ハルヒ「…」 バタン ハルヒ「…」 ハルヒ「……じゃあな?」 ハルヒ「まさかキョン、そのまま帰る気じゃ……あ、カバン持ってってる!」 ハルヒ「〜!! まっ、待ちなさいよキョン!」 キョン「呼んだか?」 ハルヒ「!!!」 キョン「ははっ、どうしたハルヒ? ん?」 ハルヒ「は、早くジュース買ってきなさいよバカキョン!!」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 14:23:59.53 ID:ZBKUyAmU0 キョン「ほらハルヒ。おまちかねのオレンジジュースだ」 ハルヒ「もぅ」 キョン「…」 ハルヒ「わ、渡しなさいよ!」 キョン「その前に言うことがあるだろうに」 ハルヒ「? あー、はいはい。どうもありがと」 キョン「そうじゃなくてだなぁ」 ハルヒ「な、なによ」 キョン「飲ませてキョン君。って言ったら俺が直々に飲ませてやるよ」 ハルヒ「……の、飲ませてよキョンく――」 キョン「ほんとに言いやがった」 ハルヒ「――っなんて言うわけないでしょ!//は、早く渡しなさいよバカ//」 キョン「はいはい」(可愛いなぁ……) 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 14:30:08.37 ID:ZBKUyAmU0 ハルヒ「ったく……今日は疲れるわね」 キョン「あ」 ハルヒ「? なによ」 キョン「飲んだな」 ハルヒ「え? え?」 キョン「実はそのジュースの中には俺特性のホレ薬がだな」 ハルヒ「ぷはっ!!」 キョン「! ちょっ、ハルヒ」 ハルヒ「ななっ、なにっ、けほっ!」 キョン「あーあ、嘘だって。慌てんなよ」 ハルヒ「えほえほっ! もー! キョンのバッ、けほっ!」 キョン「やれやれ。ほらごめんよハルヒ」 ポンポン 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 14:33:17.16 ID:ZBKUyAmU0 キョン「もう大丈夫か?」 ハルヒ「豪快に器官に入ったわよ……バカキョン」 キョン「騙され易い自分を恨めよ」 ハルヒ「…」 キョン「?」 ハルヒ「キョ、キョンの所為なんだからねっ」 キョン「なにがだよ。近い、放れろ」 ハルヒ「惚れ薬が効いてるのよっ!」 キョン「あんなの嘘に決まってるだろうが」 ハルヒ「わかってるわよ。……でもちょっとぐらい冗談に付き合いなさいよ」 キョン「…」 キョン「なぁハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「嘘だけどな。俺は好きだぞ、お前のコト」 ハルヒ「……あたしも嘘だけど、キョンのコト大好きだからね」 キョン「あぁ、嘘だってわかってるよ」 ハルヒ「大嘘だもん。キョン大好き!」 116 名前:ハルヒかわいい ◆UBgxfb/oXY [] 投稿日:2008/04/01(火) 14:35:00.94 ID:ZBKUyAmU0 そんなハルヒちゃん。 エイプリルフール特別出張SSでした。 夜中までスレが残ってたら帰ってくるよ。 それじゃ、職場で嘘ついてくるノシ 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:25:11.20 ID:eY4rLJ2R0 ガチャ みくる「こんにちわ〜」 ハルキョン「「!」」 みくる「あ……お邪魔でしたか?」 ハルヒ「!! は、離れなさいよバカキョン!」 キョン「なっ、こっちのセリフだ」 みくる「あららぁ」 キョン「それじゃ、ちょっと用事があるんでこの辺で」 ハルヒ「え……帰っちゃうの?」 キョン「あぁ」 ハルヒ「……ま、また明日ね!」 キョン「また明日な。愛してるぞハルヒ」 ハルヒ「!?」 キョン「嘘だっての」 ハルヒ「ー!! さ、さっさと帰れバカ!」 ガチャ みくる「……愛してる?」 ハルヒ「ちち、違うの! エイプリルフールだから……勘違いしないでよねみくるちゃん!」 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:59:42.04 ID:eY4rLJ2R0 みくる「ほんとに私お邪魔じゃなかったですか?」 ハルヒ「全然。変に気を使わないでもいいわよ」 みくる「そうですか」 ハルヒ「…」 みくる「はい。お茶ですよ」 ハルヒ「うん。ありがとう」 みくる「キョン君に嘘ついたんですか?」 ハルヒ「もちろん。沢山嘘言ってあげたわ!」 みくる「ふふっ、そうですか」 ハルヒ「みくるちゃんも何か、嘘言ってみてよ?」 みくる「え? あ……うーん……そうですねぇ」 みくる「実は私、未来からやってきた未来人なんですよ?」 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:02:40.44 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「未来人!?」 みくる「ふふっ、嘘ですよ」 ハルヒ「あ、うん。そっか……なんか危うく信じてしまいそうだったわ」 みくる「涼宮さんは騙され易いですね」 ハルヒ「それはキョンにも言われた……そうなのかな?」 みくる「大人になってもそんな感じですよ」 ハルヒ「はい?」 みくる「未来人設定です」 ハルヒ「あぁ……ってなによ! 失礼じゃない!」 みくる「ふふっ。ごめんなさい」 ハルヒ「……でもどうなのかな……大人になっても私キョンと……」 みくる「えっ?」 ハルヒ「!! なっ、なんでもないわ! みくるちゃん、お茶おかわり!」 みくる「はぁい」 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:05:26.85 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「…」 みくる「…」 みくる「あの、涼宮さん」 ハルヒ「なに?」 みくる「ちょっと遊びましょうか」 ハルヒ「え? なにするの?」 みくる「エイプリルフールですから……嘘で遊びましょう」 ハルヒ「うんうん」 みくる「私は未来人ってことで、涼宮さんの質問に答えますよ」 ハルヒ「……私の未来を教えてくれるってことね!」 みくる「えぇ。あ、えっと……あくまでも嘘ですからね」 ハルヒ「わかってるわ! 面白そうだからやるわよ!」 みくる「はい。では質問どうぞ?」 ハルヒ「うん! えっとね……」 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:10:53.99 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「じゃあね、私の職業!」 みくる「涼宮さんはですね……」 ハルヒ「え?」 みくる「はい?」 ハルヒ「……主婦?」 みくる「はい」 ハルヒ「そ、それじゃ……けっ、結婚してるってこと!?」 みくる「そうですよ」 ハルヒ「!!」 みくる「あ……あの、これはその……「嘘」ですからね?」 ハルヒ「わわっ、わかってるわよ! 別に私も……うん」 みくる「気になりますか?」 ハルヒ「なにが?」 みくる「お相手です」 ハルヒ「!! べっ、別に気にしてなんか……誰?」 みくる「それはですね……ふふっ、今の涼宮さんでもわかるんじゃないでしょうか?」 ハルヒ「今あたし?……!! キョ……まさか!」 みくる「ふふっ、禁則事項です」 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:17:00.09 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「ぜぜっ、絶対にありえないわ! なんでキョンなんかと!」 みくる「? 私はキョン君だなんて言ってないですよ?」 ハルヒ「!!」 みくる「そうですか。今の涼宮さんの旦那さん候補は……キョン君なんですね」 ハルヒ「なっ!? ち、違うわよ! なんでキョンなんか!」 みくる「嘘ですか? あ、そうですね。今日はエイプリルフールですから……はい」 ハルヒ「あ……そうそう! 冗談よ。ただキョンとか一番ありえないから思ってみただけよ!」 みくる「はい」 ハルヒ「……でも」 みくる「なんですか」 ハルヒ「もしその……あ、相手がさ? キョンだとして……」 みくる「…」 ハルヒ「あ……あたし……幸せなのかな?」 みくる「はい。お互いにお似合いの夫婦さんですよ」 ハルヒ「////」モジモジ みくる「…」(可愛いなぁ……) 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:22:13.09 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「どうせ嘘なら……あのさ?」 みくる「はい」 ハルヒ「それって、どっちが告白したのかな?」 みくる「んー……キョン君に見せかけて涼宮さんだったって聞きましたよ」 ハルヒ「聞いた?」 みくる「! あ、あの、そういう設定です」 ハルヒ「あぁ、そっか。……でもどういうコト?」 みくる「キョン君が告白したんですけど、涼宮さんがそう言わせたってニュアンスですね」 ハルヒ「よくわかんないなぁ」 みくる「思い出に残るプロポーズだったみたいですよ」 ハルヒ「!!」 みくる「?」 ハルヒ「プロ……いやあの、そうじゃなくてね?」 みくる「あ、そうですね。お二人は……お付き合いしている期間がなかったみたいですから」 ハルヒ「えっ?」 みくる「今のまま、大人になったってことです。……そ、そういう設定です」 ハルヒ「今のまま……! べ、別に今もなにも、キョンとはなにもないわよ!」 209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:35:44.43 ID:eY4rLJ2R0 みくる「涼宮さんは、キョン君嫌いですか?」 ハルヒ「別に」 みくる「……今日は別に嘘ついてもいい日ですよ」 ハルヒ「…」 ハルヒ「そ、そうよね! 嘘ついたっていい日よね!」 みくる「はい。じゃあ……キョン君のコト、どう思いますか」 ハルヒ「えっと……あのね……」 みくる「はい」 ハルヒ「……好き。キョンのこと、好きなの」 みくる「…」(……キョン君に嫉妬しちゃうなぁ……いいなぁ) 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:43:59.14 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「キョンは私のこと、幸せにしてくれるかな?」 みくる「もちろんです。相変わらずブツブツいいながらですけどね」 ハルヒ「キョンも幸せ?」 みくる「はい」 ハルヒ「今日はね、キョンに好きって言ってみたんだ」 みくる「本当ですか?」 ハルヒ「もちろん。エイプリルフールだからね! もちろん嘘なんだけどね!」 みくる「くすくす。わかってますよ」 ハルヒ「そしたらキョンも好きだって。ふふっ///」 みくる「…」(幸せそうだなぁ……ちょっと意地悪してみよっかな) みくる「でもそれって、嘘なんですよね」 ハルヒ「え?」 みくる「キョン君は涼宮さんに好きって言ったけど……嘘なんですよね」 ハルヒ「あ……う、うん……そう……なるわね」 みくる「!!」(あぁぁっ、ごめんなさい///でも可愛い///) ハルヒ「嘘なのよね……で、でも私もその……冗談だし」 みくる「嘘じゃないですよ。キョン君は確かに涼宮さんのコト、大好きです」 ハルヒ「えっ?」 みくる「禁則事項です♪」 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 19:35:50.63 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「でもキョンが旦那さんかぁ……ふふっ、私も大変そうね!」 みくる「はい」 ハルヒ「私もなんであんなの好きになっちゃったのかなぁ」 みくる「? 嘘なんですよね?」 ハルヒ「! もちろん! 嘘よ嘘! ただ……なったとして!」 みくる「…」(自分でもよくわからなくなってるのかなぁ……可愛い……) ハルヒ「子供はいるのかな?」 みくる「いますよ。元気な女の子が一人」 ハルヒ「可愛い?」 みくる「はい。お母さん似でとっても」 ハルヒ「//な、なんか嘘に聞こえないわよみくるちゃん//」 みくる「ふふっ、嘘ですよ? 私は未来人じゃないですよ?」 240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 19:42:08.29 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「エイプリルフールっていいわね! 嘘沢山言えるわ!」 みくる「そうですね」 ハルヒ「キョンのこと……大好き」 みくる「はい」 ハルヒ「いつから好きになったのかわかんないけど……大好きだわ」 みくる「えぇ」 ハルヒ「みくるちゃんは、好きな人とかいないの?」 みくる「そうですね……私は涼宮さんが大嫌いです」 ハルヒ「え……」 みくる「……ふふっ、嘘ですよ? その反対です」 ハルヒ「あ、そっか! うん! 私もみくるちゃんだいっ嫌い!」 みくる「くすくす、はい。私も大嫌いです」 ガチャ キョン「あ、まだ居たのか」 ハルヒ「! キョン! あんたんあんでだいっ嫌いなんだからね!」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「!! あ、や……嘘! 逆! ……! ちが。違う! それも逆!!」 みくる「////」(はぁぁぁ……///) 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 19:48:05.00 ID:eY4rLJ2R0 みくる「帰ったんじゃなかったんですか?」 キョン「え? あぁ、まだ時間あったんで戻ってきました」 ハルヒ「ほら! ここ座りなさいよ!」 ハルヒ「はい! キョンお茶!」 キョン「? お、おう」 ハルヒ「♪」 キョン「なんだハルヒ、上機嫌だな」 ハルヒ「え? そ、そう? そんなことないわよ//」 キョン「人の顔みてにやけるなよ気持ち悪いなぁ」 ハルヒ「うるさいわね! キョンなんてだいっ嫌いなんだから!」 キョン「……よくわからんが子供みたいだな」 みくる「可愛いなぁ……」 みくる「さてと、そろそろ帰りますね」 ハルヒ「? もう帰るの?」 みくる「今日はちょっとおしゃべりさんでしたから」 キョン「?」 ハルヒ「……あ! まって!」 みくる「はい?」 ハルヒ「……未来のみくるちゃんの旦那さんって誰?」 みくる「それは……禁則事項です♪」 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:15:26.01 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「なんで帰ってきたの?」 キョン「別に。なんとなくさ」 ハルヒ「私が居たから帰って来てくれたんでしょ?」 キョン「そんなわけあるかい」 ハルヒ「ちょっとー。嘘でもいいから、そうだって言いなさいよ!」 キョン「……そうだよ。ハルヒが居るから戻ってきた」 ハルヒ「! バ、バカ! 知らないわよ!」 キョン「ってなんで俺がバカ呼ばわりされんといかんのだ」 ハルヒ「ふふっ」 キョン「さっきからずっとニマニマしやがって……なんなんだよ」 ハルヒ「べっつにー。みくるちゃんと話してただけよ」 キョン「何の話だ?」 ハルヒ「えっとね、みくるちゃんは未来人なのよ!」 キョン「ぶほっっ!!!???」 ハルヒ「! ちょ、ちょっと! 嘘に決まってるでしょ、もぉ汚いわね!」 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:24:18.49 ID:eY4rLJ2R0 キョン「……朝比奈さん……そんなコト言ってたのか」 ハルヒ「だって今日はエイプリルフールじゃない! 嘘ぐらいどうってことないわよ」 キョン「まあ……そうだな。嘘だよな」 ハルヒ「もちろん」 キョン「そうだハルヒ。朝比奈さんが未来人なら」 ハルヒ「うん?」 キョン「長門が宇宙人で、古泉が超能力者だな」 ハルヒ「あはは! なによそれー」 キョン「まあそういう嘘もありってことさ」 ハルヒ「なるほどねー。じゃあ私は?」 キョン「んー……暴れん坊で自分勝手な神様ってとこかな」 ハルヒ「なによそれ?」 キョン「さあね。そうだ、さっきコンビニでキャラメル買ってきたんだ。やるよ」 ハルヒ「あーん」 キョン「自分で食え」 ハルヒ「///嘘よ! なに焦ってるのよ!」 キョン「焦ってなんかないって」 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:35:20.65 ID:eY4rLJ2R0 ピリリリry キョン「? 電話だ」 ハルヒ「?」 キョン「もしもし」 古泉『どうも僕です』 キョン「どうなんだその挨拶は」 古泉『今、涼宮さんの傍に居ますね?』 キョン「……居るな」 古泉『少し席を外してもらっていいですか?』 キョン「ちょっと待ってろ」 キョン「ハルヒ、ちょっと電話してくる」 ハルヒ「え? あ、うん」 ガチャ 長門「…」 キョン「! び、びっくりした……居るなら言えよ、長門」 長門「……今、来た」 キョン「そうか。ちょっと失礼」 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:38:19.22 ID:eY4rLJ2R0 キョン「で、なんだよ」 古泉『いやぁ、なんといいますか……』 キョン「?」 古泉『こっちが居様なぐらい静かなので、どうしたのかと』 キョン「え? どうしたって……特に」 古泉『涼宮さんに、なにかありましたか?』 キョン「いや、別に……あ」 古泉『?』 キョン「朝比奈さんとなにか話してたみたいだけど……それか」 古泉『朝比奈さんと? わかりませんが、とにかく静かです。落ち着きます』 キョン「いいじゃないか」 古泉『まあそうなんですけどね』 キョン「もう切っていいか?」 古泉『まあ、そう言わずに』 キョン「…」 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:42:12.24 ID:eY4rLJ2R0 古泉『今日は四月一日ですね』 キョン「あぁ、今日はずっとハルヒに嘘つかれてばっかりだ」 古泉『それはそれは』 キョン「なんだ? お前もなんか嘘でも言う気か?」 古泉『そうですねぇ……実は僕は、超能力者なんです』 キョン「知ってる。嘘じゃないだろそれ」 古泉『いけませんね。アドリブは難しいです』 キョン「アドリブというかなんというか」 古泉『ハルヒさんは何と?』 キョン「あ? ……いや、特に」 古泉『これも調査の一環です。教えてくれてもいいじゃないですか』 キョン「……俺が大嫌いなんだとさ」 古泉『嫌い……あぁ、なるほど。それはそれは……あははっ』 キョン「もう切るからな。なんだか気持ち悪くなってきた」 古泉『はい。それじゃ、そんな感じでよろしくお願いします』 キョン「どんな感じだよ」 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:44:14.03 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「あ」 長門「…」 ハルヒ「今日は遅かったのね」 長門「…」 ハルヒ「相変わらず無口ね」 長門「…」 ハルヒ「今日は何の日か、知ってる?」 長門「……四月一日」 ハルヒ「エイプリルフールよ」 長門「……?」 ハルヒ「知らないの?」 長門「…」 ハルヒ「ってわけ。わかった」 長門「……わからない」 ハルヒ「あれ?」 長門「…」 ハルヒ「……あぁ、嘘か。わかってんじゃないの」 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 20:52:52.15 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「――で、みくるちゃんが未来人で、古泉君が超能力者で」 長門「……宇宙人」 ハルヒ「そうそう」 長門「……そう。私は……宇宙人」 ハルヒ「わかってるわね」 長門「…」 ハルヒ「でも、どうなのかしら?」 長門「…」 ハルヒ「それじゃキョンだけが一般人よね」 長門「…」 ハルヒ「私とじゃ、釣り合わないかなぁ」 長門「……そう」 ハルヒ「え?」 長門「……嘘」 ハルヒ「?」 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 21:00:39.51 ID:eY4rLJ2R0 長門「…」 ハルヒ「そんなわけで私はキョンが大好きなの」 長門「……そう」 ハルヒ「……リアクション薄いわね」 長門「…」 ハルヒ「誰か好きな人とかいないの?」 長門「私?」 ハルヒ「うん」 長門「……該当しない」 ハルヒ「うーん……あ、嘘?」 長門「……そう」 ハルヒ「?該当しないが嘘? あってる? あれ? じゃあ」 ガチャ キョン「まだ四月だってのに寒いなぁ」 ハルヒ「あ、お帰りキョン」 長門「……キョン」 ハルヒ「?」 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 21:15:22.49 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「誰からの電話だったのよ」 キョン「古泉だ」 ハルヒ「なぁんだ」 長門「…」 ハルヒ「暗くなってきたわね」 長門「…」 ハルヒ「……あと数時間で今日も終わりかぁ」 キョン「今のうちに沢山嘘ついとけよ」 ハルヒ「わかってるわよ! キョン大好き! 有希大嫌い!」 キョン「お前なぁ」 長門「……皆、嫌い」 ハルキョン「「えっ?」」 長門「…」 長門「…」ガタ ハルヒ「? 帰るの?」 長門「……そう」 キョン「じゃあな」 長門「……嫌い」ボソッ ハルヒ「…」 キョン「さてと……俺も帰るかな」 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 21:26:47.94 ID:eY4rLJ2R0 ハルヒ「もう帰るの?」 キョン「時計を見ろ。こんな時間だ」 ハルヒ「もうちょっとぐらいいいじゃない」 キョン「なにもすることがないだろ?」 ハルヒ「……大好き」 キョン「わかったって」 ハルヒ「こんな嘘つけるのも、あと少しなのよ?」 キョン「別に、いつでも言えばいいさ」 ハルヒ「えっ?」 キョン「? 嘘なんて今日だけに拘ったことじゃないだろ?」 ハルヒ「あ……そ、そうよね!」 キョン「まあ普段から好き好き言われても勘違いされてたまらんがな」 ハルヒ「……ふ、普段は言えないコトだってあるんだからね」 キョン「?」 ハルヒ「なんでもないわよ!」 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 21:28:52.55 ID:eY4rLJ2R0 キョン「鍵閉めるぞ」 ハルヒ「待ってよ」 キョン「ほら早く」 ハルヒ「…」 キョン「?」 ハルヒ「あと一回しか言わないからね!」 キョン「……はいよ」 ハルヒ「キョン! 大好きよ!」 キョン「あぁ、俺も大好きだよ」 277 名前:ハルヒかわいい ◆1MI4v.6Sm2 [] 投稿日:2008/04/01(火) 21:32:37.93 ID:eY4rLJ2R0 ハルにゃん可愛い。 調子に乗ってすげぇ長いこと書いた。こんなに書いたの初めてー。 あとハルにゃんとキョン君以外書いたのも久方ぶりだわ。変でも知らないわ。 そんじゃ、残り少ない時間で言えるだけの嘘を振り撒いてくゆ。 おまいら大嫌い。サヨナラ。