ハルヒ「キョン・・・アタシ転校しなくちゃならないの」 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 19:56:33.15 ID:m/uCTuBrO キョン「そうか良かったな」 ハルヒ「………」 キョン「痛い痛い痛い!髪引っ張るな」 ハルヒ「…キョンは私が転校しちゃってもいいの?」 キョン「……別に」 古泉「一番思い入れのあるシーンはどこですか?」 キョン「特にありません」 ハルヒ「ちょっと真面目に聞きなさいよ!!」 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 20:15:46.91 ID:m/uCTuBrO ハルヒ「真面目にどうなのよ?私が転校したらどうするの?」 キョン「とりあえずSOS団は団長不在によって解散だな」 ハルヒ「えっ?」 キョン「特別続ける理由がないし、そもそも何をすればいいのかわからん」 ハルヒ「………」 キョン「下手したら普通に文芸部に戻るかもしれないな。まぁ俺は朝比奈さんがお茶入れてくれて、古泉とボードゲームか何かをして、長門が部屋の隅で本を読んでて、適当に3ヶ月に一回位文集書く…そういうのでも問題ないがね」 ハルヒ「……キョンは私が転校してもいいのね」 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 20:31:42.12 ID:m/uCTuBrO ガチャ たったったっ… キョン「おいハルヒ!!」 古泉「どういうことですか?今の態度はいささか頂けませんね。」 キョン「じゃあお前はどうなんだ古泉」 古泉「えっ?」 キョン「ハルヒが転校したらお前はどうすんだ?またハルヒの行く学校に転校するのか?」 古泉「それは…」 キョン「少なくとも俺とこうやってオセロやる必要はなくなるだろ」 古泉「……そうですが」 朝比奈「でも…あんな言い方酷いと思います…あれじゃあ凉宮さんがいらないって言ってるようなもんじゃないですか…」 長門「待って」 古泉&朝比奈「……?」 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 20:40:11.29 ID:m/uCTuBrO 長門「彼はまだ話を最後までしていない。それなのに凉宮ハルヒが勘違いして出ていった」 古泉「そうなのですか?」 キョン「別に……」 長門「一番思い入れのあるシーンはどこですか?」 キョン「特にありません」 長門「……ユニーク」 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 20:51:09.59 ID:m/uCTuBrO キョン「わかったわかった。ハルヒを探して最後まで話をしてくる」 ガチャ キョン「鞄置いてあるし、まだ遠くに行ってはないだろ、もしここに帰ってきたらここで待ってるように言っておいてくれ」 バタン たったったっ… 古泉「………私達がここにいる理由はなんなんでしょうか」 朝比奈「?」 古泉「確かに私は彼女が…凉宮さんが転校したらここにいる必要がないかも知れません…」 長門「それは愚問」 古泉「……え?」 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 20:55:28.43 ID:m/uCTuBrO 長門「あなたはいくら上からの指示とはいえどうしてここに居たくないなら、ここには居ないはず」 古泉「それはそうですが…」 長門「必要不必要なんて関係ない。居たいならここに居ればいい、居たくないならここから去ればいい」 古泉「………」 長門「私は居たいからここに居る」 朝比奈「私は…」 古泉「…?」 朝比奈「お茶汲み嫌いじゃないですよ?」 ごめん需要ないかも知れんが 勉強せないかんので続きは11時位にスレが残ってたら書く 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 22:07:40.55 ID:m/uCTuBrO キョン「ったく何処行ったんだアイツは…ん?」 ハルヒ「…………」 キョン「ここに居たのか」 ハルヒ「キョン…何しに来たのよ…」 キョン「さっきの話の続きをしにきた」 ハルヒ「私が転校したらって話?もういいわよ…キョンの気持ちは良く分かったわ」 キョン「やっぱり転校の話はは嘘だったんだな」 ハルヒ「そんなのはどうでもいいの!キョンは私何か居なくても他の皆が居ればそれでいいんでしょ?だったら私を抜いた皆で楽しくやればいいじゃない」 キョン「あのなハルヒ…」 249 名前: ◆TWiYs6WFSg [sage] 投稿日:2008/02/26(火) 04:23:12.21 ID:D9Liy4hNO キョン「少なくとも俺はお前に感謝してるぞ」 ハルヒ「ふぇ?」 キョン「俺と朝比奈さんが運命の出会いをしたのはお前のおかげたからな!いやぁ〜マジで感謝!」 ハルヒ「……………」 キョン「悪かった冗談だからそんな顔しないでくれ」 ハルヒ「……………」 キョン「さっきはお前が転校したら他の連中と仲良くやってくみたいなこと言ったがな、それは冗談だ」 ハルヒ「ふぇ?」 キョン「俺はな…実はあいつらが大嫌いなんだ…今度1人1人呼び出してボコボコにしてやろうと思ってるんだ…特にあの朝比奈の奴は…あの無駄にデカイ乳であんなことやこんなことを…ゲヘへ」 ハルヒ「…………」 キョン「痛い痛い痛い!悪い悪かった冗談だから髪引っ張るな」 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/26(火) 04:37:08.66 ID:D9Liy4hNO キョン「ここからは真面目に話すから」 ハルヒ「………今度下らないこと言ったら罰ゲームだからね」 キョン「えっ?じゃあ話すことないや…しまった…」 ハルヒ「…………」 キョン「罰ゲームでも何でも受けるから最後まで聞いてくれ」 キョン「お前が転校になったらまず理由を聞く、理由が理由だったら引き止める。さっき言ったのは極端な話、お前の転校を止められなかったらの話だ。まぁこれは十中八九あり得ない」 ハルヒ「どうして…あり得ないなんて言うのよ」 キョン「お前が転校を望むなんてあり得ないだろ」 ハルヒ「そうだけど…それと転校しちゃうの関係ないじゃない。私が望まなかったとしても親の事情とか、そういう理由が合ったとしたら、私のワガママだけでこの学校に残るわけには行かないじゃない」 252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/26(火) 04:50:47.05 ID:D9Liy4hNO キョン「んーまぁその時はその時だ」 ハルヒ「…えらい適当ね」 キョン「転校しても死ぬ訳じゃないんだし会えなくはないだろ?」 ハルヒ「そうだけど…じゃあもし遠くの学校に転校したら?」 キョン「毎日電話してやる。夏休みとか長い休みに会えばいいだろ」 ハルヒ「……………」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 14:37:51.60 ID:kUnb5aCQ0 ハルヒ「え・・・嘘・・・そんなことあり得ない・・」 古泉「落ち着いて下さい涼宮さん」 ハルヒ「そんなこと言われても落ち着けるわけないでしょ!?」 古泉「落ち着かないなら続き話しませんよ?」 ハルヒ「・・・・・・・・・・」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 14:54:07.16 ID:kUnb5aCQ0 古泉「実は昨日あなたが部室に来る前に彼はそれっぽいことを匂わせてたんですよ」 ハルヒ「それっぽいこと?」 古泉「こんな感じでした」 〜回想〜 キョン「それにしても最近『天候』が乱れてるよな」 古泉「随分急な話のふり方ですね」 キョン「雪が降ったり、風がビュービュー吹いたり・・・」 長門「呼んだ?」 キョン「いや呼んでないってかお前を下の名前で呼んだこと無いだろ」 長門「私は別にかまわない」 キョン「じゃあ今まで通り長門で行く」 長門「・・・・・・・・そう」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 14:54:37.88 ID:kUnb5aCQ0 朝比奈「でも確かにここ最近『天候』が不安定ですよね」 キョン「ですよね!やっぱり温暖化と関係があるでしょうか」 古泉「関係ないわけがないじゃないですか」 キョン「まぁそうだよな・・・あっそうそうプリンセス『テンコー』ってイリュージョン失敗したんだって?」 古泉「また急な上にネタが古いですね・・・」 〜回想終わり〜 古泉「とこのように彼は転校アピールをしてたのです」 ハルヒ「・・・・・・・・」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:07:21.68 ID:kUnb5aCQ0 ハルヒ「・・・・・・・・・・」 古泉「すいませんでした・・・そんな汚いものを見るような目をしないで下さい」 ハルヒ「真面目に話して」 古泉「はい。実は昨日の夜彼から電話があったんです。ハルヒのことをよろしく頼むって・・」 ハルヒ「え?」 古泉「それでいやな予感がしまして・・早めに学校に来て、先生に聞いてみたんです。そしたら今日付けで転校することになったって」 ハルヒ「そんな・・・嘘よ・・・だって・・担任からはそんなこと聞いてない」 古泉「どうやら彼は口止めしてたみたいです。私が聞いたときも中々口を割ってくれませんでした」 ハルヒ「・・・・・・・」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:11:20.32 ID:kUnb5aCQ0 ハルヒ「あの・・・バカ・・・私になにも言わないで・・・」 古泉「詳しくは担任から説明があると思います。そろそろ予鈴が鳴りますので失礼します」 ハルヒ「わかったわ・・・」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:17:49.44 ID:kUnb5aCQ0 キーンコーンカーンコーン ハルヒ「・・・・・・・ホントに来ない・・チャイムが鳴ってるのに・・・」 ガラガラ・・・ 担任「はい号令」 生徒「きりーつきょーつけーれーいちゃくせーき」 担任「よし出席をとる前に話がある。もう知ってる人も多いかもしれないが・・・・・」 ハルヒ「・・・・・・」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:27:17.22 ID:kUnb5aCQ0 朝比奈「そんなキョン君が転校するなんて・・・」 古泉「ええ。涼宮さんにも話しましたがすごく驚いていました」 朝比奈「それで涼宮さんは?」 古泉「お昼休みに私のクラスに来て、部活はちゃんとやるから放課後部室にって放心状態でした」 朝比奈「そうですか・・・・」 古泉「機関からも閉鎖空間が大量発生したとの報告を受けました。今対処に追われてるみたいです」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:36:25.77 ID:kUnb5aCQ0 古泉「長門さんのほうはどうですか?」 長門「私の観察対象はあくまでも涼宮ハルヒ。今ところは問題はない」 古泉「そうですか・・・」 ガチャ! ハルヒ「・・・・・・全員いる?」 古泉「はい・・・というか大丈夫ですか?何か・・・体調が悪そうな・・」 ハルヒ「みくるちゃん、とりあえず何でもいいからお茶ちょうだい」 朝比奈「あっはい」 パタパタ・・・ ハルヒ「・・・・・」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:53:55.27 ID:kUnb5aCQ0 ハルヒ「・・・・・・・・(一応転校先の学校も聞いた・・・でもなんで私に何も言わないで転校したのかしら・・)」 古泉「・・・・・・・・・・・」 朝比奈「あの〜涼宮さん?お茶・・・」 ハルヒ「・・・・・・・(何かムカつくわ・・・昨日散々私に言ってた癖に・・・自分は何も言わずに転校しちゃって・・)」 朝比奈「あの〜お茶・・・・」 ハルヒ「・・・・・・・(大体古泉君に私をまかせるって、アンタは私の何なのさ!・・・)」 朝比奈「・・・・・・・」 ハルヒ「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〜♪・・・・」 朝比奈「え!?」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 15:59:23.87 ID:kUnb5aCQ0 古泉「・・・・・パチ・・・(やっぱり一人オセロはつまらないですね・・・。)」 長門「・・・・・・・ペラ」 朝比奈「・・・・お茶・・・」 ハルヒ「・・・・あーもうわかんない!!」 バン!! 朝比奈「ひっ!」 ハルヒ「私今日は帰るわ!」 スタスタガチャ バタン!! 朝比奈「・・・・・・長門さん」 長門「いらない」 朝比奈「・・・・・・・うぅ」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 16:03:28.17 ID:kUnb5aCQ0 古泉「とりあえず私も帰ります、仕事が待ってるので・・・」 長門「・・・・・・パタン」 朝比奈「じゃあ私も着替えて帰ります」 長門「・・・・・・・・」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 16:05:27.17 ID:kUnb5aCQ0 長門「・・・・・・・・・」 スタスタ 長門「・・・・・・・」 ガチャ 長門「・・・・・・ただいま」 キョン「・・・・・・・・・・」 長門「・・・・・・・・・・・寝てる」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 16:09:22.97 ID:kUnb5aCQ0 キョン「ん・・・・頭が痛い・・・・」 バサッ キョン「ここは・・・・見覚えがあるような・・・」 長門「おはよう」 キョン「うわっ!・・・驚くからいきなり話しかけるのはやめてくれ・・・って長門?」 長門「そう私」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 16:13:03.43 ID:kUnb5aCQ0 キョン「ここは・・・・お前の家だよな?」 長門「そう」 キョン「何で・・俺はお前の家に?」 長門「それは・・・・・禁則事項」 キョン「・・・・・・・ちゃんと説明してくれ」 長門「・・・・・拒否する」 キョン「・・・・・・・・・・・」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 17:35:01.17 ID:tFwW8iNcO キョン「・・・・・」 長門「・・・・・」 キョン「・・・・・(どうすればいいんだ)」 長門「・・・・・」 キョン「・・・なぁ今何時なんだ?」 長門「午後8時10分」 キョン「げっもう結構な時間じゃないか!って…ちょっと待て!俺はいつからここに居るんだ?」 長門「昨日から」 キョン「ってことは一日中寝てたってことか?」 長門「そうなる」 キョン「・・・・・それは何故な」 長門「禁則事項」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 17:39:48.94 ID:tFwW8iNcO キョン「・・・・・(どうやら何故俺がここに居るのかは喋りたくないみたいだな)」 長門「・・・・・」 スタスタ・・・ キョン「あっ何処に行くんだよ」 長門「お腹が空いてるはず、晩御飯を作るから食べて」 キョン「・・・・わかった」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 17:43:21.52 ID:tFwW8iNcO キョン「(やっぱりレトルトカレーか…)」 長門「食べて」 キョン「イタダキマス」 長門「・・・・・」 キョン「ガツガツ・・」 長門「おいしい?」 キョン「えっ?まぁ(レトルトだしな)」 長門「そう」 キョン「ガツガツ・・・・・」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 17:48:31.20 ID:tFwW8iNcO キョン「ごちそうさま」 長門「お粗末さま」 ザーカチャカチャ・・・ キョン「・・・・・じゃあそろそろ時間も遅くなってきたしおいとまするよ」 長門「それはできない」 キョン「へっ?」 長門「帰っちゃダメ、ハウス!」 キョン「・・・・ワン」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 17:55:42.85 ID:tFwW8iNcO キョン「・・・・・」 長門「お茶」 キョン「・・・どうも」 長門「・・・・・」 キョン「・・・なぁ何で帰っちゃダメなんだ?」 長門「・・・・・わかった」 キョン「・・・え?」 長門「ちゃんと説明する。ただちゃんと伝わるかはわからない。情報に齟齬が発生するかも知れない。それでもいい?」 キョン「ああ」 長門「わかった」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:04:47.63 ID:tFwW8iNcO 長門「簡単に言うとあなたは、二人いる」 キョン「・・・はい?」 長門「私が情報を操作した。あなたは転校したことになってる」 キョン「え・・・?」 長門「今の学校と同じぐらいの偏差値の学校に親の仕事の都合によって転校したことになってる」 キョン「・・・なぜそんなことを?」 長門「・・・・それはあなたの転校アピールを実現しただけ」 キョン「・・・転校アピール?」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:13:29.93 ID:tFwW8iNcO 長門「昨日あなたは『転校』という言葉を再三に渡って口にしていた。情報統合思念体と協議の上、私がそれを実現させた」 キョン「ちょっと待て!俺は昨日転校何て口にしてないぞ!むしろハルヒが転校するとかで騒いでたろ!」 長門「・・・・・プリンセス?」 キョン「・・・テンコー」 長門「ほら」 キョン「イヤイヤイヤ」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:27:13.22 ID:tFwW8iNcO 長門「転校アピールは少し冗談。でもあなたが転校したら涼宮ハルヒはどのような行動をとるか、それを調べる為に情報を操作した」 キョン「・・・・(何かおかしい気がする)」 キョン「じゃあ俺が二人いるというのはどういうことなんだ?」 長門「今のあなたと転校したあなたがいる。但し本当に存在するのはあなただけ。」 キョン「・・・?どういうことだ?」 長門「情報と記憶を操作した。転校した学校には通ってることになってるし、その学校の人間はあなたを認識してる。ただその転校したあなたは記憶と情報だけの存在で実在しない。」 キョン「・・・・・」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:34:17.35 ID:tFwW8iNcO 長門「例えばあなたに会いに学校に行ったとしても、何かしらの理由であなたに会えなくなっている。つまりあなたに会いたいと思っても今ここに居るあなたに会わなければ会うことが出来ない。」 キョン「・・・なるほど」 長門「だからあなたは私の物」 キョン「・・・・・はい?」 長門「私だけが実在するあなたに会える、優越感」 キョン「・・・・・」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:41:42.21 ID:tFwW8iNcO キョン「・・・・・(長門がそんなこと言うなんて)」 長門「・・・そんな顔しないで」 キョン「元通りにはならないのか?」 長門「・・・元通りの方がいい?」 キョン「なるべくそうしてもらえると有難い」 長門「・・・ダメ」 キョン「・・・・・」 長門「必ず最後には元通りにはする。だから我慢して欲しい」 キョン「・・・・・わかった」 長門「ありがとう」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 18:52:33.40 ID:tFwW8iNcO キョン「(長門があんなに感情を露にするなんて・・・あれは本当に長門なんだろうか?いきなり「あなたを殺して涼宮ハルヒの出かたを伺う」とか言い出すんじゃないだろうか・・・)」 長門「私が怖い?」 キョン「えっ?」 長門「今あなたは私を怖がってる気がする」 キョン「そんなこと・・・」 長門「・・・だからあまり説明したくなかった。」 キョン「・・・・・」 長門「・・・信じて私を」 キョン「・・・わかった信じるからそんな顔しないでくれ」 長門「よかった」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 19:13:36.30 ID:tFwW8iNcO キョン「(あの後詳しい設定を聞いた。よくわからないが転校した学校は今の学校と1時間しか変わらない場所にあるらしい。だから基本的に外出は禁止。) キョン「(あと外部と連絡を取るのは問題ないらしいが、もちろん転校したという設定は守らないといけない。部屋はちゃんと用意されてて、俺の私物も一部が置いてあった。)」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 19:55:44.14 ID:tFwW8iNcO ハルヒ「プルルル・・・プルルル・・・」 ハルヒ「何ででないのよ・・・」 ハルヒ「ピッ!」 キョン「・・・もしもし」 ハルヒ「キョ・・・キョン?」 キョン「そうだ」 ハルヒ「ど・・・どうして電話に出ないのよ!」 キョン「すまない・・引っ越しの片付けで立て込んでて」 ハルヒ「それ以前にどういうことよ転校って!何で団長である私に言わなかったのよ!」 キョン「悪い・・言わないとは行けないとは思ってた。特にお前にはな。」 ハルヒ「人にあんだけ言ってた癖に連絡を寄越さないで・・・何で・・急に居なくなるのよ・・・」 キョン「・・・・・ハルヒ?」 ハルヒ「ひっぐ・・えっぐ・・・うぅ・・」 キョン「・・・・・」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 20:13:41.38 ID:tFwW8iNcO キョン「落ち着いたか?」 ハルヒ「・・・・・うん」 キョン「・・昨日お前に言ってたのは自分に言い聞かせただけなのかも知れない」 ハルヒ「・・・え?」 キョン「いや・・かもじゃなくてそうなんだ。転校してもこうやって連絡もとれるし、会おうと思えば会えない距離じゃないし・・」 キョン「多分今の関係が崩れないって言うことを確認したかっただけなんだ。俺が言ってることに納得して貰えれば立場が逆転しても同じことが言えるだろ?」 キョン「ごめんな・・その時ついでに言おうと思ったんだ・・でも言えなかった・・・お前に裏切られたと思われるんじゃないかって思って」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 20:34:47.88 ID:tFwW8iNcO ハルヒ「十分裏切ってるじゃない!!」 キョン「だからそうやって言われるのが嫌だからこっそり転校したんだ」 キョン「本当はこの電話も出たくなかったんだ。怒られるだけならまだしも幻滅されたら嫌だって思って」 長門「・・・・・」 キョン「引っ越しの片付けも落ち着いてきて携帯を開けてみたらもの凄い不在着信の量でほとんどがお前からじゃないか」 ハルヒ「・・・・・」 キョン「やっぱりこのまま逃げるのは良くないと思って、そうしたらお前から掛かってきたんだ」 キョン「本当に悪いと思ってる・・今度の休みにでもお詫びする。」 ハルヒ「え?」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 20:48:12.78 ID:tFwW8iNcO キョン「暇か?今度の日曜。ちゃんと会って謝りたい。できれば皆にも。」 ハルヒ「・・・・・」 キョン「別に会いたくないならそれでもいい。とにかく会って話をしたいんだ」 ハルヒ「・・・この件は高くつくわよ」 キョン「残ってるお年玉全額持っててやる。」 ハルヒ「わかったわ。団員1号がそこまで奢りたいっていうならたくさん奢ってもらうわ!」 キョン「ああ奢ってやるよ」 ハルヒ「あとで謝ったって知らないくらいいっぱい奢ってもらうからね覚悟しときなさい!」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 20:48:37.87 ID:tFwW8iNcO ピッ・・・ ツーツーツー・・・ キョン「はぁ・・何とかなった」 長門「・・・・・」 キョン「おわっ長門!?どうした?」 長門「アカデミー賞張りの演技」 キョン「誰のせいだと・・・」 長門「ユニーク」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/27(水) 21:07:55.70 ID:tFwW8iNcO キョン「次は古泉か・・・」 キョン「(ハルヒには不在着信一位の称号与えたが、本当の一位がこいつであることは口が裂けても言えないな・・・)」 長門「閉鎖空間、神人の大量発生、飲み込まれていく世界、そして新しい世界へ・・・」 キョン「・・・全部お前のせいだからな」 長門「だが反省はしない」 プルルル・・・プルルル・・・ 着信 古泉 キョン「グッドタイミング〜・・・はぁ」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/28(木) 21:34:31.09 ID:HGSC/XRh0 キョン「なぁ長門?」 長門「何?」 キョン「こいつにも真相は言っちゃいけないのか?」 長門「・・・だめ」 キョン「・・・・・そうか、わかった」 ピッ 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 21:45:44.05 ID:HGSC/XRh0 キョン「もしも・・・」 古泉「もしもしじゃないですよ!今まで何やってたんですか!!」 キョン「・・・悪い。引越しの片付けが忙しくて携帯見る暇もなくてさ」 古泉「あなたの急な転校によってどれだけ閉鎖空間が出たと思ってるですか?あんな勢いでたくさん発生したのは初めてですよ」 キョン「悪かったって・・・先に言っておけばよかったな」 古泉「散々『転校アピール』してたのは認めますけどまさか本当にするなんて思いませんでしたよ」 キョン「・・・・・・・はい?」 古泉「その上、昨日のあの電話・・『ハルヒのことは任せる、幸せにしてやってくれ。』ってアンタ何様ですか?」 キョン「・・・ごめん折り返しかけ直すからちょっと待っててくれ」 古泉「あっ・・・ちょっと待って」 ピッ 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 22:02:23.61 ID:HGSC/XRh0 キョン「・・・・・長門」 長門「・・・・・何?」 キョン「・・・・・『転校アピール』はともかく、『ハルヒのことは任せる』なんて言った覚えないんだが・・・これは情報操作によるものなのか?」 長門「そう。」 キョン「なぜにそんなことを?」 長門「いきなりの転校だと怪しまれる。現に朝倉涼子の際にはそうだった。だから少しだけ手を加えた。」 長門「具体的言うと古泉一樹に対して、あなたからの意味深な電話、そしてたまたまあなたの会話の中で『転校』という発言が多かったため、それを利用させてもらった」 キョン「・・・・・・別にそんなことはしなくても良かったんじゃないのか」 長門「私もそう思った。だが反省はしない」 キョン「・・・・・・・・」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 22:11:05.96 ID:HGSC/XRh0 キョン「・・・・一応聞いておくが・・・この他に手を加えたりはしてないよな?」 長門「ない。基本的にあなたが転校したということと、それの理由作り以外には情報は操作していない」 キョン「そうか・・・わかった」 ピッ プルルル・・・ガチャ キョン「すまない」 古泉「・・・・話はまだ途中ですよ」 キョン「わかってる。」 古泉「とりあえず詳しい事情を教えてください。」 キョン「あっ・・・とその前にお前はどの程度わかってるんだ?」 古泉「あなたが転校したことと、転校先の学校だけです。」 キョン「(ってことは転校した理由とかは知らないみたいだな・・・ってかハルヒにはそこらへん一切聞かれなかったからここらで考えとかないと・・・)」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 18:17:02.86 ID:DHq5oHnN0 キョン「(っと待てよ・・・長門さっき『理由作り』って言ってたよな?)」 古泉「もしもし?」 キョン「(ここで適当なことを言ったら後々面倒なことになるんじゃないだろうか・・)」 長門「・・・・・・・・・」 古泉「もしもし?聞こえてますか?」 キョン「あっ聞こえてるぞ、それで理由だっけ?」 古泉「そうです。あの時期に転校するなんて明らかにおかしいですよ」 キョン「お前に言われたくは無かったセリフだな実はな・・・」 ガッ キョン「っつ!!長門!?」 長門「彼はある事情があって私が預かった。」 古泉「・・・・やっぱりですか、長門さん。あなたが関わっているような気がしたんですよ」 長門「・・・・・・」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 18:39:39.17 ID:DHq5oHnN0 古泉「なんでそんなことをしたんですか?」 長門「簡単に言うと彼の治療のため」 古泉「治療?」 キョン「(治療・・?何のことだ?)」 長門「彼は一般人、普通の人、一般ピーポー。それなのに涼宮ハルヒと出会ってからイレギュラーなことに立ち会いすぎた」 キョン「(一般ピーポーねぇ・・・・)」 古泉「イレギュラーというのは?」 長門「例えばあなたが大好きでしょうがない閉鎖空間。あそこいけるのは基本的にあなたと同じ超能力を持った人間しか入れない」 キョン「(大好きではないだろ・・・)」 長門「それなのに一般ピィーポォーである彼は入ってしまった。」 キョン「(発音変わった!?)」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 18:53:09.78 ID:DHq5oHnN0 長門「それらのイレギュラーな出来事や体験を通して彼の思考に若干問題が発生した」 古泉「・・・・・・・」 長門「普通の人間なら、ありえないことが起こったら動揺する。それなのに彼は始めの内は動揺するが、すぐに順応する」 キョン「(・・・・・確かにそうかも知れない)」 長門「それが日に日に早くなっている。簡単に言うと慣れというもの、免疫でもいい」 古泉「別に慣れることは問題ないのでは?涼宮さんと関わっている限りそういうことは絶えず起こりますし、私自身この能力に気づいた時には戸惑いましたが、今では平気ですよ?」 長門「・・・・・・・・・・・」 スッ キョン「え?」 長門「後は任せる」 キョン「・・・・・・・・・うそーん」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 19:05:48.53 ID:DHq5oHnN0 長門「あの演技力があれば平気」 キョン「・・・・・・・・」 長門「頑張れアカデミー賞」 キョン「・・・・・・・・・・」 キョン「あーもしもし?」 古泉「あれ?長門さんは?話はまだ終わってないんですが」 キョン「すまない俺も詳しくはわからないんだが、長門曰くそれ以上慣れや免疫がつきすぎる問題が発生するかも知れないんだと」 古泉「マズイ・・・ですか・・・」 キョン「一般ピーポーの俺は、朝比奈さんのように未来からやって来て上司の指示に従って行動してるわけでも、お前のように閉鎖空間で神人を狩るわけでも」 キョン「ましてや長門のように情報をいじったりすることもできない。それぞれ役目があって動いてるだろ?」 古泉「そうですね」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 19:20:52.95 ID:DHq5oHnN0 キョン「一般ピーポーの俺はお前たちのような特別な役目はない。だがハルヒのやることに振り回され、様々な経験をした」 キョン「つまり役目の無かった俺が振り回されるという役目を請け負ってしまったわけだ。」 古泉「なるほど・・それで体に影響が出て来る可能性が出てきたと?」 キョン「察しがいいな。長門曰くそういうことになるらしい」 ガッ キョン「いっ!」 長門「だから私が彼と涼宮ハルヒとの関係に距離を置くことにして様子を見ることにした」 古泉「転校はそのためですか・・」 長門「そう」 古泉「なんとなくは理解できました」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 19:37:15.68 ID:DHq5oHnN0 古泉「つまり、彼の体に異常が出ないように、転校を理由にして涼宮さんと彼との間に距離を置いたと?」 長門「そう。情報統合思念体から監視命令が出たため彼は私の家に居る。実際は転校はしていない。」 古泉「情報操作ですか?」 長門「そう」 古泉「わかりました・・・・もう時間も遅いので明日改めて詳しく聞きます」 長門「わかった」 古泉「あっ?彼に代わってください」 スッ 長門「ナイスアシスト」 キョン「いいとこ取りしやがって・・・もしもし?」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 19:38:01.58 ID:DHq5oHnN0 古泉「涼宮さんには連絡とりましたか?」 キョン「とったよ。とりあえず解決はした」 古泉「それを聞いて安心しました。これで少しは閉鎖空間が減ればいいんですが・・・では失礼します」 キョン「じゃあな」 ピッ 25 名前: ◆TWiYs6WFSg [sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:09:36.91 ID:PYiYGYBuO キョン「あー…ドッと疲れた…」 長門「お疲れさま」 キョン「なぁ俺今週ハルヒと会う約束しちゃったんだがあんな理由で大丈夫だったのか?距離を置くとか言ってたのに会うのは矛盾してる気が…」 長門「休みにしか会わないのだから問題はない」 キョン「まぁ…そうか…ってかもう11時か」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:14:00.80 ID:PYiYGYBuO 長門「もう寝る?」 キョン「ああそうさせてもらう。お前が用意してくれた部屋には布団無かったんだが何処にあるんだ?」 長門「来て」 キョン「(ん?別の部屋にあるのか…)」 長門「これ」 ポフポフ キョン「……これはお前の布団じゃないのか?現にお前の寝床みたいじゃないか」 長門「そう」 キョン「…じゃあ俺の布団は?」 長門「これ」 ポフポフ キョン「……じゃあお前の布団は?」 長門「これ」 ポフポフ 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:21:05.30 ID:PYiYGYBuO キョン「……ってことは一枚の布団に二人で寝るってことか?」 長門「そう」 キョン「……………」 長門「大丈夫」 キョン「ん?」 長門「枕は二個準備した。抜かりはない」 キョン「……………」 長門「……いや?」 キョン「え?」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:32:05.38 ID:PYiYGYBuO 長門「困った顔している。」 キョン「え…いや…その…」 長門「…嫌なら別の措置を考える。けど…」 キョン「けど?」 長門「私個人としては一緒に寝て欲しい」 キョン「!!」 長門「どうしても嫌でなければ…一緒に…」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:38:29.17 ID:PYiYGYBuO キョン「(寝るって言うのは…そのままの意味だよな…?やましい意味じゃないよな?)」 長門「…………」 キョン「(そんなに見つめるな…あーもう)」 キョン「わかった、わかった。一緒に寝てやるからそんな顔するな」 長門「……よかった」 キョン「(……何かハルヒが消えた時の長門みたいだな…)」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 21:53:28.67 ID:PYiYGYBuO 長門「それじゃあおやすみ」 キョン「……おやすみ」 長門「…………」 キョン「(………寝れねぇ……)」 長門「…………」 キョン「(布団が大きかったのがせめてもの救いだが……)」 長門「…スー…スー…」 キョン「(やっぱり寝れねぇよ……)」 長門「ん…」 ゴロン キョン「(!!ちょっ…長門…そんなにくっつくな…)」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 22:05:58.20 ID:PYiYGYBuO 長門「起きて」 ユサユサ キョン「ん…」 長門「起きて」 つねつね キョン「んーんーん?」 長門「朝」 キョン「………うお!!長門!!」 カバッ 長門「おはよう」 キョン「………おはよ」 長門「朝食を準備した。来て」 キョン「……おう(結局いつ寝たんだろう俺……)」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 22:28:03.39 ID:PYiYGYBuO 長門「食べて」 キョン「いただきます(まさかのレトルトを想像したがちゃんと料理も出来るみたいだな…)」 長門「おいしい?」 キョン「え?…まぁ(トーストだしな。焦がさなきゃおいしいだろ)」 長門「そう」 キョン「あぁそうだ長門」 長門「何?」 キョン「長門が学校行ってる間は俺はどうしたらいいんだ?」 長門「基本は部屋で待機。何かあったら携帯から電話する」 キョン「長門携帯持ってたのか!?」 長門「このために用意した。他に何か欲しいものがあったら言って。一応暇しないようにあなたの部屋にはテレビが置いてある」 キョン「そうなのか…わざわざすまないな」 長門「………別に」 キョン「一番思い入れのあるシーンはどれですか?」 長門「特にありません」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 22:39:14.17 ID:PYiYGYBuO 長門「電話番号を登録した」 長門「一応メールアドレスも教えて」 キョン「わかった。じゃあ先に教えてくれ折り返し送るから」 長門「わかった」 キョン「……デフォルトのままか」 長門「設定が面倒」 キョン「よし送ったぞ」 長門「……kyon-」 キョン「読まんでいい読まんでいい」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 22:46:19.39 ID:PYiYGYBuO 長門「じゃあ行ってきます」 キョン「行ってらっしゃい」 バタン キョン「………暇だな」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/29(金) 22:55:13.90 ID:PYiYGYBuO ハルヒ「(………………)」 教師「であるからして…ここにはこの公式が…」 ハルヒ「(…………暇だわ…こんなクソみたい授業は寝ててもいいんだけど…)」 ハルヒ「(………何か……寝る気にはならないわ…)」 ハルヒ「(…………)」