ハルヒが雛見沢に来たら・・・ 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/18(月) 23:12:25.85 ID:k0O8fu8K0 キョン「で、なんで俺はこんな昭和のような村にいるんだ?」 辺りを見渡してみるが明らかに覚えがない場所に立っていた。 長門「昭和のような村ではない。私達がいる場所は昭和58年」 いつものように冷静に答える。 キョン「まぁ理由は他でもないハルヒだろうが・・次回の映画作るために参考にするとか     言って惨劇物?のDVD見た次の日の目覚めがこんな時代で田舎とはな。     何もないし何も起きるよう雰囲気でもない。逆にひぐらしの鳴き声で清々しく思えるくらいだ」 毎度毎度のドタバタ騒ぎにつき合わされているせいか俺も動揺すらしなくなったらしい 逆にこんなのどかな場所に投げ込まれ学校のとも考えずのんびりできそうなこの状況は悪くない まぁそんなこと言ってるのも今のうちかも知れないが−−−−−−ん? キョン「そういえばハルヒはどこにいったんだ?朝比奈さんもいない・・」 あと一人いたような気もするが、今は置いておこう。特に問題もあるまい 長門「今あなたが言った二人は私達とは違う場所にいる。あと−−」 何か引っかかるような言い方をしたような・・と思った所に現れたのは 長門「古泉一樹はあなたの後ろ」 古泉「酷いじゃないですか。僕のことを忘れてしまったんですか?」 キョン「うわっ!驚かすな気色悪い」 不意に後ろから耳元に囁くように言われたので寿命が2年縮むくらいの勢いで驚いてしまった そもそも耳元で言うなよ!とツッコミを入れる 古泉「すいません。お二人の世界を邪魔したくないもので」 いつにもまして腹が立つのは仕方がないが、この気持ちのいい世界に免じて忘れてやろう キョン「それにしても、ハルヒはなんでこんな世界を望んだんだ?一応人も住んでるみたいだが」 古泉「それは後々分かることだとは思いますが、今は涼宮さん達を探しましょう    この世界が変わったことに加え時代すら違いますからね。」 ひぐらしをどう繋げればいいんだorzそれに↑の人と違う話しでごめんなさいorz 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/18(月) 23:33:42.47 ID:k0O8fu8K0 数十分は歩いただろうか。喉が悲鳴をあげるくらい暑く、その上歩きっぱなしは流石に限界だ 自販機もコンビニもないとは流石昭和だぜ・・ と、脳内でそもそも暑さとは何かをレポートにしようかと考えていた時古びた学校のような建物が目の前にあった 古泉「とりあえず人に聞いてみた方が早そうですので情報収集するとしましょう」 キョン「絶対歩く前から気づいてただろ。道行く人に挨拶している暇があったら聞けよ」 古泉「今思いついたんですよ。それに挨拶は癖のようなものですから。しかし不審な点がありましたね・・」 エイプリルフールにでも言わないような白々しい答えをスルーしようと思ったのだが、 不審な点?俺は別にのどかな村としか思ってなかったが・・?と聞き返そうと時 圭一「あれ?見慣れない制服だなぁ・・あんた達誰ですか?」 グラウンドで遊んでいた一人の男が近づいてきた キョン「あー・・いや、俺達は 古泉「僕達は修学旅行に来たんですよ。見慣れない制服でも無理はありません」 俺が何か良い返答の仕方を考えている内に平然とした顔で古泉が答えた しかしいくらなんでも修学旅行はないんじゃないか? 圭一「へぇ・・こんな山中までわざわざご苦労様ですね。あなた達以外の人はいないんですか?」 信じやがったよ。やけに好青年だな・・見習いたいもんだ キョン「あ・・あぁ。その事で何だがな。ちょっと大人の人とかにも聞きたいことがあるから学校を案内してくれないか」 圭一「あ!あまりグラウンド近づかない方が−−−」 そういえばどの惨劇にすればいいんだかorz 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/18(月) 23:48:07.61 ID:k0O8fu8K0 と、一歩踏み出した瞬間 ズボォッ!!!!! キョン「なぁっ!?」 なんとも情けない声が出たもんだと同時に目の前が真っ暗になった その上なぜか下半身が濡れている。どう考えても落とし穴というものである キョン「痛ってぇな!何なんだ一体!!」 沙都子「おーっほっほっほ!無様なことですわね圭一さん。こんな初歩の初歩的なトラップに引っかかるなんて!     ねぇ圭一さん?・・あら?圭一さんいるということは一体どういうことなんですの?」 俺に対しての罠ではないと分かったのは少し安心したが、やけに腹が立つ口調が頭上から響いている 圭一「大丈夫ですか!?今引き上げますから」 結局全身ずぶぬれになり地上に出ることになってしまった ・・・・惨劇ってこれ? 圭一「すいません。こいつ罠が取り柄みたいなもんで・・いつものことなんですが」 一体どんな奴がこんな立派なもんを仕掛けているのかと見てみると、そこには小学生くらいの女の子が立っていた 沙都子「ごめんなさいごめんなさい。一般の方々が来るとは思ってなかったものですから・・」 古泉「いえいえ、気にしませんよ」 なんでお前が言うんだよ 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/19(火) 00:00:38.46 ID:WuvyN3LI0 キョン「まぁ・・気にしてないとまでは言わないが、怒ってないからそんなに謝らなくていいよ」 まだこんな小さな子が遊び半分でしたことなのだ 全身ずぶ濡れだろうがここは穏便に・・ 魅音「圭ちゃぁぁぁぁあああん!」 レナ「覚悟ーー!!」 後ろの方から女の人の声が聞こえるなと振り返ろうとした 圭一「まて!魅音!レナ!!」 ビシャアッッ!! 好青年な男の人がサッとかわした。もちろんその先にいるのは俺である 全身ずぶ濡れに対してさらに追い討ちを喰らうとは・・ドロ水じゃない分良しとは・・できねーよ 特に良い行いをしている訳ではないが、こんな不運に巻き込まれる程悪いこともしてないんだが ・・・やっぱ惨劇これだよな。 圭一「あちゃー・・」 魅音「おじさん悪くないよ!圭ちゃんが悪い!」 レナ「みぃちゃん。まずは謝った方がいいんじゃないかな?かな?」 どう考えてもお前らだろうが!と叫びたいがこのずぶ濡れの服をどうにかしたい・・ 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/19(火) 00:13:26.03 ID:WuvyN3LI0 キョン「俺がかわせばよかっただけだ。気にしないでくれ」 レナ「ごめんなさい!でもでも、全身ずぶ濡れだよ?とりあえず学校に入ろう」 あぁー・・朝比奈さんみたいな女性だなぁ 困ったような瞳、申し訳なさそうな態度・・まぁ申し訳なさそうのはこの状況じゃしかたがない そこにもう一人女の子が寄ってきた 梨花「全身ずぶ濡れのお兄さん、かわいそかわいそなのです」 先ほどの落とし穴少女のと同じくらいの背丈の子が俺の頭を撫でてきた なんだろう・・・年下だとは一目瞭然なのだが何か違和感を感じた 長門は何か言いたげな顔で俺を見ている。ロリコンとかそういうのじゃないからな とにかく今はびしょ濡れのこの状況をどうにかしたい。早く学校へ・・ 長門「待って・・」 何か言ったような気がしたのだが、1秒後理解した ズボォ!!! 落とし穴である 長門。お前の早口と能力ならもっと早く教えてくれただろ 古泉「あぁ、気にしてませんよ」 キョン「だからお前が言うなぁあああああああ!!!!!!」 落とし穴の中で俺の声が響く。この時、やけに鳴いていたひぐらしの声を不快に思えた 後に、不快と思えたひぐらしの鳴き声が、不安と恐怖になるとはこの時の俺には予想もつかなかった 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/19(火) 00:42:12.95 ID:WuvyN3LI0 ジャージに着替え、学校の先生に事情を話していた所、先ほどの人たちが職員室に入ってきた 圭一「先ほどはすいませんでした。お話中すいませんが俺達で良かったら協力します」 レナ「お友達を探してるんですよね?さっき失礼なことしちゃったからせめてものお詫びってことで・・」 古泉「それは助かるのですが・・学校の方はどうするんですか?」 確かに授業もあるのではないかと思ったのだが 知恵「それはいいですね。今日の授業はもう終わりましたし前原君達にお願いするわ」 あっさり許可がでた。さっきまでのは放課後遊んでいただけのようだ 圭一「そういえば名前とか聞いてなかったですね。俺は圭一です。前原圭一」 そういえばお互いに名前知らないんだったな。まぁ色々あったしな キョン「俺は・・キョンと呼んでくれ。アダ名なんだが本名でなんて随分呼ばれてないしな」 古泉「僕は古泉です。一樹とでもいっちゃんとでも呼んでください」 長門「長門ユキ・・・」 レナ「キョンちゃんにいっちゃんにユキちゃんですね。私はレナっていいます」 ちゃん付けか。野郎に言われてる訳でもないし可愛い子が呼んでくれるんだ。正直ありがとうございます 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/02/19(火) 00:52:43.27 ID:WuvyN3LI0 魅音「おじさんは魅音。まぁこんな性格だしタメでいいよ」 キョン「おじさんって・・・どういう」 魅音「やば・・あはは。癖みたいなもんでさー。いつのまにか私っていうよりはおじさんって言っちゃうんだよね」 沙都子「わたくしは沙都子です。・・なんか自己紹介なんて照れますわね」 梨花「僕は梨花なのですー。にぱー」 ロリコンではないと先ほどいったが、このなんとも言えない抱きしめたくなるような感情はなんだろう 古泉「おや。可愛らしいですね。にぱー」 お返しのつもりらしいが、天使と変態くらい差があるぞ 相変わらず気持ち悪いと思っていたが、その正反対の考えを持つ人がいようとは レナ「はぅぅ!いっちゃんかぁいよぅ・・お持ち帰りしてもいいかな?かな?」 レナさんがもの凄い爆弾発言をしていた そもそも気持ち悪いの間違いではないのかと思ったのだがお持ち帰りとまで付け足されては・・ 圭一「やばい!レナがかぁいいモードに入った!」 かぁいいモード?見えないパンチとか必殺技でも使えるようになるのか? 魅音「お?よく分かってるねぇ。本当に見えないパンチが来るから気をつけたほうがいいよーキョン」 長門「かぁいいモードというものが私には理解できない」 レナ「むー!?」 ババババババッ! レナさんが何やら手を高速に動かしていると理解はできたのだが、見えない何かが俺にヒットした 古泉は手で弾き長門は全てかわしている。まぁ・・俺にはできねーよどうせ 177 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 16:28:17.37 ID:WuvyN3LI0 ボコボコにされた俺はとりあえず圭一と一緒にレナさんを宥めた それにしてもこんな可愛らしい女性がこれほどまで強いとは・・ 未来人の朝比奈さん、宇宙人の長門、神様?のハルヒと同様女には何か凄い力でもあるんだろうか 正直妹まで何かあるんではないかと不安になっちまうじゃねーか 梨花「そういえば皆さんが探している人達はどこに行ったか心当たりとかないのですか?」 『修学旅行』 こんな言い訳をしたせいか、俺達は少なくとも軽くこの地を知っていないといけないのだろうか そもそも朝起きたらそこはのどかな昭和でした なんて信じてもらえるはずもないのだからどうしようもない キョン「あぁ・・実は自由見学中なんだ。それに朝比奈さんはともかくハルヒの奴なんてどこにいくか俺でも予測できん」 圭一「朝比奈さんに・・ハルヒさん?あぁ友達って女の人だったんですね。彼女とかですか?」 なんという言葉を口にしてんだお前は いや、朝比奈さんが嫌だとかそういうのではないが。むしろお願いします 沙都子「まぁ。いいですわねぇ。こんなのどかな村ですもの。ハメをはずしたくなる気持ちも分かりますわ」 この流れはよくない。どう考えても後々めんどうになること間違いなしだ キョン「いや・・違う違う。俺達は、まぁ部活仲間みたいなもんなんだ。     その部活の団長様と・・まぁメイドが今探してる二人なんだ」 178 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 16:29:37.60 ID:WuvyN3LI0 部活、団長。この二つを聞いた時、喰いついてきた人がいた 魅音「へぇー。部活!団長!奇遇だねぇ。おじさん達もさ、部活仲間なんだよ    まぁ部活といってもねぇ。圭ちゃん!」 圭一「ぉお!俺達の部活は複雑化する社会に対応するため活動毎に提案される様々な条件下    時には順境、あるいは逆境からいかにして・・」 なんだか俺達とは正反対のような立派な部活だな ハルヒがここにいたらどんな反応をするものやら・・ 長門「興味がある。」 まぁ俺にはついていけないような部活だろうけどな 長門は案外好きそうだ。いい話相手になりそうだ 梨花「つまり皆でゲームして遊ぶ部活なのですー」 いや、同類かよ・・ 長門「前言を撤回する」 181 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 16:43:11.17 ID:WuvyN3LI0 入江「しかし・・・聞き捨てならないセリフがありましたねぇ!とぅっ!!」 空から医者が降ってきた。何なんだここは 沙都子「監督!どうしたのですかいきなり・・」 入江「どうしたもこうしたもありません。先ほど メイド という単語が聞こえましたよ    どこにいるんですか!どの部活専属とやらのメイドさんは!!    沙都子ちゃんや梨花ちゃんのような子なら大歓迎!その他でも歓迎です!」 昭和にメイド萌えとかあるのかとツッコミをしたいのだが・・ それに村とはいえこんな道のど真ん中でロリコン発言を大声で医者が叫ぶってのはどうだろう 圭一「監督落ち着いてください!この人達ははぐれてしまった友達を探しているだけです!」 入江「え?・・あぁすまない。メイドと聞くとどうもね、軽く発症に近いものになるんだよ」 古泉「発症とは・・?」 かぁいいモードがあるんだ。ロリコンモードとかそんなんだろどうせ 入江「あぁいえいえ、衝動ですね。今のは聞かなかったことにしてください」 なんか気になる言い方だな。まぁ深い意味もないだろう 一時は警察にでも通報した方がいいんじゃないかと携帯に手を伸ばしたが電波ある訳もない それに悪い人でもなさそうだし、何より大人がいてくれると助かる 183 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 16:56:01.49 ID:WuvyN3LI0 俺達は事情を説明した 入江「修学旅行ですか。随分と遠くからきたみたいですがご苦労様です    私は入江診療所の所長をしています入江京介です    村の草野球チームの 雛見沢ファイターズ の監督をしていますので    皆からは監督と呼ばれています。皆さんも気軽に監督と呼んでください」 医者で野球チームの監督は珍しいもんだ 偏見で悪いんだが、医者ってのは頭が良いばかりだけで体力とか無さそうなイメージがあったからなぁ +ロリコンという点については偏見ではなく、医者がロリコンは危ないしおかしい レナ「雛見沢唯一病院のお医者さんなんだよー監督は」 古泉「そうなんですか?いくら昭和とはいえ村に一つだけとは・・    僕達の世界とはまるで違うようですね」 梨花「世・・界・・・?」 馬鹿野郎・・俺でも分かる。これは古泉の失敗だ 古泉「いえ、僕達は村というより街ですし、こんなのどかな場所なんて滅多に来れるものでもないので    つい 世界 と言ってしまいました。まるで世界が違うなぁという意味ですので」 よくまぁ一瞬で考えられるもんだな。エンマ様もこいつの嘘を数えるのは大変だろうに 191 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 18:04:44.59 ID:bKiFFvJK0 入江「そういって貰えると住んでいるこちらとしては嬉しいですね。    自動販売機などない村ですが、この村には素晴らしいものもあります    私はこれから患者の所にいかなければならないので、ここで失礼しますね」 そういうと監督は俺達と違う道を走っていった 患者がいるのにわざわざ自己紹介とか話す時間あったんだろうか?ヤブかと疑っちまうぜ レナ「素晴らしいものといえば、もちろん宝探しのあの場所だよねー」 圭一「いや、あそこはどうかと思うぞ・・流石にキョン達の友達は」 宝探しできる場所なんてハルヒにとっては最高のスポットだ 流石に宝を探してるとは思わないが、可能性は十分ありうる キョン「あいつはどこにでも行くからな。可能性がある以上案内してもらえないか?」 193 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 18:15:59.15 ID:bKiFFvJK0 宝 がある場所までは随分と歩いた気もするのだが、不思議とそんな場所は見えてこない 少し広いところがあるなと思ったものの、廃棄されたゴミの山だった 一体いつになれば着くんだよとため息を吐いた時、レナさんがかぁいいモードになっていた レナ「ここだよぉー。はぅ〜何があるかな!何があるかなぁ!」 ゴミ山がか!?ゴミ屋敷の住人かよ。ゴミ持ち帰って近所の人に迷惑かけてるんじゃないだろうな それにかぁいいものなんてこんな所にあるはずないだろう 魅音「いやぁそうでもないんだよ、レナのかぁいいものと一般人のかぁいいものにはセンスの差があるんだ」 でもゴミをかぁいいなんて言う神経は理解できん。純粋に珍しいものが好きなだけだろうか・・ やれやれ、とゴミ山もとい宝の山を降りていこうとした時、下に見慣れた人物がいた。 ってハルヒと朝比奈さんじゃねーか!朝比奈さんは涙目になっている。無理やりつれてこられたんだろうな 俺はひょいっとゴミ(宝)を避けハルヒと朝比奈さんに駆け寄った そこには見たことない一人はとても綺麗な女性、もう一人は体格のいいカメラをもっている男性がいた 三四「あら。私達はおじゃまのようね〜」 富竹「そのようだね。仕事もあるし失礼するかな。今の話は深く考えなくていいからね    次に会うのは明日の綿流しの日だろうからまた会えるといいなぁ。それじゃあまた」 挨拶をすることもなく二人は去っていった 今の話?綿流し?明日?また会う?なんのこっちゃ どれから聞けばいいもんだ、まったく今までこんなところで何をやっていたんだよと怒った方が−−− ハルヒ「あんた達、連続怪死事件とオヤシロさまの祟りってどういうことか説明しなさい!」 空気が変わったことが肌で、頭で分かった それまで楽しく話していた圭一達の顔は変わり、真剣とは違った表情になっている。 まったく状況を掴めていない耳に聞こえてくるひぐらしの鳴き声は、これこそがハルヒが望んだ世界だと伝えているようだった 220 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 20:13:49.79 ID:bKiFFvJK0 キョン「何を言ってるんだおまえは?怪死事件?祟り?そんなもんあるはずね レナ「事件はあったよ・・そしているの」 魅音「レナ!止めなって。この人達は楽しみにしてここに来てるんだよ?」 最近起きたのか?祟りってその事件に関係しているのか? それより、レナさんはどうしちまったんだよ レナ「オヤシロさまはね、村の外に出てはいけないと私に教えてくれた    足跡がひとつ多くなった時もあった!ここに帰ってこいと言われた!だから パンッッッ!! 魅音「いい加減にしてレナ!そのことは皆受け入れた。どんなことがあっても仲間だって!    でもね、今日来た何も知らない人達にそんな言い方すれば不安になるでしょ。 だから・・もう止めよ」 状況が良く分からない俺はただただレナさんの言葉が耳に入るだけでその場に立ち尽くしていた もちろん今、魅音さんがレナさんを叩いたことさえ遅れて気づく ハルヒ「祟り?それと怪死事件がどう関係あるっていうのよ?私は冗談半分で     知りたいんじゃないの。聞き捨てできないのよ。解決してない謎は解きたいのよ」 いつになく真剣なハルヒの言葉には嘘なんてなかった。解決したい そういう奴なんだ 梨花「いいわ。私の家に来なさい。全てを話してあげる」 圭一「俺も梨花ちゃんに賛成だ。それに・・・梨花ちゃんを救う為にも協力してほしい」 古泉「えぇ。祟りや事件、救うというのがまだ何なのか分かりません    しかし僕達も何かあると知ってしまった以上は見過ごせません。そうですよね?」 もちろんだ というと俺達は梨花ちゃんの家へ向かった 梨花ちゃんのさっきの声は一体・・・・それにあんな小さな子が全てを知っている なぁハルヒ・・お前はこの世界をなぜ望んだんだ? 231 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 22:13:10.95 ID:WJSo35XY0 梨花ちゃんからこれまでのことを聞いた 梨花ちゃんが何者かに狙われているということ、殺される運命であること、ここにいるメンバーの過去 明日殺される人のこと、この世界を何度も体験していること・・・ だが、雛見沢症候群という病気がどういうものなのかは少し理解できない しかし、これまでのドタバタとは違い、やけに現実感がある分驚きも隠せないでいた 梨花「明日・・明日以降かも知れないけど私は殺される。これまで何回も抗ってきたけど太刀打ちできなかった・・    私に、力を貸して欲しい。今はただ、仲間が一人でもいることが何よりも助けになるの・・」 ハルヒ「・・・どうも信じがたいけど、眼を見れば分かるわ。重大な事件の真ん中にいるようね私達     ちょっと整理したいから外の空気でも吸ってくるわ」 そういってハルヒは外に出た。あいつだって生半可な事じゃないことと悟ったんだろう 朝比奈さんは少し怖がっているようだし、長門はいつになく無言だ 古泉と長門が何とかしてくれるのを願うのだが・・ それに力を貸したいのは山々なんだが、修学旅行生だし下手に動けないんじゃないか俺達 梨花「あと今日は私の家に泊まっていきなさい。どうせ宛てもないんでしょ?」 !? なんでそれを・・・俺達は今日初めてここにきた こんなこと事前に誰かに話せるものでもないし、ましてや俺だって昨日まで分からなかったんだ この子は本当に一体・・・ 古泉「お察しの通り、僕達にも事情がありましてね・・・・」 古泉が自分達のことを全て明かした。無論、ハルヒがいないからである 宇宙人、未来人、超能力者、神、凡人のこと全てを 234 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 22:29:47.60 ID:WJSo35XY0 キョン「さっき古泉も言ったがハルヒには言わないでくれ。この世界が偽者とか言いたいんじゃないが     あいつの気分しだいで世界が変わってしまうこともある。」 圭一「仮にここが作り出された世界だとしても、俺達は ココ にいます。住んでいます    だから、俺達自身で、俺達の住むこの雛見沢を守りたい」 レナ「なんだか梨花ちゃんを助ける話が、別の世界からって・・ 頭がおかしくなりそうだよー」 俺達も信じ固いが真実を聞き、話した 。あとはこの世界をどうやって守るかがだ・・にしても キョン「俺達のこと、あまり驚かないんだな。梨花ちゃんは」 圭一と魅音さんははうえぇ!?と驚きレナさんや沙都子ちゃんは言葉にならないくらい驚いていた しかし、梨花ちゃんただ一人は微動だにしなかった 梨花「私が何年生きてると思っているの。ちょっとのことでは驚かないわ・・・・・・それに」 ボソッっと最後何かを言ったようだが聞き取れなかった 何回も自分が死ぬなんて俺には想像もつかない。辛い思いをしてきたんだろうな・・ −−−−そういえばハルヒの奴遅いな キョン「あいついつまで外にいるんだ・・ったく。呼んでくる」 そういえばオヤシロさまが憑いて来るというのが結局分からなかったな 足跡がひとつ多くなるとか、題材にでもすれば良いホラー映画でもできそうだぜ って、ハルヒの奴どこまでいったんだよ。外を見ても見当たらなかった ・・・・ぺたり ッ!俺は違和感を感じすぐに振り向いた。しかし誰もいない・・ そこには森が見えるだけだった。・・・振り向いた瞬間はそうだったはずが−−−−− 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/19(火) 22:55:16.02 ID:WJSo35XY0 キョン「うぉわ!!!!!!?」 羽入「あぅぅ!?」 眼の前にはうっすらと透けている巫女姿の少女がいた。そして、少女は勢いよく尻餅をついた 羽入「びっくりしたのです〜・・あぅあぅ、僕の姿が見えているのですか??」 キョン「見えてるもなにも・・・何だ?自分は神様だから普通の人には見えないとか言いたいのか??」 足音が聞こえて、目の前には幽霊。探偵でなくても大体の予想はついていた 人だとまでは思っていなかったが、ハルヒはハルヒで人 兼 神だからな 羽入「あぅ!?凄いのです〜。私は羽入といいます。こう見えても神様なのですよー」 こっちの世界の神様はなんとまぁ可愛らしいもんだ。ハルヒと交換したいくらいだ 羽入「む!?心の中で神様を馬鹿にするものじゃないですよー!はぅ!!」 キョン「なんだ!?心まで読めるっていうのか??」 羽入「えっへん・・・・嘘ですけどね。なんとなくです」 随分お茶目な神様だ。これはこれでタチが悪いような気もするが・・ というか何で俺の後を・・さっきの話じゃ何か伝えるように〜とか失踪する前に〜とかじゃなかったっけ 羽入「あぅ・・ごめんなさい と謝る場合じゃないのですね今回は。見えているということは    少なくとも話ておかなければならない・・と思います。でもでもー・・すくなくともあなたには・・」 キョン「何か神様自ら伝えないといけないことでもあるのか?今の俺にはあまり驚くようなことはないけどな」 羽入「あなた達がこれまでにこの世界に来た回数は、今日で9回目です。そして後数分であなたは死にます」 243 名前:34[] 投稿日:2008/02/19(火) 23:36:22.65 ID:WJSo35XY0 俺が死ぬ?あと数分で?誰に!?それに9回目って・・俺達は8回も救えなかったっていうのか? 羽入「あぅ・・やっぱり傍観者のままでいた方が良かったのです・・」 キョン「そんなことはいい!俺は誰に、何で殺されるんだ!?」 その答えを知るには何も聞く必要はなかった 森の中から出てきた人物を見れば一目瞭然だ。 俺を一番殺したい奴。いや・・・殺したいと思っていた奴が正しいか。 キョン「そうだろ・・・朝倉!!」 朝倉「へぇ。驚いてはいるものの、随分と威勢のいい態度ね    聞きたいこととかあるんじゃないかしら?私がなぜ存在するのか、とかね」 相変わらず俺を殺そうとした時と同じ眼をしてやがる・・胸糞悪いぜ 理由だと?あぁ聞きたいね。だがこの世界に神は二人いるし惨劇は繰り返される おかしいことだらけなんだよ。納得できないのは長門がいるのになぜ8回も失敗したんだ? 朝倉「長門さんは優秀よ。私なんかが勝てるものじゃない    でもね、こっちには 惨劇 という結果が味方についているのよ    鷹野という女の人の話では、大胆な犯罪だとぐらいには思っていたけど    結果は変わらないということが、ここ数回の世界で実感できたわ」 鷹野?雛見沢の事件を解明しようとしているとしか聞いてないぞ。いや、だからか・・ キョン「そいつが黒幕だって・・・そういうことなんだな」 朝倉「あら、余計なこと言っちゃったかしら。でも、これから死ぬあなたにはどうでもいいことかしらね    あぁ、それとね。長門さんなら助けに来ないわよ。この世界では、どういうことか察知できないのよ    随分と都合の良い世界を作ってくれた涼宮さんに感謝して・・・・死になさい」 本当、恨むぜハルヒ・・ 259 名前:34[] 投稿日:2008/02/20(水) 00:34:27.79 ID:2SCFbky70 俺は・・・死んだんじゃなかったのか・・・ でも喉が苦しい・・・血が止まらない・・ いや・・喉だと?・・・朝倉は幻覚・・だった・・? 圭一「どうしたんですか!・・ってキョン!?」 みくる「キョン君!?どうして・・・喉を・・」 皆来るのが遅いぜ・・・さっきまであんなに叫んだりしてたじゃないか 喉が痛くてしょうがない・・そうか・・俺は自分で喉を引き裂いたみたいだな 朝倉も全て・・あぁ納得できる。これが雛見沢症候群ってヤツかよ 羽入「ち・・・違うのです・・・いくら世界を繰り返しても、こんなに早くは・・    それに、あなたは冷静だったじゃないですか・・あぅ」 神様の声が聞こえるってことは・・・あんたは幻覚じゃなさそうだ それにしても違うって一体・・・辛うじて意識はあるし喋れるが喉からの出血がヤバイんだぜ 263 名前:34[] 投稿日:2008/02/20(水) 00:49:48.24 ID:2SCFbky70 キョン「なぁ長門・・・どうにかな・・らないもんかな、これ」 長門「どうすることもできない。この世界では私は何もできない    ループしたという事実しか私には分からない・・だから原因も不明」 世界そのものが違うとダメなもんなのかよ・・・長門を責めてる気はないが・・ 梨花「これは・・・雛見沢症候群なんかじゃ・・こんな綺麗に何十もの線のように傷を付けれる訳ないわ」 何を言ってるんだ・・まるでナイフで切り裂かれたみたいな言い方・・朝倉は幻覚じゃあ・・・ キョン「ッ!う・・・し・」 くそ!くそ!くそ!!!雛見沢症候群!?ふざけるな!冷静に考えて俺が発症するはずがない 沙都子「どうしたんですの!?キョンさん!・・うし?」 キョン「後ろだーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 全員が振り返ったがどこにも誰もいない だが俺には見えている振り向いたんじゃなくずっと見てるからな・・・さっきまで後ろにいた野郎が、回りこんだようにこんどは目の前にいる レナ「後ろになんて何もないじゃないですか・・」 ・・もう・・・ダメだ・・逃げることも防ぐこともできない なんで長門は機能停止で・・お前は・・ 皆が振り向くのを止め、こっちを見た 朝倉「後ろの正面だぁーれだ」 264 名前:34[] 投稿日:2008/02/20(水) 00:51:15.33 ID:2SCFbky70 すんません、ハルヒがいない理由は解決編どうにか考えますが・・ とりあえず全員死亡ということで、この話は終わりです ってか、ひぐらしだとしたら〜〜編て名前付ければいいんだコレ 279 名前:34[] 投稿日:2008/02/20(水) 01:41:51.90 ID:2SCFbky70 キョン「で、なんで俺はこんな昭和のような雛見沢にいるんだ?」 長門「昭和のような村ではない。私達がいる場所は昭和58年」 キョン「まぁ理由は他でもないハルヒだろうが・・惨劇もののDVD見た次の日これとはな     俺は何回も殺されるのとかは御免だぞ」 住んでいる人達が羨ましく思えるくらいだな。そういえばハルヒと朝比奈さんは宝探しに行ったんだっけな この歳にもなって宝探しとは・・ と、なぜか俺は後ろを振り向いた。なにか 分かる からだ 古泉「おや、驚かそうと思ったのですが逆にこっちが驚きましたね」 驚いている素振りもしてないくせによく言うぜ・・・ というかさっきから俺はなにか違和感を感じていた。デジャヴというやつか? 長門「覚えている・・?」 長門が珍しく俺の言葉に興味があるように反応した キョン「あ・・あぁ、なんとかいうか、ここ来たことなかったっけ・・?」 いや・・・来たことあるとかそういうものじゃない。いたんだ。確かに 長門「覚えているのなら説明は省略する」 キョン「説明?一体なんのだ」 長門「今日の夜、朝倉涼子は私達を殺そうとする。あなたは数回殺された」 キョン「・・・・・・・・・・は?」 283 名前:34[] 投稿日:2008/02/20(水) 01:54:01.87 ID:2SCFbky70 ダメだ・・ネタが出てこない。とりあえず寝るわ・・・ ひぐらしの世界として書くんじゃなかったorz 真面目?なストーリーよりも、ギャグ路線でいけばよかた