北上「え、ショッピング?」


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1 名前: ◆KCmxTWlQQg[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 23:58:25.61 ID:P/3KiadH0

―北上の私室―

北上「やーすーみー……おーやーすーみー……」

北上(提督からお休みをもらったのはいいものの、しばらく出撃ばっかりだったから、こうなると暇だね)

北上(最近発売したゲームとかは操作方法わかんないし……かといってサクッと終わらせられるゲームは手持ちにないなぁ……)

北上「……ドラクエでもやる?」

北上「んあー、でも絶対今日中にクリアできないしなぁ……私にTASが搭載されてればねぇ」

北上(艦についててもどうなんだって話だけど)

ピーンポーン……

北上「……んあ?」

2 名前: ◆KCmxTWlQQg[sage] 投稿日:2014/12/11(木) 00:01:25.13 ID:vjTHYbwU0

大井「北上さぁん、私です、大井ですよー♪」

北上「お、大井っちだ……大井っちも今日はお休みなのか」

ガチャッ

北上「どうしたんですかー?」

大井「あの、その……北上さんと一緒に行きたい場所g」

北上「あ、そうだ。せっかく来たんだし一緒にゲームしようよ。プレステの古いレースゲームだけど、やってみる?」

大井「え、ええと……せっかくの北上さんのお誘いですけど……」

大井「一緒にショッピングに行きませんか!?」

北上「……え、ショッピング?」

3 名前: ◆KCmxTWlQQg[sage] 投稿日:2014/12/11(木) 00:06:37.80 ID:vjTHYbwU0

大井「はいっ! 鎮守府出てすぐのところにあるショッピングモールの……」

北上「あー、パス」

大井「どうしてですかぁ!?」

北上「そういうところは私は向かないって……それこそ今風な子を捕まえて行って来ればいいんじゃない? 女子力高いことかさ。ほら、駆逐艦にはそういう子多そうだよ?」

大井「じゃあ、北上さんは何して過ごすんですか?」

北上「んー、とりあえずゲームして暇つぶし……って考えてたけどそれもないから……まあ寝るくらい?」

大井「……北上さんは、布団と私どっちが大事なんですか!?」

北上「その聞き方はずるいなぁ……そんなふうに言われたら、大井っちって答えるしかないじゃん……」

大井「き、北上さん……!!」

4 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:08:40.18 ID:vjTHYbwU0

北上「んじゃ、ちょっと待っててね、着替えるから」

大井「はーい♪」

北上「……なんでナチュラルに部屋入ろうとしてるの?」

大井「だ、だって北上さんが着替えるって……」●REC

北上「大井っち、カメラ降ろそう」

大井「わかりました! この目にしかと焼き付k」

北上「ちょっと外で待っててね」

大井「はいっ!!」

5 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:11:48.51 ID:vjTHYbwU0

―ショッピングモール―

北上「おお……でっかいねぇ……」

大井「あれ、もしかして北上さん、来た事ないですか?」

北上「うん、お初だよ」

大井「生活感のカケラもないですね!! でもそれがいい!!」

北上「ちょっとよくわかんない」

大井「まあ大体こういうところのおつかいだったら、駆逐艦が済ませちゃいますからね……」

北上「さて、燃料が残ってる間に、行きますかぁ」

大井「あの、行先決めてるんですか?」

北上「……え、羅針盤持ってないよ?」

大井「そう言う事じゃないですよ!」

6 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:14:52.85 ID:vjTHYbwU0

―同じくショッピングモール 西口―

阿武隈「はーい、到着到着〜♪」

潮「これが……これがショッピングモール……!!」

阿武隈「そう! いつも潮ちゃんには色々世話になっちゃってるし……今日はお礼ね!」

潮「そんな……私なんてまだまだで……」

阿武隈「いいからいいから! ほら、いこっ!」

潮「あ、わ、そんな引っ張らないでくださいっ」

7 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:17:12.49 ID:vjTHYbwU0

―2F 食品売り場―

大井「ここで主婦とかが、安い野菜を求めてお買い物をするんですよ」

北上「へぇ、そうなんだ。あら、各種飲み物も取り揃えられてますねぇ……燃料はないの?」

大井「うーん、ここにはないんじゃないですかね?」

北上「そっかぁ、ちょっと残念だな」

大井「あったら買ってたんですか?」

北上「うん」

8 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:20:12.67 ID:vjTHYbwU0

―3F ファッション―

北上「おお……何かここはまぶしいねぇ……」

大井「はい、ここが今回の私のメインです!」

北上「えっ、大井っち何か買うの!? このドレスとか?」

大井「違いますよっ! 北上さんに似合う服を選ぶんです!」

北上「え」

大井「私の選んだ服に身を包んだ北上さんが……私に選んでもらったという照れと感謝をこめて……」

北上(妄)「……は、恥ずかしいよこういうの……でも、大井っち、ありがと……えへへ」

大井「ってな具合に!!」

北上「お、このジャージいいね。くつろぐときに欲しいなぁ」

大井「それさっき着てた奴じゃないですか」

9 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:24:35.38 ID:vjTHYbwU0

北上「えー? でも最近の……なんてーの? 何か、こう、すごい化粧の……」

大井「ギャルですか?」

北上「そう、それ。そんな感じの子が着てるような服は、私には似合わないよ?」

大井「んー、まあそうですよね……北上さんに似合うのは……あ、これなんてどうですか?」

北上「……え、早速服じゃない」

大井「これ、こういう風に耳に当てれば……温かくて冬も快適〜っていうもこもこです」

北上「おお、質感は全然魚雷と違うね……」

大井「そりゃ布ですからね」

北上「鋼材いくつ使ったらこんなの作れるんだろう?」

大井「0ですね」

北上「つけてみよ……くぁ、なにこれ〜……超温か〜い……はふぅ」

大井「ぐぁっ!!」

北上「あれ、大井っち、なんで倒れてんの?」

大井「いえ、今のは破壊力が……めちゃくちゃ高くて……おかずなしでご飯3杯は余裕ですっ!!」

北上「バランスよく食べようね」

10 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:28:38.92 ID:vjTHYbwU0

大井「それじゃあ……あ、このスカートいいんじゃないですか?」

北上「おお……長めだねぇ」

大井「今の季節に合わせた奴じゃないと、やっぱり北上さんに体壊してほしくないですからね。どんな季節でもスカートがかなり短かったり、ましてや年中スク水なんてもってのほかですよ」

『でち?』

北上「それじゃあ、上部装甲は?」

大井「今だけは服って言いましょ? ……んー、あ、このセーターとか! すっごく可愛くなれそうな予感です!」

北上「可愛くかぁ……可愛くなってもどうしようもないんだけどね」

大井「せっかくなんだし可愛くしましょ?」

北上「まあ、大井っちがそういうんならね」

11 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:31:49.03 ID:vjTHYbwU0

大井「さあ、北上さん、着替えちゃってください!」

北上「え、今ここで?」

大井「あっちに試着用の個室がありますから!」

北上「うん、なるほどね。確かに試着は大事だよね」

大井「思ってたより短かったり、大きかったりしたら大変ですから!」

北上「うん、じゃあ着てくるね」

テテテテ……

大井「はぁ〜……北上さんマジ……すげぇ可愛い……歩く度にぴょこぴょこするあのおさげが可愛い……」

12 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:36:52.11 ID:vjTHYbwU0

―同じく3F―

阿武隈「ほら、見て! この髪飾りとかすっごい可愛いよ?」

潮「うわぁ……本当ですね!」

阿武隈「潮ちゃんに似合うんじゃない?」

潮「え、わ、私ですか?」

阿武隈「うん! いいと思うんだけどなぁ……買う?」

潮「で、でも、私なんかよりもっと似合う人も……いるんじゃ……」

阿武隈「そんなことないよ! あたしが言うんだから間違いないって! 結構女子力には自信あるんだからっ!」

潮「うーん……わかりました! 買います!」

阿武隈「本当!? えへへ、嬉しい! じゃあレジにいこっか♪」

大井「うわあああああああああああ!! すっごい似合ってますよおおおおおおお!!」

阿武隈「……!?」

13 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:44:35.07 ID:vjTHYbwU0

北上「え、そう? というか、これもくつろげる恰好っちゃあくつろげる恰好だよね」

大井「超いいと思いますぅ!! いくらでこの北上さん買えますか!?」

北上「非売品です」

大井「じゃあこの服はもう買います?」

北上「うん、そうしようかな」

大井「きゃー! じゃあ私、全力で買いに行きますんで、すぐ脱いでください!」

北上「え、ここで?」

大井「試着室です!」

北上「はーい」

阿武隈「……や、やばい……」

潮「あ、北上さんと大井さんだ……お二人も買いmふぐぅっ!」

阿武隈「だめっ!! あの人たちに気付かれたら終わりよ!」

潮「な、なんで……?」

阿武隈「何をされるか分からない……きっと、あたし達やられるわ……」

14 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:48:34.65 ID:vjTHYbwU0

潮「や、やられる?」

阿武隈「『うわ、阿武隈じゃーん、何やってんのぉ?』き、北上さん、これは……その『何北上さんにその口は? すべての生き血をささげなさい』そ、そんな……『もぉー、大井っち可哀想じゃーん。ほら、2Fでパン買ってきてよ、一番高いの。もちろん阿武隈のお金で』ひ、ひえぇ〜!」

阿武隈「……的なことになるから!」

潮(すごい、阿武隈さんすごい! ……被害妄想が)

阿武隈「とにかくここは急いで逃げなきゃ! あ、でもこのままだと勘違いされちゃう……でもレジには北上さんと大井さんが……うぅ〜、どうすればいいの!?」

潮「あの、普通に行けば……」

阿武隈「そ、そんな事言ったって……とにかく今はこの髪留めをあきらめて、できるだけ遠くに避難を……」

北上「あれ、阿武隈じゃん、それと潮も。何やってんの?」

阿武隈「もうバレたあああああああ!!」

15 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 00:50:02.92 ID:vjTHYbwU0




とりあえず今日はここまでで。

この4艦の他に夕立、愛宕とかを推してます。

20 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 15:57:00.73 ID:R5zKNomw0

潮「あ、北上さん、大井さん、こんにちは!」

大井「はい、こんにちは。てか、なんで潮の後ろで、阿武隈はびくついてるの?」

阿武隈「ひぃっ!!」

北上「んー、なんででしょうねぇ……」

阿武隈「い、いえ! ビクついてなんか、なななななないですよ!?」

阿武隈(なんでこの2艦がいるのよ!? よりにもよって会いたくない2艦が!! こ、ここは穏便に済ませて、潮ちゃんをうまく丸めて逃走しよう)

阿武隈「じゃ、じゃああたし達はこれから4F行くんで……」

北上「ん、4Fって何があるの?」

大井「ゲームセンターとか、百円ショップ、おもちゃ売り場とか……まあそんな感じですね」

北上「ゲーセンかぁ……」

阿武隈「し、失礼します! 潮ちゃん、いこっ!!」

潮「え、ちょっ!?」

21 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 15:59:42.76 ID:R5zKNomw0

大井「あ、露骨に逃げやがった……ちっ」

北上「阿武隈は逃げ出したってやつだね。なんでこんな嫌われてんのかねぇ、私」

夕立「あっ! 阿武隈ちゃんに潮ちゃん! 見つけたっぽい!」

五月雨「え、本当!?」

阿武隈「ええ!? 夕立ちゃんに五月雨ちゃん!?」

北上「しかしまわりこまれてしまった」

大井「運の無い子ね、あの子も……」

潮「え、ええと、夕立ちゃんと五月雨ちゃんもお買い物?」

夕立「そうだよー。やっぱ最新のファッションは、艦娘としてはチェックしとかないとね!」

北上「そうなの?」

大井「絶対そうってわけじゃないです」

22 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:04:28.69 ID:R5zKNomw0

五月雨「夕立ちゃんがお買い物に行くって聞いたので、私もついてきちゃいました」

夕立「五月雨も買いたい物があるんでしょ? 何だっけ?」

五月雨「今日はおねぎが特売日なんですっ!」

大井「主婦の鏡か、アンタは……」

阿武隈「逃げられなかった……」

潮「もうあきらめましょうよ阿武隈さん……」

北上「ネギの特売? じゃあもうネギ買って帰ればいいんじゃないの?」

五月雨「それがそう言うわけにもいかないんですよ! ネギの特売始まるの、5時くらいからで」

北上「なるほどね……ってまだ3時間もあるじゃん。どうするのさ?」

夕立「暇つぶしのお洋服タイムよ!」

潮「暇つぶしで3時間もお洋服見るの!?」

五月雨「結構夕立ちゃんは時間かかるよ?」

大井「私達は30分かからなかったわよ……最近の若い子って怖いわね」

北上「年的にも見た目的にも、私達はそんな変わんないはずなんだけどね。あー、でも若いっていいわ〜本当」

夕立「急にババアっぽい!」

北上「おっと、ド直球に傷をえぐりにきますねぇこの駆逐艦は……」

23 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:08:28.60 ID:R5zKNomw0

阿武隈「ぐすん」

五月雨「え!? どうして阿武隈さんは泣いてるんですか!?」

北上「ああ、気にしなくていいよ。私達が近くにいるといつもそうだから」

大井「本当迷惑な話よね〜」

潮「あの、あんまり阿武隈さんをいじめないで上げてください……」

阿武隈「い、いいの、潮ちゃん……あたしが強くならなきゃいけないんだから……えぐっ」

北上「ティッシュ上げるから、鼻かんできな」

夕立「北上さんの鼻かみティッシュ……」

大井「もう一回それ言ったら20発酸素魚雷ね」

夕立「それは嫌っぽい!」

五月雨「あ、そういえばみなさんはもうお帰りですか?」

北上「ううん、今からこの4人でゲーセン行くとこなんだけど」

潮「え、私も?」

阿武隈「け、決定済みですか!?」

24 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:11:22.62 ID:R5zKNomw0

大井「アンタらも暇なら来てみる? 五月雨はゲーセンとか行ったこと無さそうだけど……」

五月雨「な、ないですね……」

大井「それじゃあ行ってみないとね!」

五月雨「え?」

北上「それじゃあ、4階に向けて、しゅっぱーつ!」

潮「ま、待ってください!」

北上「んあ?」

潮「えっと、一応さっきの髪留め……買わせてほしいです! 阿武隈さんが選んでくれたものなので……」

阿武隈「う、潮ちゃん……!!」

北上「……あ、そう? じゃあ待ってるねぇ」

大井「あ、北上さんこの黒いブラなんてどうですか?」

北上「大井っち、戻してこようね」

25 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:14:39.56 ID:R5zKNomw0

―4F ゲームセンター―

北上「ほぉ……いいねぇこのやかましさ……砲雷撃戦を思い出すよ」

大井「実際あそこにシューティングゲームもありますしね!」

北上「とりあえず全部1回くらいはやってみたいねぇ……」

阿武隈(け、獣の目!!)

五月雨「うわぁ……!」

夕立「あ、あのぬいぐるみ可愛い! 取りたいなぁ……」

潮「ここが……ここが近代化センター……!」

大井「あながち間違ってはないわよね……」

北上「それじゃあ……水雷戦隊、ゲームセンター、行くよ!」

「「「おー!!」」」

26 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:18:52.67 ID:R5zKNomw0

―エアホッケー―

北上「ふっふっふ……さあ、挑戦者は誰?」

夕立「はいはーい! あたし、こういうのは得意っぽい!」

北上「へぇ……面白いじゃん」

夕立「エアホッケーで守ることをせず、ひたすら撃ちかえす技法で、そのプレイングの荒さから、別名狂犬とも呼ばれたこの夕立が……北上ちゃんと戦うっぽい!!」

北上「よし……いいよ、駆逐艦に負けるほど、重雷装巡洋艦は落ちぶれちゃいないからね……!」

大井「北上さーん!! ファイトー!」

五月雨「夕立ちゃんもがんばってー!」

北上「まずは先手……甲標的をくらいな!!」

夕立「ぽいっ!!」

北上「てりゃっ!」

夕立「ぽぽぽぽぽぽぽぽぽっ!!」

北上「お、おおっ!?」

27 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:21:51.91 ID:R5zKNomw0

―ユーフォーキャッチャー―

五月雨「一生懸命、頑張りますね!」

大井「狙って狙って……アームはつかむ物じゃないわよ……」

五月雨「は、はい……緊張しますね……」

夕立「取れたっぽい? 取れたっぽい?」

潮「ど、ドキドキしますね……」

阿武隈「あたしも(北上さんと大井さんにはさまれて)ドキドキしてるわ……」

北上「お、おお……どうだ……!?」

ガチョッ

五月雨「うわっ!? あー……もう少しなのになぁ……」

『不幸だわ……』

北上「!?」

潮「こ、今度は私が……参ります!」

28 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:23:41.03 ID:R5zKNomw0

大井「しっかりやりなさいよー」

潮「……はいっ!」

夕立「あら、ちょっと外したっぽい?」

潮「うーん、だめでしょうか……?」

阿武隈「あ、でもこっちに倒れて……」

ボトッ

潮「あ、やった! ゲットです!」

大井「さすがの運ステータスね……」

北上「やったじゃん! おめでとー!」

潮「えへへ……!」

29 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:27:43.27 ID:R5zKNomw0

―レースゲーム―

北上「これは……私の持ってるやつとは全然違うね……マジ物のハンドルじゃん」

大井「最近はこういうのにもリアリティを出そうとしてるんですよね! さ、4人まで着任できるわよ」

北上「私はこれは見てるよ」

五月雨「わ、私も! ハンドルドジしてアレしちゃいそうなんで……」

夕立「どういうことなの……」

大井「そんじゃあ残ったのは……あ、阿武隈じゃーん」

阿武隈「ひぃっ!?」

大井「ほら、一緒に楽しむわよ! 座りなさい!」

阿武隈「は、はいっ!!」

潮(阿武隈さんすっかり飼いならされてるなぁ……)

夕立「それじゃああたしも!」

潮「こういうの……苦手なんですけどね……」

大井「それじゃ、やるわよ!!」

30 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:32:29.45 ID:R5zKNomw0

―シューティングゲーム―

北上「さあ、ゾンビ……どこからでもかかってきなさい!」

ズガン! ズガン!

ゾンビ『ぐぎゃああああ……』

北上「いいねぇ……やっぱ銃撃戦は楽しいねぇ……!!」

大井「北上さん、スイッチオーン!!」●REC

阿武隈「ま、まさかの常備ですか!?」

大井「当たり前じゃない! いつ可愛い北上さんが来るかなんてわかったもんじゃないわ! 3フィルム分くらいあるわよ!」

阿武隈「怖っ!!」

北上「五月雨、ゾンビ来てるよ!」

五月雨「は、はいっ!」

ズドドドドッ!!

北上「いい腕してるよ……これは成長が楽しみだね」

五月雨「あ、ありがとうございますっ!」

北上「このままノーコンティニュークリア、行くよ!」

五月雨「はいっ!!」

ドガーン!!

北上「あ……」

五月雨「た、体力……見てませんでしたね……」

北上「むぅー……大井っち、百円!」

大井「あの北上さんが見れるなら何億でも!!」

潮「お、大井さん……」

阿武隈「潮ちゃん見ちゃだめ……アレは多分貢いだりした人の末路みたいなものだから……」

夕立「……ソシャゲに課金するダメな人っぽい?」

阿武隈「ストレートすぎるよぉ!」

31 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:37:07.04 ID:R5zKNomw0

―2F 食品売り場―

北上「あー楽しかったぁ。まだちょっと気分が上がってるねぇ……魚雷かますゲーム機とかおいてあればよかったのになぁ」

大井「本当ですよねぇ」

潮「何か恐ろしい話してますね……」

夕立「あっちはあっちで気合入ってるっぽい」

五月雨「タイムサービス、タイムサービス……!」

阿武隈「うふふふ、色々な物があって目移りしちゃう……!」←もうどうにでもなれ!精神が来てる

北上「さて、そんで、ネギは?」

五月雨「うーん、多分もうすぐです」

『タイムサービスのお知らせです。今から1時間、新鮮なおねぎ145円のところ、一本で98円のビッグ特価を……』

五月雨「ダーッシュ!!」

北上「っ! 目の雰囲気が変わった……!?」

32 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:41:38.49 ID:R5zKNomw0

大井「走ってる時にこけそうな感じがまるでしないわ……!」

潮「すごい……五月雨ちゃんすごい!」

夕立「夜戦でもあれくらいできれば……」

阿武隈「ゆ、夕立ちゃん……」

北上「うあー、それにしてもすごいね……ネギに皆群がって……」

大井「そりゃあ安く買えるんですものねぇ……」

北上「ふぅん、何かよくわかんないけどさ。安いってすごいんだね」

潮「確かに、安いっていうのは素晴らしいことですよ!」

五月雨「取ってきましたぁ……」

北上「お疲れー、ってうわ……ほぼ小破じゃん」

五月雨「もみくちゃにされますからね……」

北上「いつもこんな大変なことしてんの?」

五月雨「提督におつかいを頼まれた時は、こんな感じです」

大井「駆逐艦も大変ね」

五月雨「いえ! 皆さんに役割があるので、お役に立ててうれしいですよ!」

北上「うーん、五月雨はいい子だね。特別になでなでしてあげよう」

五月雨「あ……えへへ」

大井「あー、いいなー!! 北上さん、私も……ぐふふっ」

北上「とりあえずよだれしまおう」

33 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:44:36.93 ID:R5zKNomw0

―ショッピングモール お外―

北上「うわ……もうすっかり真っ暗だね……」

大井「もう冬ですねぇ……」

北上「温かい物買っとけばよかったねぇ」

夕立「クリスマスも近いよー! どんなパーティーする?」

潮「パーティー……いいですね」

阿武隈「あたし、お菓子作ってきちゃおっかなー? 提督にいつもありがとうケーキとか、どうかな?」

五月雨「うわぁ! いいですね!」

北上「ふぅ……何か平和だねぇ」

大井「そうですね……こんな平和なんですよね、陸は」

北上「……まあ、それも私達が海で必死に防衛してるから、だけどね」

「えー、次どこいこっかー?」

北上「……?」

34 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:47:19.92 ID:R5zKNomw0

女子高生A「私もうこの辺でいいや」

女子高生B「えー? そんな事言わないでさぁ、ほら、ここの近くのおいしいお店知ってるし、行こうよー」

女子高生C「え、マジ? どんなお店?」

女子高生B「えー? そりゃお肉系っしょ!」

女子高生A「お肉……か」

女子高生C「あ、今行きたくなったんじゃないの?」

女子高生A「……ママに電話してみるから、待って」

女子高生B「えー、ママって! ウケるぅ」

女子高生A「悪い?」

女子高生C「ちょ、怒らないでって!」

北上「…………」

大井「北上さん?」

北上「……あ、ごめんごめん。かえろっか」

35 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:48:49.95 ID:R5zKNomw0

―夜 北上の部屋―

北上「……全身鏡の前、新しい服に身をつつんだ私……」

北上「慣れない匂いがするけど、いつか私の香りに染まって、それは気にならなくなるよね……」

北上「えっと、鏡、鏡……うん、こうしてると、普通の女の子だね」

ピーンポーン……

北上「……?」

ガチャッ

36 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:51:14.80 ID:R5zKNomw0

大井「あ、北上さん……大井ですって、もうその服着たんですか!? やっぱり似合いますね! 選んだかいもありました!」

北上「うん、これいいね。あがってよ」

大井「お邪魔しまーす♪」

北上「……このセーターとか耳当てとかさ、こうやって当てるとすっごく温かくて気持ちいいんだ」

大井「良かったです!」

北上「大井っち、連れてってくれてありがとね。特にシューティング、超楽しかったよ」

大井「あの時の北上さん、今日一のハイテンションでしたからね!」

北上「……また、できるかな?」

大井「え?」

37 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:54:44.91 ID:R5zKNomw0

北上「……何かさぁ、今日の帰り、普通の女子高生の女の子たちが、何か楽しそうに話しててさ?」

大井「え? ああ、そんな子たちもいましたね」

北上「それ見て、何かいいなぁって思っちゃってね」

大井「……………………」

北上「私達がいないと、深海棲艦に陸にいる人は、簡単に負けちゃうんだよ。でも、今日普通の女の子になってみて……何かいつまでも平和が続くような、そんな寝ぼけた感覚になっちゃってさ」

大井「北上さん……」

北上「でも、ここに戻ってきたら、この服着ても、何か現実見ちゃうんだよね。ああ、明日も出撃かなーって。もしかしたら死んじゃうのかもしれないんだよなーって」

北上「なーんかこう、言いづらいけど……すごい、うん……ね」

大井「……行きましょう?」

北上「……え?」

38 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 16:59:16.87 ID:R5zKNomw0

大井「次も、その次も、またまたその次も……絶対、絶対に行きましょう? 私達は艦娘として、安泰を命かけて守らなくちゃいけない。でも、今日で分かったと思います。だからといって……」

大井「……私達が戦う機械でいる必要はないんです」

北上「……大井っち」

大井「皆それぞれの気持ちがあって、色々な理由があって戦ってる。まだ見つかってないお姉さんを助けるために戦ってる人や、妹を守るために戦ってる人、ただただ戦闘が好きなお馬鹿さんとか、それこそ皆を守るために戦ってるような子だって……でもその子達は、皆死との恐怖と常に戦ってるわけじゃないと思うんですよね」

北上「確かにね……」

大井「だから、遊ぶときは思いっきり遊びましょうよ。北上さんも!」

北上「……うん、私、もっと色々な世界、見てみたいよ」

39 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 17:01:20.35 ID:R5zKNomw0

北上「ショッピングとかだけじゃない。もっともっと平和になった世界とか、皆が仲良くしてる世界とか……そういう世界も見てみたいなぁって、何か今思ったんだ」

大井「……はい」

北上「そのためにも、大井っちと私の最強コンビで……明日も平和のために頑張ろう!」

大井「ふふっ、ちょっと臭いですけど、私こういうの、嫌いじゃないですよ?」

北上「……うん、頑張ろうね、大井っち!」

大井「はい! 北上さん!」

40 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 17:03:35.24 ID:R5zKNomw0

―翌日 鎮守府―

提督「それでは、今日の総員の任務を確認する! 北上、大井!」

大井「はーい」

提督「第一艦隊にて敵輸送艦を撃破せよ!」

北上「あいよー」

提督「旗艦は北上に任せる、戦隊を編成してあるから、出撃だ!」

北上「了解」

41 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 17:05:25.34 ID:R5zKNomw0

―ある海域―

北上「ふぅ……さて、大井っち、用意はいい?」

大井「もちろん、北上さんと私が組めば……最強ですからね!」

北上「そうだね……あははっ、何か今日は体が軽いよ」

大井「私もです……!」

北上「さ、そんじゃ、行きますか……」

















北上「第一艦隊旗艦、北上!! 砲雷撃戦、用意!!」

―END―

42 名前: ◆KCmxTWlQQg[saga] 投稿日:2014/12/11(木) 17:07:16.61 ID:R5zKNomw0

というわけで、これにて無事終了。

ただショッピングに行くだけの山も落ちもない話でしたが、こういうのんびりした感じも大好きです

読んでくださった方、ありがとうございました。

次はどんなの書くか、まだ考え中です。



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