シンジ「もう僕にはこの道しかないんだ・・・」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:24:31.19 ID:TyLUoeQE0

シンジ「ねぇアスカ?」

アスカ「何よ・・・今忙しいの、鬱陶しいわね!」

シンジ「酷いな・・・洗濯物、持って来たよ」

アスカ「あっそ、そこ置いといて」

シンジ「うん、じゃあね・・・」

アスカ「・・・アンタ、私の下着で変なコトしてないでしょうね?」

シンジ「しないよ、そんな事」

アスカ「・・・」じっ

シンジ「そんな目で見ないでよ・・・」

アスカ「アンタの目がいつもヤラシイのが悪いのよ!気持ち悪い・・・」

シンジ「なんだよ!じゃあ自分で洗濯すればいいだろ!!大体おかしいよ!!同い年の異性に下着まで洗濯させるなんてっ!!」

アスカ「アンタバカぁ?アンタ、私と対等な立場に居るつもり!?舐めんじゃないわよ!!」

シンジ「なっ・・・」

アスカ「ハッ!このバカ・・・エリートの私が何でわざわざそんな手間な事すんのよ!!アタマ悪っ・・・」

シンジ「・・・」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:27:51.37 ID:TyLUoeQE0

アスカ「何よ!文句があるなら聞いてあげるわ!!」

シンジ「・・・無いよ、別に」

アスカ「チッ!ホントウジウジしててムカつくわ!!さっさと出て行きなさいよ!!」

シンジ「そうするよ」

アスカ「ついでにこの家からも出て行けばぁ?」

シンジ「・・・」

アスカ「情けない男!都合が悪くなるとすぐ黙る」

シンジ「じゃあ・・・」ぱたん

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:33:00.40 ID:TyLUoeQE0

シンジ「・・・」

シンジ(なんだよ)

シンジ(なんなんだよ)

シンジ(なんであの女はいつもああなんだよ!)

シンジ(くそっ!!くそっ!!くそっ!!)

シンジ(そもそも後から来たのはあの女じゃないか!!)

シンジ(なんで僕が出て行かなきゃ行けないんだよっ!!)

シンジ(行く所なんて何処にもないのに・・・)

シンジ(どうせ父さんは僕を見てくれやしないし)

シンジ(ここにしか居場所が無いのにっ!!)

シンジ(あの女・・・!!)

シンジ(・・・そうだ)

シンジ(僕の居場所は僕が作らなきゃ・・・)

シンジ(僕自身の手で・・・!!)

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:40:15.77 ID:TyLUoeQE0

シンジ「アスカぁー?ご飯出来たよー?」

アスカ「お腹空いて死にそうよ・・・いつも以上にトロいわね!!」

シンジ「ごめん、ちょっと時間かかっちゃって」

アスカ「ま、いいわ!炊事、洗濯、風呂掃除!全部アンタの仕事なんだから少しくらい多めに見てあげるわ・・・」

シンジ「ありがとう、アスカ」

アスカ「名前」

シンジ「え?」

アスカ「名前、馴れ馴れしく呼ばないでよ・・・何様のつもり?」

シンジ「・・・」

アスカ「フン!!」

シンジ「・・・」

アスカ「薄っ・・・何コレ?アンタ、味見してんの!?」

シンジ「してるよ・・・」

アスカ「ハッ!センスを疑うわ・・・無味みたいなモンじゃない」

シンジ「ごめん・・・」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:46:10.32 ID:TyLUoeQE0

アスカ「アンタ、謝れば済むと思ってるでしょ?」

シンジ「そんな事・・・」

アスカ「その顔は思ってる顔よ!!」

アスカ「鬱陶しいわね!!口じゃ文句の一つも垂れれない癖に!!」

アスカ「表情では隠し切れてない所が余計にムカつくわ!!」

シンジ「・・・」

アスカ「何とか言いなさいよ!!この愚図!!」

シンジ「味が薄かったのは謝るよ、作り直すからお皿貸して?」

アスカ「チッ!」

シンジ「ありがとう」

アスカ「・・・」

シンジ「よし!出来た・・・」

アスカ「さっさとする!!」

シンジ「・・・」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:49:29.45 ID:TyLUoeQE0

アスカ「アンタ、食べないの?」

シンジ「僕はいいんだ・・・作ってる時に味見したりして少し食べたから」

アスカ「そう、ん・・・今度はマシね」

シンジ「良かった、たくさんあるからいっぱい食べてね」

アスカ「ま、お腹も空いてるし丁度良いわね」

シンジ「良かった、たくさん食べてね・・・たくさん・・・」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 15:53:38.52 ID:TyLUoeQE0

その夜

アスカ「うぐぅう・・・」

アスカ「痛い・・・お腹・・・」

アスカ「ぐぅうう・・・」

アスカ「寒い・・・うぅ・・・なんなのよぉ・・・」

アスカ「あぁあ・・・最悪・・・」

アスカ「誰か・・・」

アスカ「ミサトぉ・・・」

アスカ(今日は居ないんだった・・・)

アスカ「シンジぃ・・・」

アスカ(早く来なさいよ・・・ウスノロ!!)

アスカ「シン・・・ジ・・・」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:02:52.78 ID:TyLUoeQE0

シンジ(・・・)わーすれられないのぉおおおお♪

シンジ(・・・)わすれられないのぉ♪

アスカ「・・・ジー・・・ンジー・・・」

シンジ(・・・)あーのひとがすきよー♪

シンジ(・・・)

アスカ「ぐぅうう・・・」

アスカ「やばい・・・トイレ・・・」

アスカ「あぁああ・・・」

シンジ(そろそろかな?)

シンジ「あ、大丈夫?」

アスカ「バカシンジ!!アンタ、珍しくいい所に出て来たわ・・・!っ・・・トイレまで連れて行きなさい!!」

シンジ「トイレ?どうしたの?」

アスカ「ハァ・・・ハぁ・・・見て・・・わかんない?お腹が痛くて死にそうなの・・・」

シンジ「そうなんだ、ゴメン!気付かなかったよ」

アスカ「おまけに熱もあるみたい・・・最悪よ・・・」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:09:12.89 ID:TyLUoeQE0

シンジ「そっか・・・」

アスカ「肩、貸しなさい・・・」

シンジ「うん」

アスカ「ぜーっ!ぜーっ!」よたよた

シンジ「・・・」

アスカ「・・・お腹痛いから」

シンジ「え?」

アスカ「聞き耳立てたら殺すわ・・・」

シンジ「そんな事しないって・・・じゃ、僕は水を飲みに起きただけだから・・・」

アスカ「・・・一応、礼は言っておくわ」ぱたん

シンジ「・・・」

シンジ(ざまぁ)

アスカ「・・・最悪」

アスカ「・・・何て日よ」

アスカ「・・・あれ?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:16:29.84 ID:TyLUoeQE0

アスカ「ない・・・」

アスカ「嘘!」

アスカ(紙がない・・・)

アスカ(今家にはシンジしか居ない・・・)

アスカ(お腹ゆるゆる・・・消臭剤なんて無意味な程・・・)

アスカ(臭い)

アスカ(でもお尻拭かないと出れない・・・)

アスカ(シンジを呼ぶしかない・・・)

アスカ(でもこの匂いは・・・)

アスカ(どこかに予備が・・・上の段にはっ!!)

アスカ(ダメ・・・あったとしても立ち上がらなければ・・・)

アスカ(でも・・・背に腹は変えられないか・・・)

アスカ「んっ・・・!!」

アスカ(・・・何て間抜けな格好なの)カァァ

アスカ「こんちくしょおおおおお!!!!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:22:51.29 ID:TyLUoeQE0

アスカ(無い・・・ん・・・かい・・・)

アスカ(お尻が・・・余計に汚れてしまった・・・)

アスカ(もう、呼ぶしか無い・・・)

アスカ(ダメよアスカ!!考えろ・・・頭を使え・・・)

アスカ(・・・)

アスカ(そうだ!!パンツで拭いて・・・)

アスカ(パンツの一枚くらい、犠牲にしたって構わないわ!!)

アスカ(バカシンジを呼ぶよりよっぽどマシよ!!)

アスカ(フフフ・・・そうよ!天才の私に不可能なんてないのよ!!)

アスカ(グッバイパンツ!!永久にーっ!!)

アスカ(・・・待て)

アスカ(早まるな、式波アスカラングレー14歳♀)

アスカ(パンツの面積で拭ききれるか!?)

アスカ(無理・・・それに、よく考えると)

アスカ(その拭き取ったパンツをどう処理すると言うの?)

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:28:59.28 ID:TyLUoeQE0

アスカ(汚物入れの中にぶち込むか・・・?)

アスカ(ダメよ!ゴミ箱に捨てるにも・・・)

アスカ(確実に匂う)

アスカ(例え2重3重にポリ袋で包んだとしても・・・)

アスカ(そもそもその物体をまず手で持たなければならない・・・)

アスカ(拭き取った後のパンツを・・・)

アスカ(もう・・・手が無い・・・)

アスカ(ここは・・・恥を忍んで・・・)

アスカ(呼ぶか・・・)

アスカ(それしかない・・・)

アスカ「・・・」

アスカ「しんじぃ〜?」

シンジ(・・・)いぇーいえいえいえいえー♪

アスカ「・・・しんじぃ〜?」

シンジ(・・・)いぇーいえいえいえいえー♪

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:39:11.69 ID:TyLUoeQE0

アスカ「シンジッ!!」

シンジ(・・・)ふーりーむーかーなっははーあいいでぇー♪

アスカ「まさか・・・あのバカ!寝てるの!?」

シンジ(起きてまーす)なっははーあぃいーでぇー♪

アスカ「まずい・・・私、このままミサトが帰って来るまでトイレがお友達?」

アスカ「こら!!バカシンジ!!起きろ!!」ダンダン

シンジ(うるさいなぁ・・・そろそろ暴れ出す頃だと思ったよ・・・)

アスカ「聞こえてんの!?起きなさーい!!」ドンドン

シンジ(だから起きてるって、うるさいなぁ・・・)

アスカ「バカシンジぃぃぃぃ!!!!」ドンドン

シンジ(クソ女ぁぁぁぁ)

アスカ「もう!役に立たないわね!!あのバカ!!」ダンダン

シンジ(もう!臭いから近づきたくないんだよ!!あのブタ!!)

アスカ「早く起きろ!!バカシンジぃいいい!!!」

シンジ(プクク・・・お腹痛い・・・死にそう・・・)けたけた

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:46:20.40 ID:TyLUoeQE0

シンジ(ダメだ・・・笑ったら起きてるのがバレる)

シンジ(我慢、我慢・・・)ぷくく

アスカ「シンジィイイイ!!!」ドンドン

シンジ(あぁ・・・どうしようかな・・・どれくらい放置しようか・・・)

シンジ(あんまり放っておくと近所迷惑になるしなぁ・・・)

シンジ(よし!30分!!あと30分この状況を楽しもう!!)

シンジ(あのブタにはいいお灸だねっ)

そして30分後

シンジ「どうしたのっ!?」

シンジ(なーんつって)

アスカ「シンジ!!」ぱああ

アスカ「やっと起きた・・・」

シンジ「びっくりしたよ・・・僕、起きたら凄い物音がするから慌てて・・・」おろおろ

シンジ(嘘です)

アスカ「気付いただけでも十分よ!見直したわ!!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 16:52:24.36 ID:TyLUoeQE0

シンジ「大丈夫?体調、まだ悪いの・・・?」

シンジ(まぁ大丈夫だわな、あんだけ騒いでりゃ)

アスカ「まだ少し熱っぽいんだけど・・・それより・・・その・・・」

シンジ「どうしたの?」ニヤニヤ

シンジ(紙が無いんだよねー?知ってるぅー!)

アスカ「え・・・と・・・」

シンジ「黙ってちゃわかんないよ?」

シンジ(ウジウジせずに言えばいいのに・・・さんざ人に悪態ついて自分はコレかよ・・・死ねよ・・・)

アスカ「うるさい!今言おうとしてるの!!その・・・」

シンジ「ごめん・・・何?」

アスカ「か・・・」

シンジ「か?」

アスカ「紙・・・がぁ・・・」カァァ

シンジ「紙?何の事だかわかんないよ・・・?」

シンジ(クソワロ)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:00:00.87 ID:TyLUoeQE0

アスカ「だからぁ・・・その・・・紙よ!紙!!」

シンジ「髪の毛がどうかしたの?」

シンジ(カマトトぶってんじゃねーよ脱糞塗りたくり女が)

アスカ「ちっがーう!!無いの!!トイレットペーパー!!」カァァ

シンジ「えっ!?そうなのぉおおおお!?」しらじら

シンジ(やっと言えました!もう死にそう・・・)

アスカ「もう!早く持って来てよっ!!バカ!!」

シンジ「わかったよ・・・ちょっと待ってて・・・」

アスカ「うぅううう・・・」

シンジ「取って来たけど・・・その・・・ドア開けなきゃ渡せないよ?」

アスカ「後ろ向いてて!!紙持って手だけ伸ばして渡して!!」

シンジ「あ、そっか・・・ゴメン」

アスカ「いいわよ・・・仕方ないもの・・・」

シンジ「じゃあ、開けるね?」

アスカ「うん」カァァ

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:02:03.16 ID:TyLUoeQE0

キィィ

シンジ「・・・臭っ」

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・!!」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」ぼろぼろ

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」ぐすっ

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」ひぐっ

シンジ「じゃ、僕行くから・・・」

パタン

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:11:20.72 ID:TyLUoeQE0

シンジ(こうして僕は見つけたんだ)

シンジ(この葛城家の中に活路を)

シンジ(僕はここに居てもいいんだ)

シンジ(だって僕は家事好きだし、みんなが喜んでくれるならそれでいいって思うから)

シンジ(ところで・・・)

シンジ(僕は今日も変わらず洗濯物をしている)

シンジ(でも、少し荷が楽になったんだ)

シンジ(だってあの日以来)

シンジ(アスカの衣類はアスカが自分で洗ってくれる様になったから)

シンジ(家事はやっぱり分担しないとねっ)

シンジ(それに・・・)

シンジ(あんな臭いの、触りたくないしねっ)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:17:22.32 ID:TyLUoeQE0

アスカ「ちょおおおおおっと!!待てぃ!!」ごすっ

シンジ「ぴぎゃああ!!」

アスカ「オノレは何さらしてくれとるんじゃい!!」がすっ

シンジ「痛いよ・・・トウジ・・・」

アスカ「誰がトウジよ!!」

シンジ「だって・・・」

アスカ「アンタ!!スレタイ読んでみなさい!!」

シンジ「もう僕にはこの道しかないんだ・・・」

アスカ「とんだスレタイ詐欺よ!!何て日よ!!巻き添えよ!!こっちは!!」ごすっ

シンジ「へぺほっ」

アスカ「そのまま爆発しろ!!このバカ!!」

シンジ「いやいや、爆発したのはアスカの・・・ぷふふ」

アスカ「・・・」ぶわっ

シンジ「え・・・?泣いてる・・・?」

アスカ「うえぇえええ」ひっぐ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:24:54.96 ID:TyLUoeQE0

シンジ「ちょ・・・アスカ?」おろおろ

アスカ「びぇええええええ」ぐすん

シンジ「あぁ・・・ごめん!ごめんって!!」

アスカ「酷いわよ!!あんなの!!」ひっぐ

シンジ「アスカが最初から性格悪いからあんなになったんだよ・・・」

アスカ「それにしたってあれじゃあ私・・・ただ性格悪くて臭いだけの女じゃない!!バカ!!」ぐすん

シンジ「違うの?」

アスカ「違うわよ!!もっとこう私には求められてるモノがあるのよ!!」

シンジ「そうかなぁ?」

アスカ「あるわよ!!もっとデレ全開で可愛い私が見たかった人だって居るわよ!!」

アスカ「それなのに・・・何よコレぇええええええええッ!!」

シンジ「知らないよ・・・勝手な思い込みだよ、そんなの・・・」

アスカ「思い込みじゃない!!納得いかない!!ヒロインは私なのよ!!」

シンジ「知らないよ・・・そんなの・・・綾波や真希波も居るじゃないか・・・」

アスカ「バーカ!!バカバカ!!死ね!!バカシンジ!!こんなの認めなーい!!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:30:23.14 ID:TyLUoeQE0

カヲル「やぁ・・・」

カヲル「どうもこんにちは、僕はカヲル」

カヲル「渚カヲル」

カヲル「何だか怒ってるね、彼女・・・」

カヲル「ヒロインがどうとか、僕は知らないけど・・・」

カヲル「僕は偶然槍を拾ったんだよ」

カヲル「偶然さ」

カヲル「で、その槍を偶然今から投げるんだけど・・・」

カヲル「どこに投げようか迷っていてね・・・」

カヲル「でも、丁度いい所に目標を見つけたんだよ」

カヲル「行くよ!カシウスの槍!!君に決めたっ!!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:37:33.85 ID:TyLUoeQE0

シンジ「ねぇ・・・アスカぁ?」

アスカ「何よ!今、忙しいの!!時間かかるなら後にしてくれる?」

シンジ「あ・・・洗濯物、畳んで持って来たんだけど・・・」

アスカ「あぁ・・・それだけ?ありがと、置いといてくれていいわ!」

シンジ「うん・・・」

アスカ「何?もう部屋に戻るの?」

シンジ「え?忙しいんでしょ?悪いよ・・・」

アスカ「忙しいっつってもゲームしてるから手が離せないだけよ」

シンジ「なんだ・・・何のゲームしてるの?」

アスカ「シュミレーション」

シンジ「へぇ・・・」

アスカ「エヴァで戦う時も役に立つのよ、こういうの・・・案外」

シンジ「難しい?」

アスカ「やってみる?」

シンジ「いいの?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:40:48.84 ID:TyLUoeQE0

アスカ「どーせバカなアンタじゃ一瞬でお陀仏よ」

シンジ「じゃ、ちょっとだけ」

アスカ「・・・」じーっ

シンジ「・・・」ぴこぴこ

アスカ「・・・」はっ

シンジ「・・・」ぴこぴこ

アスカ「・・・っ」

シンジ「・・・」ぴこぴこ

アスカ「嘘・・・」

シンジ「あ、クリアしたみたいだね」

アスカ「マジで?」

シンジ「?」

アスカ「意外とやるわね・・・」

シンジ「そうかな・・・」テレ

アスカ「ふーん・・・」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:46:05.65 ID:TyLUoeQE0

アスカ「ちょっと待ってなさい」

ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・

アスカ「あった!」

アスカ「はい!」

シンジ「どうしたの?コレ?」

アスカ「私の予備よ!!」

シンジ「え?」

アスカ「アンタにあげるわ」

シンジ「いいの?」

アスカ「私が万が一このゲームで死んだ時に助けが必要になるかもしれないわ!!その為の保険よ!!」

シンジ「え・・・そんなに僕も時間ないよ・・・?」

アスカ「いいのよ!私からのプレゼントが受け取れないっての!?」

シンジ「じゃあ・・・」

アスカ「よし!!これで少しは安心して先に進めるわ!!」

アスカ「〜♪」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:50:37.11 ID:TyLUoeQE0

数日後

アスカ「死んだァああああああ!!バカシンジ!!助けなさい!!」

シンジ「またぁ?・・・もう!弱いなぁアスカ・・・」

アスカ「うるさい!!」

シンジ「特攻ばっかりかけるからだよ」

アスカ「アンタはウジウジ慎重だから上手に見えるだけよ!!」

シンジ「はいはい・・・待ってて」

アスカ「やる事ないから横で見ていてあげる!!」

シンジ「はいはい・・・」

アスカ「・・・」じーっ

シンジ「・・・」ぴこぴこ

アスカ「・・・」じっ

シンジ「・・・」ぴこぴこ

アスカ「あった!それ!!私の死体!!」

シンジ「えっ?こんな浅い階層で死んだの?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 17:56:46.22 ID:TyLUoeQE0

アスカ「文句ある!?」

シンジ「いえ・・・特には」

アスカ「よろしい!」

シンジ「技の構成が悪いんじゃない?」

アスカ「そんな事ないわよ!!」

シンジ「見せてよ」ぴこぴこ

アスカ「フン!」

シンジ「うわ・・・やっぱり」

アスカ「何よ!全部強い攻撃よ!!」

シンジ「補助技無しで進もうとするのが無理な話だよ・・・」

アスカ「何よ!私のピカチュウに文句つける気!?」

シンジ「別に自由だから良いけど・・・」

アスカ「何よ!たたきつける10万ボルトでんきショックでんこうせっかの何が悪いのよ!!」

シンジ「これは酷い」

アスカ「だって攻撃出来なくなったら困るじゃない」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:08:11.90 ID:TyLUoeQE0

シンジ「はぁ・・・ま、好きなようにするのがゲームの楽しみ方だからね」

アスカ「いいのよ!私は攻めて攻めて攻めまくるの!!」

シンジ「まぁ、死んだらいつでも言ってよ・・・早く本編クリアしてね?」

アスカ「ぐぅうううう!!」

別の日

アスカ「シンジ!シンクロテスト、今日よ!!」

シンジ「そうだっけ?すっかり忘れてたよ・・・ごめん」

アスカ「フン!!エヴァのパイロットたる者、訓練やテストの日くらい頭に入れておきなさいよ!!」

シンジ「アスカはエヴァに乗るの怖く無いの?」

アスカ「はぁ?自分が戦えば身が守れるんだから、あれほど安心出来る場所も無いわよ!!」

シンジ「使徒に負けて死ぬとか考えないの?」

アスカ「私の辞書に敗北は無いわ!!」

シンジ「そっか・・・」

アスカ「何よ?」

シンジ「いや、羨ましいなって・・・」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:11:57.98 ID:TyLUoeQE0

アスカ「だから、な!に!が!」

シンジ「いつも自信満々で良いなって」

アスカ「アンタはウジウジし過ぎなのよ!大体・・・やれば出来る方なんだから・・・その・・・」

シンジ「へ?」

アスカ「何でも無い!!さっさと行くっ!!」

シンジ「?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:16:33.63 ID:TyLUoeQE0

リツコ「シンクロテストの結果、出たわよ」

マヤ「今回はみんな、高い数値を出してます」

ミサト「がんばったわね!!みんな」

アスカ「早く結果教えなさいよ!!どうせトップはこのわ」

リツコ「今回のトップはシンジ君よ」

アスカ「え?」

シンジ「本当ですか!?」

リツコ「次いでレイ、アスカの順ね」

レイ「そう」

アスカ「っ!!」だっ

ミサト「アスカ!!」

シンジ「待って!アスカ!!」

マヤ「待って、シンジ君・・・今はそっとしておいてあげましょう?」

シンジ「マヤさん・・・」

アスカ「・・・っ!!」ガン

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:24:55.09 ID:TyLUoeQE0

別の日

シンジ「アスカ?ご飯出来たよ?」

アスカ「あらあら、戦略、戦術に長け、シンクロ率もナンバーワンの無敵のシンジ様に炊事を任せるなんて申し訳ありません事!!」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「フン!!何よ!!同情ならいらないわ!!私に構わないでっ!!」

シンジ「そんな・・・あんなの偶然だよ、アスカ」

アスカ「偶然?そんな事ないわ・・・」

アスカ「あれからもう3回もテストした・・・私は相変わらずのビリ」

アスカ「アンタは少しずつでもまだ上がってる!!」

アスカ「エヴァに乗れなくなったら・・・私は・・・」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「生きる価値なんてな」

シンジ「アスカ!!」ぱちーん

アスカ「な・・・!!何すんのよ!!女に手ぇ上げるなんてサイッテー!!」

シンジ「アスカ・・・」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:30:26.18 ID:TyLUoeQE0

シンジ「そんな事言うなよ・・・」

アスカ「・・・っ」

シンジ「生きる価値とか・・・そんなの僕にはわからないよ」

アスカ「うるさい!アンタに私の気持ちはわからない!!」

シンジ「わからないよ・・・僕はアスカじゃないからわからない」

アスカ「なら放っといて!!」

シンジ「放っとけないんだよ!!」

アスカ「なっ・・・なによ・・・」

シンジ「放っとける訳ないよ・・・!!だって僕は・・・アスカの事が・・・」

アスカ「えっ・・・」ドキッ

シンジ「その・・・つまり・・・僕は・・・アスカが・・・えっと・・・」

アスカ「・・・何よ」

シンジ「え・・・と・・・」

アスカ「何だ・・・同情のつもり?おあいにく様、私アンタなんか眼中に無いの!!」

シンジ「アスカ・・・」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:34:50.95 ID:TyLUoeQE0

アスカ「ハッ!傷ついた所に手を差し伸べてヒーロー気取ろうなんて」

アスカ「策士様のお考えになる戦略は流石ですわね!!」

シンジ「違うんだ・・・アスカ・・・」

アスカ「何よ!一番追いかけて来て欲しかった時には来ないくせに!!いくじなし!!」

シンジ「アスカ・・・あれは・・・」

 マヤ「待って、シンジ君・・・今はそっとしておいてあげましょう?」

アスカ「フン!アンタなんかに少しでも期待してた私がバカだったわ!!」

シンジ「アスカ・・・ゴメン・・・」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:39:56.06 ID:TyLUoeQE0

ネルフ本部

リツコ「あら?マヤ、最近ご機嫌ね?」

マヤ「そんな事ないですぅー先輩っ」ニコニコ

リツコ「嘘、顔に書いてあるわ」

マヤ「そうですかぁー?うふふ」

リツコ「彼氏でも出来た?惚けるのも良いけど、仕事はいつも通り頼むわよ?」

リツコ「あ、そう言えば最近のシンクロテストの結果だけど・・・」

マヤ「例の数値のエラーですよね?あれはちゃんと修正しておきました」

リツコ「あら、仕事が速いわね」

マヤ「先輩の指導の賜物ですっ!」

リツコ「アスカには悪い事したわね・・・」

マヤ「相当落ち込んでましたね」

リツコ「ミサトから聞いたんだけど、アスカとシンジ君・・・険悪みたいよ」

マヤ「そうですか」

リツコ「あら?あまり驚かないのね?もう聞いてた?」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:45:55.09 ID:TyLUoeQE0

マヤ「いえ、初耳ですぅ」

リツコ「そう?だから、早めにアスカに教えてあげてね?」

マヤ「わかりましたっ先輩!!」

リツコ「じゃ、よろしく」

マヤ(行った・・・)

マヤ(ふふふ・・・ホント、先輩の指導の賜物ですぅ・・・)ニヤリ

マヤ(シンジ君・・・今日は来てくれるかなぁ?)

マヤ(そろそろ学校が終わる時間ね)

マヤ(楽しみ楽しみ♪)

ネルフ

シンジ「マヤさん・・・」

マヤ「あら?シンジ君、今日も来たの?」

シンジ「もう、僕の気持ちはアスカには伝わらないんです・・・」

シンジ「今まで相談に乗ってくれて、ありがとうございました・・・」

マヤ「いいのよシンジ君、残念だったわね」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 18:53:41.11 ID:TyLUoeQE0

マヤ「でも・・・それじゃあもう、アスカにコレを話しても余り意味がないかも知れないわね・・・」

シンジ「?」

マヤ「ここ数回のシンクロテスト、MAGIが不調で・・・」

マヤ「実はいつもどおり、アスカが一番だったの・・・」

シンジ「そんな!!」

マヤ「ごめんなさい・・・もっと早くに気付いていれば・・・」めそめそ

シンジ「仕方ないです・・・それに、元々僕なんて、アスカには相手にされてなかったみたいですから・・・」

マヤ「そんな・・・シンジ君こんなにかわい・・・あっ・・・」もじもじ

シンジ「えっ?マヤ・・・さん・・・?」

マヤ「ううん!何でもないの!!今のは忘れて!!シンジ君!!」

シンジ「マヤさん・・・!!マヤさんっ!!」

マヤ「あっ・・・シンジ君ダメよ・・・私とアナタは年齢だって・・・」

シンジ「今だけ!今だけでいいですから・・・!!」びぇええ

マヤ「シンジ君・・・」ぎゅっ

マヤ(年下男可愛過ぎて死ぬわ・・・しかも司令の息子とかマジきゃわわ)

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:05:55.44 ID:TyLUoeQE0

マヤ(歳が近いと手ぇ出してきやがるからな・・・クソ男共は)

マヤ(ソレに比べてガキならちょろいぜ・・・)

マヤ(大体いっつも鬱陶しいんだよ・・・あのアスカとか言うガキはよぉ)

マヤ(何で年下の分際で大尉なんだよ、調子こいたガキにはお灸が必要だろうがよ)

マヤ(ガキ共がいちゃついてんの見るだけで腹が立つぜ・・・)

マヤ(仕事場に来てまでポケダンしてんじゃねーよ!!)

マヤ(警報機のランプ見つけて発見!マグナゲート!とか抜かしてんじゃねーっつーの・・・糞ガキが・・・)

マヤ(目標をセンターに入れてタッチかこのクソが!)

マヤ(そう言う訳で二人の仲を引き裂いてやったぜ!!ケっ!!)

シンジ「うっ・・・うぅっ・・・」ぐす

マヤ「シンジ君・・・そろそろ・・・」

マヤ(あぁ・・・でもこの子はマジきゃわわ)

シンジ「すいません・・・」

マヤ「私はこれからアスカにちゃんと話して来るから」

シンジ「はい・・・お願いします」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:13:10.63 ID:TyLUoeQE0

マヤ「アスカ・・・ごめんね、シンクロテストの結果なんだけど」

アスカ「何?私、忙しいの!!」

マヤ「ごめんなさい・・・あれは間違いだったの」

マヤ(チッ!何が忙しいだよド畜生が)

アスカ「間違い?」

マヤ「ええ・・・ここ数回、MAGIのエラーで・・・」

マヤ「実際にはアナタが変わらずトップだったみたいなの」

アスカ「そうなの!」ぱぁぁ

マヤ(チッ!喜んでやがる・・・この戦闘狂が・・・)

アスカ「そっ!ならいいわ!!」ほくほく

マヤ「それで・・・あれ以来シンジ君とあまり上手く行ってないみたいだけど・・・?」

アスカ「はぁ?あぁ、バカは関係ないわ!マヤにも相談してたけど・・・」

アスカ「あのバカの本性があれでわかったから!!もういいの!!」

アスカ「あんなのを好きかもとか思ってた自分が許せないわ!!」

マヤ「そう・・・?じゃあもういいの?シンジ君の事・・・」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:21:59.42 ID:TyLUoeQE0

アスカ「それより聞いてよ!!あのバカ、私の顔をひっぱたきやがったのよ!!」

マヤ「え・・・?シンジ君が?意外・・・」

マヤ(ざまぁ)

アスカ「今思い出しただけでも腹立って来たわ!!胸くそ悪い!!」

マヤ「きっと何か理由があったのよ・・・」

マヤ(シンジ君なりのやさしさだったんだろうけど、このウスラボケには死んでも伝わらないわね)

アスカ「理由があっても私の顔をぶつなんて!!親にも殴られた事無いのに!!」

マヤ(当たり前だボケ!てめーの親はキモイバケモノの中で永眠中だこのクソボケが)

アスカ「・・・?どうかした?マヤ」

マヤ「いえ!何もっ?ごめん・・・シンジ君の行動が意外過ぎて・・・惚けちゃった・・・」

アスカ「全く、しっかりしてよね!おかげで要らないストレス貯まったわ!もう!!」

マヤ「ごめんね・・・ホントに」

マヤ(もっと貯めろ・・・はじけて混ざって結果死ね)

マヤ「私からもちゃんとシンジ君、しかっておくから!!」

アスカ「べっつにー・・・まぁ、好きにすればぁ?」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:27:17.80 ID:TyLUoeQE0

アスカ「話はそれだけ?じゃ、私行くわ!またね、マヤ」

マヤ「うん、またね・・・アスカ」

ピッ

シュイーン

マヤ「・・・」

マヤ「もういいわよ、シンジ君」

シンジ「ぐすっ・・・ひぐっ・・・アスカぁ・・・うぅう・・・」

マヤ「ごめん、辛かった?」

シンジ「いいんです・・・僕、少しでもアスカが僕の事好きで居てくれてた時があったって、それがわかっただけで・・・」

シンジ「もう、二度と解り合えないと思いますけど・・・」

マヤ「シンジ君・・・」ぎゅっ

シンジ「マヤさん・・・っ!!」ひぐっ

マヤ「私でよかったらいつでも頼って?」

シンジ「うわぁあああああああああ」

マヤ(計画通り)

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:33:45.44 ID:TyLUoeQE0

アスカ「えっと・・・」

シンジ「はい?」

アスカ「なにこれ?」

シンジ「えっ?」

マヤ「えっ?」ぎゅっ

アスカ「私、何なの?今度は中学生にもなってポケダンやってるただの痛い子じゃない」

アスカ「しかもアンタにぶたれた」

シンジ「えっ?」

マヤ「えっ?」ぎゅっ

アスカ「とりあえず・・・」げしっ

マヤ「はうっ」

アスカ「マヤ!!私のシンジから離れろ!!」げしげしっ

マヤ「ひゃうんっ」

シンジ「僕はもうマヤさんのモノだよっ!」

マヤ「シンジきゅうーん・・・戦闘狂がいぢめるぅーん」ぎゅっ

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:41:57.66 ID:TyLUoeQE0

アスカ「やかましいっ!!このアマッッ!!」げしげしげしっ

マヤ「はうぅっ!」ぴょーん

アスカ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」ギロッ

シンジ「!!」ビクっ

アスカ「バカシンジ・・・あの年増と私、どっちがいいわけ・・・?」ギロリ

シンジ「歳の差なんてっ!!」

アスカ「アホかっ!!死ね!!このスットコドッコイ!!」げしげしげしげし

シンジ「あがぁああああああ・・・」

マヤ「あぁ・・・シンジきゅん!!シンジきゅん!!」あせあせ

アスカ「えええい!!鬱陶しいぞ!!このアマッッ!!」

マヤ「もうやめて!!シンジ君のHPはゼロよっ!!」

シンジ「Q〜・・・」

アスカ「起きんかいボケェ!!こんなんで納得出来るか!!」

シンジ「Q〜・・・」

マヤ「やめてっ!シンジきゅんがぁあああああああ!!!」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:46:53.29 ID:TyLUoeQE0

青葉「呼ばれた気がした」

青葉「コレは愛しのマヤちゃんの一大事だ」

青葉「これはまずい!なんとかしないと・・・」

青葉「・・・」

青葉「WRYYYYYYYYY」

青葉「・・・ハッ!俺は一体・・・!!」

青葉「むぅ・・・なじむ・・・なじむぞこの身体・・・」

青葉「最高にハイってやつだぁあああああああああ!!!」

青葉「この力・・・なじむ!なじむ!!」

青葉「ロードローラー持って来い!!」

青葉「ザワールド!!」

青葉「そして時は動き出す・・・」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:53:32.29 ID:TyLUoeQE0

アスカ「ねぇシンジ?」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「・・・今日は二人きりよ」

シンジ「ミサトさん、仕事で遅いんだっけ?」

アスカ「そ、だからぁ・・・今日は久しぶりにぃ・・・」もじもじ

シンジ「えーっ・・・もう、仕方ないなぁ」

アスカ「♪」

シンジ「少しだけだよ?明日も学校なんだから・・・」

アスカ「うふふ・・・いいじゃない!ミサトが居ちゃあんな事・・・」

シンジ「それはそうだけど・・・」

アスカ「楽しみにしてるわっ!さ、シャワー浴びて来よっと!」

シンジ「アスカが出たら僕もすぐ使うよ」

アスカ「じゃ、お楽しみはその後で」

アスカ「〜♪」

シンジ「わかりやすいなぁ・・・」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 19:59:53.76 ID:TyLUoeQE0

数分後

アスカ「ふーっさっぱりした!次、どうぞっ!!」

シンジ「ありがと」

アスカ「ふんふんー♪」

さらに数分後

シンジ「出たよ〜」

アスカ「遅いー!風邪引くじゃない!!バカ!!」

シンジ「ゴメン・・・」

アスカ「こんなにレディーを待たせるなんて!今夜は覚悟しなさいよっ!!バカシンジ!!」

シンジ「お手柔らかにお願いします・・・」

一方ネルフでは

ミサト「ふぅーっ!今日は意外と早く片付いたわ!!ありがと、日向君」

日向「いえ、葛城さんの為なら・・・」

ミサト「ありがとう、このお礼はまた何かするわねっ!」

日向「期待せずに待ってます」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 20:06:21.85 ID:TyLUoeQE0

ミサト(ふふふ・・・今日は徹夜って言っておいたからチョッチ驚かしてやろうかしら?)

ミサト(こっそり・・・こっそり・・・)

キィィ・・・パタン

ミサト(リビングにまだ居るのかしら?灯りが・・・)

ミサト(あら?声がする・・・)

ミサト(・・・えっ?これって)

シンジ「どう?アスカ・・・」はぁはぁ

アスカ「ん・・・あっ・・・いい・・・そこっ」

シンジ「ここがいいの?ふふっ・・・変わってるな・・・アスカは・・・」はぁはぁ

アスカ「あぁあああああ!!いいっ!!そこ!!もっとぉおおおおお!!」

シンジ「痛くない?」はぁはぁ

アスカ「少し痛いくらい、平気よっ・・・あっ・・・んぅぅ・・・」ぞくぞくっ

シンジ「じゃあ、もう少し・・・どうだっ!!このっ!!このっ!!」はぁはぁ

アスカ「あっ・・・ダメっ・・・そんなに強くしたらッッ!!来るっ!!あぁああああああっ!!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 20:14:47.98 ID:TyLUoeQE0

ミサト(えっ・・・嘘?)

ミサト(えぇええええ!!あの子達、私が居ない隙にっ!!)

ミサト(人の家で何サカってんのよ!!あの子達!!)

ミサト(ここは保護者として・・・いえ!!イチ大人として、きちんと叱ってあげなくちゃ!!)

ミサト(そうよ!この子達が大きくなってカラオケ屋でいきなりし始めちゃうような変な大人にならないように!!)

ミサト(行くのよ!!大人代表!!月に変わってお仕置きよ!!)

ミサト「ちょっとアンタ達!!何してんのっ!!」

ミサト「そーいうことは!ちゃんと大人になってか・・・ら・・・?」

アスカ「はぁ?帰って来たの?ミサト・・・血相変えてどうしたの?」

シンジ「お帰りなさい、ミサトさん」

ミサト「あ・・・た、ただいー・・・まぁ・・・」

アスカ「何?大人がなんだって?」

シンジ「マッサージさせられてただけですけど・・・」

アスカ「あっ!わかった!!ミサト・・・アンタもしかして・・・」

ミサト「えっ!!いや・・・その・・・あはは・・・ネぇ〜?だってぇ・・・ホラぁ」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 20:23:04.72 ID:TyLUoeQE0

アスカ「不潔」

ミサト「すみません」

シンジ「えっ?あ・・・あぁ・・・えっと・・・その!!」

シンジ「違います!!違いますよ!!ミサトさん!!僕たちはそんなんじゃ!!あの・・・えっと・・・」

アスカ「取り乱すな!!バカシンジ!!」

アスカ「わかってるっつーの・・・このバカも!こっちのバカにも!!」

シンジ「すみません」

アスカ「はぁ・・・折角私の気が済むまで全身マッサージコースを楽しもうと思ってたのに、台無しっ・・・」ケッ

ミサト「そりゃあ悪ぅござんしたねっ!フン!・・・シンちゃーん?お土産買って来たのぉ・・・二人で食べましょう?」

シンジ「ありがとうございます!」

アスカ「あっ!ずるい!!私のもあるんでしょうね!!」

ミサト「保護者をバカ呼ばわりする悪い子にはナシー・・・」

アスカ「あぁあああ!!神様ミサト様!!私にもどうかそのお土産のお恵みをっ!!」

ミサト「ふふっ!よろしい!!みんなで食べるわよん」

シンジ「いただきます」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 20:30:19.51 ID:TyLUoeQE0

シンジ「でも早く帰って来てくれて助かりましたよ」

アスカ「失礼ね!私が悪いみたいじゃない」

シンジ「だってアスカ長いんですよ!今日はお土産もあるし、マッサージも早く終わったし良かった」

ミサト「でもマッサージくらい別にいいじゃないの?何で隠すのよ?」

アスカ「隠してるとかじゃないんだけど・・・」

シンジ「ほら、アスカの声大きいから」

アスカ「うるっさい!!変な言い方するな!!」

ミサト「変な言い方ねぇ・・・」ニヤニヤ

ミサト「勘違いされちゃ困るような声を出してる訳ね?シンちゃん、大変ねっ色んな意味で」

シンジ「やめて下さいよミサトさん」

アスカ「そもそもそんな声出さないわよ・・・」

ミサト「どうなの?シンちゃん?」

シンジ「・・・」

アスカ「黙るな!!」

ミサト「あらあら・・・」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/11(金) 20:38:36.47 ID:TyLUoeQE0

アスカ「そんなに変な声出してないっ!」

ミサト「いやぁー・・・さっきの聞いてた限りでは教育上良く無いわー」

アスカ「ぐぅうう」カァァ

アスカ「知らないわよ!!大体私、そんなのした事ないし!!フン!!」

シンジ「あの・・・その話、やめません?何か生々しい話になりそうなんで・・・」

ミサト「そ・・・そうねー・・・お酒が進んだ頃が怖い流れだわ・・・やめときましょう」

ミサト「ところでシンちゃん?」

シンジ「はい?」

ミサト「マッサージ・・・私もお願いしてもいいかしらん?」

シンジ「えぇえええっ!!学校がある日はキツいですよぉ・・・」

ミサト「そこを何とか!!もうお姉さん、体中バッキボキで・・・」

シンジ「はぁ・・・だからバレたく無かったんだよ・・・」

アスカ「仕方ないでしょ!覚悟しなさい!!もう公認なんだしっ!」

シンジ「ちぇーっ」

ミサト「ゴメンネゴメンネー」



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