しんのすけ「父ちゃん、なんで母ちゃんまだ帰ってこないの?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:日下部みさおがジ〜ッと

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 00:37:44.91 ID:wYpMRoGpI


ひろし「知るかよそんなもん」

しんのすけ「でも、母ちゃんがこんな遅くまで帰ってこないなんておかしいゾ!」

ひろし「あいつにも色々用事があるんだろ」

しんのすけ「じゃあ、その用事ってなに?」

ひろし「いちいちうるさいな……」

しんのすけ「父ちゃんってば!」

ひろし「だからそんなこと知らねえって言ってるだろ!!」バン!!

しんのすけ「!!」ビクッ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 00:41:50.29 ID:wYpMRoGpI


ひろし「おい」

しんのすけ「な、なに父ちゃん?」

ひろし「ビール持って来い」

しんのすけ「飲み過ぎは身体に良くないゾ……」

ひろし「……あ? 今なんつった?」

しんのすけ「父ちゃん怖いゾ……」

ひろし「なんて言ったか聞いてんだよ!!」ガッ!!

しんのすけ「ぐえっ!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 00:47:01.66 ID:wYpMRoGpI


ひろし「子どもが!大人に!指図するってのか!?」

ガン!!

しんのすけ「父ちゃん、痛いゾ!!」

ひろし「うるせえ!早くビール持って来い!!」ガッ!!

ボキッ

しんのすけ「いいいいああああああ!!??」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 00:53:08.70 ID:wYpMRoGpI


ひろし「厭な音がしたな。蹴っただけで折れるなんて脆いよなあ!!」

しんのすけ「う……ああ……」

ひろし「なあ、しんのすけ。母ちゃんがなんでまだ帰ってこないか知りたいか?」

しんのすけ「……」

ひろし「返事も出来ねえのかよ!!」ドン!!

しんのすけ「うっ……!!!」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 00:58:15.15 ID:wYpMRoGpI


ひろし「ちっ、死なれても困るから話すか」

ひろし「あいつが帰ってこない理由、お前に分かるか?」

しんのすけ「よ……用事がある…からだゾ」

ひろし「じゃあその用事って何だ?」

しんのすけ「分からないゾ……だからオラ、父ちゃんに聞いた…」

ひろし「……」

ひろし「耳かっぽじってよく聞けよ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:02:37.63 ID:wYpMRoGpI


ひろし「俺があいつをこの世界から消した」

しんのすけ「え……!?」

ひろし「そんなに驚くことか? ごまんといる人間が一人消えただけだぞ」

しんのすけ「父ちゃん……!なんで…」

ひろし「……飽きた」

ひろし「飽きたんだよ、何も変わらない日々に」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:08:16.75 ID:wYpMRoGpI


しんのすけ「あ、飽きた……ってどういうこと?」

ひろし「そのままの意味さ。俺がそのまま存在していても何も変わりはしないからな」

ひろし「俺はただのサラリーマンだ。家も裕福じゃない」

しんのすけ「で、でも……お金持ちじゃなくても生きて行けるゾ!」

ひろし「じゃあ、生きてなんになるんだよ?」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:14:14.74 ID:wYpMRoGpI


ひろし「生き続けても所詮は働くだけの道具にされるんだ」

ひろし「俺はそんなの嫌だね。だからみさえも解放してやったのさ、この束縛された世界から」

しんのすけ「そんなの……全部父ちゃんが考え過ぎなだけだゾ!」

ひろし「かもしれないな……否定はしない」

ひろし「いっそのこと俺たちも消えるか。もう苦しむ必要はないんだぜ」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:16:51.41 ID:wYpMRoGpI


しんのすけ「………だ」

ひろし「何か言ったか?」

しんのすけ「嫌だ!オラまだ死にたくないゾ!」

ひろし「……」

ガッ!

しんのすけ「ぐっ……」

ひろし「俺の話を聞いてなかったのか!!」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:21:26.15 ID:wYpMRoGpI


ひろし「分かるだろお前も!今の話を聞いて、一人の人間に存在価値なんて無いに等しいってな!!」

しんのすけ「オラ……まだ友達とたくさん遊びたいゾ!!」

ひろし「てめえ、今更何言ってんだよ!」

ゴキィッ!

ひろし「お前は本当に馬鹿だ、人の話ぐらい真面目に聞けよっ!!!」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:26:31.72 ID:wYpMRoGpI


しんのすけ「うう……」

ひろし「ちっ、こうなったら無理矢理にでもやってやる!!」

ビシャ

しんのすけ「父ちゃん……それ……」

ひろし「へへへ……ガソリンだよ」

ひろし「もうすぐこの家も灰になるんだぜ……これだけ撒けばよく燃えるだろうな」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/21(金) 01:29:17.40 ID:wYpMRoGpI


しんのすけ「い……」

ひろし「あとはこのライターを付けて終わりだ」

ボッ

しんのすけ「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………」



END



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