シンジ「綾波がインラインスケートで移動してる……」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:20:02.44 ID:MqTFGfI50

ネルフ本部

シンジ「アスカー、先に帰るけどなにかある?」

アスカ「別にないわ」

シンジ「わかったよ」

アスカ「お疲れ」

シンジ「……」スタスタ

レイ「〜♪」ゴォォ

シンジ「綾波」

レイ「お疲れ様、碇くん」ゴォォ

シンジ「うん」

シンジ「―――え?!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:23:39.41 ID:MqTFGfI50

レイ「〜♪」ゴォォ

シンジ「あやなみぃ!!ちょっと!!」ダダダッ

レイ「……どうしたの?」

シンジ「はぁ……はぁ……い、いや……なにしてるの?」

レイ「え?」

シンジ「そ、それ……インライン……スケートだよね?」

レイ「そうよ」

シンジ「なんで履いてるの?」

レイ「買ったの」

シンジ「買ったんだ」

レイ「ええ。通販で」

シンジ「……」

レイ「それじゃあ、赤木博士に呼ばれているから、行くわ」

シンジ「あ、うん……」

レイ「それじゃあ」ゴォォ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:27:29.96 ID:MqTFGfI50

ミサト「これでこの書類は完成っと」

加持「葛城、精が出るな」

ミサト「べっつに出したくないわよ」

加持「仕事の虫は女をダメにする。たまには恋をしたほうがいい」

ミサト「はいはい」

レイ「〜♪」ゴォォ

加持「何か飲むかい?」

ミサト「そうね。コーヒーでも奢ってもらおうかしら」

加持「わかった」

ミサト「……」

加持「……」

ミサト「今、なんか見た?」

加持「いいや。なにも」

ミサト「そうよね」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:32:41.76 ID:MqTFGfI50

リツコ「マヤ、このデータを出して」

マヤ「分かりました」

レイ「赤木博士、綾波です」

リツコ「入って」

レイ「はい」

リツコ「レイ、今日呼んだのは―――」

レイ「なんでしょうか?」ゴォォ

リツコ「……?!」ビクッ

マヤ「きゃっ!?」ビクッ

レイ「どうしました?」

リツコ「随分と移動が早いわね……」

レイ「はい。碇司令が言っていましたから」

マヤ「え?」

レイ「何事も迅速な行動ができれば、失敗はしない。と」

リツコ「……」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:37:32.83 ID:MqTFGfI50

司令室

冬月「ゼーレはどう言っていたのかね?」

ゲンドウ「いつも通りだ」

冬月「そうか。まあ、シナリオがある以上はそのレールの上を移動するしかないか」

ゲンドウ「ああ。我々が行えるのは分岐の切り替えと……意図的な脱線だけだ」

冬月「事故もありえるのではないか?」

ゲンドウ「万に一つもない」

冬月「そうか」

ピリリリ

冬月「どうした?」

リツコ『赤木リツコです。ええと……碇司令は?』

冬月「少し待て。―――碇、赤木博士だ」

ゲンドウ「私だ」

リツコ『あの……緊急事態が発生しました』

ゲンドウ「使徒か?」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:41:46.09 ID:MqTFGfI50

リツコ『いいえ……使徒よりも……厄介といえば……厄介です』

ゲンドウ「要点を言え」

リツコ『綾波レイが……本部内を滑走しています』

ゲンドウ「意味が分からない」

リツコ『で、ではモニターで本部内を映してみてください』

ゲンドウ「冬月」

冬月「ああ」ピッ

ゲンドウ「何か映っているか?」

冬月「いいや」

ゲンドウ「……」

冬月「……ん?!」

ゲンドウ「……!!」ガタッ

冬月「碇」

ゲンドウ「いくぞ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:45:05.75 ID:MqTFGfI50

休憩所

アスカ「あー、早く帰りたいわねぇ」

アスカ「ジュースでものもっと」

アスカ「―――よっ」

アスカ「……」ゴクゴク

レイ「〜♪」ゴォォ

アスカ「ぶぅぅぅぅ!??!!」

レイ「どうしたの?汚いわ」

アスカ「ごほっ!!えほっ!!」

レイ「大丈夫?」

アスカ「あ、あんた!!なにしてるわけ?!」

レイ「迅速な移動を心が得ていたところよ」

アスカ「アンタ、バカぁ?!」

レイ「バカじゃないわ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:53:00.60 ID:MqTFGfI50

アスカ「こんなもの違反よ!!違反!!この施設内で履いていいと思ってるの?!」

レイ「規約をしっかり読んだけど、どこにもインラインスケートによる移動を禁止している文言は無かったわ」

アスカ「なっ……?!」

レイ「だから、これは規律違反じゃない」

アスカ「いや、こんな屋内で使ったらダメだって分からないの!!」

レイ「でも、海外ではスケートで移動するウエイトレスもいるわ」

アスカ「いるけど……」

レイ「本部は通路の幅も広いし、特に問題はないと思うけれど」

アスカ「曲がり角とか危ないじゃない!!」

レイ「右側通行を守っているから正面からの衝突はまずあり得ないし、きちんと減速もしているから」

アスカ「あぶないちゅーのぉぉ!!!!」

レイ「そう……」

アスカ「早く脱ぎなさいよ!!ミサトとかに見られてないでしょうね?!」

レイ「分からないわ」

アスカ「アンタ……本当にバカね……」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 14:57:23.60 ID:MqTFGfI50

アスカ「いいから脱いで!!」ガシッ

レイ「痛い」

アスカ「うるさい!!」

レイ「乱暴はしないで」

アスカ「なによこれ!!意外とかた……ぃ……てぃ!!」

レイ「あぁ……」

アスカ「これは没収よ」

レイ「どうして、そんなこと言うの?」

アスカ「当たり前でしょう?そもそもアンタには勿体無いモノよ!!」

レイ「……貴方も欲しいの?」

アスカ「……」

レイ「……」

アスカ「……別に」プイッ

レイ「こっちにきて」グイッ

アスカ「ちょっと、なによ?!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:01:31.97 ID:MqTFGfI50

更衣室

レイ「どうぞ」

アスカ「え?なんでもう一足あるわけ?」

レイ「インラインスケートはよく破損するから、常に予備を用意しているの」

アスカ「ふーん」

レイ「あげるわ」

アスカ「いいの?!―――あぁ!!いや、違う!!別にいらないけど……」

レイ「一緒に滑りましょう」

アスカ「だから、本部内は危ないって言ってるでしょ?」

レイ「勿論、慣れるまでは危険だから、外で練習しましょう」

アスカ「ま、まあ……そうね……」

レイ「よかった」

アスカ「何がよ?」

レイ「インラインスケートに興味がある人、近くにいないと思ってたから」

アスカ「わ、私も別に興味なんてないわよ!!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:04:48.59 ID:MqTFGfI50

ミサト「レイ!!いるの?!」

アスカ「あら、ミサト」

レイ「どうも」

ゲンドウ「レイ、なにがあった?!」

レイ「……?」

ミサト「ちゃんとケアはしてあげるわ!!」

レイ「ありがとうございます」

アスカ「ミサト、もう大丈夫よ」

ミサト「え?」

アスカ「私がきちんと、注意しておいたから」

ゲンドウ「本当か?」

アスカ「ほ、本当です……」

ミサト「ありがとー、アスカ!!いやー、たよりになるぅ!」

アスカ「これぐらい楽勝よ」

レイ「……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:10:00.90 ID:MqTFGfI50

ミサト「では、行きましょう。碇司令。アスカは信頼に足りますから」

ゲンドウ「ああ」

アスカ「はぁ……緊張した」

レイ「あの」

アスカ「なに?」

レイ「いつ練習する?」

アスカ「べ、別にいつでもいいけど?」

レイ「じゃあ、今度の週末は?」

アスカ「えぇー?暇だったら行くわ」

レイ「そう」

アスカ「どこでやるわけ?」

レイ「広い場所……駐車場とか空き地とか……」

アスカ「なら、適当に見つけておいて」

レイ「ええ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:14:07.05 ID:MqTFGfI50

葛城宅

シンジ「今日の綾波、変だったなぁ……」

シンジ「あんな趣味があったのかな」

アスカ「ただいまー」

シンジ「おかえり」

アスカ「シンジ、ちょっと」

シンジ「な、なに?」

アスカ「いいから、外に出るわよ」

シンジ「どうして?もう暗いよ?」

アスカ「いいから早くする!!」

シンジ「わ、わかったよ」

アスカ「で、ちょっと聞きたいんだけど」

シンジ「なに?」

アスカ「アンタ、インラインスケートってやったことある?」

シンジ「え?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:18:47.30 ID:MqTFGfI50

駐車場

シンジ「―――綾波と練習することになったんだ」

アスカ「そう」

シンジ「じゃあ、そのときに練習したらいいじゃないか」

アスカ「アンタ、バカぁ!!この!!天才アスカ様がアイツに何かを教わるなんてあっていいと思ってるわけぇ?!」

シンジ「しらないよ」

アスカ「むしろ私が逆に教えてやるぐらいじゃないといけないのよ!!」

シンジ「アスカ、我侭だね」

アスカ「うるさいわね。アンタは私の言うとおりにしていればいいのよ。―――で、何から始めたらいいわけ?」

シンジ「ちょっと滑ってみてよ」

アスカ「うん」

アスカ「……」グッ

アスカ「きゃぁ?!」ズテンッ

アスカ「お尻……いったぁ……」

シンジ「……」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:22:06.07 ID:MqTFGfI50

アスカ「まだまだぁ!!!」

シンジ「アスカ、危ない!!」

アスカ「お―――」ツルッ

シンジ「っと!」ガシッ

アスカ「なによこれ……なんで立つのも難しいのよ……」

シンジ「知らないけど」

アスカ「……」

シンジ「今日は遅いし、止めとこうよ」

アスカ「……そうね」

シンジ「ご飯、作るから」

アスカ「分かったわよ」

シンジ「週末までまだ時間があるし、アスカならきっとすぐに上手くなると思う」

アスカ「ふんっ。当然でしょ」

シンジ「……」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:25:46.54 ID:MqTFGfI50

葛城宅

ミサト「たっだいまー」

シンジ「……」ペラッ

ミサト「んー?」

シンジ「うわぁ!?ミ、ミサトさん!?」

ミサト「シンちゃーん、こんな夜更けに何読んでるのかなぁ?」

シンジ「え?ああ、もうこんな時間……すいません。すぐに寝ます」

ミサト「ちょっと、それ見せて」

シンジ「はい」

ミサト「インラインスケート入門……?え?シンジくん……したいの?」

シンジ「……い、いえ……別に……本屋で少し、目に付いて……」

ミサト「小説とか専門書ならわかるけど、これ目に付いたからって買う?」

シンジ「か、買いますよ!!」

ミサト「ぐふっ。もしかして、レイに気に入られようとか考えてるとか?」

シンジ「そ、そんなことありません!!おやすみなさい!!」ダダッ

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:30:15.99 ID:MqTFGfI50

翌日 駐車場

アスカ「……」

シンジ「アスカー、お待たせ」

アスカ「遅いわよ」

シンジ「はい、これ」

アスカ「なに?」

シンジ「プロテクターは大事だから」

アスカ「でも、こんなのファーストは付けてなかったわよ?」

シンジ「いいから」

アスカ「……」ガチャガチャ

アスカ「はい」

シンジ「似合うね」

アスカ「ありがと」

シンジ「……」ニコニコ

アスカ「次は?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:35:51.11 ID:MqTFGfI50

アスカ「くぅぅ……」プルプル

シンジ「そう!ゆっくり、ゆっくり立ってみて」

アスカ「おぉ……」プルプル

シンジ「いいよ。アスカ」

アスカ「んっ……ぅぅ……」プルプル

シンジ「猫背になると危ないよ、アスカ」

アスカ「いや……そんな……こと……」プルプル

シンジ「背筋を伸ばして」

アスカ「うー……」プルプル

シンジ「その調子だ」

アスカ「ふっ―――」ツルッ

アスカ「きゃぁ!?」ズテンッ

シンジ「あー、おしい」

アスカ「くやしぃ……!!もう一回よ!!シンジ!!」

シンジ「がんばって」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:40:34.47 ID:MqTFGfI50

アスカ「きゃぁ?!」ズテンッ

シンジ「まだ、進もうとするとダメだね」

アスカ「……疲れた。休憩にするわ」

シンジ「うん」

アスカ「ちっ……結構、難しいじゃない。これでも運動は得意だって自負してたのに」

シンジ「大丈夫だよ。アスカならすぐに上手くなるって」

アスカ「まあ、そうなんだけどね」

シンジ「……アスカ、ちょっとスケート貸してくれないかな?」

アスカ「いいけど?―――はい」

シンジ「ありがとう」

アスカ「何?お手本でも見せてくれるの?」

シンジ「イメージトレーニングはできてる」

アスカ「……」

シンジ「碇シンジ、行きます!!」

シンジ「……」プルプル

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:45:45.48 ID:MqTFGfI50

レイ「〜♪」ゴォォ

レイ「ん?」

アスカ「へったくそ」

シンジ「やったことないんだから、仕方ないだろ」

アスカ「はいはい」

レイ「碇くん」ゴォォ

シンジ「綾波!?」

アスカ「なっ……なんでここにいるのよ?!」

レイ「散歩してたの。あと週末のために場所も探してたわ」

アスカ「そうなの……」

レイ「碇くん……それ……」

シンジ「あ……えっと……これは……」

レイ「興味あるの?」

シンジ「ちょっと……だけ……」

レイ「うれしい……私が教えてあげるわ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:48:49.31 ID:MqTFGfI50

30分後

レイ「碇くん、こっち」ゴォォ

シンジ「待ってよ、綾波」ゴォォ

アスカ「……」

レイ「すごいわ。碇くん、才能あるのね」

シンジ「綾波の教え方が上手だからだよ」

レイ「ふふ……」

シンジ「あはは……」

アスカ「ねえ」

レイ「なに?」

アスカ「……私、帰る」

レイ「あ、貴方も練習する?」

アスカ「いいわよ!!私はアンタに教えてもらうことなんてなにもないの!!」

レイ「そう……ごめんなさい」

シンジ「アスカ……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 15:53:49.64 ID:MqTFGfI50

アスカの部屋

アスカ「ふん……こんなプロテクター、邪魔なだけよ」ポイッ

シンジ「アスカ」

アスカ「なによ?」

シンジ「綾波、帰ったよ」

アスカ「それが?」

シンジ「えっと……練習する?」

アスカ「しない」

シンジ「どうして?」

アスカ「アンタから何かを教わるとか、よくよく考えたら屈辱的なことだし」

シンジ「そ、そんなこと言われても……」

アスカ「もういいから、放っておいて」

シンジ「ごめん……」

アスカ「ふんっ……」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 16:23:39.73 ID:MqTFGfI50

翌朝

アスカ「行ってきます」

ミサト「はーい」

シンジ「アスカ。待ってよ」

アスカ「ふんっ」スタスタ

シンジ「アスカってば」

ミサト「なぁに?喧嘩でもしたの?」

シンジ「よくわかりません」

ミサト「悪いことは言わないから、すぐに仲直りしたほうがいいわよ」

シンジ「わかってますよ」

ミサト「いってらっしゃい」

シンジ「行ってきます」

シンジ「アスカを追いかけないと」ガチャガチャ

シンジ「アスカー」ゴォォ

ミサト「シンちゃん!?」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 16:27:03.48 ID:MqTFGfI50

通学路

アスカ(全く……バカシンジ……)スタスタ

シンジ「アスカー」ゴォォ

アスカ「ぶふっ!?」

シンジ「待ってってば。一緒にいこ―――」

アスカ「ついてこないで!!」スタスタ

シンジ「どうして怒ってるの?」ゴォォ

アスカ「……」イラッ

シンジ「アスカ?」

アスカ「……っ」ダダダッ

シンジ「アスカ、ねえ、ちゃんと話してよ。僕、何かした?」ゴォォ

アスカ「ふっ!!」ダダダダダッ

シンジ「ねえ、アスカー?」ゴォォ

アスカ「はぁ……はぁ……はぁ……!!!」ダダダダダッ

シンジ「どうしたんだよ、アスカ?」ゴォォ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/02(月) 16:35:26.42 ID:MqTFGfI50

レイ「碇くん」ゴォォ

シンジ「綾波、おはよう」ゴォォ

アスカ「増えた……!!」ダダダッ

レイ「どうしたの?」ゴォォ

シンジ「それが……怒っているみたいで」ゴォォ

アスカ「はぁ……はぁ……ぜぇ……はぁ……」ダダダッ

レイ「……」ゴォォ

シンジ「アスカ……」ゴォォ

アスカ「はぁ……おぇ……ぇ……」

シンジ「大丈夫?」

レイ「酷い汗……」

アスカ「はぁ……もう……いい……って……言ってるでしょ……?」

シンジ「でも……」

アスカ「一人にして……」

シンジ「う、うん……ごめん……」



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