の「ドラえも〜ん!!スロットで15万負けたからなんとかして!!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「黒い―――線が視える」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:07:34.01 ID:dljG8/Zk0

の「ドラえも〜ん!!スロットで15万負けたからなんとかして!!」

又、スロットで負けた

26歳になっても無職で毎日スロットに行ってる

中卒で資格も無い僕は当然、職歴すらない

明日から頑張る、彼是8年……

毎日、狸の道具で稼いでスロット三昧だ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:08:52.05 ID:dljG8/Zk0

の「あれ?ドラえも、いや狸は居ないのか」


僕の机の上には、『未来に戻る』と一文のみの書置きがあった。


の「まあ、狸が居なくてもいいか。」


僕にはまだ、スペアポケットがある

押入れの中を探すとスペアポケットの変わりに、使い古した日記が出てきた


の「狸の日記かな、ロボットの癖に思い出なんか書いて生意気だな」


僕は笑いながら日記を開く、日付が古いので4年程前の日記だ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:09:46.48 ID:dljG8/Zk0

『今日はのび太君がドラ焼きを買ってくれた』

『今日はのび太君が鼠を追い払ってくれた』

『今日はのび太君が』

『今日はのび太君が』

…………
………
……



日記には僕のことが沢山書いてあった
何故か目から汗が出た

僕はそっと日記を戻すと、スペアポケットから狸の財布を取り出した

の「12万しか入ってないや。」


十ほど抜き取って戻しておいた

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:10:41.91 ID:dljG8/Zk0

次の日

の「ドラえもーーーん!!パチンコで10万負けちゃた!!どうにかしてぇ!!」

狸の姿が見えない

どうやら昨日から家に帰っていないようだ

の「チッ」

肝心な時にいない狸に腹が立った

押入れを漁る

僕の小さい頃のアルバムが出てきた
二人とも笑顔で移っている

気分が悪くなったのでゴミ箱に投げ捨てた


の「漁っても2万しか出てこないや」


明日は強イベントの日だ
今日の負けをこれで取り戻そう


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:11:42.12 ID:dljG8/Zk0

次の日


ド「のび太君お帰り」

家に帰ると、ロボットなのに何故かやつれた雰囲気の狸が僕を出迎えた


の「ドラえもん、お土産だよ」


今日は勝ったので1発で許してやろう


ド「」


機械の癖に泣くなよ


結局、負けた日と同じように殴ってしまった

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:12:49.80 ID:dljG8/Zk0

次の日

朝起きると、机の上に書置きがあった

『また未来に戻る』

押入れを漁るとスペアポケットが無くなっていた

の「チッ」

代わりに前回よりも新しい日記が出てきた
日付は、2年程前だ

『最近の、のび太君は酷い、道具を酷いことに使う』

『今日も、のび太君が道具を使って犯罪行為をした』

『今日は、のび太君が警察に捕まった、道具の力で無かったことにした』

『今日は流石に道具にロックを掛けた、其れが理由なのか、のび太君が僕を殴った』

『今日はのび太君と会話が無かった』

『今日も会話が無かった』

僕は馬鹿だった
もっと上手にしていれば自由に道具を使えたのに
この日記をゴミ箱に投げ捨て寝ることにした

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:13:50.75 ID:dljG8/Zk0

次の日


の「ドラえもーーーん!!!スロットで7万負けたどうにかしてぇええ!!!」


またしても狸が居なかった。
憂さ晴らしに、狸の押入れを漁る。

またしても日記が出てきたので読むことにする。
日付は今年だ。



『今日も、のび太君が僕を殴る、パチンコで負けたらしい』

『今日は僕の財布の中身が減っている、のび太君は今日も負けたらしい』

『今日はのび太君にお金を貸す、明日は勝てるといいね』

『今日はのび太君がイラついている、昨日は負けたのかな。最近毎日、バットで叩かれる』

『今日はバットが折れた、自分が殴られるバットを買いに行かされる』


日記をゴミ箱に投げ捨て、考えた

僕らの関係はどこから可笑しくなったのだろうか?



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:14:40.22 ID:dljG8/Zk0

次の日


今日もドラえもんは帰ってこない

押入れを漁ると二冊、日記が出てきた


日付は最近の物と半年前のもの


半年前から読もう



『今日はのび太君に貸すお金が無く、罰と称して鼠を食べさせられる』

『今日も貸せなくて、釘バットで叩かれる』

『ドラミから借りたお金を貸す、今日は一回殴られただけですんだ』

『今日は、昨日負けたらしくイラついていた。もうお金がない、道具は全て売ってしまった』

『今日は仕送りの日だ、殴られなくてすむ』

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:15:16.10 ID:dljG8/Zk0

ああ、この頃は本当に勝てなくてドラえもんに酷いことをした

日記の最後のページを捲ると


『あの頃に帰りたい』


ふと脳裏に、二人とも笑っていたあの頃を思い出した。

皆で冒険をしたり、王様になったり、銀河を救ったり。

死ぬ思いをしたけれど最後には皆で笑って、本当に楽しい頃だった。


2冊の日記をゴミ箱に投げ、僕は決意する。


の「僕は明日から真面目になるよ!!また二人で笑えるように頑張る!!!!!」

とりあえず、明日はイベントだから寝ることにした


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:17:03.64 ID:dljG8/Zk0

次の日

ド「おはよう、のび太君」

ドラえもんの声で目が覚めると、不思議な空間に居た
未来の道具でも使われたのか、身体が一切動かず、そのお陰か感覚だけは敏感だ


ド「最近、僕は考えたんだ……」


久しぶりに見るドラえもんの顔は妙に歪で


その手には、見慣れた物が握られている


そう、何代目になるか解らないが僕の鉄バットだ


僕の背筋に冷たいものが走る

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:17:44.25 ID:dljG8/Zk0

ド「最近って言っても本格的には2ヶ月程前なんだけどね」


グシャ

グシャ グシャ グシャ グシャ

何度も、何度も何度も何度も右足だけをドラえもんがバットで殴る

ド「どうして、僕が!!」

グシャ グシャ グシャ グシャ

ド「君の未来を良くする為に来た僕が!!!!」

グシャグシャグシャ

ド「あんなに酷い目に逢うのかなってね!!!!!!!」

グシャグシャグシャ

の「(痛くない、ドラえもんが道具で何かしたのだろうか?)」

グシャグシャグシャ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:18:16.00 ID:dljG8/Zk0

既にミンチ状になり原型を留めていない僕の右足

それなのにドラえもんは執拗にバットを振るい続ける。


ド「ハァハァハァ、そしたらね。急に閃いたんだよ。」


バットが根元から千切れて使い物にならなくなると、四次元ポケットに手を入れた


ド「君は存在しては駄目な人間なんだって、周りを不幸にする人間なんだってね」


変なリモコンと日曜大工で使われるようなドリルを取り出すと、リモコンのボタンを押す


の「」

徐々に右足があった部分が痛み出す

ジワリ、ジワリと


その強くなる痛みに声をあげて叫び出したいが声が出ない

痛い、痛い 痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛痛痛痛痛


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:19:07.51 ID:dljG8/Zk0

ド「痛そうだね……」


ドラえもんがもう一度ボタンを押すとゆっくりとだが痛みが引いていった


ド「でもね、僕の心はもっと痛いんだ。」


ドリルの先端が回り出す


それを左足に押し当て、引き抜き、押し当て、引き抜き、押し当て


それらの痛みが又、僕を襲うと思ったら嘔吐した


ド「汚いな〜君は。でもね、でもね許さないよ僕は」


止めろと念じる僕の思いとは逆に、ドラえもんの手はボタンを押す


の「」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:22:05.28 ID:dljG8/Zk0

痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛

ド「痛いの?ねえ痛いの?」

ドラえもんの機嫌が良さそうな声が、痛みを余計に引き立てた

ド「でもね、君が殺したミイちゃんはもっと苦しんだ」

再びボタンが押される
僕の意識は半分飛んだ状態でまともな思考は出来なくなっていた

ド「のび太君、今日はまだご飯食べてないでしょ?」

ポケットからチューブのが取り出され、僕の口の奥に入れられる



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/28(木) 03:22:48.01 ID:dljG8/Zk0

ド「ほら、お食べ。君のパパとママだよ!!!!」

チューブから強引に出されるドロドロとした物体がパパとママ……

ド「ハハハハハハ」

ド「なんだい、その顔は。ミイちゃんを食べさせられた時、僕も同じ顔をしてたのかな?」

お腹が膨らみ、胃が裂けてもチューブの動きは止まらない

の「(僕はどこで間違えたのだろうか)」

鼻から溢れ出すパパとママが僕の意識を奪った

ド「マダマダダヨ、ノビタクン。シナナケレバ、オイシャサンゴッコカバンデナオシテアゲルカラ」

〜Fin〜



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