船井「でてこいX・・・!」カイジ「Xなんていねぇんだよっ・・!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:コナン「おっちゃん、ちと相談があるんだけどさ」小五郎「あん?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:37:04.13 ID:0/xczp1S0

カイジ「あのときトイレに破棄されたカード・・・」

カイジ「あれだけは電光掲示板に・・・・・・」

X「私がXだ・・・・・!」

カイジ「は・・・・?」

船井「よくぞでてきたな、X・・・・!」

カイジここで致命的なミス・・・・・!!

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:39:01.75 ID:0/xczp1S0

実は遡ること1時間前・・・!!

黒服A『ったく・・・あれだけカードの破棄はダメだっていってるのにトイレに流すやつがいるんだもんな・・・・」

黒服B『おかげで排水溝からカードを探すハメになるし・・・・・」

黒服C『おい、あったぞ・・・・!』

黒服A『どれどれ・・・・・グー1枚にパー2枚か・・・・』

黒服B『おい、電光掲示板からグー1枚パー2枚を引いとけ・・・・!』


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:40:50.75 ID:0/xczp1S0

船井「忘れたんか、カイジ・・・・?」

船井「あの時の利根川の説明を思い出してみろ・・・・・・!!」


利根川『使いきれなかったカードは我々の手でボックスに投入』

利根川『グー・チョキ・パーの枚数に狂いは生じませんのでどうかその点はご安心を・・・・・』

狂いは生じませんので
狂いは生じませんので
狂いは生じませんので


カイジ「あ、あ・・・・あぁ・・・・・っ!!!」

カイジ「だ、だがトイレに流したんだからカウントはされないんじゃ・・・」

船井「あんな電光掲示板いくらでも操作できるわ・・・・・!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:43:54.32 ID:0/xczp1S0

カイジ「あ、あ・・・・あぁ・・・・・っ!!!」

カイジ「だ、だがトイレに流したんだからカウントはされないんじゃ・・・」

船井「あんな電光掲示板いくらでも操作できるわ・・・・・!」

カイジ「そ、それにトイレに流し捨てたんだから電光掲示板をいじろうにもどのカードを操作すればいいのかも・・・・」

船井「あほんだら・・・・!このギャンブルの賭け金は1万2万とはわけが違う・・・!」

船井「船側の人間だって排水溝を調べるくらいのことはするわ・・・・!!」

カイジ「そ、そんな・・・・」ぐにゃ〜

カイジの戦略・・・・破綻・・・・・っ!!

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:45:49.63 ID:0/xczp1S0

安藤「か、カイジさ〜〜〜〜〜〜ん・・・・・!」

古畑「ど、どうすんんの、カイジさん・・・・・!!」

カイジ「おしまいだ・・・・」

安藤「お、おしまいって・・・・?」

カイジ「この状況から星9個は不可能・・・・」

カイジ「俺たちは・・・・おしまいだ・・・・!」

古畑「そ、そんなー・・・・・!!」

安藤「勘弁してくださいよ〜・・・・!!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:47:12.52 ID:0/xczp1S0

船井「それじゃあX・・・お前の星は2つだから約束通り俺と勝負したら星1つを渡そう・・・・」

X「ああ、だがその前に少しトイレに行かせてくれ、生き残りが確定して安心したからすっきりさせたい・・・・・!」

船井「ああ、いいだろう・・・」

X「・・・・・」チラッ

カイジ(ん・・・?いまXがこっちをみた・・・・?)

カイジ「・・・・!!!っ・・・・!!」

その時、カイジにある閃きが・・・・!!

古畑「どうしたんすか、カイジさん・・・・?」

カイジ「トイレに行くぞ・・・・・!」

古畑「へ・・・?なんで・・・・・」

カイジ「いいから早くしろっ・・・・・!!船井がよそ見をしているうちに・・・・・!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:51:20.52 ID:0/xczp1S0

トイレ

X「来たな、カイジ・・・・!」

カイジ「船井の星は9個だ、そしてやつはリピーターだから生き残るには星4つじゃなければならない・・・・・」

X「つまりお前らが得られる星は5つ、というわけか・・・・」

安藤「ちょ、ちょっと・・・・なんの話っすか?」

カイジ「ふふっ・・・・この男、Xは船井に協力したところで得られる星は1つだけ・・・・・」

カイジ「だが、もし俺たちに協力してそれ以上の星を得られるとしたら・・・・・?」

古畑「ど、どういうこと・・・・?」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 19:56:10.58 ID:0/xczp1S0

カイジ「つまり、俺がXからチョキのカード3枚をもらって船井から星5つを手に入れる代わりに俺がXに星二つを渡す」

カイジ「そうすれば俺たちは星9個に至りXも星をより多く手に入れることができる・・・・・」

カイジ「だろ?X・・・・・!!」

X「その通りだ・・・・・」

安藤「そ、そうか・・・・!!その手が・・・・!!」

カイジ「もう時間がない、安藤、古畑!いまからあいこでカードを消耗してこい・・・・・!!」

安藤古畑「は、はい・・・・!!」

カイジ「助かったぜ、X・・・・・!」

X「俺は自分のためにやっただけだ・・・・!」

カイジ「ふっ、それでも・・・さ」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:00:28.86 ID:0/xczp1S0

カイジ「さあ、もう時間がない、チョキ3枚を渡してくれ・・・・・」

X「なあカイジ・・・・・俺はもともと船井から星1つをもらうよりお前から星2つもらうほうが得・・・・そう言ったな・・・・・?」

カイジ「?あ、ああ・・・・そうだが・・・・」

X「だが・・・・お前から星2つもらうより船井から星4つをもらえるとしたら・・・どうなるかな・・・・?」ニヤリ

カイジ「それってどういう・・・・」

ガチャ

カイジ「おい、待て・・・・Xっ・・・・!!」

カイジ「ま、まさか・・・あいつ・・・・!!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:08:29.19 ID:0/xczp1S0

ホール
X「船井、聞け・・・・!!」

X「今から俺と星4つの勝負をしろ・・・・!」

船井「な、何をいってるんや、お前は・・・!!」

X「もしそうしなければ俺はカイジにチョキ3枚を渡してカイジがお前から星5つの勝負で得るうちの2つをもらう・・・・・」

船井「!!っ・・・・・!」

X「言っておくが星2つの勝負でもダメだ・・・・!4つでなければ俺はカイジにカードを渡す・・・・!!」

船井「ぐっ・・・・き、貴様・・・・!!」

X「さあ、どうする?俺と戦って星4つを失うか・・・・カイジと戦って星5つを失うか・・・・・!!」

船井「くっ・・・・・クソがっ!!!!」

X「交渉成立・・・・だな」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:14:31.18 ID:0/xczp1S0

カイジ「そ、そんな・・・・!!」

ここにきてXの裏切り・・・・・!!

船井とXの勝負は決まり船井はXに星を4つ手渡す・・・・・!

船井は星5つ、Xは星6つを得て2階へあがってしまった・・・・・!!

安藤「カイジさん、どうするんっすか・・・・・!!」

古畑「もう対戦相手がいないっすよ・・・・!!」

カイジ「・・・・・・・・・いや」

カイジ「まだ手はある・・・・・!」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:16:23.67 ID:NgIGymxK0

なんでXこんなに賢いのに星二つなんかになったんだよ

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:20:14.31 ID:0/xczp1S0

>>18
本当にXが星二つというのはあくまで自己申告・・・

古畑「で、でももう対戦相手もいないんっすよ・・・!?」

カイジ「安藤、古畑・・・!!今までどんな絶望的な状況にいようが・・・・俺はあきらめなかった・・・・!!」

カイジ「そして、その結果ここまでたどり着くことができたんじゃないか・・・・・!!」

安藤「カイジさん・・・・・!」

カイジ「だから・・・・もう一度俺を信じてくれ・・・・・・」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:23:49.05 ID:0/xczp1S0

古畑「カイジさん・・・・・」

安藤「カイジさん・・・・わかりました・・・・俺、カイジさんを信じます・・・・!」

カイジ「ただ、もう時間がない・・・・」

カイジ「説明をしている時間はないから俺の言うとおりにしてくれ・・・・・」

カイジ「まず、お前たちのもっている星をひとつずつ俺の貸してくれ」

古畑「はいっ・・・・!」ベリベリ

安藤「わかりました・・・・!」ベリベリ

カイジ「よし、この星を胸につけて・・・・っと」ペタペタ

カイジ2階へ・・・・・!!

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/20(水) 20:25:33.98 ID:0/xczp1S0

こうして狂気と策略に満ちた4時間余りが終了した・・・・

安藤と古畑の血によって・・・・・!!!

おわり



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