涼宮ハルヒの排球


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「長門さん。無理なお願いをしてみてもいいですか」

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1 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2012/04/30(月) 10:19:03.86 ID:DhGZCY960

創作発表板に完投済みの作品を再投下します。
なんか予想以上に過疎だったので。
もう少し反応が欲しい気がしたので。

なお創発板には再投下の告知を済ませています。

名前欄の「創る名無しに見る名無し」は
創発板の名無号です。

前投下先
2チャンネル_創作発表板_二次創作総合スレ
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1282482997/l50

この作品は全19レス、それを6・7・6の3回で投下します。
インターバルは1時間以上。
再投下なので一気に投下できるのですが、みなさんの反応も少し見たいので。

2 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2012/04/30(月) 10:19:51.71 ID:DhGZCY960

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
1-0

阪中「やっぱり涼宮さんはすごいね。道理で全部の運動部から勧誘されるわけだ」

ハルヒ「あたしにかかればこんなもんよ。キョンと一緒にしないで」

ハルヒ(いきなり何をやってるのかって?)

ハルヒ(球技大会に決まってるでしょ)

ハルヒ(『排球』ていうのはバレーボールのことよ)

ハルヒ(あたしの勇姿をキョンに見せてやるんだから!)

ハルヒ(…あ、キョンは今サッカーやってるんだっけ。古泉君のとこと)

ハルヒ(まあいいわ。2回戦は見に来なさい。どうせすぐ負けるんでしょうから)

ハルヒ(みくるちゃんは隣のコートで試合中だし)

ハルヒ(有希は相手チームに…)

ピーッ
1-1

阪中「何ボーッとしてるの!」

3 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2012/04/30(月) 10:20:23.57 ID:DhGZCY960

ハルヒ「…始まってたの?」

阪中「当たり前でしょ!どうせキョンとか朝比奈さんとかのことでも考えてたんでしょ」

ハルヒ「よくわかったわね」

阪中「あんたが考えることはそれぐらいしかないのよ」

阪中「ほら、次」

長門:パシッ

ハルヒ(やっぱり有希のサーブは速い…でもあたしなら取れる)

ハルヒ「よし取った!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
2-1

阪中「長門さんってあんな球打てるんだ…。本読んでるイメージしかなかったから」

ハルヒ「あんた、有希をなんだと思ってたの」

阪中「いや、文芸部だし読書好きなのかな、くらいにしか…」

ハルヒ「その考え改めた方がいいわよ。ああ見えてスポーツ万能だから」

4 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 10:21:11.50 ID:DhGZCY960

阪中「そうなの?」

ハルヒ「いいから早くサーブ打ちなさい」

阪中「あ、次のサーブあたしか」

阪中:パシッ

ピーッ
3-1

ハルヒ「こんなヘボサーブも取れないなんて、有希以外はザコね」

阪中「ヘボサーブって何よ」


ハルヒ(ちょっと長いから省略させてもらうわね)


阪中:パシッ

ピーッ
10-1

ハルヒ「まったくいつになったらサーブ取れるのよ」

阪中「あたしもこんなに続くとは思ってなかったわよ」

5 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 10:21:38.35 ID:DhGZCY960

ハルヒ「この調子であと5点取っちゃいなさい」

阪中「わかってるよ」

阪中:パシッ

ピーッ(アウト)
10-2

ハルヒ「…」

阪中「ごめん」

ハルヒ(今のは入ったと思ったんだけど…)

ハルヒ「まあいいわ。次で取り返しましょう」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(この速さなら余裕で取れる…あれっ?)

ピーッ
10-3

阪中「涼宮さん?」

ハルヒ「ボールが手元で急に曲がったのよ…まさか有希がスライダー打てたなんて…」

阪中「サーブ打ったの長門さんじゃないわよ」

6 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 10:22:15.78 ID:DhGZCY960

ハルヒ「えっ?阪中のサーブ取れないやつがスライダー打ったの?」

阪中「バレーにスライダーなんか無い」

ハルヒ「それもそうよね…とにかく次は取るわよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(やっぱり有希じゃないから余裕で取れ…えっ?)

ハルヒ(…今度はフォークボール?)

ハルヒ(でも何とか取れそう)

ハルヒ「よし取った!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
11-3

ハルヒ「2回続けて変化球なんて、いい度胸してるじゃない」

阪中「今度は何が来たの」

ハルヒ「フォークボール」

阪中「来るわけないでしょ、フォークボールなんて。さっさと4点取って終わらせるよ」

7 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 10:22:43.02 ID:DhGZCY960

ハルヒ(さっきから有希が何か小声で言ってるような…気のせいかな?)

ハルヒ「まあいいわ。さっさと4点取って終わらせましょう」

サーバー:パシッ

ピーッ(アウト)
11-4

ハルヒ(アウト…?)

ハルヒ(絶対入ったわよ、今のサーブ)

ハルヒ(今日は何かがおかしい)

ハルヒ(まるで誰かが5組を勝たせまいとしているような…)

阪中「何ボーっとしてるの」

ハルヒ「阪中、宇宙人っていると…」

阪中「いるわけないでしょ。今は試合のことだけ考えてればいいの」

10 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:52:10.80 ID:DhGZCY960

阪中「ほら、次来るよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(今度はどんな球が…)

ハルヒ(あれ?直球?なら楽勝よ)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ(オーバーネット)
11-5

*オーバーネット…相手コートに入っている球を打つ反則

ハルヒ「そんな反則あったの?」

阪中「ごめんね。あたしのトスが下手だったから…」

ハルヒ「違うわ」

阪中「違う?じゃあ何だっていうの?」

ハルヒ「相手チームに宇宙人が…」

阪中「いい加減にして!宇宙人なんているわけないでしょ!」

11 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:52:41.45 ID:DhGZCY960

阪中「大体あんたはオカルトを信じすぎなのよ」

阪中「SOS団だっけ?あんたが立ち上げた同好会みたいなやつ」

阪中「あれだってオカルト好きの集まりなんでしょ」

ハルヒ「違う。あれはオカルト好きの集まりなんかじゃない」

阪中「じゃあ何だっていうのよ」

ハルヒ「そもそも宇宙人はオカルトじゃない」

阪中「あんたどんだけ…」

主審「5組、早く準備して。次やったら不当な遅延行為で反則にするぞ」

阪中「…ごめんなさい」

ハルヒ「もうやりません」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(直球なら余裕で取れる)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ(ネット越えてる。これは打たない方がいいわね)

ピーッ
12-5

12 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:53:08.78 ID:DhGZCY960

ハルヒ「作戦成功!」

阪中「あと3点か」

ハルヒ「3点ぐらいさっさと取っちゃいましょう」

阪中「さっきみたいなトスはもう上げないから」

ハルヒ「いや、それは宇宙人が…」

阪中「あんたはいつまでそれを言うつもりなの?」

サーバー:パシッ

ピーッ(アウト)
6-12

ハルヒ(どうして5組のサーブはいつも入らないんだろう)

ハルヒ(阪中のサーブしか入ってない…)

阪中「6点差か。逆転できない点差じゃないと思うんだけど…」

ハルヒ「なに自信なくしてんの?絶対に逆転するわよ」

ハルヒ「いい?何が何でも勝つの。勝負っていうのはそういうものなのよ」

13 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:53:45.66 ID:DhGZCY960

ハルヒ「とにかく次、絶対決めるわよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(これなら確実に取れる)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!…あっ」

ピーッ
6-13

阪中「ごめんなさい、空振りして…」

ハルヒ「しょうがないよ、そのくらい誰にでも…」

ハルヒ「…あれ?」

阪中「どうしたの?」

ハルヒ「何かものすごい違和感が…」

阪中「違和感?どんな?」

ハルヒ「自分でもよくわかんないんだけど…」

ハルヒ「まあいいわ。これで7点差、相手はあと2点」

ハルヒ「とにかく逆転しないと…」

14 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:54:15.54 ID:DhGZCY960

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(左に外れてる。これは確実にアウトね)

ピーッ
6-14

ハルヒ「えっ?今の入った?アウトだったでしょ」

阪中「入ってたよ」

ハルヒ「だってかなり外れてたはずよ。得点板に当たる寸前まで…」

ハルヒ「…得点板?」

ハルヒ(6-14)

ハルヒ(確か阪中のサーブで8点くらい取ったはずなんだけど…)

ハルヒ(そのあとスライダーとかオーバーネットとか色々あったけど)

ハルヒ(トータルで12点くらいは取ってたはずよ)

阪中「とにかくマッチポイントだから」

阪中「8点連続でとらないと負けるよ」

阪中「…聞いてる?」

ハルヒ「阪中、相手はマッチポイントじゃないわよ」

ハルヒ「本当の点数は、12-8」

15 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:54:46.38 ID:DhGZCY960

阪中「何言ってるの?」

ハルヒ「阪中、思い出して」

ハルヒ「さっきあんたのトスがネットを越えてそのまま1点入ったわね」

ハルヒ「その時あんた、あと何点って言った?」

阪中「3点って言ったよ。相手に3点取られたら負けだから」

ハルヒ「それは違うわ。こっちが3点取ったら勝ちだったのよ」

阪中「えっ?」

ハルヒ「つまり12-5で5組が勝ってたのよ」

ハルヒ「その次のサーブから、点数が逆になってるってこと」

ハルヒ「これは間違いなく宇宙人の仕業ね」

ハルヒ「誰なの、あたしたちを勝たせまいとする宇宙人は」

ハルヒ「そっちのチームにいるのはわかってるのよ。出てきなさい!」

16 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 11:55:13.60 ID:DhGZCY960

ピーッ(不当な遅延行為)
6-15
試合終了

ハルヒ「…」

阪中「あんたのせいで負けたんだからね!」

阪中「あんたが点数が逆とかいうから!」

阪中「しまいには何?宇宙人の仕業?」

阪中「宇宙人なんているわけないでしょ!」

阪中「大体あんたはオカルト…」

長門「涼宮ハルヒ。話がある」

ハルヒ「有希?」

阪中「長門さん、話なら手短にお願い。まだコイツに言い足りないことがあるから」

長門「宇宙人の話?」

阪中「他に何があるのよ」

長門「それならあなたも聞いてほしい」

22 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:54:40.13 ID:DhGZCY960

長門「単刀直入に言う。宇宙人はわたし」

長門「わたしはこの銀河を統括する情報統合思念体によって造られた

   対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

長門「わたしは宇宙のすべての情報を管理し操作することができる」

長門「その能力を利用して得点情報を操作した」

ハルヒ「やっぱり有希だったのね!小声で何か言ってたからそうかと思ってたんだけど」

長門「わたしはボールの持つ軌道情報も操作できる」

ハルヒ「…つまりサーブが全然入らなかったのは?」

長門「わたしが軌道情報を操作した」

ハルヒ「さっきのスライダーも?」

長門「同じ」

阪中「ちょっと待って、一回整理させて」

阪中「要するに、あんたは宇宙人で、あらゆる情報を操作できる、ってこと?」

長門「その認識で間違いない」

阪中「そんなわけないでしょ。たまたま入らなかっただけに決まってるでしょ!」

長門「嘘だと思う?」

阪中「当たり前でしょ」

23 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:55:08.07 ID:DhGZCY960

長門「それなら証拠を見せる。このボールを真上に投げて」

阪中「こういうこと?」

長門「レシーブできる?」

阪中「そんなのできるに決まって…えっ?」

阪中「ボールが手元で急に…」

長門「スライダーを再現した」

長門「これで信じられる?」

阪中「…」

阪中「こんなの見せられたら誰でも…」

ハルヒ「有希、一つだけ教えて」

長門「何」

ハルヒ「何でこんなことをしたの?」

長門「してはいけないのはわかっていた」

長門「フェアプレーの精神に反することはわかっていた」

ハルヒ「じゃあ何で…」

24 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:55:34.55 ID:DhGZCY960

長門「勝ちたかった」

ハルヒ「え?」

長門「わたしは涼宮ハルヒに勝ちたかった」

長門「わたしとあなたは体力が均衡している」

長門「ゆえにわたしはあなたに対し少なからずライバル意識を持っていた」

長門「今日の球技大会はあなたと体力で勝負できる数少ない機会」

長門「わたしはあなたと決着をつけたかった」

長門「そしてできることなら勝ちたかった」

長門「そう思ったわたしが取った行動が」

ハルヒ「スライダーだったり、オーバーネットだったり」

阪中「得点を逆にしたり、って訳か」

長門「そう」

阪中「それでいいの?」

長門「どういうこと?」

阪中「そんなインチキして、勝ったって言える?」

阪中「『わたしは涼宮ハルヒに勝った』って堂々と言える?」

長門「…絶対に言えない」

25 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:56:02.31 ID:DhGZCY960

阪中「どうするの、長門さん」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「何?」

長門「わたしは不正をした。その時点で私の負け」

長門「わたしにはフェアプレーの精神がなかった」

長門「涼宮ハルヒ、ごめんなさい」

ハルヒ「有希…」

阪中「長門さん、涼宮さんはその程度じゃ…」

ハルヒ「…謝ってくれたからそれでいいわ」

阪中「本当に?」

ハルヒ「ほんとは今度奢ってもらおうかと思ってたんだけど」

ハルヒ「やっぱりなしでいいわ」

長門「…」

ハルヒ「それじゃ、男子の試合見てくるから」

長門「ちょっと待って」

26 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:56:29.75 ID:DhGZCY960

ハルヒ「何よ」

阪中「あたしも男子の試合見たいんだけど。負けたんだし」

長門「あなたたちは負けていない。情報操作がなければ15-1で1年5組が勝っていた」

ハルヒ「それは情報操作がなければの話でしょ?」

長門「最後に一つだけ情報操作をさせてほしい」

阪中「あんた、あれだけインチキをしといてまだやる気なの?」

長門「これは不正をしてしまったからこそ。せめてもの償い」

ハルヒ「あんた、何をする気…」

主審「第1コート、2回戦、1年5組対3年1組の試合を行います」

ハルヒ「えっ?」

主審「両チームの選手は集合してください」

ハルヒ「…有希、一体何をしたの?」

長門「この試合は、15-1で1年5組の勝ち」

阪中「長門さん、あんたは全てをなかったことにするつもりなの?」

ハルヒ「ありがとう、有希。あんたの分まで頑張るから」

阪中「涼宮さん?」

ハルヒ「いいのよ、これで。償いをしようという気持ちが大事なのよ」

27 名前:創る名無しに見る名無し[saga] 投稿日:2012/04/30(月) 15:57:02.10 ID:DhGZCY960

ハルヒ「有希」

長門「何」

ハルヒ「あたしたちの決着はまだついてないからね」

ハルヒ「来年決着をつけましょう。そのときはインチキはなしで」

長門「もちろん」


以上

28 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:2012/04/30(月) 15:58:32.22 ID:DhGZCY960

以上で終了です。
感想を待つだけの根気がないので
すぐにHTML化の依頼を出します



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