ピカチュウ「しにたい。」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「僕のが嫌いだよ!」アスカ「わたしのが嫌い!!」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 07:20:20.52 ID:j3kaBDZR0

サトシ「いけ!ピカチュウ!!!」

ピカ「はぁ・・・」

サトシ「え・・・?ピ・・・ピカチュウ?」

ピカ「もうやめませんか?」

みたいな

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/05(木) 07:42:19.46 ID:+MdyuTZt0

サトシ「もうやめる?何を言ってるんだ!今はバトルの最中だぞ!」

ピカチュウ「バトル?相手は岩タイプですよ?なんで私を出すんですか?水タイプのポケモンいますよね?」

サトシ「いや・・・俺はお前の事を・・・」

ピカチュウ「ポケモンマスターを目指す人間が相性すら考えないでバトルしてどうするんですか?もうウンザリですよ」

サトシ「えっ・・・」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 07:48:14.25 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「確かにアイアンテールは覚えてますよ?確かにね。だけど私である必要はあるんですか?」

サトシ「お前は今までずっと一緒に冒険してきた大事な家族なんだ・・・!だから・・・」

ピカチュウ「その大事な家族を必要の無い場面でタイプ相性も悪いのに出すんですか?私にそんなに苦労させたいのですか?」

サトシ「」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 07:55:25.34 ID:+MdyuTZt0

サトシ「良いからアイアンテールだ!!話すならアイツを倒してからにしようぜ・・・!?」

ピカチュウ「解りましたよ。やればいいんでしょやれば?」
ベキッバキッ
ピカチュウ「はい、終わりましたよ?私だから良いものの。これが他の電気タイプのポケモンだったら・・・」
ピカチュウ「・・・まぁいいでしょう。というより、まず戦い方をどうにかしましょう?とりあえず突っ込めば良い。力任せ。そんな戦い方がずっと通用するとでも?」

サトシ「」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:01:04.60 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「…で、結局相手3匹とも私だけで倒してしまいましたと。どうなってるんでしょうね・・・一体」

ピカチュウ「相手は岩や地面タイプが主体ですよ?でしたらミジュマルでもいいのでは?」

ピカチュウ「理由が述べられるのですか?どうして私である必要があるのでしょう?貴方みたいなトレーナーが主人で私は悲しいです」

サトシ「」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:03:20.78 ID:+MdyuTZt0

サトシ「と、とにかく倒せたからいいだろ!?勝てば結果オーライさ!!」

ピカチュウ「結果オーライ・・・?このままですとミジュマルが稼げたはずの経験値が稼げず。パーティのバランス崩壊につながります」

ピカチュウ「何より、このような戦い方をするのであればミジュマルを捕まえる必要はあったのですか?ミジュマルが可哀想です」

サトシ「…」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:11:05.63 ID:+MdyuTZt0

サトシ「でもミジュマルは失敗が多いししかたn・・・」

ピカチュウ「あ?」

サトシ「ビクッ」

ピカチュウ「そうやって経験を詰ませないからそうなっているんですよね?まずバトルに出さないならそのポケモンの存在意義はなんなんでしょうか?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:13:32.50 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「私が仮に絶対に勝てる保険だとしますよ?ならば3本勝負なら先にミジュマルを出しても良かったですよね?」

ピカチュウ「3本勝負なのに私だけがストレート勝ちしてどうするんですか?俺って強いわー。まじ強いわー。とか言いたいんですか?」

ピカチュウ「そんな事なら私は二度とバトルに出さないで下さい。頭も使わない上に力押しの為だけの存在なんて御免蒙ります」

サトシ「」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:16:48.83 ID:+MdyuTZt0

サトシ「と、とりあえずポケモンセンター行こう。な?」

ピカチュウ「はぁ・・・」


―――10分後―――


女医さん「申し訳御座いません。最近の地震の影響で設備の更新が滞っておりまして・・・モンスターボール内のみの治療しかできないんです・・・」

サトシ「頼むよ。ピカチュウ。ボールに入ってくれ」

ピカチュウ「お断りします」

サトシ「」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:19:25.03 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「まず。私を先ほどの戦闘に出さなければここで回復する必要も無かった。そうですよね?」

ピカチュウ「でしたら。私は先ほどの事も話は終わっておりませんし、腑に落ちません」

ピカチュウ「貴方の選択ミスである以上は、それ相応の事をして頂けない事には、そのご相談は受理し兼ねます」

サトシ「しにたい。」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:27:09.20 ID:+MdyuTZt0

サトシ「解ったよピカチュウ・・・なら何をすれば言う事をきいてくれるんだ」

ピカチュウ「やっと素直になりましたね。初めからそうしていれば良かったんです。そうすれば私は話の為に時間を浪費せずに済みましたし」

ピカチュウ「・・・そう考えると今までの時間が勿体無く思えてきました。全く・・・貴方ときたらいつも人やポケモンの話をきかないで自分の考えだけで動いています」

ピカチュウ「率先力というものは大事なものではありますが、話をきく。というものもとても大事なものです。ですから貴方はトレーナーやジムリーダーに負けてから改善を始めるのですよ・・・ガミガミ」

サトシ「わわ、解ったからもういいって!」

女医さん「あの・・・後ろが詰まっておりますので・・・」

サトシ「あ、はい・・・」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:33:37.72 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「ほら見なさい。貴方の行いが故にこんな大人数に迷惑を掛けている。恥ずかしいと思いませんか?」

サトシ「いや・・・」

ピカチュウ「いや・・・じゃないです。いいですか?話をきく時は止まってきいて下さい。歩きながらとか失礼じゃありませんか?」

サトシ「はい・・・」

ピカチュウ「よろしい。そういえば、もういいってなんでしょうか?今話をきく事が大事だと言ったばかりですよね?本当に真面目にきいておられるのでしょうか・・・」

サトシ「はぁ・・・」

ピカチュウ「はぁ。じゃないでしょう。はい。じゃないですか?貴方ときたら・・・。それより何ぼーっと突っ立っておられるんですか?後ろの方々に迷惑だとお気づきなのでは?」

サトシ「」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:38:13.61 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「全く・・・困ったらすぐ黙る。貴方はまともに話すらできないのでしょうか?」

サトシ「いや・・・とにかくここは邪魔になるから。どこか他の所に・・・」

ピカチュウ「じゃあ歩けば良いじゃないですか。なぜ立ち止まっておられるのです?」

サトシ「」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:41:46.56 ID:+MdyuTZt0

スタスタスタスタ

ピカチュウ「ふむ・・・ここなら邪魔になりませんね。宜しいでしょう」

ピカチュウ「話を戻しますが。とにかく貴方は常に考えが足りて・・・」

サトシ「解りました!解りましたよ!とにかく何を俺にして欲しいのか教えてくれよ!」

ピカチュウ「はぁ・・・そうですか・・・解りました」

ピカチュウ「まず。貴方に対しての要求ですが。私をポケモンセンターで治療して下さい」

サトシ「!?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:48:32.26 ID:+MdyuTZt0

サトシ「どうやったらモンスターボールに入ってくれるかって話してたんだろ!?本末転倒じゃないか!」

ピカチュウ「どうやったらモンスターボールに入るか。つまり治療をしてくれれば入る。しかしできない」

ピカチュウ「この意味が貴方に解りますか?いえ・・・貴方なら解らないでしょうね・・・」

サトシ「しにたい・・・」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:51:07.62 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「その大きな脳ミソを役立てていない貴方に特別に教えて差し上げましょう」

ピカチュウ「つまり、私を治療したければ他の街のポケモンセンターに通うか。或いは私を治療する事を諦めるか」

ピカチュウ「貴方の心意気。決意を試しているのです。わかりますか?」

サトシ「」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:51:41.38 ID:d5CbwWqq0

つ きずぐすり

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 08:55:43.64 ID:+MdyuTZt0

>>43
問題はピカチュウの体力よりPP

ピカチュウ「さて、駄目なら私はまともに技も使えませんし、メンバーから外さざる負えませんね?」

ピカチュウ「あ、でもよく考えれば前の街には船の都合で帰れませんでしたねぇ・・・つまり次の街に行くしかない訳ですか?」

ピカチュウ「あらあらどうしましょう。どうにせよ私をメンバーから外して次の街を目指さないといけませんね?」

サトシ「しにたい。」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 09:03:50.61 ID:+MdyuTZt0

サトシ「解ったよ…。ピカチュウお前だけを使ってバトルをするのはもうしない。だから頼む。ボールに入ってくれ」

ピカチュウ「相変わらず頼りにならない方ですねぇ・・・仕方がないですね。解りましたその条件で入りましょう」

サトシ「よし・・・!そうときたら・・・」

ピカチュウ「あ?」
サトシ「有難う御座います」

ピカチュウ「よろしい」

サトシ「」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 09:04:04.89 ID:xZsLWYTU0

スワンナに負けたくせに偉そうなピカチュウだな

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 09:07:53.58 ID:+MdyuTZt0

>>50
ピカチュウはその戦闘もゴリ押しと言う事でお気に召しておられないご様子

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 09:16:55.90 ID:+MdyuTZt0

テンテンテレテン

女医さん「お連れのポケモンはすべて治療が終わりました。またの御利用をお待ちしております」

サトシ「お世話になりました」

サトシ「・・・(このままボールに入れとくのも・・・いや・・・)」

サトシ「出ろ!ピカチュウ」
ポカンッ
ピカチュウ「ふぅ・・・やはりボールの中は苦手ですね。息苦しくて仕方がありません」

サトシ「どうもアリガトウゴザイマシタ」

ピカチュウ「ふむ・・・何か腑に落ちない所もありますが良いでしょう」

サトシ「(ホッ)」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/05(木) 09:29:03.10 ID:+MdyuTZt0

ピカチュウ「さて、それではこれからの目的を定めましょう。次の街に向かうだけでは単純です」

サトシ「そうだな・・・とにかくバトルで勝つ・・・?」

ピカチュウ「だから貴方は駄目なのですよ。そんな事だから私がドリュウズに負けたりするのですよ・・・?」

ピカチュウ「まずは自らの戦い方を考えましょう。相性等の問題を通り越して、貴方のバトルは戦略性に欠けます」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/05(木) 09:31:37.69 ID:+MdyuTZt0

悪いが急用入った。引継ぎしたい奴が居たら宜しく



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